所有していないものを拾い物の画像で紹介するのは気が引けますが。
でも語っておきたい記しておきたい。
でもまぁ、おそらく著作権的には問題ないでしょう。
法律の条文(○ィ○○ー死ね。氏ねじゃなくて死ね。著作権延長のロビー活動は文化の積極的破壊だよ!)はともかく、
社会通念的には「権利切れ」でしょう。戦前の絵本です。
でも、復刻されたら買うでしょうし。
また売りに出てたら買ってしまいそうです。
ヤフオク、気がついたあとでした。6000円くらい。競り合ってしまったかも。
そんな言い訳はともかく。
検索ワードとしてテキストに起こしておきますね。1940年刊行。
画 吉澤廉三郎
文 西崎大三郎
フレーベル館の「キンダーブック」は1920年創刊。今も続いています。
(1942-1944年は「ミクニノコドモ」と)
https://www.froebel-kan.co.jp/kinderbook/bn/kagaku.php リンク先は同社HPより、科学絵本。この系譜に思えます。
表紙はC51。端梁が赤塗で。でも自動連結器。
C51ば当時の汽車の平均的イメージなのでしょうか。
裏表紙。本文の登場人物の子供たちなのです。時計も見えるので駅での出会いか分かれか?
「鉄道省検閲済」はきな臭い? まぁ戦後なら、「国鉄監修済」って表現になるような気がします。あるいは「東日本旅客鉄道株式会社許諾済」とか。
見開きの、C55。
これもまた、当時の一般的な汽車のイメージなのでしょう。最新型は既にC57だったはずですが、それより一つ前の形と。
機関車の美しさ、力強さは捉えた絵です。
それ以上に、頁上段の野山の光景! 美しき、日本。
手旗や信号機といった小物が嬉しい。
そして朗読したくなる、詩のような味のある文章です。
3等車(スハ32?)。この切り取って中身を見せる演出が堪りません。
客車自体は窓数を半分ほどに減らしたショーティですが、細部が凄くリアルなのです。感じられる雰囲気は当時の鉄道模型……Oゲージのsトーティかもしれませんね。
リアルとは申しましたが、台車はTR11ですね。TR23ではなくて。
でも、そういうツッコミは無粋でありましょう。
やはり、文章は誌の如く。
読んで聞かせる、もあったのでしょうね。
上部のカットは警手の居る踏切。ここで待っているのはトラックです。
駅は当時の一般駅。貨物も旅客も両方扱うのが一般駅です。ここにはまだ荷車が。
<<続きを読む>>