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2018年03月18日

【作品紹介】ジョージレモン様のクモハ42+クハ55(宇部線仕様)。旧型国電に独自の技に文脈

 先日(3月17日)、北九州レゴミーティングが行われました。
 それに合わせての作品のようです。宇部線は北九州から関門海峡を越えたすぐのところですね。以前はJR九州から宇部線方向に直通する普通列車さえあったほど。つまり、半地元です。


 wikipediaより。

 最後の旧型国電の営業車だったクモハ42形。
 1933年製造で関西地区に配属。今でいうところの221系的ポジションで、緩行(普通か快速)にも急行(新快速)にも入ってたようです。
 トップナンバーの001は、その後横須賀線→伊東線と転属して、1957年に宇部線にやってくる。

 宇部線では1981年に105系投入。旧型国電の殆どを淘汰しました。
 しかし、本山支線の運用に単行運転できるクモハ42だけが残された。そのあと2000年まで活躍続けます。
 今は001番が下関に残されています。幸いにも状態良好なようです。
(吹田のモハ52001とともに、京都鉄道博物館行にならないのは不思議ではありますが)


 ジョージレモン様の作品です。

 1990年ころまでのワンマン化される前の姿というか、未だ仲間たちが沢山いた1981年以前の姿でしょうか。前面に警戒色の入った宇部線固有の姿です。

 前面は横組メインで旧型国電の顔を作り出しています。
 貫通扉1ブロック。その左右に6プレートずつを足す作り方ですね。良い意味で、細面の美形?です。

 側面は更に独創的です。
 シルヘッダーはタイル張りで誇張表現。古風な雰囲気がよく伝わってきます。そして2つドアの間にぎっちりならんだ窓はまさにクモハ42の印象そのまま! 全体の雰囲気が良いので1段窓になっているのも気になりません。

 1段窓? よく見ると、パネルの中に中桟が見えるじゃありませんか! 窓まわりは横桟とピラーを巧みにポッチ間にプレート立てる手法で、H形に構築してる模様です。その外側にパネル。なるほど!

 屋根は45度スロープで、旧型電車には似合う表現。
 ライトはなんと点灯。純正のLEDです。

 床下機器も、旧型国電らしいパーツが並び、良き印象把握でしょう。


 貫通幌側の顔です。こちらのほうが嘗ての関西時代を彷彿させるものでした。
 前面の横組み構造が生かされておりますね。

 また、この面にはテールライト点灯も仕込まれているとか!

 宇部線の黄色警戒色は当時はあまり好感持たれて無かったようですが、警戒色なしの姿が末期の10余年続いたのを見慣れてますから、今の目で見ると「鮮やかで、これはこれでかっこよい!」と思えてしまうのです。


 相棒の? クハ55。
 3ドアロングシートの平凡なトレーラで何処にでも居た車でしたが、形状の個体差が大きな車でもありました。
 ノーシルシルヘッダーで平妻で宇部線配属。なにやら番号特定もできちゃいそうですね。

 側面はクモハとは別構造で、完全な6幅分横組です。ドアの凹みが嬉しい。

 それにしても、両運で2ドアクロスシートのクモハが、増結のクハぶら下げて走る編成って心地よいものですよね。


 クハ55の製作中の1枚。
 クモハ42もこのアングルが素敵です。

 個性的な旧型国電。さらなる展開が来るか?
 はたまた、別題材で新展開されてくるか。楽しみですね。

 さて。
 北九州レゴミーティングので活躍シーンはまた別記事に致しましょう。
 
posted by 関山 at 23:56| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月17日

【作品紹介】edwin様の英国スイッチャーと小規模貨物列車はエキゾチック。

 edwin様は……わかりやすく申せばK-LUGの代表者で、ジャパンブリックフェスト(JBF)の主催さんでもあります(毎年お世話になっております!)。

 トレイン作品を造られてきましたので記事にしましょう。
 良い意味で国内作品(の外国形)とも別文脈ですね。エキゾチックなモデルです。


 入換用のC形小型ディーゼル機関車です。

 前部のゼブラ表現が良い感じです。ボンネット上の丸み表現はカーブスロープの充実がビルドを変えましたよね。
 注目すべきは台枠の表現でしょう。平板になりがちな部分をサイドのタイル張りでボリューム感を出しています。

 足回りは9Vの3軸。9Vモータは回転を殺していないので旋回性は良さそうです。


 編成で。

 機関車の後ろもゼブラパターン。1x4プリントタイルを大胆に。
 英国型……のようですが、北米型でも通じる雰囲気です。とはいえ、日本形の世界観にも溶け込める雰囲気なのですね。思えば、大昔の鉄道模型はこのへんは邑楽かでありました。バックマンの無国籍なスイッチャーが活躍してたような。

 貨車はどちらかというとアメリカンな印象のボックスカー。
 側面はタイル張りでプレス表現の力作です。どうやらドア開閉もできそう?です。


 地味に気になるのは3両目のタンク車。
 造形が良い感じで、正円筒でないのが、却って遮熱板や各種ジャケット(キセ)などを想起させます。ドームやハシゴ。各種リンク類が精密な貨車モデルでしょう。

 タンク車は作り込むと楽しいジャンルです。
 決して脇役にはできない、何かがあるのですよね。

 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月14日

【作品紹介】いつき様の0系新幹線。素朴な?力作!

 先日の「ボクらのブリック」では公式には持ち込み車両の募集はしておりませんでしたが、然し、持ち込んできてくださった方が居られました(ありがとうございます)。

 いつき様(中学生!)の0系新幹線は取り出されるなり、居合わす皆があっと声を上げる!


 多くのお客様も見守る中での、お披露目です。


 基本造形は、シンプルで力強くレゴらしく。

 基本ブロック中心の造形はむしろ新鮮ですし、スロープ系やカーブスロープ系に慣れていると戻れないプリムティブさ。
 而して、それが鮮烈な印象と力強さを与えます。

 なにより、誰もが観て分かる「0系」「新幹線」という記号。見事に再現されているではありませんか!




 勿論、フリーテーマの時間にレイアウト走行させていただきました。
 やはり、0系は今でも人気ものです。


 世界最速の旅客列車(1964-1982)
 世界最速の蒸気機関車(現行記録保持)。夢の並走です。

 そして、ヨークの鉄道博物館で、同じ屋根の下に集う同志でもあります。

(実はイギリス中心の時間帯でしたが、誰もが「0系はOK!」という空気になってたことは申しておきます。鉄道発祥の国が認めし高速電車ですからね)


 赤い屋根と白い壁で、旧規格窓使いまくりのレトロビルドな?ホテルに似合いますね。

 この新幹線、同じ造形を60−70年代のレゴトレインシャーシの上に組むのもありかも知れません。あの時代に「日本向けに新幹線のセットが存在したら?」というifが楽しめるじゃありませんか! 多くの部分はあの時代のパーツでも再現できそう?


 現代のモデルとしても魅力たっぷりです。

 良い意味での玩具的なのですが、実はこの方向性、すごく難度は高いのですよ。
 全体で解像度を低めに揃える(ドット絵的な)ストイックさもこのビルドの魅力でありましょう!

 いつき様、今後も期待しております。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月07日

【作品紹介】エース君のD51 200号機。さらなる進化! エンジンドライブの誘惑(故に、綺麗なテンダです)。

 エース君、蒸機に関して確実に進化を続けています。

 今度の制作はD51リメイク。JR西日本の動態保存機で近年復帰したばかりの200号機モデルです。


 ほぼ7幅です。
 自作動力でエンジンドライブ。動輪はBBB-large(レゴ社公式と同じサイズ)。

 まず。全体のサイズ感・バランス感が素晴らしい。
 大きすぎず、機能と動輪径を考えるとほぼミニマムな全長。日本形というか国鉄形蒸機ゆえの「引き締まった」感じが濃厚に伝わってきます。

 全長が締まっているがゆえ、7幅フルスケールに合わせればスケールどおりの全長となり、また6幅レゴスケール(ショートスケール)の客車に合わせても程よいバランスになることでしょう。

 メインロッド動作はbikkubo式の簡易動作ですが、第二動輪上のモーションプレートが目を引きます。蒸機をちょっと精細に見せる。効果的なディテールですよね。
 サイドロッドはプレート+タイル。強度面がやや不安ですが……? 

 缶胴太さもこだわったそうです。D51として太すぎず細すぎず。ベストな寸法でしょう。


 顔部分。自作の「やまぐち」ヘッドマークが嬉しいですね。

 クリップを巧く使ったフロントの台枠部分が巧く。その先端は上下逆転でポチスロ使ったエンドビームに巧く繋げています。ここの表現は国鉄蒸機造る際汎用的に使えそうですよね。

 顔全体の印象ですが、エース君特有のΦ2の給水温め機が程よく、戯画的強調になっておりましょう。D51では、たしかに目立つ部分ですから。そしてナンバープレートと上手くバランスが取れているのです。

 薄いデフレクタも印象的ですね。


 この角度から見ると、給水温め機やデフレクタのバランスの良さが伝わってきます。
 缶胴は3幅ベースに2プレート分づつを左右に足したような? すなわち4幅+1.5プレート分の直径になっています。程よい丸みも感じられます。


 バックビュウ。エンジンドライブ VS テンダドライブは未だに結論の出てこないレゴトレイン界隈の「きのこたけのこ戦争」(レゴトレインにかぎらず、Nゲージでも未だテンダドライブのメーカーはありますよね)。
 このD51のテンダを観ると、エンジンドライブのメリットを強烈に感じさせられます。

 テンダの車輪配置・台車の印象は意外と大事であって、ここにトレインモータを入れると「無粋」なものになってしまうことを「テンダドライブ派」の関山にして痛感をさせられるのですよ……。「やられた!」って感じなのです。

 石炭積んでいるのも嬉しいですね。つい省略しがちですけども……。
 ポチスロは石炭らしい表情が出せるのです。


 テンダを別角度から。D51の後期型など1940年代の国鉄蒸機で見られる「舟形テンダ」の表現になっています。台枠部の1プレート削るだけでも随分「らしく」見えるものですよね。
 もちろん、カブスロなどで更にこだわってみても面白いかも?

 ともあれ、舟形テンダできると、D52やC59などへの展開も見えてきましょう?

 

 キャブが締まったサイズなのもD51らしいです。
 またキャブ下から第四動輪に掛けての、ウエッジプレート使った火室表現も<<続きを読む>>
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2018年03月05日

【作品紹介】「最も有名なゲテモノ」ジョージ・レモン様の山鹿温泉鉄道 キハ101

 山鹿温泉鉄道。とてもマイナーな九州は熊本の零細鉄道で1960年に休止→廃止。
 然し、そのキハ101は鉄道ファン的にはとても有名な車両でもあります。

 その姿は直球の「レールバス」。線路上を走るボンネットバス!
 無論単端式(片運転台で要方向転換)です。



 この種のゲテモノ、自動車に毛が生えたようなものだった内燃動車の創始期(大正から昭和初期)だってそうそうありません。あっても762mm軌間など軽便用。

 然し。この車は戦後生まれ。軌間も軽便用ではなく、1067mm軌間用です。
 そのうえ戦後混乱期ではなくて1955年。既にまともというか普通の気動車。キハ17系等がガンガン量産されてた頃。この時期にこんな代物造ったとは……。
 
 更にこの車のルーツは進駐軍払下げのGMCトラック。1947−50年ころには、進駐軍払下げのフレームとエンジンに日本でバス車体を架設した改造車が各地で使われてた由。ガソリン特配付で、車内には「この車は進駐軍の好意により……」とかの掲示がされてたとか。

 そんな軍用車改造バスも1950年代前半には、(まともな)国産ディーゼルバスの登場で早くも引退。多くが廃車解体される中、大阪市で使われてた2台が「国鉄西鹿児島工場」に送られ、鉄輪に改造。
 101がボンネット。102がキャブオーバースタイル。

 で、せっかく改造したこの2両のレールバスも、もともと持っていた気動車2両(キハ41000類似)で運用が足りたため余り使われず。そして導入から5年後に休止→廃止です。

 もっとも、当時のバスの寿命からいけば通算15年かそれ以上は十分に大往生でしょうが……。それでも九州の僻地であったことと鉄道車両としては5年の寿命ですから記録写真が残ってるのが奇跡なのかもしれません。




 ご地元九州 ジョージ・レモン様の作品です。

 まず、6幅のボンネットバスとしての造形が完璧です。
 車輪を隠したフロントフェンダー。飛び出たヘッドライト。前面窓の傾斜+後退角。ドアとボンネットの間の微妙なカーブ。原始的な折戸ドア。横組の側窓。
 そしてミニマムと言えるサイズ。
 普通に6幅バス仕立てても「凄い」「濃い」作品でしょう。


 このカーブがまた艶っぽいのですね。




 その上、PF内蔵して自走ですよ!
 側面から見ればわかりますが、電池boxは縦置。その隣に同じく縦置きのMモータ(自作動力)、更にその隣……最後尾に受光ユニットです。

 つまり、電池boxの上にモータ、その上に受光ユニットの3段構成を横倒しにしたとも言えるのでしょうか?

 コンパクト化のための機器配置の工夫が……実物同様のゲテモノ感というと褒め過ぎでしょうか(笑)。機器配置の究極の一つでしょう。
 なお、この題材だと自作動力必須ですよね。ホイルベースの長さがちょっとエグい(笑)。無論、トレインモータ1軸駆動という手もありましょうけど(つまり9Vで安易にというのは難しい相談です)。

 あと。丸み持ったテールスタイルもいい感じですね。
 車輪のギリギリ寸法でツライチな隠し方も!



 当時っぽい自動車と。
 日通っぽい配色のやはり軍用車払下げ風のトラック。世界観が揃います。


 ボンネット同士。良い雰囲気。



 走行動画です。自作動力ゆえの低速感が却って心地よい。
 
 「最も有名なゲテモノ」として、走らせたら人気者になりそうです。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月04日

【作品紹介】歯車K様の産業用ナロー機関車/ナローの泉様の自作軌道など

 以前に製作中を上げられていたものも含めての紹介です。


 歯車K様の最新作の産業用……マイニングディーゼル機関車。マイニング=鉱山 ですね(最近は別の意味で使われてますが、「採掘」ですから(笑))。屋根なしです。

 線路幅は通常です。但し軌道は自作。テクニックアームです。ただコスト面では通常のプレートを立てたほうが有利ではあります……。ルックスは独特の味が出てきますけども。

 機関車は2-3噸クラスの鉱山用機関車としてもミニマムなクラスですね。鋳物台枠の重厚感と、妙にカーブしててスマートなボンネットの対比が良い感じです。そしてプレート構成故に肉厚感(というか肉薄感)が伝わってくるキャブ周り。
 テクニカルな煙突周りも、消音器含めて良い処理じゃないでしょうか。
 緩衝器付きの連結器も嬉しい!

