悲しいかな、日本語のサイトでこの2つに相当するものはありません。
どちらもレゴ社外の個人が運営するアンオフィシャルですが、ここの情報や情勢は多くのAFOL(ALL FUN OF LEGO/ADULT FUN OF LEGO。要は「大人のレゴファン」)が気にするところ。
余談ですが、レゴ社・レゴ趣味界の標準言語は「英語」です。これがデンマーク語じゃないことに感謝しましょう。
brickshelf
http://www.brickshelf.com/

レゴ作品画像の投稿サイト。10余年の歴史あり。
アカウント登録(無料・但しカンパ制あり)すると画像投稿ができます。投稿後、直ぐには公開されず、運営サイドのチェックを経てからの公開となります。ここでの待ち(半日〜。運悪いと数日)を「検閲中」と云ったりします。
タグ機能があり、お目当ての作品探す参考にはなります。ただ2文字タグがダメなので「JR」「DB」は使えません。「JNR」(日本国有鉄道)や「DRG」(戦前のドイツ国鉄)なら大丈夫。
以下、お薦めのタグ。
JNR(当然ですが、日本のビルダー多し)
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/search.cgi?q=JNR&stype=fi
DRG(ドイツの鉄道)
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/search.cgi?q=drg&stype=fi
EF58(定番形式! 三者三様です)
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/search.cgi?q=ef58&stype=fi
Shinkansen(海外ビルダーの日本形も見ることができます)
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/search.cgi?q=shinkansen&stype=fi
TEE(1960−70年代の欧州の国際特急)
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/search.cgi?q=TEE&stype=fi
その他、内外鉄道会社の略称(TKKやらKHKやらRhb)やら、形式名(GG1やらBR01など)で検索すると作品が出てきます。逆に申せば、登録時にはタグ機能を使いこなすのが肝要となります。勿論、アクセスカウントが気にならないのなら話は別ですが……あれって結構モチベーションになったりしてます(笑)。
ちなみに、1年ほど前のシステムチェンジで、画面の下の方に「投稿日時・更新日時」が表示されるようになりました。古い作品は古い作品なりに味のあるものです。
bricklink
www.bricklink.com/index.asp

レゴの、部品やセットのセラー群による国際的ネットワーク。登録の上フォーマット通りに店を作れば共通のデータベースに登録され、全世界相手に取引ができる……と考えればよいでしょうか?
そのために、過去のレゴの全製品・全部品についてのデータベースが構築されています。要は完全版のパーツリストです(一般的な用途では「漏れ」はほぼありません)。
セットは「#nnnn」等の番号、パーツは「%nnnn」などの番号で表されます。
(例えば一般的な1×1ブロックの番号は「%3005」です)
こんな用途につかえます。
・特定の部品が、どのセットにいくつ含まれているのか知りたい
・あるセットに、どんな部品が含まれているのか知りたい
・過去セットのカタログ的な見かた。割と楽しいです。
・過去パーツに対して、上と同様。
なお、検索した部品やセットを「購入」することもできます(要アカウント登録)。
ただし、英語・外貨での取引になるので敷居は若干高めですが。
あと、語学力よりはパーツなどの知識や、多少のことがあっても赦せる「寛大な心」の方が大事かもしれません。
「カンザンブリック」はこのbricklinkからの調達を日本語・日本円で代行するサービスです。
類似のサービスにpeeronがあります。ここもセットや部品のデータベースが完備しており、購入も可能です。http://www.peeron.com/
ただ、現在はbricklinkの方が勢いがあるようですね。余談ですが、セットや部品の英名はbricklinkとpeeronでは結構違ったりします。番号は共通ですが。
そんなわけで、初心者としては「作品」をbrickshelfで参考にして、「部品」についてbricklinkで知る・学ぶというのは上達の早道です。国内ショップでパーツ購入する際も、bricklinkで得た知識はあって損はありません。
トラブル? 当然ですが、観るだけなら無縁です。
英語力? そんなのはあとからついてきます(笑)。管理人もそうでした……というか今も英語は自信無いのです(google翻訳最強!)。