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2022年05月22日

【自動車作品】リモコン操作の5幅バス。cadaマイクロモーター使用。




 5月3日・4日のHMR2022に合わせて作った、4wlcならぬ、5wlcの5幅バスです。

 車体は1950-60年代のメルセデス・ベンツ風に。

 思えば、2014年の初の5幅バス試作品もメルセデス・ベンツ風でしたから、潜在意識の中で好きな車種なのかも知れません(笑)。
 欧州では一般的なものであり、日本にもごく少数が輸入されていたようですね。


 色は欧州らしいもの、とおもったら。気がついたら東武特急みたいな色に(笑)。
 きっとトク500や、1700系の白帯特急から乗り継ぐお客さんを乗せるのかもしれません?


 さて。中身のほうが気になる方も多いでしょう。

 それならば。5月2日の夕方に取り掛かり、深夜に出来上がった、開発記をば。

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 ます。動作検証モデルです。

 30分でつくりあげ、「これで行ける!」と確証。

 左が後。右が前。
 左が駆動用。右がステアリング用のモータです。
 
 駆動はともかく、ステッリングはシンプルに割り切りました。戻し機能も無いので、ハンドル切ったら微小な操作で戻さねばなりません。輪ゴムなどで戻しは可能かもしれませんが、時間的制約であっさり断念。

 なお、脳内却下したのは装軌車(キャタピラ)的な、左右独立駆動とかでした。
 そっちに進んでたらどうなったんでしょうね?


 とにかく。これで動くと。そしてステアリングも出来る。ラックピニオンなんて贅沢ではなくて、ゴムタイヤ摩擦って乱暴さですが。


 裏面。

 ステアリングユニットの取付と、あと駆動システムがわかりますよね。
<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 自動車作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月30日

【自動車作品】佳人薄命。日本初の二階バス「ビスタコーチ」(KDD-60)



 タイトル通りの理由で、非常に有名な車です

 1960年に試作車KDD-60が1台。
 そして、1961年に量産車KDD-1が8台製造されました。

 日野のエンジン・シャーシに、ビスタカー同様の近畿車輛が車体製造したもの。
 限りなく一品モノに近い、特注車的……コーチビルダー文化の中で生まれた感があるのですよね。

 用途は観光バスではなく、上本町ー石切神社間や梅田−奈良などの中距離路線用です。
 従って豪華さよりも座席定員確保を優先した、独特のアコモデーションでありました。

https://ameblo.jp/porsche356a911s/entry-11337043113.html
 こちらが、かなり詳しいです。図面あり!

 座席配置は、謎が多いです。かなりの詰込仕様であったことは窺えますが。

 このビスタコーチ。広く話題になったものの、それ以上の増備もなく。
 また1960年代のうちに引退したようです。特に試作車の引退は早かった?

 薄命に終わったと言う意味で、ビスタカーの初代と二代目。10000形と10100系に通じる、儚さ。

 余談ですが。
 電車のダブルデッカーは、近鉄離れて寧ろJRの近郊グリーン車で大量生産され、今は珍しいものでは無くなってしまいました。
 また、バスもエアロキングが当初は目玉観光車として開発されるも、定員上のメリットから長距離路線用に需要がシフト。三菱の撤退で終焉かと思いきや輸入車の新規導入で、JR系バス事業者では主力車になっています。

 二階建てが珍しくない時代ですが。
 だからこそ、黎明期の試み振り返る意義は有りましょう。と。



 ビスタコーチ KDD-60。長年 計画温めていたものです。

 5幅の二階バスとして、ユーハチ様のアストロメガ(スカニア・バンホール)が衝撃的でしたので、制作決定した感(笑)。

 構造的に無理の多い車ですので、堅牢さ優先で無理は避けています。
(先に東急バス江ノ島線用車を造ったのは、この予行練習的意味合いも有りましたよ?)

 前面や二階の窓表現は無難なキャノピー。
 側面は横組多用ながら、柱を多めで安心感あるものに。

 一方で気を配ったのは、<<続きを読む>>
posted by 関山 at 16:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 自動車作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月29日

【自動車作品】東急バス。江ノ島線用特注車 三菱B25(金華ボディ)。流麗なるボンネットバス

 当該車に関してはこちらが「ものすごく」詳しいです
https://ameblo.jp/porsche356a911s/image-11790794285-12869140843.html
 (よく金華モディと言われますが、帝国自動車→日野車体の可能性もあります)

 また、かなり前ですがポリストーンの模型が出ているため、画像はよく出てきますね。。「三菱 B25 東急」で検索ですよ。




 嘗て、東急バス(東京急行電鉄自動車部)には、「渋谷−江ノ島」の中距離路線がありました。
 無論、一般道経由です(それしかない!)。

 開設時期は不明ですが、1954年には路線長に相応しい流麗な特注車が投入されます。
 三菱のシャーシに、金華(帝国自動車とも)のボディを載せたもの。このボディが特注品であり、ボンネット形ながら前傾窓のモダンでスマートな形状となったのでした。

 当時は、こうしたコーチビルダーの特注車というのは貸切用の豪華車では結構居たようです。
 ですが、中距離路線での特注車は珍しいものでしょう。
 それだけ、東急は渋谷ー江ノ島には力を入れていたのが分かりましょうね。

 廃止時期はちょっとわかりませんでした。1965年地点では週末のみ運行となっていたようです。この種の中距離系統は渋滞の悪化や、また自家用車の普及などで1970年代に大幅に削減されています。その頃でしょうか。

 なお。この特注車は、恐らくですが路線の廃止前には引退していたことでしょう。
 あの時代の、バスの寿命は長いものではありませんでしたから(バスに限らないですね)。10年も保たなかったんじゃ無いかと思います。



 ずっと前に読んだ東急バスの歴史、的な記事で存在を知り。
 そして、レゴ的にはすっと温めていた題材です。

 ボンネットバスそのものは何台も造っていますけど、その都度作り方が変わるので、過去の経験値があんまり役立ちません。

 なので、手探りでの造形が毎回強いられています。
 バスばかり大量生産すれば、それもルーチンワークになるのでしょうけども。

 フェンダーとボンネットから形を作ります。
 全体ができたら、微調整。

 無理のない造形で、遊びやすいよう強度優先気味です。
 フロントガラスはもっと細かい処理考えられますけど、あえてキャノピーの丸みを利用してみました。戦後の車ですから流麗なはず。

 側面は窓を1つ省略。それでも全長20ポッチ。
 実物は10余mなので、当時のバスとしては大型です。この解釈で良し!

 東急バスの当時塗装。ダークアズールがベストマッチ。
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posted by 関山 at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 自動車作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月03日

【自動車作品】更にT型フォード増車……。(4)華やかなトラックと、セダンの完成!

 4日連続で申し訳ないです。

(……4日連続で更新サボるよりはマシですよね?)



 6台のT型フォードを群馬に送ってしまい手許が寂しくなったので(笑)、気がついたら3台増車してました。
 まぁ、世界第二位の量産記録のある車ですから。



 トラック 3台目。有蓋車。

 先の2台を真っ黒で仕上げましたので、今度は商店の宣伝用兼ねた派手めなやつで。
 赤や濃緑なら、昭和初期世界観でも違和感は無いはず……。

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posted by 関山 at 13:28| Comment(0) | 自動車作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月02日

【自動車作品】T型フォード 造ってみた(3) バスとセダン(難産!)

 T型は日本では路線バスとしても活躍しました。
 最初期のバスは、それこそ貨物自動車に簡易な屋根と座席だったようですが……。


 これはもっと落ち着いた時代のバスのイメージです。
 屋根も窓も備わる。でも(実車想定の)定員は10名くらいでしょうか。
 バスの初期はそんなもので、大型化は戦争入るくらいのはず。


 ツートンカラーはバランス整えるためのもので(笑)、T型のバス仕様としては勇み足だったかもしれません。
 でもまぁ真っ黒ばかりも何ですし。


 レゴとしては運転手以外に3人載せられます。そこはきちんとバスしてます。
 それでも、居住性はよろしく無さそうなので、飽くまで短距離、鉄道の補完としての従としてのバスですね。
 バスの快適性が上がってきて中長距離運転も行われるようになってきたのは1930年代なかば以降のはずですが、路線バスというよりは観光バスの話でありましょう。豪華さを意識した車とかの話。


 まぁ、そんな時代のバスです。

 カラバリ展開ですが(笑)、2x2飛行機窓に縛られます。
 飛行機窓とドア?のライン揃えられたのは良かったですが。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆




 最後にセダン。
 

 自家用車としても使われたのでしょうが、タクシーのほうが多かったはず。


 実はレゴ的には超絶難産でした。
 フェンダーというめんどくさい要素がありますので、クーペのキャビン大型化でどうにかなる題材ではないんですよ。
 一度は諦めかけました。

 先にバスを作り、バスを大幅に縮めて、セダンにしたという流れです。


 ホイルベースはクーペと同じく。そこにバス譲りの箱型ボディなので程よくちんちくりんな感じに収まりました。
 まぁ、セダンは「箱」で上等ですから(笑)。
 ただ、お尻の処理は今後変えたほうがいいかも。トランクは欲しい……?


 と、いうわけで。
 時代が伝わるかもしれない小道具? T型フォード。6台を造ってみました。
 
 それにしても。
 似合う雰囲気の街並みとかもほしくなってくるのですよね(笑)。
 
posted by 関山 at 08:15| Comment(0) | 自動車作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月01日

【自動車作品】T型フォード 造ってみた(2) 実用的な、トラック



 T型、1927年には製造終わってA型に移行していますから、昭和戦前でも活躍できたのは一桁くらいなんでしょうね。
 1930年代後半から1940年代……太平洋戦争の頃にはもっとモダンに強い車になってる筈です。
 いくら単純で頑丈なT型でも、10年程度が寿命だったでしょうし(今の車の耐久性はありえないでしょう)。

 汽車に合わせるなら、1920−1935年位。
 ちょうど、空気制動や自動連結器の普及期に重なりますね。客貨車も木造から鋼製に。但し、まだまだ木造車が主力。

 電車だと、流石に古典的路面電車の時代を抜け出し、都市間高速電車時代の先駆けには間に合う感じでしょうか。ただし電車は未だ小豆色や深緑色の単色だった時代です。
 (電車の)ツートンカラーの普及は1935年以降のようですから。



 トラック。足回りはTT型かもしれません。この辺りの違いは未だわからなく。

 実用的な、真っ黒です。これが元来のT型なのでしょうね。

 人力や畜力に依ってた輸送を機械化してくれた頼れるやつです。


 ホイルベースは先のクーペより、1ポッチ延長しています。それだけで何とかトラックとして違和感ない寸法になりました。今思えば軽トラ並みの積載量なのでしょうけど、でも比較対象が牛車(ぎっしゃではなくてぎゅうしゃ)や大八車ですからね。産業は変えたとは言われています。

 そして、軽便鉄道の存在も脅かすことになるのでした。


 商家で使われてる? 小綺麗な個体をイメージです。



 もう1台。有蓋仕様。箱型のバン。


 ホイルベース同じくです。

 フレームは正確ではなく(笑)、レゴとしての作りやすさ優先。


 実用的意味でのルーフキャリア付。濡れてもよいものは屋根の上へ。
 牛馬の代わりですから?




 日本の設定で造っていますけども、世界中を席巻したのでしょう。

 最後に余談。
 戦後の1950年代であってもまだ自動車所有の大多数は「トラック」だったと聞きます。自家用車普及の時代は1960-70年代まで待たねばなりません。
(日本の話です。アメリカだと事情は全然違いますが)
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 自動車作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【自動車作品】T型フォード 造ってみた(1) 優雅な?クーペ

 世界を変えた自動車です。

 そして、日本も変えた自動車でした。

 1920年代 大正の末から昭和のはじめ、自動車といえばフォードという時代が有ったのです。1925年には日本での生産も開始。
 普及するには未だ高価だったはずですが、しかしバス・タクシー・トラックという自動車が必要な仕事から広まり、産業を変えていきました。

 そんな時代の象徴は、前から作ってみたかった題材でした。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 というより、古典的な汽車や電車に合わせられる自動車が欲しい! くらいの要求です(笑)。

 そのために実車も観る機会があったり。
 その印象としては「小さいはずなんだんだけど、大きくも見える」。サイズ感が掴めない……でした。

 乗用車を現在登録すりゃ3ナンバー普通車なんですよ。3Lもありますから。
 でも、横幅とかは小さく見える。車内空間は軽サイズ?

 とりあえず、小さく作ろうとは思いました。ほぼ4幅ジャストに!


 真っ先に。まずは「雛形」としてクーペ造ってみました。纏めやすい形状ですから。

 タイニーターボ用のフェンダー使うのは言うまでも有りません。ここに小ぶりなボンネット、そして4幅未満(!)のキャビンを載せます。手を揚げてギリギリの空間ですが当然ミニフィグ乗れますよ。


 フェンダーよりも幅の狭いキャビンはどうしても叶えたかった。

 ウインドシールドは幾つか迷って、普通の2x2窓がベストと。


 苦戦したのはライトとラジエータグリルの装着方法。ライトはかなり下寄せに。ラジエータはたまたま買いだめのあったプリントタイルに助けられた感。

 ホイールとフェンダーの空間はもう1プレート開いてるほうが「らしい」のは分かっているんですが、徒に車高は上げたくないので最初からローダウン仕様です。この時代の道路事情がそれを許容してくれるかどうか心許ないのですが……。

 ともあれ。最初の1台です。



 色違いの2台目。
 もう少し前の時代の(1900年代)蒸気機関車のイメージで華やかに。


 お尻は小さなトランク。
 実用的とはいい難い仕様が「クーペ」ですから、後世のスポーツカー的な存在だったのかな……とか考えてしまいますね。
(同じエンジンやシャーシでセダンやトラックはもちろん、バスまで装荷してたんですから)
 高速な機関車……のイメージ間違えてないとは思うのです。


 オーナー同士!

 「クーペ」はオーナーが即ち、ドライバーであったことでしょう。
 

 こうしてみると、優雅で楽しそうな車です。
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | 自動車作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月10日

【自動車作品】100式小型乗用車のカラーバリエーション展開 7色に。



 実制作は11月末。
 既に各所のオフ会などで現物ご覧になった方も多いでしょうが改めて。

 100式小型乗用車についてはこちら。

【作品・自動車】100式小型乗用車。まずは1台。タクシー仕様

「戦前のシーンをそれらしくするため。即ち1940年代前後のシーンを造るため「普通の自動車」……と言えるものが欲しくなりました。

 「100式小型乗用車」。

 戦争に入った頃ですが、まだ流線型のゆとりがあったでしょう。
 車名に顕れていますが、当然に軍需用は前提であったでしょう。
 
 実物設定も、また模型も量産が前提です。
 特別な車ではなくて、数が造られる車です。国内製造されてたフォードやシボレーに伍して働き。戦中は軍用に働き。

 戦後は、さらっと「ハンドレッド」とでも車名改めて量産続く。そんな想定です。」



 奥のバスが、実は開発の原点です。
 (模型的には)バスの造形を乗用車サイズにするところから開発しています。


 民生用総集合。
 戦前だけど、華やかに。モノクロ写真の印象に囚われてはなりますまい。


 ツートンカラーが標準。赤系統と、青系統です。


 タクシータイプ。1950年代までであれば、先ずこの種の車はタクシー用になるでしょう。


 右のダークターコイズが新作です。タイヤカバーは個性の出しどころ。
 丸タイル乃至、1/4タイルの数だけ個性が出せちゃいます。


 乗用車タイプ。エレガントな臙脂色のルーフ。ボディカラーはそれに合わせて。


 「御婦人でも運転楽々」なんてキャッチコピーが浮かんできます。
 遠心クラッチかなんかでの、機械的セミオートマくらい実装されててもいいかもしれません。


 鮮やかに。華やかに。


 変わって官需バージョン。<<続きを読む>>
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2019年11月25日

【作品・自動車】100式小型乗用車。まずは1台。タクシー仕様

 戦前のシーンをそれらしくするため。即ち1940年代前後のシーンを造るため「普通の自動車」……と言えるものが欲しくなりました。




 開発の原点は、やはり同じ時代のバスにあります。
 5幅のバスの設計を援用して、4幅の乗用車が作れないかと。
(正確に言えば、バスの原点は「大きな乗用車」です。逆ですね)

 しかし、構造は別物になりました。

 
 フェンダー・ボンネットのデザインだけが援用されています。


 シルエットもバス譲り?


 改めて、「100式小型乗用車」。

 戦争に入った頃ですが、まだ流線型のゆとりがあったでしょう。
 車名に顕れていますが、当然に軍需用は前提であったでしょう。
 
 実物設定も、また模型も量産が前提です。
 特別な車ではなくて、数が造られる車です。国内製造されてたフォードやシボレーに伍して働き。戦中は軍用に働き。

 戦後は、さらっと「ハンドレッド」とでも車名改めて量産続く。そんな想定です。<<続きを読む>>
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2019年11月19日

【自動車作品】ダータコランナー! 1940年代スタイルのクラシックバス


 <ぽん太様撮影>

 Tamotu様のところのビルコン「ダータコランナー」向けに制作したものです。
 投票開始の記事「ダータコランナー4幅車ビルコン全エントリーカー 投票お願いします!」
http://4widelegocars.blog.fc2.com/blog-entry-1283.html

 結果発表の記事「ダータコランナー4幅車ビルコンのウィナー決定!」
http://4widelegocars.blog.fc2.com/blog-entry-1291.html



 レギュレーションは、ダークターコイズの部品を使うこと。
 この色は20年ほど前に部分的に使われたのみで、15年ほど前からほぼ使われていないものでした。使いにくい特殊部品などでなにかに使えるって状況では無かったのですが。
 然し、近年のレゴのカラーパレットの爆発的増加によって2018年頃から復活。そして1幅のプレートやブロックなども豊富に供給されるようになってきたものです。

 この色。ビビットな印象も有る一方で、アズール系(ミディアムアズール・ダークアズール)同様、
 「昔の彩度が低かった時代の塗料」
 の感じにも見えるのですね。

 なので、昔のバスやタクシーと云った題材にも使えると踏みました。


 バージョン1……というよりは形1?
 締切直前に上がった状態です。

 設計など無く(いつものことです)幾らか取り寄せたダークターコイズのパーツを張り合わせて手探りでバスを構成。ブロックを買ってなかったので(笑)、タイルで車体を構成します。タイルが足りないところはプレートで、ちょうどリベット表現に。

 ボンネットバスとしては特定のタイプはなく、レゴで作りやすい形……です。

 時代考証的には1930年代というにはやや新しく、1950年代にはしてはやや古く見える感じ。ちょうど1940年代のイメージにしました。戦争を挟んではおりますけど、流線形が当たり前のものになった時代でありますね。最後の華やかな時代か、はたまた復興の中か。どちらとも取れる雰囲気に。

 一般の路線バスと言うよりは、やや豪華な観光バスを意識しています。


 応募直後に小改良。形2。

 ボンネットの上面をカーブに丸やかに。
 前照灯をフェンダー端から独立型でよりレトロに。
 バンパーの先端も尖らせて、流線形の一部にしています。
 2x4のタイルも見つかったので、側面もややスマートに。

 テールがかなり不格好だったので<<続きを読む>>
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2019年03月21日

【自動車作品】「作業着的な車たち」小型のトラック系造ってみました(軽3輪・小型トラック・2屯車)。


 久々の自動車系です。
 レイアウトのアクセサリーに徹した、「リアルティのある」「1960-70年代前半設定の」小型貨物車両です。

 池袋鉄道模型芸術祭のレゴモジュールレイアウトの雰囲気に合わせているのもありますけども、それ以上に、普段の鉄道系作品の世界観に合うものを狙ってます。




 軽3輪。Mugen様の作品をコピーさせていただいたものです。

 写真見て何とか作り方を割り出しましたが、優れたルックスでありつつも実はシンプルな構造に驚かされる。これなら、色替え仕様替えでの量産だって出来てしまうかも知れません。オート三輪、1960年代という時代の記号感が凄く大きな車種なんですよね。安易ですが便利な存在でありましょう。

 それにしても、Mugen様の元作品は「ライトアクア」「新茶」なのですよね。対して拙作は「新灰」(……詰まんねぇ色だ!)。
 でも、要領は掴んだので、次はもっとカラバリがんばりますよ(タンは手持ちでも行けそう。夢はダークグリーンやダークタン。アズール系)。無蓋に幌アリに有蓋。消防車や衛生者などの特装車……夢は膨らみます。
 ……取り敢えず3輪用タイヤ部品の発注掛けました。



 小型トラック。ピックアップなんて洒落た雰囲気になる前の代物。というか名車サニートラックのつもりで作りつつ、フロントはもうちょっと古い車のイメージですかね。古い分には困らないのでこれで正解。

 4輪になりゃ仕事の効率だってアップです?


 もちろん、荷台周りはいろいろバリ展が考えられるってものです。

 色はおとなしく青ですが、仕事車だと青とか白になっちゃいますよね日本だと。
 赤や黄色がありえない感じでしょうか……。いやまて、赤は郵政(「便乗禁止」)という大口ユーザがおりますよね? また営業車・サービスカーだと意外と派手な塗り分けも有ったりします。ナショナル特約店仕様なんか考えたくなります。



 そして2t車。プリンス・クリッパーの二代目(1960年代末〜1970年代前半)の再現モデルではあります。あのプロペラグリルの鮮烈なイメージ、たまたま読んだ「高速有鉛デラックス」みたいな有害図書で思い出してしまったじゃないですか!

 ライトは4灯なのを2灯に割切。
 肝心のグリルはシャフトペグで再現。内部で固定してます。

 目立つプレスラインは差し色(新灰)で表現です。

 キャブは小さめになるようにしてあの時代のトラックっぽく。とはいえキャノピーで制約される4幅車の難しさはあります。もっと時代が下った車に見えてしまうリスクはありますね。
 でも、取り敢えず先輩格の某知人(アメ車3台持ち。関係ないけど)が「あのプリンス・クリッパー造ったのだれ?」とか云ってくれたので成功ではあるのでしょう。


 荷台はシンプルに。泥除けはポチスロ使うMugen様の方法を真似させていただきました。これ、ディテール面でハッタリ効くので有り難いです。

 なお、この種のトラックも無限にバリ展は可能ですね。
 ベース車造ってしまえば、「はたらくくるま」の夢膨らむのでした。


 取り敢えず、3台。
 オシャレすぎない街のリアルティに? 作業着的な車は必要ですよね。


 より充実な、昔の車な世界観。

 ボンネットバスが1950年代な仕様なので、1970年代のモノコックリアエンジン車あたりも課題になりますねぇ。

 自動車というのは記録写真などで時代を雄弁に語ることがあるので(鉄道車両や建築やましてや自然物に比べて代替わりが激しいので)、うまく使っていきたいアクセサリであります。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 自動車作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月10日

【自動車作品】フロンテクーペとミニカ スキッパー。軽の「スペシャリティーカー」のパワー競争時代


 黎明期の360軽に対して、発展期の360軽。
 1970年代前半はパワーやスタイルでも大きく進化のあった時代です。

 360ccのエンジンの中で、何処まで馬力をあげられるか。そして豊かになってく中でスタイルも洗練が求められます。
 スズキのフロンテクーペと、三菱自のミニカ スキッパーはその時代の代表車でありましょう。
 軽のスペシャリティーカーともいわれてました。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 スズキ フロンテクーペ(1971-1976)。ジウジアーロデザインだったそうで。
 
 角ライトのデザインは良いのですが、RRっていうのは今の目で見るとより古く見えます。水冷ですからフロントのグリルはダミーじゃないのですけど。


 軽ながら、「ロングノーズ・ショートデッキ」は意識してます(笑)。

 レゴ的には、当初タイヤ回転で考えていたものの、フロントグリルとライトケース取り付けでどうしてもスペース足りず、その影響でマッドガードを下げざるを得ず、タイヤ不回転仕様になってしまいました。まぁこの辺の妙な垢抜けなさは360cc時代の軽自動車なのでありましょう。

 余談ですがスズキはフロンテで車名通りに前輪駆動を採用したものの、その途中からRRに戻ってしまいました。アルトで再び前輪駆動に回帰してますが。関山の世代的にはRR=レトロな代物……なのですよ(これは偏見もありますが)。


 ステアリングの取り付け方法です。
 レッグスペースと公式ステアリング(ハンドル)パーツの取り付けの競合は長年の悩みでしたが、意外と簡単にステアリングホイールは分割できます。
 で、外したステアリングホイール、クリップに嵌めるだけです。回転しませんけども。
 これでステアリング実装諦めることもなく?


 テールラインはすっきり美しく。RRらしいグリルも表現できました。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆




 「小癪にもクーペです」。ミニカ スキッパー(1971-1974)。
 そのスタイルは当時のアメリカンマッスルカーを強引に「軽」枠に押し込んじゃったようなもの。
 当時は賛否分かれたようですけど、今見ると素直にカッコいいんですよね。
 同じくアメリカンスタイルだったホンダのステップバンと並べてみたいもんです?


 なお、ミニカスキッパーはスタイル模倣しただけの偽物ではなく、ハイパワーなエンジンの他に豊富な純正オプションという志!も思想として取り込んでると思えるのです。何より、ホンダと並んでFFを実用化したって意味で十分に進んでだったのでしょう(尤も2サイクルですけども)。
 というより、いまいちイケてない後発メーカーに過ぎなかった三菱自動車のイメージを変えちゃった一台かも知れませんよ?
 
 タイヤは回転仕様です。この車なら、ホイルアーチとタイヤの間が多少空いてても気にありませんし。


 テールはリアゲート下部にも展開してるスクープドウインドウを再現して、かつリアゲート部のルーバー(純正オプション!)を再現してみました。ルーフは昔のプリント入に。華やかな一台に仕上がりました。でも、これでも「どノーマル」の範疇なのも魅力なのですよね。


 RRのフロンテクーペと、車種にクーペとつかないものの「クーペ」を意識してたミニカスキッパー。夫々の差異が面白いのです。

 それにしても今の660cc軽では「クーペ」って絶滅ですよね……。
 まぁ、よりアグレッシヴなオープンスポーツが二車種もある!って考えたほうが前向きではありますけど。


 もし製造されてたら、マツダのキャロル・ロータリーも良きライバルになってたか? とか妄想ですよ。

 軽シリーズ、これで一度終わり。また増車あるかも知れません。計画はあります。
 
 あと雑談。
 360cc系の時代の鉄道界隈って魅力あるんですよね。
 旧型電機・旧型国電・旧型客車はむしろ当たり前の日常です。
 非電化の軽便鉄道が未だぎりぎり息をしてて、本線の蒸気機関車だって未だ元気。新車の軽自動車で「撮り鉄」のSLマニアだって沢山いたことでしょう。
 地方私鉄の車庫は声かけりゃ撮影できて(いや、1990年代までそんな感じでしたけど)、そして半鋼製どころか、木造車の生き残りだって残ってた。で、その脇にいるのは鉄道従業員の通勤用自家用車としての360ccたち。

 そんな時代、造ってきたいとも思うのでした。
 

posted by 関山 at 22:03| Comment(0) | 自動車作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月07日

【自動車作品】ホンダS360と、N360。

 さて。
 「規格改訂」で軽自動車を薄く小さく軽やかに出来た以上、「憧れだったあの車」も出来るんじゃないか?とすぐに思い至ります。



 もっとも美しい軽自動車! ホンダS360。
 軽の高級車。軽のスポーツカー。軽規格と思えぬ伸びやかなボディ。

 但し、市販されずに終わってしまいますが。
 市場に投入されたのはより大きめの(但し今の基準では「660軽」程度)、S500/S600/S800です。




 この横から見たときの車体の「薄さ」の実現が長年の課題ではありました。
 ズングリしてちゃいけないのですよ。かと言って伸びやかすぎると、より上位の車に見えてしまい、360cc軽らしさがなくなってしまう。

 1x2や2x2のカーブスロープあってやっと叶った夢です。

 なお、フィグの頭はキャノピー上部から2プレート内におさまってますので、ホロ掛けもその気になればできます。

 ホイールは最初スポーツカーらしくもっと大きなものを付けてみましたが強烈な違和感があり、小径感が狙える4スポークの細タイヤに戻してます。

 余談ですが。1ポッチ ホイルベースストレッチしてあげるとS600/S800に見えるんじゃないかと妄想中。
 その折にはホイルもよりスポーツカーらしいものにしてもバランス壊れないんじゃないかと?


 バックビュウ。シンプルに、且つ薄さや、360cc軽らしい控えめさを意識しました。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 さて、S360の流れでもう一つ、より現実的な軽自動車である「N360」も作ってみました。

 スバル360以来のRRが主流だった軽に持ち込まれた、FFへの根本的転換。
 それまでのあらゆる軽自動車を古臭いものにしてしまうインパクト! なにせ、2018年現在だって軽自動車の殆どはFFなんですから。
 当然、市場の反応も良かったようです。




 さて、レゴで作る上での難しさです。
 どうやっても、BMCミニに見えてしまう(笑)!

 いや、当時のFFの小型車の最も完成度が高いのがあのBMCミニであった以上、そのモデリングの影響は逃れられませんよね。
(余談ですが、BMCミニもサイズ的には軽[但し、今の]です。故に国産660ccエンジンに換装で軽登録の改造車が存在してる由。個人的にはこの種の改造は肯定です)


 造ってから時間開けてから見ても……。

 やっぱり、ミニと言うとミニに見えてしまう。せめて国産で軽のミラジーノにでも見えるならまだ救いがあるんですけども(笑)。


 こうして並べてみると、「ホンダの文脈」ってことが伝わってくれるかなとは思うのですが……。

<続。今度はもっと紛らわしくはない題材ですよ!>
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2018年07月06日

【自動車作品】マツダR360クーペも作ってみました。美しい軽クーペは未だ簡易な?「軽自動車」。


 キャロル(1962年)を造ったなら、その先代たる1960年のR360クーペも……。
 というのはずっとまえから考えていたことでした。然し、あの造形は難しい! 先の自己ルール改定で、なんとかまとまった感。

 実車ですが、流線型の美しい形状です。また、軽自動車では昔も今も見られる、大型車の意匠を上手く取り込んだスタイルでもありました。

 然し、同時にオート三輪のデザインを4輪の乗用車にしたような簡易な感じも併せ持つ。或いはバブルキャノピーカー(イセッタやメッサーのような)や遊園地などの子供自動車のような。(その華奢さもまた魅力なのですが)
 実際、R360のAT仕様車(!)は遊園地で使われた事例もあったそうです。
(日産というか愛知機械工業が造った「こどもの国」のダットサンベビーとはまた別です。いろいろ似てますけどね)

 その意味で後継のキャロルはまともな乗用車の形態になってるわけで進化はしているのでしょう。
 更にその後のシャンテはもっと「普通」になって残念なことになっちゃいましたけど。そのへんは兎も角。

 R360クーペはキャロルとは別のニーズもあって、1969年まで平行生産されました。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆





 先にボツバーションから。
 やはりタイヤ非回転の割切と、便利な部品11458の使用(ヘッドライト周り)。
 あと、小径タイヤ(昔の飛行機用。bb164c01。余談ですがbricklinkだとwheelではなくてAircraftカテゴリ所以死ぬほど探しにくいのですよ!)
使うことで実現した感。実際、360cc時代の軽自動車のホイルサイズって「よくこれで走るよな!」ってくらい小さいですから。

 なんでボツか。
 前面の違和感でした。何度調整しても答えにたどり着けない。
 この造形だと妙に鼻筋が通っちゃってるんですよね。

 テールスタイルもちょっとやり過ぎた感です。複雑な形状を拾おうとして失敗。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆





 完成版。
 正確には右の白いほうが完成版です。

 ライトの下に爪付1x1プレート入れて形状整えています。
 これで如何にもオート三輪的なぬぼーと顔に近づいたかと? 赤い方もパーツ入り次第改修します。

 合わせて、バンパーを丸み付きにしました。昔のテクニックプレート1x4です。


 サイドビュウ。

 余りにキャノピーまんまだったキャビンもBピラーを表現し直しました。
 これでカラールーフのツートンが様になります。
 実物の特徴であるBピラーの前傾は表現できず。将来の課題です。


 リアビュウ。
 テールラインは難しいこと考えずに、クーペラインを素直に落としこみました。
 360クーペのテールはかなり複雑な造形なのですけど、レゴで再現するのは無理があります。ここは如何にもRRのクーペ(それこそVWビートルの如き)らしい割切です。

 一方、リアウインドウ形状はよくできたと自負。


 赤白ツートンはフィクションですが、実物のデラックスは下半分が白、上半分が赤・青のツートンカラーでした。残存車にもこの仕様は多いみたいです。

 小さいタイヤ、いい感じです。


 一回り大きな? 上位・後継のキャロルと並んで。

 同じメーカーの同じ時代の車種ですが、良き個性があります。
 3ボックスセダンにこだわったキャロルと、クーペの差別化は出来てたからこその並行生産だったのでしょう。


 どちらも360ccのリアエンジンリアドライブ。お好みはどちら?
 
<続>
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2018年07月03日

【自動車作品】軽自動車の新フォーマット/マツダキャロルの大改良

 4幅車(#4wlc)を造ってる方の殆どは何らかの「自分ルール」を作られてるんじゃないでしょうか?

 自分に関してはこんな感じです。

・実物が3ナンバーになりそうな普通乗用車は必ず前後2人乗り(4人乗りのメタファ)にする(除くスポーツ系など)。

・実物が5ナンバーの場合は、状況によりけり。

・実物が軽の場合は1人乗りで良い。ただし、軽らしく見せるために全長は7ポッチ(突出部除く)、ホイルベースは5ポッチにする。

・タイヤは回転すること。
(以下略。ドアの開閉他)

 さて。問題なのは「軽規格」です。
 ホイルベース5ポッチで全長7ポッチ規制だと、オーバーハングが殆ど取れません。そして自動車の造形に大きな制約になってしまいます。

 こんな感じ。
 □□■■■□□
 
 □がタイヤと取り付けのプレート。
 ■がタイヤ間の空間。

 まず、ずんぐりむっくりにしかならない。
 いくら軽自動車といえ、苦しい制約でした。アレも出来ないこれも出来ない。頑張って造ってもカッコよくない。

 今回、思い切って自分ルール改定です。
・実物が軽の場合は、全長9ポッチ(突出部除く。但し突出は極力無くすこと)。ホイルベース5ポッチ。
 に。これでオーバーハングを1ポッチずつ取ることが出来て、造形の幅が大きくなります。

 こんな感じ。
 ■□□■■■□□■

 もう一つの改訂は、「タイヤは回転しなくても良い」に。
 最近の4幅車の作品はタイヤ回転をオミットしたものも多いのですが、それによって車高を0.5プレート分でも下げることに成功してるんですよね。
 無論、シャコタン的改造は自分の好むところではありませんが、0.5プレート分のサゲはノーマル車でもスタイルを大きく変えます。況してや、1978年以来の伝統部品である2x4のTownFender部品は純正の使い方では微妙にタイヤとホイールアーチに隙間できちゃって「もどかしい」のです。

 ここは、昨今の情勢に甘えちゃうことにしました。
 無論、机の上で「転がせない」のはミニカーとして楽しくないのはわかっちゃいますが……。
 でも、造形的な不可能は可能になるのです。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆





 前置きが長くなりました。
 規格改訂の第一作はマツダ キャロル初代です。

 1962年東洋工業が二作目に手がける乗用車で、先のR360クーペに比べより「乗用車」らしいフォルムに。最大の特徴はキャビンのクリフカット。後席に余裕が生まれる優れたデザインですが……アメリカの高級車や英仏の大衆車に例はありますけど、少数派ですよね。

 3BOXでリアエンジン・リアドライブ。水冷4サイクル4気筒。無論360ccの軽です(600ccの登録車もあり)。
 1970年に製造が終わり、後継はシャンテに。ここで一度歴史は途絶えています。なんだかんだで一番好きな360軽自動車です。

 なお、キャロルの車名は1989年に復活して今に(!)至っています。ただ、2代目以降はスズキのOEMなのですが。



 まず、比較の意味で先代モデルです。2008年頃制作。

 先述の自分流の軽規格に納めるため、今思うと無茶しまくってます。
 7ポッチ以下におさまってるので、実物同様(!)貨車には横向け搭載ができました。


 新旧並び。新作の方を制作・量産中です。


 バックビュウに関しては以下略ですね。
 全長7ポッチ内で、タイヤの回転は可能でしたが。

 なお、旧作の方は全車解体してしまいました。



 2018年新作の方です。


 ポイントは「11458」 って部品ですよ!
 この部品はなぜか4幅車界隈では注目されていませんけども、5年前の登場時から「これ、車に使える!」って注目してました。

 実はもっと大型車(あとで記事にします)用に考えていたのですが、軽にも使えないわけがありません。

 閑話休題。
 11458と近年供給の良い2x2のカーブスロープの組み合わせで顔はできました。
 リアエンジンの車ですから、グリルレスの正面を意識。


 サイドビュウ。
 サイドとルーフにはモールラインの表現。この車のデラックス版(現存はこっちのほうが多い)はメッキモールの多い、今の目で見ると豪奢な車でしたから。

 そして、タイヤ回転をオミットしたおかげでホイルアーチの上の車体の厚みというか薄さを表現できています。合わせて、少しでもタイヤ径を小さく見せると。実際360cc時代のタイヤ径って、驚くほど小さいですし。


 バックビュウ。この車の個性のあるところですね。

 2x2のカブスロは綺麗なテールラインを実現します。
 肝心のクリフカットはポチスロで無難に。ルーフの張り出しなどはモール設定。

 エンジン周り・グリル周りはかなりディフォルメ入れてますが、RR車らしいグリルを意識しました。サイドの回り込んでるグリルは1/4円タイルです。これが車の形を綺麗なものにしてくれました。


 現状のカラバリ。3台制作です。
 ホワイトのボディに赤や青のルーフは実在の「デラックス」の再現。
 左端のブラックボディはフィクションです。デラックスの上に「カスタム」とかあればという想定です。


 当時の軽は他社もそうですがメーカー色で黒塗りはあんまりないですよね。


 軽だけどハイパワーの高級バージョンのイメージ。
 エンジンはシングルローターのヴァンケルエンジンが奢られてたりして?

 
 新規格?の軽はなかなか造ってて楽しい。
 派生作も含めて、もう数作続きますよ。
 
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2018年05月25日

【自動車作品】貸切・長距離路線用バス。エアロエース。詳細篇。

 既に5月5日のオフレポなどで写真出しているエアロエースの詳細画像です。
(あと微小に改良入れてます)
 コピーされたい向きなど、ご参考までに!

 さて。
 2000年代なかばくらいから、貸切・長距離路線用バス車体もセレガ・ガーラ系と(両者はほぼ同型)、三菱ふそうのエアロ系(エアロエース・エアロクイーン)に収斂してしまいました。
 例外は特殊車・特装車・輸入車くらいでしょうか。

 セレガーラが曲線のアクセントピラー特徴なのに対して、エアロは直線的なやはり飾りピラーが目立ちます。エクステリア・インテリア共に革新的なセレガーラ、対して保守的なエアロという感じでしょうか。

 個人的にはエアロの方がスタイル好きなのですが、乗る分にはバスの保守性から抜け出した斬新さのある(而もそれはメーカー標準仕様)なセレガーラの方が楽しいかしら(笑)。

 なお、ふそうの名誉のために。
 常に保守的ってわけではなく、エアロバスも初代(1984年頃)は画期的な……直線基調の半流線型で(名前通りのエアロフォルム)、他メーカーの真四角なバス(ちょうどスケルトンが主流になったころでした)とは一線画してたのですよ。


 薬師山氏が先にガーラ(セレガ)制作されてましたので、返歌の意味でもエアロです。



 1台はJR系事業者(一応JRバス関東)。もう一台は関山の地元 横須賀の東洋観光です。
 東洋観光は京急系の貸切事業者で、嘗ての京急貸切車・兼用車のカラーリングを今に伝えています。本家京急にはこの塗り分けの車は残ってないのに(空港リムジンは別の塗り分け)。
 バス業界は意外と古い塗装に拘り続けるところがあり、最新型が古い塗装のミスマッチが楽しいんですよね。


 ギミックは排除して、質実剛健な作りに徹しています。
 また、どんな事業者の塗り分けにも対応することが前提です。

 JRのつばめマーク、灰色の差し色で変化付けてみました。


 東洋観光塗装。

 斜めの塗り分けが入りますが、そこは無理にスロープ合わせはせず、ディジタル処理に委ねてます。そうじゃないとただでさえ強度に自信ないのに、更に脆くなっちゃいますから。




 バックビュウはやや手抜き。
 縦長のテールライトユニットは再現すべきなのでしょうが、車体の塗り分けに影響が出る可能性が高いので断念しました。

 手抜きできるところは手抜きで量産性を確保です。
 一方で後部窓の庇はコダワリですけども。


 屋根は供給の良い2x2カーブスロープとポチスロで構成です。


 改めて正面より。エアロバス歴代のアイデンティティである大きな前面窓は意識しました。ここは3x4パネル使うこと最初から考えていました。順組が横組みになって、更に側面とも一体化できたのですが。

 なお、ミラー類は省略する主義です。
 再現してもよいのですけど、かなり取扱に気を使う状態になってしまいそうですから。今後の課題にはなってくるのでしょうけど。


 分解状態。

 順組の屋根。
 上下逆転組している窓から下の部分。
 そして横組の窓まわりです。


 インテリア。
 運転席はハンドルの固定方法が巧く行かず現状保留状態。ミニフィグ座らせることはできますが。

 客席は5席すべてミニフィグが座れます
 貸切車ということで、後部は懐かしの回転サロン仕様です。東洋観光にそんな車居るのかどうか知りませんが……(笑)。


 窓まわり横組み部。ロの字で繋がった形にすることで、若干の強度アップに。

 前面窓部分はクリップタイルで、運転席側は3x4パネルの下部を、ドア側はピラー代用の1x4タイルを挟み込んでる由です。


 裏面。上下逆転組です。


 タイヤの取り付け方。タイヤホルダーとフレーム代わりの1x8タイルの間は1x2センターポッチプレートですよ。


 JR仕様のインテリアです。普通のシートが5列。白いシートはレザー素材などのイメージ。あれ、結構ハイグレードな車両かも?

 屋根の方は極力「くり抜いて」、フィグの頭と接触しないように。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 繰り返しますが、どんな事業者のカラーリングにも対応できるような作りですし量産性もそれなりにあります(同一事業者で複数台なんて最高ですね!)。

 コピーとか、改良とかされまくるといいなぁと。
 
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2017年05月10日

【自動車作品】「あかいくつ」もリメイク。アップデート。

先日のノンステ路線バスはお陰様で好評でした。
http://legotrain.seesaa.net/article/449525610.html

 自分でも、5幅バスの取り敢えずの完成形と思ってます。量産性への考慮、バラエティ展開への配慮はあるんですよと。

 で、先に作っていた「あかいくつ」(2016年作)も合わせて更新してみました。


「before」
 1年前の作。当時なりに満足はできていたのですが、なにせ5幅でのノンステバス制作自体が初めてのことで試行錯誤しながらでした。
 今になって不満になったのは以下の点。

・車高が高くて鈍重。
・フロントの造形が重苦しい。特におでこの表現が納得できない。
・ホイルベースが短すぎ。逆にフロントオーバーハングが長過ぎる。


「after」
 窓から下は完全に組み直しです。
 順組だったのを、他の5幅バスシリーズ同様上下反転組にして、ホイルアーチをポチスロ化。これでホイルベース・フロントオーバーハングも修正できました。

 フロントは大きくフェイスダウン。横組み部分を1段減らしてバンパーはタイルに。1.5プレート分のフェイスダウンは効いています。
 意外と角ばってるおでこ部分はノンステ一般車と同じ形状に。実物もここはノンステ一般車の原形を留める部分。
 そして、この構造故にフロントピラーもバー表現可能に。
 ステアリングホイール取り付けの関係で微妙な角度で傾斜・後退角のついた前面窓は余興?
 そして、モニタールーフの高さを1プレート削る。
 1プレートの影響力の大きさは、鉄道車両や自動車造っている方ならよくご存知でしょう……。


 いわゆる非公式側。エンジングリルなどのディテールも削り、すっきり感優先で。
 窓まわりの組み方はほぼ手を入れていません。保護棒は案外印象が重いので撤去も考えていますが決心付きません。


 おなか。
 窓から下が上下逆転組で、ホイルベース間が低床です。


 インテリアも。運転士以外、着席3人。立席2人乗車可能なはず。




 「あかいくつ」は言うまでもなく、普通のノンステバスがベース車両です。
 それゆえ、一般ノンステ路線バスとの整合性は気を配った部分。

 ホイルベースや車高をほぼ一致させています。
 

 と、いうより同じ世界観に居るときに違和感がないように。
 左を改造して右が出来たような雰囲気を。いや、「あかいくつ」のベース車両はブルリの筈で、エルガじゃなかったですけどそこ迄は求めないでくださいね(笑)。

 そういや、あかいくつ回ってる範囲に京急バスの路線ってあったかしら?
 こうなると普通の横浜市交通局も……。


 でも安心。神奈中の路線はあるのでした(笑)。桜木町とかで偶に並んでるはず。

 ランドマークタワーや赤レンガ倉庫、あぁ「神奈川県在住者以外が思い浮かべるヨコハマなイメージ」が背景に上書きされるかのよう。

 こうしたジョイフルバスは普通のバスに囲まれてる中が一番華やかな気がします。
 ノーマル車あってこその、改造車もとい特装車ってことなのでしょうね。

 さて次の5幅バスの課題は貸切観光車/中長距離用車両。
 幾つかプロトタイプは見繕ってるので、早く着手したいものです。
 
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2017年05月01日

【自動車作品】5幅バスの第三世代(自称)。いすゞエルガ(立川・京急・神奈中)

 4幅の乗用車に合わせたスケールの5幅バス。毎年5月の群馬オフ ホットミニフィグライド合わせで制作しています。
(いやバスに季語なんかないので、いつ造っても良いんですけど。)



http://legotrain.seesaa.net/article/397579788.html
 第一世代は2014年の試作車。ベンツ風。
 今見ると試作の枠をでません。


http://legotrain.seesaa.net/article/437633029.html
 第二世代が2016年の「赤いくつ」と「リゾートクルーザー」。
 特殊なバスに、いろいろ盛り込みまくった作で、お陰で好評を続けてます。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 今回は第ニ世代をベースに、よりスタンダードなものを目指してみた由。バス作りのノウハウが熟成されてきた感じですか。
 
 プロトタイプは縦四つ目がいすゞの伝統。エルガ……のつもりですが、色々アレンジ入っていますので「今のノンステ路線バスの平均値」って感じかもしれません。


 車体の割付は、赤いくつの援用です。
 そして、ホイールアーチをポチスロ表現するため、車体のほぼすべてを上下逆組しています。これはリゾートクルーザーの技術の援用。

 順組なのは床板と天井板だけです。割り切ると楽です。
 側窓は平凡に?横組み。

 前窓ピラーは色々悩んだ末、バー処理。普通につけると位置が良くないので、微妙に斜めにずらしてます。
 バックミラーなどは省略。全体のバランスから省略したほうが良いと判断。


 後ろから。エンジングリルも最初は付けましたが省略してしまいました。
 今のバスは目立ちませんし、車体の塗装パターンへの悪影響考えると割愛のほうが。それよりは屋上のエバポレータ?の方が目立ちますよね。

 テールのカーブスロープは「我ながら、よくやった(どや)」。
 上下ともスマートに収まってます。本物もっと真四角ですが(笑)。

 画像は立川バス(小田急バス)仕様です。
 赤は濃すぎるので、濃赤から通常赤に差し替える予定です。

 差し替えというと、グラスもスモークのほうが望ましい?
 手持ちがクリアしか無かったのでクリアで組んでしまったら意外と違和感なく……。


 裏面から。見事に上下逆転。タイヤは内装とホイルアーチで上部構造に押さえつけられるため見た目よりは強度あります。
 ホイルベース間4ポッチは低床で。フィグが立って乗れる由。
 運転手+着席3人、立席2人定員可能。




 京浜急行バス仕様。爽やか銀ベース。
 関山が普段一番見慣れてるバスです。車体裾の白帯は久里浜地区だとたまにみかける仕様。

 また、今のバスはバンパーカラーが事業者によって違うのが面白い。
 



 神奈川中央交通(神奈中)仕様。
 神奈川県民にとっちゃバスはこの色!って位にインパクトのあるカラーリング。
 
 「暑苦しい」「古臭い」って声でもあったのか過去何度か変えようとしたらしいのですが(笑)、結局この色のバスが未だ新規導入され続けてるという。
 一周回って、今のノンステには微妙に似合ってるんですよね。

 ライトは2灯仕様にアレンジ。前面頂部は角ばった仕様に(……カーブスロープ黄色無かった)




 今回は同一車種の事業者違いを作りましたが、並べたときのリアルティを求めると同一事業者での車種違いの方が望ましいのかも(笑)。とはいえ最近の関東だとエルガ/ブルーリボンだけで顔がちょっと違うだけ……って状況ですが。少し前のワンステ・2ステ車も考えて見る必要あるのかもしれません。無論、モノコック時代も別腹的に。

 あと、5幅で全長18ポッチというこの寸法。近年の大きめ乗用車モデルと並ぶと、エルガなのにポンチョに見えるシーンも考えられます(苦笑)。まぁポンチョも好きですが。あれはもっと小さく造ってみたいなぁ(野望)。「大ぶりにしない」「サイズの抑制」は自動車でも鉄道車両でもモットーにしたいところ。

 それでも、車種と事業者をイメージできる水準のスタンダードな路線バスが作れたのは良かったです。アワードの類とは無縁でしょうけども、出展と制作の機会をくださってるtamotus様にも感謝を。
 
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2015年04月21日

【自動車作品】4幅で4灯は難しい……「いすゞ117クーペ」

 誰もが認める美しい車。70年代に流行ったイタリアンデザインの日本車の一つ。
 幸いにも近所にナンバー無し留置中(修理待ち?)の1台があり、観察の機会も得る。




 前面以外はあっというまに、一発で形ができました。
 あのコークボトルなボディライン、リアルを極めたら4幅でも別の方向性は出てくると思いますが、レゴ的な造形・雰囲気・節度も込にするとこの辺が落とし所と思う由。
 クロームの目立つ窓枠はレゴでは再現困難ですが、意地で1X1プレートで表現した由。


 難しかったのは前面。
 4灯ライトに双眼鏡使う手法は割と知られていますが、思ってたより難しい。
 枠の主張が強いため、下手に使うと軽快さが消え、重厚さが追加されてしまう。アメ車など「重厚な」印象な車ならそれで良いんですが、イタリアンデザインで日本生まれの軽快なクーペには違和感でしかない。

 試行錯誤を繰り返し数時間。現状これで「可」としました。
 実車の薄いノーズの雰囲気を強調した由。角ライトバージョンも試したりしましたが(実車の末期型)、やはり4灯のほうがカッコいいですから。

 ただ、現状も完全に満足ってわけではありません。
 誰もが認める美しい車だからこその、難しい題材。
 
◆◇◆◇◆◇◆


 とか申しつつ、カラバリは仕掛けてみましたが。
 117クーペに見えなければ、最悪オリジナル車でもいいやと。軽快な造形は気に入ってはいるのです。


 緑。数年前までレゴで緑の車を作るってあり得ない話だったのですが(笑)。ボンネットとルーフの形状が同じなので、対称性が生まれてスマートに見えればいいな……。
 

 サイドビュウ。前後バンパーとモールの高さが揃うように配慮。


 バック。ノッチバックって消滅しましたね……。


 赤。ルーフやモールを濃赤として、エンジ色の車のイメージを持たせる作戦です。
 

 件のライトは新灰に。こちらのほうが雰囲気は出ていましょうか?
 


◆◇◆◇◆◇◆





 パーツ供給的にはかなり豊富にカラバリ狙えるはず……です。新濃灰のようにドアと後輪フェンダーの関係上恐ろしくレアな部品を消費しちゃうパターンもありますけども(苦笑)。
 
 自分的には「4幅で4灯」は未だ始まったばかりの表現。
 もうちょっと良い答えが出てくるかもしれません。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 自動車作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月13日

【自動車作品】「telas(光)」を更に小型に。テラス・ミニ


 先の「テラス」ですが、あの爪/牙表現で小型車も作ってみたいなぁと……思った由。
 クーペの後ろを切り落として、非透明キャノピーでスカートフェンダー処理。リアスカートつけたところで好みが炸裂。


 ちんちくりん。フロントはノーズ伸ばすとバランス良くないのでちょっとショートに。印象はガラリと変わる?
 造ってて「CITROEN Ami6っぽいよなぁ」とか思いましたが、まぁDS/IDに対するAmiってポジションの車になるのでしょう。


 サイドビュウ。姉貴分の「台形」から前傾した平行四辺形に。
 キャノピースカートに収めるための後輪は、通常の車軸プレートにハーフブッシュのホイールぶっ刺しただけ。意外と使える手かも。
 

 後ろはなんにもないノッペラボウ。燈火類はリアウインドウ内に集約という設定。
 残念ながらこの形状の非透明キャノピーと爪/牙のマッチングが「白のみ」でカラバリ展開は不可。ルーフや車体裾色で変化をつけるしかなさそうです。


 テラス・ワゴンと並び。2座パーソナルカーと4座ファミリーカーの差異という感じでしょうか。



 テラス・セダンと。同一フォーマットでここまで車格違い……というのもメーカーの「思想」として有りじゃないかと思ったり。




 テラス・ファミリー。車名には太陽の女神のイメージもありましょうから……四姉妹?

◆◇◆◇◆◇◆


 とりあえず爪/牙部品尽きたのでこれで一度収束。

 さて。
 昨今の4幅車界隈は再現系よりもオリジナル車製作のほうが盛んという好ましい状態です。
 無論、実車再現も良いのですが、どこか窮屈でもあります。
 オリジナル車で「カーデザイナーの疑似体験」が簡単に出来るのも、更には自動車メーカーの商品戦略ごっこ? 迄できてしまうのは4幅車の利点では無いでしょうか。
 無論カーデザインの勉強?には実車研究も欠かせないわけで、それこそ両輪でしょうと。

(自動車や車両というかメカにかぎらず、レゴで再現すると必然的に実物への理解が深まります……。だからこそ世界一の玩具なのでしょうが)

 理屈はともかく、久々に? のびのびと遊んでみた由ではあります。
 きっかけになったS-3様の作品に改めて感謝を。ああいう密かに4幅車に使える異ジャンル部品……まだありますかも?
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 自動車作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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