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2017年11月21日

【作品紹介】気になるLDDたち 薬師山様阪神国道線「金魚鉢」/yamatai様EC40とピフ、都営新宿線

 先のエース君のC55流線型はあまりに大物過ぎましたが、LDDで見逃せないモノいくつか有りますので、まとめて記事にしましょう。



 薬師山様が、拙作の札幌市電に刺激されて(ありがとうございます!)デザインされたという、阪神国道線71形電車(1936-1975)。
 窓の大きなモダンの極みな流線型電車。愛称は「金魚鉢」。何が凄いかというとこれが特殊な電車ではなくて、増備の91形201形も含めて阪神の軌道線のほぼ主力車だったことでした。
 75年の廃線時に他都市譲渡されなかったのが惜しまれますが、3両保存車あり。

 関山も札幌市電の流れで造ってみたいなぁと思ってたところでのこのLDDでしたので軽くショックです(笑)。

 薬師山様のLDD、二軸アレンジで床面下げ。その中で逆組等のトリッキーは避けて、恰も製品になりそうな(キット化できそうな?)雰囲気を目指されておりますね。これ、自分にはできないデザインです。

 スマートでスッキリ、これもまた「金魚鉢」の印象でありました(而して古い電車らしいごっちゃな感じも持たせてる。センスの良さ)。
 そして無理のない組み方は安心感もあります。適度に抑えたサイズと解像度は走らせる環境も選ばないことでしょう。実現が楽しみです。
(……関山が先に作っちゃいますよ?)


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 yamatai様のEC40形(10000形)電気機関車と歯車緩急車ピフ。
 言うまでもなく国鉄初の電気機関車であり、碓氷峠用のアプト式です。

 この題材、関山も嘗て京福電鉄テキ512として造ったことがあります(現存)。
 こうしてみると、8年ほどの差異は大きいと痛感させられます。10000形として原型極めるか、はたまた最終的な姿(京福福井支社)をリメイクするか。

 yamatai様の構想では、ピフにモータ組み込みとのことです。全長12ポッチだとPFギリギリかも。はたまたピフをバッテリーテンダーにして、EC40を動かす手もあるんじゃないかしら? 余談ですが、ピフの足回りも一筋縄じゃいかないシロモノですよ?
 
 閑話休題。
 EC40は窓の丸みなどは割愛しているものの、窓配置が正確ですね。さて、どっちを取ったものか。
 ピフは良い感じで古典的マッチ箱客車のモデルにもなっています。明治期古典列車も極めると楽しそうなのですよね。古典機が当たり前、ぞくそくする世界ではあります。


 おまけで失礼。同じく碓氷峠の守り人。EF63。
 全長を27ポッチでデザインというミスを犯してしまったそうで、このままだとB-B-Bの足回りが収まらない……ようです。無論動力なしにして、489系や189系、はたまたEF62に引っ張ってもらうという戦略もあり得る機種ですが。

 しかし、全長を伸ばそうとすると破綻しそうな精細すぎる側面です。
 これ、自分もどうやって全長伸ばしたら良いか考えまくりましたけど、答えが出てこないんですよ! yamatai様の名答に期待をかけましょう……。

 あと蛇足。碓氷峠のラック式蒸機(EC40以前)もまた一癖も二癖もある機関車たちでしたあれはあれで魅力有りすぎます。あぁ碓氷峠の歴代がレゴで並ぶ日もそれほど遠くないのかもしれませんね(さらっと新幹線E2が抜けてますけど)。


 都営新宿線10-000形。4段分の横組で、あの個性的だった顔を表現です。
 10-000形は試作車(1971)から1997年まで製造された凄い形式。後継の10-300形も混成混結しているのでかなりわけのわからないことになっていますが、この顔が一番都営新宿線らしいものでありました。

 古典的ステンレス車らしいコルゲート、幕板部にも入っているのが嬉しい。


 10系(荒っぽく言えば)の最終形10-300形も(2005年頃)。なんかものすご〜く世代差のある並びですが混結されてたそうな。地下鉄電車は案外長期増備される傾向あるので営団(東京メトロ)や他都市でも類似例はありますが。

