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2022年05月17日

【作品紹介】ほどよき解像度。ぬで様のボンネットバス。

 ボンネットバスは、昔の……具体的には1950年代から1970年ころまでの情景再現にはどうしても欲しいものです。
 でも、なにかと難しいイメージは否めません。

 関山も何台かはつくりつつ、増備は無理だなと。

 でも、数とかバリエーションは造ってみたい。
 解像度を落とせばよいのですが、しかし、どうやって?

 ディフォルメも象徴化も、センスが居るんですよ!


 そこに現れた。ぬで様の作品です。

 特定車種、特定事業者の再現モデルではありません。
 それゆえの汎用性・匿名性を持っているのは「寧ろメリット」なのです。
(ここは、主役としての自動車文脈のヨンハバ勢とは違う観点でありましょうね。ミニカーと鉄道模型のアクセサリの車の違いでもありますけども)

 肩のこらない造形。
 然して、抑えた小気味の良いバランス!


 車体5幅、ボンネット4幅という構成はなるほど、と思わされるのですね。
(この前提として、後輪もトレッドは狭いのです。前後が自然に繋がり違和感がありません)

 全長も程よい感じではないでしょうか。ボンネット時代のバスは今の観点では小柄ですから。

 ロードクリアランス大きいのは昔の自動車ならでは。なのですよね。
 昔の道路事情、下手すりゃ「オフロード」ですよ? 舗装されてなかったりですから。
 ホイールもテッチンイメージのそっけなさ。でも、それが良い。抑えるべきところ抑えております。


 以前制作されたエアロスター?と並んで。1980年代のバスですね。
 時代はざっと20年ほどの差異があります。



 さて。
 やや解像度を揚げてきた改良版です。

 もとの良さを生かしたまま。側面にはドア表現。窓とステップだけでそれらしく見えるものです。

 バックミラーはやはり欲しい。4幅ボンネットが痩せて見えるのも防いでいましょう。

 そして地味に効くのが、バンパー下の1枚の1x1プレート。ナンバープレートはディテールであります。
 

 これなら造れる? 複数台造れる!

 バリエーションも展開できる……。お好きなバス会社はどちらでしょう……?

 こんな可能性あるモデル、大事で、そして楽しんでいきたいものですね。
 
posted by 関山 at 02:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月15日

【作品紹介】薬師山様のスカイトップバス。二階バスの変わり種?/CAD作品「スーパーレールカーゴ」「EF66」など。


 
 オープントップのバスは今に始まったものではなくて。
 1960年代は極一部の観光バスで導入されたものであったようです(はとバスの歴史で見たことあります)。

 ただ、この種の試みは中断時期が非常に長く。
 雨天には当然弱く。また、夏の暑さ・冬の寒さという致命的な欠点があります。
 高速道走行にも向いていません。

 長い途絶を経て。それでも。この10年ほどで、主にダブルデッカーの改造車であちらこちらで見かけるようになってきました、
 大昔と違って、バスの車両自体には中古車などで余裕があるので、稼働率の低そうな車でも維持できるようになってきたのかもしれません。


 薬師山様の、HMR2022のバス部門作として作られてきたものです。

 この種のバスは、路線や貸切の老朽車が改造されるイメージなのですが。この作品は輸入車ベースのイメージですね。車輛の特定がちょいとできないですけど。欧州系のおしゃれ感、すっきり感です。後輪1軸のダブルデッカーはかなりの少数派でありますが。

 5幅で全長は22ポッチです。
 やや大柄で、バランスを整えています。

 造形としてはスムーズさと、強度に振られている感じですね。
 突出部を避け、側窓も順組の安心感です。

 角張った車体であるがゆえに、前部タイヤハウス上の斜め処理が際立ちます。


 後ろより。「SRT」のロゴが見どころであります。DOTs的処理をうまく嵌め込む。

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posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月09日

【作品紹介】トレイン新製品の派生アイディアまとめ。なも様・ひだか様・NITRO-4wlc様

 2022年のトレイン新製品。

 組み換えとか手軽に何とかできるものではありませんが。
 でも、気になるのでまとめておきます。




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posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月07日

【作品紹介】5udon様のJR東日本 E657系。不可能への挑戦?



