4.5Vの時代にはモーターなしの手押しセットが基本であり、単品の車両も普通に市販されていました。1981年ごろは普通に#7818(客車の単品)なんかがデパートに並んでたんですよ。
あの頃は、「レゴの汽車」はもっともっと敷居が低かった。まぁ4.5Vでもモーターの入ったセットは雲の上の存在でしたけど…。12Vは存在さえ知りませんでした。
昔話はともかく、ステップアップという観点でトレインセット(IR)を整理する提案です。
消費者が買いやすい製品は小売店や問屋も売りやすい・仕入れやすい製品でもあり、誰もにメリットはあると思うのですが……。
★基本セット
日本での実売¥6〜7000程度。
IRレール曲線16本(1周)+直線4本。
近郊型電車2両(電機+客車に組み替え可)。
手押しのトレインセット。電車は全長30ポッチとし、モーターセットとの互換性を考慮します。
★モーターセット
日本での実売¥5000程度。
IR台枠 モーター リモコン ライトユニットのみ。
基本セットや機関車デザイナーを動力化するセット。いわゆる「デバイス」のみの色気を抑えたセット。
★客車デザイナー
日本での実売¥3000程度。
28ポッチ級のボギー客車ですが、運転台を作る部品も含み、電車にもできるようにします…基本セットではなく、こちらを先に買ってもらいやすくするためです…中間車では最初から手にとって貰えない可能性高いですから。色は基本セットと揃え、増結にも使いやすくします。
デザイナーセットですが、インテリアパーツと旅客、車掌のフィグがつきます。
★貨車デザイナー
日本での実売¥2400程度。
2軸の有蓋車と2軸のコンテナ車の2両セットですが、1両のボギー有蓋車orコンテナ車にも組替可能とします。無蓋車+貨物駅という組み替えも考慮。
デザイナーセットですが、貨物のパーツと作業員のフィグがつきます。
★機関車デザイナー
日本での実売¥4000程度。
箱型の電気機関車か、エンドキャブのディーゼル機関車がメインモデルですが、インスト以外にも作例を提示します(ボンネットありにするとか、前デッキ付にするとか)。モーターなしですが、モーターセットの組み合わせで動力化も考慮します。
色は基本セットや客車デザイナーと揃えますが、色のバランスを反対にします。
(基本セットが白地に赤帯なら、機関車デザイナーは赤地に白帯)
製品ラインナップはこの5種と、あとは現行のポイントセット、レールセットとします。5種のどれも「売れ残っても流通が困らない(ので仕入れやすい)」「子供がこれだけを貰っても困らない(除モーターセット)」ように設定したつもりなのですが。
セットものというか大箱需要は、これら5種の製品の組み合わせで満たします。
「基本セット」+「モーターセット」+「客車DES」で#7897の代わりに。
「機関車DES」+「貨車DES×2」+「モーター」+「レール×2」+「ポイント」で#7898風にと。
これをはじめからセットし、大箱に詰め込んで幾分か値引きして出せばいいのではないでしょうか?(トイザらスで一時期売ってたcityの詰め合わせセットのように)
なお、すべてのセットに共通しますが、車両の形状は「現代の」DBAG風に統一します。ドイツの車両とレゴの形状の相性がもともと優れていること(トレイン窓やトレインドア見ていると実感します)、国際的に見て「中立性」があるのが理由です。ドイツ製の機関車や電車は欧州圏全域のほか、アジア圏でもみられるものですからね。
以上、そのうち英訳して
http://www.lego.com/eng/service/contactusform.asp
辺りには送ってみようとは思ってます。無視されても上等! 何もせず・何も云わずに内々で愚痴るよりはマシでしょうから。