 スケールは1990年代の「テクニックフィグ」合わせです。
 テクニックフィグは基本造形や雰囲気、可動範囲などで良い感じなのですよね。惜しむらくは当時のテクニックに今ほど建機重機系が少なく、「作業員」的なデザインが無いことでしたが。
(同じ問題はベルビルフィグでもありますが)

 動力系は割愛で、手押しです。このサイズだと、ラージスケールでも動力化は困難?
 でも小規模ジオラマなど造って愉しむのもありかもしれません。

 あと、キャブなしのマイニングロコが苦手……というなら、この造形のままミニマムなキャブ付けても良いかもしれません。




 あと、少し前の作品ですが。ボツなら惜しすぎます。
 やはり産業用のディーゼル機関車で、より近代的・現代的なスタイルを意識されているのでしょうか。曲面的パネル造形が素敵です。
 3つ目玉は坑道を明るく照らしそう。

 また、この作品でも台枠の鋳物感が伝わってくるんですよね。
 手すり?もコダワリのディテールです。


 レゴ・ラージスケールナロー。可能性はまだまだ広そうです。
 用途は鉱山軌道・工事軌道・森林鉄道・軍用・観光用軌道……。無論通常の軽便も。
 動力は蒸機・ガソリン・ディーゼル・バッテリ・電気・エアー。

 この辺の組み合わせ次第で魅力的な世界が生み出せることでしょう。


 おまけ、ナローの泉様のポイント自作について。


 この方の自作軌道は「とにかく凄い」です。
 あと4枚め画像ですが、写ってる蒸機はさらっと新作では???


 日本型っぽいナロー蒸機? なかなか気になる存在です。
 あと内部八の字線の急カーブっぷりも!

 
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2018年02月27日

【作品紹介】アイン様の相鉄8000系電車。鋭角前面とブレーキディスクの個性派!

 相模鉄道。略称 相鉄。
 独自の存在感を放つ準大手私鉄でした。過去形なのは今や大手私鉄の一角であるから。

 横浜から海老名までの本線は乗り通してもそれほど長くは感じられないものですけども(速達性と低運賃の故もあります)、而して急行以上の列車の殆どが20m車の10連運行というのは極太の輸送ラインと言えるでしょう。それに至るまでの、1950-80年代の大躍進も凄まじいものでありました。
(ちなみに、戦中までは非電化で気動車が単行で走ってたような路線です)

 大躍進したものの接続点が横浜ということで長らく格下感はありました。が、現在建設中の羽沢経由の乗入線が開業すればJR湘南新宿ライン、また東急東横線と結ばれ、遂に東京直通を叶えることになります。さらなる大変動が起こりそうな!?

 さて。
 相鉄は車両面でも個性的で意欲的でした。
 1955年の流線型の丸型5000系電車に始まり、輸送力本位の大型車6000系新旧。アルミ車7000系(冷房にパワーウインドウ)。7000系と同車体の更新車2100系に5100系……。

 その流れの中で1990-1999年に製造されたのが8000系電車(日立製)。相鉄電車の特徴である直角カルダンに外側ディスクのブレーキ。車体はパワーウインドウのアルミボディ。編成中2両が4ドアセミクロス車というのもユニークなもの。メーカー違い(東急車輛製)で同仕様ながら外見が全く違う9000系も平行製造されたのも他例がありません。
 この8000系は1編成が事故廃車になったものの、12編成が活躍中です。


 アイン様の作品です。先方の記事はこちら。
 第一次完成
https://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40601135.html
 第二次完成
https://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40607385.html
 画像は第一次完成時のものです。4ドアを3ドアアレンジしていますが、お陰で側面に悠然とした雰囲気が感じられます。20m4ドアでも詰まった感じの車とのびのびした感じの車がありますけど、8000系や9000系は後者なんですよね。

 カラーリングは実物の塗装変更前モチーフ。赤ベースで、側面は一部アルミむき出し。メリハリの効いたものでした。

 作品では下半部に赤白を配して、上半分灰色の印象的な姿です。
 また、ドア部分の素材質感差を表現してるのも良い感じですね。


 前面アップ。
 前面窓傾斜部は3幅分の横組みです。この種の非対称顔は1980−90年代の電車の流行りでしたけども、2x3パネル使うことで運転台側の爽快感が強調され、非常口側とのバランスも良くなっています。
 合わせ目の部分はポチスロですが、ここに赤を差しているのもまた巧い。

 スカートの角度もよく、全体として実物の鋭角感が顕れていおりましょう。

 折れ線部の微妙なアークラインは割愛されていますが、無理して表現するよりは割愛してスッキリさを強調するのも戦略でしょう。


 中間車。先にも触れましたが3ドアアレンジで悠然と。そしてドアの素材感が強調されてる由(実物は車体アルミに対して、ドア部分のみステンレス)。


 そして、台車。
 ブレーキディスクがアウトサイドな個性的な台車の再現です!

 車輪は通常品ではなくて軸穴車輪。ブレーキディスクには当初Φ2プレートを使っていたそうですが、走行抵抗が大きくなる傾向があったようなのです。原因は不明……。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 対策として、ブレーキディスクを8幅ベベルギアの「裏面」に変更。これで問題が解消したとのことです。そしてルックス面でも効果は覿面でしょう。

 車輪径より微妙に小さくなり。また、ブレーキディスクの中空感までも感じさせられています。巧いパーツ見立てですね。

 さて。
 この手を使えば「外側ブレーキディスク」の題材がいろいろ捗りそうに思えませんか?
 相鉄(6000系から9000系迄)以外にも、パイオニアIIIを履いていたふた昔ほど前の東急や井の頭線や南海の電車。何故か相鉄同様に外側ブレーキディスクだった小田急4000形(初代)etc。
 不可能が、可能に!

 ともあれ、外側のブレーキディスクは、大きめの模型だと回転もまた絵にもなることでしょう。


 この台車改良をもって二次完成に。完璧な姿。

 先頭車の台車だけ通常台車枠なのが惜しいですが、動力台車もブレーキディスク付きにするのは難しくなさそうです。如何でしょうか?


 東急8500系との並びです。
 実物が顔を合わせたことはない筈で、また今後もその可能性は低そうです。
 ですが、でも同じ関東西部神奈川方面の私鉄通勤形として世界観が揃うのです。


 或いは、田園都市 vs 緑園都市?
 

 メトロ8000系との並び。
 同じ8000系でもメトロ8000系のほうが少し先輩です。然し、角ばったスラントフェイスはやはり同じ時代の顔でありましょうか。
 
 ところで、相鉄8000系と並びそうなネタですが。
 そのデビウ当時は未だ相鉄には貨物列車(米軍向け燃料輸送 1998年廃止)が残っておりましたので、デッキ付私鉄電機との並びが案外絵になるかもしれませんね。

 あとは海老名での小田急との並びもあり。
 その上、横浜出てしばらく東海道線とも並走ですから、この種の並びは実はかなりいろいろパターンが有り得そうです。

 その意味でも、相鉄は楽しく、美味しい題材なのかもしれませんね。
 過去も現在も個性的な電車たちは、制作意欲を刺激しましょう。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】超豆茸様のトラス橋。鋼材組んだかのごとく。全長127ポッチ!(約4両分)

 物量勝負ではありますけども、それでもテクニックのアームやビームを組み立てたトラス橋は魅力的です。
 
 キベルネ様やdyson様などの作品が既にありますが、こちらの超豆茸様の作品も常識的な?規模の良さが感じられます。


 常識的……とか記しましたが、それでも結構長く、そして結構な資材量を投下した作品ですね。
 無論、レゴですから「鋼材」は何にでも転用できるのですけども。


 全長127ポッチ! 1両32ポッチ計算だと4両相当です。やはり、長い!

 形状面ではトラス橋の理にかなった作り……のようです。
 ワンスパンで保つ強度があるかどうかはちょっと分かりませんが……? 


 印象的なのは、無理して長い鋼材……もといアームを使わず、短めのアームを巧く中継ぎして使っていることでしょうか。手持ち資材に長いアームがなくても(或いは長いアームが割高でも)、こうして代用できるのは意識されて良いことでしょうね。

 トラス橋はまだまだ可能性のあるジャンルだと思います。
 いろいろな可能性が試されて欲しいと思うのでした。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月26日

【作品紹介】iL様のキハ40。床下に伝導系をすべて収めたリアルスケールの奇跡。

 8幅フルスケールの可能性が、更に高まりました。
 実物同様のリアルな推進系を仕込みつつ、8幅で収めているのですから!


