子供の頃ホームセンターで好きだったのは、エレクターパイプのコーナー。
規格化された各種のエルボや各種の継ぎ手。パイプなど。
これはブロック玩具に通じるものもあり、見ていて飽きなかったのです。
また、グリーンマックスのストラクチャーキットの「プラント工場」も憧れ。やはりエルボなどが沢山入っていて、パイプはランナー棒で自由に作ってくださいというキット。
そんな憧れを満たすかもしれないのが、新たな日本産ブロック玩具規格の「tublock」。
https://twitter.com/benkan_Tublock
公式情報サイトはないので、Twitterでの情報提供がメインのようです。
また市販には至っておらず、その準備段階の模様。
(下記画像は公式ツイートより)
「Tublockはプラントモデルも楽しむことができます。」
この画像にびびっと来たのは言うまでもありません。
パーツ構成は
「エルボ」「T形継ぎ手」「円筒」「ドーム型コーン」「ジョイント」
それぞれの直径にバリエーション。
これだけ。
しかし、何れも他のブロック玩具では不足しがち、大量確保は難しい部品ばかり。
上の写真のモデルをレゴで作ろうとしたら、我々のやってる「大人げないパーツ買い」でも正直、苦しい。あとパイプがこんな綺麗にはなりませんし、エルボはクロームシルバーの恐ろしく高価な部品しか無く、こんな美しいパイプングはあり得ない……。
でも、Tublockなら……!?
別のプラントモデル。白と黒基調だと凄くリアルですね。
Nゲージのストラクチャーとして使いたくなる雰囲気でも有り。化成品タンク車が似合う光景。
しかし、こんな「工場萌え」のような狭い範囲を意識した商品ではありません!
夢のお城(聖堂?) 楽しげな雰囲気、そして美しい造形。
色合いも上品です。正教寺院の雰囲気があり、色合いもあってロシアっぽい。
手前にいるフィギュアも見逃せません。或る程度人間型のものも作れるのですね。
マスコットというとこんなものも。文字を描けるのは強い。そしてこちらも可愛いフィギュアが。将来的にプリントパーツもリリースすれば、キャラクターモデルも可能になるかも……レゴのミニフィグ同様の、ディフォルメの様式美を狙える?
ロボットモデルも。やっぱりマスコット的で可愛い。
プラントモデルとの世界観的落差が、また魅力でもあります。
大きめのロボも。この色合だと、どこか懐かしいタツノコ系ロボのようですね。
エッヂのある「格好良い」系は苦手かもしれませんが、どう作っても丸みを帯びて可愛く見えるのはこの規格の特徴にして身上かもしれません。
でも、リアルなプラントモデルも作れちゃう。
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つなぐ! まげる! わける!
キャッチコピーもまた秀逸。
さて。
驚くべきはこれを開発してる企業が「本物の」配管を製造している、「ライフラインを支える」ベンカンというメーカーであること。本家本元に寄るリアルさはかつてない世界を生みだす?
また、ブロック玩具としての斬新さ、ユニークさ、そして製作物の幅の広さは市販されたら注目されるのではないでしょうか?
ダイヤの伝統を引き継ぐナノやナノプラス。
面構成の独自性で、今はある程度の地位を得たLaQ。
ここにTublockが続くことができること、願っています。
なにせ、レゴでは出来ないことができちゃうんですから!