 10-300の方は、前面5幅にして額縁をタイルで表現。小顔感が実にスマート! 前面下部の微妙な丸みも良い感じだと思うのです。

 LDDは原則記事にしない方針ですけども(際限がないので)、見逃せない作品は抑えませんと……。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】エース君のC55 流線型! 無理なき美しきストリームロコ。(LDD)

 現状LDDです。実制作予定はパーツの都合で難しいとのこと(現在のC57とC62を維持されたいとのことで。それは納得!)。
 でも、皆の参考になりそうですので記事にする次第です。

 C55形は1935年から製造された旅客列車用蒸気機関車で62両が製造されたもの。うち1936年製の20-40の21両は流線型で製造されました。
 本線特急用というよりは亜幹線急行用のC55を流線型にしたのは不明ですが、でも21両(C53 43も含めて22両)の流線型蒸機が存在して、線路を選ばぬこのクラスであったこともあって全国各地で活躍したのは愉快な話です。
 スタイルでの賛否は割れますが、やはり格好の良いものでした。
 ただ使い勝手では最悪だったようです。この辺は世界各国の流線型蒸機に共通の問題でありますけども。

 戦後1950年ころに流線型カバーを完全撤去で標準型になりましたが、一部キャブ屋根などに面影を残す「流改形」に。これはこれでファンも多い形態ですよね。


 7幅で、公式大動輪使用。エンジンドライブです。
 LDDで此処まで図を引かれるというのも見事なものですね。

 というか、嘗てはレゴ的に不可能と思われた題材の一つでも有りますし。でもまぁLNER A4とかコロネーションが作られてる昨今の流れ的に必然かもしれません?

 カーブスロープ・ブロック中心のかっちりした造形で、流線型と、低部デフレクタを構成しています。丸いラインが美しい。
 上部デフレクタはここだけポッチだしで、良いアクセントになっていましょう。煙室扉の丸は割愛ですが、この題材だと気になりません。煙室扉ハンドルは最初期の埋込み型ですね。

 全体に、実制作上の無理も無さそうです。


 斜め上から。7幅ゆえの缶胴とランボードのバランスです。
 キャブ妻窓は割愛ですが、表現しようとしたらウェッジプレートなどで表面ポッチになってしまうので致し方ないですね。


 サイドビュウ。動輪周りは若干余裕ありますので、BBB-XL化も可能かもしれません?
 動輪上部はL形パネル逆転で避けています。拙作のドイツ連邦鉄道10形(DB BR10)と同じやり方です。
 流線型カバー故に、サイドロッドのみでメインロッドは省略です。こればかりは正しい割り切りでしょう。

 現状で気になるのは炭水車のスカートが割愛されていること。何らかの表現があるとより美しくなるでしょうか。あと、キャブ窓と炭水車窓は飛行機窓のほうがアクセントになりそうです。キャブ手すりもキャブ周りの単調さを補う意味であるといいかもと思いました。


 L形のサイドカバーの取り付け方法 クリップでの上下逆転です。ただ、左右を一体にしておけばはめ込むだけでこの手の逆転分は保持できたりしますが。

 エンジンドライブゆえのモータ位置もわかります。


 バックビュウ。テンダの後ろ側もユニークな姿なのでした。屋根の薄さが再現できてたり、或いは屋根開閉も再現できてると更に良いですかも?

 こんな機関車の後ろに続くのは……流線型とは程遠い丸屋根のスハ32やオハ35……は未だ良い方でダブルルーフ車木造車雑形車。それはそれで楽しい姿であったでしょう。涎じゅるり……。

 無論、時代考証にとらわれずに楽しんでも良い機関車だと思います。
 動態保存機が残ってたらさぞかし人気者になったことでしょうし。


 このアングルいいですよね。

 何年前かの不可能が可能になってしまうこの界隈です。
 きっと、実制作がなされるものと信じています。
(関山が造っちゃうのもありと言えば有りですけども(笑))
 
posted by 関山 at 23:30| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月20日

【作品紹介】キベルネ様の上路式ガーダー橋。全長320ポッチ。更に……!

上路式のガーダー橋は最もポピュラーな鉄橋です。
 そして、橋上に邪魔なものもないので、最も撮影して様になる橋梁でもあります。これは実物でも模型でも同じことですよね。



 キベルネ様が大量の5x6パネルと、2x12プレートを使って制作されてきました。
 なんと全長320ポッチ分。直線レールにして20本分です。

 シンプルな作りですが、その構造美を伝えておりましょう。


 橋脚。これもシンプルな作りながら、丸みが良い。
 そして水量計。これがあるだけで橋脚がぐっと精細に見えてきます。

 脚と桁を合わせて19ポッチ位?
 ちなみに関山がよくイベントで多用する高架橋は15ポッチ高さです。
(あれはミニマムなものであり、もっと高く造っても良いのは言うまでもありません)


 水量計をアップで。


 桁1本あたりレール5本で作られている? それが4本。レール20本分。
 長い単線架橋も魅力的なのですけど(そこに走らせる長大編成)、個人的にはレール10本分の複線使用であったり、この写真のようなレール5本分で複々線という使用も良さげに思えます(凄く都会な雰囲気! 阪急の梅田〜十三とか思い出しちゃいました)。
 この辺が自由なのは桁橋のメリットでもあります。


 このアングル、堪りませんね!

 パネルの質感がすごく良い味を出しています。
 余談ですが、海外調達だと意外と安いんですよ? 皆さん大量調達には是非ともカンザンブリック、ご利用ください(宣伝)。


 待避所も見逃せません。


 原案。殆ど変更はない模様です。

 将来的には曲線ガーダーも検討されているとか? 飯田線の「渡らず鉄橋」であるとか、高山本線の諸鉄橋群が思い出されるところです。
 クモハ52等の旧型国電や、キハ85などの高山線特急など凄く似合いそうじゃありませんか? 前者なら架線柱立てると絵になることでしょう。

 さらに。発展案も。


 嘗ての余部のごとき、トレッスル橋。谷を一跨ぎ。
 日本では失われてしまいましたが、アメリカにはこの種の橋梁、現役のものがたくさんあります。

 これは通常ブロック案です。流石にパーツ消費が膨大とのことで見送りの模様。


 トレッスル橋。テクニックアーム案。
 こちらのほうが強度・コストでは有利とのこと。然しそれ以前にルックスも優れておりましょう。高さ70cmとのことで、平均的な会議室テーブル等に等しいのですね。

 こちらも実現、楽しみにしております。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】サニー様の近鉄作品は、丸っこい800系平妻車風味?


 テスト制作に近い作品のようですけども、いろいろ捨てがたい味を持っておりますので記事にする次第です。というか、個人的に近鉄800系が大好きですので……。

 800系は1955年に導入された近鉄初の量産高性能車。瑞西仕込みの軽量構造で丸っこいボディが印象的なもの。上から下まで全てが当時として最先端の電車です。基本は湘南顔の4両固定編成でしたが、1986-89年ころに支線転用などで一部が2両編成化。平妻の運転台を増設したり。
 ク703(標準軌)、ク781(狭軌)、ク782(狭軌)の3両に見られた形状です。



 実物写真。Wikipediaより。 1950年代生まれの古風な丸っこいボディに、80年代的な真四角顔のアンバランスが何とも鮮烈でした。古臭く見えそうな電車に、最大限モダンな顔をくっつけたら不思議なスタイルになってしまった感。そのうえ、後日現行の赤白ツートンカラーに改められ更にゲテモノ感が増す……。

 小型車かつ非冷房であったことから93年までに廃車されてしまってます。


 さて。サニー様が当該車を意識して作られたのかどうか定かではありませんが(笑)、私がコレ見て真っ先に思ったのは「あのアンバランスな電車だ!」。

 平面的で、如何にも1980年代的な角型意匠多用の前面。
 それが1950-60年的な丸っこいボディにくっついてる。

 丸ボディの表現がやや誇張気味なのも良い味を出しておりましょう。屋根肩に車体裾の処理。
 電車って真四角に見えて、実は真四角じゃないんですよ?


 側面。やっぱり丸い。
 実際の800系・820系は此処まで丸くはないのですけど、印象としてはこんな感じだったのでした。

 最後に記しますが、普通の8000系列(奈良線系の幅広車)の表現でしたら申し訳ないです。どうしても、ついゲテモノイカモノ思い出してしまう関山の性ということで……



 同じ流れで試作中?の681系サンダーバード。
 この題材も丸みが似合いますね。この試作構体だけでスマートさが違って見えてきます。貫通・流線型の前頭部をどう処理されてくるか、楽しみにしております。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【イベント】札幌市「市営交通90周年記念」の検証会レポート

 先日告知した、12月1-3日の「市営交通90周年記念展」の事前検証会の様子がツイートされています。11月19日に行われました。

 いろいろ物凄いので、ツイート貼っておきます。
 検証会でこの水準ですから……当日本番が実に楽しみですね。


















<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月19日

【鉄道作品欧州型】ランゲン式モノレール(ヴッパータールモノレール)試作成功! 初のボギー車?

 レゴでの「懸垂式モノレール」の制作の試みは国内外で多々行われてきました。
 五十川様やカツマタ様など、いくつか成功作といえるプロジェクトもあります。

 但し、国内の成功作は何れも「固定二軸バージョン」。
 鉄道模型というよりはテクニックモデル。技術試験用のニュアンスを感じるもの。無論、そうした基礎研究的試み大事なのですが。鉄道模型的というか都市交通的「実用化」はテクニックビルダーではなくトレインビルダーに委ねられていたと言うべきなのでしょう。挑戦の枠を残してくださっていた先人たちに感謝なのですよ!

 さて。
 懸垂式モノレールではどの方式(ランゲン式・上野懸垂式・サフェージュ式)も例外なく車体長めのボギー車。これを固定2軸に割り切るとオーバーハングが長くなりすぎる問題が起こります。多少の違和感がと言うか、かなり格好悪くなってしまいそう。
 その上、カーブも苦手になってしまう。通常トレインレール程度のカーブは余裕ですけれども……しかし、できたらナローカーブを曲がらせたいじゃないですか。ヴッパータールでは終端はループ線で方向転換してますし、それ以前に狭い場所で楽しみたいのです。
 ボギー車化の技術開発は必然でありました。
 そしてそれが、難度上げてるような気がして制作を遠ざけてきたのでした。3年ほど掛けて幾つかの案を思いついてはボツにし続けてきましたが……。


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 避けたかったのはこの3点。
 あまりに強度が無いのは駄目。テクニックは動くが上に最低限の強度は要ります。
 ゴムベルトは駄目。実はボギーの旋回をゴムベルトで吸収させるつもりで最初考えていましたが、ゴムベルトは長期の耐久性の問題があるので、出来たら避けたい。
 車外にメカが露出するのや、メカカバーの大仰なのもNG。鉄道車両・鉄道模型としての体裁には拘りたいのですよやはり。

 そして、紙に図を描くよりは、実際にパーツを触ってあれやこれやするべきですこの手の題材は。畳の上で水連しても駄目です多分。
 試行錯誤をアレコレ繰り返し4時間ほど、何とかボギー動力台車が実用になったのでした。


 奥が動力台車です。
 結局ボギーを車輪のある上部と、回転部分のある下部に分け、構造的にはアームで。動力的にはチェーンで繋いでます。
 走行車輪は五十川様の流儀でテクニック軸のトレイン車輪を合わせて両フランジにしたもの。両フランジは向かい合わせも試しましたがフラつきが大きかったので、同方向合わせにして間隙を詰めています。この向きも調整して、バランスが取れるようにしました。 
 上部はアームではなくビームで組んで、補強的パーツを入れています。


 動力の伝達部。
 真下に垂直置きのモータからボギー下部のベベルギアで方向を変え、チェーンでボギー上部へ。ボギー上部では左右の車輪にギア連動で2軸駆動。

 推進軸はボギーの回転軸も兼ねていますが、これは通常トレイン自作動力と同じ流儀です。


 反対側。チェーン伝達。実物とは違う構造ですが、これはこれでメカニカルで楽しい。アームでの接続は一見華奢に見えますが、ボギーにした分1軸あたりの重量負荷も減ってる筈……?

 モーターに電源入れて回った嬉しさときたら!


 付随台車も動力台車と形状を揃えました。構造はシンプルなものですが。

 試作台車に台枠付けて、そこに電池BOXと受光ユニットも装着。


 軽く造った試運転線。
 一見華奢に見えますが、柱を全て結びつけているためそれなりの強度有ります。
 ナローカーブに拘ったのも、簡単に強度を出すことができるという狙いもあったのでした。


 テスト車ぶら下げてこんな感じ。
 静止状態なら左右バランスも取れてます。

 車体裾と地面とのクリアランスもまた良い感じ? 人が歩ける、車が走れるクリアランスは欲しいですから。




 無事、一発で走行がうまくいきました。
 重量もそれなりにありますが(特に単4電池x6が!)、それゆえのトラブルも短期では起こっていません。


 反対サイドより。
 ボギーの上部と下部が、恰もレールを咥えこんでいる?ような作りがわかりましょう



 動画!

 取り敢えず、技術的問題は解消です。あとは車体を作るだけ?
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 鉄道作品(欧州形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月18日

【鉄道作品日本形】札幌市電祭その3。「連結車」A850形は「路面列車」のごとし?



 札幌の「連結車」はA820・A830形の美麗さがあまりに知られる存在。
 その前のA800・A810形もお世辞にも格好良くはないのですけど(苦笑)、A800形が保存されているので知名度はありましょう。良い意味でのゲテモノですね。
 そしてM101+tc1と。

 ※:札幌市電では連接車も、「連結車」と称してた由。
 ところで近年導入のA1200形低床連接車も「連結車」なのかしらん?

 
 輸送力確保の尖兵であったこれら「連結車」群は新造されたこれらの他、既存車両の改造で導入されたA850形とA870形がありました。
 
 A850形は1965年に既存車570・580形を改造したもので6編成(12両)。連接車ではなく、ボギー車の永久連結車です。

 ベースの570・580形は戦後生まれの前面2枚窓、湘南顔の亜種のような顔。側窓は通常の二段窓だったのが後年更新でバス窓に? 全車が改造されたわけではないので路線網が縮小していく1972-73年ころまではA850形と共存してた由。

 A850形も、地下鉄開業後は輸送力を持て余し、1974年に全廃されてしまいました。ただ、改造後10年近く活躍していますから十分に活躍できたとは言えましょう。
 
 なお同種の車両、A870形についても。
 こちらは1969年に2本が路面気動車のD1030形から改造されたもの。連結車中、最長ではあったのですが状態不良車であり1972年と真っ先に退役してしまいました。

 閑話休題。
 A850への改造ですが、片方の運転台を切り落とし、貫通路を形成。
 ドア配置を修正し、車両半ばの両開き戸を設ける。もちろん間接制御化。2両とも動力車の編成ですが、切離や組換は考慮されていません。
 側窓はHゴムのバス窓化されていましたが、これは570/580形時代からだったのかしら?
 ともあれシルヘッダーや雨樋の目立つ、やや古いスタイルの連結車が6編成も活躍してたのは愉快ですね。





 ちょっと古めの形状に惹かれて制作です。原型の570/580形でも良いような気もしますが、造るなら派手な?永久連結車がいいじゃないですか!
(希少色の塊なので、パーツのやりくりはギリギリでしたが)

 もちろん、レゴでの路面電車はボギー車にすると車高上がって形状壊れますので、二軸アレンジ。単車の重連です。
 
 車体の上半分は身も蓋もない言い方すれば先のM101とほぼ同設計。しかし雨樋意識して屋根の色変えると印象が大きく変わるもの。

 それ以上に違うのは下半分。素直な組み方に見えて……窓から下は全て上下逆転で組んでいます。これは車体裾で車輪を避けやすくするため。

 車輪の真上にポチスロ入っているのはわかると思いますが、これでフランジを避けてる由。そして2プレート分の車高下げ(床面下げ)に貢献しています。

 実は、昨年作った京都市電1900形や嵐電モボ121+ク201よりも床面は1プレート上がってます。この1プレートの差異、コストや構造それに走行性能(!)に関わってきますので、妥協も必要と……。というか古めの路面電車、今の低床電車みたいに地面にくっつきそうな車高にする必要までは無いんですよね。

 ドアはタイル貼った凸表現。


 前面はお馴染み?2枚窓。但し左右ピラーは飽く迄車体側に表現しています。なんか普通の湘南顔とは違うのですよね。
 下半分は丸妻形ですので、3面折妻と解釈して造形。カーブスロープを使えばよりスマートに見えるかも? そうすると白帯が入れられません。
 折妻部は内部にプレート伸ばして保持しています。

 バンパー部分は幾つか表現迷いつつ、この位置、形状に。黄色と黒の警戒色はアクセント。
 
 屋根上はZパンタ以外に電気系の接続箱が目立つのでやや強調気味に。古風な車体の中でここだけ妙に近代的な形状で調和が取れてないのも、改造車らしい味と?


 パンタのない側より。
 永久連結の2両編成は何処と無く「列車」的な貫禄があります。連接車、特に今風の低床連接車にはない迫力みたいなものが。
 320形までの車両に入ってた白帯も格好良いものでした。


 特にカーブでは、迫力満点です。路面列車。
 地下鉄開業前夜の札幌、こんなのが列をなして走ってたと思うと胸熱ですね。
(地下鉄が必要な程の需要があるってことで、輸送力的には破綻寸前だったのでしょうけど)


 気になる連結部。無理に連結ドラムなどは考えず(絶対破綻する!)通常のホロ表現です。カーブで当たらない程度の表現。
 連結器はボールジョイント二組で、長めの連結棒になるように。ここに十分な長さがないとカーブで曲がりきれない、曲がりきれても走行抵抗大きくトラブル起こりえます。


 サイドビュウ。全長は約22ポッチx2。

 レゴ的には左が非動力、右が動力車。

 9VトレインモータよりもPF用軸穴車輪のほうが0.5mmほどフランジが高いので、非動力車のドアステップの形状は変えざるを得ませんでした。


 裏面より。先述通り、窓から下はモータと車輪周り以外全て上下逆組です。
 車輪はギリギリ接触するかしないかの微妙な位置になります。


 動力車のモーター脱着。センターピン抜き差しのみのワンタッチ。
 展示や保管時はダミー車輪を用意しておき、運転する車両だけモーターつければコストダウンになります。

 これなら全国各地の路面電車を作りまくる、って夢も叶うってものです。上モノだけ造るなら気も楽ですから(先にTc1でも同じこと書いた気がしますが気にしない)。

 併せてこの車の構造自体は札幌市電の他、いろいろな電車に応用が可能。下半分を一部ではなく全て逆組はパーツ数の削減と強度確保にも繋がりますし。妥協の車高も有利に?




 夢と妄想程々に。素敵な現実に戻りましょう(笑)。
 先に落成したM101+Tc1との並びです。




 そしてA830形も加わって。
 A830の異次元感?が際立ちます(笑)。
 
 1960年代の札幌市電はこんなのがゴロゴロ走ってたわけで車庫にはズラッと並んでたのでしょう。ぞくぞくします。


 全長比較。
 ほぼ全車同じ。実車はA830が一番ショートで、M101+Tc1が一番長い。でもってA850はその中間くらい。まぁその辺リアルに表現するのも難しいですから。



「市営交通90周年記念パネル展」12月1-3日。札幌駅前通地下歩行空間「チカホ」で会えます。是非、お越しくださいませ。


http://www.city.sapporo.jp/st/90th_anniversary.html

 
posted by 関山 at 21:23| Comment(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月17日

【イベント告知】札幌市「市営交通90周年記念パネル展」12月1-3日 レゴトレイン展示です



「市営交通90周年記念パネル展」 札幌市交通局公式
 

 1103spa様主体で、札幌市電と札幌の街をテーマにしたレゴ展示は9月の交通局催事で2016・2017年と行われてきました。
 その延長線上で、市営交通90周年記念展への参加も行われます。

 例年の札幌の街よりも大規模な展示(運転!)となるようです。

日時:2017年12月1日(金)〜12月3日(日) 各日11時00分〜18時00分
 場所:札幌駅前通地下歩行空間「チカホ」 北大通交差点広場 西


 写真パネルの展示ですが、先日の交通資料館(休館中)見学で分かりましたが、かなりいい写真資料を交通局さん持ってます(!)。
 これ、期待して良いんじゃないでしょうか。

 レゴの街と電車模型。
 1103SPA様がかなり準備万端な体制で用意されてます。そして加わる有力有名ビルダーさんたち。レイアウト自体の規模ですが、私が送った9V直線レールが100本ですからね(笑)。つまり、それなりの大規模!

 車両に関しては1103SPA様の、A1200形をはじめとした精細な8幅現行車たち。ユウユウ様の新作散水車に函館ハイカラ號。おそらくk.mastubara様の330形もやってくる?

 そして、拙作の6幅「連結車」モデル3編成も。

 レトロな色に染め上げますよ?
 
 流石に札幌には行けないのが残念ですが、ツイートやレポート、楽しみにしている次第です。
 また、札幌近郊お住いの方、是非ご来場、ご観覧を。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | イベント告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【鉄道作品日本形】札幌市電祭その2 M101とTc1「親子電車」(下)。連結運転の魅力!

 前回記事
http://legotrain.seesaa.net/article/454953310.html


 Tcぶら下げた二両編成。連結運転の路面電車というのは萌えますね。



 さて。相方のTc1です。
 Tc(クハ)は名乗っていますが、実は主電動機を2個搭載していました(M101は4個)。またデビウ当時はビューゲルを持ってた由。M101がZパンタ化された前後(1968年ころか?)に撤去され、台だけが残ってた模様でその姿の再現です。

 車体造形はM101とほぼ同じです。
 

 但し、片運転台。また運転台のない側はドアもないので、この側面はドアが真ん中に1箇所というユニークさでした。

 運転台のない側も丸みもったスマートな形状。
 なお、内部は立席スペースでした。


 裏面。動力車とほぼ同じ作りで、トレインモータの代わりに車輪付けただけ。
 
 連結棒はTc側に持たせて、Mc側は引っ掛けるだけです。なお、大きめの二軸車(全長22ポッチ)だと車端部に連結器は破綻します。カーブで曲がりきれませんし、ぎりぎり曲がれても走行抵抗が大きすぎるのですよ。過去作の京都市電1900形や京福モボ121+ク201もそれで失敗していますから(今度修理・リメイクしよう……)。

 取扱はやや面倒ですが、二軸アレンジの路面電車の場合、長めの連結棒は必然です。


 やはり、インテリアは準備工事のみ。

 ところで、この構造の応用で札幌市電の標準車。250形や330形とか作れるんじゃね! と気が付きました。今後に応用ができそうです。

 それに丸みの強い電車なら所謂本場のPCC車であったり、それこそ都電5500形とかであったり横浜市電2000形とか。あぁ夢は膨らむのでした。前回触れたよう、動力系の使い回しも考慮出来てますから上モノ造るだけなんですよね。


 あらためて、2両編成。
 長めの路面電車はカーブこそが魅せ場になりますね。


 Tc1を前に。こちらは前面にジャンパがつかないのでおとなしい顔です。
 ブルーの前面窓もありかも? クリアより似合う?


 サイドビュウ。M101もTc1も、実はシンメトリーなサイドなのでした。
 そのうえ中央に両開きドアというのは、実は古典的な(昭和初期的な。例として阪堺161形など)路面電車の形状文脈です。それもこの電車の魅力なのかもしれません。


 A830形と。
 札幌では「親子電車」の計画が失敗して、その後1960年代に連接車や永久連結車の導入が行われました。但し、地下鉄開業後の1974-1975年ころに尽く引退してしまったのですけども。儚い時代でした。

 しかし。M101は現役です。
 今のワンマン白帯巻きで屋上にいろいろ機器を増設した姿もまた魅力的。次の訪問時こそ、会ってみたいと思うのでした。
 札幌市電全盛期という歴史の生き証人でもあるのですから。
 
<続>

posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする