先ず、表紙がニンジャゴーではなくて「City」。
先に公開されていたドイツ版ではニンジャゴー(3月発売)でしたし、ざっと調べた感じでは他の言語・地域版もニンジャゴーの様です。
いや、これまでも「なんで此処まで男児向けアクションテーマをゴリ押しするのかなぁ」という疑問はありましたので、この日本独自対応は「よくやったな!」という感を受けます。
(噂レベルですが、日本だと「City」「Creator(含基本セット)」「Friends(女児向総合)」が売上の主流らしい。amazon.co.jpランキングもそんな感じ)
当然ですが掲載順もCityがトップに。
ただ、日本以外ではCityよりもニンジャゴーやチーマが売れるのか……? ちょっと不思議な感を受けます。
日本独自というと、裏表紙がFriendsのWフェイス仕様も健在。ただFriendsカタログという表記は無くなってます。女児向けが「Friends/ディズニープリンセス/エルフ」の3本柱になってますしね。
(余談ですが、中国版は表紙ニンジャゴーで裏表紙がデュプロの模様。「レゴ飛び出すカタログアプリ」をインストールすると普通のカタログも或る程度オンラインで各国語版見られますので)
今回は価格表記がなくなったのは消費税増税が未だ未確定故か。
既にamazon.co.jp等の予定品価格で分かるよう、オープン価格への移行ではありません。ただ、為替相場変動にあわせて値上げしやすいよう……ではないこと祈りたいです。
なお、新機軸「飛び出すカタログ」は製品の裏側も見えて面白いです。
ios版をiPhone5Sで使ってみたところストレス皆無で十分に実用的。ただ、角度が自由というわけでなく、見上げるアングルには弱いのが難ですが。
Cityトレイン。幸いにも扱い品に変動なし。レールとかポイントがカタログ非掲載になったら最悪ですから。
クリエイター家系。
超絶名作にして売れ筋だった「#31012ファミリーハウス」は日本だけでも延命しないかと思いましたが無理だったようです。2年寿命はわかってるのですが、夏の新製品枠まで待たねばなりません。というか後継作出るのか出してくれぇぇ。
ただ、amazon.co.jpでは安定して扱っている模様です(今のところ以前と同じ38%off 4881円)。
先のドイツ版での絶滅状況が印象的だったレゴムービー各種は意外や日本版では大物が健在でした。
とはいえ「いつまでもあるのか」って感はありますが。
ただ、既にamazon.co.jpでの2月予約がされていた2015年新作の方はカタログ非掲載ですが。まぁ載ってなくても手に入れば問題なし?
地味にいい仕事してると思うのは「年齢に合わせて」の部分。日本人モデル使った日本独自コンテンツのローカライズ。凄くどうでもいい話かもしれませんが、日本版カタログって実は世界的に見れば「稀少品」なのかもしれないですよ? 外国の(レゴファンへの)おみやげにお勧め?
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さて。
ローカライズという意味で良い仕事してるレゴ社なんですが。今回ひとつショックであったのが伝統の日本独自セット「赤バケツ」「青バケツ」が消滅したこと。
無論自分はバケツ直撃世代とは離れているので思い入れもなく、また大人のレゴ復帰用にも大ぶりゆえに適さない……という評価ではありました。
ただ、或る世代以下には「レゴ=赤青バケツ」というイメージを持たれていたのも事実です。入園等の贈り物として定番ポジションでもあったんじゃないでしょうか?
実際amazon.co.jp売上では「常にトップ圏内」の別格ポジション。他の入門セットも寄せ付けない。店頭でのポジションも優遇されてる印象でした。
一応、基本セットの新ブランド「レゴクラシック」がバケツの代替ポジションとなり、「アイデアボックス」を名乗る黄色いパッケージはこれまでの「バケツ」「タブ」相当のプラ製パッケージ付になる模様。
レゴクラシック各種は「黄色いバケツ」(4歳以上対象)といっても良いのか?
ただ、3歳以上対象だった「赤いバケツ」に5歳以上対象だった「青いバケツ」が統合されてしまうのはちょっと強引な気がします。
また、数少ない日本独自セットの消滅でもあります……。