 2012年に登場した、JR東日本E657系は常磐線特急のイメージをガラリと変えてしまうものでした。

 いや、置換えられたE653系は、未だ古い車でもなく。
 そして651系さえ古びてはいなかったのに。

 ずいぶん思いきった新車導入と車種統一であったのですよ。

 しかし。特急には新車ゆえの快適さと性能は必要なのです。
 思い切った更新は歓迎すべき積極策でありましょう。その前後で上野東京ライン通じた東京駅・品川駅への直通も果たしています。

 普通列車の刷新ともに、常磐線が大きく変わったのでした。
(それにしても。485系の、ボンネットの時代は遠くなリにけり……でありますね)



 さて。E657系。
 レゴ的には難しいと言われておりました。

 いくつかCAD設計作は見ているのですが、いずれも苦戦し。そして実現に至るものも無いまま。

 前頭部の丸みと黒ラインが克服しがたい造形であったのでしょう。



 しかし。5udon様はみごとに不可能を可能に、叶えました。

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2022年05月04日

【作品紹介】べこねん様の、ディズニーリゾートライン。モノレールのリアル志向

 レゴの自作システムモノレール。ずっと前は「走ればすごい!」でありましたのに、段々とクオリティが上がってる世界です。

 リアルを詰め。
 そして、それ以上に、技術的な中身も詰まった作品です。


 ディズニーリゾートラインは、2001年開通の、浦安近郊のモノレール路線です。
 システムとしては日本跨座式で、車輛などは日立製。
 運営やメンテが京成系の会社なのは言わずもがな。

 車輛の大胆なデザイン。側窓のミッキー形は鮮烈ですね。
 前頭部の流線型は……東京モノレールの初代車輛300形を彷彿させ、レトロヒューチャーな良さ味があります。モノレールのなんたるかをわかってる感。

 車輛は初代の10形が置き換えに入っており、現在は10形と100形の併用状態の模様。


 如何にもな、テーマパークっぽい雰囲気の演出が似合います。


 べこねん様の作品は、6両編成を4連で再現したもの。
 モノレールとしては珍しい7幅です。

 車体とレールの間の隙間がリアルですね。

 外見の流麗さ。ミッキー形の窓。
 波状の塗装の再現。そしてドアの凹みも再現。
 汎ゆる部分に、妥協がありません……。


 中身を、見て参りましょう。

 4両編成で、
「動力車+電池車+付随車+付随車」の構成です。

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2022年04月28日

【作品紹介】超豆茸様の東急目黒線シリーズ3「未来に(海老名に?)向かって。目黒線の第二世代?」  東急3020系 メトロ9000更新 メトロ9000増備車

 前回記事
超豆茸様の東急目黒線シリーズ2「中堅層?」 5000II緑 都営6300形 埼玉高速2000系
http://legotrain.seesaa.net/article/488339284.html


 東急目黒線の大きな変化。
 2023年3月に開通予定の東急新横浜線・相鉄新横浜線の開通です
 これで相鉄線と東急がつながる! 目黒線・南北線方面だけでなく、東横線・副都心線方面もありますからどれだけ複雑な運行系統になるのか皆目検討も付きませんが(笑)、相鉄からの8連が目黒線(南北線方面)に入ってくることは確定しておりますね。
 ダークブルーの21000系がやってくる。

 東急車はほぼ全区間に入るようです。一番やる気がある?
 メトロ9000系も、全編成ではないものの、8連化と相鉄直通対応の予定とか。他事業者は様子見らしいのですが……。

 ともあれ、目黒線は20年来の激変となります。
 その前衛となる、東急3020系とメトロ9000系の更新車・増備車を観てまいりましょう。


 東急3020系は、2020系の目黒線バージョンとして2019年より6両編成が3本導入されたもの。ただし中間車は既に落成しており、いつでも組み込み可能になってる由。

 ラインカラーは5000II系列の黒ではなく、ライトブルーに。
 超豆茸様作品ではダークアズールですが、なかなか鮮やか。ただ、3000II系や5080系を改める予定はなさそうです。


 現状で3編成のレア車です。今は未だ運用範囲も狭いので撮影や乗車には捕捉もできましょうが、相鉄にまで入ると、何処に居るのかわからない状態になってしまいそうですね。その意味で、撮影するなら今? なのかもしれません。

 超豆茸様作品は現状の6連です。

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2022年04月26日

【作品紹介】アイン様の事業用電車軍団 その4 教習車クヤ153「怪しげな、雰囲気」



https://ameblo.jp/ainchan2019/entry-12738330786.html
 先方の記事です

 教習車……は今はなくなってしまった車種ですが、国鉄時代とJR化後の一時期にみられたもの。

 JR東日本で1990年代にみられたものは、古くなった電車を車種だけ教習車に変えたもので趣味的にはあまり面白いものでは有りませんでしたが(白帯で教習車の表示とかありましたよね)。

 しかし、国鉄時代の教習車は大きく車体を改造したユニークなもの。

 クモヤ92形は、モハ63系列の2ドア形状で両運転台。実は美形?
 クヤ165形は、余剰のサハシ153形を改造したもの。
 そして、本記事で扱うクヤ153形も、同じくサハシ153を改造したものでした。

(この他 客車にも教習車が何形式もおりましたね。気動車や貨車、また機関車には存在しませんでしたが)

 サハシ153形は153系のビュフェ車。
 走る寿司屋として有名でしたが、1970年代ともなると営業は休止されるわ編成から外されるわ。
 放置されて解体される仲間も多かった中で、2両は教習車として生き残ったのでした。そのうちの1両です。



 側面はビュフェ車の面影を残したまま。
 
 前後は103系タイプの運転台を強引に増設。その上パンタグラフも搭載。

 こちらは調理室サイドの窓が少ない側面ですね。
 青に黄色帯の事業用車カラーも相まって、なんとも、妖しげ。

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2022年04月25日

【作品紹介】東洋様の ライオンズカラーのバスと電車(伊豆箱根バス・近江鉄道220形)



 さて。
 東洋様の「西武」続きますよ!



 西武系企業、伊豆箱根鉄道のバス(伊豆箱根バス)。

 車種特定ではないですが、ノンステになる前の少し前の(と言っても20年くらい前の)バスのイメージでしょうか。

 西武バスの本体こそはライオンズカラーになりませんでしたが、傍系企業の路線バスはほとんどがライオンズカラーになっていますよね。1980年代なかばからでしょうか。

 それは、今も継続しているようです。
 本家の貸切車・長距離車から消えてるライオンズカラー・レオマークが地方で残っているのは、植民地で本国の古い文化が残ってるが、如く?

 でも、明るく良い色ではあります。


 実制作。早く。概ねLDDどおりですね。2x2の窓で、後部のドアの暗示しているのが効果的です。

 ホイルは小さめなのですが、しかし、角型のオーバーフェンダーが凄く効いており、別文脈のバスビルドの可能性、感じさせるんですよ。
 シンプルながら、見劣りしない造形になってるのですね。
 あぁ、普通のちょっと古めの路線バス。大事な存在ではありませんか。

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2022年04月24日

【作品紹介】東洋様の 西武101系電車と、その可能性。


 西武 新101系電車。

 長く西武の顔でありました。今は多摩川線くらいでしかみられない3扉車ですが。

 しかし、嘗ては黄色い電車は近代化の証であり、二分割ブラックフェイス(ブラウンフェイスもいましたね)は、斬新なものであったんですよ。

 作品は、今の多摩川線の白塗装車です。



 支線と言っても東京近郊。20m車の4連です。

 単調なボデイに見えて、ドア周りの銀色処理が目立ち、レゴ向け題材であります。

 車体割付は真面目に考えるとかなり難しいのですけども、ドア間に窓3つと戸袋窓2つという割り切りは正解では無いでしょうか?


 同題材。ぬぬつき氏の作品と。

 前面の処理は同じなのですが、ぬぬつき氏の7幅に対して、こちらは6幅です。印象もまた変わってきます。
 こうして並べてみると、同じ処理が意外と使えず(!)、東洋様のアレンジが広範なのがわかるのですよね。


 CAD版。黄色が本命でしょうか。何時かこのバージョンも拝見したいものです。ヘッドライトはもう少し内側に寄せたほうが個人的には好みです(1x2のテクニックブロックが使えますね?)。まぁ、好みの問題でもありますけども。
 
 側面は1x2ガラスどかっと並べた仕様にできるといいですよね。

 自分もこの応用で、赤電の451系あたり作れないと妄想中です。
 或いは401系辺りを。この割り切った側面は「あり!」なんですよ。
 
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2022年04月20日

【作品紹介】dratin1様の「石見川本駅」。今はなき、ローカル線の駅



 2018年に廃止されてしまった三江線。
 その中ほどにあった「石見川本駅」は、交換機能もあった有人駅でありました。
 廃止時であってもそれなりの規模であったのです。

 1934年の開業で、三江線の中では古参区間。

 駅本屋(えきほんおく)は開業時のものであったのでしょうか?
 幸いにも廃線後も残され、地元信金の支点として活用されているようです。


 駅本屋。上手く、要約されておりますね。

 灰色の壁、青い瓦屋根。大きめの庇と軒先……。
 どこかにありそうな、木造駅舎。

 電柱やポスト、プランターといったアクセサリも効いています。


 窓の大きな、明るい印象でした。緩やかな階段もよく雰囲気つかんでます。

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2022年04月19日

【作品紹介】交流電機の赤はどんな色? 鮮やか塗りたて! さくりん様の、ED76

 国鉄時代の交流電気機関車の色は「赤」。
 脳内に焼き付けられてる方は多いことでしょう。

 しかし、カラー写真の見え方は違います。鉄道模型の解釈なんかもっとまちまち
 ならば、現物を観れば……? これも時代や入場工場によって色の差異があるのですよ(小田急の白と青とかはわかり易い例でしょうか)。

 交流電気機関車の赤は、「濃赤」にも見える。その解釈の作品です。


 ED76形は1965年から九州地区に投入されたもの。

 それまでの交流電機、どちらかというとメーカーの製品であり、個性が露骨に顕れるものであったのに対し(ED70の三菱・ED72の東芝・EF70の日立……等)、ED75からはメーカー問わぬ統一設計統一仕様になり、ED76はその九州用でありました。
 故に、製造は三菱・日立・東芝の三社に跨っています。
(余談ですが、EF200以降のJR貨物の電機はまた「メーカーの製品」に戻ってますね)

 九州では電気暖房化を行わなかったので、蒸気発生装置を搭載。
 そのためにED72同様のロングボディとなり、車軸配置もB-2-Bとなっています。

 製造はなんと、1979年まで続きました。国鉄電機としてはEF64-1000あたりとともに最後の方の製造ですね。
 日豊本線の全線電化と、あとはED72・ED73の置換用でもありました。

 然し、増備完了した頃から運用が減りだし。早期廃車された機体もあり……。
 それでもなお、JR貨物に10両ほど残されています。最終増備機でもかなりの車齢ですから、遠からずの引退でしょうか?


 さくりん様の作品は、先にも触れましたが車体色の「赤」を濃赤解釈したのが特徴です。重厚さと、質感が生まれました。
 なにより「新製されたれ、塗りたて」のフレッシュさも感じられましょう。

 特殊色?ゆえパーツの制約もそれなりにありそうですが、<<続きを読む>>
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2022年04月16日

【作品紹介】超豆茸様の東急目黒線シリーズ2「中堅層?」 5000II緑 都営6300形 埼玉高速2000系

 前回記事
https://t.co/zyhYLQT9fi
超豆茸様の東急目黒線シリーズ1「オールドファミリー」3000系II 5080系 メトロ9000系原型車




 まずは、目黒線の並び写真から。
 メトロ9000・東急3000II・東急3020・東急5080・東急5000II(5122F)



 東急3020は次回記事で。
 東急5000II(5122F)は今回記事で紹介しましょう。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆




 目黒線テーマとはやや離れますが、田園都市線から東横線に転属してきた5000系IIの、5122F。

 転属は2009年ですが、2017年から「東横線90周年記念」で<<続きを読む>>
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2022年04月14日

【作品紹介】薬師山様のオランダ国鉄1600形電機とダブルデッカー客車。製品的な、ストイック(CAD)。

https://twitter.com/yakushiyama/status/1513858977142288387
 より。




 薬師山様の作品の好いところは「製品的なストイックさ」に尽きます。

 これってじつはものすごい難しいことです。アマチュアのビルドってどうしても「盛る」方向になってしまいますから。拙作も例外ではなく。

 でも、レゴ元来の魅力って、抑制の効いた欧州玩具としての素朴さにも……あるのですよね?
(ええと。ここは疑問形にしておきます。断言には勇気いりますから)

 その文脈を抑えている作品というのは貴重であり、特筆すべきものと思うのです。


 オランダ国鉄1600形は、見ての通りのフランスはアルストム製。
 フランス国鉄のBB7200に相当する、B-B車軸配置の直流電機です。1981年から1983年に58両が導入されたもの。

 客車も貨車も曳きますが、客車に関しては「推す」もあるのですね。この機関車専用というわけではないようですが、通勤用の制御客車との組み合わせもあります。

 薬師山様の作品。逆スラントの前面窓は無理せずにキャノピーで。
 屋根のカーブも車屋根。サイドのルーバーも無理には埋め込まず。

 それでも、魅力がたっぷり。

 実物をしっかり捉えたがゆえの、ごまかしの効かないビルド……といって良いのでしょう。だからこそ、ポイント抑えた灯火類であったり、特徴的な形状の屋上機器。また矢印合わせたオランダ国鉄マークが映えるのでしょう。

 引き算、難しいのです。
 それをさらっとこなしてしまう。


 ペア組む制御客車です。

 これもまた、キャノピーでシンプルに纏め。二階に向かって上がっていく屋根は大型カーブスロープという使いにくい部品。
 でも、各部品が美しく、纏まってます。

 実物のユーロデザインを反映してる……というと褒め過ぎでしょうか?

 側面は気合入ってますね。
 1/2階とも窓まわりは順組です。しかし、オランダが発祥である「斜めライン」はグリルスロープの横組です。きっと、見栄えがすることでしょう。

 屋根のツルツル感は、2020年代の水準と言えます。


 編成にて。

 中距離の通勤列車でありますから、良い意味で脇役の列車でしょう。
 しかし、皆が主役を作るからこそ、脇役の相対的価値って大きいのは言うまでもありません。

 この列車は、TEEやTGV、ICEといった花形を引き立ててくれることでありましょう。その意味でも実制作叶うこと、願っております。
 
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2022年04月12日

【国内作品紹介】ユーハチ様の「ガーラ」(はとバス)。2022年。より高解像度なバス作品へ。

 ユーハチ様は、4ドアセダン系の乗用車ビルドをガラリと変えてしまったわけですが(いや大マジで)、バスビルドも大きく変えてしまってます。

 先の、バンホール・アストロメガもそんな作品でありましたが。
http://legotrain.seesaa.net/article/487091948.html

 引き続き。普通の国産のバスもより高精細に手掛けておられます。


 いすゞ ガーラ。
 いや、日野セレガかもしれませんが(私は区別がつかない)

 アクセントピラーを持つこの斬新な車体になってからも久しいですね。長距離高速路線・貸切とすっかりおなじみのバスです。
 
 インテリアも斬新であり、保守的なエアロバスより退屈しないんですよ。

 作品としては、2018年の薬師山様のものがあります。
http://legotrain.seesaa.net/article/459023782.html



 CAD揚げて。そして。あっという間に作品仕上げてこられました。

 黄色のはとバスです。同社は定期観光以外に、一般貸切もありますよね。
 昔はバスのおもちゃというと、国鉄かはとバスでしたから、良いチョイスであります。
 アクセントピラー表現。鮮烈です。ピラー上下逆に組み、そのラインを前部にきれいにつなげてしまう。18653の半アーチ使用。色彩とか制約されるかと思いきや、
https://www.bricklink.com/v2/catalog/catalogitem.page?P=18653
 めっさ、カラバリ豊富ですね(笑)。多くの事業者に対応できそうですよ……!

 しかし、他の部分の車体そのものは質実剛健?でありましょう。
 側窓が横組な他、あとは素直な順組ですから。5幅バスという強度が不安な題材では大事なことであります。

 サイドマーカーへのこだわりは、やはり「アメ車」(逆車)のりの作者らしいですね。

 前面。3x4パネルの<<続きを読む>>
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2022年04月07日

【作品紹介】ひろどり様のC11。ロープロファイル? ……の、ポテンシャル!

 C11は現在日本で、一番稼働両数の多い蒸気機関車かもしれません。

 本線の高速運転から、支線までに対応した万能性。
 動態保存機としてのニーズにマッチしているんでしょうか。

 そのためか、レゴでの作品も過去から(と言ってもPF以降ですが……)多数です。
 
 しかし、意外と難しい題材なのもまた事実。
 タンク式故に、テンダドライブという安直な駆動が出来ません。自作動力が必須となります。
(ホイールベースに目を瞑ればトレインモーター仕様も不可能では無いですけども。そりゃ別の話)。

 最低で、PF-Mモータ。そして単4の電池BOXと、受光ユニット。
 これを以下に収め。駆動させて。車体に収めこむか。
 ビルダーの腕が問われ、そして個性がにじみ出る、興味深い題材でもあるのですよね。


 ひろどり様の、今年3月の作品です。九州レゴオフ合わせ。

 一見した特徴は「車高が低め……?」
 これはスケールどおりかどうか難しいところです。

 しかし。<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月02日

【作品紹介】ユーハチ様のユーロなバス? スカニア・バンホールTDX24インターシティDD。バス作品の革命。




 ーハチ様(ユーノス800からだそうです)だから
「ユーロライナー」「ゆう」……? 
 というわけでは無いのでしょうけども(笑)。

 でも、ユーロなバスの作品です。
 「スカニア・バンホールTDX24インターシティDD」

 欧州のシャーシメーカー・スカニア。コーチビルダー バンホールの組み合わせは、まさかの輸入車の大席巻。
 国産ダブルデッカーのエアロキング生産中止久しいですが、その需要を上手く抑えているのですね。JR系事業者に好まれ、気がついたら長距離路線の主力のポジションに。

 いや、バスでは輸入車はあまり好まれないんですよ。
 大昔のメルセデス・ネオプランfが多々輸入された時代は物珍しさで売れたとか言われてますけども。むろん貸切観光用で。
 しかし、今は都市間高速路線用という実用本位です。お堅い?JR系が特に選択しているのもその流れ。それだけダブルデッカーの収益性のよさは魅力的なのでしょう。

 利用者としては、賛否両論なんですけども。
 最前列から3列目くらいまでの前面展望は昼便では魅力的ですよ。エアロキング時代は「乗り納め」気分で何度も最前列狙いました(笑)。

 また、階段部分はバスでは珍しい「フリースペース」としての価値があります。吹き抜けですから背も伸ばせます。トイレへのアプローチも良い感じですし。

 1階席は、あえて好む方も多いのです。カーテン閉じた状態での、狭めの個室感は乗用車やワゴンの乗用車仕様的なムード!
 あとバリアフリー対応でもあるのですよね。車椅子スペースはダブルデッカーならでは。1階席はノンステバスみたいなものですから。

 欠点は……上下方向の息苦しさ。
 座ってしまってリクライニング倒しても、なお狭い。
 トランクの小ささも致命的に思います……。

 それでも、バスが全部エアロとセレガーラになってしまうよりは良いんですよね。
 
 そんな話はともかく。


 まずはCADから。

 左は2021年作の6幅バージョン、右が今回の5幅バージョンです。
 作風の変化と言うか進化に驚かされます。

 5幅でも長さなどは長め解釈だそうです。これで正解ですね!

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2022年03月28日

【国内作品紹介】アイン様の 北陸鉄道ED30形。ちょっと変わった私鉄電機は沼への入り口?


 先方の記事
https://ameblo.jp/ainchan2019/entry-12733501931.html




 北陸鉄道 ED30。ちょっと変わった私鉄電機です。

 1954年に東洋工機で製造。この時代の同社は私鉄向けの、デッキ付のBB箱型電機をそこそこ量産しておりました。三岐とか、相鉄とか向けに。三岐のは現役です。

 しかし、それらとは全く違うスタイルなのが北陸鉄道のED30。無論1形式1両。
 片方によった前面扉。全体に簡素なデザイン。

 極めつけは台車で。なんと電気式気動車キハニ36450の台車を再利用したのだとか。あの車は片方三軸・片方ニ軸台車でしたが、そのニ軸台車の方を2両分です。

 モータは電車用で見かけの割に非力。
 まぁ、これは他の私鉄電機もそんなものですよね……。
 
 北陸鉄道石川線の、ダム工事の資材輸送に活躍した後は、1976年に同線の貨物廃止で除雪専用機に。頑丈な枠を付けてラッセルヘッド装着。

 その後も温存され、1994年には台車と電装品を西武のお古に更新。キハニ36450由来の台車は喪われてしまいました。
 2010年に廃車されていますが、若櫻鉄道の隼駅に保存されているようです。


 アイン様の作品。

 スタイルも性能も、電車と電機の間の子という感じでしょうか。
 そういう車両は北陸鉄道には過去にゴロゴロ(!)していたので、その文脈の車でもあります?

 特徴的な車体は余すこと無く。
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2022年03月27日

【作品紹介】ユーハチ様の「ユーロライナー」。夢が、叶う。


 以前、CADを紹介した作品の「実制作」です。
http://legotrain.seesaa.net/article/485524945.html


 
 長年の夢が叶うが如き、題材です。
 また、CAD時代よりも修正されているのがわかりますね。


 側窓は希少・高価なトレイン窓を避け、パネルとクリアブロックでの構成です。

 ずっと以前から、トレイン窓はJNRの窓には大きすぎるのでは? という指摘は有り、それを裏付けるような。
 ともあれ、「レアパーツの呪縛を逃れる意義」は大きいと言えましょう。これ、ジョイフルトレインに限らず、多くの題材で関連してくることですからね?



 とりあえず、4連での落成です。
 デビウ当時はこれにカフェラウンジ入れた5連でありましたね。違和感ありません。

 また、EF64の専用塗色もキマってます。
 

 客車側から。この展望車の造形に答えができたのは大きいですね。
 ダークブルーの帯はやはり美しい。車体色は厳密には凄く薄いペールブルーなのですが、白で正解でしょう。

 ロゴは省略ですが、ここで無理する必要もないとは思うのです


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2022年03月21日

【作品紹介】もり様のH.P.42の近代改修型? 大型旅客機の作品




 おもえば、民間機(旅客機)の作品というのは凄く少ないものです。
 自分の観測範囲で、年に一つか二つか……と言ったところでしょうか。

 そこに現れた、大物であります。

https://twitter.com/YForestYul/status/1502860112830287874
 より。

 ハンドレページ42(H.P,42)は、1931年から就航した、当時としては大型の陸上旅客機でした。
 陸上、としたのは、大型機は飛行艇も多く使われていた時代であったからです。
 8機が作られ、英国と欧州各地、また英国と植民地を結びました。

 1939年に民間からは引退。軍用に徴用。
 ……その中で全機が喪われてしまいました。

 巨大な複葉機であり、露出した車輪など引退した1939年の地点では旧式であったのでしょう。航空輸送を変えてしまった単葉・金属製の量産機、D3-3の就航が1936年のことでしたから。
 それでも、航空旅客輸送初期の優雅さ、壮麗さの記念碑的な機体です。
 それ故に某アニメータさんのお気に入りともいわれてますね。「魔女の宅急便」の冒頭、タイトルロゴの浮かび上がるところの飛行機、といえばわかる方も多いと思います。

 なお、1931−1939年の間に、旅客死亡事故ゼロであったことも特筆されましょう。
 豪華なだけでなく、安全な飛行機でもあったのでした。




 優雅で、そして大きな飛行機です。
 複葉機としては最大級でしょうか。省略されているとは言えトラス構造が素晴らしい!
 4発のレシプロ。エンジンもまた作り込まれています。飛行機造り慣れてる方の作品という感じです。
 
 あの時代の民間機はシルバーペイントが普通ですが、白の解釈です。
 銀を白に解釈する作風もありますね。

 青のラインと、垂直尾翼の青い舵がまたスタイリッシュ。


 ただ、個人的な解釈ですが、近代改修型として戦後まで生き残った機体……なんて想像もしたくなるのです。
 戦後ならば、エアラインも白塗装が多くなります。キャノピーや前頭部も合わせて改修されたというのはどんなものでしょうか。
(このあたり、もり様の意図と違ってたら大変申し訳ない解釈ですが)
 
 G-AAXC「ヘラクレス」(Heracles)は1940年に地上衝突で損傷受けて……と言われておりますが、修理受けて活躍できていたら……と想像したくもなるのでした。
 

 舞い上がる。

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2022年03月20日

【作品紹介】ひろどり様のキハ42000 華奢さこそ、古典気動車?/平成の買収気動車?

 キハ42000(キハ07)の一族は、レゴトレイン的には人気題材です。

 現存保存車の多さもありますし、活動年代の広さも有りましょうね。最後の車が引退したのは鹿島鉄道の廃線の2007年でしたから(相当な魔改造者でしたが)。
 実は、製造も戦前のみではなく、戦後生まれも多かったり。

 その人気題材に。ひろどり様の、新解釈が生まれました。


 線を細く、華奢さのある解釈としての42000です。

 あの時代の気動車は、全長こそ19mに達したものの、車体幅や車体高さは電車や客車よりも一回り小さいものでした。その雰囲気が伝わってきます。

 そして、無理のない構成は凄くスマートなものでもあります。


 滑らかな流線型。前面下部は2幅分横組で綺麗にカーブスロープが繋がる。
 
 前面上部は3x6の半円プレートできれいに形が作られています。
 このプレート、赤が非常に高価なため避けられて角型のプレートで代用されておりますが気にならないのですね。他の線がしっかりしているためでしょう。
 
 見逃せないのは、連結器胴受がレールプレートで表現されていること! 


 反対サイドより。

 よく見ると、尾灯は割愛です。この割り切りも有りに思えてきます。
(後述しますが、各種のバリエーション展開も考慮されておりますよ)

 側面は、変則的な窓配置が考慮されているのが嬉しいですね。
 ドア凹みもあります。嬉しいのは中桟表現をガラスの分割で行ってることでしょう。クリアの1x1ブロックが入手しやすくなって表現の幅も広がって北感じです。
 
 ドアステップは台車側表現。

 雨樋は省略ですが、この時代の気動車ならそれも正解でしょう。


 拙作基準で恐縮ですが。キハ55との並び。

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