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2017年01月12日

【作品紹介】くろてつ(嵯峨)様の黒部峡谷鉄道の客車

 くろてつ様、遂に本丸攻めか?
 黒部峡谷鉄道シリーズ参入の模様。


 開放型客車。ボハフ1100形。
 黒部峡谷鉄道での「普通車」。これが一番乗ってて楽しい♪
(端境期は寒いらしいですが)
 1953年に観光客を大きく受け入れだした頃に製造され、その時代の車も未だ残ってるのか? 最終製造は1994年ですが、初期車も更新で最終型並にアップデートされており、ほぼ個体差はなくなっています。それでも41年間の製造が続いた車両は稀な存在だとか。

 小さいけど、ボギー車。低速故乗り心地が悪くありません。
 二軸のハ1形もいますが、あれは旅客乗せることはないので……。

 さて、この作品。
 扉代わりの「鎖」が印象的です。
 また、凸凹の西洋城塞風な側壁も巧く表現されています。ステンレスのステップ部分が良いアクセントに。

 妻部、テールライト廻りは更新後の姿ですね。
 なにより、オレンジと茶色のツートンが美しい。形容しにくい色ではありますし見ようによっては暑苦しい色ではあるのですが、頼もしさを感じさせる色であり、また、新緑の中では映えること!

 ボハフは緩急車。通常、ボハフ両端の7両編成を組んでる由。


 ボハフ。側面より。オープン車のレゴ的メリットは、ミニフィグを乗せると大変に見栄えが良いということでしょう!
 また、妻面のジャンパ栓受の表現も見逃せません。
 通常の鉄道と同じサイズの部品が、小さな軽便車両に付くと「大きく・目立つ」。こうしたディテールの効果は絶大です。

 やや腰高な印象は否めませんが、ここを是正しようとすると2軸アレンジとか、小径車輪とかの無茶に依らざる得なくなります。ここは割り切るのが正解ですね。

 割切といいますと。
 黒部峡谷鉄道はナローゲージの上、更に建築限界もシビア。車両のサイズは超絶小型。レゴ的にはナローゲージはまだ難しいので、ここは6幅で通常レールという解釈なのです。ただ、近年通常鉄道での8幅モデルが増えているので、その意味では世界観は合致しましょう。

 そもそも、黒部峡谷鉄道は宇奈月駅で僅かに地鉄と接するのみで、外部の車両と並ぶことだってない。なので、独自スケールの6幅もまた正義と。

 動力車だって、6幅ならPF+普通のトレインモータで各種箱形機。9Vでも良いなら凸型機やL型機だって無理なく実現できるでしょう。
 実は4幅ナローで動力車は未だ難しく(自作動力前提)、安定した性能も得られません。
 しかし、くろてつ様的にはおそらくイベントなどでの展示運転も考慮されていると。そうなると信頼性も重要なスペックとなります。

 そんなわけで、動力車も楽しみです。箱電機予定されているとか。
 
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 なお、現在更新が止まっているのが残念なのですが、黒部峡谷鉄道に関しての趣味的研究では

「くろてつふぁん 〜黒部峡谷鉄道を追って〜」
http://sarosi.web.fc2.com/index.html
 は他の追随を許しません。

 路線(ほぼ全駅の構内配線もあり! 目視撮影で確認されたのか?)や、複雑な更新を経ている動力車の解説は貴重なものです。客貨車も全形式解説あり。
 
 黒部峡谷鉄道は自分も10年ほどご無沙汰しております。
 久々に乗りたくなりましたし、また、自分もこのスケールでの車両製作を考えてみたくなりました。
 

 
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posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月09日

【作品紹介】6n2b2c様のDE10形ディーゼル機関車。ひと味違う!細マッチョ?

 DE10形ディーゼル機関車は数こそ激減していますが、かつては日本最大両数を誇る万能・汎用ディーゼル機関車でした。
 入換や支線での使用はもちろん、本線区でも小貨物や保線に。
 そして急行列車や特急列車の牽引まで。

 レゴ界隈でも、作品数は少なからず。一家に一両?

 そのDE10を、ちょっと違う味で解釈されてきたのが6n2b2c様の新作です。


 ほぼ5幅のボンネット。
 DD51やDE10等のボンネットを4幅で作ると痩せた印象になり、実物の力強さ・重量感がスポイルされてしまいます。これまでも4幅+プレート2枚などのパターンも有りましたが、本作は思い切って5幅ボンネット。決してでぶっちょではなく、適度なバランスにも見えます。マッチョよりのディフォルメという趣でも。
(マッチョというのは肯定的意味で、です)

 レール付きプレート使ったグリルなど、ディテールが濃い目の味付けなのも印象的ですね。
 ボンネット前端もカーブスロープ使った、まろやかでスマートなもの。ヘッドライト部に巧くつなげます。そしてヘッドライトも1x1クリアプレを裏向きで使うことで、国鉄ディーゼル機関車のライトケース表現としていますが、これ、ベストに近い表現かも?

 手すりなど、ディーゼル機関車のキモも抑えてます。ボンネット側面の手すりも好ましい表現。キャブ側面表示灯!


 力強い。重量感のあるサイドビュウ。

 濃口のディテールは側面でも生きています。足回りは3軸台車(A・A・A側)を軸間にバネ表現してるのが効いていますね。これだけで俄然DE10らしく見えますので。無論、DE10などは内側台車枠で車輪が露出しておりますので、テクニック軸の独立車輪使うべきかもしれませんが、この表現あれば通常の車輪でもイケると思うのです。

 ただ、キャブ廻りが形状・ディテールともあっさりめなのはやや残念。
 ここが凝ってくると(窓の斜めとか、キャブサイドのディテールとか)、全体のバランスも良くなってくることでしょう。

 なお、1枚め写真でも分かりますが、現状電池boxは内蔵せず、外部電池を貨車に積んでの運用となっているようです。ボンネット部分に頑張れば電池は入りそう? その改良も期待したいですね。


 このアングルから見ると、日本型らしいスマートさも感じられます。
 如いて申せば、細マッチョ?

 定番ディーゼル機関車、DE10のニュースタイル。
 こうした「進化」があること、違った表現が生まれてくるのがこの世界の楽しさでありましょう。



 走行動画。
 先のクモハ12と一緒に♪ 鶴見線の大川支線とか、DEが貨物牽いてたこと思い出されます。茶色の旧型国電と、赤いディーゼルは良いコントラストを為していたのでした。


 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月07日

【作品紹介】mugen様の小田急10000形 HiSE 「ロマンスカーの、集大成!?」

 小田急10000形に関しては2014-2015年のsauseiji様作品があります。
http://legotrain.seesaa.net/article/414615214.html
 あちらも素晴らしい作品でしたが、優柔の付けがたき別文脈での登場です。

 実物は1987年登場の小田急ロマンスカー。
 小田急からの引退は早いものでしたが、短縮化の上で長野電鉄に払い下げられ、今なお健在。

 ただ、今思うとハイデッカーと前面展望の両立というアンビバレンツをデザインに取り込み……デビウ当時は「やや無理がある?」と思ったデザインでした。ブサイクってわけじゃないですが、SE/NSE/LSEという粒選りの美人ぞろいの一族でのことですからね(笑)。
 で、その微妙さゆえレゴでの再現も難度は上がってきます。



 前頭部。センターピラーとガラスの丸み……を思いっきり省略。
 でも、それで大正解。角度や雰囲気がまさにHiSEそのもの。本質を押さえていると申しましょうか。

 前面窓を2x2x4の車キャノピーとして角度つけ。更に段差表現で丸くみせる!
 車体裾は近年の王道、カーブスロープによる仕上げ。
 ヘッドライトはポチスロ。特別な部品は使わず、無理せずにラインを作り上げてます。

 而して、使うべきところは締める。
 展望席と運転台の境目、近年の八角状の2x2角スロープ使ってますね。HISEはここの角度が割と立っているのでこの表現は印象を的確に掴んでます。

 車体裾スカート部。よく見ると近年のカーボンネット部品が見えます。ベストチョイス。上に戻れば、運転台屋根は4x6の車屋根。
 全体で、心地よい流麗さを表現できています。
 そして、前述の「愛すべき微妙な雰囲気」も(笑)。でもそれも含めてのHISEですものね。


 編成全体。11車体を5車体に纏めています。この長さがあるともはや長野電鉄感はありませんよね。また、カラーリングも小田急時代を感じさせる濃赤中心のもの。
 車体長は先頭車33ポッチで 中間車で24ポッチです。32ポッチを20M級に見立てるスケールと合致するもの。
 
 写真ではわかりませんが(撮り損ねた申し訳ない)、連接部はドラム状の幌を備えています。この幌、台車持ちにするとトラブル多いのですが(苦笑 拙作のNSE等)、この作品では片方の車体に固定してしまい、台車も同様片方の車体への固定です。
 実物どうりの連接構造ではありませんが、形状的には違和感もなく、走行性能も優れていました。ロマンスカー作る上では考えられるべき手法でしょう。


 中間車のチョイス。パンタ付・喫茶カウンター付き・トイレ付。各車の個性を抑えてます。


 アップで。喫茶カウンター部の百合マークは良い表現ですね。往年の1700形や2300形にも応用できそうです?

 側窓は無理せず順組で。実物も縁の目立つ側窓でしたので、下辺の縁部がその表現にもなっています。
 屋根肩も無理せず、ポチスロで。
 屋根は思い切ってタイル張り。スムーズ!


 トイレ部分の窓。ポチスロ1個入れているだけですが実物の開状態な雰囲気。
 この車両にPF機器は搭載され、動力台車も持ちます。

 なお写真でわかりにくいのがまた申し訳ないのですが、台車のボルスタアンカにsw用のショートマシンガンを転用してるのは驚きました。良いメカニカル感が出てくるのです。


 先頭車側面を観る。側ドアは0.25ポッチ分の凹み表現。
 展望席から一般客席への斜めラインは階段状のディジタル表現。この題材と雰囲気ではこれでベストでしょう。強度面でも有利ですし。

 展望席・運転席ともミニフィグが座れるのは高ポイントですね。

 床下機器もかなり精密正確です。未だ抵抗制御だった時代の電車という感じが伝わってきます。


 Mugen様のモジュールビル組み換えの駅や街並みと。素晴らしき調和!

 同氏はこれまでに東武100系スペーシア、JR東日本251系スーパービュー踊り子とこの時代……平成初期・あるいは1990年代の、広義の「ロマンスカー」を手がけてこられました。その流れの集大成が小田急ロマンスカー、10000形なのかもしれません。

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 さて。小田急ロマンスカーも随分揃ってきたのは拙作及び、sauseiji氏・気分屋氏他の作品紹介してきたとおり。

 で、意外とRSEやSE、SSEが未だ手付かずなこと。
 1700形・2300形・キハ5000形のような歴史路線もあり得ること。
 そして、最新型の70000系?(20M級 前面展望車)。

 何より、華やかな題材です。
 今後も楽しみですし、自分もまた参加していきたいと思います。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】でぃるてぃっく様のクモヤ791形 「別文脈」「新世代」の国電ビルドの「試作車」。

 クモヤ791形は1959年製造の交流電車のテストヘッド。
 単相交流電動機を用いた直接式の交流電車であり、黎明期の試作の一つ。技術的面でいうと交流電車・交直両用電車は整流器で交直変換行う間接式が普及してしまったため、孤高の存在となっています。後年は別の試験に用いられたり、構内入換車(牽引車)になったものの、1979年に廃車。

 さて。
 他の試作車クモヤ790形やクヤ490形は旧型国電(クヤ490に至っては買収国電)の車体転用だったのに対し、クモヤ491形に関しては美しい新造車体を与えられていました。153系電車とほぼ同時期の、曲面ガラスのパノラミックウインドウ。
 しかし前照灯の位置が異なるので、印象もガラリと変わる。
 側面はやはり153系と同じユニット窓。但し、側ドアは試作の4枚折戸。

 ヨーロピアンな印象の強い、美しい電車でした。

 この車両は模型的には人気ある題材で(既存の国電の部品が使えるので)、レゴトレインでも既にG@ひたひた様の作品がありました(2013年)。
http://legotrain.seesaa.net/article/353227998.html
 トレイン窓の側面。半ポッチずらしの前面。
 Buchi氏に始まり、拙作でも153系新快速・155系・475系に採用したレゴトレイン国電表現の文脈を引き継ぐもの。

 しかし、今度のでいるてぃっく様作品は「別文脈」での表現に挑んだものです。


 前面は半ポッチづらし系ではなく、ポチスロを用いた横組。窓ピラーの表現にもなっています。下半部は丸ブロックによる曲面構成。つるりと美しい。新しい!

 このまま153系などへの転用が出来るかどうかはわかりませんが、国電(急行形・近郊形)の全面表現に新しい風を吹き込んでくれた! 車体裾は丸みにこだわり、3x3R付プレート上下逆転使用と。
 ※:153系ですと窓下の前照灯が結構印象を支配してますから。

 側面は1x1ブロックの横組。窓数を省略無しで再現。
 全体のスケールにも依りましょうが、「トレイン窓は国鉄車両のユニット窓表現には大きすぎ」という指摘はかなり前からもありました。コストや供給の安定性!という面からも、トレイン窓に変わる別表現の可能性は模索されるべきでしょうね。

 で、この車両には何故か?しっくり来ている。
 折戸広すぎ、窓小さすぎ……? いや、全体のバランスは何故か秀逸なのです。4枚折戸の側扉も含め、実物のヨーロピアンな魅力を引き立ててる!



 パンタ側より。
 前面窓と車体の隙間、巧く埋める方法見つかると良いなと想いつつ、意外と気にならないのもまた事実。窓の延長として視覚的に捉えてしまえるからでしょう。

 レゴトレインの問題点は「ウマズラ感」であり、自分は嘗てクハ153でえらく苦しみそして解決に至ってないのですが、この作品は実物のどこか横長なふっくらした顔の印象を伝えています。ポチスロ使った斜めの帯切り上げも綺麗です。

 屋根肩は張上げ屋根状の表現なのですが、実物写真をよく見ると、屋根肩の途中に雨樋がある半張上屋根?なスタイル。この表現も的確なものでしょう。


 屋根上。クモヤ791は交流電車にしては屋根上はおとなしい。それだけにツボ抑えた作り込が求められます。良い塩梅じゃないでしょうか。




 活躍シーン。南福岡電車区時代(牽引車代用)のイメージで。
 583系の入出場回送のお伴。「なは」のヘッドマークはご愛嬌(笑)。

 拙作の583系とは解釈なども違ってるはずの作品。でも何故か素晴らしいマッチング。


 583系と並ぶ。

 この作品。未だちょっと未消化な部分は残っています。
 しかし、国鉄電車(急行形・近郊形)の雰囲気・文脈を変革する力をもった「試作車」でもあります。新世代のビルドと云っても過言では無いでしょう。
 ポテンシャルは高いのです。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月06日

【作品紹介】もりりん様のシェイ式蒸気機関車 完全可動!を6幅に収める

 各種ギアードロコの再現はトレインビルダーの夢のひとつ。
 それも、リアルな機能の再現を行った上で。

 ギアードロコの中でも最も成功したと言われるシェイ式。もちろん過去にレゴでの再現作は皆無ではありませんでした。
 ただし「小さく作るほうが難しい」題材です。レゴのテクニック系部品は概ね大ぶりであり、6幅の鉄道車両に組み込むのは多くの場合平易ではない。

 そして、実物は決して巨大な機関車ではありません。
 シェイ式の殆どがナローゲージ用の小型・中型機関車です。有名な台湾の阿里山のもので28噸で762mm軌間でした。もっと小さなものだって多い。
 スケールやディテールの問題も絡んではきますが、ある程度小さく作る必然はあると言えましょう。

 その難題さえクリアされてきましたから、驚愕の作品です。


 サイドビュウ。3気筒2トラックのタイプです。
 センターに上下に動くシリンダを持つます。

 模型的には、シリンダ部の奥にPF-Lモータを仕込む。チェーンでシリンダクランクに伝導。そこからCVジョイント+フレキシシャフトで車輪のベベルギアを回す。

 文章で書くと簡単そうなのですが……、実際に作って調整するとなると難しいことでしょう。特にレゴトレインの急カーブは問題です。

 しかし。
 実物のシェイは寧ろ急カーブに適した機関車でした(!)。避けて通るわけにはいかないのです。


 モーター部分のアップ。


 機関車の全容。飾り台に設置した状態。この機関車だと台上で動かしても十分に楽しそうです。

 プロトタイプは本場、アメリカの森林鉄道に居たようなタイプでしょうか。アメロコらしさが出ていますね。蒸機としてのディテールにも注目です。キャブ廻りも綺麗な形。シルバーラインもおしゃれ。

 なんであれ、この大きさのタンク機関車にPF機器一式が収まってるというのも驚くべきことなのですが……。


 前方より。ボイラーが偏って載っているのはシェイ式の特徴です。細身のボイラーがまた上品でもあり。


 シリンダのない側面より。
 実物同様、こちらのサイドはあっさりしたものです。逆にいえば平板にならないよう、努力が求められる? 巧くディテールでメリハリつけておられますね。
 
 車輪は露出しているより、何らかの台車枠(飾り)があるとよりらしく見えますかも?


 さて、このモデルの真骨頂はカーブ通過時。
 フレキシジョイントおよびcvジョイントは曲がりと、そして若干の伸縮を許容しますが(CVジョイント、偉大!)、それでも急曲線対応のために、台車回転ピンの位置がトリッキー。車体の外側に回転中心があります。


 フレキシ及びCVジョイントがわかります。
 なお、赤いベベルギアは「黒が希少で高価だったため」とのことですが、結果として外見上望ましい効果を上げています。おしゃれで華やか。


 
 こちらは前部台車の旋回の様子。曲がりつつ、動力を伝達してる様子がわかりましょう。なお、台車の旋回位置の関係でバランス崩す局面もありそうですが、此処は巧く補償されているのでしょうか……?



 動画。まさかの走行性能を見せてくれます。
 
 先にも記しましたが、この種の機関車は森林鉄道など急カーブが前提の路線で使われることが多かった。レゴトレインの急カーブゆく姿も様になっているのですね。

 なお。この作品は1月15日、京都は梅小路公園の展示会に出展されます。

 関山も行きますが、この作品を拝見できるのは楽しみですね。
 
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2017年01月05日

【作品紹介】Sato様のトワイライトエクスプレス客車の「編成化」。圧倒的迫力と好バランス。8幅客車の「インフラ性」も叶え。


 先日の福井オフの「華」と言える作品でした。

 8幅での客車編成はコストや場所などの面で、かなり敷居は高い題材。それが実現してしまったことの意義は大きいと。

 圧倒的なボリューム感は何も申す言葉が見つかりません。台車が小さく見えるので狭軌感も出てくる。6幅がNゲージであるなら、この世界観はHOゲージ(16番)というより寧ろ1/87 12mm(あるいは1/80で13mm)なものですよね?
 いやサイズはOゲージ(OJゲージ)に迫るものなのですが。

 全長はフルスケールでは無いのですが、バランス感も秀逸。
(フルだと、8幅でさえ痩せて見える問題からは逃れえません)
 



 こちらは既に2016年のJAM向けに完成していたスロネフ25 500。展望個室も持つA寝台車。1両のみの先行落成でしたが、多くの声が「1両だけ?」という増結への期待を込めたもの。それが、今回の「増結」に繋がるのです。
(写真はこの2枚のみ関山撮影。他はSATO氏)


 スロネ25 500番台。側面展望な個室を持つA寝台車。大きな窓が鮮烈です。

 屋根にはこだわりの1x3カーブスロープを大量に並べた仕様。重量やコストではデメリット多いのですが、そこを圧してまで採用した効果は絶大でしょう。
(レゴ社さん、この曲率の3x4カーブスロープを早く出してほしいですね……)

 とはいえ、1x3カブスロも、車体に大量に用いているダークグリーンのブロックも、今は現実的な相場でかつ大量に入手できる部品でもあります。
(ここでちょっとだけカンブリ営業です。「思ってたより安い」「前回より安い」と云ってもらえたのは嬉しいことでした……! OJの迫力がプラHOの予算で楽しめるのも「Lゲージ」の魅力であります!)

 床下機器は精細。8幅だとごまかしが効かない感じですね(笑)。大きさに見合う作り込みが嬉しい。




 オハ25 550代。サロンカー。
 左右両側面で大きく形の違う車両です。日本海側に大きな窓を並べ、たっぷり眺望してもらうという、思い切った設計のサロンカーでした。写真上が山側・写真下が海側。

 山側は窓数を省略しないよう、3幅にした窓を並べています。
 海側は大きな4幅の窓。

 個人的な評を記せば、海側の表現のほうが自然な感じで好みです。
 実物の優雅さと開放感も伝わってくる。

 山側。こちらも窓幅4にして、かつ窓の上下寸法を縮める方向で海側との差別化を図っていたらどんな印象になったでしょうか? 煩雑な感じが薄れ、海側とは違った優雅さ・重厚さを得ることが出来たのでは無いかと思うのですが、如何なものでしょう?
(クリアパーツは大量に発生しますが、他に使途もあることでしょう) 

 それから、窓の大きなこの車はインテリアが何れ必要になってくるでしょうね。
 皆のシグフィグを並べて楽しい車になりそうです。

 床下ですが、シャワー車ならではの大きな水タンクが印象的。タンクの補強は嬉しいディテールです。


 電源車。カニ24形。
 実物同様に、やや全長は短め。引き締まった印象がつたわって来ます。

 レゴトレイン的には補助動力車でもあり、将来の増結時のパワー不足にも備えます(現状で、3M搭載のEF81が指定機ですから当面は大丈夫そうですが)。

 見どころは屋根上。そして床下。
 八角パーツ使った大きめのファングリル。その両脇の斜めグリル部分。精細で力強い。
 車端部の折妻へ繋がる部分も綺麗にまとまっています。カニ24初期車の形状は美しいものであり、1970年代半ばの合理化に走りまくってた国鉄らしからぬエキゾチックなものでもありましたから。トワイラ仕様になって益々美しく。

 床下も精密な機器がぎっちり。

 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 さて。
 現状の4両でも相当なボリュームと説得力なのですが、それを更に増すべき構想中なのが食堂車スシ25形。




 サシ489形改造ゆえの低屋根なシルエットはきっと良いアクセントになることでしょう。インテリアも前提に制作されるようです。8幅故に左右に座席が並べられ、厨房や通路部分だって作り込むことが出来る。楽しみな増結です。

 また、インテリアの重厚なカラープランが堪りません。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 8幅の客車、況してや「編成」となると相当な思い切りが必要となります。
 それを実車への「思い入れ」で造ってくださったSato様には頭が下がります。実は福井オフへの部品納品が綱渡りだったのですが(クリスマス前の欧州の郵便事情はキツい)、そこで無理した甲斐はあったのです。

 で、この編成があれば、大きな催しで、8幅スケールの機関車に曳かせるものに困らないのですよね。「客車編成」というインフラの存在が、皆様の機関車の制作を後押ししてくれるのかもしれません。それが華やかな寝台特急となればなおさら。

 なにより、トワイラ編成は結構多くの種類の機関車が牽引していますし、C62とかC57とかDF200やEH800などの「ありそうでなかった組み合わせ」もまた魅力的ではありませんか!
 今後の活躍、改良にも期待が持てる作品なのです。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】ルビー様の新幹線E3系。遂に編成に。可愛い「こまち」/雪中野外撮影

 先方の記事「レゴで秋田新幹線E3系こまち」。
http://simlego.seesaa.net/article/445380452.html

 先方の記事の切り出しで思わず唸ってしまいました。
「2017年は何の年かな? ……そう!秋田新幹線が開業してから今年で20年の節目の年なんですよね!」
 秋田新幹線の開業(=田沢湖線改軌)。もう20年も前のことなのですね。
 つい最近の事のように思っておりましたのに。

 E3系0代車は1997年の秋田新幹線開業用に当初5両編成で新造。
 すぐに6両編成化。その後最大26編成を数えましたが2013年に引退。700番台(とれいゆ及び現美新幹線)改造されたものの他、2編成が東北新幹線内専用車として残存しています。
 
 丸みの強く、ノーズも未だ短め。どこか可愛らしい姿はまさに「こまち」の名称に相応しいもの。ルビー様いわく
「E3系はかわいい、E6系はかっこいいという印象。」とのこと。蓋し納得です。違う良さがあるのですよね。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 
 ルビー様作品は先に先頭車のみ落成。以前にも記事にしております。
http://legotrain.seesaa.net/article/408275612.html
 昨年の福井オフでも各部改良で、かなり完成度高い先頭車がお見え。
 その3両編成化が遂に実現したのです。


 丸みと、かなり下方まで下がったノーズが美しく、それらしい。
 斜めラインの処理にも妥協がありません。

 平面的になりそうな前面造形も、黒い部分に段差つけることで立体感、そして丸みに繋がております。よく見ると斜面の隙間埋めの技術が相当に高度。スノウプロウの処理も見逃せません。


 先頭車(E311形 グリーン車)を後方より。
 車体断面。屋根肩の丸ブロックが美しい。この車両の屋根の丸みはこの部品じゃなきゃ出せないと思われます。
 ちょっと背が高く見えるのも、実物のナロー感を伝えておりましょう。
 上屋根部分やスカートへのカーブスロープの大量使用も丸みを鮮烈に伝えています。

 グリーン車に関しては側窓は横組。ドア部分の順組とメリハリがついて良い感じですね。
 飛行機窓ですが、ツライチになる旧タイプを選ばれてるとのことです。こだわり!

 なお、個人的な好みですが全長(約39ポッチ)が適度にショートに感じられ、バランス感も良いと思います。正しくフルスケールになっているような?
 

 中間車。E326形。普通車でパンタ付。

 近年の新幹線は大きな(大きすぎる?)パンタカバーが強烈ですが、在来線直通車では車両限界の都合でパンタカバーも小ぶりで好感持てるもの。その辺巧く再現しています。 
 パンタそのものはマゼンタという色での再現のため、形状面での妥協があるとのこと、でも、今後の改良が楽しみではあります。

 全長は窓数から決められたそうで、44ポッチ。
 フルスケールに対しても、やや長すぎな印象を受けたのは残念です。他が良いだけに、惜しい! なお、先頭車も含めて台車はもう少し大きくしたほうがバネなどの表現も出来てリアルになり、また車体とのバランスも良くなりそうかも。車輪部品同士がくっついた短ホイールベースの台車は高速鉄道だとどうも違和感が否めません。動力台車とのバランスもよくないですし。


 先頭車。E322形。普通車。
 レゴトレイン的には動力車でもあります。現状では9V仕様。

 全長は46ポッチ。これも窓数から全長を決められたそうですが、E311形同様の39ポッチ程度に縮めたら整ってきそうな感じがします。
 全長を詰めれば部品も捻出できますから、4両編成化も見えてきましょう?


 E311形を改めて。
 背後に居るでぃるてぃっく氏のHSTと何処か近い雰囲気がありますね。
 あちらも在来線での高速運行を志向したものでしたので、似通ってくるのは必然なのかも?

 どなたかE2やE5を作られればという夢も膨らみますが(笑)、東北筋の新幹線名物の混成も今後の技術的課題になってきますかも。ryokuchakuma氏のE4MAXも連結相手として魅力的なのですが……実物では山形新幹線との併結でした。



 あとはルビー様の田沢湖線イメージした野外撮影より。
 
 青空の下、雪原を駆け抜けてく。


 逆光気味に。ローアンで。
 どことなく、JR東日本の広告ポスターやCMにありそうな図柄ですね。その意味でも「お見事」です。
 思わず「雪はそこにあるか」「雪は降りまくってるか」「雪は積もりまくってるか」みたいな(北国には迷惑な?)キャッチコピーを重ねてしまいたくなる(笑)。


 踏切渡る新幹線、というのも山形新幹線・秋田新幹線開業以来の光景。

 普通列車の701系とすれ違う。

 制作物とリアルの背景が絶妙な調和。野外撮影の良さをしみじみと。


 蒼い空。白い列車。光の加減は野外ならでは。

 言葉も出てこない究極の一枚。ドラマチックなシーン。雄弁過ぎる写真は鑑賞者から言葉を奪ってしまいますね……。

 新年より、良いものを見せていただきました。
 
posted by 関山 at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月02日

【国内作品紹介】6n2b2c様のクモハ12。「初トレイン作品」は懐かしき鶴見線の旧型国電

https://twitter.com/6n2b2c/status/815909864014630912
 より。

 6n2b2c様の初トレイン作品とのことです。
 そして、この渋さと仕上がり。

 題材は国鉄、そしてJR東日本のクモハ12053(12052も同型同仕様)。JR化後も鶴見線に1997年まで残った「最後の旧型国電」でした。戦前生まれで17M旧中型車という最も渋い車が、東京のごく近くに残ったのはまことに愉快なことでありましたね。
 無論、2度ほど訪問しています。1986−1992年ころは全線で運用があり、最後の華やかな時代もありました。その頃に。


 非貫通側の前面。片運転台の車をあとから両運転台に改造した車ゆえ、前後で顔が違う電車でした。こちら側が純正の顔です。

 前サボ受けの枠は目立っていたので、良い表現です。
 旧型題材では難しいシルヘッダーも、前面窓の上辺のみに絞った表現ですが、これはこれでメリハリが効いておりましょうか。すべての窓が2x2窓なのもスッキリとした整合性が感じられます。
 クモハ12のこのタイプは側窓が2+2個という配置ですが、そこまで表現するのは無理があるというか無理されなくてよかったかもしれません。窓数自体はきちんと17M級3ドア電車のそれなのですから。



 サイドビュウ。とても端正な感じがします。一部の保護棒付き窓もありですね。
 微妙に凹んだドアと、目立つ沓摺が印象的でもあります。初トレイン?とは思えぬ技量とセンスを感じられるのですが。


 こちらは貫通側の顔です。こちらが好きって方もおりましたっけ。
 貫通幌枠とやはり前サボ受けが良いディテールとなっています。

 さて。
 惜しいのは屋根表現。いやこれはこれで良い感じなのですが、切妻に見えてしまうのが惜しい(クモハ12でも040などは切妻でしたから)。クモハ12052・053は丸屋根であり、雨樋の処理も前後で違ったのですね。非貫通が弧状で、貫通側が直線。そこも表現できると特定番号モデルとしての深みが加わりましょう。

 しかし。
 現状での、旧型電車の公約数的雰囲気を捉えた姿もまた魅力的です。どちらの方向性を目指されるかも、また興味深いことと言えましょうか。いや両方狙うのだってありなんですよ。

 旧型国電はクモハ12やクモハ42など、末期に残ったのは1両で成立する両運転台車。そして一部の例外除けばほぼ全車種が自由に編成組めました。色や全長、ドア数の違う電車が混成も可笑しくはないのです。
 1両から楽しめ、そして数が揃ってくると凄く、楽しい。
 意外と難しくない? チャレンジのしがいのある題材でありましょう。
 
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【国内作品紹介】アイン様の「四季島」まさかの競作?

 アイン様の新年初更新がこちらの作品。2017年の新春飾るにふさわしい、華やかさ。

 先方の記事「レゴ トランスイート四季島 完成!!」
http://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40208043.html#40208043

 なお、先行したryokucyakuma氏作品はこちら。
http://legotrain.seesaa.net/article/444115904.html

 それぞれに良さがあるのは言うまでもありません。
 しかし、高難度な題材に挑まれているのは同じくですね。造形も去ることながら、ほぼ単色塗装の実物ゆえ、カラーリングでの誤魔化しが効かないのは、複雑な塗り分けとは違った難しさと言えましょう。


 先頭車。キャノピー状のフロント部、鋭角的な印象です。そのまま逆テーパの前面窓につながってく。実物の複雑な造形をうまくレゴに落とし込んでおりましょう。
 隙間の少なさと、サイドのマーキングも注目されるところです。




 前後2両目の車両(各1両)。パンタグラフ付のスイート。
 やはり窓配置が鮮烈です。

 個室寝台車の常で左右側面窓配置がまるで違います。小さ目の窓から「イコンの如く」小さく切り取った景色を見せるスタイルは思い切ったものですよね。一般の車両が窓桟少ない大きめの窓が多い今日だからこそのスタイルなのかも?


 食堂車。レゴトレイン的には動力車です。2M仕様で今後の長編成化にも備える。

 先のryokuchakuma氏作品はラウンジカーあり、食堂車なし。
 こちらはその逆。切り取る要素の違いもまた個性でしょう。
(ただしラウンジカーは今後製作予定とのことです。あの有機的なデザインが炸裂した車を如何なる表現とされるか? 楽しみなのですね)


 こちらもryokuchakuma氏作品にはなかったデラックススイート車。
 不思議な印象ですが、整っても見える窓配置。



 現状6両編成。先頭車のグリル表現がなかなかのインパクト。
 クリーム色(タン色)1色って高級感は出しにくいはずなのに(実物のような微妙な塗料使えるならともかく)、プレミアム感がきちんと感じられるので不思議です。やはり、造形での勝負ができているっていうことなのでしょう。


 テールライト点灯状態。社外品による点灯?
 クリアパーツに反射して綺麗なのです。


 ヘッドライト、4灯のユニットなのがわかります。
 客室のライティングにも期待が膨らみます。強烈な窓配置はライティング映えもすることでしょう。


 実物、作品とも今後の活躍が期待される車両です。実物は1編成のみですが、レゴでは言うまでもなくryokutyakuma氏作品との共演を拝んでみたい!

 それまでに、各作品とも編成の追加など、アップデートにも期待したいですね。
 元が良いのですから。
 
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2016年12月26日

【作品紹介】ルビー様の雪中野外撮影「レゴで田沢湖線をつくりました。」



 先方の記事:レゴで田沢湖線をつくりました。
 及び関連ツイートより。
(なお、写真は若干のトリミングと傾斜、シャープネス加工を行っております)

 冬は「野外撮影」のシーズンです?
 演出や構図もばっちり決まった写真。「これからの」参考になること間違いありません。

 モデルは田沢湖線の701系5000番台。
 数年前の作品ですが、こまめな改修とアップデートを繰り返し。6幅+プレート2枚という規格寸法は巧く、スレンレス車の無機感を表現しておりましょう。
 なお、実車は701系には珍しくセミクロスです。その意味で嫌悪感は催さない車両ですね……



 雪晴れ。しかして逆光だと暗みも帯びる。
 この暗み。山の中を抜けてく田沢湖線らしさが感じられる1枚です。

 架線柱はアングル柱へのこだわり。綺麗に空が抜ける。
 ポール部分のレア部品は羨望物ですが、ビーム部分は1x4フェンスの転用。色々可能性は見えてきそうです。

 何であれ、野外撮影では架線柱の効果は大きいですね。


 明るすぎるほどの順光。雪に埋もれた踏切を通過してゆく。

 閑散とした車内は、昼下がりの普通列車な趣。こんな空いてる電車でのんびり旅を楽しんでみたいものです(18旅の真髄は、空いてる区間・時間帯の見極めにあります!)。


 複線区間。一見寂しげに見えますが、都市化の進んだエリアか?
 雪原の向こうには市街地広がっています。

 架線柱と、適度なカーブが堪りません。


 一面の雪原をゆく。
 
 ローアングル撮影で、背景を取り込み活かしてる。
 雲も最高の演出になっています。


 ロング俯瞰で。やや撮影現場がわかる感じ?



 この撮影、なんと自宅の陸屋根?の上だとか。
 巧く積もった日を見極めできたものですね。豪雪だと逆に大変です。また、雪が身近な景色を大きく変えてることの実証にもなっておりましょう。
 屋根の上というのも、地面にある不要物を避けることの出来るメリットになっているのでしょうか。ただ、幾らか危険ですが……。

 冬は野外撮影のベストシーズン?
 良いリアルジオラマ「作品」、期待したいものです。
 
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2016年12月24日

【作品紹介】しゅん様のE6系新幹線 詳細版。8幅でフルインテリア♪


 この作品は、既にJAM、磯子フェス、栃木オフ、横浜市立大学学祭、辻堂100……で登板しましたので印象に残っておられる方も多いことでしょう。
 編成での走行写真は既に各レポート記事で上げております(なお、JAMと磯子の間に、多くの改良が為されています)。

 8幅でのE6系は、7両のフル編成
 実車については語るまでもなく。二代目にして現行の秋田新幹線。大胆なスタイルは賛否割れたものでしたが、今は寧ろ、そのスーパーカー的なスタイリングが高く評価されている感じ。
 また、田沢湖線内での「自然との調和」も、素晴らしい写真たちで語られるようになってきました。


 11号車 E611形 グリーン車。
 
 前頭部造形は現状でのベストでしょう。カーブスロープの潤沢な供給が不可能を可能に。而して、昔ながらの45度スロープも基本造形に役立ってる。これがレゴの愉快なところです。圧巻は前照灯真下の「微妙な絞込」。
 これがあるだけで、スマートさというか、「ラ・フェラーリ」らしさが増すように思えます。巡航速度320km/hの電動スーパーカー。

 流石にフルスケールモデルではありませんが、8幅車体と全長のバランスも極めて良好です。これ以上長いと走行性能などでの問題も起こってきそうですし。


 ドアの開閉。並びにインテリア。
 近年はオミットされがちでしたが、ラージスケールの流行でまた火が付きだした? パーツ環境的には追い風ですよね。

 
 アップ。肘掛けの付いたグリーン車のリクライニングシート。


 12号車。E628形。車椅子対応設備と多目的室付。
 ……0系でいうところの27形ですね。

 客室の短い、窓無し部分のある独特の姿。また、付随車にしてパンタ付。
 パンタカバーも左右非対称の面白い形です。これが赤いカーブスロープから「生えてる」のがなんともユーモラス。


 インテリア。
 8幅ゆえ、普通車の座席は1+1で配置できます。ヘッドレスト付きのシートは近年主流。ポチスロ表現でそれっぽく。


 13号車及び14号車。どちらもE625形。
 ちらりと見える受光部が物語るよう、レゴ的には「動力車」となります。


 それぞれにPFトレインモータx2<<続きを読む>>
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2016年12月22日

【作品紹介】アイン様の銚子電鉄デハ702。ちょっと前のローカル私鉄の、小さな電車。

 ローカル私鉄の、ちょっと古めの単行電車も良いものです。
 
 先方の記事:「頑張れ銚子電鉄! 〜デハ702〜」
 http://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40193280.html


 銚子電鉄デハ700形(701・702)は、1978年に近江鉄道から譲渡されたもの。

 近江鉄道ではモハ51形でした。1941年に木造郵便荷物電車から半鋼製の旅客車に車体載せ替えで生まれたもので、近江鉄道時代に両運→片運化。残った運転台前面の2枚窓化などの改造を受けています。
 銚子電鉄入線時に再度両運化。こちらは3枚窓で前後で顔の違う車両になりました。

 1978-1990年頃と、ずっと銚子電鉄の主力車両。
 今の目で見ると小さな古い電車なのですが、あの時代の銚子電鉄はもっと凄いのが居たのですよ!
 その後、営団から来た1000形が入ると二線級に廻り。それでも2010年まで活躍続けました。塗色の変更も色々ありましたが、廃車時は701号が旧標準色の茶色と赤。702号は1950年代の塗装を再現したと言われる青系の濃淡。
 現在は、幸いにも2両とも「ポッポの丘」で保存されています。


 アイン様の作品は702号。
 全長24ポッチ。15mにも満たない小さな電車の雰囲気が濃厚に!

 青の濃淡は微妙なパステルトーンですが、ここは近年のレゴのカラーパレットの強み! 腰回りダークアズールでの再現です。窓まわりは白に割り切って居ますが違和感は皆無です。アズールの部分が、白を視覚的に薄ーい青に見せてもおりますし。

 ダークアズール。ウチでは伊豆急100系やデハ3608号に使っているところですが、良い色なんですよね。顔料が限られてた昔のペンキの、微妙に濁ったトーンが顕れる色です。そして、上品でもある。
(余談ではありますが、大阪市交通局の戦前の色(保存車101号)や、阪神の昭和初期の色、あるいは戦後の尾道鉄道の色も作るならダークアズールですね。普通の青や濃青では代用にならない……)

 電車側窓はパーツ使いが未だに決定版が出てきませんが(横組も、ある種の妥協策)、ここは旧トレイン窓(1975-1979)を使ってきました。
 数が揃えるのが難しい部品ですが、それゆえ単行電車になら「使える」でしょう。アルミサッシな雰囲気が出ています。
 窓とドアの配置も、これ以上詰めたら不自然な印象になりそうですし、これ以上長いと実物の可愛さも出てこない。ベストのバランス。



 3枚窓側前面。1両で、二度美味しい♪
 前面窓はどちら側も横組です。古めかしく、ちょっと愛嬌のある顔ですね。
 テールライトは割愛されていますが、2枚窓側の(記事1枚目の写真)ジャンパ栓が良い雰囲気。また、レール付プレートで連結器廻りの補強も再現。車体裾引き締めてます。

 鍋使ったヘッドライトは適度な大きさで好ましい表現です。取り付け用の1x2ジャンパプレートを1プレート下げてあげると落ち着きも加わると思うのですが、そうすると屋根に凹みが出来るのが難しい問題ですね。


 アイン様制作の田舎駅と。素晴らしいマッチング。


 「ヤシの木も犬吠駅や君ケ浜駅っぽい雰囲気!?」
 とのこと。いや、暖かな房総な雰囲気が伝わってきます。どこか、のんびりした時間。
 しかしこれ、大昔にみえて、未だ10年も経たぬ前の話なのですね。


 名物 デキ3と。
 デキ3はかう゛ぇ様作品を参考にされたようです。小さな機関車なので車体幅も5幅。集電装置はビューゲル時代。
 電車とのサイズ比も実に適切じゃないでしょうか。仲ノ町っぽい雰囲気感じられます。

 銚子電鉄はデハ700形の居た時代も。その前の時代も。
 そして、京王→伊予鉄とやってきた今の電車の時代。どこをとっても魅力的です。
 
 小さな鉄道の小さな電車を、小さな世界として纏める。今後にも期待しております。
 
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2016年12月21日

【作品紹介】Lime様のJR九州 815系電車。造形の究極……!

 Lime様は大胆かつ精細な造形の721系やキハ40北海道仕様と北の題材造っておられましたが、今度は一転、九州の通勤型、815系です。

 815系は1997年に導入された、熊本地区(鹿児島本線・豊肥本線)用の通勤型。
 アルミ剥き出しの、一歩間違うとブサイクになりそうな造形を巧くデザインした車両。シンプルな基本造形に、水戸岡流儀の装飾で柔らかく魅せるというスタイル。丸目も可愛い。
(ただ、飽くまで通勤形で、ロングシートなのは残念極まりないのですが。)
 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 実物への苦言はともかく。
 LIME様の作品は、造形への究極を目指されるもの。

 真っ先に気に入ったのが、この車体断面とドア表現。
 ドアの微細な凹み。そして絞った断面。この両立。0.5プレート単位での調整さえも入っています。
 その繊細な車体を、荒々しきトレインモータ……走行系の上に乗せてしまう。
 
 実は繊細でデリケートな車体と動力系のゴツくて重い部品は相性が良くないんですよね。後者が前者にダメージ与えてしまうからです。


 概形。実物どおりの2両編成です。
 2両ですが、すごい密度の作品です。

 前頭部はトリッキーな表現を重ね合わせ、赤い縁を表現。フィグハンド、パイプ、バー。
 穴空きΦ1プレ使ったヘッドライトは中身もこだわる。それゆえ、実物の可愛らしさが伝わってきます。

 アンテナパーツ使ったワイパーも見逃せません。


 真正面より。
 5幅の顔に対して縁取りです。あらゆる場所に逃げ場がない、スキがない! これは奇数幅のもつ言葉にし難い緊張感も取り入れてる?

 車体裾、1x1パネルで「避けてる」のも技術として鮮烈。
 丸穴空いた赤いスカートも良い効果です。


 近年のアルミカーらしい、シンプルな車体がカーブルロープの屋根。
 そして、「横組」と「タイル表面出し」を使い分けた側面で表現されています。その上、裾しぼり。電車の造形として一つの究極でしょう。

 この作りで、如何に動力系が収まってるのか。先の「相性良くない」問題もあります。制作の苦労が偲ばれるのですね。

 床下機器、クモハはみっちり。クハは空気系などですっきり。
 このバランスも良いです。


 クハの側面アップ。
 ドアに1x2パネル使う割切は面白いですね。表現の幅を広げましょう。
 側窓はやはりこの形式、横組じゃないと違和感ありそうです。ドア周りとの工法差異もわかりましょう。



 パンタグラフと高圧機器。

 ものすごい密度感。ワンアームパンタは手を抜こうと思えば手抜きできるところですが、あの車体に見合う似合うのはそれなりの密度が要されましょう。良いバランスです。

 
 無論、強度面での不安は否めません。
 しかし、精細なものとしての魅力はそれさえ覆す禁断の味。

 造形の究極は、驚かせ、訴え、考えさせるものはあることでしょう。
 
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【作品紹介】ローカル線東西勝負。たるご様のJR東日本キハ110と、JR西日本キハ120

 ローカル線の単行気動車……というのは、1両で完結しますので着手し易い題材でしょう。また、案外2-3両で走ることも多いので、増備していく楽しみもあります。

 キハ110形はJR東日本の1世代前の標準車。1990年代に製造され、非電化線の主力。
 キハ120形はJR西日本の地方線区向け標準車。やはり1990年代前半製造。「レールバス」的な車に見えて作りは良いみたいで、この種の気動車にしては生き延びてます。


 両者並び。
 キハ110はショート寄りの解釈。キハ120はフル寄りの解釈ですね。
 全体にシンプルな造形ながら、よく雰囲気は掴んでいます。3x4パネルの大きな窓は実物の明るくも、ちょっと華奢な印象を伝えておりましょう。

 キハ110系はレゴで作るのためらうような面倒な車体断面ですが、縁取りの色表現だけでも十分それらしく見えるのですね。
 ドアや窓もそれっぽい。初期車のプラグドアっぽく見えますので。

 前面がやや惜しい。縦方向の丸みをラウンド系のブロック(スロープもあり?)で表現されると実物のスマートさが鮮烈に出てくることでしょう。
 元から美形なプロトタイプであり、またバリエーションも意外と豊富ですので(特急用とか急行用とか)、極めると面白い形式です。

 
 キハ120形。一部で見られる「首都圏色」。
 首都圏色はレゴ的には赤かオレンジで迷うところですが、キハ120に関してはオレンジもありですね(赤だとかなり印象が違って見えそう。キハ52とかだと赤でも首都圏色に見えそうなのに)
 横組のドアでバス的な雰囲気が現れる。バックミラーも精細感に繋がる。ワンマンカーには欠かしちゃいけないディテールかもしれません。

 注目は前面。貫通扉のでっぱりが凄く良い感じ。ポチスロ(54200)の多用でもう少しスマートに改良すればなお良くなりましょうか。


 キハ110側面。低めの窓位置と広めの幕板のバランスがそれらしいのです。
 

 キハ120側面。大きな窓の華奢な感じは「それっぽい」。
 同型でのカラバリ展開もまた狙えますね。

 キハ110系とキハ120形。実物は両者は併結されるどころか、出会う場所さえありません。
 でも、同じ時代の気動車同士、どこか雰囲気は似てる。模型的には繋いで遊んで楽しそうなの言うまでもありません。
(遠からぬ将来、私鉄や海外払下げで意外な編成組む可能性だってあるのでしょうし)
 
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2016年12月20日

【作品紹介】未完成作?ですが……Q太郎様の国鉄DC11形ディーゼル機関車。凄まじきスタイル。

 未完成作? ですが、捨てがたい作品はあります。
 完成を願う意味で、やはり紹介させて頂く次第。

 
 国鉄DC11形は1929年に輸入・到着した国鉄最初の内燃(ディーゼル)機関車。

 なお、日本最初ではなく国鉄最初であるのは、既に小型(3-10トン程度)の内燃機関車(ガソリン・ディーゼル)は大正時代から多々輸入・使用・実用され効果をあげていたためです。
 ただし、国鉄の正規の機関車として使えるクラスはDC11形が初めてのものでした。
 電気式としても日本初の輸入例です。

 車軸配置1C1。ロッドドライブ。未だ蒸気機関車の名残を残すような足回り。
 そして、独特な丸みもったキャブとボンネット。上回りの強烈さはグロテスクなほど……。

 製造は独逸のエスリンゲン。機関はMAN。電装品は瑞西ブラウンボベリ。
 このクラスの中型機は未だ独逸でも未完成であり、相当に無理して造られた機関車だったようです。当然、トラブルも多い。
 1935年ころまで入換に使われたものの、それ以後は使用休止。戦時中に解体? この流れは同時期に輸入されたDC11形(独クルップ 機械式)に共通します。

 しかし、それまでに分解調査などは行われ、日本の車載用ディーゼル機関発達の礎とはなったのでした。

 以後余談。
 DC11とDC10の良いとこ取りで頑張って国産化したのが1935年のDD10形(電気式)。これもトラブル続いた機関車で、それも戦争で開発中止。

 戦後、アメリカ軍が持ち込んだのは、やはり電気式のDD12形。
 ほぼノントラブルの優秀機であり、当時の工業力の差を見せつけたのでした。
 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 Q太郎様の作品。9幅、フルスケールです。
 独特の「丸み」を余すこと無く再現。特にグリルの出た端面の印象は鮮烈ですね。グリルや柵での表現です。

 足回りはジャック軸も含むロッドドライブを再現。スケール的に純正大車輪も良い塩梅となっています。
 動力系は自作だとか。実はまだ調整途上の模様。できれば内部構造なども拝見したいものなのですが……公開を待っていると何時迄も記事が書けませんので。
 
 この作品は、この題材に挑んだこととスタイルでだけでも十分な値打ちがあると思うのです。
(走行トラブルも、「却ってリアル!」とか云っちゃいけませんよね)


 9幅フルなので、相当な大きさ、迫力となることでしょう。
 自作動力ですから、順当に整備されたら相応の牽引力も期待できそうです。スローも似合うでしょうね。

 手すりが省略されていないのが目を引きます。ディーゼル機関車では重要な要素ですね。これは最新型機(DF200/HD300等)でも変わらぬこと。
 通気グリルや、はたまたこの機関車ならではのリベット表現も。

 キャブ側面の丸みもコダワリです。
 こうしてみると、グロテスクというより寧ろまとまりの良いドイツ製品に見えてくるので不思議? でもまぁこんなのが普及してゴロゴロしてたら不気味だったでしょうが。

 なんであれ、趣味的に魅力的な題材であることに間違いはありません。実物ではなかった軍事系の列車に使ったりするのもまた一興でしょうか。はたまた戦後まで生き残ったと仮定してDD12とでも合わえりゃ、「P虎 vs シャーマン」なシーンになっちゃうかも(「不調なディーゼル・エレクトリック」Vs「絶好調なアメリカ量産品」って意味でなんとなく共通性が? だれかDC11に黒峰森マークを?)。
 それ以前にこの姿でゆっくり、ロッド動かしてやってくる姿は楽しいものでしょう。

 整備の上、第二のデビウが待たれる作品なのです。
 
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【作品紹介】未完成作ですが……ルビー様の京王デワ600形。ゼブラストライプの電動貨車

 未完成作ですが、捨てがたい作品はあります。
 完成を切に願う意味で、紹介させて頂く次第。

 京王電鉄デワ600形は2004年に、6000系電車(1972-1991製造)を改造して造った事業用電車(有蓋電動貨車)。601・621・631の3両が用意されました。
 単独で回送用牽引車として。
 また、長物車チキ290形や、総合試験車クヤ290形を挟んで使うことも。

 私鉄の事業用車としては比較的新顔ですが、後継者デヤ900形の新造により2016年に廃車されています。
(デヤ900形新造されたのもインパクトあるニュースでした。この種の車両は旅客車の改造格下げという相場が有りますので。京王でも2010形・5000形が嘗ては電動貨車化されてきた流れがあった由です)

 スタイルは6000系時代と殆ど変わっていないのですが、塗色は変更。灰色ベース(白に近い)に……下半部白赤の斜めストライプの警戒色!
 レゴトレイン的には難度高い!塗り分けなのですね。


 ルビー様の製作途中品。良い意味で、力技。
 
 1x4のプリントタイルを片側面に16枚、1両で32枚使用。
 でもこれで、究極の「らしさ」を醸し出す。

 前面も同様。1x2プリントタイルで片傾斜ゼブラのものと、両傾斜ゼブラのものを組み合わせてパターンを作り出す。

 継ぎ目の違和感はありません。写真で気になったとしても、現物拝んだらインパクトの余りに忘れてしまいそうです(笑)。

 京王6000系としての造形はとても秀逸。
 左右で窓サイズの違う前面は窓パーツの使い分けでスマートに表現。貫通扉は旧型の窓。これで十分、あの顔に見えてきます。

 ヘッドライトはストライプとの兼ね合いで苦肉の策に見えますけど、これもストライプのインパクトの前には……気になりません。

 秀逸なのは側面。4ドア通勤形をレゴスケールでと言うのは普通に難しい割付なのですが、パネル側面を戸袋窓に使うことで全長34ポッチに4ドアを戸袋窓省略なしに押さえ込む。これでも戸袋窓と通常窓の間の窓柱が省略になってしまう問題は残りますが、戸袋窓そのものの省略と「究極の選択」になる感じです。あるいは3ドアアレンジとかフルスケール化とか。この作品はよい妥協点だと思うのです。

 屋根はカーブスロープ。ここはスムーズで現代の作品ですね。
 実車の雰囲気にも近いのです。


 残るは足周り。完成が楽しみなのですが……。
 また、大きなクレーン付けたチキ290形。近代的な総合試験車クヤ900形という題材に繋がる興味もあります。編成変えたりいろいろ遊べそう。

 あと、元来の京王6000系営業車という展開だって考えられるでしょう。
 ミニマム2両とか3両で、短編成の特急運用だって有りました。長らく京王電鉄の顔であり主力だった6000系。そろそろ作られてもよいお題かもしれませんね。
(というか、関東の通勤形は割と未開拓の原野ですかも?)
 
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2016年12月17日

【作品紹介】オーロラ様の「宇宙モノレール」。クラシックスペースなロッキード式


 JBF2016の、サクラグ合同クラシックスペース合同に出展されたものだとか。

 Twitterより

 カラーとスタイリングは喪われし未来「姫路市交通局」を思わせます。
 作者いわく「向ヶ丘遊園の、どこか円谷的なモノレール」をモチーフにされているとか。

 どちらも、ロッキード式なのが共通します。
 
 このモデルにはロッキード式の特徴も濃厚に。
 どこか航空機的なボディ。SFチックな雰囲気は姫路も向ヶ丘遊園も同じくでした。
 とっても華奢な、足回り。
 屋上に伸びるアンテナは、意図したかどうかは分かりませんけども、大昔の電車のトロリーポールを思わせます。

 レゴとしてみると、クラシックスペース。初期の宇宙シリーズの雰囲気を濃厚に掴み取る。白と青とクリアブルー、1980年代初頭な感じは恰も宇宙シリーズの第二世代。

 よく見ると、2010年代のモデルでしかありえない部品や表現もみられるのですが、それでも随所随所のクラシカルなパーツ使い。1x4フェンスを使ったグリルが結構、雄弁。

 十分にあの時代を偲ばせるモデルです。
 なにより、十分に「電車らしい」。SF的でありクラスペでありながら、鉄道車両としての一線を守られているのは嬉しくなるじゃありませんか!

 そういえば、クラスペ全盛の1980年ころ。
 実物のモノレールは低迷期であり、現役路線は上野。羽田と犬山、大船、向ヶ丘だけでした。空港連絡の羽田以外は実験線であったり、遊戯施設的な扱いを受けていたもの。そして当時すでに廃止されていた幾つかの路線。モノレールに「失われた未来」の影がつきまとっていたのです。

 その空気さえ感じるというと大げさでしょうか。
 無論、その後モノレールは北九州・大阪・千葉・那覇・多摩と通勤輸送の実用品として育ってゆく未来があるのですけども。

 この作品も、何か新しい展開があればいいなぁと思う由です。
 
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2016年12月13日

【作品紹介】なし様の 新日鐵八幡 85ED-1形(E8501-8504)。産業鉄道の魅力。


 電化された専用線・専用鉄道というのはもともと数が少ないもの。
 ましてや現役は元 八幡製鉄。現在の新日鐵八幡製鉄所のくろがね線位でしょうか。北九州市内のおよそ6km。かなり縮小されたものの、今も電気機関車による輸送が行われています。

 1975年に投入された現行機85ED-1形(E8501-8504)は、自重85噸という大型機。デッキ付きの箱型機。
 牽引力確保のため軸重が22噸以上に及びますが、これは真っ当な国鉄・JR機を上回るものです。西武E851が私鉄電機の東の代表なら、こちらは西の代表と言えるのかもしれません。
 
 特徴的なのは市街地での運行となるため、徹底した防音対策。床下を完全に防音スカートが覆う。整備が不便? エアシリンダで自動開閉なのだそうで!
 他テレビカメラや空調の設備もあり、作業環境への配慮も行き届く。後者は日本初のものですね。国鉄機ではDE10 1900/2000番代を待たねばなりません(あれも防音機関車です)。つまりは当時なりのハイテク機関車だったのでした。




 なし様の作品。8幅フルスケールです。
 この題材に関しては大柄さの表現のため、ラージスケールが正義に思えてきます。

 そして、8幅故にスカートは固定でも、内部で台車の旋回を許容します!

 見どころはたくさん。
 端梁のゼブラ模様はプレートの組み合わせ。リアルなデッキ・ステップ。
 テレビカメラに回転灯、アンテナ、空調機(AU13?)などのディテール。
 鮮やかなカラーリング。裾のダークブルーが美しい。赤いナンバーが引き締める。




 輸出向け機を思わせる、前後非対称のサイドビュウ。
 スカートがギリギリまで下がってるのが印象的です。

 なお、車体の大部分は順組であるため、強度は申し分ないとのこと。


 気になる、スカートの中身。
 小ぶりな動力台車は実物とは異なる部分ですが、小ぶりであるがためにスカート内で旋回し、レゴ標準カーブをクリア可能。


 別角度より。よくぞ収めたという感じ。


 カーブ通過。無論支障<<続きを読む>>
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2016年12月11日

【作品紹介】アイン様の東急7000系電車 こどもの国線仕様。古き佳きステンレスカー

 東急7000系電車は1962年製造開始の、日本初のオールステンレス車両。
 それまでもステンレス車は有りましたが(同じ東急の5200系・6000系など)、あれらは未だ外板のみのステンレスでした。本格的なものはこの7000系が初めてのもの。

 流石に純国産ではなく、米バッド社の技術輸入による国産車。
 東急車輛製造の車内銘板の下には「バッド社のライセンスにより云々(英文)」のプレートがついてたものでした。

 7000系は相当な両数が作られ、一時期は東急の主力車。東横線および、東横線からの日比谷線直通。田園都市線(大井町線含)で大活躍。
 流石に1980半ばは譲渡車が増え、東急からは減っていきますが1990年ころに7700系に大更新。車体をそのままにVVVF化。パイオニアIII台車も通常のものに。
 この延命の結果、7700系は今尚多摩川線・池上線で健在です。

 合わせて7000系の譲渡車も弘南鉄道・福島交通・北陸鉄道・水間鉄道に残る。50余年前の電車が健在というのは貴重なことと言えるのかもしれません。

 なお、東急7000系(7700系)の作品は2012年にエフ様作品がありました。
http://legotrain.seesaa.net/article/201289654.html
 独自のショートモデルです。前面窓形状やライトケースの処理が面白い作品でした。
(ライトケースの表現は拙作の近鉄10100形に「頂戴」しております)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 長津田〜こどもの国間3.4kmの「こどもの国線」は厳密には東急の路線ではなく、「社会福祉法人こどもの国協会」の路線に東急が委託運営を行っていたもの。1987年に東急が第二種鉄道事業者になり、2000年には路線の所有者が横浜高速鉄道になっていますが。その為、こどもの国線の歴代車両には東急のマークは付けられていません。

 1967年に陸軍弾薬庫への専用線を復活・電化する形で開業。長らく来園者専用の鉄道であり、朝は8時に始まり夕は18時に終電という長閑さ。

 しかし沿線の住宅化が進み、2000年にやっと「通勤線」化。途中に交換駅も出来て大変身して今に至ります。
(ただ、有人駅だった「こどもの国駅」は無人化。また多客時の臨時5連もなくなり、最大2連化されてしまいましたが)

 こどもの国線車両は初代は3000系(デハ3405号他)、1980年からの二代目は7200系アルミ試作車、1989年からの三代目がこの7000系です。2連1本のみ予備車なし。代車は大井町線車両の8000系5連等が使われてました。

 以上、実物 解説長文恐縮。


 東急7000系はシンプルな形状であるがゆえ、似せるのは難しい。
 でも、ひと目で「それ!」と分かるってレベルはクリアされちゃってます

 制作者の記事こちら
「レゴ 東急7000系改良」
http://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40184732.html
「レゴ 東急7000系〜子どもの国線〜」
http://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40144300.html

 全長24ポッチに3ドアを収める。ドア間の窓は実物の3組を2組に省略ですが違和感なし。ドア幅とのバランスも取れていましょう。クリアブロック重ねた窓はローコストながら優れた表現でもあります。それっぽい。

 華やかな側帯のため、コルゲート表現は1段分のみですが、もしノーマル仕様の7000系も作られるのなら2段分使える車体寸法ですね。
 前面・側面のこどもの国協会のマークも良いアクセント。

 やや低めの屋根も東急7000系らしい。
 バッドスタイルの通風器の表現はコダワリの極み。形状も色も。FRP製で?白っぽい色でしたから。

 床下機器も凝ってます。2x2プレート裏面は雄弁ですね。


 前面より。横組基調の造形です。

 あの世代の電車に多い尾灯一体のライトケースは表現難しいのですが、巧くユーモラスさを表現できていましょう。桟板や方向幕のバランスも良い。このままでも東急7000系らしさに溢れるのですが、ちょっとお願いがあるとすると、貫通扉を半ポッチ凹ませるとかなり良い顔になりそう? 幌枠の分凹んでたんですよあの顔は。あと三枚窓の高さも揃ってるとより良いかも。

 ともあれ、7000系は働いてきた時代の長い電車です。
 帯なしの原型。赤帯時代。7700系。各地方への譲渡車。バリエーションを考える楽しさ十分に。マニアックには、パイオニアIII台車のレゴ的再現も良き課題となりましょうか。

 また、こどもの国線の歴代車両も楽しそうな題材。
 現行のY003系をはじめ、この7000系の前の7200系(前面が高難度ですが)、その前の3000系列。いろいろ、展開できそうなのです。

(個人的には初代専用車のデハ3405号+クハ3662を造ってみたいと……。先に造ったデハ3608号伊豆急仕様のため、派手な塗装の旧型に惹かれてるのです)
 
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【作品紹介】スマートマッチョ? しゅん様のSD9形ディーゼル機関車。グレートノーザン鉄道「ビックスカイブルー」仕様

 アメリカのディーゼル機関車の殆どはメーカー製のレディメイド。
 SD9もその一つ。1954年から1959年に製造された古めのタイプです。

→wikipedia(日本語)
 上記記事だと、改修を受けて現役機も多い……とのこと。頑丈で優秀な機関車なのでしょうか。
(身近なところでは大韓民国にも輸出され、韓国国鉄5000形となっています)

 アメリカンディーゼルが流線型のドッグノーズから、実用的なロード・スイッチャーに変わっていった最初の世代の機関車でもあり。
 実用一筋の姿も、一転して魅力。
 また、運転台側のボンネットも高さのある視界の悪そうな?姿も、古風な良さに繋がっていましょう。
 
 なお、グレートノーザン鉄道は大陸横断ルートの中では一番北部にあります。今はバーリントン鉄道・サンタフェ鉄道他と合併し、BNSFに(NがノーザンのN)。

 ビックスカイブルーは1965年ころからのカラースキームで、グレートノーザン鉄道の動力車や客車に及びました。それまでのかぼちゃ色(濃緑とオレンジ、ぶっちゃけて言えば「湘南色の元ネタ」)とは好き嫌いが割れるところではありますが(笑)。
 

 7幅フルスケールの堂々たる姿。
 6幅フルだと痩せて見えてしまうのですが、7幅だと快いバランスになります。スマートであり、かつ「力強く」もあり。

 足回り。C-Cの車軸配置を無理なく再現できていますが、これはフルスケールならではの手法ですね。円筒形のブレーキシリンダ?が効果的です。

 ゴツいステップに精細な手すり、ディーゼル機関車の萌ポイントは洋の東西問わないみたいです(笑)。本線走行も入換もこなしちゃう万能機ですから。
(ある意味、日本のDD51やDE10は「ロード・スイッチャー」と同じ思想を純国産液体式で実現してしまった機関車ですよね。そう思うとますます身近におもえてきませんか?)

 連結器はアメリカ形には似合わないはずのバッファ付ですが、それ以上にスノウプロウのインパクトが大きいので全く気になりません。

 車体裾のポチスロも機関車の造形を整える。
 そして、スッキリしたキャブ周り(タイルを側面に)。丁寧な作風なのです。


 斜め上。
 ポチスロツライチの前頭部の美しさは言うまでもなく。
 ポッチ隠しもまた、徹底しています。


 エンジンフード側から。
 ダイナミックブレーキによる張り出し部分が大迫力。
 側面はこちらもタイル張り。


 これまでの作品の並び。
 今度のSd9が一番大きくなってしまったとか。とはいえ世には「日本型 8幅フルスケール」という文化も育っていますので(あれも昔は夢かたりだったのに)、非常識なサイズってわけでもないですね。
 パーツ事情の好転は、大型モデルに追い風!なのかもしれません。


 ライト点灯。インパクト十分。

 
 アメリカ形は好き嫌いの極端に別れるジャンルです。特にロード・スイッチャーの実用一筋の形状やマッチョ感は。

 しかし、日本ビルダーの手による精細かつバランス良い作品の登場は「食わず嫌い」を払拭させる力を持っていそう。参入者増えること、願っております。
(関山も何か作りたい……。流石にロード・スイッチャーではなくパンタ系で)
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする