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2018年02月04日

【作品紹介】鉱山鉄道の夢が叶う? やったらん様の回転式カーダンパー。

 回転式カーダンパーというものがあります。

wikipedia カーダンパー

TransPacific Railroad「カーダンパーを模型化したいけれど」


 鉱石積んだ貨車をぐるっと回してひっくり返して豪快に荷降ろしするもので、日本でも数カ所にありました。有名だったのはセキ3000(等)に対応してた小樽や室蘭のもの。室蘭のものは1969年に廃止され(小樽の廃止時期不明)、過去のものかと思いきや。
 現存・現役のものは東邦亜鉛安中製錬所にあり、トキ15000(等)に対応しています。

 なお、世界的に見れば北米豪州中国では大規模なものが多数現役です。
 室蘭や小樽では1両づつ切り離して回転させるのですが、今の外国例だと編成に繋いだまま回転させてしまう。連結器が回転するだそうで。

 この豪快な装置。レゴで作ったら魅力的でありましょう!
 しかし、どうやって?

 GBC(ボール玉転がし)の方の文脈での解答です。



 1次試作品。(実物とは異なり)完全に180度回転します。
 ただ、そのために取り卸しに時間がかかってしまうのが欠点。

 それでも、牽引車と貨車の切り離し。
 切り離された牽引車が待機し、その間にカーダンパーが回転。
 1回転したら、牽引車が方向を変えて再度貨車に連結。

 というアクションをすべて機械仕掛けで行ってる。

 また、カーダンパーや高架橋という大型インフラがテクニックで作られているのも魅力なのでした。



 改良版。1回転ではなく、途中で回転が止まって、折り返し動作するように。
 これで取り卸しに掛かる時間が短縮されています。実用化のめどがたった?ようです。

 それにしても丸型(1/4円)ラックギアが堪りませんよね。カーダンパーのためにあるような部品です。公式にそんなものは出してくれるわけないでしょうが(苦笑)。



 これが、決定稿?
 機械仕掛けで、貨車と牽引車を切り離し。牽引車は待機しその間にカーダンパー回転。カーダンパーは適切な角度に来たら反転。そして元の位置に戻ったら、今度は牽引車が方向を変えて動き出す……。

 これをわずか2個のモーターで行ってるとのことです。ちょっと構造とか仕掛け(からくり?)が想像できません。でも、動く!

 キャプチャも貼っておきます。


 牽引車が貨車引いてやってきました。


 牽引車は切り離され、引き上げ線へ。待機。
 それと同時にカーダンパーが回り始めます。
 おそらくですが、待機中の牽引車のギアがカーダンパの駆動動力になって回転させるのでしょう?


 カーダンパー回転中。テクニックそのものの無骨さではありますけども、而してインフラとして魅力的な造形です。
 また、カーダンパー内に貨車をグリップする動作もあるのですね。

 無論、通常の車両(貨車や機関車)が入り込めない特殊な世界です。
 でも、その欠点を無視できるほどの魅力が、この世界にはあるのです。


 回転がここでとまり、積荷を排出します(してるはずです)。
 ここで、回転も折り返し。


 再び回転して、カーダンパーは元の位置に戻ります。おそらくグリップも解かれるのでしょう?


 戻ったところで、今度は牽引車が方向変えて動き出し、貨車に連結。


 折り返していきます……。


 この作品、JBF2018を目標にされているとのことですが(世界最大級のGBC……玉転がしが見られます!)、その前にも4月15日の小山オフでも展示されるかもとのこと。楽しみになってきました。

 我々は不可能が叶う、瞬間を目撃し続けているのですね。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月03日

【作品紹介】punikov様の自由形電車。ユニークな工法と、演出(!?)。

 鉄道畑でない方が電車を解釈するとこうなる? punikov様はミリタリモデラーさんです。
 しかして、リアルなモデルが生まれました。


 約9幅で、フルスケールな電車モデルです。
 モデルは富山地方鉄道の14760形です。薄い灰色部分を白に改、何らかの方法で臙脂の帯が入ると14760形らしく見えましょうか。でも、造形としてよく雰囲気は掴めておりましょう。

 それにしても。
 異文脈の工法は斬新です。それでも電車らしさを強烈に感じさせるのは適切なスケール感とバランス。そして実物の特徴を抑えておられるからでしょうか。

 9幅ゆえ、台車サイズが適切なのも見逃せません(この際、走行環境は忘れましょう)。


 案外(失礼!)整ったサイドビュウ。両運転台へのアレンジですが、地鉄は増結用に両運転台車を温存しておりましたね。60形にも居てもおかしくなかったかも?(90形の増備扱いで14793辺りを名乗ってた……?)

 ゴツさよりも、2ドア車ならではの優雅ささえ感じさせます。ポッチの張り出しも気になりません。リベットのようにみえるかというとそうでもなく、ですね。

 窓ガラス、内側から何らかの表現ができると良いかもしれませんね。

 良い意味で1番ゲージ的な雰囲気はあるのです。


 前面。60形の顔は難しいのですが、9幅でセンターピラーを1幅分取ると良い表情になります。プレート段差でおでこを造形したり、アンテナやジャンパの表現が良い感じでもあります。ワイパーもこのスケールだとオーバースケールになりません。


 インテリア。車内で8幅を確保。向かい合わせのクロスシート。左右1列づつ。
 厳密にミニフィグに合わせるとこのスケールになるのかも?
 シートには白いカバー。ミニフィグたくさん載せたくなります。


 車端部分。運転台内部も作られています。また運転室との仕切りも精細ですね。座席撤去部分とワンパン運賃箱も印象的な装備です。ここは地元の方ならでは観察眼です。


 主流ではありませんが、レゴで作る鉄道模型の一つの可能性に挑戦した意義深いモデルでありましょう。ここから得られるものは少なくないはずです。


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 さて……。
 そして、別の意味でリアルなモデルも生まれました(笑)。


 アジ電車。1960-70年代に日本国有鉄道ではみられた……らしいです。消せる塗料で描くのが仁義だったとか? 賛否は分かれましょう。どっちかというと否?

 でも、このスケール、この表現だからこそ。この文字表現が可能になります。


 「斗 マモレスト権」
 見事なアジ文字。書体までそれっぽいですよ。

 なお、地鉄でこの手の闘争が行われては……ないです(自分が知る限りではない)。私鉄だとそもそもスト権ありますし。まぁ、架空の自由形電車ならありでしょう。

 悔しいけど、見事な出来なのでした。
 
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【作品紹介】ともち様のJR貨物 DF200形ディーゼル機関車。レトロアレンジ?

 DF200形ディーゼル機関車は1992年から2009年まで製造されたJR貨物の貨物用ディーゼル機関車で、日本では久々の電気式が当時は話題になりました。

 世界的風潮(除く西独及び日本)としてはディーゼル機関車は電気式のほうが主流でしたが、電気系の小型軽量化はそれに輪をかけた感じでしょう。液体式の雄であった西独も1971年にはインバータ制御の実用化で電気式に舵を取っています。(ヘンシェル DE2500)
 閑話休題。ハイブリッドの入換機HD300形も広義の電気式ですし、DE10後継の汎用機DD200形も電気式です。

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 DF200は貨物用とは言え、華やかな機関車であります。レゴでの製作例も多数あります。



 ともち様の作品です。

 前面は無理されず、2x6の機関車用キャノピーで再現されています。この部品を使うとややレトロな感じが出てきますが、これはこれで「あり得たかもしれない試作機」な雰囲気? あわせて、欧州機らしい感じもします。
(作者のご本位では無いこと承知で記せば、1980年代に西独の潮流を知り、末期の国鉄がDD51の後継機として試作したという雰囲気でしょうか? 成績良くも、DD51が大量に余剰になる中で量産は見送られた……というような。そして、1990年代以降にDF200に編入・機器統一されたようなストーリィ。如何でしょうか)

 手すりが目立ちますが、ディーゼル機関車では大事な要素です。
 ドアのハンドルも表現されています。

 足回りはB-B-BをB-Bに省略しておりますが、その分、燃料タンクの表現が出来ています。この割り切りもありかもしれません。無理して足回りを押し込むと燃料タンクが犠牲になって、ディーゼル機関車らしさが薄れてしまいますから。


 側面は堂々としています。本線大型機の貫禄です。
 中央ドアの手すりはやはり大事な要素です。センタールーバーも迫力ありますね。
 
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2018年02月02日

【作品紹介】あおつき様の「あおまつ」。シリーズ3作目。よりエレガントに

 少し前の作品(梅小路合わせ)ですが紹介させていただきます。

 同じ作者の前作はこちらです。
碧月様の京都丹後鉄道KTR800形「しろまつ」……「乗ってみたい列車」!
http://legotrain.seesaa.net/article/438129202.html
碧月様の京都丹後鉄道 KTR700形。「いまいち萌えない娘」の変身?
http://legotrain.seesaa.net/article/438199321.html


 北近畿タンゴ鉄道→京都丹後鉄道のKTR700/800形はスタイルの良さの割に塗装で損をしていた車両です(丸ライトで前面貫通。側面は2連の下降窓という萌要素の塊なのに)。
 然し、近年は水戸岡カラースキームの観光列車化で、逆にその良さが引き出されてたりしますよね。
 
 あおつき様の作品は水戸岡仕様と、ノーマルが1両づつ。
 そして本命の観光列車仕様の「あおまつ」です。


 レゴ的にはダークブルー……では濃すぎでしょうね。基本色のラチチュードは広い! 通常青でも重厚に仕上がっています。金色の対比も好ましいものです。金をダークタンなどで代用する文脈もありますが、素直にフラットゴールド使うのも良いものです。派手でも下品でも無い、エレガント。

 勿論、基本造形は前回作と共通です。実物の丸みと可愛さを引き出す、ベストな造形でしょう。

 スマートな車体に対する、屋上機器の細密感も良い感じですね。下手すると蛇足になりかねないのにギリギリのバランスで抑えられています。
 エンジン周りや、台車のディテールも同様。精細さと6幅レゴスケールのバランスを損なわない感じに収まっておりましょうか。


 あおつき様の常で、車内も。
 向かい合わせの座席や、窓を向いた座席が再現されています。
 実物はニス薄塗りの軽快な木質内装ですから、タン色が似合ってます。

 また座席肩のつかみ部分も爪パーツで再現。良いアクセントに。トイレの前のケースもちらりと見えますね。

 6幅車両でのインテリアは如何に実物の魅力をミニマムに切り取るか。成功の好例でありましょう。

 さて。せっかくの「あおまつ」+「しろまつ」+通常色……な3両編成での画像が上がってこないのは残念ではありますが、今後も関西の催事では見る機会があるんじゃないでしょうか。楽しみにしております。

 また、よりデラックスな「あかまつ」「くろまつ」も揃えて、宮津線車両だけの行き交う光景とかもできるかもしれませんね。復活の(!)「タンゴディスカバリー」辺りは流石に難しいでしょうけども。それから、宮福線の気動車とかも。あちらも可愛いのです。

 やはり可能性を感じさせられる三セクの京都丹後鉄道なのでした。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月01日

【作品紹介】青函連絡の要。SUU様のJR貨物EH800形。ピンストライプはブラケット細工で!

 かつて連絡船が行き交った。そしてED79形と50系の時代を経て。それらを置き換えたEH500形と789系電車も今は昔。
 青函間の今の姿はE5 H5系新幹線と、貨物はEH800形の時代になりました。

 EH800形はED79以来久々の、青函トンネル専用の電気機関車。副電圧の交流電機で新幹線用の保安設備にも対応。
 2012年に試作。2016年3月の北海道新幹線開業から、全貨物列車を牽引しています。

 製造はEH500に次ぐ東芝。前面のスタイルはEH500-901のものが採用されており(名鉄のEL120形も)、色々変貌したEH500の顔も東芝のデザイナーとしては901号機の顔が「推し」だったことが知れましょう。


 レゴ的には、難しい題材です。というのは、サイドのライン。白と銀が絡みあうデザインですが、その間に細く赤いピンストライプがあるからです。
 省略しちゃうと違和感。
 しかし、1プレート分使うのももっと違和感。

 SUU様の答は、0.5プレート分での再現です。
 無論、レゴでの0.5プレート調整はまともな手段では出来ません。この作品ではブラケット?の薄い側を使うことで0.5プレート厚を連続・そして断続的に確保しているのです。
 お陰で車内には2ポッチ分の張り出しが発生。そのためPF機器は搭載できず、必然的に9V仕様になった模様です。

 車体中央部分。ラインが0.5プレートx1ポッチ単位で調整されています。こういうところは「タレポッチ」も使っているとのこと。

 全体としては26ポッチx2。ほぼフルスケール機です。
 EH500/EH800は25m全長であり(無論2両ユニットで)、他車両と合わせると短めにしたほうがスケールは合うのでしょう。然し、機関車の印象としてはもっと長い、30m以上あるように見えてしまうのですよね。なので、このスケールも正解でありましょう。


 屋根上。交流電機車特有の複雑さは健在。配管や碍子が良い雰囲気に。


 パンタ周り。パンタグラフは旧型のシューの、それも旧灰を苦労して入手されたとか。。黒だとイメージが違いましょうね。

 右手の拳銃を使って配管のS時表現しているのは印象的です。


 前面。
 フロントガラスは真ん中で凸同士を合わせて横組みかつ傾斜。他はシンプルスッキリまとめられておりますが、しかしあの赤いピンストライプはありますから中身は複雑なはず。

 ヘッドライトはやや下向けの取り付け。良い表情がうまれます。

 コダワリは連結器まわり、スカートまわり。ウエッジプレートで立体的に形成されたスノープラウ。解放テコにダミーカプラー。ダミーカプラーのスパナは良い見立てですね。


 こちらは貨車と連結する側です。スカート及び連結器を台車マウントとして、走行性能への配慮があります。
 9Vモータx4での運用も可能なようで、その場合は相当なパワーになるか?


 臨港地帯の高架線をゆく。
 同じくSUU様のコキ106形と全長面でベストマッチですね。機関車はやや長め・大きめは一つの正義と言えましょうか(無論、違う合わせ方もありましょう)


 「大先輩」の青函連絡船と。

 何れも調布の「ボクらのブリック」に展示しております。
 また、本年の国際鉄道模型コンベンションのテーマ、「北海道」にも合わせて展開の予定です。
 
posted by 関山 at 23:17| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】クロック様の英国鉄道385形電車。大胆に「Inspire The Next」!/68形ディーゼル機関車の大改良 6幅の限界?

 LMSコロネーションスコット68形ディーゼル機関車に次ぐ、クロック様の英国型作品、第三弾です。

 385形電車は2018年3月より就役予定のAbellio ScotRailの最新近郊型電車。
 製造は各種特急形に次いで、あのHitachi製です。多くは現地製造となりますが、一部は笠戸工場で製造されたとか。70ユニットがスコットランド地区に投入される模様。
https://en.wikipedia.org/wiki/British_Rail_Class_385


 特徴は、大胆なスタイル。丸みの大きな車体断面はイギリスの伝統ですが、組み合わせられる前頭部は貫通型ながら実に大胆なもの。貫通路。特に幌付きは電車の形状を保守的にしてしまうものですが、その制約を逆手にとった形状はなかなかに刺激的。
 素直に申せば、カッコイイのです。

 色彩は事業者によってまちまちでしょうが、でも今度の投入分は往年のBR(英国国鉄)を想起させる渋い配色ですね。最近の英国鉄道各社は渋めの1色塗りに回帰してて好ましい傾向と思うのです。


 で、大胆であるがゆえ。レゴでの制作は難しそうなのですが。


 レゴ作品としても大胆に、仕上げられてきました。

 あらゆる部分が常識はずれです。
 6幅なのに、車体断面の絞込が行われています。2x2カーブスロープを使いこなす。屋根はつるつるの丸い仕上げ。而して空調機などのでディテールも実に丁寧。

 台車は今時の、軽量軽快な印象のもの。

 横組の側窓は美しく。

 そして、前面!


 真正面より。
 前面窓の前後を独自に傾ける。傾けた内側にヘッドライトを1/4タイルで表現。そしてその後ろは1x4のカーブスロープで仕上げる。

 この発想、ちょっと出てくるものではありません。
 そして、最高に決まっているじゃありませんか!


 このアングルから見ても格好いいですね。
 スカートも幅狭で締まった形状です。クールな美人さんですね。

 実物だと鮮烈な印象の貫通幌ももちろん、作品の良き印象につながっています。

 惜しいのはヘッドライトに用いている1/4円パーツにまだクリア系が少ないことでしょうか。でもこの辺の解決は時間の問題でもあるでしょうね。


 側面より。ダークブルーに赤帯が美しい。

 全長は34ポッチ。英国も鉄道車両の全長は日本と大差ありませんから、このバランスは心地よいものですね。自然な雰囲気です。


 連結部。ホロは脱着式。
 やはり絞った車体断面はいいものですね。

 外国型だとどうしても優等列車中心の流れになってしまう中で、近郊型作品は貴重です。また2ドアクロスシートの近郊型……とか考えますと、日本の何処かに居ても可笑しくないと妄想もできてしまうのですね。

 活躍が、楽しみなのです。

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 それから。




 68形ディーゼル機関車もほぼ別の作品としてリニューアル。
前回作品こちら→
 車体幅を7幅から6幅に。全長や全高も落として、全体に引き締まった姿になりました。しかし、ディテールや、これまた大胆な前面の作りは全く犠牲になっていない。より良く圧縮改良された作品なのです。

 ラージスケールを否定するわけではありませんけども、6幅本来のバランスの良さが顕れては居ないでしょうか。
 その上で、scotrailのモザイクまで再現です。


 6幅における、究極的作品の一つ……と言っても過言ではないでしょう。
 レゴトレインの英国面合わせ、楽しみになってきましたね! 現代から過去まで。良い並びがそろそろできるんじゃないでしょうか?
 
 
posted by 関山 at 22:17| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月25日

【作品紹介】来るものと去るもの……。皆様の制作中や構想より。アイン様薬師山様の小田急GSE。エース君の新名阪特急。サニー様のE351系と115系キムワイプ。SATO様のミハサロ。

 鉄道作品は一つ作り上げるのに時間とコストがかかります。故に、未完成であっても紹介の機会は設けたいと思うのです。アイディアやデザインは秀逸だったりしますから、埋もれさすのはもったいない(Twitterはマジで埋もれてしまいます)。

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 まずは、アイン様の小田急70000形GSE車より。
 実物は既に落成し、3月の運用開始を前に試運転中の模様。(先方の記事)




 ピラーの処理は未だこなれていない印象ですが、角ばった前頭部下半のイメージはなかなか良い感じじゃないでしょうか。
 側面は窓が小さい感じがするのはやや違和感です。GSEは側窓も大きなイメージですので。大胆に3x4パネル系使うのも有り? かもしれません。

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 同じく、GSE。こちらは薬師山様の解釈です。




 件のピラーはあっさり、諦める潔さ。その代わりにスロープに依るすっきり感。
 前面下半の解釈もまた違います。違うところが面白いのですよね。

 薬師山様らしいかっちり感です。

 GSEの解釈はまだまだ考えられそうです。ロマンスカーという人気題材ゆえに、まだまだ続くこと期待しております。関山がやるなら……ダークオレンジ解釈を考えてみたいかも?

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 私鉄特急の西の雄。近鉄も2020年に名阪甲特急新型を投入する発表を行いました。


 エース君の作品。早くも1両仕上げていますからこの未完成作扱いでの紹介は失礼かもしれません(ごめんなさい)。

 ハイデッキの先頭車。前頭部の形状把握が「さすが!」です。皆が悩むピラー問題ですが、これ、GSEにも応用できるかも? と思わされますね。

 写真写りの関係もありましょうし、また近鉄プレスリリースの色の都合もありますけど、赤よりは濃赤の方がイメージに近いかも? 側面はやはり側窓が小さく見えるのがちょっと残念ではあります。窓下グラデ部分の処理はいろいろ試行錯誤の余地あるでしょうか。
 でも、完成には一番近い作品でありましょう。

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 来るもの、なら対して去るもの、です。サニー様のLDDより。


 今年3月に、185系や189系や485系よりも先に引退してしまうという悲運の特急車351系。少し古い(2017年秋頃?)作図ですが、魅力的な解釈に依るLDDです。丸みの強い車体を余すことなく再現。これ、ボツはもったいないですよ……。

 カラーリングも、近年のパーツ供給的に非現実的には見えません。15068(2x2カブスロ)のラベンダーは供給豊富みたいですし。


 そして同じくサニー様作図の新潟地区115系。別名キムワイプ。
 3ドア近郊型の解釈。また貫通国電顔の解釈も良い意味で個性が増えてきました。答は一つじゃない! それがこの世界の醍醐味です。

 ヒンジで角度をつけた顔はありですね。
 窓がやや小さくなるきらいはありますけども、窓は戸袋と開閉窓が区別された作りなのも嬉しい。そして爽やかなカラーリング。帯の入れ代わり部分も良い処理でしょう。
 ミニマム2両で済むのもまた115系の良さでしょうし、色違いとの混結も自由に楽しめるのですよね。
 
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 引退が決まったわけではないにしろ、先は長く無さそう……なのがミハサロ・大サロこと「サロンカーなにわ」。改造は1983年。ジョイフルトレインの先鋒でありました。仲間が次々引退していく中で現役続ける。JRに残る14系としても最後に近いのです。

 sato様が制作予定を立てておられるようです。ただ、当面はトワイラの強化を狙うとのことで保留とのこと。

 ダークグリーンに金のライニングが美しい。そして、凝った組み方は実制作叶えば凄いオーラを放つことでありましょう。展望デッキの作りも実に精細です。
 実物の退役前に、ひとつ作品の方も拝んでみたいものですね。
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 未完成作、LDD、試作品を記事にすると際限はなくなります。でも、気になったものはなるべく拾っていこうと思う次第です。
 皆様の、新たなアイディアのヒントになりますように……。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月24日

【作品紹介】レゴ5udon様の京王電鉄事業用車 堂々4連!/銀座線1000系改修


 京王電鉄の事業用車はすべて2007年以降の新造車両です。

 私鉄のこの種の事業用車は、以前は老朽車の改造で賄うのがセオリーでしたけど、近年は試験車など中心に新造も少なくないですね。
 尤も、保線用機材は大手私鉄やJR各社は新車購入が普通ですから、その流れを受けているのかもしれません。新車ならメンテも平易でしょうし。


 デヤ900形。デヤ901及びデヤ902号は2015年製造の電動貨車(牽引車)。
 言うまでもなく9000系の同型車。前面は真っ黄色で、如何にも事業用車という感じがしますよね。なお、9000系の2連口はないので、その意味でも独自性はあります。

 作品は4ドアを3ドアにアレンジで再現です。
 ドアの凹みの表現が嬉しい。平板な印象を防ぐためか、側窓上には影表現があります。
 前面は四角い部品だけで、微妙な丸みが再現できておりましょう。
 貫通扉まわりは横組と順組が混じった複雑な組み方です。
 スカート部は5幅で、なかなか締まった印象になっています。電車の前面スカートは多くの場合は車体よりも引き込んだところにありますよね?

 アンテナは埋込み式。ルックス良いですよね。
 屋根もツルツルで、今どきの電車らしい印象です。


 側面より。全長は36ポッチです。電車が長く見える寸法です。
 注目したいのは車両端の帯表現。実車のグラデが美しく、モザイクとして表現されています。ここは作品の見せ所でありましょう!


 おまけ。制作初期の姿です。今の京王電車の帯の色、ブライトピンクでは違和感あると組なおしされたとか。赤のほうが、絶対に良いです。



 サヤ900形。サヤ912号。
 これも2015年に新造されたものです。先代のチキ290形も1985年の新造車でしたがその置き換えです。

 完全なフラットカー。私鉄貨車の新造が2015年というのはやはり驚かされます。
 柵の内側は資材輸送に使われるようです。但しチキ290形にあったクレーンなどの備え付けは(今のところ)ありません。その意味で、ちょっと用途にミステリアスな感はありますね。


 灰色の車体に黄色の柵が良いアクセントです。
 柵しかない車体ですが、車端部の処理が凝ってます。
 余談ですが、サヤ(付随事業用車)という車種は国私鉄ともにクセモノが多く、どれをとっても趣味的に興味深い存在ですね。


 クヤ900形。911号。2007年製造の総合高速検測車。
 架線・電気と軌道の両方の検測を営業電車の速度で行うことが出来ます。国鉄でいうところの「架線試験車(クモヤ193など)」と「軌道試験車(マヤ34等)」の2in1ですね。検測機器の小型化の恩恵を受けておりましょう。
 なお「Dynamic Analytical eXpress」の愛称と表記がされていて、安全運行のアピールを行ってる?由。

 床は剛性維持のため二重床。そのため窓や扉の位置が高いです。両運転台の制御車ですが、運転台は飽く迄構内用であり残念ながら先頭に出ることはありません。両側とも「片目」の素敵な顔なのですが……。
 台車は軌道検測用の機器を備えた、ちょっと特異なものです。

 5udon様の作品は特異な姿を再現しきっています。ため息漏れそう。


 前面(妻面)は横組みですが、帯表現もあるのでえらく精密感が。片目の顔も嬉しい。


  圧巻といえるのは「DAX」ロゴの表現です。ステッカーで良いという見識こそありましょうが、やはりモザイク表現のパワーは魅力です。そして、美しい。地色に斜めも入ったやや面倒くさいものでありますけど、無理のない表現です。

 グラデは赤と青、それぞれ薄い色を組み合わせの表現。これは広範に使える技法でありましょう。

 なお、軌道検測用の枠の付いた台車も再現されています。灰色の枠が良い感じで目立ちますよね。
 
 検測用のパンタは折りたたまれた状態での再現です。


 4両編成。検測時は必ずこの4連を組むそうです。ラインのグラデが魅力的です。


 デヤ-クヤ-サヤ……。今日も安全を守って!

 この作品は2月3日より公開の「ボクらのブリック」にて展示されます。沿線の調布ですから、人気者になってくれること願っております。
(2月17-18/3月10-11日の運転会でも、優先的に運行予定です!)

【おまけ】
 銀座線、小改修されています。
 オーバーハング詰めて、車体全長を修正。
 前面には連結器やジャンパ栓。完璧といえる姿に。こちらも調布にやってきます♪


 手前が改修後。奥が改修前となります。オーバーハングで1ポッチ全長弄るだけで大きく印象は変わるものですね。


 浅草駅にて。あの1x1四角錐は連結器にぴったり!
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】ナローの泉様の「バンパートロリー」。自動往復するPF電車は可愛く楽しく力強く?

 PF乃至9Vで、電車を直線状に行ったり来たりさせるのって意外と難しいのです。

 GBCのトレイン系モジュールだと往復させるどころか停車させてトロッコ傾斜させてポイント切り替えて折り返して……を機械じかけで行うオソロシイ作品もありますけど、シンプルな?鉄道模型的な発想だと、やはり頭を抱える難しさ。

 あ、懐かしの4.5Vを引っ張り出すのはあり?
 ただ、バッテリーカー牽引が必須になり自由度が著しく下がりますけども。
(余談、意外と鉄道玩具で自動往復サポートした規格は多くないのです。おうふくプラレール、スーパーレール、ミニミニレール。すべて70-80年代の品で、尽く絶版……)

 やはり、PFの中で考えたくなりますよね。


 往復させるには電気的な切り替えと機械的な切り替えが考えられます。レゴ4.5Vにミニミニレールは前者。おうふくプラレールにスーパーレールは後者でした。あとGBC職人さんの作品も後者かしらん?

 ナローの泉様も最初は後者を考えつつ、結局電気的切り替えに落ち着かれたようです。
 写真ですが、黒い枠(台車と電池boxの間の)がバンパーで、これが終端で押されることで反転スイッチを動かし、反転させるようです。反転スイッチ部品は側面にテクニック穴があり、ここからも操作できるのがミソです。

 しかし、回転角の微妙さでちょうど「反転」が出来るのですね。よく出来たスイッチなのかもしれません?
(手元にこの部品がないので確認ができないのが悔しいのですが)


 車体に実装された作品です。路面電車。
 モデルは大昔の玩具的Oゲージで見られたという「バンパートロリー」だそうです。前後のバンパー部分に何かが当たると、反転すると。


 全長は突出部除き22ポッチに収められてます。前面は微妙な折妻も再現。前面窓が旧型2x2窓にも関わらずタン色なのは「?」ですが、程よく褪色してるようです(笑)。2x2の新型窓に差し替えても良いでしょうか?

 車高の高さは飽く迄外見上のもので、ここに何か入ってるわけではないみたいです。無論電池boxを単4仕様に改めれば更に小さくできる可能性もありましょう。

 ところで、配色とか昔の豊橋鉄道豊橋市内線みたい(笑)。


 この角度から見ると、良い感じで「馬面電車」ですね。


 中身です。やはり単3仕様の電池boxがスペース埋めてるのが惜しい。単4仕様ももっと入手性が良くなればよいのですが。

 自動往復なのにPFの受光ユニットがあるのは「電圧調整」用とのこと。ベストは3速だそうです。おそすぎるとスイッチ動かすパワーが得られません。

 何らかの魔改造で、電池3or4本用の電池box使うこと出来たらいいかもしれません。或いはダミーの電池で電圧を下げるか? いろいろ解決策は考えられそうです。コスト下げて量産することが出来るのかもしれませんから。


 実装状況。ケーブル地獄は致し方ないですね……。



 走行動画。かわいい?電車が、やや力強く?往復してるのは楽しい姿です。

 このシステム、いろいろ応用できそうです。GBC職人方とは違う、トレインファンならではの鉄道模型的・鉄道玩具的(……この2つには大きな差異なんぞありません元来は!)な展開、考えてみようじゃありませんか。
 
[追記]





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2018年01月23日

【作品紹介】製作中ですが……ルビー様のキハ110系「秋田リレー」仕様。美しい色とボディ。

 幻の特急型気動車です。
 秋田新幹線……もとい田沢湖線の標準軌化・高速化の際には1996年3月から1997年3月までの1年間、全面運休が余儀なくされました。
 その間の、秋田への都市間輸送を確保したのは、北上線経由の北上〜秋田間の気動車特急「秋田リレー」号。

 車両は新製のキハ110系にリクライニングシートを備えた300番台。キハ110系には既に急行仕様車もありますが、こちらは1年間の暫定仕様ですから、後に通常仕様車に改造することが前提になったいました。したがって、窓割などはノーマルのキハ110系同様。

 都市間輸送故に3-4連を組むも、転用も考慮して編成には両運転台車まで含まれる。両運転台の有料特急用新造車が90年代末に生まれると誰が予想したでしょうか?
(昨今の観光列車などで特急扱いのは別枠で……)

 1年後には予定通り、「秋田新幹線」に移行。異例の気動車特急は姿を消しました。
 キハ110系の300番台は車内を通常仕様(固定セミクロス)に改めて、新潟・長野地区などに転じています。
 せっかくのリクライニングシートは? 一説には217系のグリーン車新造に充てられたと。車体も座席も、綺麗に再利用されたのですね。



 キハ110系自体凝ったデザインであり(ローカル線用にはもったいない!くらいの)、LEGO化は難しいのです。その上、300番台は竿燈色ともいわれた独特の中間色です。難易度は高い。

 そこをうまく再現した前頭部です。

 車体幅は6幅+プレート2枚分(約7幅未満)。同じくルビー様の701系と同じ寸法でもあります。5udon氏もJR系で採用してますね。

 キモになっているのは、2017年新パーツのΦ2の1/4丸タイル(27295)でありましょう。このミディアムラベンダーが存在するからこそ、この題材が可能になったと?
(残念ながら、キハ110系標準車を再現できそうなオリーブグリーンが現状ありません)

 無論、他の部分もキハ110系らしい造形を極めています。角ばってて、微妙な丸みもある。前面車体裾の逆テーパも嬉しいところ。パネル使った0.5プレート単位の調整がやたらに入ってるのも精密感を高めています。

 電気系も含む大きめの連結器も良い感じ。


 全身。現状で車体のみの落成です。
 全長は44ポッチのフルスケール。個人的好みから申せば、36ポッチくらいのほうがバランス良さげに見えるのですが……。

 ミディアムラベンダーのタイルorプレートを貼った屋根肩と車体裾が如何にもなキハ110系のボディです。そしてマゼンタの帯とドア周りが美しい。
 車体側面は凝った作りであり、マゼンタ帯の真下はタイル表面組。帯部分は順組。窓まわりは横組とベクトルが何度も入れ替わってます。

 完成が待たれるモデルです。
 理想を申せば、両運キハ110+片運転台キハ111-キハ112なんて編成を見せてくれたら嬉しいのですが。特急らしからぬ編成こそが魅力でありましたから。
 
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2018年01月21日

【作品紹介】三木様(mazta-k様)の英国鉄道374形(ユーロスター)試作車。クールで熱い?現代英国形

 説明が難しい題材です。まず374形の量産車について。

 374形(class374)は2015年から導入されているICE-3ベース(ジーメンス ヴェラロ)のドイツ製ユーロスター増備編成で動力分散型。現在10編成。
 集中動力式のフランス製……即ちTGV由来の373形と併用して運用されてる由ですが、ドイツ製車両が英仏間で使われるなど、第2次大戦前後には考えられたことでしょうか? 現状では完全置き換えはされず、373形も更新の上併用とのことですが。この辺では日立製も走ってるはずで、物凄く国際色豊かな状況になっていますよね。


 図は、Mazta-k様作図のClass374量産車。
 ICE-3ベースの難度が高い造形を巧く落とし込んでいます。前面はお面の貼付けでスラント形状を再現。1プレート分の不足でもってサイドへの流動感を出す。近年のカーブスロープ充実に依る丸みは、不可能を可能にした感が有ります。

 カラーリングはダークブルーベースの、ややビビッドなもの。
 この電車に関しては欧州鉄道でもついつぶやきがちな「昔は良かったなぁ」はなく(笑)、素直に格好良いと思えるのです。モデルについても同様と。


 その実制作にあたって三木様が選ばれたのは、この試作車。
 いや試作車ではなくて実物大全長モックアップだそうです。見た目は整っていますが車両としての機能はないそうで。

 カラープランは373形時代のユーロスターを踏襲しているのが分かりましょう。
 量産にあたって新カラースキーム導入して、逆に373形更新車を新カラー化してる由。

 さて。レゴ的に観ますと。ICE-3本来よりは前面窓が小さく現実的スタイルになり、若干レゴ化はしやすいか? 英国ゆえの前面警戒色もお面構造での違和感をなくすのに貢献しておりましょう。

 それでも。見れば見るほどに悩んでしまう題材です。


 それを乗り越え、今回、落成の1両です。
 先のmazta-k様のLDDを巧く消化して、かつ試作車のカラーリングを導入。

 何箇所もある斜めのラインはスロープ同士の合わせで表現。間の黄色帯も1プレート単位に分割で再現です。これ、適度なインパクトあって正解ですね。

 全体として灰色ベースですから、とてもシックな感じがします。モノトーン美しい。


 前頭部は若干のアレンジ。真っ先に目につくのは前面窓形状の修正ですね。ポチスロ合わせをいれて裾形状を斜めに。ライトケースは現実的にブラックアウト処理。
 お面と車体の隙間の処理も若干違います。これは現物合わせの末でしょうか。隙間が違和感感じさせないものになっているのは流石ですね。

 「おでこ」の丸みも若干強調されています。

 床下機器は逆スロープ系からカーブスロープ系に。この変更が現代的でありましょう。余談ですが、屋根肩に使っているカーブブロックは現在新灰が入手しにくい……「量産」(編成化)を考えるのであれば、此処も2x2か2x4のカーブスロープに変更すること考えたほうが良いのかもしれません。


 編成?を組んで。
 1両のみの試作車故、相方は同じく試作車のHST(252形)です。なんですかこの違和感の無さは! いや、時代は40年ほど違うのですが(笑)。

 なかなか楽しげなデモンストレーションになったようですね。


 デモンストレーションというと、「梅小路レゴ展示会(2018)」当日は実制作を行い、好評だったようです。
 
 三木様のユーロスター、このまま374形試作車を作られる(半自由形)のか、量産車に戻るのか。はたまた373形か? 気になるところ。
 
 英国面であり、フランスでもありドイツでもあるこの電車は、展開が楽しみなのです。日立製の395形や800形も含め、現代英国型は熱いテーマといえましょう!
 
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2018年01月20日

【作品紹介】アイン様の115系長野色。ちょっと……いや「ものすごく」懐かしい!

先方の記事:
https://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40576272.html

 115系の長野色。
 あんなに居たのに、今はもう思い出の彼方。

 1992年にこの塗色に変わり、2015年の引退までをこの色で通す。長野色とはいいつつも松本運転所や豊田電車区にまで波及しており、東京都内は立川にまでこの色の電車が入ってきておりましたね。活動範囲はとにかく広範でした。

 その長野色の115系が当たり前に居た頃は、長野から高尾までの数時間を乗り通したりもしたものです(間に2度ほど乗り換え有りですが)。
 たいてい、早朝に都内や横浜を出て、往路上越線・帰路信越線・篠ノ井線・中央東線というルートでありました。無論上越線も信越線も高崎や新潟地区の115系! ボックス席に収まり、ときに窓を開けて風を浴びる旅。それが「ついこないだ」まで楽しめた奇跡!
 JR東日本の115系自体も2018年の3月の高崎地区からの引退、新潟でも会える機会は減ってしまいました。置き換えが211系の全ロング編成だと辛いものがあります。ただ、E129系への置換だと、素直に快適な新車を慶びたいとも思うのですよ。

 そんな話はともかく。


 アイン様の作品、爽やかなカラーリングを再現。ベースは既に作られていた115系や113系で、ほぼ同仕様ですね。

 やや濁りのある薄青はレゴのミディアムブルーがベストチョイスです。灰色の帯も良い比率です。どうしても「国鉄色」優先で考えてしまいがちですが、長野色も23年の歴史があったわけで、信越・篠ノ井・中央東線115系の歴史の半分……でもあるのですよね。今思えば爽やかさだけでなく、上品さもありました。そんな雰囲気伝わってきます。

 3両編成……は基本でした。中央東線だと6連もありましたけども。


 モハ114形。レゴ的に動力車。ワンアームパンタ化された末期仕様です。
 長野も豊田も115系は車内もこまめに更新されており、乗って小汚い印象を感じることは皆無だったこと思い出します。大事にされてた電車でした。

 さて。アイン様の国鉄近郊形で思うことなのですけども。
 全長を2ポッチ伸ばして(或いは車端部を1ポッチづつ縮めて)、ドア間の窓に1ポッチ分の柱をいれたら、より近郊型らしく見えると思うのですが、如何なものでしょうか?
 戸袋窓は省略でも良いと思うのですが、通勤型のようにくっついた窓が解消されるだけで印象は大きく変わってきそうです。


 189系(或いは183系)「かいじ」と。中央東線の王道な組み合わせですね。
 国鉄色189系の臨時かいじは今も時折走りますので(でも189系で特急料金取るなよな……。臨時快速が適切でしょうねぇ)、115系の末期までこの並びは続いたのでした。


 215系の臨時快速と。ビューやまなし号も定番臨時列車ですよね。




 湘南色115系との並びに、6連。過渡期にはこんな編成も見られたのかもしれませんね。どちらも良いのです。あと、横川でも高崎の115系とこんな並びがあったのかも?


 スカ色と。113系を115系に見立てれば、最後まで残ってた豊田のスカ色115系との並びにも見えてきましょう。つい数年前まで光景です。


 電気機関車に従えられて。恰も碓氷峠を思わせる!
 92−97年の5年間、長野色の電車は碓氷峠を越えて横川にまで顔を出していたのでした。
 それにしてもガチなEf63も、今のレゴトレイン界隈では待ち焦がれる題材でありましょうね。8幅ではかつてTomy氏作品がありましたし、CADではTn-factory氏・yamatai氏作品がありますけども。流石にED42だと時代が合いません(笑)。
 
 長野色の115系は、その活躍した時代が長いだけにいろいろなシーンが楽しめますね。
 機会あれば、拙作のスカ色115系やオレンジ101系とも合わせてみたいものです。
 
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2018年01月19日

【作品紹介】柴様の自由形蒸気機関車。その無骨さ、その重量感、その力強さ!


 蒸気機関車の車軸配置で0-6-4(日本式に言えばC2)というのはあまり多くはないようです。アメリカ式の名称もないようです。

 然し、このちょっと無骨でマッチョな機関車。本線用機関車の大きなボイラを搭載していて、それを支えるがための従輪2軸。一方先輪は高速性能よりも軸重を確保するために省略した……というストーリィが浮かんでくるじゃありませんか。なのでこの軸配置も納得です。
 ぶっとい缶胴もその流れで説得力がありますね。

 アメリカ的な無骨さを持ちつつ、製造はイギリスの何処か? 故にきれいなランニングされた缶胴を持つ? はたまたアメリカ由来の機関車に英国流儀のおしゃれをさせたものか? 


 ともあれ、大変に力強い印象の機関車です。用途は重連での軍用列車牽引用とのこと。即ち重貨物用。はたまた重入換用。とにかく力は求められるはずですので、この雰囲気は自由形として納得できるもの。

 足回りは締まった印象で、間延びしがちなレゴ大型蒸機の流れに対して一石を投じておりましょう。特に第三動輪と従輪ボギーの距離が堪りません。
 
 ぶっとい缶が真正面に突き出るインパクトもプラス。あと、大柄な車体に似合わぬ?小さなデフレクタが良いアクセサリに。

 惜しいのはキャブですね。蒸気機関車(テンダー式)の場合は「窓ー窓-ドア」か「窓ー窓-ドアなし」がセオリーでしょうから。「窓-ドア-窓」はちょっとだけ違和感あります。

 レゴ的にはエンジンドライブで、第二動輪上にMモータが見えますね。裏面見せてもらうのをつい失念いたしましたが、平ギア+ベベルギアで1:1でしょうか?

 ロッドはプレートロッドです。形状的には望ましいのですが強度的にはテクニックアームに比べて劣るのが難点です(拙作のED42では断念してテクアーム化)。ただ、艦船オフでそこそこ運用したにもかかわらず、ロッドの原因のトラブルはほぼありませんでした。使い方次第なのでしょうか?





 重連で軍用列車を曳く。ユニークな装備は「重連総括制御」。
 同じ機関車を2両作られ、それぞれにPF機器を一式搭載。但し相互のモータ同士はケーブルで結ばれ、どちらかの機関車を制御すれば重連が操作できる由。

 PFはモータよりも受光ユニットと電池boxが高価ですから、ややもったいない使い方ではあると思うのですが……どんなものでしょうか?
(この種の運用を合理的に考えると、片方の機関車をマスターとして受光ユニットと電池box搭載、もう片方の機関車はスレイブに割り切り、モータのみ搭載……とするのがセオリーではあります)
 但し、同型機2両をバラで使ったり、ときに重連で使うような楽しみはあります。


 埠頭をバックに。港湾の情景がなんとも似合いますね。


 連絡船と。


 岸壁の内側をゆく。




 クラシックな電車と競争。
 この並びだと大昔の京浜急行が、恰も西海岸のインタアーバン……パシフィック電鉄辺りに見えてくるから不思議です。港町の臨港線と電車線が絡み合う情景はアメリカンインターアーバンでも、また日本の京浜や阪神でも観られた光景でありました。




 アメロコなC52(拙作)との並び。C52は高速旅客用ですから実に好対照です。
 武骨な力を感じさせる機関車同士の並び、良いものですね。

 軍用に、民間に。柴様のこの機関車の活躍、期待しております。
 
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2018年01月18日

【作品紹介】かい様の225系100番台車。新快速の最新型。違うところが面白い♪

 JR西日本の225系電車は2011年に導入されていますが、2016年製造の2次車から顔が227系に準じたものに変更され、100番台となっています。
 225系の元来の顔つきは……やや好みの分かれるものでしたが、227系や323系と共通する100番台では運転台部の丸みと、全体としてのアーチラインが強調され、整った現代的な顔つきになったんじゃないでしょうか?
 というのは、昨年6月のあおつき氏作品の紹介からの自己転載です。
http://legotrain.seesaa.net/article/451047920.html

 引き続きのレゴ化ですが、最新型人気は頷けるものがあります。
 新快速は特別な電車にして、「圧倒的な数で押す」電車でもありますから、重複で複数編成並ぶさまは却ってリアルでもありましょう。

 あと付け加えると、223系に始まるあの顔は111系や153系500番台辺りに始まり1980年代前半まで続いたあの貫通国電フェイスに通じるものはあり、それが人気にも繋がってるのかもしれませんね。


 かい様の新作です。
 大阪駅の大屋根(エース君)と、京都タワー(サニー氏作)をバックに。


 前面窓を横組にして角をポチスロにすることで得ている流動感は、あおつき氏の先工作に共通します。このスタイルとしてはベストな表現ですね。アークラインも同じく。

 然し、他の部分では相違点の方が多いのに気が付かされます。車体裾の処理であったり、車体裾に斜めに伸びていく帯の処理であったり。また、このモデルでは車体の前頭部と側面での質感差異も表現しているのが印象的です。強調しすぎ? いや全体で好ましいバランスになっていましょう。


 微妙に車体と隙間の空いたスカートも魅せ所!
 ドアは微妙な凹みも表現しています。階段状の帯処理には違和感がありません。


 屋根上および、側面。
 ワンアームパンタの表現はちょっと新しい。巧くクリップアームを使いこなし。適度な太さもリアルな感じ。


 側面は窓サイズが上下方向に小さくなること承知で、窓配置の方を優先的に表現です。「1:3:1」のリズム。この電車の印象として意外と大きなものであったことに気が付かされます。窓の上下寸法の問題は、最大限に違和感がないように収めていますね。違和感のコントロールもビルドの技でしょう。

 
 先にも触れましたよう先工作……あおつき氏作品とはいろいろ差別化が図られています。失礼を承知で申せば、それぞれに一長一短の良さがあります。その違いが如実に顕れるのがレゴビルドの楽しさであるのは言うまでもありません。制約の中で、各自の解釈が相違交錯する……。

 リアルな模型が写真であるのならば、何らかのディフォルメの入ってくるレゴはイラストレーションでありましょう。違うところが面白いのです。好例といえますね。

 そして、共演するところを拝んでみたいと思うのでした。
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】hiro様のオヤ31 建築限界測定車。事業用車は楽し♪


 オヤ31形 建築限界測定車は1949-1961年に主に32系客車を改造して7両が作られたもの。新線開業や電化などで、線路脇の建築物の状況が変わったときに検測が行われます。
 ゆえに出番は少ない方の試験車(※)ではありますが、JRには5両が引き継がれました。
 現在も北海道に1両、西日本に1両が在籍しています。

 ※:試験車でも軌道試験車などは小まめなローテで検測を行ったリします

 外見の特徴は車体を切り欠いて、そこに設けた検測用の矢羽根。これが線路脇で建築限界を侵すものに当たれば、データとして記録されるというわけですね。無論、コンピュータ以前ですから(笑)、アナログな記録です。
 カンザシをたくさん差したかにも見える、その姿から、花魁(オイラン)車とも。


 hiro様のオヤ31は現在もJR西日本に所属するオヤ31 31。
 進駐軍専用車の流れをくむもので、その前身は部隊用給食車オシ33形でその前は酒保(販売)車オミ35形。而して元は尋常の三等緩急車 スハフ32形です。

 製作動機に「三木氏のオクタゴニアンに刺激された」とも伺っています。1両で成立するユニークな事業用車としての魅力もあると同時に、刺激元と同じく進駐軍専用車というのもなるほど、と(笑)。

 車体はパーツの制約の中で、見事に丸屋根旧型客車らしさを表現できていますね。理想を申せば32系らしく窓幅は狭くして欲しいところですが、然し、これはこれで広窓35系ベースの建築限界測定車のように見えて悪くありません。

 そして肝心の矢羽根。大量のアンテナパーツ。線の細さは正しいでしょう。嬉しいのは矢羽根まわりの「側廊」も表現されていることですね。開放式の側廊のある客車は御料車3号(初代)とオヤ31くらいですから。


 車両端は折妻と、そこにつく窓の解釈が面白い。強調気味なのは「あり」ですよ! 良い表情です。テールライト若しくは標識円盤付けると更に良い雰囲気になりますかも?


 反対側の妻面。こちらは矢羽根があり、切妻形状です。
 背後にクハネ581がちらりと見えるのは恰も宮原運転所な雰囲気です。


 車内。こんな車両ですが作り込まれてる! 測定台や記録装置があるのが分かります。事業用車こそ車内を作り込むと楽しいのですよね。

 オヤ31は検測時は結構な珍編成を組んだりします。例えば。
「機関車(DE10等)+無蓋貨車+オヤ31+無蓋貨車+電車+緩急車」など。
 電車や電気機関車が非動力で曳かれるのは、勿論電化試験であるためです。この作品、いろいろ楽しめる可能性持っておりましょう。




 おまけで恐縮ですが。
 制作済のクハネ581と、クハ481たち。
 
posted by 関山 at 23:56| Comment(2) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月16日

【作品紹介】レゴ5udon様の銀座線1000系。「地下鉄の、正しき魅せ方!」なジオラマ仕立て。

 先方の記事:https://5udon.blogspot.jp/2018/01/blog-post.html


 レゴ5udon様の2018年初作品は意外にも?銀座線です。
 
 東京メトロ1000系電車は2011年から導入されている現行車両で、嘗ての1000形を彷彿させるレトロデザインが話題になりました。一部の車両だけではなく、全車両をレトロデザインにするのは大胆なこと。
 なお、2017年に納入された最終編成2本は更にレトロ感を強調した「特別仕様」です。


 5udon様の作品は、いつもの同氏の作品よりは一回り小さな印象? いや、銀座線の寸法が「市電と省電の間の寸法」と言われるような小柄さが有りますので、これで正解と。全長も25ポッチ。締まった印象です。

 なお、プロトタイプは1000系の通常車ですね。特別仕様編成は後日の「お楽しみ」でしょうか?

 前面は平面的に割り切っておられますが違和感はありません(ただ、自分が作るなら何らかの丸みか後退角は表現したくなりますが)。
 左右の窓高さを変えて非常口表現にしています。

 それにしても。黄色い車体に臙脂の屋根が美しい対比です。
 現状で惜しいのは連結器…ダミーカプラーなどが無いことでしょうか。アンチクライマーは良い表情を出しておりますが……。


 側面。ドアはパネル側面を使った仕上げです。
 側窓はなんと3幅分。2x2のパネルに1x2プレート貼ったものを挿入して側窓にしているようです。ポッチを0.5プレート換算するとこれで7.5プレート=3ポッチ幅になるので成立するのですね。この窓とドアのバランス感が巧いのです。銀座線らしい。

 対して惜しまれるのは運転台に向かってのオーバーハング部分で……。
 乗務員ドアと客扉の間は1ポッチにされるとガラッと印象は変わってくるのではないでしょうか? あと、先頭台車の位置ももう1ポッチ車端に寄せると良くなるでしょう。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 さて。
 この作品の肝といえるのは、寧ろジオラマの方でありましょう!


 浅草モチーフの地上。。奥の出入り口階段は確かにこんな寺院風のがあります。


 その地下には!

 地面の被りの浅さは如何にもな銀座線ですね。


 32x32の空間に、擬似的に2編成が並びます。
 3x4パネルを使ったホーム基部の表情もまた良いのです。

 線路際には、きちんと集電用のサードレールも。
 軌間に対する車両サイズの比率も銀座線らしい。


 更に、このジオラマは真ん中で開きます。
 線路間の柱の処理には驚かされます。左右でずらして、合わせたときに密度が濃くなるんですよ。また広げた際の美観への配慮、レンガブロやアーチが効果的に使われています。


 広げきったところ。ちょうど2連の電車がバランスよく。




 ホームの雰囲気。


 地下鉄の魅せ方という意味で、実に秀逸な作品でありましょう。
 ディスプレイモデルとして魅力的なだけでなく、広げた状態なら走行対応だって出来るわけです。
 
 駅のシリーズ化で、他の銀座線の駅も同じフォーマットで造れないかと考えてしまいますね。島式ホームで丸ノ内線と共有の赤坂見附であったり、半蔵門線と共有の表参道であったり……。そこで他の方の作品と並んだら楽しいことでしょう。

 また、銀座線の車両もバリエーション展開考えられるのではないかと。1000系でも特別編成。少し前までの01系。そして2000系以前……。

 他路線展開も考えられるのは言うまでもありません。他都市展開だって!
(まぁ、気軽に作るには、ちょっと資材を食いすぎるのが難点ではありますが……)


 なお、動画もあります。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 参考になるか? 製作中の画像のようです。
 やはり柱はいろいろ試行錯誤があった?みたいですね。

 1000系電車もドア幅・窓幅を見直す前であるのが分かります。31ポッチあったのですね。やはり完成版の25ポッチ版のほうが全体の雰囲気にあっておりましょう。
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(2) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月15日

【作品紹介】Mugen様の、いすみ鉄道の気動車たち Le-car!とその後継車。いすみ200形といすみ300形


 レゴで軽快気動車(3セク鉄道などでみられる軽装の気動車。JRだとキハ120等)の作例は時折見受けられます。
 しかし、その前に流行った「レールバス」の作例は多くありません。

 レールバスは1980年代に一度、再評価・再発明されたもの。
 元来バス用の部材を使った軽装な内燃動車というのは大正年間、内燃動車の歴史から始まっています(バスを線路に乗っけたのが内燃動車の起源なんですよ元来は)
 そうした簡易な気動車は戦前戦後とボソボソと作られ続け、国鉄キハ01-03の大コケのあとは南部縦貫鉄道のキハ101・102がしぶとく生き残った以外は一度絶えた血筋でした。
 再発明は1982年に富士重工がLe-CARを試作(1982年1次。83年に2次)したところで始まります。1984年以降、地方交通線の3セクへの移行は盛んに行われましたので、Le-carは結構な両数が売れたのでありました。

 しかし。
 鉄道車両としては華奢であり……というよりは、バス車体の寿命なんて元来長いものではありません。20年持てば御の字の世界。Le-carの多くは失敗したというよりは、元来のバス車体の寿命を迎えて退役していったという見方ができましょう。

 で、メーカー(富士重工 乃至 新潟鉄工所)もそのへんは懲りたらしく、1990年代後半以降はこの種の軽快気動車も頑丈なものになり今に至ってる由です。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 いすみ鉄道(千葉県)のいすみ100形(いすみ200形)は1988年に同線の転換とともに導入されたものです。
 LE-CARの中でも後期製造なので流石に二軸車ではなくて通常のボギー車。それでも幕板のほとんどない車体などバスに近いボディ。
 7両が導入されたものの、順調に新車への置き換えが進み、現在は206の1両のみが残存している模様?




 mugen様の作品は、見事に華奢なバスボディ……スケルトンボディの表現に成功しておりましょう。幕板がほとんどなく、窓そのものは観光バス用の転用品。上半分固定で下半分が引違いという鉄道車両らしからぬ雰囲気が伝わってきます。
(当時はこれはこれで、新しく快適そうにも見えたものでした)

 ドアもまたバスらしい折戸です。高さ5ポッチ分の横組で、上部にブラケット入れて0.5プレート分の隙間埋め出来ているのですね。
 一方で鉄道車両らしいのは乗務員ドアでしょう。あとは排気筒部分でちょっと車体構体が太くなってる箇所も。

 全長は27ポッチで、20m級を32ポッチにする文脈に対して整合性がありましょう。この種の車は相対的に小さく見えたほうがいいです。


 前面はひたすら真四角な印象がそれっぽい。ライトケースの表現には1x1プレートの裏面使ってます。まっ平らであるがゆえにワイパーの表現が良いアクセント。

 なお、スカートの表現が好ましい。真四角な簡易なものであるんですが、これもまたレールバスの味でした。レゴ的にはタップ使ったジャンパ栓が強度面形状面で有利ですね。
 屋根はタイル仕上げ。ミニマムなベンチレータ。後はやはりバス用の冷房装置です。屋根も真っ黄色なのはいすみ鉄道なりのおしゃれでありましょう。
 黄色に緑帯、もレールバスには似合ってましたね。




 もう一つの作品が、いすみ300形。2012年から導入されている現行の主力車両です。
 こちらは新潟トランシス製のNDC。無論、今様の耐久性を考慮したものなのでしょう。

 真四角な車体でありますが、随分印象が変わるものです。
 幕板があることと、太めの窓柱が鉄道車両らしい頑強さに

 300形はトイレ付きのため、窓配置も左右で異なります。ドアは引き戸に。ここも鉄道車両らしい。ドア表現はやや凹みがあるのが細かいですね。
 またドア横の確認窓も再現されています。


 前面は200形同様、4幅分の横組。但しガラスサイズや灯火の位置で印象は大きく異なります。手すりを巧くアクセントに使い、また、貫通幌も車両を立派に見せていますよね。
 いすみ300形。福井レゴオフでは動力が付けられなかったため、予備車になっておりましたが、今後の活躍が期待されるところです。
 

 一方で頑張ってたいすみ200形。走行は9Vモータの仮設です。
 2両編成の連結はドローバーに依るもの。


 新旧交代の予感?

 なお、いすみ鉄道にはJR払下げの国鉄型気動車が在籍しているのも知られています。キハ52にキハ28。また、いすみ300形の最後の1両はキハ20 1303としてキハ20のレプリカ的な車両になってる由。なので、国鉄型気動車との共演も楽しそうでありますね!
 
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2018年01月14日

【作品紹介】高貴なる紫! Mugen様の「華」は485系のお座敷電車。



 思えば、485系電車も絶滅危惧種です。
 車体が原型とどめている車はほぼなく、残るのは車体載せ替え大更新車の「宴」「華」「ゆう」「リゾートやまどり」「ジパング」「きらきらうえつ」程度なのでしょうか? 車体載せ替え組でも「NODOKA」も先日引退ですし……。

 「華」はJR東日本関東地区(主に高崎)の客車お座敷列車の代替として、1997年に改造されたもの。多くは先の「宴」(1994年)に共通しますが、前面形状が1枚ガラス窓に変わったこと。そして、衝撃的なのは紫をベースにしたカラーリングでした。

 改造から20年余を経て尚も健在ですが、お座敷列車自体が近年は「扱いにくい」もののようです。今後がちょっと心配。
 観光列車ブームの中で、豪華な「華」と「宴」が再度注目されると良いのですが……。あと乗る機会、あればいいなぁと。

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 レゴ的に申せば、「華」は以前から注目されていた題材です。
 と、申しますのは「余りがち」なダークパープルのトレイン窓を有効活用できる題材でありますから。
(皮肉なことに、希少部品のトレイン窓はなぜかダークパープルだけが余るのですよね……)

 とはいえ、その他のダークパープルのパーツ自体を集めるのが平易ではなく、その意味で難度は途轍もなく高い。Mugen様のこの作品もようやく実現したものです。


 先ずは前頭部です。
 下半分を3x3や2x6のラウンドスロープを重ねてまとめ、優美な曲線を作り出す。
 上半分は3x6の平面キャノピ。実物もここのガラス周りは平面的な印象なので、良い印象把握にもなっています。屋根の際は再び大きな丸みで、カーブスロープ中心の処理です。
 実物同様……ともうしますか、実物よりも更に優美さ・流麗さを感じさせる前頭部になっています。

 カーブスロープに依るスカートも絞られた形状が優雅。そして貧弱でも重たくもない、ベストなバランスを実現しておりましょう。

 それを実現するパーツセレクトのセンスは……Mugen様ならではなんですよね。而もダークパープルという制約の中で。
 精細であり、且つ適度なレゴらしい安心感!



 クロ484形(484-2)。

 前面に繋がる、運転台窓枠が凝っています。3幅分の横組みです。そのまま巧く側面に繋がる。乗務員ドアはややオーバーかもしれません(1幅でもいいような?)。サロン部の窓は通常客席とは差別化していますが(実際質感が違う窓ですが)、ここもトレイン窓にしてしまったほうが全体がスムーズに見える? 

 とはいえ、非の付け所のない優美な側面です。紫トレイン窓は見事な「ハマり方」でありますね。ナイトバスも報われていることでありましょう。

 気になるのは客ドアの丸窓。これは1x4アーチを2個合わせることで実現しています。巧く楕円になるのですね。そして、ドア自体を1プレート凹ませ、ドア両側を2x4タイルで抑え、ドア自体を2幅に見せるという凝った処理が行われているのです。


 車内インテリア。分割ラインはピンク帯の部分です。この位置の分割だとインテリアを魅せやすいのですね。左手が運転室直後の展望サロン。右手がお座敷です。マイク持ってるミニフィグが芸コマ。この種の電車に「カラオケ」は必須ですから(笑)。


 モロ484形(484-7)。パンタ付きの中間車。
 屋上機器は交直両用電車としての485系を感じさせるものです。その部分が低屋根なのも、今はなき583系辺りを彷彿とさせるのですね。冷房装置の一部が床上設置なのも485系の初期車などに共通しますし。


 車内インテリア。横向けの座椅子と座卓が巧いです。
 パンタ下部分は洋風のサロンスペース。窓が大きいので内装が映えます。


 モロ485形(485-5)。レゴ的には動力車です。

 全長は中間車基準で32ポッチ。
 実物だと車両限界一杯いっぱいな車体高も適切な印象です。あと1プレート車体高余計だと不安定かつ馬面に陥ってしまうでしょうし、1プレート低いと今度はボリューム不足で印象も変わってしまうでしょうから。

 屋根は45度スロープに2x2カーブスロープ載せた作りで、寝台客車などに使われる手法ですね。新濃灰や新灰の2x2カーブスロープが廉価大量に供給されている恩恵。


 クロ485形(485-2)。
 反対側の先頭車です。窓無し部分はこの種のジョイフルトレインらしいですね。

 さて。
 台車形状が、如何にもなDT32 乃至 TR69系ですね。エアサスマウントの形状が結構特徴的なものでした。国鉄の「優等用」台車として定番ではありましたが、レゴで此処までうまく再現されてくると新鮮です。
 床下機器はレリーフ状処理。2幅でプレートをぶら下げ、そこに機器を表現する手法は適度な立体感と密度感が産まれましょう。


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 力走。やはり、質感が高く感じられる作品です。
 色の功績だけではありますまい。トレイン窓は今や使いにく部品ではあるのですが、皮肉にもこの題材にはベストマッチです。
 いや「宴」「やまどり」とかいった同系車両への展開を諦めねばならない問題が(笑)。


 編成で。実物は6連ですが、4連でも十分なボリュームです。




 良い雰囲気なのです。背景も同じくMugen様作品で揃う。


 カーブをゆくのが様になる電車です。
 紫って下手に使うと下品な色なのですけども。しかし、「華」は実物もそしてMugen様の作品もまたエレガントな印象に。


 ポートタワーを遠くに眺む。
 ……「華」は高崎の電車ですから、関西に来たことはないはず。でも、違和感がないのですね。

 嗚呼、東海道を夜行快速のダイヤで関西入りしてくれたらなぁと思うのは私だけではありますまい。
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(2) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】アイン様の103系増結。エメラルドグリーン!

 先方の記事:https://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40555891.html

 以前に紹介したアイン様の103系の現状バージョンは「レインボーカラー」な4色混成の5連です。

 今見ると無茶に見えますけど、国鉄時代……特に国鉄末期には2色の混色は珍しくなく、まれに3-4色混色も見られたのですよ!

 で、その中でちょっと言及されていた常磐線快速の「エメラルドグリーン」が実現していたので紹介する次第です。

 さて、常磐線のあの緑、レゴ的には解釈に苦しむ色です。ダークグリーンだと濃すぎて絶対に変。実物の色番号なんて意外とアテになりません。色面積の差に依る影響は大きいですからね。
 因みに常磐線つながりで申せば、急行電車(455系など)のピンクと、中電の小豆色(415系とか)と、EF80やEF81のローズピンクが同じ色だっていっても納得はされ難いでしょう(笑)。
 なので、直感でいいような気がします。



 意外や、エメラルドグリーンにはラチチュードの広い基本色、通常のレゴ緑がしっくり来たのでした。
 関東の103系と言えば最後の頃は常磐線にまとまった数が居ましたので、記憶にある方も多いのではないでしょうか? 1972年ころから2000年ころまでか。結構似合ってたものですね。

 車体はアイン様の3ドアアレンジ版です。
 戸袋窓は割愛仕様ですが、左右のオレンジや黄色のようにグリルタイル使った処理の戸袋窓も実装は可能でありましょう。基本色故パーツ的な制約はないのですし。

 また、常磐快速線の103系は前面形状も低運転台・高運転台。そして1000番代由来の貫通型も混用されておりました。更に申せば1000番代混結混色というのもあったのです。
 いろいろ夢とか可能性広がりますよね。常磐線沿線のファンの方、どうか手がけてみては如何でしょう?(いや地元の方限定じゃないですけど)


 エメグリも組み込んだ5色の電車6両編成が実現! とっても華やかです。

 混色国電4色までは普通にあったらしいですが、流石に5色フルコンプは何らかの記念運転じゃないと実現しなかったそうで。
 それでも、いろいろ想像の出来る素敵な情景です。
 
posted by 関山 at 23:55| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月13日

【作品紹介】エース君のJR西日本 201系 大阪環状線。未来の国電の……今の姿はすっきりと。

 国鉄201系電車は1979年に試作車が登場。まず中央快速線に投入されました。

 今でこそ古い「国鉄時代の電車」のイメージですけども、その登場時は「国電のイメージを大きく変える」画期的なものであったのです。

 量産はやや遅れて1981年。中央快速線の他、中央・総武緩行線。そして関西地区では京阪神緩行線に導入されました。
 ただ、相当な高コスト車でもあり。重装備の試作車に対して量産車や量産後期車ではコストダウンを進めつつもそれでも高コスト

 ※:兵器の世界では「試作品が量産品より優れている訳がない」とか言われてますが、鉄道車両と連邦軍のモビルスーツは過剰仕様の試作品に対して、量産品が劣化版になってしまうのはザラなのでした(苦笑)。

 1985年の205系の登場で、未来の国電……も早くも終わってしまったのです。
(205系だと、国電・国鉄という感じが薄れてしまいますよね)

 その後の経緯ですが。
 関東では長く中央線・総武線で活躍し、後に京葉線にも転じましたが引退久しく。
 一方で関西地区導入車は京阪神緩行線から引退後は大阪環状線や奈良線に転用され、こちらは尚も健在です。
 
 側面は戸袋窓や二段窓が古臭い……と試作当時から言われてましたが、これもJR西日本特有の延命改造ですっきりした姿に改められており、却って完成度は上がっておりましょう。

 ただ、大阪環状線では新車導入が進んでおり、103系についで引退する日もそれほど遠くは無さそうです。
 

 エース君の作品は言うまでもなく、先に作られた201系に次ぐ大阪環状線仕様です。

 JR西日本流儀の更新で戸袋窓塞ぎ、側窓を半固定。雨樋埋込。すっきりした姿です。オレンジの4両編成はインパクトあるものですね。
 また、最近のエース君作品ではドア窓が埋まってるのも嬉しいポイントです。技術面というよりはパーツに余裕が出てこられたのかな?という感じではありますが。


 さて。あの前面です。
 80年代流行った額縁状の顔のなかに傾斜が入ってブラック処理されているという、凄く難易度の高い形状です。考えると気が遠くなるような。

 思い切って傾斜は省略されていますけど、それでも左右非対称の分割の上手さで201系の顔になっています。
 向かって左側の縦長窓は1x2をそのまま。向かって右の横長窓は1x1を使って細長さを強調されてます。そして全体として4幅の横組に収め、寸法的な整合性も取れてますね。

 もうひと頑張りで、傾斜もできそうな気がしますけど、無理はしなくても大丈夫でしょうね。自分も作るとしたら、傾斜は諦めて仕舞うつもりですよ!


 中間車。モハ200形か。
 屋根周りの仕上げが今後の課題になってきましょうか。


 エース君の関西国電 4本並び。
 103系は2編成。今度の201系。一番右は関西線仕様の103系です。
(あぁウチの101系も並べてみたいですよこの中に!)

 国鉄通勤型祭り、というのもいいものですね。
 何れも貴重な経験値になっているものと思います。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする