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2017年03月21日

【作品紹介】しゅん様の「謎……もとい自由形機関車」完成。現実感伴う、正統派レトロヒューチャー


 前回記事。「しゅん様の謎機関車は禍々し? いや、「Yellow Submarine」的ラブアンドピース!(CAD)」
http://legotrain.seesaa.net/article/443940424.html

 LDDの地点で、ヤバい禍々しい(謎動力が)。いや、イエローサブマリン的なラブアンドピースな世界感こそ似合う。ディストピアよりも寧ろユートピアな機関車だとか好き勝手にあれこれコメントしてしまいました。

 その機関車。形になってみますと。


 若干の設計の変更もありましょうが、LDDとは結構イメージが違うので驚かされます。

 まっとうな、レトロヒューチャーなデザイン。
 そして、レゴパーツの存在感というのが、この機関車の「実在感」を高めているのが鮮烈に。ディストピアでもユートピアでもなく、「現実」の世界にいる機関車としての実在感。
 これは過度にスマート化、スムージング化を行わず、寧ろ手すりやホーンなど、機関車としてのディテールを重んじているがゆえ……でしょう。
(裏返して言えば、ディテールを取っ払っていけば非現実性が出せる? いや手抜きともいいますので、そうそう簡単では無さそうですね?)

 カラーリングもLDDでは突飛な青虫的不気味さ? を感じさせたものですが、形になってみると。おなじみのグレートノーザン鉄道のカラーリング(今もBNSFで使用されているカラースキーム。日本の湘南色の元ネタでも)であることが分かりましょう。

 動力は……まっとうにディーゼルエレクトリックなのでしょうね。多分。


 バックビュウは寧ろ王道な、アメリカン・ロード・スイッチャー
 現実の、実物以上にマッシヴな印象です。
 そこも含めての、トータルバランスが素晴らしい。

 大胆な造形だからこそ、逃げ場というか安心感がある。
 捉え所のない存在がやってきたときに、彼らと我らの間に何か共通性を見出し、それこそ血肉が通う安心感。そして信頼と、友好がやってくる。そんなバランスなのです。

 バース幅は8。最大幅は10。近年のトレイン運行の環境ならギリギリ運用はできそうです。

 ただし。残念なこと。
 しゅん様が今度の池袋にはいらっしゃらないとのこと。現物拝見できるのはもう少し先になってしまいそうです。



 同じく、グレートノーザン鉄道の従来型ディーゼル機関車と。
(あれも7幅フルスケールの相当に大きな作品ですが、妙に小柄に見えてしまう!)

 この機関車、どんな列車を曳かせると似合うのでしょうね?

 同じく、レトロヒューチャーなコンセプトで揃えた未来的列車か。
 いや、案外ミスマッチで、古典的な客車(ただしアメリカの、大柄で優雅なやつ)を合わせても似合うのかもしれません。
 はたまた、貨物列車。これもまた、未来的なのも、オーソドックスor「現実的」なものも似合って仕舞いそう。

 大胆な機関車。実は案外、運用の幅は大きく取れるのかもしれません。マッチングもミスマッチも受け入れる……? 
 

 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】しょうたいむ(オリエントP)様の583系、完成!

 偉大過ぎる作品には言葉が出てきません。

 しょうたいむ様(オリエントP様 @orientp)のこの作品、以前も過程を記事にしておりますが、無事完成。そして早くも「野外撮影」です。


「LEGOで国鉄583系寝台電車を作りました。7ポッチ幅・50ポッチ長(1輌の長さ約40cm)の8輌編成で総延長3.3m、約14,000ピース、総重量8kg。今週末(3/25〜26)の池袋鉄道模型芸術祭( http://tetsudomokei.jp )に出品します」


 恰も、8両編成の本物が走ってくるかの迫力。
 
 あの自由形585系の撮影現場と同じ場所。
 ここに原点583系がやってきた。その意義は重い。


 そのままポストカードにしたいようなカット。


 冬から、春に向かって……。

 真横のシルエット。クハネの寝台装置がくっきり浮かび上がる。
 精細すぎるほどの床下機器も、シルエットが抜けると更に魅力を増す。




「制御車はクハネ581とクハネ583、動力車はモハネ582&583を2ユニット4輌(うち1ユニット2輌にモーター台車を4基搭載)、付随車としてサロ581(座席車)・サシ581(食堂車)をつないでいます」

 走行性能に関しては、幾つかの動画が示すとおり。8両編成にPFトレインモータx4という強力さで重量にも関わらず、軽快に走る。ここは前作585系からの大きな改良点でもありましょう。

 食堂車とグリーン車入り。全盛期、1970年代のイメージですね。


「各車両の内装も作りました。3段寝台はさすがにあきらめ2段寝台で。部品の転換・差し替えで座席⇔寝台の両方を再現。もちろんミニフィグを乗せることもできます。サシ581には厨房も。」
 7幅が可能にした内装。いや、僅か1幅ひろいだけなのにこの密度と情報量。溜息漏れます。


 寝台と座席の変換での差し替えは正しい割り切り。それでも下段だけでは差し替え無しでも変換可能か?


 食堂車は以前、記事1本記したとおりです。実用的な中にも華やぎが。旅の楽しさが!


 この作品、先方でも書かれておりますが、今度の週末3月25-26日。池袋での「鉄道模型芸術祭」に走行出展されます。また、走行時以外には内装を見せるような展示も考えられるかも。奇しくも実物の引退(よくぞ此処まで長生きしたものです!)と重なり、話題になっている車両でもあります。

 人気、出てくれることを願います。


 583系はアイン様作品と拙作も合わせて展示です。3編成並び叶いますね。


 さて。余談。
 作品紹介をする際、引用する画像は当方でトリミングや色調、シャープネスの補正をさせていただくことが殆どです。
(著作物同一性の観点などから賛否は別れると思いますが、半ば止む無く、です)

 しかし。
 しょうたいむ様の上げられた写真はそうした加工の必要一切なし。
 畏れ多くてイジれないとかそういうことではなく、「魅せ方」「写真の作品」「編集物」としても途轍もないクオリティであるためです。

 それもまた、魅力なのでした。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月20日

【作品紹介】エース君の「特別なトワイライトエクスプレス」フル編成

 先日3月18日の、あおなみ線運転会最終回に登場したものです。




 なんと、スロネ25が3両連なる、客車8両のフル編成です。
 個人制作の限界かもしれません。無論作り込みの密度やスケールの問題も考えると、別のアプローチも有りますが。でも、密度を押さえて量を取るのも戦略の一つ?


 手書き編成図。このセンスと丁寧さが嬉しい。
 作品をわかりやすく、伝えることは大事ですから。


 こちらは自宅での撮影。緑は通常緑ですが、6幅だとラチチュード補正あるので気になりません。
 牽引機はトワイラカラーのEF65。「特別な」運行のために用意されたときは驚きましたね。エース君作品の作りは先の通常色版に準じています。


 DD51での牽引。隼氏のDD51は順調にOEMを増やしつつありますね。DD51モデルの一つの完成形なのでしょう。キャブ屋根の張り出し、構造を変えてる中間台車も注目されるところです。


 客車側から。製作途中での5両。これでも十分なボリューム。
 スロネフの折妻に縦長形状のテールライトが表現されています。


 電源車。カニ24。おでこの存在感。電源車らしい屋根形状も再現。


 スタッフカーとなっていたオハネフ25。


 サロンカー、オハ25。大窓は3x4パネルでの表現。ロゴもシンプルながらそれと分かるもの。


 「特別な」では3両も組み込まれていたスロネ25形。寝台側。


 同じくスロネ25形。通路側。


 食堂車。スシ24形。クーラーはキノコ型のAU12。


 スロネフ25形。車両の端部を独占できる展望個室……は、各社の超豪華クルーズトレインには存在しない設備であり、トワイラとカシオペアの引退で消滅してしまいました。


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2017年03月17日

【作品紹介】enquete-art様の「シティ・オブ・デンバー」。一品モノのストリームライナー

 enquete-art様というと、黎明期ストリームライナー作品の数々が印象強い。1930年代〜1950年代。アメリカ鉄道旅客輸送華やかな時代に生まれた華麗な花々。
(その後は一気に衰退してしまうのですが。日本や欧州とは事情がかなり違います)

