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2017年03月10日

【作品紹介】続 yamatai様の小田急(CAD)。2200形と電動貨車/メトロ16000系

 前回記事;yamatai様の「小田急」各種(CAD)2600形から1000形。4000形(II)迄
http://legotrain.seesaa.net/article/447711719.html


 2200形電車は1954年から製造された、小田急初の「高性能車」。
 1984年まで小田急で使用された後、大多数が富士急行に譲渡。1996年ころまで現役でした。なお、完璧な状態の保存車両が小田急に残されています。

 前面は2枚窓、側面は3個づつの窓。
 前面2枚窓は2200形だけに終わり、増備の2220形より貫通型の「小田急顔」になりました。なお、2300形や2320形という特急車・準特急車格下げの亜種も。窓配置が個性的でひと目でわかったものです。

 これらの車。小田急での末期は2400形も交えたり、或いは単独での6-10両編成を組み箱根湯本行急行に充当。ブツ6やブツ10です。

 yamatai様のCAD、2200形では微妙な後退角が嬉しい。所謂湘南顔と違って傾斜角はないのでその分すっきりと仕上げられましょう。
 大きな2枚窓はパネルですっきり。実物では「ネコ」と称されてましたが、この図だと向かって左手のジャンパがまるで招き猫の如し?
 連結器の胴受けも良いアクセントです。


 側面、28ポッチ。20m車を32ポッチで作るスケールに合わせています。窓配置は省略なし。小さめの窓も2200形だと気になりません。

 なお、細かいところですが、車体をタン色で作られるなら前面に角度つけるヒンジでタン色は希少なのでできれば避けて、青帯部にヒンジもってきたら良いとか、側面幕板部はプレート中心ではなくブロック化して軽量化+コストダウンできそうだとか……。

 あと、側ドア下部を丸太ブロックにすると、プレスドアっぽく見せられるかもしれません。2200形は一部、古い電車の要素が残っておりましたね。


 同じく2200形。旧塗装。制作上の困難は無さそうです。側ドア窓の2x2新型は黄色が無いので旧タイプか、或いは別の組み方考える必要はありますけども。ヒンジは濃青が供給されてますね。
 この濃青に黄色の塗装、絵になりそうです。

 なお、屋上のコダワリも分かります。
 ランボード部分をグリルタイルに。これで上から見たらすごく精細に。

 ミニマム2両で。2220形なども交えた4両で様になりそうです。実制作への敷居は低そうですね。


 こちらは荷物電車デニ1300形。
 1959-60年に1920年代の初期鋼製車両の車体を載せ替えて造ったデハ1300形。この車は朝夕は旅客乗せて増結車として、日中は荷物電車として使える兼用車だった由。
 なお、1959年といえば先の2200形から2400形に移行するかの時期であり、コスト抑えるためかえらく古めかしい形態……。1400mmの両開きドアはラッシュ用か、はたまた最初から荷物輸送への転用を目論んでいたのか。不思議な電車でした。

 1969年に目論見通りか荷物電車化、デニ1300形に。1984年の荷物輸送廃止まで活躍しました。私鉄の荷物輸送は1980年ころまでは東武、1982年までは東急でも行われてましたが、小田急は最後まで続けてた部類に入ります。
(ただし、中小私鉄での荷物輸送は21世紀でも小規模に行われてる事例はあり、全廃されているわけではないようです。大手私鉄でも社内品輸送はありますし。尤も、専用の電車ではなく、乗務員室の片隅に乗せられる程度の規模ですけども)

 カラーリングは何度か変更されていますが、1973-1984年頃の姿か。
 
 yamatai様のcadでは、ウインドシルは色差表現。赤い車体は京急みたいに見える?とのコメントですが電車の形状やディテールが小田急仕様なので、間違っても京急には見えませんのでご安心を。他、旧型電車らしい文脈はきちっと押さえられてます。ドア上の雨樋がユニーク。
 1両で完結する題材ですので、実制作は平易か?
 それにしても、8000形通勤車や、ロマンスカー7000形とこの荷電が同じ線路同じ世界に居たと思うと愉快ですね。

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 小田急に乗り入れしてる電車といえば、1978年からの地下鉄千代田線。
 長く使われてきた6000系。少数派の06系。それらを置き換えた現行車の16000系。どれも魅力的な題材です。ついでに言えば常磐線の顔でもありますね。
 16000系は早くもバリエーションが派生しており、ここは血筋争えないところです。


 16000系。yamatai様の一次案。前面中央に貫通扉のあるタイプ。
 E233系作品で使われることもある、テクニックパネルの小さいもの(11947/11946)を車体造形に。ただ、問題点。この部品今のところ新灰が供給されていません……。E233系ならば白で済ませることできるのですが。

 それでも、この絞込造形は魅力的です。最悪、テクパネを2x4のウエッジプレートで代用するような妥協もありかも?
 
 スカートの丸み持った柔らかい造形も良い感じですね。


 側面。二色の帯が綺麗。メトロマークのアクセントが素敵。
 先の小田急20m車群同様、窓幅の工夫で32ポッチ全長ながらも省略の無い窓配置を実現しています。横組の側窓の位置を整えるためのブラケットの使い方が巧み!

 2連窓のピラーも省略しにくいですよね。この種の窓の電車は多いので応用できる範囲は広いかもしれません。


 二次案。前面全体をフェイスダウンしたもの。
 より、すっきりと? 窓面積が狭くなってやや重い印象に見えるのは残念です。

 16000系の顔はもう少し、検討の余地はあるのかもしれません。
 しかし、どこかで良い答えが見つかりそうな造形でもあります(不可能とか、無理があるってわけじゃない!) 少なくとも、11947/11946の新灰が供給されるまでには……?
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月08日

【作品紹介】クロック様のリニア試作車 MLX01形 究極の造形美

 もちろん、レゴのモデルは通常のレール走行前提です。
 それでも、この題材へのチャレンジは刺激的なものです。

 JR東海のMLX01形は1996年に投入されたリニアモーターカーの試作車。2012年ころまで山梨の実験線で数多くの試験をこなす。そして、多くの人々を試乗させ、その実用性を示したのです。先頭車が4両と中間車が3両。後に別形状の先頭車1両と中間車1両を増備。合計8両の構成となっていました。試験内容に合わせて適宜組み換え行なっていたそうですが、そういうところも実用の電車としての雰囲気を感じます。

 「リニア・鉄道館」ではMLX01-01が展示されています。その車内も公開されていますが、未来的というよりは新幹線同様の、地に足の着いたものになっていたのが印象的でした。

 現在、試作車の役目は、更に実用車に近いL0系に譲っています。
 


 クロック様のモデルは「リニア・鉄道館」のMLX01-01を再現。
 ダブルカスプ形と言われるものです。当時の700系新幹線と共通するラインですが、リニアのほうがより無理なく構成されている感が。

 最初は違和感のあったこの形状も、今の目で見ると色褪せない斬新さ、そして実用美に見えてきます。

 クロック様の再現も、ほぼ完璧なもの。
 難しい造形で、かつ厄介な塗り分けなのに。隙間を埋めつつ、しかし時には隙間も大胆に肯定する。後者あっての「自然な軽快感」でもあるのですね。


 2両編成での再現です。片方が動力車となるのでしょうが、形状的にその辺が全くわからないのですね。サイドスカート?はリニアの軌道ではわかりにくいところですが、地上線?走行では重要な要素。ここも無理なく8幅に収めて居る模様。

 城壁パネルの、角のところを使っているのが印象的。


 真正面より。ラインが綺麗につながる。
 今回は両方共ダブスカスプ形です。MLX01-01とMLX01-04の再現ってことで良いのでしょうか。


 側面。側窓サイズが2x1。ブロックじゃなくてプレート単位での話です。
 これもまたリニアらしさに。

 妻部にはPF受光部が出ており、やっと「走行対応なんだ」と認知できる感。それほどに妥協なき造形を感じるのです。この作品は。




 ユニークな縦開きプラグドアも再現されています。隙間は全体としてみると気にならず、それよりは静止時・展示時の演出としてドア開閉ギミックが大事でしょう。


 製作途中(前頭部試作)の様子。
 この地点ですでに完成度高し。然し、色を整える・揃える以上の微小な改良も何箇所か? 丁寧な作品です。

 さて。
 ここ迄魅せられると、エアロウエッジ形の先頭車MLX01-02及び03。はたまた超ロングノーズのMLX01-901辺りも造って組み換えして遊んでみるのもマニアックで楽しそう。
 中間車もショート(MLX01-11および12)とロング(MLX01-21および22)があるわけですし。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月07日

【作品紹介】yamatai様の「小田急」各種(CAD)2600形から1000形。4000形(II)迄

 ちょっと情報量が膨大ゆえ、コメント少なめで恐縮です。


 小田急顔の標準。2600形

 なお、小田急のベースカラーはクリーム色(タン色)解釈です。暖かみは出てきます。ただ、白とどっちが適切なのでしょうか。間くらいの色があればよいかもしれませんけどコレ以上に安易に色増やされても困りますよねぇ(笑)。


 全長32ポッチで4扉を再現。しかも戸袋窓迄あり。
 そのため、側窓の表現が独特です。横組で1プレート単位で極限目指してチューンされた側面かも? 問題あるとしたら、2600や5000など二段窓の車だと窓が小さい印象になってしまうことでしょうか。


 末期に人気をなった、復元色。ビビッドかつダークなトーンは今の目で見ると新鮮なものですね。


 個性的だった9000形。あの額縁顔の把握ができておりましょう! 複雑な形状は3面折妻に要約されておりますが、違和感はありません。


 こちらは8000形。より素直な造形に。貫通扉(非常口)は横組のほうが良かったかも?


 1000形。8000形のステンレス版という解釈です。実は複雑で微妙な傾斜などありますけど、そこはスッキリ割愛。正解に思えます。
 ただ、8000形同様の貫通扉は惜しい。また2600形から1000形・2000形迄の小田急の場合は貫通路横の手すりが目立ちますので、何らかの再現あっても良いかもしれません。
 それから、1500形ワイドドア、2000形セミワイドドアってバリエーションもありますよね。


 時代進んで3000形(II)。
 

 電車自体は手抜き感あって、それまでの上質な1000形の流れがなくなりガッカリさせられたものでしたが。
 しかし、このモデルはそんな劣化部分もうまく再現しています。戦時型?
 継ぎ目の目立つ側面はパーツ取りに拘ってそれらしく。その上、ドア上は灰色のトーン変えて誇張表現されていますが、すごく3000形(II)らしい。
 前面はなかなかの大窓感です。

 現実というか、時代を捉えてるモデルかもしれません。


 かわって4000形(II)。多少はマシな?スタイルになりました。
 側面の印象は落ち着いたものに。個性は薄いですけども(安っぽいって個性は要らない!)。
 前面は総横組。やはりライト周りの印象把握が良い感じです。べったりと面的な印象がするんですよね。


 同じ文脈での事業用車 検測車クヤ31形
 他旅客車両との併結で検測に従事します。

 3000形(II)プラスαの不思議なフォルムを捉えておりましょう。窓無し部のロゴ表現も頑張ってます。
 1両造っておけば、他形式に増結して楽しく遊べそう。

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 思えば、2600形から1000形迄の小田急は新旧混結を当たり前にこなしておりました。

 ですので、4連を3連に、6連を4連とかに縮小表現し、異形式の相互連結の10連(模型的には6-7連程度)の急行とか楽しそうです。

 小田急はロマンスカーはそこそこ作られていますので、通勤車は却って「目立つ」ことでしょうし、名脇役としてモテる存在になるのは間違いありません。
(アイドルたちに対する、武内P的ポジションでしょうか?)

 実制作が叶えばと思うのでした。
 また、自分もいつか答えを出してみたいと思うのです。
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月05日

【作品紹介】mazta-k様の「復帰」LDD群(217系 京急1800形他)/エース君のEF55(CAD)

 CAD(LDD)は実制作に比べて記事化の優先順位は落としておりますが。
 しかし、凄いものを見ると見逃せない。何方かの実制作の参考になればという願いも込めて。


 mazta-k様は久々の新作?
 JR東日本 E217系電車。横須賀線・総武線の主ですが(もう24年も!)意外と制作されてこなかった題材です。ミニマム4連でも成立しますよね。
 全体に特殊な組を避け、シンプルながらよく特徴を捉え、美しい。通勤電車に必要な?量産性にも優れてそうです。

 前面はおでこの丸みだけで、あの独特のロール傾斜感が表現できております。


 地味に、魅力的です。
 グリーン車組込の長大編成とか素敵でしょう。そして、すでに何人か作られてるE231系の東海道線と並走とかさせたいものです。


 同じ線路をゆくのは成田エクスプレス2代目 E259系。
 以前も実制作されておりますが、側面のマーキングで華やかにモデルチェンジ。おなじみnexマークを省略せず。また、サボ廻りの「華やかさ」がモノトーンの電車ですと、大変に効果よく鮮やかに。


 横須賀線のライバルでもあり、空港輸送のライバルでもある京急。
 4両x3の希少車となってしまった1800形(1000形)。京急では久々の前面中央貫通路の車です。側面のフルラッピングは後継の1700形に引き継がれましたが、ちらりと見える銀色の縁取り感は悪くないものです。

 mazta-k様のCAD、前頭部はサイドタイル張りでふくらんでいるんですが、実物の印象もこんな感じなんですよね。ちょっと、取ってつけた感。スマートすぎじゃリアルに見えない題材? あとウマヅラ感も逃れてますし。
 前面は微妙な逆テーパとか貫通扉の張り出しとかあるんですが、無理すると際限なくなる(まとまり悪くなる)ので、平面への割切も見識です。現代の電車にはすっきり感も大事ですから。標識灯廻りがシンプルだけど綺麗。
 
 ラッピング車体ゆえの銀色縁取り感も、ドアレールと車体裾で十分に感じが出るものです。
 どなたか、作られないかなぁ……。


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 エース君の何と、EF55!
 レゴトレインではありえない題材の一つと長年言われ続けてきたものです。余りに大胆にも! としか称しようがありません。無論、超絶肯定的意味です。

 また、エース君では初の旧型電機題材でもあります。足回りに苦悩が観られますが、でも、最初の1作からのスタートが大事です。

 前頭部……良い雰囲気なのですが惜しいのです。この曲率のカーブブロックには残念ながら茶色系がない。
 より大きなカーブの方には新茶が存在しており、相場も高くはないのですが。或いは1x2系のカーブスロープを斜めに使うなど、現代的な解決策も取れることでしょう。

 フロントガラス前後も、ポチスロワーク次第で隙間うめもできますかも? このままでも恐らく気にならないことでしょうが。

 側面はシンプルながら、ベストな感じですね。
 現役当時の設定で古典特急曳かせても良し、復活後の12系や14系も有り。
 大変に華のある存在ゆえ、夢、叶うとよいなぁと思うのでした。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月04日

【作品紹介】6n2b2c様の無蓋貨車。輪ゴムのディテール。新たなるリアル!

 レゴにおける輪ゴム、元来はすべり止め、バネ、プーリーベルトとして用いられるものです。

 しかし、つい先日のレゴの製品。スピードチャンピオンのブガッティでは細い線上のテールライトの表現に赤い輪ゴムを使っていることが話題になりました。
http://amzn.to/2ls3D5z

 輪ゴム、ディテール部品としてのポテンシャルが注目されてる……?



 それと関係の有無は別ですが(笑)、6n2b2c様は日本形無蓋車トラ45000形?の煽り戸ディテールとして「黒い輪ゴム」を使ってきました。
 
 タイルを使っただけの側面ではどうしても平板な印象になりがちなところを、実に精細に、そしてリアルに!
 また、車体裾のロープ掛けの表現も見逃せません。よく無蓋車観察しておられますね。
 
 妻部も印象的ですね。日本形無蓋車の妻部はあの山形表現が難しいのですが、近年出回りだした2x2ウエッジプレート使うことでそれらしい形状を! 長年の悩みが解決。
 妻面裏側の、赤茶色の塗装も再現。此れも精細感を上げておりましょう。


 側面より。
 全体としてコスト高な貨車ではありますので、量産するよりは「一点豪華主義」で愉しむ貨車でありましょう。客貨車に関しては両方のアプローチがあって良いと思います。無論、ハイディテールを量産品に巧く落とし込むことも考えられるべきでしょう。

 話を戻せば、トレインモデルにおける輪ゴムも可能性秘めてますね。
 諦めていた微妙な微小なディテールが叶い、作品を変えるわけですから。
(無論、耐久性・恒久性に劣るという問題があるのは事実です)
 


posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】dumi様の60051改造の「食パン」電車/きた様の路面電車

 2月21日の火曜オフ名古屋に出てきた、新作作品です。


 dumi様のこの電車。#60051の改造作品。流石に組み換えではなく若干のパーツ追加を伴う物ですが、そのパーツにしても特殊なものはないので、あの入門セットのアップデートとして手軽なものでありましょう。

 しかし、特急形を格下げして切妻の運転台を増設。という何処かで聞いたようなスタイル。妙なJNR的リアルティが堪りません!
 いや、前面窓の傾斜こそ省略されていますが、それは気にならないのですね。全体のディテール的にはバランスが取れておりましょうか?




 前パンタ。というのも取ってつけた的改造車ムード。
 715系や419系を感じさせもします。或いはクハ85辺りもか?
(ただ、屋上機器配置は715系や419系的ですね)

 今後この種の電車が作られることはなさそうではありますが、もっと後世のJR世代の特急形が細切れ格下げされた姿……も想像させます。
 681系あたりが格下げ転用されたら? みたいな。


 通勤通学のラッシュ時には弱そうですが、快適な格下げ車は「乗り得」なものであり、地方における公共交通機関の魅力を維持・繋ぎ止める力はもっているものです。
 乗ってみたい電車、ではあるのですよね。
 なお、レゴ的には原型流線型との混結とかも楽しいかも?

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 こちらは きた様の欧州系古典路面電車。
 屋根上の広告やヘッドライトにブレーキハンドルと云ったアクセサリ。手すりやステップ。

 特にユニークなのは、PF機器類を全て屋根上配置にしてしまって、PFの単行車両なのに客席スペースを確保していることでしょうか。はみ出た機器はモニタルーフに見立てる。重心が高くなってしまうデメリットはありますが、特に運行上の問題はなかったようです。


 ただ、当日のレイアウトは高さ制限がシビアな箇所があり、車高下げの大改修を現場で行った由です。

 初トレイン作品だそうですが、建築では高い技術もっておられるゆえ、今後が楽しみです。
 

 関連して。このバスは作者不詳ですが。開閉する両開き扉にマンボウ的なユーモラスな前面。なかなか楽しげな作品です。ポンチョを一回り大きくして、前面に更にジョイフルな味付けを行った……というムードですね。
 
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2017年02月28日

【作品紹介】アイン様の200系新幹線 H編成?製作中

 レゴでの200系は、0系ほど作例が多くありません。
 特に、編成になったものは皆無です。

 実は車種や形状のバラエティに富んでおり、0系並に面白い形式ではあります。先頭車化改造やら大幅な窓割りの変更を伴う改造などもあり、意外とカオスです。

 また、元来の形状が耐寒大雪性能ゆえの重厚さを感じさせるものであり、それ故の魅力も。

 未だ完成に至っておりませんが、ryokuchakuma氏の作品が記憶にあたらしいでしょうか?
 記事
http://legotrain.seesaa.net/article/442141844.html


 200番台・2000番台車の100系顔の表現です。


 さて、アイン様も以前から200系は狙っておられた様子です。

 先方の記事「レゴ 200系新幹線製作中……」
http://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40263001.html


 3年前の試作品。やはり100系顔の200番台・2000番台を意識したもの。
 スロープを使った前頭部は、実物のシャープさのイメージを捉える。

 ただ、ちょっと尖りすぎている印象は否めませんでした。


 こちらが3年越しに製作開始された200系。
 先の試作とコンセプトを共通しながらも(75度スロープ使ったシャープな造形)、徹底して欠点を修正したものです。

 ライト形状を細く。
 尖りすぎてた前頭を45度を混ぜることで、より柔和でリアルなものに。
 スカートも見せ所です。高速スノウプロウの表現も200系らしい。

 それにしても、75度のスロープ部品。実は自分も100系で使えないかとおもっていたので、こんなところで実現例を見られるのはちょっと嬉しいもの。
 拙作100系では薬師山氏の0系の応用で100系化しておりますが、これもまた捨てがたい表現なのですね。

 側面では側窓横組化。ただ、200系の小窓感がやや出ていないような? 原因は上下の寸法取りの問題と思われます。窓位置を1プレート下げて、窓下にある緑の1プレート分を窓上に持ってくる? 窓位置はそのままで、帯の位置を全体に1プレート上げてみる?(この場合は屋根も1プレート高くする) 窓位置そのままで窓下の緑を廃して、ピンストライプを1プレート上げる?
 はたまた、窓幅を2ブロック分から、4プレート分(1x2ブロック+1x2プレートなど)に変更してみる。……幾つかの試行が考えられましょうか。
 ただ、幕板の広さは200系らしいです。ここは1ブロック分欲しいですね。

 屋根はポチスロ屋根化で、200系の薄い屋根らしさが無理なく伝わっておりましょう。

 今後、2階建て車など組込、嘗てのフラッグシップH編成を目指されているとか。楽しみですね。北陸新幹線E7/W7系はじめ東北上越北陸筋の新幹線作品もかなり揃っている昨今ですから、そのなかでも200系H編成は古き女王として君臨できることでしょう。
(そして、東京駅での東海道山陽筋との並びだって)

 最後に余談。H編成は1990-1991年の13両編成時代(2階建車1両)、H6編成は丸顔の先頭車にピンストライプというユニークな姿でした。片方の先頭車を丸顔にするとか、中間車共用で丸顔先頭車も用意されるとか、そういう遊びも面白そうですね。
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月26日

【作品紹介】なし様のダンプ貨車。アイディア勝負!

 ダンプ貨車(チッパー貨車)は1067mm/1435mm軌間の車両としてはあまり多くはありませんが、素朴なナベトロの拡大版というのは楽しく、味のあるものです。


 なんと1520mm軌間での実例(ロシア国鉄)。
 底の開くホッパー車とは別カテゴリの車両です。如いて日本での種別をするなら「土運車」かもしれませんが?

 レゴでも、4.5V時代の汽車セットでは定番でありましたね。子供心にお気に入りの貨車だったりしました。

 さて、なし様作品。ヒントはこの部品だとか。


 ネックスナイツの盾セットに含まれる変形部品。一見使い勝手が悪そうなのですが?さに非ず!
 結構なクラスタがこの部品の使いこなしを行ってるようです。。
 確かにロボメカ系やミリタリ系には使えそうか?

 でも、トレインでは?


 じゃじゃーん!
 表情とディテール豊かな、チッパー貨車の爆誕です。

 パーツの癖・個性を引き出しきってる。
 4幅+2幅の細めの台枠もこの種の貨車らしい、良い雰囲気ではないでしょうか。側梁なし中梁のみって合理性はリアルな貨車設計なムード。
 ブレーキハンドルも見逃せません。

 惜しいのは両端のナベ支え部分がもうちょっとボリューム欲しいこと。1部をスロープにするか、何らかの補強ディテール加えると、重量を支えるリアルティが生まれてきましょう。


 側面。タイルのうち1枚を何らかの表示系プリントタイルにしたら更に良い雰囲気になりそうですね。いや、ナベよりも台枠車体側に表記類というのも味があるか?


 転倒時。クリップ留めのプレートを巧みに使っての車体構成です。
 次期の、トレインセットが案外このデザイン採用されたりして……? という雰囲気でもあるんですよね。量産予定もあるそうで、これがたくさん連なるシーンもまた楽しみなのです。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】懐かしきコンテナ車 6n2b2c様のコキ5500形。別文脈の精細さ

 国鉄コキ5500形コンテナ車。
 1959年。コンテナ輸送の開始とともにチキ5000形として誕生(当時は長物車の1種)

 その後車体延長でチキ5500形に。更にコンテナ車が独立分類化でコキ5500形と。コキ5500形になってからの増備車もまた多く。

 1975年頃のコンテナ輸送の低迷期も乗り越え、その多くがJR貨物に継承。低迷期を過ぎた後はコンテナ輸送化はむしろ加速したのです。
 それゆえ、4個積の旧型車でありながらJR貨物でも重用されました。21世紀になってからの引退です。

 国鉄コンテナの黎明期、発展期、低迷期。そして復興期からJR貨物時代を経てきた「歴史的名車」でありましょう。


 国鉄/JRタイプのコンテナ車のリアルなモデルはこれまでもいくつも作られてきました。多くはラダーフレーム・スケルトンフレームの再現に主眼をおいてたもの。
 この6n2b2c様の作品は、ラダーフレームこそ割愛されているものの、魚腹形車体のリブ表現に拘った作品です。この文脈はなかなか新鮮です。別文脈の精細さです。

 リブがあると、コンテナ車の構造的な美しさが際立ちますね。
 台車もユニーク。一見3軸?に見えるのですが左に非ず。車輪枠を台車枠に見立てて居るのでした。

 リブ表現の代償として前後の台枠が分厚くなり、重心が高めに。
 しかし、これはこれでユーモラスな戯画的表現にも見えてきます。リアルさとディフォルメ、矛盾はしない概念なんですよ。


 側面より。やや大きめの新5噸コンテナで4個積。


 C20と思しき、国鉄コンテナの表現も大変に好ましい!
 妻部を半ポッチ凹ませることで、こんなにリアルに且つ表情豊かに!

 扉の開閉ロック機構というのも、これまで意外と見過ごされてきたディテールでしょう。ライム色のバーが得られなかったのか、クリアで代用されていますが、これはこれで違和感なく良いアイデアと。

 別文脈の精細モデル。無論、コンテナ車には数を作るための量産前提モデルもありえます。現代貨物輸送の主力、まだまだいろんな方法が考えられましょう。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】クロック様の「ドーラ」。世界最大の列車砲を! ミリタリ+トレイン+テクニック?

 世界最大の「複線跨り」の列車砲「グスタフ/ドーラ」。ミリタリ界隈の方と話すと、必ずお題に上がるのです。無論、半ば冗談として。造ったら凄いよね! と。

 しかし、今回ついに実現してしまいました。

 重量1500噸。
 運用に要する人員1400人。
 カノン砲の口径80cm。

 線路の上に載っているのは、他の列車砲のような「機動性」のためではなく。
 陣地内の移動のためでした(砲塔は旋回しないので、線路を曲線に敷くことで、移動を旋回の代わりにする)。その意味では既に「列車砲」とは別カテゴリの兵器ともいえましょう。

 完全に分解すると鉄道輸送は可能でした。
 しかし、組み立てて、専用の線路(複線)を敷設と「設営・撤収」に数週間かかったとのこと。機動性何それ?
 無論、完全に地上設置する砲台よりはモバイルな存在ではあったでしょうが。

 2基のみが建造。終戦前に独軍自らによって廃棄されています。


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 クロック様。まさか作られてしまいました(驚)。
 順を追う意味で、製作中画像より。

 この題材では悩みになる、複線跨りで上方構造をいかに支持してるかが分かると思います。いわば、ドーラのキモ。


 2つの車体を、パンタグラフ状の構造でつなげています。
 砲のある中央車体はパンタグラフ上に支持されているようです。この構造なら、カーブにも追随しますし、多少複線間隔がズレても支障は無さそうですね。

 大きさゆえ、強度も必要になります。


 複線カーブ上にて。


 仮完成か。色は揃って居ないものの、凄みは伝わる。


 更にディテールも。
 車体?に広幅キャタピラ使うのは面白いアイディアです。

 砲身。この長さをよくぞ保たせているものです。内部に芯が入ってるにしてもテクニックシャフトにも長さの限界はありますから。
 また、結構な重量であろう砲身を支持するテクニカルな構造も。

 ミリタリーモデルであり、それ以上にテクニック系の作品でもありましょう。

 鉄道車両としてのディテールは控えめ。これは致し方ありますまい。ムカデのように車輪いっぱいなのですが、そこにこだわるとコストが際限なく上がっていきますので。


 完成! 力強く、美しい。

 兵器ではあるのですが、ここまで大きくなると禍々しさが感じられないのは不思議です(ソ連のRT23 列車移動ICBMもそうですけど)。むしろ、人類を災厄から救うスーパーメカの如き魅力を感じるのは私だけでしょうか?
 サンダーバードのテーマや怪獣大進撃マーチが脳内再生されるんですよ。


<写真たるご氏>
 実運用中の姿。通常の鉄道車両と並ぶと大きさが際立つってものです。
 こいつなら余裕でゴジラに勝てそうです? 無人在来線爆弾はいらない子です?


<写真たるご氏>
 ドライジーネを従えて。複線カーブでの運用です。
 一番見栄えのするシーンでありましょう。ローアングルの写真があれば尚良かったのですが……。
 「ドーラ」には専用のディーゼル機関車D311形(→V188→288形)も作られておりますので、何れそちらの方もお願いしたいところです。平時はもとい戦後は普通に貨物用に使われた由、使い勝手は悪く無さそうですし。


<写真たるご氏>
 こちらは通常の?列車砲。クルップK5。dumi様作品。
 機動性を前提とすると、一般的な列車砲ではこれが最大サイズとなりましょうか。

 これと「ドーラ」がならんだ訳ですから、2月26日の名古屋あおなみ線運転会は強烈というか凶悪というか「黒峰森」分多めというか。

 先日の火曜オフといい、名古屋は「レゴランド」とはまったく関係なく、ポテンシャルを秘めてるような気がするのです。「あおなみ線運転会」こそとりあえず次回3月でピリオドですが、今後の総合オフ会などの流れ、期待したいと思います。
 


 こちらdumi様のツイート。
 

 
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【作品紹介】たるご様のスペイン国鉄490系電車。素直なスラントノーズ。

 1999年に投入されたスペイン国鉄の490系電車は、イタリア式の振り子式電車であちらでの形式はETR490。
 スペインでは「talgo」と並行して、ETR401など導入してきた伝統がありましたが、その流れを汲むものでもあるのでしょう。

 軌間可変などはなく、1668mmのスペインゲージ専用です。
 しかし、2014年には早々と引退してしまいました。15年で引退というのは鉄道車両としては短寿命ではありましょう……。同じスペインでもtalgo各形式などはもっと長く使い倒されているのですが……。


 良い意味で、素直で順当な作りが見て取れます
 60051の資材を使ってるようですが、オリジナル色が強いですね。

 前頭部のスラントは無理せずにスロープ構成。
 前面窓はブラックアウト処理ですが、その御蔭で、側面の窓表現も無理せずに出来ています。
 質感のあるヘッドライトが印象的ですね。

 側面は実車の連窓風です。ただ実車はかなり窓柱がぶっといので(なんというか、垢抜けない設計ですよね)、窓と新濃杯のグリルを交互に組むくらいの処理でも良いかもしれません。理想は横組みでしょうか。


 この列車、欧州にしては短単位であり、3両でフル編成です。
 その意味でレゴ向けの題材でもありますね。

 運転台直後の屋根、もう少しポチスロ盛ると良い感じになりそう。
 スカート部分ももう少し作り込んでみると化けてきそうです。


 スペイン国鉄という意味でも、実は面白く深いジャンルです(タルゴ以外も!)。
 イタリアのフィアット・ペンドリーノの文脈も、濃い世界になってきました。世界中に輸出されまくってるという意味では、ジーメンス・ICE系の比ではありません。
 現代欧州の鉄道も、なかなか面白いと。
 
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2017年02月24日

【作品紹介】レゴ5udon様の大井川鐵道井川線編成。大胆な動力システム。

 大井川鐵道井川線は1067mm軌間でありながら、車両限界は762mmの軽便鉄道並(近鉄→三岐のナローよりも車両限界小さい)という特異な路線です。
 全列車がディーゼル機関車の牽引・推進で運行。
 途中には日本で唯一のラック式(アブト式)区間も存在。

 元来は電源開発のために中部電力が建設したもの。今も、中部電力の補助で運行が行われています。

 黒部峡谷鉄道と類似点は多いのですが、こちらは通年運行という違いあり。ただ、観光路線としての営業は黒部峡谷鉄道さんほど上手で無いのが、ちょっともどかしい。
(黒部峡谷ほどの秘境ではないのが、観光面での弱さ……?)

 客車は1950年代に作られたものから、21世紀に入ってからの新造車まで。
 ディーゼル機関車DD20形は1982-1985年に製造されたもの。6両。
 他に1991年製のラック式電機 ED91が3両です。

 これまでにレゴトレインでの作品がなかった……と申したいところですが、2013年にかう゛ぇ様のDD107(1963年製。1986年廃車で保存中)の作品がありました。
http://legotrain.seesaa.net/article/347082156.html

 よく特徴を捉えたモデル。但し、動力なしのダミーです。
 無論、9Vでも動力化は困難な題材ですが。


 レゴ5udon様の記事はこちら
https://5udon.blogspot.jp/2017/02/0311.html


 通常トレインよりも大きなスケールでの再現です。ガチで作ると4-5幅になり、いろいろ大変ですからね。
 8幅と合わせるとスケールも揃いましょう。この割切は嵯峨氏の黒部峡谷鉄道シリーズに共通しますが、車体幅に対する軌間の広さという意味で、井川線のほうが向いているのかも知れません。


 機関車はDD20型です。ロープロファイルの表現に気を配った作品であり、車高全体も低ければ台車高さも低い。実にDD20らしいというか、井川線らしいと申しますか。

 前面は微妙な傾斜ついていますが割愛。しかしそれほど気になりません。それよりも台形屋根と飛び出たひさしの表現が印象的です。手すりやバックミラーも、この種の題材だと効果が大きいのですね。

 で、言うまでもなくダミーではなく。


 ぎりぎり収まるPF電池box。


 駆動輪。

 この種の車両で、小径車輪を回す動力システムと申せば、先日の6n2b2c様のエボルタ電車(ゴムタイヤで小径車輪を回転させる)が思い出されるところですが
http://legotrain.seesaa.net/article/446714439.html
 また、異なるシステムです。

 直接ゴムタイヤで動かしてしまう。しかし突飛なものでもなく、実物の軌陸車にはこの駆動システムのものもありますし、ミャンマーのレールバスにもこのシステムはあるのだとか。


 動力系です。ベベルギア。


 さて。機関車内に電池boxは搭載しているものの、モーターと受光ユニットは1両目の客車に分散搭載です。それゆえ、連結はフレキシジョイントによるもの。実に大胆。
 ただ、重量物の電池を動力車に持ち込むのは筋の良い技術でありましょう。牽引力は期待できますから。


 客車。スロフ300形。1960年代から2011年まで延々と製造続くこの客車ですが、これは1970-80年代製造のタイプですね。大きな下降窓で視界も良好。
 このモデルでは先に触れたよう、モーターと受光ユニットが分割搭載されています


 客車。クハ600形。正確には制御車ですが。1991年のアブト式区間登場にともなう運行方式の変更により生まれたもの。必ず井川寄りの先頭に立ちます。

 シャンパ栓やスカートが物々しいです。屋根は台形屋根で、スロフとは区別化されてる由。


 クハ600の側面。窓数省略なしのフルスケール?です


 こちらは半展望車。スロフ300形316号(1両のみの希少車です!)。 展望側の手すり表現の細かさ!<<続きを読む>>
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【作品紹介】sato様のスシ25形食堂車落成。8幅フルスケールのトワイライトエクスプレス 5連化


 1月の福井オフで皆をあっと驚かせた、sato様の8幅フルスケールのトワイライトエクスプレス。電源車-サロンカー-A寝台-A寝台の4両ですごいボリュームでしたが、待望の食堂車も落成です。

 スシ25形はトワイライトエクスプレスの運行に合わせ、余剰休車中であったサシ481・サシ489形を大規模改造したもの。一度、函館行「日本海」用に整備したあと、トワイライトエクスプレスの企画に合わせて更に豪華改造しています。
 電車→客車の改造というのは「北斗星」のスシ25形にも共通しますし、「なは」のオハ25形もありました。国鉄末期からJR初期という「楽しかった時代」がゆえの、戦災復旧車以来の特異な車種転換でもあります。強引に申せば「鋼製雑形客車」の末裔だったのかもしれません。

 もとが電車のため、車高の低さが目立つ存在でした。
  

 もちろん、8幅でフルスケールです。
 特徴的なフォルム。食堂車らしい窓配置。フルスケールゆえ省略もありません。
 屋根上の冷房装置は旧式ながら美しかったAU12。ベンチレータ類も効果的です。

 そして、水タンクの目立つ床下機器。
 台車が電車タイプらしくないのはちょっと残念ですが。


 通路側。通路部窓はクリアのほうが良かったかも知れません。
 横組みは全体として避けているのは、一つの見識でしょう。


 そして、sato様作品では初めてですがインテリアの再現もあり。
 8幅ゆえ、食堂座席は左右1列づつ。
 厨房は通路1幅取り、厨房内4幅です。これなら作り込める♪


 厨房。左からストッカ、調理台。流し。実物の配置に近いのです。
 灰色メインなのも、近代形食堂車のステンレスな内装らしいのです。


 食堂部。フルコースのディナーを供したあの空間。
 暖色系の配色に豪華さが十分感じられます。
 ちらちちらり見えるコードは?


 厨房別角度より。作り込みがわかります。


 食堂部別角度より。一部ミニフィグが座れない席があるため、暫定的に横に座れせてるのも楽しげで良いですね。




 社外品ライトアップパーツにより、テーブルランプが点灯します。
 「Liteupbrick」は国内にも扱業者があることから、普及が一気に進んでる感。

 走行すると、効果は絶大でありましょう。
 

 トワイライトエクスプレスの5両編成+機関車は3月25-26日、池袋の鉄道模型芸術祭でのお披露目を予定しています。あと1ヶ月、楽しみなのです。
(8幅の機関車などお持ちの方! 合わせるチャンスですよ)
 
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2017年02月23日

【作品紹介】エース君パパ様の、片上鉄道キハ301 完成。「良い塩梅」

 先にCADを紹介させていただいた、エース君パパ様の片上鉄道キハ301がほぼ完成です。 
 いや、CADの地点で完成まで障害も多かろうと予想していたのですが、見事に完成なのです。思っていたよりも、早く。

 前回記事:同和鉱業片上鉄道キハ303。全面4枚窓気動車への挑戦(CAD)


 戦前気動車特有の前面4枚窓を見事に再現。
 幕板と腰板は実物よりも丸みが強調されていますが、前面窓は実物よりも角味が強い。中和されて文字通りの「良い塩梅」に。

 全体に漂う、何処とも言えず華奢な印象は旧型気動車ならではのもの。
 窓は小さめなのですが、それが重厚さ……になるのは塞がれております。

 前から車軸の見える台車は印象的ですね。気動車の軽快さを感じさせるが如く。通常車輪だとこの種の気動車には「重厚過ぎる」のかもしれません。台車枠の薄アームも効果的と言えましょう。バーフレームらしさが顕れる。

 また、大きくステップを貼り下げつつも標準カーブも通過できる性能です。これも通常車輪には出来ないことですよね。


 側面、シルヘッダと窓柱を意識させる組み方。窓は1x2タイル。
 まさか実現するものとは……。ただの横組みを超えた新表現の実現は画期的なことです。内部構造は複雑そうですが、動力系の有無は気になるところ……。
 ただ、写真右の台車に注目! ベベルギアが見えます。

 動力系、いかなる魔法が叶えているのでしょうか?

 なお、窓数はCADよりも減らされています。全長で34ポッチが27ポッチに。しかし、実車は全長16m未満ですので、これで正解な気がします。
 ともあれ、題材といい、表現といい。一つのエピックになる作品でしょう。
 
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【作品紹介】エース君の24系25形客車。王道たるブルートレイン。/EF65 1000番台の改良も

 先に発表された、EF65 1000番台(PF形)に合わせた客車です。

 EF65 1000番台+24系25形というと1970年代末の「ブルートレインブーム」の中核にして王道。交差式パンタのPFも、二段寝台の25形は当時の最新鋭であったのでした。


 一気に、客車4両も。白帯ゆえ、24系?か14系?かとも思いましたが、「なは」のヘッドマークと車端部形状から24系25形と判断させていただきます。

 なお、EF65も前回記事では(主に東北仕様だった)通常パンタ機でしたが、今回、交差式パンタに換装された模様。好みの問題もありますけど、PFには交差式パンタの方が似合う気がします。特に東海道・山陽筋の特急旅客牽引機に関しては。

 また、前回記事で指摘させていただいた問題点。オーバーハングが長いことが是正されてスカートと前後台車の距離が締まった感じになっています。それによって余った2ポッチ分で中間台車のホイルベースも前後台車と揃う。装飾も同様に。

 ものすごく、EF65らしくなったと!

 比較の意味で、前回画像です。やはりオーバーハングの長さが気になりますよね?
 前後台車の装飾は効果的でしたが、中間台車にも欲しいところでした。
 B-2-Bではなく、B-B-Bらしく!



 オハネフ25 100番台車。
 14系以来の折妻を廃して実用的な切妻に改めたもの。賛否は別れた形状でしたが、これはこれでシンプルな美しさがありました。折妻の0番台車よりも先に引退してしまいましたが……。

 屋根肩の丸みであったり、縦長の妻窓が雰囲気を出しています。幌枠表現はエース君の得意技でもあり。
 ジャンパ栓の表現も頑張っていますね。ただ、ダミーカプラーはもう少し大きめのほうがバランス良いかもしれませんが。


 側面。オハネフ25とオハネ25。
 ブルートレインらしい重厚さは感じさせます。100番台車は寝台側と通路側で窓サイズが違うのですが、流石に寝台側の小さな窓の表現は難しいでしょうか?

 「なは」だと、後日は個室寝台各種やら、座席車スハ25が入ったり賑やかな編成になり、2008年の終焉を迎えています。
 客車の形式別作りわけという楽しみ、まだまだ残されておりましょうね。無論、国鉄時代全盛期の、シンプルな編成も悪くないものですが。エース君の好みはどちらなのでしょう……?
 そうそう、電源車も忘れてはなりません。作ると楽しいものです。
 カニ24は切妻の100番台か、0台の折妻か。はたまたカヤ24やカニ25という絡め手もあります(「なは」には使われてないですが。まぁそこはご愛嬌で)。

 加えて、客車があれば機関車も作りやすくなります。
 EF65 1000番代という王道の次も気になるところです。人気のDD51やEF81も良いのですが、案外手付かずのEF76とか面白いかも知れません?
 
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2017年02月22日

【作品紹介】アイン様の、フランス国鉄X4200形「オートライユ パノラミック」

 フランス国鉄 X4200形は1959年に10両が製造された、展望気動車。
 車両中央床下に大型ディーゼルエンジン(なんと800馬力)を搭載。その上を展望客室にしたアイディア車両です。景勝地の団体貸切用?として用いられた由。また、大馬力を活かして気動付随車を牽く運用もあったようです。

 1985年に退役していますが、まだ動態保存車はいる模様。
 ただ、SNCFに同類の後継車種はなく。セッテベッロやラインゴルトのドームカーもそうなんですけど、どうもこの種の車両は欧州各国では長続きしないのが残念(一代限りで、後継車が続かない……)。
 その意味で、代を重ねながら進化してく小田急ロマンスカーや近鉄ビスタカーの伝統って、日本が世界に誇っていいもののような気がしてきました。

 アイン様の記事こちら。
http://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40256236.html




 先に申しておくと、前面窓の傾斜を省略されてるのが、余りに惜しい!
 他が良いだけに、そこが惜しいのです。キャノピーやスロープを使う素直な方法でも、パネルなどを傾斜させる捻くれた方法でも、前面窓の傾斜さえあれば……。答えは幾通りもありましょうか。(2本のセンターピラーとの両立も考えるといろいろ難しくなってきそうですけども)

 しかし、他は完璧。
 前面の丸み。ヘッドライトの間に円ブロックを入れてしまう。やや誇張されていますがそれがスマートさと彫りの深さに繋がってる。スカートやバッファ廻りも良い塩梅です。
 肝心の展望室はヒンジを使って側面傾斜を表現。


 側面より。全長は30ポッチ。
 前後客室と、展望室のバランスが良いのですね。


 トレーラーを牽いて。
 通常の客車と比較して、X4200の車高の低さがわかります。フランス国鉄のオートライユそのものが低車高・低重心でしたので、x4200もその文脈で生まれたことがうかがえようと。


 オーストリアの電車列車に併結されて。
 流石にこの編成の記録はありませんが、昔の欧州各国の列車・編成は今の基準で言えば「なんでもあり」「道理引っ込めて無理を通す」とこありましたので違和感はなく。似合ってます。
 イタリアでは電車(ETR250)+気動車(TEE)の併結もありましたし、特急電車が気動車(それも展望車)牽引してたというと、485系「雷鳥」+キロ65「ゆうとぴあ和倉」とかも思い出されるところです。


 同じ時代の欧州の車両同士、雰囲気が揃うのです。
 やはりX4200の低車高が際立ってますね。基本が良くできた作品と言えましょう。

 また、同種の観光列車。拙作の独逸のガラス電車ET91とも並べてみたい♪

 弊ブログ、2010/06/25 ドイツの電車ET91「Glaserne Zug(ガラス電車)」
 
 7年前の作で、最近は運転の機会もなかったのですが、まだ保管中なのです。
 
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【作品紹介】てりやき様の装甲機関車「フラジャイル」。10幅で両立する装甲と走行!

 この種の車両に詳しくはないので解説しにくいのが申し訳ない。
 ただ、装甲列車用の機関車でここ迄、装甲を固めたものは珍しい。上から下までの完全武装。(補給に難のある)蒸気機関車ですから、第一次大戦から戦間期のものでしょうか。ドイツ系の香りも濃厚です。

 この種の機関車は、編成の先頭ではなく、半ばに入れる使い方をしていたようです。

 余談ですがFragileを英語読みだとフラジール。
 「取扱注意(荷物などの)」って意味になります。
 故障しやすいとか、そういう意味で皮肉めいたあだ名が現場で付いたとか考えますとなんとも味が出てきますよね。兵器はだめな子のほうが愛されるじゃないですか(宮ア駿や岡部いさくの文脈ですよ)


 足回りを覆いつつ、ロッドの可動をおこなう。この両立が凄い!
 そのため10幅になってしまったとのことですが、兵器系は概ねスケールが大きくなる傾向ありますので、その枠の中では違和感も無いでしょう。
 いや、突出部も含めてよくぞ10幅に抑えられた! という感じがします。
(蒸気機関車は6-8幅でも、突出部で最大幅10幅になってしまう事例は少なくないですから)

 で、スタイル。
 この無愛想さ。ゴツさ。そして、適度に表現されたリベット。
 0-8-0の蒸気機関車として破綻してない形状も。ここはきちんと鉄道屋さんが造った、まっとうな機関車でもありましょう。シリンダの膨らみの表現がなかなかニクいのですよ!
 斜めに組み合わされたプレートやタイルのツライチっぷりも高度な技術です。


 外見からはわかりませんが、内部にはMモータを2個並列搭載。
(2個分の出力を1個に合成?)
 自作動力での走行です。また、この機関車内部に電気系もすべて収まってる由。

 それにしても、装甲から見える足回りが素敵すぎます。
 メインロッドとサイドロッドが収まってる! そして、可動する。

 フランジレス黒車輪が恐ろしく高価になってしまったための代用品が黒プーリーですが、これはこれで違和感ありません。軍用機関車らしい特殊な装備にさえ見えてきますよ。


 走行動画です。
 この姿で走ってしまうとは。

 先にも触れましたが、Mモータx2ですからそこそこのパワーあるはず。
 皆様の軍用車両を前後につなげて、大活躍だってしてしまうかもしれません。
 
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2017年02月17日

【作品紹介】火曜オフin名古屋近づいてきました。事前にいろいろ見せちゃう!(もりりん様の写真館も)

 何度かお伝えしておりますが、来週火曜日に迫った「火曜オフin名古屋」がますます凄いことになっています。
 本当に、平日オフなのか?
 この密度は久々です。

 まだ参加は受付しております!
http://twipla.jp/events/240143
 
 夕方18-21時も部屋を借りており、夕食も部屋で済ませてしまう予定ですので、お仕事や学校帰りでも参加(見学)は可能なようです。


 圧巻の配置図(dumi様作図)。
 オレンジやタンでのブランク部分はオリジナルのモジュールです。

 左手に海。左手に側線がある駅部は、きた様の「赤い駅」です。オレンジの基礎板3枚分のスペースですね。
 駅前広場も有り。このプラン自体が一つの作品に見えてくるのですが。無論、かつてのJBF2008やら、ジャパンブリックフェストも相当にすごいことやってた(やってる)のですけども、これ、平日の「普通の地方オフ」なのですよ? 名古屋に行けたよかった!


 立体で見ると。
 高架線が街を囲みます。恰も、シカゴの「L」のように。

 「赤い駅」の前に高架が横切っていくわけですね。
 あと、こうしてみるとタウンホールって製品のままでもインパクトありますね……。


 別角度より。もりりん様の小さめの駅(スターリンゴチック)はタウンホールの左隣。その裏手には留置線が広がります。

 道路上を本線が通る部分がありますが、アメリカだとこういう場所もありますから(サンフランシスコ オークランドなど)、違和感はないことでしょう。


 留置線廻り。街と高架に挟まれた。都会に強引に線路を残す貨物駅か、はたまた電鉄の電留線か? 渡り線に挟まれた空間にはスイッチャーなどが常駐してたら良さげ? 


 高架と道路の位置関係も、良いシーンを作り出すはず!

 道路上で分岐して、「赤い駅」に線路が入ってくシーン、これも魅力的な情景になるでしょう。


 こちらはリアル。きた様の製作中の道路。ロードプレートにタイルや花壇を盛ってここまで装飾。これは期待できます。


 踏切など。


 既に紹介したきた様の「赤い駅」(before)。中央駅。
 当初は二階にも高架線来ることを想定してオープンだったのですが。


 二階も壁面付いてクローズドに。ガラス張りの宮殿!さえを思わせる美しい壁面です。この面もちょっとした名物になりそう。そして1階部の庇も良いアイディア。軽快に、引き締める!


 オリジナルモジュールはいくつも出てくる予定です(もりりん様・きた様)

 その中の一つ。もりりん様の写真館。
「1階は受付、衣装室、更衣室、あとは写真を選ぶセレクトルームで、 2階はスタジオ、 3階は事務室兼作業場、トイレ」とのことです。
 暗室は1階にあったものの、今は更衣室兼物置に転用されているとの設定。

 スタジオの作り込みが、「プロ」(写真の方の!)の仕事です。照明とかホリゾントとか!


 壁面取り外し可能で、上下分割。理想的作りですね。
 やはり、スタジオの作り込みが……。


 最後になりましたが、外観。
 装飾と非装飾のバランスが取れた、美しいハーフサイズモジュール。隣に1.5倍サイズのモジュールと合わせられるようです。

 それにしても、二階スタジオ部の窓を塞いでるのがすごくリアルですね。
詳細こちらです。
 
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2017年02月15日

【作品紹介】続報。しょうたいむ(オリエントP様)の583系。クハネの内部や食堂車内装



 前回記事
http://legotrain.seesaa.net/article/446670871.html

 制作過程ではありますが、続報です。
 いざ完成してしまうと、大量の情報を前に記事を書くのが辛くなり、紹介のタイミング逸する虞れあるため……いやいや。
 良い作品は早く、かつゆっくり拝見しちゃいじゃないですか。
 完成待ちもとい完結待ち、「単行本待ち」なんかは出来ませんよ?


 これは何かというと、クハネ581形の運転台直後の機器室です。
 補助電源(冷房とか照明とか)用の電動発電機(直流を交流200Vに変換)が置かれてました。こんなところまで精密に、まるで博物館の展示品のクオリティで作り込まれています。
 運転台背後の仕切り壁。消火器まで。


 モハネ582 二両目の制作過程。こちらは模型としての動力車となる由。
 PFトレインモータx2搭載とのこと。ただ、7幅フルスケール・フルインテリアは2Mでも苦しいようです。動力車の増強も必要となるのでしょうか?


 先のクハネ581形も車体外形が完成に。
 左はクハネ583形。機器室の有無が相違点です。クハネ583形のほうが少数派でしたが、現在残っている秋田車は前後ともクハネ583形です。一方で「きたぐに」用はクハネ581形に統一されていました。

 現物合わせで試行錯誤されたという、運転台窓から屋根への三角形のラインが美しいです。スケート靴ブレード使った上部ドアレールも良い効果です。


 運転台内部。ここまで作り込み。右手は先の機器室。


 こちらからは、食堂車サシ581形。

 食堂車は編成の丁度真ん中に連結されることから、編成を分割して回送や入替えできるよう簡易運転台付きのことが多い。この作品でも作り込まれている由。内部まで!


 左は食堂。7幅故に左右に座席が並び、そしてフィグの着席もできる。
 壁面の時計も印象的ですね。

 右は厨房から食堂を見たところ。このリアルな目線と視線。

 サシ581形は<<続きを読む>>
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2017年02月14日

【作品紹介】g@ひたひた様のJR西日本 キハ127/キハ122形(CAD)。インテリアの革命? そしてLDDの限界?

 JR西日本キハ127系気動車は2009年に導入された、姫新線の輸送改善事業に伴う車両。最高速度100km/hというローカル線向けらしからぬハイスペックを誇ります。機関は1両ごとに450ps。
 車体形状はJR西日本の標準……ということで223系電車に近いものですが、2扉で広窓が並ぶ車体は一般型として信じがたく、魅力的なものでしょう。
 車内は1-2配置の転換クロスです。これ自体は西では珍しくないですが、電車の狭窓よりもどこか豪華に見えるのです(日除けのこととか考えると、狭窓のメリットもあります)。2ドアなのも地方線区向けとして合理的でしょうか。気動車で3ドアはやはり車体強度面で不利(=コストアップ)になるでしょうから。

 形式は片運転台のキハ127形と、両運転台のキハ122形。
 現在は姫新線の固有形式ですが、ほぼ同形車がえちごトキめき鉄道ET122形として導入されています。


 g@ひたひた様の作品。全長42ポッチ。
 側窓が今時珍しく? トレイン窓採用。LDDだとわかりにくいのですが、横ピラーもあってキハ127系の、どこか欧州ムードの側窓の印象に近いのですね。

 ただ、3x2のハーフトレイン窓は新灰もそこそこ供給されており入手も現実的な価格で可能ですが、3x4の窓は旧灰しか存在しません。ポチスロ他車体の構成部品を考えると全体を旧灰で作るのも難しそうであり、ここは、窓まわりのみ旧灰にするような割り切りは必要かも知れません。ステンレス車も実物見ると部分分によって色あいや表面仕上げは異なっていたりします。違和感はないと思うのですが。


 両運転台のキハ122形。大仰なトイレ部の窓無部は西日本のローカル専用車両によく見られます。
 
 細かく見ていきましょう。
 台車はΦ1丸プレート裏面を利用して、近年のボルスタレス台車らしさを表現しています。床下機器も精密。ここはあとで別アングルから。

 乗務員ドアの色替え(新濃灰)も近年のステンレス無塗装車だと使える表現ですね。
 屋根おでこのJRアンテナも外せません。やや大仰な印象はありますが。

 車内にはチラリちらりとシートが。このシートが新機軸です。


 ミニフィグ着席を片サイドのみに割切、一人かけ側はダミーに。
 リアル感と、フィグスケールの共存として、この手法があったか! という感じです。6幅でインテリア作るときの、座席が1列しか無い非合理というか理不尽をいくらか和らげる効果効能はあるのですね。無論、座れないシートへの反論もありえましょうが。
(もちろん、インテリア割愛しちゃうよりは素晴らしいことです)


 もうひとつリアルの極み。床下機器。
 機器固有の細密さはもちろん。艤装を0.5プレート単位で行い、密度も持たせています。機器の高さを5プレート程度に抑え、最大でも6プレート相当にしているのも注目でしょう。重すぎると、車両全体の印象も激重になってしまい逆効果ですから。

 なお、ボルスタレス台車の構造もわかります。


 連結面の印象。縦長の貫通扉。妻面窓も、JR西日本のローカル線用車両の特徴です。




 最後になりましたが、前頭部。
 
 実車の「吊り目」な印象をフォローした印象です。
 奥が一次案か? 前頭部の角度をミニマムにしたもの。貫通扉部で0.25ポッチ分の張り出しです。少ないようにみえて、この分量の張り出しは薬師山氏のキハ52(拙作キハ55)でも行っており、平面に対する効果は大きいのです。

 手前は二次案か? 前頭部の角度をやや大きく。貫通扉部で0.5ポッチ分の張り出し。

 どちらが印象に近いか。なかなか難しいですね。そして、こういう微妙な形状の把握に関してはLDDは未だ実物現物での制作に追いついていないことも分かろうと。

 LDDですと、どうしても実物よりも稜線が強調されてしまいます。そして現物を見たときの滑らかさの自然補正(人間の脳内補正)が効きません。キハ127系の印象は個人的にはもっと滑らかなはずなのですが……。
 しかし、g@ひたひた様のモデルも現物化されたらきっと流麗に見えるはず?

 あとはモデラーの好みもありますかも?
 個人的には輸送機械(鉄道車両・自動車)の吊り目デザインは余り好みではないのですが、キハ127系は実に微妙なところで、解釈によっては225系的な吊り目にも見え、はたまた223系のような大人しい顔つきにも見える。
 その意味で、案外難しく、そして「面白い」題材なのかもしれません。
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする