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2012年08月26日

【入門篇】brickshelf/bricklinkで情報収集

 英語サイトではこの2つは割と基本です。
 悲しいかな、日本語のサイトでこの2つに相当するものはありません。
 どちらもレゴ社外の個人が運営するアンオフィシャルですが、ここの情報や情勢は多くのAFOL(ALL FUN OF LEGO/ADULT FUN OF LEGO。要は「大人のレゴファン」)が気にするところ。
 余談ですが、レゴ社・レゴ趣味界の標準言語は「英語」です。これがデンマーク語じゃないことに感謝しましょう。
 
 brickshelf
http://www.brickshelf.com/

 レゴ作品画像の投稿サイト。10余年の歴史あり。
 アカウント登録(無料・但しカンパ制あり)すると画像投稿ができます。投稿後、直ぐには公開されず、運営サイドのチェックを経てからの公開となります。ここでの待ち(半日〜。運悪いと数日)を「検閲中」と云ったりします。

 タグ機能があり、お目当ての作品探す参考にはなります。ただ2文字タグがダメなので「JR」「DB」は使えません。「JNR」(日本国有鉄道)や「DRG」(戦前のドイツ国鉄)なら大丈夫。

 以下、お薦めのタグ。

 JNR(当然ですが、日本のビルダー多し)
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/search.cgi?q=JNR&stype=fi
 DRG(ドイツの鉄道)
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/search.cgi?q=drg&stype=fi
 EF58(定番形式! 三者三様です)
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/search.cgi?q=ef58&stype=fi
 Shinkansen(海外ビルダーの日本形も見ることができます)
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/search.cgi?q=shinkansen&stype=fi
 TEE(1960−70年代の欧州の国際特急)
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/search.cgi?q=TEE&stype=fi

 その他、内外鉄道会社の略称(TKKやらKHKやらRhb)やら、形式名(GG1やらBR01など)で検索すると作品が出てきます。逆に申せば、登録時にはタグ機能を使いこなすのが肝要となります。勿論、アクセスカウントが気にならないのなら話は別ですが……あれって結構モチベーションになったりしてます(笑)。

 ちなみに、1年ほど前のシステムチェンジで、画面の下の方に「投稿日時・更新日時」が表示されるようになりました。古い作品は古い作品なりに味のあるものです。


bricklink
www.bricklink.com/index.asp

 レゴの、部品やセットのセラー群による国際的ネットワーク。登録の上フォーマット通りに店を作れば共通のデータベースに登録され、全世界相手に取引ができる……と考えればよいでしょうか?
 そのために、過去のレゴの全製品・全部品についてのデータベースが構築されています。要は完全版のパーツリストです(一般的な用途では「漏れ」はほぼありません)。
 セットは「#nnnn」等の番号、パーツは「%nnnn」などの番号で表されます。
(例えば一般的な1×1ブロックの番号は「%3005」です)

 こんな用途につかえます。
・特定の部品が、どのセットにいくつ含まれているのか知りたい
・あるセットに、どんな部品が含まれているのか知りたい
・過去セットのカタログ的な見かた。割と楽しいです。
・過去パーツに対して、上と同様。

 なお、検索した部品やセットを「購入」することもできます(要アカウント登録)。
 ただし、英語・外貨での取引になるので敷居は若干高めですが。
 あと、語学力よりはパーツなどの知識や、多少のことがあっても赦せる「寛大な心」の方が大事かもしれません。
「カンザンブリック」はこのbricklinkからの調達を日本語・日本円で代行するサービスです。

 類似のサービスにpeeronがあります。ここもセットや部品のデータベースが完備しており、購入も可能です。http://www.peeron.com/
 ただ、現在はbricklinkの方が勢いがあるようですね。余談ですが、セットや部品の英名はbricklinkとpeeronでは結構違ったりします。番号は共通ですが。


 そんなわけで、初心者としては「作品」をbrickshelfで参考にして、「部品」についてbricklinkで知る・学ぶというのは上達の早道です。国内ショップでパーツ購入する際も、bricklinkで得た知識はあって損はありません。

 トラブル? 当然ですが、観るだけなら無縁です。
 英語力? そんなのはあとからついてきます(笑)。管理人もそうでした……というか今も英語は自信無いのです(google翻訳最強!)。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 入門篇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月23日

【入門篇】9VとPowerFunctionの比較(2012年版)

 9V(1991-2007年)

 電池不要

 レールは9V用のステンレスコートもののみ使用可能。入手性悪い。

 パワートラックのみで動く。車両の自由度が極めて高い。

 絶版品故入手はやや難(個人輸入かその代行を利用する必然あり)

 将来性がない。頑張って現状維持。

 直流2線なので、リバース線などは不可(ギャップ切れば可)。

 パワートラックはスローでのトルクがやや弱し。

 パワートラック以外の動力が一切存在しない。蒸機はテンダモーターテンダドライブが必須。特殊な足回りの車両は自走諦める必要がある。


 9V用の「パワートラック」%590。これ単体で動くのは魅力ですが。


 PowerFunction(2010〜)

 電池必要 単四×9

 レールはRC/PF用の他、レゴ社が過去に製造した全てが使用出来る。9V用は勿論、その気になれば4.5V(1966-1990)のレールさえも。入手性極めて良好。

 赤外線の到達範囲に縛られる。屋内では問題ないが大会場では厄介に。

 パワートラック以外に、車上に電池BOXと受光ユニットを搭載する必要がある。それ故車両形状に縛りができる。車内でのケーブル取り回しが難。

 入手は比較的容易(ただし、各種ユニット類は個人輸入の要あり。代行可)

 将来性は太鼓判。2008年以降のレゴの標準電気系の座を固めている。

 1線に複数列車の運転も可能。またリバース線なども自由自在。

 PFの汎用モーターを使い、自由な足回りの車両が作れる。蒸気機関車をエンジンドライブにしたり。パワートラックでもロッドドライブ化が可能。

 パワートラックはスローでのトルクに余裕あり。本格的にスロー+大牽引力を楽しむなら上記の汎用モーター使う手も。意外とテクニカルに楽しめる。


 PF用のパワートラック %x1688a。これ以外に、車上に受光ユニット+電池BOXが必要なのは難。
 そのかわり、車輪はテクニック軸(レゴの標準規格軸)のどのタイプも自由に使えます。

 ※なお、9VとPowerFunctionの間には2006−2009年に展開された「RCトレイン」が存在します。これも赤外線リモコンなのですが、PowerFunctionと互換性がありません。セット・部品共に意外と安くないのでおすすめしかねます。


 結論としては。
 将来的に9Vの導入を考えるにしても、最初に買うセットは現行PowerFunctionのもので大丈夫だと思います。上記のようにPFにはPFのメリットもありますので、「手戻り」も杞憂。なにせ9Vメインの管理人が#7938を何セットも買い込んだり、PowerFunctionの受光ユニットを数えられないほど買い込んでるくらいですので(何にでも使える便利な部品! 操重車のリモコン操作したり、ターンテーブル回したり)。
 この両者はレゴ社の思惑はともかく、ユーザレベルでは共存共栄できるものです。

◆◇◆◇◆◇◆   ◆◇◆◇◆◇◆
 

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=482112
 写真
http://legotrain.seesaa.net/article/222148847.html
 製作記事

 イギリス国鉄のclass08小型ディーゼル機関車。パワートラックでのロッドドライブはPowerFunctionにしか出来ない小技です。
 この種の小型機関車でロッドドライブのものって日本も含め、意外とたくさんあります。


 写真
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=416843
 製作記事
http://legotrain.seesaa.net/article/138556312.html

 スイス国鉄のBe4/6電気機関車。この機関車を自走させるためにはPowerFunctionは必然でした。PF Mサイズモーター(レゴの汎用モーター。低廉にしてハイパワー!)1台で片台車駆動ですが、大変にパワフル。
 類例する日本形だと、碓氷峠のED42辺りに応用が効くかもしれません。ちなみにレゴにはラックもあり隙間開ければ曲線にも設置できますので、その辺も含めた物凄いことが可能なのも、PowerFunctionならでは……?
 
posted by 関山 at 20:49| Comment(3) | TrackBack(0) | 入門篇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月20日

【入門篇】「最初に購入するもの」PFトレイン基本セットについて

 JAMでの配布チラシ/会場のQRなどからアクセスして下さった方々、ありがとうございます。
 当面はJAMのレポートの他、なるべく【入門篇】増やして対応したいと思っております。
 また、なにか質問ございましたら、どんどんコメントを下さいませ。

 さて、レゴトレインの基本セットには定番・最廉価の「#7938 超特急列車」以外もありますので、こちらで価格など紹介します。

 「#7939 新カーゴトレイン」。amazon.co.jpでは40%offで16365円。
 欧州系の電気機関車と、コンテナ車・タンク車・長物車のセット。レールはオーバルの他ポイント左右1つづつが入ります。アクセサリとしてガントリークレーン。
 また、トレーラートラックと積荷の乗用車2台がアクセサリとして。レゴいっぱい、ではありますので新規にレゴ環境導入される方にお勧めできるかもしれません。
 「#3677 レッドカーゴトレイン」。amazon.co.jpでは38%offの14980円。
 欧州系の電気式ディーゼル機関車と保線用貨車・有蓋車・チッパー貨車(土運車)のセット。アクセサリとして積み込みホッパー。
 機関車の造形はこのクラスの実物が「万国共通」なこともありますが、JR貨物の新鋭HD300ハイブリッド機関車にも似ていましょうか? 日本形に見立ても効くスタイルです。

 「#7938 超特急列車」と以上の2セットには全てリモコン他必要な物は全て含まれています。
 他に必要なのは単四電池9本(列車に6、リモコン3本)のみ。たまの運転なら100均のノンブランドアルカリ電池(4本100円)でも大丈夫です。運転頻度高いならニッケル水素電池もありかもしれませんが。

 レゴトレインの製品には、製品型番が#10000台のマニア対象のものもあります。価格は高めですがリアルさでは通常製品を大きく上回ります。いくらか「鉄道模型」を意識したシリーズです。

 ただ、現行品として入手できる#10000台は現在「#10219 マースクトレイン」のみです。レゴジャパンの正規扱いはなく、amazonではマケプレが比較的安全・手軽・割安な入手手段となります。
(他の入手方法は輸入品ショップ[割高]か、ヤフオク[比較的、割安]、或いは自力個人輸入[一番安いのですが……]となります。ちなみに過去実績的に15000円程度は「割安な相場」です)

 内容はSD40-2ディーゼル機関車(アメリカ形です)と、コンテナ車2両のセット。SD40-2は実物にも存在するMAERSKカラー。アメリカ形がお好きならお勧め。というより、現行唯一のアメリカ形ですし。
 なお、レールやモーター、赤外線受光部、リモコンなどは全て別売です。「#7938 超特急列車」を購入してしまうのが一番の早道でしょう。レゴはじめてとか久々なら、先に#7938で慣れてしまうのもありだと思います。
(一応、「カンザンブリック」では6300円にて「モーター+赤外線受光部+電池BOX」の動力化セットも扱っております)


 そんなわけで、部品取りにも有効な「#7938 超特急列車」は現在45%offの10363円。
 レールや電気系、車輪や連結器以外もタイルや窓パネル、普通のブロックなど基本部品多数なので、再利用価値は極めて高いのです。

 さて。
 レゴトレインの基本セットにレールは含まれるとはいえ、量的にはちょっと物足りないと思われます。最初にレールも揃えておきましょう。「#7499 フレキシブルレール」は直線8・フレキシブル16個(直線4本分)のセットです。35%offで1699円。

 「#7895 ポイントレール」は手動ポイントが左右1対のセットで2625円。勿論、あったほうが楽しいです。なお、amazon.co.jpでは何故か割引率が0%なので、店頭※の方が安い場合もあります。
(※レゴのブランドストア クリックブリックなど)

 また、曲線レールは単品販売が正式にはありません。外部のパーツ業者などからの入手となります。
(「カンザンブリック」でも扱えます)

 アクセサリの定番 旅客駅「#7938 シティの駅」は37%offで3934円。
 駅舎と言うよりは簡素な待合室のみの駅ですが、プラットフォームや照明、割とりっぱな跨線橋などの駅に必要なアクセサリ全般が詰まっています。駅のセットではなく、駅アクセサリのセットと割りきっては如何でしょうか? 駅舎部分はクリエイターのハウス系が転用できましょう。


 クリエイターのハウス系はこのあたりがお勧めです。特に#5891マイホームはパーツ分量に対して価格が低めでコストパフォーマンス高め。
 なお、#10222は「郵便局」ですが小さめの駅舎という割り切りもできましょう。クリスマス合わせのシーズンセットですが、雪の表現を取り払うのも容易な構成です。

================================================

 そんなわけで、レゴの第一歩は「現行品のセット」からはじめるのが無難です。
 一番安いのはやはり現行品ですし、現状のラインナップは「決して、悪くはない」のですから。
 それに、飽きたら「部品」と割り切れるのもレゴならでは。殆どの場合、無駄にはならないのです。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 入門篇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月09日

【入門篇】作品写真の撮り方?


 以前、写真講座もやりたいとか何処かでコメントしたような。期待されてる方遅くなって申し訳ございません。でも、自分が知ってる限りだとそんなに書くことはないのですが。自分も写真に関しては人に偉そうなこと言える腕とは程遠いですから(棚とかに上げてる写真見れば……)。

「カメラは絞りが手動設定できるものが望ましい」
(デジイチか高級コンパクトがベスト。基本、高いカメラは感度を上げても画像が荒れない)
「被写体深度に気をくばること。シャッター速度を犠牲にして絞り込むべし」
(だから絞りがマニュアル設定出来ると好都合。なお小物の場合は気にする必要はないです。でも32ポチ全長の鉄道車両クラスだと絞り込みは必然。ましてや編成を撮る場合には)
「三脚使うか、ない場合は何か台に載せる」
(絞り込むとシャッター速度が落ちて手ぶれする。手ぶれ補正は当てにならない。低い三脚の代わりになるのは厚めの本などを積み重ねて。本物の三脚より速写性が高くお勧め)
「自然光は安定しないので望ましくない。蛍光灯がベスト」
(野外撮影は別。あと雰囲気出すために白熱灯使うのはありだと思ってます)
「感度(ISO)は荒れない程度に上げること」
(高いカメラとか新しいカメラが有利なのは、これ。最近のコンデジはかなりマシですが)
「2秒セルフタイマーは手ブレ防止に有効」
(この機能の有無は大きい)
「背景はシンプルに。何でもいいから白いもの(コピー紙でも何でも)を背後に」
(情景写真を狙う場合は別。その場合でもシンプルな記録写真は別にあった方が良い)
「フラッシュ撮影は極力避ける。どうしてもの場合はフラッシュの前に薄い紙貼ってデヒューズするとよい」
「必ず『編集』してからアップする」
(編集に関しては別の機会に。シャープネスあげるのお勧め。あとレゴの標準青は気鋭に出にくいので補正したほうがいいです)


 あと最近の「鉄」行動とかで実感してるのは……哀しいかな、カメラとレンズは値段相当ってこと。
 初心者が安いカメラで上手に撮るのは……やっぱり難しいですよ。デジタルになって銀塩の時よりも財力がものを云うようになってしまったと思うこと頻り。銀塩の頃は「安いけどよく写るカメラ(レンズ)」って確実に存在したんですけどねぇ……。
 まぁカメラ自体は銀塩の頃より絶対的・平均的に安くなってるのは事実ですし、そもそもフィルムとか現像に膨大な費用出していたこと思えば今は極楽なんですけどね。

 基本、レゴ撮るくらいならデジイチ入門機(+セットレンズ)で大丈夫だと思います(高級コンパクト機はよく分からない、すいません)。その上は写真自体が趣味の世界でしょう……。
posted by 関山 at 23:59| Comment(10) | TrackBack(0) | 入門篇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月20日

【入門篇】2010年のレゴトレインスタート……は、もうちょっと待った方が

 先日のTVチャンピオンでアクセスが上がるかというと大差がないのがこのブログ(内容は速度及び運用区間濃度無制限……)。
 ですが、レゴの鉄道システムに新たに関心持たれた方がひょっとしたらいらっしゃるかも知れませんので、取り急ぎの形での「スタート」記事をば。

 それにしても、「入門篇」カテゴリ、最後に書いたのが2007年9月でした……3年近く前のことで役にたたないと思います、多分。
http://legotrain.seesaa.net/category/5373694-1.html
 あの頃はまだ9V現役だったんですね……。


●どの規格があるか
 一般的なのは1991年から2007年頃まで供給された「9V」です。Nゲージ鉄道模型などと同様、パワーパック使用し、線路から給電します。
 「12V」や「4.5V」はそれ以前の規格で、たまにネットオークションなどに出てくるようです。
 IR(RC)は赤外線リモコンの製品で、2006年から2009年まで供給されました。
 PowerFunction(PF)も赤外線リモコンですが、IR(RC)とは互換性がありません。2009年に「#10194エメラルドナイト」という蒸気機関車+客車のセットが対応しています。なお、今年(2010年)夏以降にPowerFunction対応のセットがリリースされます(後述)。
 なお、上記の規格は全て付随車(客車・貨車)には互換性があります。また、4.5VやIR(RC)、PowerFunctionの動力車は12Vや9Vのレール上を走らせることもできます。


●何がおすすめか
 PowerFunctionが2010年現在のベストです。
 赤外線リモコンですが、動力車制作の自由度は低くなく、また蒸気機関車や特殊な足回りの旧型電機などを自走させることもできますから。スピードやパワーもある程度は自由にセッチング出来るのも魅力です。
(管理人も去年末〜今年初に何作かPFの機関車や電車を制作しています)
 唯一の問題は、現状でセットやパーツの供給が安定していないこと。また、日本に入っても大変に割高であること。
 すぐ欲しいという方には気の毒ですが、今年の夏に以下のセットがリリースされます。


 #7938 旅客列車


 #7939 貨物列車
(画像は両方共、Rober-to氏のbrickshelfフォルダより引用。元はレゴ社の欧州流通向けカタログ)

 詳細は弊ブログの2009年12月24日のエントリ
速報【レゴ製品】2010年レゴトレイン新作続報。箱画像あり。蒸気機関車セットまで!
http://legotrain.seesaa.net/article/136470623.html
 を参照願います。現状手に入る情報から考えられる程度でレビューしてますので。

 この両セットともトレインファンの前評判は低くありません。安心して購入出来る製品と思われます(まぁ現物出てこないと分からないことも多いので確信はできませんが)。充電式バッテリー込みですが、価格もそれほど高価にならない見込みだとか。
http://lego.wikia.com/wiki/7938_Passenger_Train
http://lego.wikia.com/wiki/7939_tba
 によれば#7938で119.99ユーロ、#7939で169.99ユーロとのこと。8月。

 電車・機関車の形が好みでなくても、「全てが入っている」という点で十分にお得でしょう。 リモコン・受信ユニット・パックモーター・充電式バッテリーのどれも何処かで使い途があるはずです。
 あとは浅草橋のみの局所的超円安が起こらないことを願いましょう。

 ちなみに将来性皆無のIR(RC)はお薦めしかねます……半額以下で安売りされていたら別ですが。


●9Vは未だ入手可能?
 パワーやスピードの安定、動力台車(パワートラック)つけるだけで走る手軽さという意味では9Vはまだまだ有利な規格です。
 2007年で関連製品の供給は終わりましたが、bricklinkでは未だ大量に中古品やストック品が出回っており、国内ネットオークションよりは割安のようです。逆に云えばbricklinkに手を出す覚悟が必至なのが現状ですが。
 勿論、PowerFunction関連を先回りでbricklinkで入手するのもありです。


●結論
・8月まで待つ
・割高承知で国内でPowerFunction関連製品を買う
・割高承知で国内オークションで9Vを入手する
・bricklinkに手を出す。

 以上が2010年4月地点でのレゴトレインの入門方法……。やはり8月まで待つのがベストなのでしょうか?
posted by 関山 at 22:31| Comment(4) | TrackBack(0) | 入門篇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月13日

新 9Vトレイン入門(折角の円高ですから)

 何時もご覧くださっている方には退屈かもしれませんが、たまには入門記事も。
 2006年末に作った同人誌「LegoGaugeマガジン」からも状況が変わっていることもありますので。

●9Vの現状
 日本ではほぼ入手不可のままです(事情が好転する可能性も低いと思われます)。
 但し、欧米では未だShop@Home(レゴ社の通販サイト)にてモーター・レール各種の入手が可能です。

●入手方法
 Shop@Homeで購入し、個人輸入代行業者に日本へ転送してもらうのがベストです。
 Shop@HomeはUSAを利用します。レゴはもとからアメリカが一番安いうえ、ドル安ユーロ高も昨今の為替傾向。個人輸入代行業者もアメリカでドル決済を前提とした業者が殆どです。
 個人輸入代行業者は幾つもありますが、手数料的に現在のお勧めはこちら。
http://www.goopping.jp/
 このサイトで比較も出来ます。
http://www.personalimport.info/index.htm

 具体的な方法は、代行業者のサイトをご参照願います。
 なお、「個人輸入はクレジットカード必須」という誤解されることも多いのですが、幾らかの割増(例えば10%の割増)でカード無しでも利用可能な業者も今は多いです。
 また、リスクがつき物といわれる個人輸入ですが、有り得るリスクは「個人輸入代行業者が信用できるか」だけです。S@Hから代行業者間、代行業者から日本への輸送は何らかの保険・保証の利く輸送が行われます。

 上記のほか、bricklink(レゴの世界的個人売買サイト。要登録ですが無料。セラーの多くは海外発送も可)より購入する方法もあります。但し、個人売買に近いため、リスクへの「自己責任度」は高くなります。

 どうしても国内で……という場合は、こまめにヤフオクをチェックするか、国内業者への依頼という形になります。後者は割高につくので、あまりお勧めできません。

●費用
 製品代金+アメリカ国内運賃+代行業者手数料+日本への運賃+日本の関税、となります。為替レート+40〜50円程度と考えて良いでしょうか。日本の関税が掛かる代わりに、アメリカの消費税は掛かりません。

 ここで余談ですが、アメリカでは消費税は州ごとに異なる外税であり、多くの州では日本より高いです。例えばアメリカで99ドルの製品は、事実上115ドルとか120ドルになっている筈です。レゴに限りませんが「アメリカでは安いのに、日本では高い!」という日米の価格比較の際にはこれも計算に入れる必要はあるでしょう。

●時間
 概ね1ヶ月は掛かります。何が遅いかと言うと、S@Hの発送から代行業者までの時間がかかるんです。

●買うべき製品
 現在、9Vの入門セット的製品(鉄道模型では御馴染みの、レール・車両・電源が全部入った製品)はK10173という「#10173 HolidayTrain + トレインモーター + レール1周 + スピードレギュレータ」のセットがあります。174.99ドル也。#10173は見かけに似合わず?本格的な機関車と客貨車のセットで、6両分も入っているお得なセットでもあります。

 また、#10183HobbyTrainという「鉄道車両なら何でも作れる?」素晴らしいセットもあります(別名:「トレインデザイナーセット」)。箱絵に載っている機関車のほか、工夫次第で「機関車1両+客車2両」を1箱からくみ上げることもできます。また、含まれる部品は鉄道車両作るうえでは無駄のないものばかり。中身一覧はこちら
 こちらをベースにした場合は以下。

#10183 HobbyTrain 99.99ドル
KT4548 レール1周+トレインモーター+スピードレギュレータのセット 96.97ドル

 この場合は、200ドル弱のスタートとなります。

 何れの場合も、加えて#4515直線レールを何箱かと、予備のトレインモーター1台があるといいかもしれません。その他はお好みと予算に応じて……。

※スピードレギュレータのACアダプタは、定格にあったものを別途調達の必要があります。秋葉原で\1000位。
 また、余談ですが#4548スピードレギュレーターはBricklinkでの中古相場は15ドル程度で、新品の購入はやや勿体無いです。国内のレゴトレインのファンでも余らせている人は少なくないと聞きますので、安く入手できる可能性はあります。また、Nゲージ鉄道模型のパワーパックでも代用は可能です[但、トラブル時自己責任!])

●IR(RC)との比較
 IR(RC)トレインは今でも国内で入手が可能です。ですが、システム面の柔軟性のなさからレゴトレインのホビーユーザーからは殆ど支持されていないのが現状です。入手・価格面でのメリットはありますが、多くを期待しないほうが無難でしょう。勿論、お試し用や部品取り用としては悪くありません。
posted by 関山 at 03:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 入門篇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月10日

簡単に〜9VとIRの差異

 既報のとおり、本日6/10(土)にクリックブリック各店に9Vトレインセットの#4511 HighSpeedTrainが実に久々に入ってきます。価格は\12800。

 そして9月位にはIR(赤外線)リモコン方式の新トレインセットが日本にも入ってくるはずです…。
 これからレゴトレイン始めようという方にとっては、どちらを選んだらいいのか迷っている方も居られると思いますので、たまにはマニアック?な話題から離れ、9VとIRの差異・優柔に簡単に触れておきます。

 なお、先に結論を記しておけば、これから始める方にお勧めなのは「9V」です。初期投資はさほど変わらないのにシステムは本格的で柔軟性があります。9Vは世界的な市場で見れば入手は暫くは安泰だと思われますが、日本には今後は入りにくくなることが予想されます。
 

●システム
9V:電源はコンセントから取ります…電池切れの心配はありません。レールは一部金属製のものを使用します。前進後進・スピードのコントロールはレールに掛ける電圧・極性を「スピードレギュレータ」で制御することによって行います。
 所謂「鉄道模型(NゲージやHOゲージ)」の殆どと同じシステムです。レゴトレインを指して「世界で最もクリエイティブな鉄道模型」と言わしめるのは9V(とその前身の12V)の存在に拠るものといえましょう。
 デメリットとしては、レールがやや高価なことと、レールの組み方に電気的な制約があることでしょう(説明書で図示されています)。
 本格的なシステムではありますが、感電などの危険は(ほぼ)ありません。取り扱いも決して難しくはありません。

IR:電源は車輌に搭載した電池(単三×6)です。赤外線リモコンで前進後進・スピードのコントロールを行います。レールはABS製で安価になると思われます。
 デメリットは多々ありますが、赤外線なので、列車がトンネルや車庫などに入るとコントロールができなくなること、電池切れ・電圧低下の問題が大きいでしょう。

 メリットはセットの価格が下げられることです。しかし、実際にはセット構成の問題で必ずしも安価ではないようで、日本国内での実売価格は9Vのセットと変わらないものになると予想されています。
 なお、レールの組み方には電気的な制約がないのはメリットです。

●柔軟性
9V:9V用トレインモーター(台車にモーター・車輪を一体化した部品)だけで走ります。24/28ポッチ長さのトレインプレートを組み合わせるもよし、自作のプレートにとりつけるも良し。かなり自由に自作の列車が作れると思って間違いないでしょう。

IR:IR用トレインモーターだけでは走りません。その上に「IRトレインプレート」が必要になります。IRトレインプレートは長さ30ポッチで、赤外線受光部・回路・電池BOXが一体になっています。列車を作る際にはIRトレインプレートの規格に縛られるでしょう。また電池BOX部が床上に大きくはみ出すので、インテリアを作る際には制約になります。

 但し、マニアックな要素ですが、IRトレインモーターの車軸は通常のテクニック軸なので、任意の車輪(例えばBBBホイール)を挿したりはできます。また動力装置をテクニックモーター、テクニックパーツで自作できる可能性はあります。

●互換性
 IRの動力車は、従来のレゴトレイン用のどんなレール(4.5V/12V/9V/IR)でも走行できるはずです。9Vの動力車はレールから集電しないとなりませんので、9Vのレール上でしか走行できません。
 但し、動力車以外(客車や貨車など)は完全に互換性があります(昔の4.5Vや手押しの列車でもOK)。また、レールそのものはIRと9Vは接続可能です。例えば、IR用にはクロスレールがリリース予定に入っていませんが、これは9V用で代用することができます。

 なお、IRトレインモーターも電圧は9Vです(1990年代以降、レゴの電気系は電圧9V・接続は通電ポッチで統一されています。IRトレインも例外ではありません)。モーターの通電ポッチ同士を9Vケーブルで直結すれば、IRトレインモーターを9V車輌の2モーター化に使用できるものと思われます。同じく、9VトレインモーターをIRトレインプレートに取り付けることも多分可能でしょう。

●将来性
 IRによって9Vは駆逐されるのか? レゴ社としてはレールなどに製造コストのかかり製品価格に響く9Vをやめたがっているようですが、欧米に多い9Vユーザーをそのまま黙らせることはできないようです。既に事情は記しましたが、新製品「LEGO HOBBYTRAIN」も含む今年(2006)秋〜来年春の9V関連製品の売れ行きによって、継続か打ちきりを判断するとの方針が示されています。

 これは裏返して云えば、来年春までは9V関連製品は入手が可能、ということでもあります。

 公式に打ち切りという最悪の状況を想定しても、今もBricklinkでは高価ながらも(但し、買えない価格ではない)12V関連のセットやパーツの売買は盛んであり、9Vに関してもレゴ社を離れたマーケットでは十分に生き残れると思われます。

 但し、日本での9V関連の店頭入手は今後難しくなるのではないでしょうか。個人的には「LEGO HOBBYTRAIN」はIRと平行してクリブリに入ってくれればいいなぁと思うのですが。
 ただ、「LEGO HOBBYTRAIN」の続報、なかなか来ないですね……。
posted by 関山 at 07:25| Comment(5) | TrackBack(0) | 入門篇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月23日

BBBホイール入門(リライト版)

 先日取寄せした「BBBホイール」に関してフォローしておきます。といいますか、随分前に書き溜めしてあった入門記事のリライトです。

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 トレインファンの積年の悩みは、蒸気機関車の動輪を如何にするか、でした。過去の部品の有効活用や、意外な部品の活用などで先人達は乗り越えてきました。が、前者では供給量が限られ、かつ高価についてしまう問題があります。
 一方後者ではビルドの幅が広がり、レベルが向上するというビルド界全体へのメリットはありますが、フランジレスとせざるをえない場合が多く、車軸配置や走行性能には制約を受けがちです。またルックス面での問題も残ります。

 要はレゴ社が(くだらない大味パーツの金型起こす費用の一部でも振り分けて)機関車の車輪に使えそうな部品を起こしてくれればよいのですが、そんな流れはなかなか起きてはくれません…。

 それならば、自ら理想のパーツを起こしてしまおうと制作されたのが「BBB」(Big Ben's Bricks)ホイールです。ガレージキット的部品ではありますが、ガレキのようなキャストではなく、きちっとABS樹脂製と気合が入っています。
 AFOLの理想を再現する部品ですから、仕様も使いやすいもの。取り付けは汎用性の高いテクニックシャフト、ロッド用の穴もありますから実物どおりに可動するロッドドライブも可能です。

 2004年春に話題になり、夏ごろより頒布が始まりました。フランジレスやミニといった派生品は2005年入ってから。関連ページはこちら。
http://www.bigbenbricks.com/index.html
 使用方法も図入りで説明があります。
http://www.bigbenbricks.com/applications.html#general

■種類

 現在、3種類がリリースされています。
◆BBBホイール(カラー:赤、黒、灰、濃灰)
 蒸気機関車の動輪用で、ロッド用の穴もあります。この車輪だけを並べた場合の最小軸間は4ポッチ分になります。
 テクニックのアームやビームを例に挙げると、
○○●○○○○●○○
 こういう形での取り付けになります。
 当然ですが、この車輪を3つ並べてしまうとカーブ通過は不可能です(完全に不可能ではありませんが、中間軸を左右に移動させるなんらかの仕掛けが必要でしょう)。可能な車軸配置配置は
2B
2B1
という古典機。あるいは
2BB1
のような複数の足回りを持つ(マレー式等)タイプでしょうか。
 なお、最大軸間は9ポッチ程度が限界のようです。それ以上だと、カーブ等でフランジが引っかかってしまいます。

 なお、車輪の厚さはブロック1ポッチ分です。1/2高さのアームでロッドを取り付けると車両の幅は7ポッチ分になり、ロッドにクランク等への仕掛けを組み込むと8ポッチ分の車体幅になります。ただし、それらの場合でも6ポッチ幅の車体との相性は悪くないです。無理に車体幅を7ポッチ以上にする必要はないでしょう。

◆BBBホイールフランジレス(カラー:赤、黒、濃灰)
 フランジのないBBBホイールです。基本的にはBBBホイールとの組み合わせで使用します。BBBホイールとの組みあわせなら、最小軸間は3ポッチにすることができます。
○○●○○○◎○○○●○○
 ◎がフランジレスです。こんな使い方も可能。
○○●○○○◎○○○●○○○◎○○

 これで、2C1のパシフィックでも、1D1のミカドでも作ることができるようになります。

◆BBBホイールミニ(カラー:赤、黒、濃灰)
 従輪、先輪用のミニサイズのスポーク車輪。通常のトレイン車輪とは完全に同サイズです。

○●○○●○
 のような使い方ができます。ロッド用の穴などはありません。なお、車輪の厚さはブロック1/2ポッチ分です。通常のトレイン車輪代わりに使っても面白いのではないでしょうか。

■問題点
 現物を手にしてみるとわかりますが、さすがにクオリティはレゴ製品同等ではありません。金型の精度は悪くないのですが、素材の質感が微妙に違います。最近はレゴ純正品でも問題になりがちな(苦笑)色合いに関してですが、灰と濃灰は旧色にあわせつつ微妙に新色っぽい仕上げです。ただし実際に使用してみると意外と気になりません。赤や黒はほぼ同じ色です。

■注意
 機関車組み込みの際には。クランク位相つけるのを忘れませんように。180度では駄目です。90度に設定されますよう。詳細は
http://www.bigbenbricks.com/applications.html#general
をご覧下さい。

 あと、レゴ社純正部品ではないので、公式非公式のビルドコンテストなどでの使用は要注意です。

■入手方法(個人輸入orデジラ)
 入手方法は、直接の通販(勿論英語。支払いはPaypal)のほか、お馴染みデジラさんで輸入代行もしてくれます(1ドル=192円で換算)。
 クレジットカードが使えるなら、費用・時間面で前者を推奨します。
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 入門篇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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