 左から、

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=497394
 M-10000(1934年)
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=497396
 エアロトレイン(1957年 やや時代が違います)
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=497398
 パイオニア・ゼファー(1934年)

 国内では他に作る方の居ないジャンルです。それだけに印象が際立つ。
 また、本場アメリカのトレインビルダー方もこの種の題材は手がけておりますが、やはりサイズが過度になるか(それはそれでアリですけども)、或いは如何せん納得できない造形だったり。
 身びいきかもしれませんけども、enquete-art様の作品は世界に通用するものと思うのです。
 
 今回は、ユニオン・パシフィック鉄道の「シティ・オブ・デンバー」(M10005/M10006)。
 
 実物に関してはこちらの解説が詳しいです(おすすめ!)
「アメリカ旅客鉄道史+α」>「アメリカの幹線旅客鉄道」>4.流線型列車のさきがけhttp://www.usrail.jp/pt-4dliner.htm#4-4

 1936年に導入された、軽量高速の電気式ディーゼル列車編成。
 先のM10000の改良型であり、1200馬力の動力車が2両で、アルミ製の軽量客車を連ねたものでした。シカゴから西海岸への大陸横断ルートの2泊3日に渡る行程で運用され、当然ながら寝台車や食堂車も含む編成。

 それにしても。
 あの独逸でさえ気動車特急(フリーゲンダー・ハンブルガー等)はせいぜい昼行のビジネス特急用。日本ではキハ43000や満鉄ジテ1に大苦戦していた時代。そこに超長距離の連続高速運転を実現していたアメリカ。
 ……こりゃ、勝てないわ第2次大戦。

 閑話休題。
 この時代のストリームライナーは未だ鉄道会社主体で独自の設計を行っていたもの。M10000/M10006も一品モノといえる編成。

 その後、1940年代半ばから機関車(動力車)も客車も、一気に車両メーカ主体の規格量産型中心となっていきます。無論、その時代もまだまだ鉄道旅客輸送の全盛期であり、メーカ主体の車両に各鉄道会社で「味付け」した列車も魅力的ではありましたが。
(1950年代流行った「ドームカー」も多くはメーカーの規格品です)
 そんな中では、一品モノのストリームライナーも扱いにくい存在となり、製造から17年の1953年には引退してしまったのでした。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 brickshelfより
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=568961


 実物は動力車2両で、もっと長編成ですが、巧く4両編成に要約。
 動力車。荷物車。寝台車。展望車の編成です。

 ユニオン・パシフィック鉄道の黄色と赤……というのは、今のAmtrakのカラーリング以上に「大陸横断鉄道」を印象付けるものでありましたね。これも、この流線型列車時代に始まったものです。


 強烈な印象の動力車。後世の標準的なディーゼル機関車とはいろいろなところが違います。
 扁平なボンネット。その前頭には左右に別れたグリル。
 スマートな、客車と一体性の強い後部車体。
 そして、ずらりと並んだ細かい丸窓。

 お仕着せにはない、個性の持ち主でした。

 enquete-art様作品ではフロントグリルの表現・処理が巧いです。
 クリップとクリッププレートで付けられた角度。それを階段状に並べて綺麗な流線型を形作る。グリルがあるってことだけで物凄く難度高い形状ですのに、そこを乗り越えてる!
 こうなると、やや惜しいのがボンネット天板部。
 緑色はUP機の良いアクセントなのですが、ここをカーブスロープでもう少しスマートに処理されていたら鬼に金棒でしょう。


 動力車側面。流線型であっても、手すりはディーゼル列車だと良いアクセントになっています。丸い窓はΦ1タイルに依る処理。


 荷物車側面。ドアの意匠が良い感じ。流線型になっても昔の流儀が残ってる感。


 客車(寝台車)。窓上に寝台小窓のあるプルマン式寝台。
 なお、隣の展望車との間は連接構造になっています。


 客車(展望車)。


 最後尾より。流線型展望車は昔のアメリカの列車では欠かし難い存在。
 横組側窓から、カーブウインドウを意識した斜めの窓へのラインが綺麗。


 enquete-art様は日本では数少ないアメリカ形ビルダーですし、選ばれる題材も毎回おおっと唸らされるものです。次のお題も、楽しみにしております。

 そして、自分もいつかアメリカ形デビウしたいなぁ……と思わされるのでした。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月16日

【作品紹介】enquete-art様の 韓国国鉄「特動車」(大統領専用車)。幻の特別車?

 韓国国鉄の特動車(大統領専用気動車編成 2編成)は、長らくその存在がボカされ続けてきた幻の車両です。写真などはなく断片的な情報のみ。
 写真がようやく出回りだし、「何だこれは!」と騒がれだしたのが2012年ころでは無いでしょうか。
(余談ですが、その頃には既に名著「将軍様の鉄道」で、北側の「専用車」についてはそこそこ知られていたという皮肉)

 そのカバのような怪しいスタイル。
 燈火類やらスカート周りなどがどこか名鉄7000系風では有りましたので、日本製という推測はされておりましたが。

 やはり、日本製。1969年の日本車輌製が1編成。本務編成
 1985年に韓国(大宇)でもう1編成増備。こちらは予備編成か?
 2001年に現役を離れ、2014年に博物館入りしています。マニ30もかくやと思わされるタブーのベールもその頃に無くなった模様と。

 どこか怪しい車両を作られてきたenquete-art様さが、この題材にも目をつけられてきました。そういえば、日本国内ので韓国国鉄の車両も珍しい題材ですね。

 brickshelfより(実物の写真もあり)
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=568960


 形容のしがたい特異な顔立ちです。個々のパーツは日本製車両なのですが、その組み合わせで異形がうまれているという。

 その雰囲気を余すことなく。
 ヘッドライトの4灯は半ポッチずらしで。
 フロントグリルはメタリック仕上げ。警戒色の斜めラインも。


 用途が用途ですので、サイドビュウは2両でまちまちです。ルーバーが多いのは電気式の気動車故に。
 横組の小さな窓がベストマッチ。

 屋根肩部分が黄色なのは実物同様です。

 惜しまれるのはスカート処理。1x2系のカーブスロープ使うとかなり円やかになりそうなのですが。その一方、連結部もスカートを省略していないのは芸が細かい。




 サイドより。
 屋根上の無線アンテナが鮮烈な印象です。

 特異な題材の再現となりましたが、1960年代末に日本製車両が入りだして近代化が始まったころの韓国国鉄の車両は、一般的なものも楽しさいっぱい。鮮鉄の流れをくむ軽量客車と、20系流儀のセマウル号(観光号)客車。アメリカンなディーゼル群に、フレンチなゲンコツロコ……。そして103系風の国電や地下鉄電車。

 資料は決して多くはないですが、そのミステリアスさも含めての魅力はありましょう。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月14日

【作品紹介】フレンズ 春のバスまつり!?(Tamotus様とレゴ5udon様とCT様)/グレイハウンドなバスディーポ(emo様)

 バスの話題です。
(鉄道ファン=公共交通は概ね趣味の対象、です)

 先ずは、今更解説を要さないジャパリバス。
 思えば、「gdgd妖精s」辺りのドマイナー感を想うと、あのCGアニメも大出世したものです。いや内容もCG表現も大進化してるんですけども(すごーい)。

 内容についてはともかく、移動手段として重要なジャパリバスは自動運転の電気自動車と思われます。手動運転も可能なようですが。
 これ、トレーラーバスですけど、手動運転時には牽引二種居るんでしょうか? 
 この種のバスも後部車体にも駆動装置があるものや、後部車体が切り離し不可のもの(今の連接バスの殆どはこれ)は牽引免許は要らないんですよね。でもジャパリバスは後部車体に動力は無さそうですし、切り離しもできます。
 でもまぁ、施設構内用なら牽引免許はいらないのか。

 閑話休題。
 レゴ界隈でも早速作品が幾つか現れてます。


 Tamotsu様の製作中作品。トラクタ部分の完成。
 というか、レゴ4幅車界隈では巷間で話題になる数週間前に「けものフレンズ」の魅力が説かれており、その伝道者こそがtamotsu様だったのでした(笑)。

 お陰で話題に乗り遅れずに済んだ次第。

 作品はスタンダードな4幅車文脈です。でもジャパリバスらしい特徴をすべて抑える。耳の表現がなるほど、って感じ。トレーラ部分も期待膨らみますね。


 レゴ5udon様の作品。ミニサイズの方。
 フィグスケールではなくマイクロスケール?ですが、客室トレーラ部分の横組が綺麗。車体裾の丸みもコダワリ。

 トラクタ部分もまた違った個性を。ボス(ラッキービースト)の表現が面白いのです。


 もう一つ。ラージサイズ作品。
 当初電動化を目論んだそうですが(!)、ディスプレイモデルでの落成です。

 造形はリアル精細で大胆。2017年なレゴのトレンドを全て取り込んだような作風と言えましょうか。フェンダー部分の「斜め」には恐れ入りました。作中の戯画的な雰囲気を強調しています。ボンネット鼻先の1/4円タイルもトレンディ。
 

 トレーラ部分も斜めフェンダー。これ、ジャパリバスに限らず大きめ車モデルの造形変えうる発明ですよ?
 屋根のウネウネラインも再現。
 車体側面のロゴも、アズール系のトーンで再現。


 オープンデッキも。手すりの柱の位置の調整が芸コマです。
 飾り屋根の支柱表現も。

 8幅というアドバンテージをフルに使い切っておりますね。


 こちらは9話「ゆきやまちほー」の再現モデル。
 オプションの補助キャタピラ付き。



 ミニスケールではCT様の作品もあります。野外撮影が素敵ですね。じゃんぐるちほーな雰囲気ばっちり。マスコット的作品としての可愛らしさ。

 すがたかたちも十人十色だからこそ惹かれあう作品たちなのでした。

 
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 バスの話題と言いますと。


 emo様の題材が面白い!
 アメリカのグレイハウンドなバスディーポを意識した作品とのこと。雰囲気、濃厚に伝わっておりますよ!
 8年前のアメリカ旅行のときのこと、思い出されます。
(まぁ、アメリカの高速バスは……色んな意味でディープな乗り物でしたが。でも1度乗っておいたのは良い経験でした。見えないものが見えてきた感じ)

 ネガティヴな話はともかく。
 アールデコでちょっと未来志向な建物のデザインが伝わってきますね。如何にも!な感じがします。


 モジュールビル規格で32x32を2枚分とのこと。
 BUSの文字が苦労されたとか。でもレゴで書かれた文字は作品の精細感をぐっとあげます。
 給水タンクや空調など、屋根上のリアルティも嬉しい。


 全景。右手がバスのりば。バスの色も含めて統一感があります。


 待合室入り口。中も作りこんであるのでしょうか?


 切符売り場。カウンターの表現が巧いです。内部も見える。


 公衆電話に郵便ポスト。新聞スタンド。世界観を盛り上げる小物たち。


 さて。アメリカの長距離バスも、もうちょっと空いている時期や便で、また治安の良さそうなバスディーポの発着だったら印象も変わったのかも知れません。

 でもemo様の作品はレゴシティ(警察が主な産業で治安激悪)じゃなくて、平和そうなモジュールビル系の世界観です。
 治安の良い、佳き時代のバスディーポなのでありましょう。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月13日

【作品紹介】天晴! yamatai様の阪急9000系電車(CAD)

 CADながら天晴! と思う作品です。
 というのは、自分も阪急9300系電車を2014年に制作しているから。
http://legotrain.seesaa.net/article/398794769.html


 なんというか、今見ると荒がとても気になる。おかげで最近は事実上休車中。
 当時なりに努力した作ではあるのですけども。


 阪急9000系は2006年より導入された神戸線・宝塚線用の汎用車両。
 京都線9300系(2003年)の神宝線バージョンといえば良いでしょう。

 日立製作所製の阪急電車としては初仕事となるがため、気合の入ったデザインが印象的なグループでした。大きな前面窓、流動感ある丸み。飾り屋根。
 その後の1000系(2014年)は四角っぽく、窓も小さめ。やや現実的な方向にシフトしています。阪急の伝統という意味では1000系の方向のほうが正統ではあるのでしょうが。
 個人的な好みとしては9000/9300系のほうが好きです。


 yamatai様の作品です。
 CADですが、特に制作上問題になるところは見当たりません。前面の角度つけは高価・希少な新茶のヒンジを避けて、スカート部でヒンジ入れてるところは芸コマ!

 前面は拙作の2x3窓に対して、4幅分での横組みです。どちらがよいのやら(笑)。角度はもう少し急な方がイメージに近い? ヒンジ故に調整は平易に出来ますね。
 スカートはややゴツい印象ですかも。
 
 注目すべきは飾り屋根の処理。
 拙作では省略してしまった、下屋根と飾り屋根の間に、普通の屋根が見えている部分が再現され、作品に精密感を与えています。
 前頭部とのつながりもカーブスロープで綺麗に。


 側面。全長30ポッチ。拘ったと聞きますのは、側窓と側ドア窓の高さが微妙に揃わないところ……だそうです。ドア窓部は3ポッチ分(7.5プレート分)高さ。通常の窓は7ポッチ分ですから。
 ドア幅そのものは近年多い、2ポチ幅ですね。3-4ドアの電車の場合はこれが正解なのかもしれません。

 側窓は横組に対して、上下1プレート分づつの追加で成立。横組みを入れることで窓ピラーの表現も合わせて。
 応用で9300系の方も考えてしまいました。4幅分を横組みして、うち3幅分を側窓に充てると9300系の大きな窓っぽく見える……?


 いろいろ、考え直しを迫られるのです。
 自分も9000/9300系、大きくリメイクする必要ありそうですね
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月12日

【作品紹介】アイン様の200系H編成完成。シャークノーズ!ダブルデッカー!!