 まずは外見です。
 JR北海道仕様のキハ40。少しずつ数は減らしつつある系列ですけど、でもまだまだ重用されてて道内あちこちで見かける車です。国鉄規格の頑丈さが結果的に役立った?


 8幅ならではの表現。車体裾の丸みであったり、また前面の微妙な丸みが印象的ですね。6幅でもこれらの表現は不可能ではないですけど、やや強調されて誇張表現になってしまいます(故に、割愛という選択にもなります……)。
 でも8幅だとちょうど良い塩梅です。

 キハ40の微妙に不細工と言われた顔がなんともそれっぽい。
 ラージスケール故に、2幅横組の前面窓でサイズもぴったりですし。タイフォンカバーやジャンパ栓のサイズも適切なんですよね。




 側面より。やはり全体が大きいので2x2のパネル横組で、きちんとキハ40北海道形の小窓感が表現できています。窓数も省略なく?きれいに収まっていましょう。

 ドアは3幅で、センターに巧く窓を収める。ドア凹みもこのスケールだと必然性が高そうです。

 車側灯や給油口が表現されているのも印象的。
 後者は意外と目立つものですよね。

 屋根上はベンチレータと水タンクが良いメリハリになっています。


 肝心の足回り。

 床面の厚さを利用することで、床下にPF機器も含む全ての動力系が収まっています!

 横倒しにしてわずかでも低さを稼いだ(12プレート分→10プレート分)電池boxと、PF受光ユニット。上下をサンドイッチすることで強度も確保している模様。

 そして、Mモータによる駆動系。


 アップで見ましょう。此処ばかりは実物どおりの直線的配置ではなくて、模型的に折り返し且つ落とし込みギアを経た配置です。これでも技術的に大変高度なのは言うまでもありません。

 また、側面から見たシルエットは電池box・受光ユニットという塊からシャフトが出ているように見えるので、かなり正確な印象になるのではないでしょうか?

 動力系のユニット類はテクニック系で車体に結わえられており、結構な強度がありそうです。
 また、動力系はクラッチ切ることが出来、回送にも対応。
 合わせて、モーターにトレインモーターを使って高速運転(安定運転?)対応も可能とのこと。様々なシチュエーションに対応しうるのです。


 インテリア。PF車両でありながら、車内がすべて開放され、作り込まれています。
 

 運転台。助手席側にはブレーキハンドルも。前面表現と運転台表現の両立はすごいですね。
 デッキにはワンマン運転用の運賃箱などもあります。

 網棚の表現もあり。


 トイレ側です。
 トイレの壁をタイル1枚分にしており、必要以上に面積を取らないようにしています。窓穴使った便器の表現も唸らされます。


 車内。左右にシートが有るとやはりリアル……。
 ミニフィグスケールの定義は人によってぶれますけども、これは一つの解答で有りましょう。


 着席状態。

 かなりリアルなモデルなので、シートもタウンシートではなくて国鉄っぽいクロスシートを自作されると更に化けてきそうな気がするのですが、如何でしょうか?

 それにしても、凄いモデルです。
 単行でも相当な存在感があることでしょうし(実物も単行が多いのですし)、何らかの仲間(キハ54やキハ150形など?)を増やしてあげても楽しそうですね。1両づつ増備で世界観を広げていけるのは一般型気動車の強みではありますし。
 


 いい音!
 
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2018年02月20日

【作品紹介】やまこ様のEF66 王道の国鉄仕様! 稜線強調の美形解釈?

 やまこ様は以前、独自観点でのJR西日本221系電車を造られた方です。

 その二作目が顕れました。


 7幅で全長36ポッチのEF66形電気機関車です。

 EF66形は1967年に試作。1969-1974年に増備された高速貨物列車用電気機関車。国鉄最大の出力を誇るとともに、「特急用」を意識したであろう突出形状の華やかな前頭部は、貨物輸送の近代化を大いにアピールしたものです。
 その形状から旅客列車充当も期待されていたものでしたが、1985年から東京〜下関間の寝台特急も曳いており、ブルートレインの終焉まで続きました。

 現在では高速貨物列車用としても殆どが引退しており、残存機は僅かになってしまいました。40年以上も活躍しているので、後継に譲るのも仕方ないことでありましょう。

 なお、1988-90年に増備機100番台も製造されています。こちらは趣の変わったすっきりした流線型でした。

レゴではEF66原型はTN-factory様にあおつき様の作品があります。特殊なところでtalapz(たぁ)様作品も。
http://legotrain.seesaa.net/article/187938897.html
http://legotrain.seesaa.net/article/450948720.html
http://legotrain.seesaa.net/article/164913113.html

 また、クロック様の100番台もあります。
http://legotrain.seesaa.net/article/450644855.html




 やまこ様作品は上記の過去作群とはまた違う文脈で、独自のフォルムを再現しております。
 前面窓はセンターピラーが通った仕様です。
 前面の下半分はポチスロ使って稜線を強調。微妙な角度で固定されたウエッジプレートは高度な印象ですね。
 斜めに挑んだスカートも見事。

 特急シンボルマークを題材にしたナンバープレートは割愛ですがあまり気になりません(但し、巧く表現できてたら鬼に金棒でしょうが)、前面下部のグリル部分は灰色の方が良いかもしれませんが如何でしょうか?


 この角度だと、特に鋭角感が伝わります。

 7幅メリットも享受しておりますね。EF66の上窄まりの形状は7幅がベストですし、前頭部は程よいバランス感につながっています。

 余談ですが、クロック様のEF66 100番台ともスケールは揃いそうですから、並ぶ機会あればいいなぁとも思うのですが。


 側面。上半部分はタイル貼り付けです。1x2タイルによる側窓が良い雰囲気ですね。
 窓数は省略無しで7個です。

 足回りは何らかの台車枠表現があると、より大型電機らしく見えるかもしれません。また、車体裾の1プレート分を詰めて(具体的には、帯から下を4プレート分から3プレート分に詰めて)、その分、台車と車体の間に1プレート入れると車体がスマートになり、且つ電機らしい力強さも表現できそうですね。

 7幅36ポッチ全長ならば、6幅のコンテナ貨車や、また6幅フルスケールの客車を曳いても似合いそうですね。
 今後の活躍に期待しております。
 
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2018年02月14日

【作品紹介】魔王だーはら様の大正な街並みと、路面電車。夢の第一歩?

 動力化のされていない静的なジオラマです。然し、この情景から得られるものは大きいのです。


 近代建築と木造商家を背景に。このあたりは多くの方が挑まれていますが、だーはら様の完成度・密度はかなり高い。サイズも大きすぎず・小さすぎず。フィグや小物に合う大きさでありましょうか?

 さて、肝心の軌道。
 未舗装の道の上に、線路敷だけ石で舗装されてる様子が再現されています。

 この雰囲気が、如何にも大正から昭和初期な情景を想起させます。
 道路のアスファルト舗装なんて、戦後自動車が増えてからのことなのですから。

 木製の電信柱も嬉しいですね。マストの転用ですが良い雰囲気出てるじゃありませんか。


 電車はダミーですが、古典的な単車です。
 小柄なのが嬉しいです。前面窓は角度がついてて電車らしく。側面は横組みで技術面でのチャレンジも感じられましょう。ヘッドライトは窓下1灯のおへそライトか、はたまた取付式でしょうか?

 ただ、昔の電車らしく見せるためのアレンジを幾つか。
 集電装置はトロリーポールが良いでしょう。床面はもう少し高くしてもバチは当たりません。それよりは台車枠の表現がほしいかしら。ダブルルーフも載ってるとより典雅な雰囲気になるでしょう。

 ベタですが、明治村の京都市電とか、函館のハイカラ號当たりが参考になるかと思います(後者は本線運用のため集電装置は今のものですが)。


 全景。商家の内装はこれからですね。ここを巧く見せて、ミニフィグで演出。
 和服系は案外sw系に転用できるものがあります。また、昭和初期なら洋服の人も増えてきます。このあたりはお好みで……。

 また、大正末には自動車も入ってきています。無論自家用車ではなくバスやトラックなどですが。フォードTは昭和初期には日本国内での製造さえありました。

 鉄道車両は電車にかぎらず。この情景なら「小型蒸機+客貨車」「怪しげな気動車(蒸気動車)」「怪しげな気動車(ガソリン車)」だって絵になりそうですね。「朝倉軌道」辺りは素敵なワードです(笑)。

 一方で、初期の阪神電車や京浜急行のように大柄な電車をこんなところに走らせるのも絵になるかもしれません。いわゆる源流的な「インタアーバン」(都市間高速電車)です。ただ、木造で14-15m級で単行か2連くらいがギリギリ似合う感じ。それより大きな電車はちょっと苦しいかも……?

 ともあれ、基礎板(タン色)3枚に始まる夢ある情景。
 いろいろな想像と、軽い羨望を掻き立てられるのでした。
 
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2018年02月13日

【作品紹介】クロック様の、英国型? 古典ラッセル車。小さく可愛く、密度感!


 ……実物の解説ができないのが申し訳ないです。
 おそらく英国形と思われるのですが。

 シンプルな、そしておそらく旧型の3軸除雪車です。
 モデルでは2軸アレンジ。可愛らしい?スタイルですが、ミニマムなプロウだけの除雪車はこの種の車両の源流なのでしょうね。

 ラッセル車の鋤の形状は……日本でもキ100形辺りで相当に試行錯誤が行われたものなのですが、この作品の鋤形状は日本で言うなら木造車時代の、古典的な印象なもの? 下半分がクサビ状で、その上に別のクサビが載ったような。日本では雪質に合わないと別形状に改良されてゆきましたが……。

 さて。この古典的除雪車。現在も使われているのでしょうか?


 先にも記しましたが、まさにクサビの上にクサビが載ってる構造です。


 下のクサビですが、グリルスロープの角度に合わせて隙間なく構成されています。文字通り、隙がない! また、平板部に使われてる4x6のポッチ付きタイルも良い味を出してます。ポッチってリベットの見立てになるんですよね。

 隙がないというと、スカートで覆われた足回りも除雪車ならでは、です。タイルで平板に。幾つかのポッチがリベットの如く。

 上のクサビ。ゼブラパターンが鮮烈ですね。そして、魅力になっています。
 左右に張り出してるのもいい感じ。なお、この車が小柄なのは日本のキ100形辺りとは違い、側面に張り出す翼がないからですね。ああいう可動部分があると操作用の空気動力や操作員のための空間が必要になり、大柄になってしまうのですよ。

 操作室は……こぶりなものです。4幅。ここで前方監視をすることは考えておらず、幅を狭くすることで、推進の機関車からの視界を確保してるのでしょうか?

 これが4幅ゆえの小柄感につながってもいます。


 真正面。
 警戒色が実に鮮烈。用途を考えると警戒色は必然性高いのですが。


 編成例?
 68形ディーゼル機関車
http://legotrain.seesaa.net/article/455390573.html
 に推されて。本線用の新型機ですから、日本で言うならDF200がキ100を推してるような状態。本線機が已む無く除雪に駆り出されたって感じでしょうか。しかし、何故か様になっています(笑)。

 実際にはどんな機関車が似合うのでしょうね。
 入換用のディーゼル機関車か、CタンクやBテンダあたりでしょうか。

 一方で。
 初期の輸入車が何故か生き残ってる……という設定で日本形との組み合わせも案外ありかもしれません。おなじみ9600とか8620とかDE10。はたまた私鉄の電動貨車や旧型電機(英国製かアメリカ製ならベストマッチ♪)の取り合わせも行けそうな気がします。

 可愛く、楽しい。そして密度あるモデルなのですね。



【追記】
 この種のラッセル車は「indpendent snowploug」というのだそうです(画像検索で当該タイプがずらりと。どうやら現役? 無論、英国です)

 訳すと「独立したスノウプロウ」。
 ですから、単独の除雪車が発達したものではなくて、動力車の前に付けるスノウプロウが大型化・発達したもの、ってところでしょうか。


 
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【作品紹介】ryokuchakuma様のチャギントントラム。驚異の観光路面電車(岡山電気軌道)

 実車がまだですね。年内の投入でしたでしょうか。
 でも、発表聞いたときは驚きました。
http://www.sankei.com/photo/story/news/180111/sty1801110017-n1.html

 路面電車に全席指定の「観光列車」です。それも新造車。それも標準型の低床電車(新潟トランシスのいわゆるブレーメン形)ベースで。

 いろいろな意味で思い切った企画でありましょう。

 それをいきなりレゴで作って来られるryokuchakuma様の選択眼もなかなか鋭い! この題材を作ろうとは……普通、考えもつかないですよ!


 ウィルソン側です。
 アメリカンスタイルのディーゼル機関車……というよりウィルソンが路面電車而も低床車にアレンジされているのが、見事に表現されています。
 普通にウィルソン造るのより、難しそうですよね……。

 写真だと「目」がちょっと分かりにくいのが残念ですね。ガラスの外側につける事ができたらそっちのほうがいいかもしれません。

 低床電車としての造形ですが、スカートで覆われた足回りとかなりギリギリまで落とし込んだ床面がいい雰囲気です。

 大柄のZパンタも、ディーゼル機関車ではなくて電車だ! ということを表現してるかのよう。


 ウィルソンの完成予想イラスト。ほんとに路面電車でこれやるのか? という驚きなのですが、実際にやっちゃうのが水戸岡鋭治さんですからね。これが走る街は楽しげに見えそうです。
 それはそうと、パンタを省略してるのは詐欺じゃね(笑)。


 変わってブルースター側。
 カラーリングや運行番号表示窓跡にとってつけたライトなどから、イギリスのディーゼル機関車の中でもボンネット型のがプロトタイプなのでしょう。

 前面ガラスと目の表現は、こちらのほうが自然な感じがします。ガラスはクリアのほうがいいかもしれません(目が目立ちすぎますか?)。

 子供向けのキャラクターですから、派手な装飾類も決まってますね。その一方で床面まで下がったガラスドアが今様の路面電車であることを示してます。


 ブルースターの完成予想イラスト。
 前頭部はどんな素材で、どんな実装をしてくるのでしょうか(笑)。

 余談ですが、先日プラレール売り場に行ったら、定番の「トーマス」「ジェームス」とは別に「大井川鐵道 C11トーマス」に「大井川鐵道 C56 ジェームス」も売ってました(驚)。
 大井川のC11やC56の改装機もそろそろネタとして考えられてよいのかもしれません。
(好き嫌いの問題はあるかもしれませんが、あの「トーマス」が地方のローカル私鉄を潤してる事実は忘れてはなりません……)
 

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2018年02月10日

【作品紹介】5udon様の京王8000系「高尾山号」。鮮やかな復刻グリーン車

 先方の記事:京王電鉄 8000系 (高尾山号)

 京王8000系電車は1992年〜1999年製造。その後の9000系が増えたとはいえ、本線系の特急は未だ8000系が主力。
 帯が鮮やかな二色になった今のカラースキームも8000系に始まるものです。5000系(初代)以来のイメージを刷新した車両でもありましょう。
(そして5000系2代が更にイメージを変えてくのでしょうね)

 
 8000系は平凡な通勤形に見えて、乗ってみて快適さ・作りの丁寧さが分かる電車でもあります。新宿から八王子、高尾までの長距離乗車への考慮があるのは、同じ時代の小田急1000形に通じる「良さ」なのですね。通勤形もピンキリなのですよ?

 近年、趣味的には先頭車の中間車化などの変化も気になるところ。
 ここらはグリーン車時代の伝統?でしょうか(笑)。

 さて。グリーン車と言いますと。
 2015年から1編成がラッピングされ、復刻「グリーン車」の高尾山号になっています。なかなか似合ってる! この種のラッピングはイベント短期のことが多いのですけど、2018年現在も継続中なのは嬉しいですね。


 5udon様が、「ボクらのブリック」合わせで、高尾山号も造ってくださりました。

 京王グリーン車の色は解釈迷うところですが、この作品では「ブライトグリーン」を採用。この緑色は些か彩度が高いのですが、でも一番「高尾山号」のイメージに近いですね。ベストチョイスでしょう。


 但し、代償はパーツ種類の少なさなんだそうで。
 得られたブライトグリーンのパーツはこの種類だけ。これで電車を造るというのは無理があるそうですが。
 でも、その無理を通した価値、あろうというもの!


 8000系としての造形から観ていきましょう。

 先ず、先に触れた厳しいパーツ種類の制約があります。その中で8000系らしい造形を極める……。というか、制約なくても自然にこの顔に収まったんじゃないでしょうか。
 左右の大窓と、真ん中の貫通扉(非常口)のバランスが巧いのです。そして下方についた前照灯。

 微妙な丸みや傾斜は割愛されていますが、それでも8000系らしい流麗感はあります。作風の差異や、はたまた全体の雰囲気やバランスも含め、無理して丸みや角度を付ける必要はない!ことを証明しておりましょうね。

 スカートも緑にラッピングされてるのが特徴ですが、そこも制約下で巧くまとめておりましょう。5幅で表現してしまった感じに。そしてステップ部分を強調しているので顔に立体感・陰影が産まれています。

 今回は高尾山号ですが、ノーマルのクリーム前面+銀車体も観てみたいですね(笑)。


 4両編成。実物は10連固定ですが。戸袋窓も省略です。ただ、そうした割愛は気にならない作品です。無理に挑戦されていることが人を感動させるのですよね。


 勿論、各車の春夏秋冬ラッピングも表現!
 比較的シンプルなパターンとは言え、ラッピング表現は嬉しいものです。


 春。桜。

 側面の造作は先行のデヤ900に準じており、世界が揃います。


 夏。
 二昔前のステンレス車へのラッピングであるがゆえのリブ表現が出来ないのは致し方ないところですね。パーツ供給の関係で出来たタイル代用部の微小な凹みをリブに見立てるビルドはあるかもしれませんが……。でも、この色ではやはり無謀でしょう(笑)。割愛で正解です。


 秋。


 冬。

 製作者の記事を拝見しますと、代用が多くてお見苦しい……というニュアンスが感じられますけど、そんなこと全くありません。
 むしろ制約下でよくぞこの題材を! という感激が伝わってくるのです。展示したら人気者になるのは間違いありません。

 高尾山号。2月17-18日の「ボクらのブリック」のトレイン運転会で登場予定です。
 その後はケース内展示を行いたいところですが……? 如何でしょうか。5udon様。
 
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2018年02月08日

【作品紹介】薬師山様の「ハイアワサ」(CAD)。大陸横断列車をレゴで。

 アメリカの長距離旅客輸送は1950-60年代に最後の華やかなときを魅せていました。
 個室寝台とリクライニングシートは当然として、最後尾の展望車と編成中途のドームカー。そして鮮やかなカラーリング。

 その後の……航空機の大型化と運賃の低廉化が進んだ60年代なかばからの急転落があまりにも激しいものであり、その末にゃ1971年の「鉄道旅客輸送の半公営化」に至ったわけですが。

 ミルウォーキー鉄道の「ハイアワサ」はシカゴと西海岸シアトルを2泊3日で結んだ列車。並行するグレートノーザン鉄道の「エンパイア・ビルダー」のライバルでもありました。しかしハイアワサは1963年には廃止。その後はエンパイア・ビルダーのみが運行され、今に至ります。

 なお「ハイアワサ」にはシカゴ〜ミネアポリス間の短距離列車もあり同じ名前なので紛らわしい。こちらは1930年代の流線型蒸機で有名になり、そして一度廃止されたものの現在もハイアワサ・サービスとして継続してるようです。

 ただ、現在の車両はすべてAmtrakの画一的なものですが(笑)。
 一方、昔の客車の一部は博物館に保存されている他、「プライベートカー」として企業・個人の私有車であったり、或いはチャーター用に残っているものも。




 薬師山様のLDD。下はレンダリングし直されたものでしょうか。綺麗!

 重連のディーゼル機関車と、客車5両を想定。
 ン年も前ならオレンジと臙脂をこの分量集めるのは想像したくないことでしたが、今はどちらも廉価で入手容易な色ですね。
 実は初めてカラー写真でハイアワサを見たとき、なんて派手で暑苦しい色なの……! とか思ったものです。幸いにも訪米時に現物を拝む機会があり、これはこれで鮮やかさとエレガンスの融和したものと思うようになりましたが。


 ディーゼル機関車。よくあるドッグノーズスタイルの流線型ですが、ここは薬師山様の得意技? ヘリキャノピでの表現です。ヘリであるがゆえの余計な窓とかがあるんですが……ことアメリカ型だと気になりにくいですね。

 そして、適度にシンプルに抑えたディテール。然し手すりのような目立つところは気合入れる。側面の丸窓はタイル貼り付けですが、無理に透過させるよりは綺麗さを優先させるべき……というのもあるべき思想でしょう。


 スカイトップと言われた展望車と、フルレングスのドームカー。

 スカイトップは小分けのガラスが天窓になっている、実に不思議でレトロヒューチャーな車両でありました。流石に小分けガラスの表現は潔く割愛。大きめのキャノピーでの表現ですが、それがベストなものになっておりましょう。
 キャンピーに寄るものですが、端面に流線型の傾斜角がついてるのもまた大事なことですね。銀色の帯表現も見逃せません。

 実制作されたら、さぞかし美しいモデルになることでしょう!

 全体にディテールは控えめ。然し車端部空調機カバーは良いアクセントにされています。なお、ドア窓は丸窓だったと思うのですが、ここはディーゼル機関車と同じく丸タイルで表現されるのもありかもしれませんね。

 ドームカーは全長に渡ってドームが続くもの。
 無難に?2x4キャノピーを連ねた作りです。他にもドームカーの表現は考えられましょうが、透過度が低い組み方だと魅力も落ちてしまいます。良い割り切りに思えるのです。


 参考:スカイトップ。2009年9月 ミネアポリスで「エンパイア・ビルダー」の停車中に撮影。プライベートカーになっているもの。
 短距離の方のハイアワサに使われていたもので車内はパーラー状の座席。
 改めて実物写真見ると、小分けガラスの表現は薬師山様のモデルで正しそうですね。


 参考:ドームカー。同条件にて。こちらもプライベートカーとして現役!
 大迫力の車です。三軸ボギー台車にも注意。

 「ハイアワサ」はディーゼル機関車だけではなく、行程の半分ほどは電気機関車牽引でもありました。これはアメリカの長距離列車では極めてまれなことです。
(アメリカでまとまった長距離の電化区間なんて、1974年に廃止されてしまったミルウォーキー鉄道と、あとは北東回廊位です)

 強烈なスタイルのレールの女王(または バイポーラー)とか言われた複数車体の大型凸型電機。日本に来たやつの親玉的なGEやWHの造った箱型デッキ付。はたまた流線型のリトルジョー(ソ連向け発注流れ)。この辺も合わせて楽しんでみたいものですね。
 
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2018年02月05日

【作品紹介】ジョージ・レモン様の昇開式踏切。懐かしく、新しい!



 先ずは動画をご覧ください。

 さて。
 バー式ではなくて、昇開式の遮断器のある踏切ってどれくらい残っているのでしょうか?

 90年代初頭まで小田急の新宿駅手前にあったものを思い出します。あれは小田急線唯一のもので、なおかつ唯一の「有人踏切番」踏切でもありましたっけ。このタイプは国鉄よりも私鉄、それも地方よりは都市部にあったイメージです。その小田急新宿のものも90年代末になくなってしまいました。

 まさか、それを作られる方がおりましたとは。


 ジョージ・レモン様の作品
 製作動機は#60051に含まれる踏切が小規模すぎて6幅の自動車に合わないから……とのこと。拡張を進めていくとこのサイズ・仕様になってしまったのでしょうか?

 それでも、昇開式をご覧になったりしたある種のノスタルジィがあってのことでしょうか?
 昇開式を見ていた渡ってた自分でも、「あ、こんなのあったよ」って感じですからね。良いところに目をつけられたと思うのです。

 幅は広めに。都会の雰囲気ですね。
 警手の小屋があるのもそれらしいです。また、そこがクランクなどの格納場所になってます(現状手動ですが電動化も可能?)。




 開いているところ。自動車が渡ってく。ボンネットのバスやトラックが妙に似合うのです。




 閉じたところ。
 ここには、旗と無線機持った警手がいるとより好ましいでしょうか? 責任重大な仕事でありましたね。
 日本ではほぼ消滅してしまいましたが、国によっては踏切警手は残っている仕事です(ロシア等)。


 汽車が横切っていく。クラシックなアメリカ製テンホイラー、似合います。
 ローン・レンジャーの汽車なのですけど、ストレート煙突とカウキャッチャの撤去で日本形っぽい雰囲気に。この手の蒸機は1960年代までは私鉄払下げで生き残ってたりしたのです。

 勿論、電車。それも国鉄よりは大手私鉄のちょっと懐かし目の車両が一番似合うことでありましょう。

 小さなものに糸を張っているので、動作のぎこちなさは致し方ないところ。それでも動作する様子はちょっと感動します。
 左右両側に必要なら、巧くやれば1モータで連動も出来るかも?(糸がえらいことになりそうではありますが)

 それから、Wedoなどのセンサー組み合わせて完全自動化出来たら?

 いやいや。ディスプレイ用に非可動でも、あえてリアルな造形を目指す方向もありえましょう。見逃し難い素敵なアクセサリなのでした。
 

 
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【作品紹介】ショーティにすると60051もかっこ可愛い? ひだか様の作品

 鉄道模型の文脈では、「ショーティモデル」は一定の支持を得ていますね。

 大昔……1950年代の三線式Oや60年代のHOでは「価格下げるための已む無く」ではあったのでしょう。
 然し、1980年代後半にそうした懐かしのショーティが再評価された流れはありました(「鉄道模型考古学」辺りの記事にワクワクしたものです)。
 そして21世紀入ってから舞台はNゲージに移り。Bトレインショーティは既に一つのジャンルとして確立した感があります。フルサイズのNとコストも変わらない場合も少なくないのですが(笑)、それでも積極的にBトレ選ぶ方も多いですよね。
 また、ホビーとしてのプラレールも見逃せないジャンルでしょう。製品・自作品ともにセンスよきショーティモデルが溢れています。

 レゴトレインでは……ちょっと忘れられていたジャンルでしょうか?


https://youtu.be/T0Daop8lCS8

 ひだか様が、終焉間近い#60051をショーティ化されてきました。
 

 6両編成です。各車両ミニマムな長さ。


 オリジナルとの比較。
 先頭車は一体前頭を支えるギリギリの長さです。


 オリジナルとの比較。中間車。全長は24ポッチが12ポッチに詰められています。
 ショーティ化は意外と資材・部品を使いますのでその意味で「大人の遊び」なのかもしれません。無論、肯定的意味ですよ!


 動力車の内部。ショーティですが動力系の分割はせず(取扱面倒ですよね!)、ワンピース形に収める。受光ユニットは運転席のキャノピー内に置くことで光が届くようになっています。一体前頭ゆえ、空間の余裕があるのは幸いしていましょうか。


 急カーブもうねうね可愛い♪

 ここで思うのは、あれ、#60051ハイスピードパッセンジャーって此処までかっこ可愛かったかな? ってことです。

 ショーティ化することで一体前頭の理不尽さが消え、むしろ魅力になっているような? 良い意味での玩具的雰囲気が醸し出されているからでしょうか。


 その一方で、このショートでキュービカルな列車にある種のリアリズムも感じるのですね。カラーリングもそうなのですが、「talgo」を彷彿させる雰囲気はあるのですよ。
 むろん、タルゴは1軸連接かつ極端な低重心なので全然違う形状なのですけども。




 玩具的か? ある種のリアルか?

 でも、理屈抜きにショーティモデルは楽しいものです。急カーブの連続というスケールモデルの苦戦するところを苦もなく楽しげに駆け抜けてくシーンは魅力のあるものです。 
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2018年02月04日

【作品紹介】三木勘吉様の京王帝都電鉄5000系電車。歴史的名車を好バランスで。

 京王帝都電鉄5000系電車は関東私鉄の名車として名高いもの。

 曲面ガラス使った美しい前面。貫通扉はデザイン上のメリハリに。
 側窓と側扉窓のサイズが同じ、均整の取れた側面。
 それまでの緑色の電車……のイメージを文字通りに塗り替える、アイボリーに緋帯の明るい塗色。

 1962年という、新宿の地下線開業に昇圧という京王帝都電鉄 京王線の飛躍のときの、まさに主役でありました。
 同時に「特急」も運行開始。大幅なスピードアップに。イメージアップ。

 その後も1969年代まで増備が続き、量的にも主力車ともなります。
 質の面では冷房車も加わる。これは関東私鉄の通勤車では初のもの!

 ただし1972年以降は拡大した輸送力に見合う車両として4ドア20mの6000系が新造されるようになります。それでも5000系もまた1980年頃までは「特急」にも運用していたのでした。以後は二線級に落ちていきますが、でも臨時の特急や快速にも時折入ってた模様。
 京王線での営業車としての退役は1996年。

 然し、多くの車両が1990年代に地方私鉄に譲渡され、一畑電鉄・伊予鉄道・高松琴平電鉄・銚子電鉄では未だ現役と。その譲渡車も流石に引退も見えてきているようですが、それでもなお、不朽の名車でありましょう。

 5000系の名が2017年からの新造車に襲名されいるのも感慨深いことです。
 あの5000系二代目もまた新しい時代を拓く(はずの)車両ですから。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆




 名車ではありますし、また形状や塗装が特に難度高いわけではないのでしょう。

 でも、なぜかレゴでの作品は無いままでした。故に、この三木様の作品が初に。調布での「ボクらのブリック」に合わせての新作です。

 冷房車の3両編成。先頭車に「KEIO」ロゴが入っていますから末期……1980年代以降の姿ですね。

 造形は前面・側面とも横組み基調です。

 前面は上半分を平板状のお面を貼り付け。曲面はポチスロで出しています。スッキリと美しい。下半分は順組。ウエッジプレートで帯を表現。その下は45度に面取りしたブロック。下部のライトケースは非透明の仕上げです。ここは難しいところかも知れませんね。ベストな答は見つけにくそうです。

 貫通扉の誇張はありませんけども、でも十分5000系の顔に見えます。ただヘッドライトはもう1プレート張り出してる方がいい顔になるかも?


 側面は1x1のブロックを横組みで窓配置を省略無しで再現です。それで全長26ポッチ。
 1x2を順組でもあり得る窓形状ですが、そうすると窓配置の省略が要されます。どちらを取るか? ですね。

 なお、1x1横組だと窓の上下高さが不足する懸念がありますが(窓が小さく見える)、この作品ではその辺の違和感はありません。腰を高くして調整しているようですけど、それでも鈍重には見えません。実車のスマートさは十分に保ってる。
 全体のバランスの良さ、センスある解釈に依っているがためでしょう。

 クリアの方向幕や、タン色の車番は良いアクセントです。

 屋上機器はややゴツいかも。ただ初期の冷房車ゆえ冷房装置は結構大柄でしたが。上面をタイルにすると良い感じかもと?
 末期の使用であるなら、列車無線アンテナはほしいところですね。

 床下機器はミニマムですが、巧く要点抑えております。


 5000系は京王線内の形状・編成で既にバリエーションは豊富です(吊り掛け駆動車さえありました)。目立つところでは冷房機の形状は作り分けで楽しそう。

 また、地方私鉄への譲渡車も制作の良いネタになりましょう。
 いろいろ楽しめるモデルなのですね。
 
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【作品紹介】鉱山鉄道の夢が叶う? やったらん様の回転式カーダンパー。

 回転式カーダンパーというものがあります。

wikipedia カーダンパー

TransPacific Railroad「カーダンパーを模型化したいけれど」


 鉱石積んだ貨車をぐるっと回してひっくり返して豪快に荷降ろしするもので、日本でも数カ所にありました。有名だったのはセキ3000(等)に対応してた小樽や室蘭のもの。室蘭のものは1969年に廃止され(小樽の廃止時期不明)、過去のものかと思いきや。
 現存・現役のものは東邦亜鉛安中製錬所にあり、トキ15000(等)に対応しています。

 なお、世界的に見れば北米豪州中国では大規模なものが多数現役です。
 室蘭や小樽では1両づつ切り離して回転させるのですが、今の外国例だと編成に繋いだまま回転させてしまう。連結器が回転するだそうで。

 この豪快な装置。レゴで作ったら魅力的でありましょう!
 しかし、どうやって?

 GBC(ボール玉転がし)の方の文脈での解答です。



 1次試作品。(実物とは異なり)完全に180度回転します。
 ただ、そのために取り卸しに時間がかかってしまうのが欠点。

 それでも、牽引車と貨車の切り離し。
 切り離された牽引車が待機し、その間にカーダンパーが回転。
 1回転したら、牽引車が方向を変えて再度貨車に連結。

 というアクションをすべて機械仕掛けで行ってる。

 また、カーダンパーや高架橋という大型インフラがテクニックで作られているのも魅力なのでした。



 改良版。1回転ではなく、途中で回転が止まって、折り返し動作するように。
 これで取り卸しに掛かる時間が短縮されています。実用化のめどがたった?ようです。

 それにしても丸型(1/4円)ラックギアが堪りませんよね。カーダンパーのためにあるような部品です。公式にそんなものは出してくれるわけないでしょうが(苦笑)。



 これが、決定稿?
 機械仕掛けで、貨車と牽引車を切り離し。牽引車は待機しその間にカーダンパー回転。カーダンパーは適切な角度に来たら反転。そして元の位置に戻ったら、今度は牽引車が方向を変えて動き出す……。

 これをわずか2個のモーターで行ってるとのことです。ちょっと構造とか仕掛け(からくり?)が想像できません。でも、動く!

 キャプチャも貼っておきます。


 牽引車が貨車引いてやってきました。


 牽引車は切り離され、引き上げ線へ。待機。
 それと同時にカーダンパーが回り始めます。
 おそらくですが、待機中の牽引車のギアがカーダンパの駆動動力になって回転させるのでしょう?


 カーダンパー回転中。テクニックそのものの無骨さではありますけども、而してインフラとして魅力的な造形です。
 また、カーダンパー内に貨車をグリップする動作もあるのですね。

 無論、通常の車両(貨車や機関車)が入り込めない特殊な世界です。
 でも、その欠点を無視できるほどの魅力が、この世界にはあるのです。


 回転がここでとまり、積荷を排出します(してるはずです)。
 ここで、回転も折り返し。


 再び回転して、カーダンパーは元の位置に戻ります。おそらくグリップも解かれるのでしょう?


 戻ったところで、今度は牽引車が方向変えて動き出し、貨車に連結。


 折り返していきます……。


 この作品、JBF2018を目標にされているとのことですが(世界最大級のGBC……玉転がしが見られます!)、その前にも4月15日の小山オフでも展示されるかもとのこと。楽しみになってきました。

 我々は不可能が叶う、瞬間を目撃し続けているのですね。
 
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2018年02月03日

【作品紹介】punikov様の自由形電車。ユニークな工法と、演出(!?)。

 鉄道畑でない方が電車を解釈するとこうなる? punikov様はミリタリモデラーさんです。
 しかして、リアルなモデルが生まれました。


 約9幅で、フルスケールな電車モデルです。
 モデルは富山地方鉄道の14760形です。薄い灰色部分を白に改、何らかの方法で臙脂の帯が入ると14760形らしく見えましょうか。でも、造形としてよく雰囲気は掴めておりましょう。

 それにしても。
 異文脈の工法は斬新です。それでも電車らしさを強烈に感じさせるのは適切なスケール感とバランス。そして実物の特徴を抑えておられるからでしょうか。

 9幅ゆえ、台車サイズが適切なのも見逃せません(この際、走行環境は忘れましょう)。


 案外(失礼!)整ったサイドビュウ。両運転台へのアレンジですが、地鉄は増結用に両運転台車を温存しておりましたね。60形にも居てもおかしくなかったかも?(90形の増備扱いで14793辺りを名乗ってた……?)

 ゴツさよりも、2ドア車ならではの優雅ささえ感じさせます。ポッチの張り出しも気になりません。リベットのようにみえるかというとそうでもなく、ですね。

 窓ガラス、内側から何らかの表現ができると良いかもしれませんね。

 良い意味で1番ゲージ的な雰囲気はあるのです。


 前面。60形の顔は難しいのですが、9幅でセンターピラーを1幅分取ると良い表情になります。プレート段差でおでこを造形したり、アンテナやジャンパの表現が良い感じでもあります。ワイパーもこのスケールだとオーバースケールになりません。


 インテリア。車内で8幅を確保。向かい合わせのクロスシート。左右1列づつ。
 厳密にミニフィグに合わせるとこのスケールになるのかも?
 シートには白いカバー。ミニフィグたくさん載せたくなります。


 車端部分。運転台内部も作られています。また運転室との仕切りも精細ですね。座席撤去部分とワンパン運賃箱も印象的な装備です。ここは地元の方ならでは観察眼です。


 主流ではありませんが、レゴで作る鉄道模型の一つの可能性に挑戦した意義深いモデルでありましょう。ここから得られるものは少なくないはずです。


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 さて……。
 そして、別の意味でリアルなモデルも生まれました(笑)。


 アジ電車。1960-70年代に日本国有鉄道ではみられた……らしいです。消せる塗料で描くのが仁義だったとか? 賛否は分かれましょう。どっちかというと否?

 でも、このスケール、この表現だからこそ。この文字表現が可能になります。


 「斗 マモレスト権」
 見事なアジ文字。書体までそれっぽいですよ。

 なお、地鉄でこの手の闘争が行われては……ないです(自分が知る限りではない)。私鉄だとそもそもスト権ありますし。まぁ、架空の自由形電車ならありでしょう。

 悔しいけど、見事な出来なのでした。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする