マインドストームの問題点って「メインユニットがデカい」ことなんですよね、トレインや街ビルダーから見ると。先代RCXでも車載には大きかったのに、NXTでは更に大きくなってしまいました。
あと「高い」のも痛い。特殊な実験的動力車にRCX搭載は出来ても、動力車の多くをRCX化で自動運転……なんて無理な話です。
さて、教育用にはPowerFunctionをUSB接続で動かす?アダプタが2009年より存在します。
【考察】PowerFunction版マインドストーム WeDOシリーズ? そしてエネルギーセット。
http://legotrain.seesaa.net/article/152172158.html

bricklinkではこちら。#9580に含まれます。
http://www.bricklink.com/catalogList.asp?catType=S&catString=166.59.634
形状的にはPowerFunctionの受光ユニット+電池BOXをこれに置き換え、USBから給電と制御を受けることができるものです。またPowerFunctionの固定電圧線(※)を使ってセンサー(モーションセンサー・ティルトセンサー)からの入力もUSBに返しています。要はNXTとかRCXの役目を(或る程度)汎用のPCにさせてると。
※PowerFunction規格については以下参照。
http://legotrain.seesaa.net/article/151195921.html
4芯のうち2芯が可変電圧・2芯が固定電圧。
これが車載とか出来れば面白いのですが……USBには「無線化出来ない」という問題があります。つまり、この製品のままでは車載とかできないと。無線USBの製品はなくもないのですが「高い・遅い・一般的ではない」ですから取り敢えず無視(1万円くらいしますし製品自体少ない)。
でも、汎用の無線制御規格なんてPC・家電方面では一般的ですよね。BlueToothやWifiなら。
要は、PowerFunctionの受光ユニットを赤外線受信ではなく、BlueTooth(かWifi)に置き換え、かつ双方向通信できるもの、「無線PowerFunction」にしてほしいと。受光……もとい「無線送受信ユニット」は2chですから、1chをモーターなどの出力でもう1chをセンサーなどの入力に使えれば取り敢えず十分でしょう。もし足りないなら「無線送受信ユニット」を複数使えばいい。
制御はそこらにあるPCやスマートフォンから専用アプリケーションで行う。レゴ社が造らねばならないのはソフトウェアだけです(商売としちゃ美味しくなさそうですが、その代わりローコストローリスク)。もちろん、専用リモコンが別売りであっても構いませんが。
価格は……頑張れとしかいいようがありません(苦笑)。でもBTもWifiも組み込み用チップは既に高いものではありませんよね? 赤外線受光ユニット+BTヘッドセット位の価格(25ドル位)でというのは楽観的すぎるかしらん?
それからセンサーは現行の「モーション」「ティルト」の他、「タッチ」「光学」「音声」も欲しいですね。
これが出来れば、トレインに限らずPowerFunctionで動くほとんどのものを「自動」「自律」で動かすことが出来るようになるでしょう。しかもNXTのような大掛かりな仕掛けなしに! そして従来のレゴ電気系ともシームレスに!
NXTに比べてできることは減るでしょうが、敷居が下がれば普及は見込めましょう。