でも、なにかと難しいイメージは否めません。
関山も何台かはつくりつつ、増備は無理だなと。
でも、数とかバリエーションは造ってみたい。
解像度を落とせばよいのですが、しかし、どうやって?
ディフォルメも象徴化も、センスが居るんですよ!

そこに現れた。ぬで様の作品です。
特定車種、特定事業者の再現モデルではありません。
それゆえの汎用性・匿名性を持っているのは「寧ろメリット」なのです。
(ここは、主役としての自動車文脈のヨンハバ勢とは違う観点でありましょうね。ミニカーと鉄道模型のアクセサリの車の違いでもありますけども)
肩のこらない造形。
然して、抑えた小気味の良いバランス!

車体5幅、ボンネット4幅という構成はなるほど、と思わされるのですね。
(この前提として、後輪もトレッドは狭いのです。前後が自然に繋がり違和感がありません)
全長も程よい感じではないでしょうか。ボンネット時代のバスは今の観点では小柄ですから。
ロードクリアランス大きいのは昔の自動車ならでは。なのですよね。
昔の道路事情、下手すりゃ「オフロード」ですよ? 舗装されてなかったりですから。
ホイールもテッチンイメージのそっけなさ。でも、それが良い。抑えるべきところ抑えております。

以前制作されたエアロスター?と並んで。1980年代のバスですね。
時代はざっと20年ほどの差異があります。

さて。
やや解像度を揚げてきた改良版です。
もとの良さを生かしたまま。側面にはドア表現。窓とステップだけでそれらしく見えるものです。
バックミラーはやはり欲しい。4幅ボンネットが痩せて見えるのも防いでいましょう。
そして地味に効くのが、バンパー下の1枚の1x1プレート。ナンバープレートはディテールであります。

これなら造れる? 複数台造れる!
バリエーションも展開できる……。お好きなバス会社はどちらでしょう……?
こんな可能性あるモデル、大事で、そして楽しんでいきたいものですね。