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2017年02月24日

【作品紹介】レゴ5udon様の大井川鐵道井川線編成。大胆な動力システム。

 大井川鐵道井川線は1067mm軌間でありながら、車両限界は762mmの軽便鉄道並(近鉄→三岐のナローよりも車両限界小さい)という特異な路線です。
 全列車がディーゼル機関車の牽引・推進で運行。
 途中には日本で唯一のラック式(アブト式)区間も存在。

 元来は電源開発のために中部電力が建設したもの。今も、中部電力の補助で運行が行われています。

 黒部峡谷鉄道と類似点は多いのですが、こちらは通年運行という違いあり。ただ、観光路線としての営業は黒部峡谷鉄道さんほど上手で無いのが、ちょっともどかしい。
(黒部峡谷ほどの秘境ではないのが、観光面での弱さ……?)

 客車は1950年代に作られたものから、21世紀に入ってからの新造車まで。
 ディーゼル機関車DD20形は1982-1985年に製造されたもの。6両。
 他に1991年製のラック式電機 ED91が3両です。

 これまでにレゴトレインでの作品がなかった……と申したいところですが、2013年にかう゛ぇ様のDD107(1963年製。1986年廃車で保存中)の作品がありました。
http://legotrain.seesaa.net/article/347082156.html

 よく特徴を捉えたモデル。但し、動力なしのダミーです。
 無論、9Vでも動力化は困難な題材ですが。


 レゴ5udon様の記事はこちら
https://5udon.blogspot.jp/2017/02/0311.html


 通常トレインよりも大きなスケールでの再現です。ガチで作ると4-5幅になり、いろいろ大変ですからね。
 8幅と合わせるとスケールも揃いましょう。この割切は嵯峨氏の黒部峡谷鉄道シリーズに共通しますが、車体幅に対する軌間の広さという意味で、井川線のほうが向いているのかも知れません。


 機関車はDD20型です。ロープロファイルの表現に気を配った作品であり、車高全体も低ければ台車高さも低い。実にDD20らしいというか、井川線らしいと申しますか。

 前面は微妙な傾斜ついていますが割愛。しかしそれほど気になりません。それよりも台形屋根と飛び出たひさしの表現が印象的です。手すりやバックミラーも、この種の題材だと効果が大きいのですね。

 で、言うまでもなくダミーではなく。


 ぎりぎり収まるPF電池box。


 駆動輪。

 この種の車両で、小径車輪を回す動力システムと申せば、先日の6n2b2c様のエボルタ電車(ゴムタイヤで小径車輪を回転させる)が思い出されるところですが
http://legotrain.seesaa.net/article/446714439.html
 また、異なるシステムです。

 直接ゴムタイヤで動かしてしまう。しかし突飛なものでもなく、実物の軌陸車にはこの駆動システムのものもありますし、ミャンマーのレールバスにもこのシステムはあるのだとか。


 動力系です。ベベルギア。


 さて。機関車内に電池boxは搭載しているものの、モーターと受光ユニットは1両目の客車に分散搭載です。それゆえ、連結はフレキシジョイントによるもの。実に大胆。
 ただ、重量物の電池を動力車に持ち込むのは筋の良い技術でありましょう。牽引力は期待できますから。


 客車。スロフ300形。1960年代から2011年まで延々と製造続くこの客車ですが、これは1970-80年代製造のタイプですね。大きな下降窓で視界も良好。
 このモデルでは先に触れたよう、モーターと受光ユニットが分割搭載されています


 客車。クハ600形。正確には制御車ですが。1991年のアブト式区間登場にともなう運行方式の変更により生まれたもの。必ず井川寄りの先頭に立ちます。

 シャンパ栓やスカートが物々しいです。屋根は台形屋根で、スロフとは区別化されてる由。


 クハ600の側面。窓数省略なしのフルスケール?です


 こちらは半展望車。スロフ300形316号(1両のみの希少車です!)。 展望側の手すり表現の細かさ!<<続きを読む>>
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【作品紹介】sato様のスシ25形食堂車落成。8幅フルスケールのトワイライトエクスプレス 5連化


 1月の福井オフで皆をあっと驚かせた、sato様の8幅フルスケールのトワイライトエクスプレス。電源車-サロンカー-A寝台-A寝台の4両ですごいボリュームでしたが、待望の食堂車も落成です。

 スシ25形はトワイライトエクスプレスの運行に合わせ、余剰休車中であったサシ481・サシ489形を大規模改造したもの。一度、函館行「日本海」用に整備したあと、トワイライトエクスプレスの企画に合わせて更に豪華改造しています。
 電車→客車の改造というのは「北斗星」のスシ25形にも共通しますし、「なは」のオハ25形もありました。国鉄末期からJR初期という「楽しかった時代」がゆえの、戦災復旧車以来の特異な車種転換でもあります。強引に申せば「鋼製雑形客車」の末裔だったのかもしれません。

 もとが電車のため、車高の低さが目立つ存在でした。
  

 もちろん、8幅でフルスケールです。
 特徴的なフォルム。食堂車らしい窓配置。フルスケールゆえ省略もありません。
 屋根上の冷房装置は旧式ながら美しかったAU12。ベンチレータ類も効果的です。

 そして、水タンクの目立つ床下機器。
 台車が電車タイプらしくないのはちょっと残念ですが。


 通路側。通路部窓はクリアのほうが良かったかも知れません。
 横組みは全体として避けているのは、一つの見識でしょう。


 そして、sato様作品では初めてですがインテリアの再現もあり。
 8幅ゆえ、食堂座席は左右1列づつ。
 厨房は通路1幅取り、厨房内4幅です。これなら作り込める♪


 厨房。左からストッカ、調理台。流し。実物の配置に近いのです。
 灰色メインなのも、近代形食堂車のステンレスな内装らしいのです。


 食堂部。フルコースのディナーを供したあの空間。
 暖色系の配色に豪華さが十分感じられます。
 ちらちちらり見えるコードは?


 厨房別角度より。作り込みがわかります。


 食堂部別角度より。一部ミニフィグが座れない席があるため、暫定的に横に座れせてるのも楽しげで良いですね。




 社外品ライトアップパーツにより、テーブルランプが点灯します。
 「Liteupbrick」は国内にも扱業者があることから、普及が一気に進んでる感。

 走行すると、効果は絶大でありましょう。
 

 トワイライトエクスプレスの5両編成+機関車は3月25-26日、池袋の鉄道模型芸術祭でのお披露目を予定しています。あと1ヶ月、楽しみなのです。
(8幅の機関車などお持ちの方! 合わせるチャンスですよ)
 
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2017年02月23日

【作品紹介】エース君パパ様の、片上鉄道キハ301 完成。「良い塩梅」

 先にCADを紹介させていただいた、エース君パパ様の片上鉄道キハ301がほぼ完成です。 
 いや、CADの地点で完成まで障害も多かろうと予想していたのですが、見事に完成なのです。思っていたよりも、早く。

 前回記事:同和鉱業片上鉄道キハ303。全面4枚窓気動車への挑戦(CAD)


 戦前気動車特有の前面4枚窓を見事に再現。
 幕板と腰板は実物よりも丸みが強調されていますが、前面窓は実物よりも角味が強い。中和されて文字通りの「良い塩梅」に。

 全体に漂う、何処とも言えず華奢な印象は旧型気動車ならではのもの。
 窓は小さめなのですが、それが重厚さ……になるのは塞がれております。

 前から車軸の見える台車は印象的ですね。気動車の軽快さを感じさせるが如く。通常車輪だとこの種の気動車には「重厚過ぎる」のかもしれません。台車枠の薄アームも効果的と言えましょう。バーフレームらしさが顕れる。

 また、大きくステップを貼り下げつつも標準カーブも通過できる性能です。これも通常車輪には出来ないことですよね。


 側面、シルヘッダと窓柱を意識させる組み方。窓は1x2タイル。
 まさか実現するものとは……。ただの横組みを超えた新表現の実現は画期的なことです。内部構造は複雑そうですが、動力系の有無は気になるところ……。
 ただ、写真右の台車に注目! ベベルギアが見えます。

 動力系、いかなる魔法が叶えているのでしょうか?

 なお、窓数はCADよりも減らされています。全長で34ポッチが27ポッチに。しかし、実車は全長16m未満ですので、これで正解な気がします。
 ともあれ、題材といい、表現といい。一つのエピックになる作品でしょう。
 
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【作品紹介】エース君の24系25形客車。王道たるブルートレイン。/EF65 1000番台の改良も

 先に発表された、EF65 1000番台(PF形)に合わせた客車です。

 EF65 1000番台+24系25形というと1970年代末の「ブルートレインブーム」の中核にして王道。交差式パンタのPFも、二段寝台の25形は当時の最新鋭であったのでした。


 一気に、客車4両も。白帯ゆえ、24系?か14系?かとも思いましたが、「なは」のヘッドマークと車端部形状から24系25形と判断させていただきます。

 なお、EF65も前回記事では(主に東北仕様だった)通常パンタ機でしたが、今回、交差式パンタに換装された模様。好みの問題もありますけど、PFには交差式パンタの方が似合う気がします。特に東海道・山陽筋の特急旅客牽引機に関しては。

 また、前回記事で指摘させていただいた問題点。オーバーハングが長いことが是正されてスカートと前後台車の距離が締まった感じになっています。それによって余った2ポッチ分で中間台車のホイルベースも前後台車と揃う。装飾も同様に。

 ものすごく、EF65らしくなったと!