 先方の記事「レゴ200系新幹線完成!!」
http://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40278072.html
 前回記事
http://legotrain.seesaa.net/article/447487115.html

 前回記事(2月28日)より。先頭車221形。
 既に完成度は高いのですが、側窓周りにやや違和感がありました。


 今回は、車体の上下方向の寸法割を改良!
 窓の周囲の塗り分けを上下とも省略。そして窓下ストライプを1プレート持ち上げる。
 これだけで窓が小さく締まった印象に大変化。幕板の妙な広さや、腰板の妙なボリューム感という200系の印象が伝わってきます。

 これで、独自のシャークノーズや、100系とは別印象の「雪国仕様」なスカート周りも際立ってくるというものです。

 台車周りにはスカートを追加。スマートさと重厚さ(200系には重要☆)を与えていましょう。

 ここまで来ると惜しいというか画竜点睛を欠いてると思うのは、前頭部スカートから台車スカートの間の間隙ですね。台車スカートをここだけ1x8タイル(か、1x2系カーブスロープなどでの長さ8表現。Mugen氏同様の)にしたら、隙間も埋まるでしょうか。更に魅力は増すことでしょう。


 今回お見えの中間車。226形か。
 中間車基準で全長は30ポッチです。この車両が動力車。2Mに見えますが、前後の台車の仕様を揃えて見た目に考慮したもので、どうも1Mのようです。PFなら6両編成はぎりぎり走りますからこれで大丈夫なのでしょう。ウチの100系も6両で1Mですから。

 交差式パンタは苦労されたとのことですが、アーム省略のない綺麗なものです。
 旧タイプのヒンジレバーをベースに使っているのですね。なるほど! 周囲の碍子も良い効果。 

 車体では200系の特徴であった雪切室のグリルが格好いい!
 幕板を締める、「指定席/自由席」の表示機も見逃せません。後期0系から200系で意外と目立つ特徴でしたね。


 221+226。
 実は横組みパネル窓は新幹線には大きすぎ? という拙作(100系及び922形)にも共通する懸念があったのですが、窓の上下の塗分処理次第で「どうにでも見せられる」ことが判明したのは大きいと言えましょう。
 ウチも何時か200系つくるなら、この仕様にしたいです。
(でも、その前に0系のピンストライプ入りのを造ってみたいです(笑))

 妄想はともかく……。


 249形。2階がグリーン。1階がグリーン個室と普通個室という車でした。
 ボリューミーな車体と、大きな窓が鮮烈です。

 1階の窓寸法・表現で迷いがあったそうですが、これで正解な気がします。


 こちらは248形。2階グリーン。1階がカフェテリア。カフェテリア部の窓の小ささがそれらしい。車端に業務用室も。

 200系のダブルデッカー車は希少なものでしたが、その経験がE1やE4 MAXに活かされることになったのでしょう( つまり、レゴ的にも、応用できそうですよね?)。

 個人的に100系と200系のダブルデッカーグリーンはついぞ乗車の機会得られませんでしたが、E1では3度ほど乗車。新幹線で目線が高いという経験は気持ち良いものでした。

 新幹線のダブルデッカー、今はE4が孤塁を守っています。いつまでも頑張って欲しいものです。


 編成で。2階建て2両組込16両貫通のH編成。僅かに6編成しか無いエリート。
 レゴ的には6両での再現ですが、これでも相当なボリュームになります。

 制作、お疲れ様でした。
 池袋の鉄道模型芸術祭で拝見するのを楽しみにしております! 無論、ウチの100系も並べば気分は20年前の東京駅! 思えば昔になってしまいました。


 含みもたせた変則編成。H編成組成当時の2階建て1両のみ13連。
 この時代のH6は両端先頭車がシャークノーズの2000代・200代ではなくて、丸顔の通常200系にピンストライプ入りだったのは知られているところです。

 丸顔の200系も、実現なるか?
 
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2017年03月10日

【作品紹介】続 yamatai様の小田急(CAD)。2200形と電動貨車/メトロ16000系

 前回記事;yamatai様の「小田急」各種(CAD)2600形から1000形。4000形(II)迄
http://legotrain.seesaa.net/article/447711719.html


 2200形電車は1954年から製造された、小田急初の「高性能車」。
 1984年まで小田急で使用された後、大多数が富士急行に譲渡。1996年ころまで現役でした。なお、完璧な状態の保存車両が小田急に残されています。

 前面は2枚窓、側面は3個づつの窓。
 前面2枚窓は2200形だけに終わり、増備の2220形より貫通型の「小田急顔」になりました。なお、2300形や2320形という特急車・準特急車格下げの亜種も。窓配置が個性的でひと目でわかったものです。

 これらの車。小田急での末期は2400形も交えたり、或いは単独での6-10両編成を組み箱根湯本行急行に充当。ブツ6やブツ10です。

 yamatai様のCAD、2200形では微妙な後退角が嬉しい。所謂湘南顔と違って傾斜角はないのでその分すっきりと仕上げられましょう。
 大きな2枚窓はパネルですっきり。実物では「ネコ」と称されてましたが、この図だと向かって左手のジャンパがまるで招き猫の如し?
 連結器の胴受けも良いアクセントです。


 側面、28ポッチ。20m車を32ポッチで作るスケールに合わせています。窓配置は省略なし。小さめの窓も2200形だと気になりません。

 なお、細かいところですが、車体をタン色で作られるなら前面に角度つけるヒンジでタン色は希少なのでできれば避けて、青帯部にヒンジもってきたら良いとか、側面幕板部はプレート中心ではなくブロック化して軽量化+コストダウンできそうだとか……。

 あと、側ドア下部を丸太ブロックにすると、プレスドアっぽく見せられるかもしれません。2200形は一部、古い電車の要素が残っておりましたね。


 同じく2200形。旧塗装。制作上の困難は無さそうです。側ドア窓の2x2新型は黄色が無いので旧タイプか、或いは別の組み方考える必要はありますけども。ヒンジは濃青が供給されてますね。
 この濃青に黄色の塗装、絵になりそうです。

 なお、屋上のコダワリも分かります。
 ランボード部分をグリルタイルに。これで上から見たらすごく精細に。

 ミニマム2両で。2220形なども交えた4両で様になりそうです。実制作への敷居は低そうですね。


 こちらは荷物電車デニ1300形。
 1959-60年に1920年代の初期鋼製車両の車体を載せ替えて造ったデハ1300形。この車は朝夕は旅客乗せて増結車として、日中は荷物電車として使える兼用車だった由。
 なお、1959年といえば先の2200形から2400形に移行するかの時期であり、コスト抑えるためかえらく古めかしい形態……。1400mmの両開きドアはラッシュ用か、はたまた最初から荷物輸送への転用を目論んでいたのか。不思議な電車でした。

 1969年に目論見通りか荷物電車化、デニ1300形に。1984年の荷物輸送廃止まで活躍しました。私鉄の荷物輸送は1980年ころまでは東武、1982年までは東急でも行われてましたが、小田急は最後まで続けてた部類に入ります。
(ただし、中小私鉄での荷物輸送は21世紀でも小規模に行われてる事例はあり、全廃されているわけではないようです。大手私鉄でも社内品輸送はありますし。尤も、専用の電車ではなく、乗務員室の片隅に乗せられる程度の規模ですけども)

 カラーリングは何度か変更されていますが、1973-1984年頃の姿か。
 
 yamatai様のcadでは、ウインドシルは色差表現。赤い車体は京急みたいに見える?とのコメントですが電車の形状やディテールが小田急仕様なので、間違っても京急には見えませんのでご安心を。他、旧型電車らしい文脈はきちっと押さえられてます。ドア上の雨樋がユニーク。
 1両で完結する題材ですので、実制作は平易か?
 それにしても、8000形通勤車や、ロマンスカー7000形とこの荷電が同じ線路同じ世界に居たと思うと愉快ですね。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 小田急に乗り入れしてる電車といえば、1978年からの地下鉄千代田線。
 長く使われてきた6000系。少数派の06系。それらを置き換えた現行車の16000系。どれも魅力的な題材です。ついでに言えば常磐線の顔でもありますね。
 16000系は早くもバリエーションが派生しており、ここは血筋争えないところです。


 16000系。yamatai様の一次案。前面中央に貫通扉のあるタイプ。
 E233系作品で使われることもある、テクニックパネルの小さいもの(11947/11946)を車体造形に。ただ、問題点。この部品今のところ新灰が供給されていません……。E233系ならば白で済ませることできるのですが。

 それでも、この絞込造形は魅力的です。最悪、テクパネを2x4のウエッジプレートで代用するような妥協もありかも?
 
 スカートの丸み持った柔らかい造形も良い感じですね。


 側面。二色の帯が綺麗。メトロマークのアクセントが素敵。
 先の小田急20m車群同様、窓幅の工夫で32ポッチ全長ながらも省略の無い窓配置を実現しています。横組の側窓の位置を整えるためのブラケットの使い方が巧み!

 2連窓のピラーも省略しにくいですよね。この種の窓の電車は多いので応用できる範囲は広いかもしれません。


 二次案。前面全体をフェイスダウンしたもの。
 より、すっきりと? 窓面積が狭くなってやや重い印象に見えるのは残念です。

 16000系の顔はもう少し、検討の余地はあるのかもしれません。
 しかし、どこかで良い答えが見つかりそうな造形でもあります(不可能とか、無理があるってわけじゃない!) 少なくとも、11947/11946の新灰が供給されるまでには……?
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月08日

【作品紹介】クロック様のリニア試作車 MLX01形 究極の造形美

 もちろん、レゴのモデルは通常のレール走行前提です。
 それでも、この題材へのチャレンジは刺激的なものです。

 JR東海のMLX01形は1996年に投入されたリニアモーターカーの試作車。2012年ころまで山梨の実験線で数多くの試験をこなす。そして、多くの人々を試乗させ、その実用性を示したのです。先頭車が4両と中間車が3両。後に別形状の先頭車1両と中間車1両を増備。合計8両の構成となっていました。試験内容に合わせて適宜組み換え行なっていたそうですが、そういうところも実用の電車としての雰囲気を感じます。

 「リニア・鉄道館」ではMLX01-01が展示されています。その車内も公開されていますが、未来的というよりは新幹線同様の、地に足の着いたものになっていたのが印象的でした。

 現在、試作車の役目は、更に実用車に近いL0系に譲っています。
 


 クロック様のモデルは「リニア・鉄道館」のMLX01-01を再現。
 ダブルカスプ形と言われるものです。当時の700系新幹線と共通するラインですが、リニアのほうがより無理なく構成されている感が。

 最初は違和感のあったこの形状も、今の目で見ると色褪せない斬新さ、そして実用美に見えてきます。

 クロック様の再現も、ほぼ完璧なもの。
 難しい造形で、かつ厄介な塗り分けなのに。隙間を埋めつつ、しかし時には隙間も大胆に肯定する。後者あっての「自然な軽快感」でもあるのですね。


 2両編成での再現です。片方が動力車となるのでしょうが、形状的にその辺が全くわからないのですね。サイドスカート?はリニアの軌道ではわかりにくいところですが、地上線?走行では重要な要素。ここも無理なく8幅に収めて居る模様。

 城壁パネルの、角のところを使っているのが印象的。


 真正面より。ラインが綺麗につながる。
 今回は両方共ダブスカスプ形です。MLX01-01とMLX01-04の再現ってことで良いのでしょうか。


 側面。側窓サイズが2x1。ブロックじゃなくてプレート単位での話です。
 これもまたリニアらしさに。

 妻部にはPF受光部が出ており、やっと「走行対応なんだ」と認知できる感。それほどに妥協なき造形を感じるのです。この作品は。




 ユニークな縦開きプラグドアも再現されています。隙間は全体としてみると気にならず、それよりは静止時・展示時の演出としてドア開閉ギミックが大事でしょう。


 製作途中(前頭部試作)の様子。
 この地点ですでに完成度高し。然し、色を整える・揃える以上の微小な改良も何箇所か? 丁寧な作品です。

 さて。
 ここ迄魅せられると、エアロウエッジ形の先頭車MLX01-02及び03。はたまた超ロングノーズのMLX01-901辺りも造って組み換えして遊んでみるのもマニアックで楽しそう。
 中間車もショート(MLX01-11および12)とロング(MLX01-21および22)があるわけですし。
 
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2017年03月07日

【作品紹介】yamatai様の「小田急」各種(CAD)2600形から1000形。4000形(II)迄

 ちょっと情報量が膨大ゆえ、コメント少なめで恐縮です。


 小田急顔の標準。2600形

 なお、小田急のベースカラーはクリーム色(タン色)解釈です。暖かみは出てきます。ただ、白とどっちが適切なのでしょうか。間くらいの色があればよいかもしれませんけどコレ以上に安易に色増やされても困りますよねぇ(笑)。


 全長32ポッチで4扉を再現。しかも戸袋窓迄あり。
 そのため、側窓の表現が独特です。横組で1プレート単位で極限目指してチューンされた側面かも? 問題あるとしたら、2600や5000など二段窓の車だと窓が小さい印象になってしまうことでしょうか。


 末期に人気をなった、復元色。ビビッドかつダークなトーンは今の目で見ると新鮮なものですね。


 個性的だった9000形。あの額縁顔の把握ができておりましょう! 複雑な形状は3面折妻に要約されておりますが、違和感はありません。


 こちらは8000形。より素直な造形に。貫通扉(非常口)は横組のほうが良かったかも?


 1000形。8000形のステンレス版という解釈です。実は複雑で微妙な傾斜などありますけど、そこはスッキリ割愛。正解に思えます。
 ただ、8000形同様の貫通扉は惜しい。また2600形から1000形・2000形迄の小田急の場合は貫通路横の手すりが目立ちますので、何らかの再現あっても良いかもしれません。
 それから、1500形ワイドドア、2000形セミワイドドアってバリエーションもありますよね。


 時代進んで3000形(II)。
 

 電車自体は手抜き感あって、それまでの上質な1000形の流れがなくなりガッカリさせられたものでしたが。
 しかし、このモデルはそんな劣化部分もうまく再現しています。戦時型?
 継ぎ目の目立つ側面はパーツ取りに拘ってそれらしく。その上、ドア上は灰色のトーン変えて誇張表現されていますが、すごく3000形(II)らしい。
 前面はなかなかの大窓感です。

 現実というか、時代を捉えてるモデルかもしれません。


 かわって4000形(II)。多少はマシな?スタイルになりました。
 側面の印象は落ち着いたものに。個性は薄いですけども(安っぽいって個性は要らない!)。
 前面は総横組。やはりライト周りの印象把握が良い感じです。べったりと面的な印象がするんですよね。


 同じ文脈での事業用車 検測車クヤ31形
 他旅客車両との併結で検測に従事します。

 3000形(II)プラスαの不思議なフォルムを捉えておりましょう。窓無し部のロゴ表現も頑張ってます。
 1両造っておけば、他形式に増結して楽しく遊べそう。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 思えば、2600形から1000形迄の小田急は新旧混結を当たり前にこなしておりました。

 ですので、4連を3連に、6連を4連とかに縮小表現し、異形式の相互連結の10連(模型的には6-7連程度)の急行とか楽しそうです。

 小田急はロマンスカーはそこそこ作られていますので、通勤車は却って「目立つ」ことでしょうし、名脇役としてモテる存在になるのは間違いありません。
(アイドルたちに対する、武内P的ポジションでしょうか?)

 実制作が叶えばと思うのでした。
 また、自分もいつか答えを出してみたいと思うのです。
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2017年03月05日

【作品紹介】mazta-k様の「復帰」LDD群(217系 京急1800形他)/エース君のEF55(CAD)

 CAD(LDD)は実制作に比べて記事化の優先順位は落としておりますが。
 しかし、凄いものを見ると見逃せない。何方かの実制作の参考になればという願いも込めて。


 mazta-k様は久々の新作?
 JR東日本 E217系電車。横須賀線・総武線の主ですが(もう24年も!)意外と制作されてこなかった題材です。ミニマム4連でも成立しますよね。
 全体に特殊な組を避け、シンプルながらよく特徴を捉え、美しい。通勤電車に必要な?量産性にも優れてそうです。

 前面はおでこの丸みだけで、あの独特のロール傾斜感が表現できております。


 地味に、魅力的です。
 グリーン車組込の長大編成とか素敵でしょう。そして、すでに何人か作られてるE231系の東海道線と並走とかさせたいものです。


 同じ線路をゆくのは成田エクスプレス2代目 E259系。
 以前も実制作されておりますが、側面のマーキングで華やかにモデルチェンジ。おなじみnexマークを省略せず。また、サボ廻りの「華やかさ」がモノトーンの電車ですと、大変に効果よく鮮やかに。


 横須賀線のライバルでもあり、空港輸送のライバルでもある京急。
 4両x3の希少車となってしまった1800形(1000形)。京急では久々の前面中央貫通路の車です。側面のフルラッピングは後継の1700形に引き継がれましたが、ちらりと見える銀色の縁取り感は悪くないものです。

 mazta-k様のCAD、前頭部はサイドタイル張りでふくらんでいるんですが、実物の印象もこんな感じなんですよね。ちょっと、取ってつけた感。スマートすぎじゃリアルに見えない題材? あとウマヅラ感も逃れてますし。
 前面は微妙な逆テーパとか貫通扉の張り出しとかあるんですが、無理すると際限なくなる(まとまり悪くなる)ので、平面への割切も見識です。現代の電車にはすっきり感も大事ですから。標識灯廻りがシンプルだけど綺麗。
 
 ラッピング車体ゆえの銀色縁取り感も、ドアレールと車体裾で十分に感じが出るものです。
 どなたか、作られないかなぁ……。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 エース君の何と、EF55!
 レゴトレインではありえない題材の一つと長年言われ続けてきたものです。余りに大胆にも! としか称しようがありません。無論、超絶肯定的意味です。

 また、エース君では初の旧型電機題材でもあります。足回りに苦悩が観られますが、でも、最初の1作からのスタートが大事です。

 前頭部……良い雰囲気なのですが惜しいのです。この曲率のカーブブロックには残念ながら茶色系がない。
 より大きなカーブの方には新茶が存在しており、相場も高くはないのですが。或いは1x2系のカーブスロープを斜めに使うなど、現代的な解決策も取れることでしょう。

 フロントガラス前後も、ポチスロワーク次第で隙間うめもできますかも? このままでも恐らく気にならないことでしょうが。

 側面はシンプルながら、ベストな感じですね。
 現役当時の設定で古典特急曳かせても良し、復活後の12系や14系も有り。
 大変に華のある存在ゆえ、夢、叶うとよいなぁと思うのでした。
 
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2017年03月04日

【作品紹介】6n2b2c様の無蓋貨車。輪ゴムのディテール。新たなるリアル!

 レゴにおける輪ゴム、元来はすべり止め、バネ、プーリーベルトとして用いられるものです。

 しかし、つい先日のレゴの製品。スピードチャンピオンのブガッティでは細い線上のテールライトの表現に赤い輪ゴムを使っていることが話題になりました。
http://amzn.to/2ls3D5z

 輪ゴム、ディテール部品としてのポテンシャルが注目されてる……?



 それと関係の有無は別ですが(笑)、6n2b2c様は日本形無蓋車トラ45000形?の煽り戸ディテールとして「黒い輪ゴム」を使ってきました。
 
 タイルを使っただけの側面ではどうしても平板な印象になりがちなところを、実に精細に、そしてリアルに!
 また、車体裾のロープ掛けの表現も見逃せません。よく無蓋車観察しておられますね。
 
 妻部も印象的ですね。日本形無蓋車の妻部はあの山形表現が難しいのですが、近年出回りだした2x2ウエッジプレート使うことでそれらしい形状を! 長年の悩みが解決。
 妻面裏側の、赤茶色の塗装も再現。此れも精細感を上げておりましょう。


 側面より。
 全体としてコスト高な貨車ではありますので、量産するよりは「一点豪華主義」で愉しむ貨車でありましょう。客貨車に関しては両方のアプローチがあって良いと思います。無論、ハイディテールを量産品に巧く落とし込むことも考えられるべきでしょう。

 話を戻せば、トレインモデルにおける輪ゴムも可能性秘めてますね。
 諦めていた微妙な微小なディテールが叶い、作品を変えるわけですから。
(無論、耐久性・恒久性に劣るという問題があるのは事実です)
 


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【作品紹介】dumi様の60051改造の「食パン」電車/きた様の路面電車

 2月21日の火曜オフ名古屋に出てきた、新作作品です。


 dumi様のこの電車。#60051の改造作品。流石に組み換えではなく若干のパーツ追加を伴う物ですが、そのパーツにしても特殊なものはないので、あの入門セットのアップデートとして手軽なものでありましょう。

 しかし、特急形を格下げして切妻の運転台を増設。という何処かで聞いたようなスタイル。妙なJNR的リアルティが堪りません!
 いや、前面窓の傾斜こそ省略されていますが、それは気にならないのですね。全体のディテール的にはバランスが取れておりましょうか?




 前パンタ。というのも取ってつけた的改造車ムード。
 715系や419系を感じさせもします。或いはクハ85辺りもか?
(ただ、屋上機器配置は715系や419系的ですね)

 今後この種の電車が作られることはなさそうではありますが、もっと後世のJR世代の特急形が細切れ格下げされた姿……も想像させます。
 681系あたりが格下げ転用されたら? みたいな。


 通勤通学のラッシュ時には弱そうですが、快適な格下げ車は「乗り得」なものであり、地方における公共交通機関の魅力を維持・繋ぎ止める力はもっているものです。
 乗ってみたい電車、ではあるのですよね。
 なお、レゴ的には原型流線型との混結とかも楽しいかも?

◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 こちらは きた様の欧州系古典路面電車。
 屋根上の広告やヘッドライトにブレーキハンドルと云ったアクセサリ。手すりやステップ。

 特にユニークなのは、PF機器類を全て屋根上配置にしてしまって、PFの単行車両なのに客席スペースを確保していることでしょうか。はみ出た機器はモニタルーフに見立てる。重心が高くなってしまうデメリットはありますが、特に運行上の問題はなかったようです。


 ただ、当日のレイアウトは高さ制限がシビアな箇所があり、車高下げの大改修を現場で行った由です。

 初トレイン作品だそうですが、建築では高い技術もっておられるゆえ、今後が楽しみです。
 

 関連して。このバスは作者不詳ですが。開閉する両開き扉にマンボウ的なユーモラスな前面。なかなか楽しげな作品です。ポンチョを一回り大きくして、前面に更にジョイフルな味付けを行った……というムードですね。
 
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2017年02月28日

【作品紹介】アイン様の200系新幹線 H編成?製作中

 レゴでの200系は、0系ほど作例が多くありません。
 特に、編成になったものは皆無です。

 実は車種や形状のバラエティに富んでおり、0系並に面白い形式ではあります。先頭車化改造やら大幅な窓割りの変更を伴う改造などもあり、意外とカオスです。

 また、元来の形状が耐寒大雪性能ゆえの重厚さを感じさせるものであり、それ故の魅力も。

 未だ完成に至っておりませんが、ryokuchakuma氏の作品が記憶にあたらしいでしょうか?
 記事
http://legotrain.seesaa.net/article/442141844.html


 200番台・2000番台車の100系顔の表現です。


 さて、アイン様も以前から200系は狙っておられた様子です。

 先方の記事「レゴ 200系新幹線製作中……」
http://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40263001.html


 3年前の試作品。やはり100系顔の200番台・2000番台を意識したもの。
 スロープを使った前頭部は、実物のシャープさのイメージを捉える。

 ただ、ちょっと尖りすぎている印象は否めませんでした。


 こちらが3年越しに製作開始された200系。
 先の試作とコンセプトを共通しながらも(75度スロープ使ったシャープな造形)、徹底して欠点を修正したものです。

 ライト形状を細く。
 尖りすぎてた前頭を45度を混ぜることで、より柔和でリアルなものに。
 スカートも見せ所です。高速スノウプロウの表現も200系らしい。

 それにしても、75度のスロープ部品。実は自分も100系で使えないかとおもっていたので、こんなところで実現例を見られるのはちょっと嬉しいもの。
 拙作100系では薬師山氏の0系の応用で100系化しておりますが、これもまた捨てがたい表現なのですね。

 側面では側窓横組化。ただ、200系の小窓感がやや出ていないような? 原因は上下の寸法取りの問題と思われます。窓位置を1プレート下げて、窓下にある緑の1プレート分を窓上に持ってくる? 窓位置はそのままで、帯の位置を全体に1プレート上げてみる?(この場合は屋根も1プレート高くする) 窓位置そのままで窓下の緑を廃して、ピンストライプを1プレート上げる?
 はたまた、窓幅を2ブロック分から、4プレート分(1x2ブロック+1x2プレートなど)に変更してみる。……幾つかの試行が考えられましょうか。
 ただ、幕板の広さは200系らしいです。ここは1ブロック分欲しいですね。

 屋根はポチスロ屋根化で、200系の薄い屋根らしさが無理なく伝わっておりましょう。

 今後、2階建て車など組込、嘗てのフラッグシップH編成を目指されているとか。楽しみですね。北陸新幹線E7/W7系はじめ東北上越北陸筋の新幹線作品もかなり揃っている昨今ですから、そのなかでも200系H編成は古き女王として君臨できることでしょう。
(そして、東京駅での東海道山陽筋との並びだって)

 最後に余談。H編成は1990-1991年の13両編成時代(2階建車1両)、H6編成は丸顔の先頭車にピンストライプというユニークな姿でした。片方の先頭車を丸顔にするとか、中間車共用で丸顔先頭車も用意されるとか、そういう遊びも面白そうですね。
 
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2017年02月26日

【作品紹介】なし様のダンプ貨車。アイディア勝負!

 ダンプ貨車(チッパー貨車)は1067mm/1435mm軌間の車両としてはあまり多くはありませんが、素朴なナベトロの拡大版というのは楽しく、味のあるものです。


 なんと1520mm軌間での実例(ロシア国鉄)。
 底の開くホッパー車とは別カテゴリの車両です。如いて日本での種別をするなら「土運車」かもしれませんが?

 レゴでも、4.5V時代の汽車セットでは定番でありましたね。子供心にお気に入りの貨車だったりしました。

 さて、なし様作品。ヒントはこの部品だとか。


 ネックスナイツの盾セットに含まれる変形部品。一見使い勝手が悪そうなのですが?さに非ず!
 結構なクラスタがこの部品の使いこなしを行ってるようです。。
 確かにロボメカ系やミリタリ系には使えそうか?

 でも、トレインでは?


 じゃじゃーん!
 表情とディテール豊かな、チッパー貨車の爆誕です。

 パーツの癖・個性を引き出しきってる。
 4幅+2幅の細めの台枠もこの種の貨車らしい、良い雰囲気ではないでしょうか。側梁なし中梁のみって合理性はリアルな貨車設計なムード。
 ブレーキハンドルも見逃せません。

 惜しいのは両端のナベ支え部分がもうちょっとボリューム欲しいこと。1部をスロープにするか、何らかの補強ディテール加えると、重量を支えるリアルティが生まれてきましょう。


 側面。タイルのうち1枚を何らかの表示系プリントタイルにしたら更に良い雰囲気になりそうですね。いや、ナベよりも台枠車体側に表記類というのも味があるか?


 転倒時。クリップ留めのプレートを巧みに使っての車体構成です。
 次期の、トレインセットが案外このデザイン採用されたりして……? という雰囲気でもあるんですよね。量産予定もあるそうで、これがたくさん連なるシーンもまた楽しみなのです。
 
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【作品紹介】懐かしきコンテナ車 6n2b2c様のコキ5500形。別文脈の精細さ

 国鉄コキ5500形コンテナ車。
 1959年。コンテナ輸送の開始とともにチキ5000形として誕生(当時は長物車の1種)

 その後車体延長でチキ5500形に。更にコンテナ車が独立分類化でコキ5500形と。コキ5500形になってからの増備車もまた多く。

 1975年頃のコンテナ輸送の低迷期も乗り越え、その多くがJR貨物に継承。低迷期を過ぎた後はコンテナ輸送化はむしろ加速したのです。
 それゆえ、4個積の旧型車でありながらJR貨物でも重用されました。21世紀になってからの引退です。

 国鉄コンテナの黎明期、発展期、低迷期。そして復興期からJR貨物時代を経てきた「歴史的名車」でありましょう。


 国鉄/JRタイプのコンテナ車のリアルなモデルはこれまでもいくつも作られてきました。多くはラダーフレーム・スケルトンフレームの再現に主眼をおいてたもの。
 この6n2b2c様の作品は、ラダーフレームこそ割愛されているものの、魚腹形車体のリブ表現に拘った作品です。この文脈はなかなか新鮮です。別文脈の精細さです。

 リブがあると、コンテナ車の構造的な美しさが際立ちますね。
 台車もユニーク。一見3軸?に見えるのですが左に非ず。車輪枠を台車枠に見立てて居るのでした。

 リブ表現の代償として前後の台枠が分厚くなり、重心が高めに。
 しかし、これはこれでユーモラスな戯画的表現にも見えてきます。リアルさとディフォルメ、矛盾はしない概念なんですよ。


 側面より。やや大きめの新5噸コンテナで4個積。


 C20と思しき、国鉄コンテナの表現も大変に好ましい!
 妻部を半ポッチ凹ませることで、こんなにリアルに且つ表情豊かに!

 扉の開閉ロック機構というのも、これまで意外と見過ごされてきたディテールでしょう。ライム色のバーが得られなかったのか、クリアで代用されていますが、これはこれで違和感なく良いアイデアと。

 別文脈の精細モデル。無論、コンテナ車には数を作るための量産前提モデルもありえます。現代貨物輸送の主力、まだまだいろんな方法が考えられましょう。
 
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【作品紹介】クロック様の「ドーラ」。世界最大の列車砲を! ミリタリ+トレイン+テクニック?

 世界最大の「複線跨り」の列車砲「グスタフ/ドーラ」。ミリタリ界隈の方と話すと、必ずお題に上がるのです。無論、半ば冗談として。造ったら凄いよね! と。

 しかし、今回ついに実現してしまいました。

 重量1500噸。
 運用に要する人員1400人。
 カノン砲の口径80cm。

 線路の上に載っているのは、他の列車砲のような「機動性」のためではなく。
 陣地内の移動のためでした(砲塔は旋回しないので、線路を曲線に敷くことで、移動を旋回の代わりにする)。その意味では既に「列車砲」とは別カテゴリの兵器ともいえましょう。

 完全に分解すると鉄道輸送は可能でした。
 しかし、組み立てて、専用の線路(複線)を敷設と「設営・撤収」に数週間かかったとのこと。機動性何それ?
 無論、完全に地上設置する砲台よりはモバイルな存在ではあったでしょうが。

 2基のみが建造。終戦前に独軍自らによって廃棄されています。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 クロック様。まさか作られてしまいました(驚)。
 順を追う意味で、製作中画像より。

 この題材では悩みになる、複線跨りで上方構造をいかに支持してるかが分かると思います。いわば、ドーラのキモ。


 2つの車体を、パンタグラフ状の構造でつなげています。
 砲のある中央車体はパンタグラフ上に支持されているようです。この構造なら、カーブにも追随しますし、多少複線間隔がズレても支障は無さそうですね。

 大きさゆえ、強度も必要になります。


 複線カーブ上にて。


 仮完成か。色は揃って居ないものの、凄みは伝わる。


 更にディテールも。
 車体?に広幅キャタピラ使うのは面白いアイディアです。

 砲身。この長さをよくぞ保たせているものです。内部に芯が入ってるにしてもテクニックシャフトにも長さの限界はありますから。
 また、結構な重量であろう砲身を支持するテクニカルな構造も。

 ミリタリーモデルであり、それ以上にテクニック系の作品でもありましょう。

 鉄道車両としてのディテールは控えめ。これは致し方ありますまい。ムカデのように車輪いっぱいなのですが、そこにこだわるとコストが際限なく上がっていきますので。


 完成! 力強く、美しい。

 兵器ではあるのですが、ここまで大きくなると禍々しさが感じられないのは不思議です(ソ連のRT23 列車移動ICBMもそうですけど)。むしろ、人類を災厄から救うスーパーメカの如き魅力を感じるのは私だけでしょうか?
 サンダーバードのテーマや怪獣大進撃マーチが脳内再生されるんですよ。


<写真たるご氏>
 実運用中の姿。通常の鉄道車両と並ぶと大きさが際立つってものです。
 こいつなら余裕でゴジラに勝てそうです? 無人在来線爆弾はいらない子です?


<写真たるご氏>
 ドライジーネを従えて。複線カーブでの運用です。
 一番見栄えのするシーンでありましょう。ローアングルの写真があれば尚良かったのですが……。
 「ドーラ」には専用のディーゼル機関車D311形(→V188→288形)も作られておりますので、何れそちらの方もお願いしたいところです。平時はもとい戦後は普通に貨物用に使われた由、使い勝手は悪く無さそうですし。


<写真たるご氏>
 こちらは通常の?列車砲。クルップK5。dumi様作品。
 機動性を前提とすると、一般的な列車砲ではこれが最大サイズとなりましょうか。

 これと「ドーラ」がならんだ訳ですから、2月26日の名古屋あおなみ線運転会は強烈というか凶悪というか「黒峰森」分多めというか。

 先日の火曜オフといい、名古屋は「レゴランド」とはまったく関係なく、ポテンシャルを秘めてるような気がするのです。「あおなみ線運転会」こそとりあえず次回3月でピリオドですが、今後の総合オフ会などの流れ、期待したいと思います。
 


 こちらdumi様のツイート。
 

 
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【作品紹介】たるご様のスペイン国鉄490系電車。素直なスラントノーズ。

 1999年に投入されたスペイン国鉄の490系電車は、イタリア式の振り子式電車であちらでの形式はETR490。
 スペインでは「talgo」と並行して、ETR401など導入してきた伝統がありましたが、その流れを汲むものでもあるのでしょう。

 軌間可変などはなく、1668mmのスペインゲージ専用です。
 しかし、2014年には早々と引退してしまいました。15年で引退というのは鉄道車両としては短寿命ではありましょう……。同じスペインでもtalgo各形式などはもっと長く使い倒されているのですが……。


 良い意味で、素直で順当な作りが見て取れます
 60051の資材を使ってるようですが、オリジナル色が強いですね。

 前頭部のスラントは無理せずにスロープ構成。
 前面窓はブラックアウト処理ですが、その御蔭で、側面の窓表現も無理せずに出来ています。
 質感のあるヘッドライトが印象的ですね。

 側面は実車の連窓風です。ただ実車はかなり窓柱がぶっといので(なんというか、垢抜けない設計ですよね)、窓と新濃杯のグリルを交互に組むくらいの処理でも良いかもしれません。理想は横組みでしょうか。


 この列車、欧州にしては短単位であり、3両でフル編成です。
 その意味でレゴ向けの題材でもありますね。

 運転台直後の屋根、もう少しポチスロ盛ると良い感じになりそう。
 スカート部分ももう少し作り込んでみると化けてきそうです。


 スペイン国鉄という意味でも、実は面白く深いジャンルです(タルゴ以外も!)。
 イタリアのフィアット・ペンドリーノの文脈も、濃い世界になってきました。世界中に輸出されまくってるという意味では、ジーメンス・ICE系の比ではありません。
 現代欧州の鉄道も、なかなか面白いと。
 
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2017年02月24日

【作品紹介】レゴ5udon様の大井川鐵道井川線編成。大胆な動力システム。

 大井川鐵道井川線は1067mm軌間でありながら、車両限界は762mmの軽便鉄道並(近鉄→三岐のナローよりも車両限界小さい)という特異な路線です。
 全列車がディーゼル機関車の牽引・推進で運行。
 途中には日本で唯一のラック式(アブト式)区間も存在。

 元来は電源開発のために中部電力が建設したもの。今も、中部電力の補助で運行が行われています。

 黒部峡谷鉄道と類似点は多いのですが、こちらは通年運行という違いあり。ただ、観光路線としての営業は黒部峡谷鉄道さんほど上手で無いのが、ちょっともどかしい。
(黒部峡谷ほどの秘境ではないのが、観光面での弱さ……?)

 客車は1950年代に作られたものから、21世紀に入ってからの新造車まで。
 ディーゼル機関車DD20形は1982-1985年に製造されたもの。6両。
 他に1991年製のラック式電機 ED91が3両です。

 これまでにレゴトレインでの作品がなかった……と申したいところですが、2013年にかう゛ぇ様のDD107(1963年製。1986年廃車で保存中)の作品がありました。
http://legotrain.seesaa.net/article/347082156.html

 よく特徴を捉えたモデル。但し、動力なしのダミーです。
 無論、9Vでも動力化は困難な題材ですが。


 レゴ5udon様の記事はこちら
https://5udon.blogspot.jp/2017/02/0311.html


 通常トレインよりも大きなスケールでの再現です。ガチで作ると4-5幅になり、いろいろ大変ですからね。
 8幅と合わせるとスケールも揃いましょう。この割切は嵯峨氏の黒部峡谷鉄道シリーズに共通しますが、車体幅に対する軌間の広さという意味で、井川線のほうが向いているのかも知れません。


 機関車はDD20型です。ロープロファイルの表現に気を配った作品であり、車高全体も低ければ台車高さも低い。実にDD20らしいというか、井川線らしいと申しますか。

 前面は微妙な傾斜ついていますが割愛。しかしそれほど気になりません。それよりも台形屋根と飛び出たひさしの表現が印象的です。手すりやバックミラーも、この種の題材だと効果が大きいのですね。

 で、言うまでもなくダミーではなく。


 ぎりぎり収まるPF電池box。


 駆動輪。

 この種の車両で、小径車輪を回す動力システムと申せば、先日の6n2b2c様のエボルタ電車(ゴムタイヤで小径車輪を回転させる)が思い出されるところですが
http://legotrain.seesaa.net/article/446714439.html
 また、異なるシステムです。

 直接ゴムタイヤで動かしてしまう。しかし突飛なものでもなく、実物の軌陸車にはこの駆動システムのものもありますし、ミャンマーのレールバスにもこのシステムはあるのだとか。


 動力系です。ベベルギア。


 さて。機関車内に電池boxは搭載しているものの、モーターと受光ユニットは1両目の客車に分散搭載です。それゆえ、連結はフレキシジョイントによるもの。実に大胆。
 ただ、重量物の電池を動力車に持ち込むのは筋の良い技術でありましょう。牽引力は期待できますから。


 客車。スロフ300形。1960年代から2011年まで延々と製造続くこの客車ですが、これは1970-80年代製造のタイプですね。大きな下降窓で視界も良好。
 このモデルでは先に触れたよう、モーターと受光ユニットが分割搭載されています


 客車。クハ600形。正確には制御車ですが。1991年のアブト式区間登場にともなう運行方式の変更により生まれたもの。必ず井川寄りの先頭に立ちます。

 シャンパ栓やスカートが物々しいです。屋根は台形屋根で、スロフとは区別化されてる由。


 クハ600の側面。窓数省略なしのフルスケール?です


 こちらは半展望車。スロフ300形316号(1両のみの希少車です!)。 展望側の手すり表現の細かさ!<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする