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2017年06月21日

【ヒント・アイディア】薬師山様のジオラマ島(JBF2017)。小曲線レールの新アイディア!

 自分はかねてより、レゴトレインは大曲線レールよりも、小曲線の可能性を説いてきました。

 入線車両を限定しての小さなレイアウト。
 あらゆるものを割り切った、いわゆる「パイク」(超小型レイアウト)。

 標準以下の小曲線あってこそ成り立つます。

 で、大曲線は最悪フレキシ使えば何とかなりますし、「Me-models」の社外品も既に定番化しています。
 でも、小曲線に関しては……何とかして自作するほかしかなし! これまで、幾つかのソリューションはありました。

 2013年4月19日:
 Ryokuchakuma様の小半径カーブレール。急カーブから広がる世界。
 ナローカーブレールの内側に1x4のタイルを立てて、走行レールとしたもの。R23相当(通常カーブはR40 ナローカーブはR24)
 相当、ガタガタはあった模様です。
 魔改造はなく純正のみで構成なのですが。実用には無理あったようです。9V化は絶対に無理でした。
 2015年12月03日 小曲線レールも自作してみた
 これは関山のアイディア。ナローカーブレールの外側に4.5vレールを強引に増設したもの(R25相当)。魔改造なしは良いんですが、やはり実用性には問題あり。また、ルックスはお世辞にも良くはなかったのです。これも、9V化は無理。当然
 

 あとは超小型車両系の世界観は「ナローゲージ」に割り切ること。
 幸いにもレゴのナローレールはR24ですから。これはかなり小さい。然し、信頼性に足る動力車は未だに実現していません。パックモーターがなく自作動力にならざるを得ませんが、レゴの動力系は小さくしようとすればするほど信頼性は下がります……。
 それに、他の車両との付随車共用ができないのも辛い。
 無論、9V化、なにそれ(苦笑)。

 いや、ナローはナローで魅力的なんで諦めたくはないんですけどねぇ。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 その意味で、薬師山様の電撃的ソリューションは画期的でした。
 ナローカーブ(黒は実は貴重)を芯にするのではなく、通常のカーブレール(余りがち!)を加工するという、思ってもなかった発想です。繰り返しまずが余りがちなカーブレール(PF用も、人によっては9V用も)を加工するという経済性!

 まずは 制作過程から。JBF2017での実演です


 標準カーブレールの内側、4箇所刻みを入れ、2mmの間隙を作ります。
 ニッパーで楽勝。他の工具は不要!
(ただ、ニッパーは割と良質なものが必要かも? 安物はストレス溜まりますよ。薬師山様はタミヤ使ってますね)


 加工済。隙間は2mm。
 内側のレールを詰め、外側そのままの長さなら理論上は急曲線になるはず。

 で、ここからどうやって外側のレールを曲げて、急曲線状態で固着させるかというと……。

 なんと、外側のレールと枕木の付け根(計8箇所)にニッパーで刻みを入れるだけ。大事なのは「外側」だけということです。


 すると、あらあら魔法のように。
 素材の弾性で、切断された部分内側の長さに合わせて、外側レールも自ずから曲がってくれるではありませんか! 無論、接着剤不要。

 これは、実演されて正直驚きました。

 これなら、いくらでも量産できます。超ローコストに。手間もかからずに。
 そして、他の方法ではあり得なかった、「9Vでの可能性」も見えてきます。
 小型車両はできれば電源の問題のない9Vで考えたくなるじゃありませんか!
 この上にアルミテープ張って通電させるのは現実的ですし、はたまた、9Vのカーブレールを刻み、刻んだとこをハンダでつなぐってことだって……。
(後者本命。駄目なら前者?)

 

 使用例。薬師山様の個人出展より。
 真ん中から左2本が原形、右の2本が急曲線改造です。

 スペックはR25(但し、見ての通り若干の柔軟性あり!)。ナローカーブレール同様、32x32の基礎板上で90度のカーブが曲がれます。
(通常カーブはR40。90度のカーブに48x48の基礎板のスペースを要します)


 R25のわかりやすさ。やはり急なカーブなのです。
 ルックスの良さも重要ですね。恰も最初からこの寸法が存在するかのごとく。


 さて。薬師山様の小型レイアウト、個人出品の全景です。
 オートライユとオットードイッツ風ディーゼルの共演する、地中海な情景。

 ドックボーンに段差を設け、凹んだ部分は漁港に。


 魚市場?の側線と、積み込む貨車。
 お魚が大胆ですよね(笑)。


 くびれ部分から、ヴィラの並ぶ方を眺める。


 ねこバス然とした、オートライユがとても似合います。
 自動車は2CVの他にSMARTも居ますから、設定年代は1990年代〜現在なのでしょうか。でも、南欧の何処かにはこんなところ、ありそう?

 ねこバス然とした、オートライユが似合う。




 小型レイアウトのお約束。真上から撮影。
 左手に魚市場というか、ささやかな積み込みホーム。

 右手には瀟洒なヴィラが4棟続きます。


 オートライユの走行風景。


 ほぼ全景。
 スケール感というのは得てして狂ってくるのですが(笑)、同じプランを通常曲線で行うと奥行きに関しては1.5倍の面積が必要になることをお忘れなく(苦笑)。左右方向に関しても同様でしょう。

 Lゲージに於ける小型レイアウトの可能性を拓いてくれた作品・出品・アイディアです。小型だからこそできることも、きっと沢山有るはずですから!
(JAMや池袋鉄道模型芸術祭の小型レイアウトやパイクの傑作群がとりとめもなく脳内を……)


 最後に。この小型レイアウトの役者たち。
 動力車は標準トレインモーター使用。走行性能はばっちり。
 受光ユニットはやはり標準PF。但し、電池は単4用ではなく、006P(9V角型)使用です。

 小さなディーゼル機関車はやはりオットードイッツな風味ですね。引いてる客車もどこか堀之内軌道っぽい……。いや、この手の軽便軌道だと馬車鉄道時代の客車をそのまま転用することが多く、そんな雰囲気の小型客車なのでした。

 蛇足ではありますけど、日本型だと、このシーナリーに銚子電鉄とか似合うかもしれませんね(但し、貨物営業行ってた1970年代以前の)。江ノ電もぎりぎりあり? でもこのR25を曲がりきれない題材はNGですよ!
 小さな車両専用! 小さな車両だからこそ引き立つ舞台はとても大事なものでありましょう。
 大曲線と本線系長大編成だけがレゴトレイン・Lゲージの味わいってわけではないのですから。


<追記 関連ツイート>




posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月20日

【作品紹介】たるご様の「Avelia Liberty」。アルストムなアメリカ形から見えてくる、新世界。


 最初画像見せられたとき、何処の列車なのか正直わかりませんでした。

 低重心故に、スペインのタルゴファミリーの一つかな? と思いましたが大外れ。仏アルストムによる、TGVファミリーの一つ「Avelia Liberty」。導入先はAmtrakの北東回廊であり、現行のアセラ・エクスプレスを置き換える予定のものなのだそうです。伝統の集中動力方式。

 2019年に試運転、2022年から営業開始を狙っているとのこと。現車はまだ完成していない模様。

 さて……。この路線は「どの車両もトラブル続き」という因縁もった区間。
 すんなり成功するかどうか、気になるところです。
(まぁ1960年代以降のアメリカ、電気鉄道が苦手ジャンルに凋落しちゃいましたが……。大昔は世界の最先端でありましたのに)

 また、2009年にこの区間乗った印象からすると、旅客志向的には高額・高速のアセラよりも低廉なリージョナル(普通急行列車)が好まれてるような? 新幹線と在来線の急行が併存してるようなサービス体制は望ましいものではありますが……。


 製作中の模様。ブルーの丸屋根のインパクトが実に鮮烈ですね。
 

 完成。屋内試運転。
 
 難度の高そうな流線型、上手くまとめられてます。
 側面も斜め塗り分けを再現。




 JBF2017での「営業運転」
 中間車は2x3パネルの横組窓です。連接構造。将来的に振り子機構も組み込む予定だとか。

 前頭部は顎の部分の位置が高いのを気にされているようで、何らかの手法で下方に「折り曲げ」、整える予定とのこと。大きく、印象化けてきましょう。期待しております。


 神戸の街をバックに。




 新幹線各種と並ぶ。
 こうしてみると、意外と日本形と親和性高いのに気が付かされます。そのもののTGVだとかなり違和感がありますのに(笑)。


 スペースニードル……もといポートタワーの横をゆく。
(いや、スペースニードルも西海岸でしょうが! 西海岸だとガチにタルゴが走ってますね)


 こうしてみると、神戸の町並みも東海岸のどこかに見えなくもありません?

 ボストンからニューヨーク、ワシントンDCまでの北東回廊は電化複々線がずっと続き、高速列車と通勤列車、貨物列車までが同じ線路を共有したり使い分けたり……。

 沿線には街や工業地帯も続くので、或る意味日本的な光景でもあります。並走する通勤列車も物によっては新快速ばりにぶっ飛ばしますし。

 アメリカ形はなおも馴染みにくい印象持たれがちですが、北東回廊の歴代列車群は「ポータル」と考えてもよいのかもしれませんね。
 古いアメリカ製の電機群は(過去の話ではありますが)、日本の旧型電機と同祖ですし、バッドの旅客車も日本への影響は大きかった。
 そして、1970年代以降は欧州製の電機が数世代に渡って多種導入されていたりします。
 無理してアメリカ形を作らなくても、「キーになる列車」があればすれ違うEF58はGG-1にも見えましょうし、225系の新快速だってバッドな通勤列車にも見えてくる。シーメンス辺りの欧州電機が似合うのは言うに及ばず。

 そうしてみると、新しい世界、見えてくるのかも知れません?
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】さにー様の「女子力高い」103系。ピンクの電車なインパクト

 思えば、国電の中の国電たる103系のカラーリングはかなり豊富なバリエーションありました。基本5色は言うに及ばず、灰色に黄帯・灰色に緑帯・灰色に水色帯。瀬戸内色(あれの長距離運用は無くなってよかったものの一つ)、魔改造車ばかりの播但線に加古川線仕様。仲間の105系も含めると更に増えてきます。

 しかし、ピンクはありそうでなかったものです。
 ピンク=女子力高いとか記すとジェンダー的に怒られそうですが(だって、ピンクが似合う男の人だって居るじゃないですか!)、然しJBF会場では「女子力高い!」と好評であったのでした。




 パーツ制約大きい中、よくぞまとめられたものと。
 窓とドア周りを横組にすることでの4ドア表現です。

 大量のライトピンクはレゴストアやレゴランドDCのピックアブリック(pab)インフラあってこそとのこと。pabは日本のレゴビルド、確実に変えてしまいましたね……。




 街の中の環状線を抜けてく。
 103系を名乗ってはいますが、前面の印象は201系を意識されてます?

 ただ、国電らしい記号はきっちり抑えてます。


 この光景だと、嘗て103系や201系が活躍してた京阪神緩行線のイメージでしょうか。いや電車はスカイブルーでありますけども。

 でも、何かの気まぐれでピンクの103系は登場していたかもしれません。また広告ラッピングなども含めれば今後もワンチャンスくらいはありそう?
(御堂筋線の中間車なんか、女性専用車が1両まるごとラッピングされたりしますし。あんな感じで)

 最後に余談。新京成はピンク電車ですね。賛否割れましたけども。
 交直両用電気機関車(ED46・EF80・EF81)の色がピンクと言って良いのかは疑問の余地ありそう。同じ色を電車(401系・421系)に塗ると「小豆色」とか言われてましたから。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月19日

【作品紹介】あおつき様の225系 100番台(2次車)。「新快速」の最新フェイス/323系とも作り分け

 JR西日本の225系電車は2011年に導入されていますが、2016年製造の2次車から顔が227系に準じたものに変更され、100番台となっています。
 225系の元来の顔つきは……やや好みの分かれるものでしたが、227系や323系と共通する100番台では運転台部の丸みと、全体としてのアーチラインが強調され、整った現代的な顔つきになったんじゃないでしょうか?

 既に広島地区用の227系。また大阪環状線323系を制作されたあおつき様ですが、今回はJBF2017の京阪神テーマに合わせ、「新快速」用225系を制作されてきました。
(最近はペースが早いですね。ちょっと前の阪急1000/1300、またEF66と「あかつき」編成など)


 実物にも存在する4両編成です。
 225系は全車電動車という、近年では珍しいスペック(但しモータ数は半分の2個)。全車電動車にすることでの電気制動の効率アップを狙っているのか? 他社には無い思想ですね(他社では電動車比率下げて経済性追求するのがVVVF化以降のトレンドですから)。
 左からクモハ224 モハ225 モハ224 クモハ225という編成です。
 4両編成にワンアームパンタx3というのも近年にしては賑やか。回生失効対策か、はたまた冗長性の確保か。しかし、模型的には魅力的であるのは言うまでもありません。


 前面は先行作と共通します(実物と同じく)。
 特徴のアーチラインと、ポチスロに依る前照灯・標識灯の合わせが綺麗。
 カーブスロープに依る車体裾絞込も、流動感のあるものです。実物よりもイケメン!というと大袈裟でしょうか。

 高さ3ポッチ分で横組みした貫通扉が精密感あります。0.5プレートの隙間はブラケットで埋めてるようですね。近年のJR西の定番、転落防止柵もデザインとして上手く取り込んだ感。

 スカート部分。左右に大きく絞られた形状が何とも優雅。


 パンタ付きのクモハ225形を先頭に。
 側面は定番表現ではあるのですが、無理なく3色帯をおさめています。
 ドア部分は沓摺のみ表現ですが、黄色が目立ち引き立ちます。

 側窓は無理せずパネル順組。1+3+1の分割の表現は未だレゴでは難しそうですね。横組にすると窓が小さくなってイメージ変わってしまいそうですし。

 全長は中間車基準で26ポッチです。全体に細密なので、ショーティ感は感じさせません。

 レゴとしての動力系はクモハ225に収められていますが、動力台車は後ろ寄りにしたほうが重量配分上で牽引力を確保できます。
(鉄道車両は起動時に後ろに重心が動くため、グリップ良くなる)
 ただ、この4両編成でならその辺はシビアに考えなくても良いでしょうか。
 PFモータ1個で7-8両編成(ぎりぎり!)とか考えると、モータ配置は重要になってきます。


 床下機器も程よい要約感。


 先行作の323系と。東海道線新快速と大阪環状線。
 
 同じ顔に見えて実物も細部が異なります。
 前面窓は323系のほうが大きく、225系100番台のほうが小さいのを再現。
 貫通扉の大きさも作りわけされてる、芸が細かい。


 時代はズレますが、大阪環状線?の101系と。
あおつき様の225系100番台、前後で微妙に顔が違うのに気が付かされます
。此方側は標識灯の赤ポチスロが割愛され、車体の一部という意味で灰色のポチスロで処理されています。どちらが良いか、決め兼ねたのでしょうか?
(こういう迷いと、現物テストは自分にもよくあることです。試行錯誤大事!)
 個人的には、此方側の、標識灯省略で灰色ポチスロの方が好みですね。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月18日

【国内の作品紹介】エース君のキハ40・キハ48・キハ58。原風景への挑戦。野外撮影あり!

 キハ40系(キハ40・キハ47・キハ48)は減っているとは言え、まだまだ健在な国鉄型気動車。1977年に登場した頃はテイストレス(味気ない……)とか言われてたものですが、いまや完全に日本のローカル線の原風景になったかのよう。

 エース君、色々造ってこられましたけど、気動車はさらっと初めて?
 緒作にして、ミニマムに印象を把握されてます。


 基幹型式。両運転台のキハ40形。
 JR東日本 新潟地区に居る急行形塗装車がモデルですね。

 パーツの制約がある中で、つまりは無理のないコストの中でキハ40らしさを最大限に追求しておりましょう。もっと大人げない表現もできる題材ですが、この密度でもあってもキハ40としてのアイデンティティは必要十分に。

 前面が凝ってます。貫通扉のこだわりは何時ものエース君らしい!
 5プレート分の中に、2プレートで幌枠、1ブロック(=2.5プレート)で貫通扉という手法はこの題材にも似合ってます。微妙な隙間がミソ!

 また、灯火やタイフォンが如何にもキハ40ですね。
 タイルを立てて精密感出してるスカートの処理も巧いのです。

 前面窓、1プレート上げるとキハ40らしくなるかも。
 ただ、他の場所とのバランスが壊れるリスクもあるので、これはこれで有りです。


 こちらキハ48形。片運転台。やはり新潟地区に居る急行形塗装車。
 一般型気動車であるのですが、恰も急行型のような重厚感のある車です。キハ40系が長生きしたのは丁寧な重厚な作りはあったといえます。いやデビウ当時にはパワーが無いとか無駄に頑丈とか叩かれてたんですよ(笑)。


 キハ58形。キハ48かと思ったらキハ58で作り分けされていたのでした。

 JR東海所属車。ただ、JR東海のキハ58は「みえ」色のほかは原則国鉄色(急行色)を最後まで保っていた由で、これはフィクションですね。無論、あってもおかしくない配色です。
 一方、キハ48ではJR東海色は数年前まで高山線の主力でありました。猪谷〜岐阜をこの車で何度も乗り通したものです。懐かしや。
 JR東海色の爽やかさもマッチしてたものです。キハ58に塗っても様になったでしょう。
(代替がキハ25のロングシート車なのはなんともやるせないですが)

 閑話休題。残念なのはキハ58としては側窓が二段なのが。
 ブロック1段+クリアプレート1段+窓サッシの灰色のプレート1段にするか、いっそ2x2パネル横組にするか。キハ58らしくみせることは出来ると思うのです。

 クーラーならんだ屋上は、まさしくキハ58ですね。単独では冷房回せないので、キハ28という解釈でも良いでしょうか。


 編成組んで。
 新潟の車と岐阜(名古屋?)の車が手を繋いでますが、国鉄時代は気動車は需給に応じて広範に各鉄道管理局間での貸出が行われてました。
 で、JRになってからも気動車は貸出される機会もそこそこあったようです。不自然に見えないのは気動車ならでは!
 また、見方によってはJR東海の急行色キハ58x2+JR東海色キハ48……にも見立てできますね。

 ともあれ、90年代から00年代前半くらいの、良き地方幹線の旅を想起させる編成でありましょう。いや、過去の話じゃない! キハ40はまだまだ各線で間に合います。
 エース君も乗車機会ぜひ見つけてくださいね。日帰りで行けるところにも未だゴロゴロしてますよ!



 お楽しみ。野外撮影篇です。
 都会と田舎の境目のような情景、今様な姿のキハ40系には実によくマッチングします。
 日中の閑散時の区間列車ならば単車で十分。まったりと。


 これもまた、キハ40らしい原風景。
 昔のまま残っているところよりも、近代が入り込んだ背景が似合う様です。うまいところを見つけられましたね。
 2017年現在でも健在な、40年前からのタイムマシーンかもしれません。


 キハ40が嘗てのキハ17系に代わって入ったころは、まだこの辺もすべて田んぼだった。キハ40の引退が見えてきた40年後、すっかり市街化され景色も変わってゆく……。

 そんな物語が浮かんできそうです。
 無論、市街化は正義。だからこそ、鉄道が生き残ることができるのですから。
 

 最後に。
 この気動車達、全長28ポッチです。つまり、嵯峨様のキハ52やその亜流のアレンジモデル(薬師山氏作キハ52、関山作キハ55)などと混結できるのですね。
 その日も楽しみにしております。
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【海外作品紹介】CK ang様の「ねこモノレール」は某ねこバス風味。そのうえ「ひだか式」

 唐突ですが。猫モノレールって画像は皆さん何処かでご覧になってるんじゃないでしょうか?



 多分オリジナルじゃないけど。画像がバズってる感じ。

 敷居にまたがる猫がモノレールに見えるって小ネタですね。

 で、CK ang様(シンガポールからお越し!)。
 絶対にこの画像意識されてますでしょ(笑)。

 いや、正しいです。色んな意味で。


 先日のJBF2017会場。ひだか氏のモノレールテーブルで一番?話題集めていた作品です。最近はひだか式準拠の持ち込み作品も珍しくはないのですが、このインパクトといったら!

 車体8幅。最大幅10。
 脚はせわしなく電動で動き回ります(笑)。

 表情は……良い雰囲気出してますね。日本のアニメ的というよりは、やや海外カートゥーンの味があるのも海外作品ならでは……でしょう。これはこれでありです。

 ネズミ装飾とかの芸も細かい。

 で、個人的に嬉しいのは側窓に古い2x2窓使ってることです。良い意味でレトロな味が出てるのですね。








 流石に走行は無理かと思いきや……。
 マジでガチな作品でした。エンドレスでの運行こそ無理でしたが、元来のひだか式に存在する急勾配さえクリアです。標準カーブも余裕。

 (映画中のような)空を飛んでくかのようなシーン、モノレールならではの表現ではありますよね。

 え、映画には都会的な情景はない?
 いいんですよ、多摩地区は今はモノレールが蹂躙してますから(おい)。ぽんぽこでコンクリートロードです(意味不明)。

 冗談はともかく、この作品が走ってしまうのは衝撃でした。
 また、ねこバスの作品そのものも本気で考えなきゃいけないのかもしれません。○ャ○リバスだけじゃなくて!


 バックビュウも味がありますね。



 さて、ひだか様のモノレールレポート動画です。アングルが年々洗練とされており、見てて飽きません。


 その中にももちろん、ねこバス走行シーンあり!
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(3) | TrackBack(0) | 海外作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月17日

【作品紹介】8幅は別世界……! k.matsubara様の叡電デオ900形「きらら」が突きつけるもの。

 8幅作品自体は増えています。
 また、そのラージスケールを活かした造形や質感、ディテールを見せてくれる高度な作品が。

 その流れをさらにブーストするであろう? 8幅ならではの魅力・威力を更に示してくれる作品の登場。


 k,mastubara様としては昨年の札幌市電に次ぐ日本形作品。
 もちろん8幅、そして言うまでもなくフルスケールモデル。

 先の作品でも共通する作風なのですが「一見、レゴに見えない」
 1番ゲージの鉄道模型か、はたまた博物館の展示用ディスプレイモデルが走行してるかの如く。

 しかし、それを可能にしているのは「無理のないパーツ解釈と、見立て」なのですね。細密なモデルの中、よーく見ると、見慣れた部品が使われているのがわかります。そして纏め上げるは見慣れた、手練れの技法

 異世界、遠い世界のモデルに見えるこの作品。
 意外と、近くに居るのかもしれません。

 車体の大部分は無理せずに順組。
 床下機器の精密さは新灰表現だと際立ちます。小型郊外電車然とした台車枠。そして8幅ゆえのナロー感(ただ、この電車は標準軌の電車ですが)。

 おおっと思わされたのは車体裾。前面の逆テーパに合わせるため、全体の車体裾が1ポッチ分のタイルの横組になっています。これが通常あり得ない表現であるがため、良い意味で「レゴらしからぬ」雰囲気に繋げておりましょう。


 前面はL形のパネルと2x2のパネルを巧く組みあせててピラー表現・折妻表現を行っています。
 控えめのライトケースが上品ですね。

 天窓部分はカーキャノピー部品使うことで透過度を確保しています。また連続窓部分では細ピラーの表現にも。


 こちらの側面は窓部分横組ですね。4幅分の横組で側窓構成はラージスケールならでは! 適度なバランス(製品でありそうな程度?)の自作ステッカーも見逃せません。

 なお、ご意見付けるの抵抗ある作品ですが、個人的には床下機器のボリュームはもう少し控えめにしたほうが、足回り重苦しく見えなくてよいかな? と思ったり。


 それでも、小さめの台車と、車体のバランスは、小型郊外電車としてベストなものだと思います。
 全体のフォルム・バランスがきっちり1/1であり、なおかつレゴらしいアレンジも両立しているこの作品は偉大なものでありましょう。

 さて。
 このスケールのリアルティと質感を目指すか? つまりは「仲間になる」か?

 はたまた、6幅や7幅など、ショートスケールのモデルにもこの雰囲気を取り入れ、どこまで迫れるか挑戦してみるか。つまりは「抗う」か?

 なまじ身近な日本形であるか故に、この究極的作品が突きつけるものは大きいと言えそうです。無論、自分のスタイルを貫く選択肢だって!
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月16日

【作品紹介】あおつき様「あかつき」編成とEF66。嗚呼、散る間際の華やかさよ!


 以前「あかつき」レガートシートを作られていたあおつき(蒼月)様ですが、今度は牽引機もセットの4両編成化をされてきました。
 
 前からEF66、スハネフ15、オハネ14 300台、オハ14 300台。
 小気味の良い、巧く要約したミニマムな4両編成です。

 「あかつき」は2008年の廃止直前は、6両中個室寝台が3両、B寝台2両、座席車1両という密度の濃い編成になっておりました。
 他の廃止直前のブルートレインたちもそんな状況になっていたのは記憶に新しいところ。系統の整理で個室寝台車が集約されまくったが故ですけども、それでも最後に華を咲かせた! と言えなくもありません。オハネ14 300台はB寝台と言えど、その車内レイアウトは往年の1等寝台マイネ40に共通するものでありましたし、レガートシートが1-1-1配置のフルリクライニングでやはり嘗ての特ロ以上のものでした。

 末期「あかつき」の併結相手「なは」も、B寝台x2、B個室x2という極論的編成。
 惜しみらくはこうした美しき黄昏、ずっとは続かなかったことでしょう。


 既存作のオハネ14 300と、今回の新作オハネ14 300台。
 

 オハネ14 300台は出雲2/3号用に改造された個室寝台車で、車内設備はトワイライトエクスプレスのB個室に共通するものでした。出雲2/3の廃止であかつきにコンバートされたものです。左手の天窓部分が二人用個室。右手が1人用個室。

 全長28ポッチの中に特異な窓配置を巧く要約しています。
 如何にも、旅をしてみたくなる車両!なのですね。


 反対サイド。通路側の形状が全く異なるのはこの種の車両の常ですね。

 このサイドも、古典的寝台車らしい品格は感じられるのです。
 グレードアップ車で多用された金帯も、ダークタン表現でしっくり来ています。


 こちらはスハネフ15形。
 一般的なB寝台車(二段ハネ)で1978年ころ製造されたもの。14系15形は最後のブルートレイン新製でしたが(除く夢空間・カシオペア)、その凋落が製造時に予見されていたかどうか?

 余談ですが、中国やロシアでは高速鉄道の導入も進む一方、大量の寝台車の新造を今も続けているのは忘れてはなりますまい。

 あおつき様の作品、やはり28ポッチへの要約が巧いのですね。
 窓のサイズと車体サイズがベストマッチとしか言えません。

 車端部、あの愛想なかった切妻(微妙な後退角あり)も、今見ると懐かしい。丸ブロックに依る丸みと車体断面表現が綺麗。そして適度に目立つ貫通幌も。



 牽引機 EF66形。
 レゴでのEF66(基本番台)は何作があります。前頭部も側面も難易度の高い機関車ではありますが……。しかし。

 この的確なイメージ把握!
 客車に揃えた、コンパクトな要約感。それから来る可愛しさと密度。

 前頭部は4段分の横組で成立しています。よく見ると、無理な組み方はせず、堅実感があります。その御蔭で隙間だってありません。任意のヘッドマークだって付けられるのです。側面にかかる部分、斜めの切り上げも綺麗。

 前面窓はピラーは割愛した、1x3x6キャノピに依る仕上げ。スマートかつ強度面での有利さもあります。これも一つの見識でしょう。

 側面は窓数を2個省略してショート化。先にも触れましたよう客車が28ポッチですから徒に機関車長くなっちゃいけません。
 側面上部を平面出し組みすることで、ルーバーをグリルタイル表現にしているのですね。やはり、グリルブロックにはない立体感が魅力。その上は車体の絞込も表現されており、凝った車体なのでした。

 ナンバープレートや区名札を強調しているのも「楽しい」表現です。

 細密な交差式パンタも見逃せません。

 足回りは動力化を考慮せずに、BBBの車軸配置表現を優先。動力台車があるとどうしても台車の大きさが不揃いになり、かといって動力台車にホイルベース合わせると全長が伸びまくってしまう……という、国鉄F級電機の問題に対する一つの回答です。
(動力は、スハネフ15に組込)


 EF66と、EF65(taizoon氏作)の重連。
 実際にはなかったはずですが、1970年代の花形電機同士の華麗な組み合わせ。

 個人的にはEF65・EF66よりも、EF58やそれ以前の方が好きと公言しておりますけど、この組み合わせの魅力の前には信念だって揺れますよ? 国鉄新性能電機、ヤバい。



 前半はtaizoon様の24系25形ですから、恰も「なは」+「あかつき」の如く趣に。


 デビウ当時は派手に思えたレガートシート車も、こうしてみるとエキゾチズム誘う存在なのですよねぇ。
(毛色違うのが1両最後尾に、なんて情景は国際列車的魅力なのです)

 末期の華を咲かせていたブルートレイン。模型としての魅力の再評価は「これから」ですね。国鉄型全盛期……とはまた違う魅力、過去になったからこそ感じられるものなのかも知れません。
 

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【作品紹介】ryokushakuma様の700系「ひかりレールスター」異色の新幹線?


 700系「ひかりレールスター」は、2000年に投入された山陽新幹線区間のみの「ひかり」号専用編成。グリーン車なしモノクラス8両。但し指定席は2+2シートで、4人用コンパートメントも持つユニークな新幹線でした。
 全盛期は毎時2本程度の設定がなされていたものの、九州新幹線の開業により「さくら」が設定されたことで置き換えがすすみ、現在「ひかりレールスター」は僅かな本数のみの設定となってしまいました。

 車両、700系7000番台車の多くは「こだま」に運用されています。700系自体が現在東海道区間からは消滅しかかっている現状ではありますが、山陽区間では未だ500系も「こだま」用に健在ですので、レールスターは未だ暫くは活躍が拝めそうです。とはいえ車齢17年は新幹線としては長い方なのですが(こだま運用は負荷小さいので長生き出来るみたいですけども)。

 カラーリングはグレー地に、黄色帯という独特のものです。
 前頭部形状は700系と同じなのですが、塗り分けの違いで随分印象が異なって見えたものです。


 メーカー公式写真? ryokuchakuma様の撮影です。
 思えば、ryokuchakuma様の西方面の新幹線作品というのも初めてですね。

 何時もの7幅ですね。それゆえに幅広感……重心の低さを感じさせるのは300系以降の新幹線では嬉しい配慮。側窓は(写真では分かりにくいですが)横組です。

 新幹線なのに新灰色、というインパクトはレゴですとなお強烈です。
 思えば白ベース以外の新幹線って少数派ですものね(山形新幹線400にE4、九州新幹線用N700系程度?)。



 前頭部。
 700系の前頭部はかなり癖の強いものであり、賛否も割れるものでしたね。
 
 上手く適度な美化アレンジを含めた表現ができていましょう。美化とは申しましたがリアルは損ねていない。実車を一番かっこよく見えるアングル(700系にはあります!)を切り取ったアレンジと申せましょう。

 7幅ならではの、運転台周りの肉増しも良い効果です。平面から立体を作り出す、レゴならではの造形でもあります。

 先頭台車のスカートが嬉しい。また先頭台車のみ新灰色の車輪使っているのも注目です。



 JBFでの活躍の様子から。
 先ずは側線待機中。


 中間車。


 真正面という厳しいアングルからにも耐える「顔」ですよね。
 

 サイドビュウは美しい。
 神戸の街を見上げて疾走です。

 実物は、神戸の山の中をトンネルで突っ切っていくのですけども。


 シックというか。渋い配色なのですね。
 
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