 比較の意味で、前回画像です。やはりオーバーハングの長さが気になりますよね?
 前後台車の装飾は効果的でしたが、中間台車にも欲しいところでした。
 B-2-Bではなく、B-B-Bらしく!



 オハネフ25 100番台車。
 14系以来の折妻を廃して実用的な切妻に改めたもの。賛否は別れた形状でしたが、これはこれでシンプルな美しさがありました。折妻の0番台車よりも先に引退してしまいましたが……。

 屋根肩の丸みであったり、縦長の妻窓が雰囲気を出しています。幌枠表現はエース君の得意技でもあり。
 ジャンパ栓の表現も頑張っていますね。ただ、ダミーカプラーはもう少し大きめのほうがバランス良いかもしれませんが。


 側面。オハネフ25とオハネ25。
 ブルートレインらしい重厚さは感じさせます。100番台車は寝台側と通路側で窓サイズが違うのですが、流石に寝台側の小さな窓の表現は難しいでしょうか?

 「なは」だと、後日は個室寝台各種やら、座席車スハ25が入ったり賑やかな編成になり、2008年の終焉を迎えています。
 客車の形式別作りわけという楽しみ、まだまだ残されておりましょうね。無論、国鉄時代全盛期の、シンプルな編成も悪くないものですが。エース君の好みはどちらなのでしょう……?
 そうそう、電源車も忘れてはなりません。作ると楽しいものです。
 カニ24は切妻の100番台か、0台の折妻か。はたまたカヤ24やカニ25という絡め手もあります(「なは」には使われてないですが。まぁそこはご愛嬌で)。

 加えて、客車があれば機関車も作りやすくなります。
 EF65 1000番代という王道の次も気になるところです。人気のDD51やEF81も良いのですが、案外手付かずのEF76とか面白いかも知れません?
 
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2017年02月22日

【作品紹介】アイン様の、フランス国鉄X4200形「オートライユ パノラミック」

 フランス国鉄 X4200形は1959年に10両が製造された、展望気動車。
 車両中央床下に大型ディーゼルエンジン(なんと800馬力)を搭載。その上を展望客室にしたアイディア車両です。景勝地の団体貸切用?として用いられた由。また、大馬力を活かして気動付随車を牽く運用もあったようです。

 1985年に退役していますが、まだ動態保存車はいる模様。
 ただ、SNCFに同類の後継車種はなく。セッテベッロやラインゴルトのドームカーもそうなんですけど、どうもこの種の車両は欧州各国では長続きしないのが残念(一代限りで、後継車が続かない……)。
 その意味で、代を重ねながら進化してく小田急ロマンスカーや近鉄ビスタカーの伝統って、日本が世界に誇っていいもののような気がしてきました。

 アイン様の記事こちら。
http://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40256236.html




 先に申しておくと、前面窓の傾斜を省略されてるのが、余りに惜しい!
 他が良いだけに、そこが惜しいのです。キャノピーやスロープを使う素直な方法でも、パネルなどを傾斜させる捻くれた方法でも、前面窓の傾斜さえあれば……。答えは幾通りもありましょうか。(2本のセンターピラーとの両立も考えるといろいろ難しくなってきそうですけども)

 しかし、他は完璧。
 前面の丸み。ヘッドライトの間に円ブロックを入れてしまう。やや誇張されていますがそれがスマートさと彫りの深さに繋がってる。スカートやバッファ廻りも良い塩梅です。
 肝心の展望室はヒンジを使って側面傾斜を表現。


 側面より。全長は30ポッチ。
 前後客室と、展望室のバランスが良いのですね。


 トレーラーを牽いて。
 通常の客車と比較して、X4200の車高の低さがわかります。フランス国鉄のオートライユそのものが低車高・低重心でしたので、x4200もその文脈で生まれたことがうかがえようと。


 オーストリアの電車列車に併結されて。
 流石にこの編成の記録はありませんが、昔の欧州各国の列車・編成は今の基準で言えば「なんでもあり」「道理引っ込めて無理を通す」とこありましたので違和感はなく。似合ってます。
 イタリアでは電車(ETR250)+気動車(TEE)の併結もありましたし、特急電車が気動車(それも展望車)牽引してたというと、485系「雷鳥」+キロ65「ゆうとぴあ和倉」とかも思い出されるところです。


 同じ時代の欧州の車両同士、雰囲気が揃うのです。
 やはりX4200の低車高が際立ってますね。基本が良くできた作品と言えましょう。

 また、同種の観光列車。拙作の独逸のガラス電車ET91とも並べてみたい♪

 弊ブログ、2010/06/25 ドイツの電車ET91「Glaserne Zug(ガラス電車)」
 
 7年前の作で、最近は運転の機会もなかったのですが、まだ保管中なのです。
 
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【作品紹介】てりやき様の装甲機関車「フラジャイル」。10幅で両立する装甲と走行!

 この種の車両に詳しくはないので解説しにくいのが申し訳ない。
 ただ、装甲列車用の機関車でここ迄、装甲を固めたものは珍しい。上から下までの完全武装。(補給に難のある)蒸気機関車ですから、第一次大戦から戦間期のものでしょうか。ドイツ系の香りも濃厚です。

 この種の機関車は、編成の先頭ではなく、半ばに入れる使い方をしていたようです。

 余談ですがFragileを英語読みだとフラジール。
 「取扱注意(荷物などの)」って意味になります。
 故障しやすいとか、そういう意味で皮肉めいたあだ名が現場で付いたとか考えますとなんとも味が出てきますよね。兵器はだめな子のほうが愛されるじゃないですか(宮ア駿や岡部いさくの文脈ですよ)


 足回りを覆いつつ、ロッドの可動をおこなう。この両立が凄い!
 そのため10幅になってしまったとのことですが、兵器系は概ねスケールが大きくなる傾向ありますので、その枠の中では違和感も無いでしょう。
 いや、突出部も含めてよくぞ10幅に抑えられた! という感じがします。
(蒸気機関車は6-8幅でも、突出部で最大幅10幅になってしまう事例は少なくないですから)

 で、スタイル。
 この無愛想さ。ゴツさ。そして、適度に表現されたリベット。
 0-8-0の蒸気機関車として破綻してない形状も。ここはきちんと鉄道屋さんが造った、まっとうな機関車でもありましょう。シリンダの膨らみの表現がなかなかニクいのですよ!
 斜めに組み合わされたプレートやタイルのツライチっぷりも高度な技術です。


 外見からはわかりませんが、内部にはMモータを2個並列搭載。
(2個分の出力を1個に合成?)
 自作動力での走行です。また、この機関車内部に電気系もすべて収まってる由。

 それにしても、装甲から見える足回りが素敵すぎます。
 メインロッドとサイドロッドが収まってる! そして、可動する。

 フランジレス黒車輪が恐ろしく高価になってしまったための代用品が黒プーリーですが、これはこれで違和感ありません。軍用機関車らしい特殊な装備にさえ見えてきますよ。


 走行動画です。
 この姿で走ってしまうとは。

 先にも触れましたが、Mモータx2ですからそこそこのパワーあるはず。
 皆様の軍用車両を前後につなげて、大活躍だってしてしまうかもしれません。
 
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2017年02月17日

【作品紹介】火曜オフin名古屋近づいてきました。事前にいろいろ見せちゃう!(もりりん様の写真館も)

 何度かお伝えしておりますが、来週火曜日に迫った「火曜オフin名古屋」がますます凄いことになっています。
 本当に、平日オフなのか?
 この密度は久々です。

 まだ参加は受付しております!
http://twipla.jp/events/240143
 
 夕方18-21時も部屋を借りており、夕食も部屋で済ませてしまう予定ですので、お仕事や学校帰りでも参加(見学)は可能なようです。


 圧巻の配置図(dumi様作図)。
 オレンジやタンでのブランク部分はオリジナルのモジュールです。

 左手に海。左手に側線がある駅部は、きた様の「赤い駅」です。オレンジの基礎板3枚分のスペースですね。
 駅前広場も有り。このプラン自体が一つの作品に見えてくるのですが。無論、かつてのJBF2008やら、ジャパンブリックフェストも相当にすごいことやってた(やってる)のですけども、これ、平日の「普通の地方オフ」なのですよ? 名古屋に行けたよかった!


 立体で見ると。
 高架線が街を囲みます。恰も、シカゴの「L」のように。

 「赤い駅」の前に高架が横切っていくわけですね。
 あと、こうしてみるとタウンホールって製品のままでもインパクトありますね……。


 別角度より。もりりん様の小さめの駅(スターリンゴチック)はタウンホールの左隣。その裏手には留置線が広がります。

 道路上を本線が通る部分がありますが、アメリカだとこういう場所もありますから(サンフランシスコ オークランドなど)、違和感はないことでしょう。


 留置線廻り。街と高架に挟まれた。都会に強引に線路を残す貨物駅か、はたまた電鉄の電留線か? 渡り線に挟まれた空間にはスイッチャーなどが常駐してたら良さげ? 


 高架と道路の位置関係も、良いシーンを作り出すはず!

 道路上で分岐して、「赤い駅」に線路が入ってくシーン、これも魅力的な情景になるでしょう。


 こちらはリアル。きた様の製作中の道路。ロードプレートにタイルや花壇を盛ってここまで装飾。これは期待できます。


 踏切など。


 既に紹介したきた様の「赤い駅」(before)。中央駅。
 当初は二階にも高架線来ることを想定してオープンだったのですが。


 二階も壁面付いてクローズドに。ガラス張りの宮殿!さえを思わせる美しい壁面です。この面もちょっとした名物になりそう。そして1階部の庇も良いアイディア。軽快に、引き締める!


 オリジナルモジュールはいくつも出てくる予定です(もりりん様・きた様)

 その中の一つ。もりりん様の写真館。
「1階は受付、衣装室、更衣室、あとは写真を選ぶセレクトルームで、 2階はスタジオ、 3階は事務室兼作業場、トイレ」とのことです。
 暗室は1階にあったものの、今は更衣室兼物置に転用されているとの設定。

 スタジオの作り込みが、「プロ」(写真の方の!)の仕事です。照明とかホリゾントとか!


 壁面取り外し可能で、上下分割。理想的作りですね。
 やはり、スタジオの作り込みが……。


 最後になりましたが、外観。
 装飾と非装飾のバランスが取れた、美しいハーフサイズモジュール。隣に1.5倍サイズのモジュールと合わせられるようです。

 それにしても、二階スタジオ部の窓を塞いでるのがすごくリアルですね。
詳細こちらです。
 
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2017年02月15日

【作品紹介】続報。しょうたいむ(オリエントP様)の583系。クハネの内部や食堂車内装



 前回記事
http://legotrain.seesaa.net/article/446670871.html

 制作過程ではありますが、続報です。
 いざ完成してしまうと、大量の情報を前に記事を書くのが辛くなり、紹介のタイミング逸する虞れあるため……いやいや。
 良い作品は早く、かつゆっくり拝見しちゃいじゃないですか。
 完成待ちもとい完結待ち、「単行本待ち」なんかは出来ませんよ?


 これは何かというと、クハネ581形の運転台直後の機器室です。
 補助電源(冷房とか照明とか)用の電動発電機(直流を交流200Vに変換)が置かれてました。こんなところまで精密に、まるで博物館の展示品のクオリティで作り込まれています。
 運転台背後の仕切り壁。消火器まで。


 モハネ582 二両目の制作過程。こちらは模型としての動力車となる由。
 PFトレインモータx2搭載とのこと。ただ、7幅フルスケール・フルインテリアは2Mでも苦しいようです。動力車の増強も必要となるのでしょうか?


 先のクハネ581形も車体外形が完成に。
 左はクハネ583形。機器室の有無が相違点です。クハネ583形のほうが少数派でしたが、現在残っている秋田車は前後ともクハネ583形です。一方で「きたぐに」用はクハネ581形に統一されていました。

 現物合わせで試行錯誤されたという、運転台窓から屋根への三角形のラインが美しいです。スケート靴ブレード使った上部ドアレールも良い効果です。


 運転台内部。ここまで作り込み。右手は先の機器室。


 こちらからは、食堂車サシ581形。

 食堂車は編成の丁度真ん中に連結されることから、編成を分割して回送や入替えできるよう簡易運転台付きのことが多い。この作品でも作り込まれている由。内部まで!


 左は食堂。7幅故に左右に座席が並び、そしてフィグの着席もできる。
 壁面の時計も印象的ですね。

 右は厨房から食堂を見たところ。このリアルな目線と視線。

 サシ581形は<<続きを読む>>
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2017年02月14日

【作品紹介】g@ひたひた様のJR西日本 キハ127/キハ122形(CAD)。インテリアの革命? そしてLDDの限界?

 JR西日本キハ127系気動車は2009年に導入された、姫新線の輸送改善事業に伴う車両。最高速度100km/hというローカル線向けらしからぬハイスペックを誇ります。機関は1両ごとに450ps。
 車体形状はJR西日本の標準……ということで223系電車に近いものですが、2扉で広窓が並ぶ車体は一般型として信じがたく、魅力的なものでしょう。
 車内は1-2配置の転換クロスです。これ自体は西では珍しくないですが、電車の狭窓よりもどこか豪華に見えるのです(日除けのこととか考えると、狭窓のメリットもあります)。2ドアなのも地方線区向けとして合理的でしょうか。気動車で3ドアはやはり車体強度面で不利(=コストアップ)になるでしょうから。

 形式は片運転台のキハ127形と、両運転台のキハ122形。
 現在は姫新線の固有形式ですが、ほぼ同形車がえちごトキめき鉄道ET122形として導入されています。


 g@ひたひた様の作品。全長42ポッチ。
 側窓が今時珍しく? トレイン窓採用。LDDだとわかりにくいのですが、横ピラーもあってキハ127系の、どこか欧州ムードの側窓の印象に近いのですね。

 ただ、3x2のハーフトレイン窓は新灰もそこそこ供給されており入手も現実的な価格で可能ですが、3x4の窓は旧灰しか存在しません。ポチスロ他車体の構成部品を考えると全体を旧灰で作るのも難しそうであり、ここは、窓まわりのみ旧灰にするような割り切りは必要かも知れません。ステンレス車も実物見ると部分分によって色あいや表面仕上げは異なっていたりします。違和感はないと思うのですが。


 両運転台のキハ122形。大仰なトイレ部の窓無部は西日本のローカル専用車両によく見られます。
 
 細かく見ていきましょう。
 台車はΦ1丸プレート裏面を利用して、近年のボルスタレス台車らしさを表現しています。床下機器も精密。ここはあとで別アングルから。

 乗務員ドアの色替え(新濃灰)も近年のステンレス無塗装車だと使える表現ですね。
 屋根おでこのJRアンテナも外せません。やや大仰な印象はありますが。

 車内にはチラリちらりとシートが。このシートが新機軸です。


 ミニフィグ着席を片サイドのみに割切、一人かけ側はダミーに。
 リアル感と、フィグスケールの共存として、この手法があったか! という感じです。6幅でインテリア作るときの、座席が1列しか無い非合理というか理不尽をいくらか和らげる効果効能はあるのですね。無論、座れないシートへの反論もありえましょうが。
(もちろん、インテリア割愛しちゃうよりは素晴らしいことです)


 もうひとつリアルの極み。床下機器。
 機器固有の細密さはもちろん。艤装を0.5プレート単位で行い、密度も持たせています。機器の高さを5プレート程度に抑え、最大でも6プレート相当にしているのも注目でしょう。重すぎると、車両全体の印象も激重になってしまい逆効果ですから。

 なお、ボルスタレス台車の構造もわかります。


 連結面の印象。縦長の貫通扉。妻面窓も、JR西日本のローカル線用車両の特徴です。




 最後になりましたが、前頭部。
 
 実車の「吊り目」な印象をフォローした印象です。
 奥が一次案か? 前頭部の角度をミニマムにしたもの。貫通扉部で0.25ポッチ分の張り出しです。少ないようにみえて、この分量の張り出しは薬師山氏のキハ52(拙作キハ55)でも行っており、平面に対する効果は大きいのです。

 手前は二次案か? 前頭部の角度をやや大きく。貫通扉部で0.5ポッチ分の張り出し。

 どちらが印象に近いか。なかなか難しいですね。そして、こういう微妙な形状の把握に関してはLDDは未だ実物現物での制作に追いついていないことも分かろうと。

 LDDですと、どうしても実物よりも稜線が強調されてしまいます。そして現物を見たときの滑らかさの自然補正(人間の脳内補正)が効きません。キハ127系の印象は個人的にはもっと滑らかなはずなのですが……。
 しかし、g@ひたひた様のモデルも現物化されたらきっと流麗に見えるはず?

 あとはモデラーの好みもありますかも?
 個人的には輸送機械(鉄道車両・自動車)の吊り目デザインは余り好みではないのですが、キハ127系は実に微妙なところで、解釈によっては225系的な吊り目にも見え、はたまた223系のような大人しい顔つきにも見える。
 その意味で、案外難しく、そして「面白い」題材なのかもしれません。
 
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2017年02月13日

【作品紹介】yamatai様の国鉄型客車4(CAD)。鋼体化客車オハ61と、客車改造気動車キハ40系初代。

 前回記事
 yamatai様の国鉄客車群(cad)。スハ43・スニ40・スニ41・マニ37他
 http://legotrain.seesaa.net/article/446745155.html

 yamatai様の国鉄型客車。続報(CAD)。スハネ16・オハネフ12・スロ62
 http://legotrain.seesaa.net/article/446869376.html

 yamatai様の国鉄型客車。続々報(CAD)。オロネ10・マニ36他/EF62と編成例
 http://legotrain.seesaa.net/article/446885053.html


 LDDならではのスピード感? 但し、yamatai様の設計は量産への配慮もあるものゆえ、実制作も案外スピーディに進むかも?しれません。
 32ポッチ級6幅というのは、量産性には秀でてる規格ですからね。サクッとたくさんの形式揃えられる!


 オハ61形。鋼体化客車。

 鋼体化とはなんぞや。
 安全面で問題の多い木造客車は戦後しばらくまでたくさん残っていました。
 それらを1949年より「全車」を鋼製車に作り変える大事業。台枠と台車。一部機器。内装材(座席など)を再利用して、車体は新造というものです。系列全体で3000両近くに及びます。
 1956年まで改造が続き、これによって木造客車は営業用としては一掃されたのでした。これは欧州各国国鉄(独・仏・伊など)に先駆けるものであり、当時の日本国有鉄道が誇ってもよい偉業でしょう。
 
 主要形式は三等車。オハ60・オハフ60・オハ61・オハフ61。この他に合造車や荷物車等。少数ながら優等車も。
 活躍は言うまでもなく全国全土に及びました。稚内から鹿児島まで。

 偉業ではありましたが、当時の最低限の三等車です。
 座席ピッチは1300mm程度(スハ32やオハ35、スハ43が1470mm。……E231系が1500mm)でかなり狭いもの。座席の背は直角で木製。各部の仕上げも最低限
 戦後の貨車にも客乗せていたり、戦災復旧の70系客車に比べれば遥かに上等な車でこそありましたが、当時新製のスハ43や後継のナハ10に比べて劣る車であったのは言うまでもなく。ゆえに、普通列車が主な用途でしたし、普通列車の電車化・気動車化が進むと余剰化も早かった。
 それでも国鉄末期。1985年頃までは結構残っていたものです。

※:この車での定員乗車(ボックスに4人)は苦しかったでしょう。後世の701系のような全ロングシートの普通列車とどっちがマシ? いやロングシートの方こそ、大正から昭和初期の2等車なのかもしれず。オハ61は紛れもない3等車ですからねぇ。
 仮説ですが。701系などの導入線区。オハ61から直に701系だったらサービスアップで両手で歓迎されたかも? 間にスハ43とか50系とか上等な車があったので、サービスダウンで叩かれましたが。
 あ、それでも地方線区のロングシートは反対です。巫山戯るな導入担当者は地獄に墜ちやがれ。自家用車と特急新幹線利用不可の刑に処すぞ!



 さて。yamatai様の作品です。
 スハ43のボツ案で、窓柱を2プレートとして窓ピッチの詰まっていたモデルの「再利用」。しかし、スハ43と並べてみると、窓が詰まってて如何にも定員の多そうな詰込仕様の客車であることが窺えましょう。良い意味でのびんぼ臭さと申しますか、今の観点で見ると味のある車両か?

 普通列車として、オハ35等と混ぜて編成するとリアルでしょうか。
 引っ張る機関車は妙に上等なものでなければなんでも似合いそう。蒸機ならC11・C12・8620・末期のC57辺り。ディーゼルはDD51よりもDF50・DE10か。電機だとED71・ED75。はたまた暖房車付けてEF13とか。
 でも、EF64やEF58、EF81あたりとなると「贅沢」かも。無論、牽引例はあるはずですが。

 私鉄払い下げはなかったものの、北海道の炭鉱私鉄では似たような姿の鋼体化客車が導入されてた由。怪しげな古典機との組み合わせだってイケるでしょう。


 ドアは開状態。普通列車で特に夏場だとドア開けっ放しで走る列車は珍しくもなかったのです。こんな状態は1986年頃、旧型客車がほぼ定期列車から引退するまでのこと。

 レゴ的にはドアを作る手間と、ドアがないぶんデッキ内部も体裁を整える手間で悩むところですね。でも、編成に変化がついて望ましいと思います。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 オハ61とくれば、客車改造気動車のキハ40系初代も。
 
 1960-1962年に片運転台のキハ45を5両、両運転台のキハ40を3両、エンジンなしのトレーラ キクハ45を3両、客車そのままの姿のキサハ45を?両改造したもの。キクハ45以外は北海道で使われた由。

 気動車不足で、それなら余剰のスハフ61・スハ61にエンジン載せたり制御回路通したりと魔改造すれば不足を補えるかと思いきや。客車はもともとが気動車車体よりも重く、出力不足などで成功作とはいえず。少数派のまま、1971年までに全車廃車されてしまいました。台車はDT22、エンジンはDMH17Hとキハ28並の新品が奢られ? キハ17系などよりは上質な車だったはずなのですが。



 片運転台の基幹型式? キハ45形。後に二代目キハ45の登場にあわせてキハ09と改称。もう機械式気動車や電気式気動車同等の「雑形」扱い(苦笑)。

 客車のままの平面顔に前面窓とヘッドライトを埋め込んだ何とも言えないユニークな顔つき。キハ45に関しては車体は大きく弄らず、車掌室をそのまま運転台化しています。

 yamatai様の作品も、上記オハ61形ベース。
 ウインドシルヘッダは色差表現で、ダークタン。雨樋も同じくダークレッド。
 客車改造車らしい、重苦しさが伝わってきますね。

 ステップも張り下げ。ここは台車マウント方式です。
 
 正面窓は2x2。実物の寸法はキハ20などと同じなのでこれで正解か? ただ貫通扉の窓は飛行機窓2x2か、横組の方がそれらしいかも?


 サイドビュウ。
 床下はオハ61のままですが、気動車らしく作りこんだら楽しそうです。
 また、台車も片方TR11、片方DT22という前後違う仕様にしたら更に楽しく?

 なお、制御車キクハ45もスタイルは近いです。外吊り自動扉など更に魔改造も入ってますが。表現できたら楽しそうですよね?


 両運転台のキハ40。後にキハ08へ。
 うち1両が加悦鉄道に譲渡。同線の1985年の廃止まで使用。現在も保存されています。

 側面を大きく改造しています。それでも客車スタイルは抜けず。加悦鉄道でもおなじみですので、この系列では一番有名かもしれません。


 なんともいえないサイドビュウ。
 ただ、運転台後ろを詰めて、もう1つ窓数増やしてあげるとバランス良くなりそうです。
 この系列は加悦鉄道での単車使用以外は、同系同士での編成は組まず。キハ21やキハ22などと組み合わせるとリアルなようです。キクハ45だと、相手は2エンジンのキハ52やキハ55が良いのでしょうか? 1両でも造っておくと、気動車編成の良いアクセントになりそうですね。
 
<続>
 
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【作品紹介】レゴ5udon様のE233系、4両編成に。一部ドア開閉(電動の引き戸!)

 レゴ5udon様のE233系(7幅フルスケール)が、4両編成になっています。
 前回記事:レゴ5udon様のE233系。最も?スマートな7幅モデル
 スマートさとリアルティで、あっと驚かせてくれた作品でした。


 まずは先頭車 2両。
 概ね、初出時の印象と変わりませんが、スカートが2x2スロープから、2x2角スロープに変更されシャープな印象を加えています。足元のお洒落って見逃せません。
 また、E233系のスタイルが平面的・直線的ではないことも伝わってきます。
(個人的には、E233系は内外装ともに好評価の電車です。これが量産・標準であることの嬉しさ)


 先頭車同士の背中合わせ。完成が、見えてきた?
 ラージスケールならではの作りこみが再認識されましょう。車体の断面形状。如何にも近年のステンレス車らしい車体はタイル貼りこみ。
 帯色はレトロ感のするミディアムブルーではなく、鮮やかなミディアムアズール。103系時代ならともかく、今の京浜東北線は鮮やかなイメージはありますよね?


 サムネイルだと、レゴではなく他スケールの鉄道模型に見えてしまいます……。

 しかし、テクニックパネルの前頭部や、屋根上に3列残したポッチなど、良い意味でのレゴらしさ(それも、21世紀のレゴらしさ!)を感じさせるのです。


 そして、4両編成へ。
 フルスケールゆえ、4連でも相当なボリューム感。


 今回新造の中間車。1両はドア開閉ギミック内蔵です。


 ドア開閉ギミックのある中間車。
 今時のステンレス車らしさをかんじさせる側面構造は、このギミックのための伏線でもありました?



 ドアの電動・リモコン開閉ギミック自体は少なからず試みられてきましたが、多くの場合は開き戸やプラグドアで外開きです。

 この作品、実物同様の戸袋にドアが引かれる引き戸。それも構造上面倒な両開き。
 それが片側面に4箇所です。

 そのメカを7幅に収める。内部構造。ちょっと想像がつきません。
 ドア用のモータは床下収容のようですが……。

 現状、4両編成でトレインモータ1個のため走行性能は思わしくないようですが、動力車の余裕的に2M化は可能と思われます。快走する日、楽しみでありますね。
 
 また、7−8幅クラスの作品の集合とかできたら凄いなぁと思うのでした。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月12日

【国内作品紹介】ryokuchakuma様の国鉄DE50形ディーゼル機関車 力強く!

 国鉄DE50形ディーゼル機関車は1970年に1両のみが制作された、今なお日本最大の2000馬力機関を1台搭載の液体式ディーゼル機関車。当時生産中であったDD51形が1000-1200馬力機関x2でしたので、同馬力のままでの1エンジン化という合理化を図ったものです。

 機号は試作機な番号DE90でもDE50 901でもなく、いきなりのDE50 1
 もはや試作ではなく、いきなりの量産を意識した自信作・意欲作であったのです。

 しかし、既に国鉄の経営状態・労使環境はDD51に次ぐ新形式の追加には消極的な雰囲気になっていました。中央西線や伯備線での試用は行われ好調であったと伝えられるものの、1975年頃には既に運用から離れ、長期の休車に。分割民営化前の1986年に廃車。

 しかし、その後も岡山→津山にその姿を残す。
 幸いにも旧津山機関庫で保存され、今に至っています。

 ※:後世のDF200形は1800馬力機関x2 電気式。
 機関車・気動車の機関から動力系を1台で済ませるか、2台に分散させるか。
 その都度の最適化がありえるので、どちらかがベストというわけではないようです。


 DE50形のスタイルは同じ1機関機、DE10の拡大版と言えるものでした。
 ただ、全長は少し長く。ボンネットも拡幅されたもの。キャブ形状もDE10とDD51の中間的な形状のものです。


 ryokuchakuma様の作品。エンジンフード側より。
 明らかにみなれたDE10とは違う雰囲気を発しておりますね。

 5幅になっている、背の高めのボンネットは大馬力を予見させるもの。ボンネットの白帯省略は実物通りですが、これもまた機関車を大きく魅せています。
 天板が4幅で、ボンネットそのものが5幅なのも好ましいバランス。一番上まで5幅だと重すぎるでしょうから。
 
 小さめのキャブもDE50らしく。窓の傾斜はハンドル付きタイルでの表現です。庇状の屋根もいい感じ。DD51にも援用できるかもしれません。

 足回り。DE10よりも長いので、台車間が空いててそこには大きな燃料タンク。
 レゴ的には、ここにPF電池BOXが収まる由。おそらく電池boxの上にPF受光ユニットだと思われますが、それもキャブ内に収まっているのでしょう。
 凸型ディーゼル機関車なのに、無理なくPF化されています。

 動力台車。車輪の位置をずらすことでトレインモータにテクニック軸車輪3軸を並べることに成功?しています。実はテクニック軸車輪は微妙に直径が3ポッチより大きく、そのままだと並ばないのですが。ずらす方法は驚きました。
(中間軸のみBBBミニを使う方法でもクリアはできますが)

 例によって内側台枠のDE10等と同じ台車ですが、保持が困難な中間軸はサイドバーでの押さえ込みを行っています。
 適度な細密感にもつながっており、DE10の表現にも使えそうです。

 床面の高さも見逃せません。ダイレクトに「力」を伝えています。


 更に力強さのある。ボンネットの短いラジエータ側より。

 短いボンネットは恰もアメリカン・ディーゼル……ロード・スイッチャーを彷彿させる雰囲気。そのうえ、2基の大型ラジエータが搭載されているので側面はすべてルーバーで、天板には2基のファンが並ぶ。

 過度ではない、小気味の良いマッチョ感。
 それが見慣れた国鉄タイプのディーゼル機関車と両立してる。そのDE50ならではの魅力が伝わってくるのです。


 斜め上方より。やはり、DE50ならでは!の力強さを伝えます。
 二機並んだファンは特異な印象ですね。
 エンジン側の長いボンネットも、また魅惑です。


 真正面より。手すりの表現が新規性。ディーゼル機関車では手すりは大事ですから!
 ハンドル付きタイル使った手すりが良い感じ。ただ、取付部の4070がややゴツい感じ。同じ部品でも黒か赤にすると、目立たずに車体に溶け込ませることできるかも?

 真ん中のグリルタイル使った手すりも2幅に抑えるか、或いは省略してしまっても良いかもしれませんが、如何でしょうか?

 連結器はエンジン側が旧タイプ、ラジエータ側がバッファ一体型ですが、この機関車に関してはバッファ一体型にそろえて、貴重な旧タイプは他用途にキープされても良いかも? 無論、優先順位の問題ではありますが。フロントエプロン内の尾灯が小さめなのは機関車全体を大きく見せる効果がありましょう。なお、解放テコは欲しいかも?


 先に作られた、9600形との並び。
 DE50の製造された1970年。まだまだ日本中に蒸機はたくさん。中央西線や伯備線ではD51と共演してたことでしょう。
(当時の鉄道ファン=SLマニア共が、DE50を記録してくれなかったことは今になっては恨めしいですが)

 無論、入換や小運転では9600も活躍してた時代です。
 1970-1975年という動力近代化計画の最後の5年。新旧に試作が入り乱れた、それはそれは魅惑の時代でもあったのでした。


 DE50は冒頭でも触れましたよう、不遇の機関車です。
 しかし、ryokuchakuma様の作品は広範に活躍してほしいものですね。高速貨物列車にも充当されたといいますので、コンテナ車中心の貨物列車でも曳かせたいものです。また量産されていたら固定編成客車(ブルートレインや12系など)も牽いてたかも?
 夢が広がるのです。
 
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【国内作品紹介】エース君のEF65 1000番台。王道!にして新境地。

 エース君にしては珍しい、国鉄な電気機関車。EF65形の作品です。

 EF65 1000番台(別名PF形)。1968年から製造の電気機関車で最初に投入されたのは東北本線上野口ですが、その存在が華やかになったのは1978年ころからの東海道線東京口への投入以降でしょう。特急旅客用としても高速貨物用としても長く主役の座に居たものです。EF66が目立ってきても、なおPFの地位は盤石なもの。
 
 流石に今世紀以降は貨物用新造機が相次ぎ、主役の座からは降りています。
 2017年の今、引退間際の最後のひと人気というところでしょうか。あたかもEF65PF全盛期1980年代の、EF15やEF58のようなポジションなのかもしれません。いまや数少ない「国鉄」を感じさせてくれる存在の一つですね。


 この作品に関しては、g@ひたひた氏の評価が的確なところを射抜いています。


あぁ、言いたいこと言われたといいますか。

 補足しましょう。
 テールライト位置は横組み併用で、0.5プレート単位と言える微調整が行われてる由。順組だと、この絶妙な位置にはなりますまい。

 汎用パーツへのこだわり。貫通ドアも含め、たしかに特殊な部品(入手困難化が予想されそうな部品)が見つかりません。例外が旧タイプの連結器ではありますが。

 サイズアップに逃げず。
 7-8幅やフルスケールへの否定では無いと思いますが、6幅で全長34ポッチの中でできることを尽くされているのがわかります。落ち着きというか、まとまりのある作品と言って良いのでしょうか?

 全体に「基本を抑えて」いるがゆえ、ディテールは控えめなもののEF65 1000として非のない作品になっておりましょう。でもその基本を抑える、って案外難しい、それを乗り越えてしまってます。


 側面より。

 均整のとれた側面は実物の印象通り。側ルーバーの1x2グリルブロックも青はレアパーツ化が進んでしまってますが、ここは濃灰で代用されてます。しかし、却ってグリルが埋没しないんですよねこの表現は。
 ナンバープレートも良いアクセントに。

 電気機関車らしく、床面は1プレート上げられています。
 モーターは2基。牽引力が期待できるのは言うまでもなく。そして注目すべきは写真で右側のモータ。ケーブルを巧みに逃して、車内の逆転スイッチを省略する配置に成功しています。コスト面・車内配置面で有利なの言うまでもありません。

 台車枠の装飾。モータ用台車枠部品にバーとロボアームによる装飾。最小限の追加で、最大限に国鉄新型電機らしい足回りに魅せておりましょう。真似したい表現です。

 惜しむらくはEF65としてはオーバーハングが長めのことでしょうか。
 スカートと台車の間を1ポッチ詰めると、車体も弄って全長を32ポッチにできそうです。更に締まって見えるかも?
 或いは、車体を34ポッチのままで、中間台車のホイルベースを2ポッチ伸ばすか? そうすると中間台車も動力台車っぽい感じが出せるかもしれません。


 今回は車体のみですが、コンテナ車8両も制作されてるとか。
 余り部品でもよいので、コンテナそれっぽく造ってみるのも楽しいかもしれません。

 また、何時かは客車にも手を付けてくれないかな……という期待も膨らみます。
 エース君の新境地を開いた作品。楽しみなのです。

posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月11日

【作品紹介】きた様の「赤い駅」もロシア風味? 火曜オフ名古屋向け。

 2月21日に迫った、火曜オフ名古屋向けの作品です。
 大物ゆえ、サプライズかとおもいきや公表許可得られましたので事前紹介いたします。

 本気で。平日のオフ会向けなんですよ?


 やたらロシア風って記すのも何ですが。自分がロシア好きだから?
 でも、感じる雰囲気はロシアなのです。

 ちょっと威圧的で、でも良い意味での垢抜けなさと泥臭さがある。
 いや威圧も垢抜けなさも泥臭さもすべてネガティブワード。でも、ここでは良い意味で捉えてくださいね!
(軽々しいのや、洗練されすぎてるものに嫌悪感持つことは少なくありますまい?)

 装飾の目立つおそらくは煉瓦建築。
 近年でこそ、レンガに濃赤やダークオレンジを使うことも増えてはきましたが、こうしてみるとレゴの赤が煉瓦色のメタファであることを再認識させられます。美しい。

 小さめの窓枠がたくさん、というのもクラシカルなヨーロピアンであり、更にレゴ的でもありましょう。

 灰緑の、銅葺きと思しき先頭も素敵。ここも良い意味でのブロック的・レゴ的造形で纏められています。

 面白いのは屋根軒の装飾。たくさんのテクニック・エンジンシリンダー。
 こんな技がありますとは!

 駅自体の規模は、都市の中央駅にふさわしいものです。32x32基礎板x3枚分とか。
 

 アップ。装飾の詳細もわかりましょう。
 特殊な部品使わずとも、デコラティブになる、レゴという素材の面白みです。

 入り口の階段付近も優雅な感じ。


 正面。改札口とバルコニー。
 柱の白線が良いアクセント。黄色のラインも良い効果でしょう。


 側面。




 背面。やはり二重高架部への設置を考えておられるのか? 上下ともプラットフォームが前提になっているようです。


 街の中に。
 きた様の作品・コレクションが大規模に展開するのだとか……?

 最初、名古屋でかつ平日・火曜日ですからミニマムな規模の交流会程度と思いきや、想像を絶する規模の大規模展示になってしまいそうです。

 これは、楽しみです。
 合わせる列車や自動車のセレクションも気を使いそうですね(笑)。

 催しについてはこちら参照ください。
http://twipla.jp/events/240143
 定員いっぱいになっておりますが個別交渉で参加は未だ可能な模様です。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月10日

【作品紹介】yamatai様の国鉄型客車。続々報(CAD)。オロネ10・マニ36他/EF62と編成例

 前回記事:
 yamatai様の国鉄客車群(cad)。スハ43・スニ40・スニ41・マニ37他
 http://legotrain.seesaa.net/article/446745155.html

 yamatai様の国鉄型客車。続報(CAD)。スハネ16・オハネフ12・スロ62
 http://legotrain.seesaa.net/article/446869376.html

 引き続き。




 オロネ10形。A寝台車。或いは「二等寝台B」。

 10系軽量客車中の、華やかなるエリート。車体は固定編成の20系に準ずるもので、多くがナロネ20形式と共通しています。1959年製造。やはり1982年迄に終焉を迎えましたが1975年ころには早くも余剰・老朽での廃車が。佳人薄命な車でした。
 等級帯は1970年には廃止され、以後は青一色。これはこれで品の良いものでしたね。

 かなり目立つ……と作図者も仰っていますが、実物も編成中では目立つ存在。
 それゆえ、トレイン窓に深アーチ屋根(6005)のスタイルも「あり」でしょう。余談ですが新濃灰より新灰のほうが、記事書いてる地点では少し安めです……ただ、1両に64個使用というのは思い切りがいりますが。編成中1両のA寝台ですから、贅沢も許容されましょう? 他表現にはない、魅力はありますから。

 


 マニ36形 荷物車。
 もっとも一般的だった荷物車。1980年代にはマニ50に置換えられていきましたが、それでも1986年の鉄道荷物輸送の粛清的終焉まで生き延びてはいました。色は原則として茶色のまま。青・銀(スニ40やワキ8000等)と混ざったごちゃまぜ編成。

 大きな扉は、今の目で見ると堂々とした、優雅な車にさえ見えてくるので不思議です。
 
 マニ36は様々な客車からの格下げ改造車であり、バラエティは豊富です。画像はスハ32系からの改造車か? 丸屋根です。


 国鉄客車の丸屋根表現もいろいろ考えられてきましたが(AP氏・awazo氏・関山で全く手法が違います)、yamatai様のも独自。ポチスロに依る絞込。
 固定概念に縛られず、近年の新パーツの利用で、まだまだ可能性は模索されてよい部分かもしれません。

 車端部の絞込がいい感じで、これ応用すればマニ37(スロ60改)のキノコ型妻部にもできましょう。いや、折妻の後退角を無視すればオハ35戦後型のようなポピュラーな題材んもなりますかも? いやそれ以前に丸屋根の客車自体がたくさん居りましたね。


 唐突ですが……14系。スハネフ14。
 2017年現在の、ベストな表現をバランス良く盛り込んだもの。ヒンジに依る折妻再現。カーブスロープに依るおでこの表現。屋根は45度スロープ+カーブスロープ。好ましい「新型客車」の姿ですね。特に制作上問題になる部分も見当たりません。
(2x2の青い窓はやや入手難しいですが。最悪、横組に設計変更?)

 他の旧型客車たちとは別文脈で作られるべき作品?
 いや。1971-72年の急行「瀬戸」での試行運用を再現するのも楽しいかもしれません。旧型客車急行編成に14系が組み込まれた、それはそれは奇異で楽しいものでした。
 

 客車ばかりではなく、機関車も。EF62形。
 信越線用の本務機。1962年製造で、1997年の碓氷峠廃止で事実上の終焉。但し、その前に大多数が廃車されていましたが。1984年-1986年に東海道・山陽線の急行荷物列車用に転用されたものも居ましたが、やはり鉄道荷物の廃止と運命を共に。

 幸薄でしたし、現役時代人気があったとも言えません(東海道・山陽線でEF58を置換えたので、むしろ嫌われてた感さえ)。しかし、今の観点で見ると未だ国鉄新型電機のフォーマットが固まる前の、過度期的な個性を感じさせられる機関車でありましたね。

 yamatai様は全長28ポッチで7幅という、独自フォーマットを導入されてます。
 7幅化はパワー感、また狭軌感を強調できるメリットあり。また、レゴトレインで起こりがちな「ウマヅラ」の回避にもつながる。PF動力の場合、電池BOXの横に配線通したりできたりも。

 このフォーマット、案外ありなのかもしれません。
 フルスケールで7幅というのはAP氏が既に投入されていますが、同氏作の6幅フルスケール客車を合わせても違和感はありませんし。

 前面は手すりや解放テコが印象的です。手すりの表現は7幅(あるいは8幅)ならなんですよね……。


 側面。レゴトレインでの制作をこれまで絶望的にしてきた側面ルーバーはかなり大胆な割切を。これはこれで、一つの解決策でしょう。全長をギリギリまで詰められてるので全体のバランスが良く、ルーバーの違和感がないのです。

 それよりも車体裾の上げ。微妙な寸法で展開される明り取り窓。精細なキャブ廻り。全体に漂う重量感。実制作されたら、魅力あふれる作品になるんじゃないでしょうか。

 ただ、問題点を指摘しますと。
 この車軸配置ですと、動力系は自作しか無いですね。C-C車軸配置は鬼門ですから。

 或いは、2-B-2に割り切るか。
 はたまた、トレインモータにダミー車輪を装着するか。

 なお、非動力に割り切っても、EF62ならではの強引な解決策もあります。


 これまでの作品の集大成。EF62の牽く信越線急行「越前」。上野〜福井間。1970年ころから1982年の廃止までの編成か?
 
 実現したら、まさに夢のよう。
 ただ客車を半分くらいに削ると現実味を帯びてきましょう?

 碓氷峠を越える姿であり、一番後ろから推してくるのは?


 EF62の相棒にして碓氷の番人、EF63形!
 こちらは一般的なB-B-B車軸配置ですから動力の問題も皆無。EF63を前提にすれば、EF62を無動力のダミーにするのも「あり」かもしれません。

 なお、画像の編成は坂を登る「下り」列車(上野発福井行)。
 坂を下る「上り」列車(福井発上野行)は、EF62+EF63+EF63の三重連となっていたのでした。


 ED75の牽く。こちらは東北筋の急行列車か?
(紹介タイミングの問題で、客車の作図が古いのはご容赦ください)
 
<続>
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月09日

【作品紹介】yamatai様の国鉄型客車。続報(CAD)。スハネ16・オハネフ12・スロ62

 前回記事:yamatai様の国鉄客車群(cad)。スハ43・スニ40・スニ41・マニ37他
 http://legotrain.seesaa.net/article/446745155.html

 物凄いボリュームですし、リアル制作上の問題も少ないお題です。国鉄旧型客車は潰しも効きます。
 それゆえ、LDDですが紹介続けさせていただく次第です。

 まずは前回の修正分から。


 スハ43・スハフ43・オハ46など。
 屋根を2x3丸ブロック(色によって入手が困難)から、全色が入手しやすい45度スロープに変更された様です。
 45度スロープはやや歴史的な車両の表現には向いてる印象ですし、新灰新濃灰の他、まだ旧灰や旧濃灰を使うのも現実的ではありますから、微妙な個性を演出することもできるのですね。


 こちらは更に、窓幅と車体裾の修正を行ったもの。基幹型式のスハ43。
 車体裾を黒から、青に揃える。トレインプレートの影響で10年以上前のトレインビルドでは車体裾だけ黒や灰色使うこともありましたが、近年の傾向は車体裾は車体色と揃える流れですね。
(無論、車体裾を別色にするメリットの有る題材もあります)

 窓幅というか、窓柱の太さを2プレートから3プレートに変更。
 1450mmのシートピッチのあった急行用スハ43らしいゆとりが生まれました。パーツ数を減らし、コストを下げられるメリットもあります。

 ドアの高さ修正も見逃せません。


 スニ40及びスニ41。
 雨樋(縦樋)の表現が秀逸でしたが、長さ6Lのバーに青がない(あっても激レア部品)という問題を解消するため、樋を黒にしたもの。
 幸いにも違和感、ありません。樋があることでの細密感が勝ってる感じです。


 新作形式。スハネ16とオハネフ12形。
 10系軽量客車のB寝台車。1954-1962年ころ製造・改造されたもので日本中で特急から普通列車にまで活躍。しかし軽量車体が祟って寿命は短く。1983年には急行から撤退。1985年には引退してしまったもの(その後の14系や24系はえらく頑丈で長持ちしたってことになります)。
 この系列、20系にもつながる、スムーズな車体の持ち主でした。
 瑞西の軽量客車のデザインも参考してるため、欧州的とも言われたもの。

 多くの場合はそれまでの非軽量の客車やら、その後の12系などと混成されたため、編成のごちゃ混ぜ感も。1982年までの国鉄夜行急行はカオス感に満ちたものでした。




 ただ、レゴで作るのは窓まわりの作りから、難度高いと言われてきた形式です。
 AP氏は、トレイン窓3x4の中に強引に?ブロックを埋め込む方法で再現しましたが、トレイン窓を使ってしまうのも勿体無い話ではあります。

 yamatai様は順組と横組の組み合わせで、大きめの窓を表現。
 窓ピッチを揃えるのにはやや苦戦されていますが、違和感を最小になるよう苦心されています。窓ピッチを4ポッチ分にすると順組横組できれいに整合性が取れるのですが、ややピッチが広すぎてイメージ変わってしまうかもしれません。


 但し、真横ではなく角度つけてみると違和感は少ない。
 できれば、現物でのテストが望ましいでしょうね。

 屋根はスハ43などでは破棄された、2x3丸ブロックの仕様。この部品 幸いにも新灰は供給が良いので(この記事書いてる地点で)、10系寝台車には「使えます」。また座席車と寝台車、従来車と軽量客車の差別化にもなっていましょう。

 車体裾は修正前か、未だ黒裾です。
 なお、床下機器はややボリューム過大ですかも? レールに底面を擦るリスクがあり?



 新作形式。スロ62形。グリーン車。
 元は大正時代の木造客車。それを1950年代に鋼体化3等車オハ61系に大更新。但し、車内設備は木造車時代のままなので木製の狭い座席などやや劣る車でしたが。
 その一部を1960年代、特別2等車に二段階飛ばしの格上げ。それも特別2等車中で最大のシートピッチ1300mmを誇る車になりました。
 1970年までに屋根を低くして、床下に発電機吊り下げ冷房乗せる。
 急行用グリーン車としては1982年に退役したものの、それ以前1974-1980年ころにお座敷客車スロ81・スロフ81に改造されたものは1989年まで生き延びたものも。
 まさに、波乱万丈の客車たちです。

 窓割りはオハ61を元に、グリーン車らしく修正しまくったもの。
 モデルでも、巧く再現されています。

 等級帯は1978年までの規定のもので、1980年ころ迄には消されてしまいました。しかし、模型としては再現したいものですね。帯なしのスロ54・スロ62・スロ81は物足りないものでありましたから。


 屋根は冷房搭載のため低屋根化。
 ポチスロ屋根が似合っておりましょう。ただ、雨樋表現(色差表現)はほしいところです。一方、ツルツル屋根よりもポッチ出しの方がそれらしいか?
 小ぶりなAU12形クーラーは最近流通しだした、2方面ポッチ1x1ブロック使えば側面のグリルも再現できそうです。

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<<追記>>

 画像いただきましたので、追記いたします。


 スハネ16 修正版。車体裾も青で揃いました。こっちの方が良いですね。特に10系は。

 木造客車や初期の鋼製車などで車体裾に台枠が見える場合くらいでしょうか。車体裾ブラックアウトのメリットが出てくるのは……?


 スハネ16の側面検討。
 左が決定稿。右は窓ピッチを4ポッチ分に広げたバージョン。

 右は窓ピッチは揃うのですが、たしかに間延び感が否めないですね。
 10系寝台車はピッチ1500mm位で、割と窓と窓柱詰まってた印象があります。

 不整合、已む無し?


 スロ62の補正版。
 雨樋を追加。ぐっと引き締まった印象に。妻面に尾灯付けたらスロフ62(スロフ81)に。窓柱を1プレート分にして窓ピッチ詰めたらスロ54になりましょう。

 余談ですが、グリーン車のみの5−6両編成というのは1970年代には団臨で見られたものです。お座敷客車やサロンカーの前史だと思ってください。


 スハ43の小改良。雨樋表現を車端部まで通しています。
 
<続>
posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】もうひとつのドライジーネ? クロック様の装甲車はあんこう㌠。

 とにー様の作品を紹介した、勢いで。


 クロック様の作品。トレインプレート上に構成したボギー車。
 ほぼ8幅に収めているのは、大きくなりがちなAFV文脈においては抑制が効いておりましょうか。制限なく運用ができそうです。全面はもちろん、側面も微妙な傾斜が付いており、どの角度から観ても見事に、台形。

 そして、精細な砲塔。


 貨物列車。それも現代の日本の貨物列車に組み込まれて。
 とにー様作の記事でもしるしましたが、ドライジーネは連結器・台枠も頑丈そうですのでこうした連結も問題なし? 
 いや、そういう問題じゃなくて(笑)。

 しかし。あんこう㌠なマーキングがまた楽しい。
 こうして観てると大洗女子の新戦力であり、高速貨物列車併結の甲種車両。鹿島神宮駅経由で大洗へ回送されていく一コマ……に見えるじゃないですか。転地輸送訓練ともまた一味違う現代日本ミリ鉄な楽しみ方と。
 
 現代日本での割と脳天気な兵器の出し方と言えば押井版うる星やつらが思い出されるところですし、「西武新宿戦線異常なし」なんて漫画もありました。世界観のヒントはたくさんあるのでしょう。
 
posted by 関山 at 12:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月08日

【作品紹介】完成間際 気分屋様の小田急3000形SE車(SSE仕様)

 完成に至っておりませんが、タイミング見計らっての紹介です。
 完成後は別記事予定。

 小田急3000形SE(SuperExpress)車は、1957年に製造された日本初の高速・軽量・低重心の画期的な特急型電車。国鉄151系に先駆けるものでしたし、低重心・軽量化に関しては151系よりも先進的!

 鉄道友の会の「ブルーリボン賞」の第一回に輝いておりますが、そもそもブルーリボン賞自体がこの車両のために生まれた、という話があるほど。
 未だ軽量高速の特急電車のなかった国鉄に貸し出され、高速度試験に使われたりもしました。

 もちろん新宿〜箱根湯本間の特急ロマンスカーの主役であり花形に。それまでの1700形・2300形を一気に旧式にしてしまいました。

 しかし、より完成度高めたNSE 3100形の登場。また、御殿場線電化による輸送力向上の必要もあり、1968年に連絡急行「あさぎり」用に転用。
 8車体x4を5車体x6に組み直し。全面形状は若干の修正。以後をショートSEの略でSSEと称することもありました(ただ、実車が健在だった1980年代の記憶ではSSEと言われてた印象はありませんが)。
 時に、SE車同士の重連で10両編成も組む。あさぎりの多客時であったり、NSEの代走であったり。
 以後ロマンスカーは輸送力増強のみが続き、LSEやHISEの登場も、SE車を置き換えるものではなく、併存してた時代が続きます。

 そう。この車両のもう一つの意義は、華奢な軽量車体にも関わらず1991年までという長寿を全うしたことでもありました! この世代の特急電車は軽量化が祟って殆どが佳人薄命に終わっていますが(近鉄10000に10100、国鉄151系など)、SE車は31年も活躍を続けます。而も、小田急はこまめに内外装を手入れするため小汚くなることもなく、末期には絨毯敷のLSE並のインテリア。ロマンスカーの象徴だった喫茶サービスも最後まで行われていたのです。

 現在、1編成が2両をデビウ当時の外装に。3両を末期の外装として保存されています。
 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 最初の前頭部検討。この地点で、ほぼ完成です?
 流線型に後付けのヘッドライトとヘッドマーク。
 ベクトルを変えまくりつつ、よく見ると半プレート単位の調整まで入っています。

 フロントガラスは真ん中の2枚を傾斜させ、左右の2枚は後退角の表現。awazo氏のクモハ52辺りからの文脈を引き継いでいるのは電車史的にも興味深い? いや流線型表現の定番文脈とも言えましょうか。ウチのモハ52原型も同じ流儀ですから。
 もちろん、車種によって味付けは全く変わってきます。SE車に関しては複雑な塗り分けが難度高めてるのですが、巧く処理されてる。小田急ロマンスカラー、やはり美しい。

 なお、特徴的な乗務員扉形状が再現されているのも見逃せません。


 先頭車1両出来た段階での検討。
 横組みに依る狭幅の窓が如何にもこの形式らしい。航空機的雰囲気とも。

 ポチスロで噛み合わあせた腰部の斜め塗り分け。
 45度スロープ同士を噛み合わせた屋根肩の塗り分け。どちらもスムーズ。品格上げてます。
 屋根もつるつる仕上げ。スムーズな印象ありましたからね。


 参考になるか? 内部構造です。


 そして、フル編成。5両分の車体が完成です。
 

 恰も、3両編成のような姿で。
 先頭車は先の検討より1プレート車体高を上げています。窓上のラインが白1本から、実物どおり紅白になりました。
 

 中間車3両の車体。一番奥のは白ラインのみの暫定版か?
 やはり窓上の「赤」がないとバランスは良くないかもしれません。

 車体の差異も作り分けており、奥からトイレ付き。真ん中は喫茶カウンター付き。

 パンタ周りが密度濃く。碍子だけでなく、バネも表現。
 上屋根はグリル部分のブラックアウト処理が効果的です。
 
 あとは足回りと、連接幌廻り。
 小田急ロマンスカーの、いや、日本の電車の歴史に残る美しい電車。完成が楽しみです。ウチのNSE 3100形と早く並べてみたいところですよ。
 

 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】とにー様のドライジーネ風。 可愛く便利な?装甲列車

 京都 梅小路展示会でのミリタリ系の記事が未だなのが申し訳ないのですが(大物すぎると時間が掛かる)。最近流行りの? というか一気に火が着いた感のある装甲列車題材です。

 ドライジーネは、この種の車両にしては未だ知られている方の(結構前から1/35プラモ有り)、WWII期のドイツ軍の自走装甲車。一般の車両で言えば気動車相当でしょうか?

 装甲列車にも、機関車牽引の編成型と、単独で動ける気動車形があると思ってください。なお、ドライジーネは当時の気動車にしては(※)やたら立派な連結器は付けてました。状況によって自走と、被牽引を使い分けていたのでしょうか?

 ※:第2次大戦前の気動車は軽量化のため、台枠強度はギリギリまで削り、かつ連結器さえも軽量化のため簡易なものにするのがセオリーでした。レールバスの類から特急高速用まで。この辺の事情は日独仏で共通します(北米は流石に別文脈ですが)。
 台枠や連結器が貧弱なため、貨物列車での回送さえ制約があったと。

 しかし、ドライジーネの頑丈そうな連結器なら貨物列車・軍用列車での併結や回送も制約無さそうです? 鉄道屋的なツッコミでした。



 この種の題材に「かわいい」って形容するのは語弊は有りますけど、可愛いものは仕方ない!

 2軸のまるまるとした台形の装甲車。
 ただ、最大10幅ではあります。全長も20ポッチ強と。迫力はありそうです。

 前が主砲を持つ戦闘車。後ろがアンテナを展開した司令車か?
 この2両編成はもちろん、自走可能です。よくよく考えてみるとPF機器、どこに収まっているのでしょう?

 台形のフォルムに、横張りの側面。横張りですからタイルやプレートの表面が出てきて実に装甲っぽい。丸タイルやグリルタイルに依るディテールも素敵です。
 車体裾のバンパーやステップも見逃せません。


 司令車アップ。ドアや各部ハッチが開閉します。
 ギミックフルなのが嬉しい。


 製作中。全体の構成が窺えます。
 パーツの使い分けは流石とにー様だなと。


 司令車を前に。スコップやツルハシなどの小物も見逃せません。AFVの文脈です。

 気動車タイプですから、この2両で走らせるもよし。前後や中に貨車1両ほどぶらさげてもそれっぽいかも(機関車ではありませんから重そうな貨車等は無理でしょうけども)
 また、他の列車にくっつけるも良さげ。実物はともかく、レゴトレイン・レゴミリタリ文脈では使いやすい作品となることでしょう。
 
<追記>


 内部画像いただきました。戦闘車の方の砲塔。リモコン回転ギミックまで。PFケーブルとマイクロモータは直につながらないので、間に2x4の通電プレートを噛ませています。
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月07日

【作品紹介】g@ひたひた様のモハ63シリーズ続報/一畑電鉄デハニ50とデハ20(CAD)

 やはり、気になるCADシリーズです。
 
 前回記事「モハ63 七変化?」
 1週間も経ってないのですが(笑)。賛否は分かれますが、LDD慣れた方はペースが上がりますね。実制作は別の話なのでしょうけども。

 実物解説は前回記事御覧ください。


 元祖たるモハ63形というよりはクモハ73形
 
 前回記事は改造車のクモヤ90ベースでしたので、車端部の窓が表現されていませんでしたが、今回はクモハ73の表現を意識され、車端部窓と運転台直後窓の表現があります。
 
 屋根カーブは如何にもな平面顔の元祖モハ63的というよりは、戦後の増備車クハ79的なやや柔和な印象になっておりましょうか。ここは実制作時には迷いの余地もありそう。

 なお、側面と前面で窓位置を1プレート調整されています。前面は高めに。
 側面と前面で窓位置揃っておりますとかなり鈍重な印象になりそうです。逆に言えばここのアレンジで、微妙な実車の個体差(かなり、あるんですよ!)を表現できるということでもあります。

 屋上配管や避雷器はディテールの少ない直流電車ならではの引き締め感。
 ヘッドライトは「スタンプ丸プレート(20482)」による表現。クリアしかなかったこの部品も、現在は新茶と黒が出回りだしています。未だ激レアですが……。


 こちらは仙石線仕様。1960年代後半の姿と思しき。
 仙石線は1960年代前半までは社型。並行して17m級省形(クモハ11等)。1965年ころからモハ72が入ってきました。何れも国鉄気動車色。似合ってました。
 但し70年代に気動車色はウグイス色1色塗りに変更されてしまうのですが。無粋にも。

 暖色系ツートンカラーになるとどこか私鉄然とした雰囲気にもなります。仙石線が元私鉄であり、あの時代はまだ私鉄な雰囲気を多々残してたので必然ではありますけども。

 運転台後ろの窓のタブレット保護網が電車としては特異な装備でしたね。
 仙鉄局の趣味か? 仙石線と仙山線(451系)のみで見られた装備でした。

 前面。仙石線塗り分けだとおでこが広いほうが似合うかもしれません。テールライトや前サボも1プレート低いほうがそれっぽいかしら? 前サボももっと大きなものが付いてたイメージです。


 集合。モハ63改がいっぱい。
 それ位、どこでも見られた電車でした。103系かそれ以上の跳梁跋扈っぷり(笑)。……103系よりは潔く時代に合わせて引退していきましたけども。

 続きます。


 可部線・呉線仕様。
 1985年まで残った、最後まで旅客運用についてた72系でした。末期まで残ったがゆえに側面はアルミサッシ2段窓化。前面はHゴムが入ったり入らなかったり。大規模な車体新造車も混じってましたので、バリエーションはやたら豊富。1両ごとに形状違うような世界。

 塗色はウグイス色1色に、前面に警戒色あり。この警戒色のパターンもやたら個性あったとか。

 側面は普通の2段窓になり、かなりおとなしい感じになっています。
 前面はHゴムを意識されたか、小さめの窓。
 クモハ+クハ+クモハ+クハ 辺りの4両で、全部形状が違うなんて遊びも楽しそうですね。


 私鉄のモハ63。
 モハ63形は戦後 私鉄向けにも割当製造。近鉄(南海併合時代。南海線用)、名鉄(すぐに東武に譲渡)、東武(比較的早く車体新造で姿消す)、小田急そして山陽電車に入線しました。
 なお阪急にも割当されてますが、あのプライド高い阪急は拒否!してます(笑)。
 あと、三井三池にいた客車がモハ63同型だったのは未だに理由がはっきりしませんが。
 これらをしぶとく使い続けたのは南海と小田急、山陽と三池。
 
 山陽電車700形は社内随一の大型車!であったことからも念入りに整備され、最終的には関西私鉄なりの尊厳保つ仕様に。
 窓はすぐに2段化。また燈火類の配置も如何にもな関西顔。

 神戸市内で道路上を走ったりしながらも1968年、神戸高速への直通が始まる頃まで活躍した由です。他の山陽電鉄の電車たちと並べてみたくもなりますね。今も走ってる3000系とは時代も共通するのです。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 一畑電鉄の電車たち。

 今も車籍を有しているデハニ50形。昭和初期1928年の製造。今年で90歳。この時代の電車の生き残りは少なく、貴重な文化財ではあります。

 映画にも登場。また出雲大社前駅など展示の機会も多く今はスター的存在に。動態保存の可能性も模索されていると聞きますが、実現してほしいもの。

 ただ、この車。1970年代-90年代は予備車であり滅多に走行してなかった。走行距離は歳の割には少ない筈? それが逆に寿命を伸ばしたのかもしれません。

 一段落としこみの窓が並んだ側面は横組で。ベストとしか言いようのない表現です。

 前面は角度の緩い3面折妻ですが、平面的解釈になんとか落とし込む。
 0.25ポッチ単位でのずらしをおこなって、角度を付けてます。この微妙な折妻は難しいですね。ガチで角度付けると違和感すごいですし、かと言って平面に割り切っちゃいうと全然似てこない。巧い落とし所だと思います。

 屋根上はパンタ廻りのゴツさがそれっぽい。明らかな補強材が見えてますから。

 台車はDT13の使い回し? しかし、見ようによってはD16のイコライザにも見えてくる。旧型電車用汎用台車として「使える」造形でしょう。
 床下機器は精密。やや濃い目の味付けです。



 同じ流儀での、デハ20形。
 やはり1923-24年製造。1950年代に2ドアクロスシートへの改造を行った車で、1990年代後半まで奇跡のように現役でありました。クロスシートは上半分が木製というものでしたが、座り心地は悪くなかったと記憶しています。
 1990年代に二度一畑を訪問してるのは、このデハ20形目当てでありました。お世辞にも整備良くない線路を結構な速度(最高85km/h。田舎電車としては速い!)で飛ばすものですから、「感動的」な乗り心地ではありましたね。あの頃の自分が日本で一番好きな現役電車として惚れ込んでいた車なのでした。
 明るいクリーム色に青帯、赤い社紋板という姿も上品なお洒落。

 しかし、一畑の旧型車グループはデハ1形とデハニ50形は残った全車が保存されているものの、デハ20形が残っていないのは残念無念。
 
 何時かレゴでも、と思ってましたので先越された悔しさ千万。
 異論反論は作品でみせてやろうと誓うのでした(苦笑)。


 デハ20形。簡略バージョンとのこと。
 側窓を2x2の窓に。前面も2x2窓にしてヒンジでの角度つけ。別解釈のデザインです。問題はデハニ50が作れない(2x2窓のオレンジがないので)ということでしょうか?

 いや、それ以前に。新型の2x2窓では平板な印象は否めません。
 横組みならではの雰囲気が見逃せないものであったこと、非簡略版が物語っておりましょう。なお、全面をこちら。側面を横組みというハイブリットも考えられますが。


 並んだところ。
 ただ、デハ20形は側面アルミサッシではありましたので、平板な感じも案外実車の印象かも知れません。何れにせよ、1両から作れます遊べますからそういう意味では難度は高くない題材ではありましょう。最大4連組めるのも田舎電車にしては魅力です。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする