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2020年06月13日

【作品紹介】楽高様のキハ40の温かき世界。今はなき、レゴ画像掲示板より。

 レゴ画像掲示板……。

 2chのレゴスレッドの補完的性格で2002年ころには始まっておりました。初期には数々の作品が揚げられていた場所です。
 無論、その頃既にbrickshelfはありましたけど、英語環境でコメント機能もないbrickshelfとは使い分けされておりましたね。

 主なコミュニティがTwitterになって以降、画像掲示板も一時期は廃れていたものの、時折コンテスト会場として数年に一度注目集まるような場所でありました。
 実は2020年になってからも結構作品が上がる場所であったのです。

 さて。
 そのレゴ画像掲示板もさらっと弱いジャンルが「トレイン・鉄道関係」ではありました。なので正直なところを申すと余り注目はしてこなかった。しかし。

 楽高様の素晴らしい作品が2-3月頃にアップされていたのです。かろうじてキャッシュなど発見できましたので、記事にさせていただく由です。

(なお、楽高……は中国語圏でのレゴの表記です。やはり敬意有る「ななしさん」という認識なのでありましょうかね? それでもこの記事ご覧になっておられるなら、連絡取りあいたいのです)


 おなじみ?のキハ40形です。
 国鉄時代、1977-80年ころに大量に導入された一般型気動車です。

 ……お馴染みと言うには、近年激減しちゃいましたね。特にJR東日本車は。
 これまで先延ばしにされ続けてきた置換えがこの1-2年で急激にすすみ、JR北海道にまで及んでしまってます。

 モデルはそのJR東日本の東北地域色です。全長は29ポッチの愛らしいショート。

 大胆に割り切っておられるのが窓表現。ミディアムブルー?の空色表現です。これが作品に独特の味を与えています。良い意味でのブリキ玩具的な可愛らしさ! それと鉄道模型的な精細さと協調しているのです。見事な融合ですよ。

 両運転台車では煩雑になる、乗務員扉の割愛も正解でしょう。窓・ドア・トイレ窓の配置がリズミカルでもあります。

 そして平滑な屋根の美しさ。エンジンやジャンパ栓、桟板のディテール。

 最上級のディフォルメモデルでありましょう。



 駅。こんな気動車が似合うローカル線の交換駅ですね。ホーム上の丁寧さ。そして黄色のラインやら、各種のポール類。電信柱! こじんまりとまとまりつつ、見どころがいっぱいなのです。

 ホームは3両編成位までは入れますね。気動車の混ざりあった3連でもいいですし、蒸機(8620とか9600でしょうねぇ)の牽く客車や貨車も似合いそうです。DE10も良いでしょうね。

 大げさな規模ではない。でも、心に訴えてくる世界です。


 キハ40。もう1両。


 今度は国鉄気動車色復刻車です。キハ40系はいわゆる首都圏色のオレンジ1色で登場していますからこの塗色はオリジナルではないのですが。しかし不思議と似合っていたもの。
 JR東海に5両くらい居た他、JR東日本でも烏山線のキハ40 1003および1007が2010-2017年とこの塗色でありました。全て過去の話なのが残念なのですが。

 やはり、ミディアムブルーに割り切った窓表現です。
 クリアだと出せないこの風情。また、これまでに試みられてきたブラックアウト表現とも違う温かい雰囲気になるのですよね。
(クリアにもブラックにも、むろんそれぞれの良さがありますよ!)

 この作品、屋上機器(水タンク)の撤去後の平面部分がマニアックです(笑)。烏山線用は便所撤去の全ロングシート車であり、それ故に他線転用できずに廃車されてしまったのかもしれません。羽越線・五能線等に転用となると便所は必須ですし。


 駅は、これまた懐かしい車掌車駅です。
 主に北海道で観られた、不要の車掌車を転用した駅舎は鮮やかに塗られ。そしてミニマムな停留所と良いムード、醸し出す。

 やはりディテールの丁寧さが魅力。停止標やらワンマン確認用ミラーなど、正しく「現代のローカル駅」の表現になっているのですね。


 この親子が列車でお出かけ……のドラマ仕立て。嬉しい作品です。


 さて。関連のコメントなど復元復刻の意味で掲載しておきます。
<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月11日

【作品紹介】あんぱんしょくぱん様のJR西日本125系(神鉄LDDおまけあり)

 先方の記事:
https://eastpanman.hatenablog.com/entry/lego_series125

 JR西日本125系電車はローカル線電化区間向けの「新車」として2002-2006年に小浜・舞鶴線および加古川線に導入された単行運転可能な電車。クモハ125形 1形式のみとして運用合理化を図っています。

 車両構体は223系電車と共用化。2扉車ですが中間扉は埋めたような形状です。合理的なんだか分からない電車ですが転換クロスシート装備なのは褒めて良いところでしょう。
 総数18両で、14両が小浜線・舞鶴線。4両が加古川線(西脇以遠)で用いられてる由。

 

 車体幅は7.2ポッチ、全長52ポッチのフルスケールモデルです。

 ラージスケールはコストの問題も大きいので、単行運転用の電車は良いモチーフでしょう。

 半端な幅なのは、前面が6幅ベースにプレート左右2枚づつという構成をとっているためです。
 目につくのは屋根上ですが、ステンレス構体の屋根らしさがグリルタイル処理で強調されています。そして、4プレート分のつじつま合わせ?な部分が細密感に繋がっています。
 なお、徹底したポッチ隠しです。


 設計段階ですが、前面。
 
 いわゆる額縁状の顔を再現し、車体裾の絞りこみも表現しています。
 ラウンドの付いた前面窓下端の表現は結構複雑な合わせを行っています。実物もそうですがシンプルに見えて、奥が深い形状なのでしょう。


 前面はやはり実物の質感のほうが素晴らしいですね。

 側面寄り。ドア数窓数の省略なし。ドア部分は0.25単位のずらしで凹ませています。

 「ダークターコイズ」の帯が素晴らしい。この色がようやく供給されるようになってできる題材も増えてきました。

 側面は窓まわりが質感の異なるステンレス板なのですが、あえて白で表現しており、なかなか効果的でしょう。
 側窓は順組と横組を1個ずつに繰り返すという凝ったものです。これは他スケール・他題材にも応用できそうに思えます。

 単行用の電車ですが、フルスケール故にそれなりの迫力と見応えのあるモデルになっておりましょう。今後の活躍が期待されるところです。また、ダークターコイズの供給がされに良くなれば加古川線の同僚103系も狙える題材かもしれません。

 それにしても、今後播但線と加古川線は103系最後の楽園としてファンの注目を浴びそうな気がしますよ?



 さて。

 こちらはLDDですが、加古川線と接続する神戸電鉄の電車。1500形です。
 1000形の流れを汲むやや古めかしい形状の電車ですが1991年製。既に3000形・2000形という近代的形状に進化するなかで、最後の1000系列として製造されたもの。

 こちらは6幅フルスケール(全長40ポッチ)としてのデザインです。

 前面は後退角割愛ですが十分に神鉄らしい顔に見えますね。それよりも胴受けやダミーカプラージャンパ栓などの表現が注目されます。

 そして、勾配線区の神鉄ならではの装備が電気制動を支える床下抵抗器。前方からでもその迫力が伝わってきます。


 やや古めかしく……屋根肩の丸みが程よいレトロ感。側窓は2x2の普通の窓使う形状で「あり」ですね。親会社の阪急電車にも応用できそうですよ?

 18m級の私鉄電車としてみると全長40はやや長過ぎるかもしれません。ドア幅を4→3、戸袋部分を2→1に詰めると32ポッチになり、バランスよく見えると思うのですがどんなものでしょうか。

 もちろん、後日の設計であるJR西125系のスケールでリデザインされるのもありでしょうね。


 神鉄は意外と電車のバリエーションが豊富であり、また勾配線区用の特殊な機器類も興味深いものです。まだ完成作をみたことのない題材なのですが、どなたか「来年の」JBFに向けて考えてみませんか……? 
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月10日

【作品紹介】薬師山様のユンカース G.38の構想(CAD)

 未だLDDですから紹介の優先順位は低いのですが、この作品と実物は大好きですから!
 正直なところ「やられた!」でありました。



 ユンカース G.38は1929年に初飛行。1931年に運用に入った当時最大の陸上旅客機でした。4発のエンジン。36名定員(異説あり。また時期により変化あり)のキャビン。

 最大の特徴は全翼機を意識した分厚い主翼です。主翼の中にも各3名分の客室があり、各エンジンには機内で立ったままアクセスすることができたのです。

 あらゆる部分が特異な機体。1929年・1931年に1機づつが製造。主にベルリンとロンドンの間を1940年ころ……戦争までの間飛び続けていたのでした。
 しかし軍への徴用後、まもなく地上で英軍に破壊されてしまいました。


 まるで宮崎駿氏の漫画がアニメーションに出てきそうな姿です。
 これは1号機の落成時の姿で、キャビンが拡張前です。


 こちらは2号機の姿です。キャビンが翼上にも拡張され、定員が12名増えています。
 1号機も同様に改造されました。

 g.38に関してはこちらに各種写真や内部イラストなど豊富にあります。
https://t.co/8zx0bI0Kxo?amp=1


 なお、G.38はわずか2機の製造に終わってしまいましたが、ユンカースのライセンスで三菱が製造した日本陸軍の九二式重爆撃機は本家よりも多い6機が1935年迄に製造されています。但しこちらも落成時には時代遅れになってしまいました。
 爆撃機として実戦投入はされずに敗戦を迎え、解体されています。

 


 薬師山様の作品は、先方コメントにもありますように、極力大きくなりすぎないようにデザインされたとのこと。
 全長も全幅も詰めてはおりますが、フォルムの印象はそのまま! 小気味よいデフォルメでありますね。

 爆撃機としてなら機首銃座が置かれたであろう場所は、なんと展望客席でした。あたかも鉄道車両のような流線型が美しいです。
 上にあるのが操縦席。

 分厚い主翼は特徴が強調されておりますね。なめらかな造形。
 そして主翼内の客席も再現されています。

 ああ、どっちかに乗ってみたいです! 


 側面より。客席の翼上の拡張部がないですから、1号機の原型仕様のようですね。
(但し、大きくフォルムは変えずに拡張改造後にもできそうです)

 なお、つい避けてしまいがちな「大型の飛行機用部品」も避けずに使われています。この使いこなしが薬師山流儀でありましょう。機首展望部の屋根とか、最後尾の絞り込みとか。

 足元に目を向けると、2連のタイヤが格好いいですね。


 後ろから。
 良い意味でのバケモノ感が素晴らしい!

 全翼機に限りなく近いコンセプトであり、しかし通常の飛行機として整っていたことが窺えるアングルです。


 あとはインテリアなどの再現でしょうか。
 探せば内部写真なども見つかりますから、嘗ての贅沢な空の旅、想起できるものが実現すること、願っております。

 そして。


 こちらの拙作。イギリスのHP.42と共演できますように……!

 ハンドレイページ42は1930年初飛行。1931年に就航開始。定員は24名乃至38名(前者は長距離用・後者は短距離用)。まさに同時代のライバル機。
 全翼と思いっきり未来に寄せたG.38と、保守的な複葉機という造りで最大限に大型化を図ったHP.42。対照的ではないでしょうか。
 まぁ、いずれも宮崎駿が好きそうな飛行機なのですよね(笑)。
(風立ちぬ 未見のままなのですが、登場シーンあったんでしたっけG.38の……?)
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月08日

【作品紹介】たるご様の自由形 病院客車

 医療設備を持つ客車は日本に限っても、幾つかありました。

 一つは保健車と云われる事業用車。これは僻地に於いて国鉄職員や家族の健康診断の為に巡回するものでした。古い客車の改造ながらレントゲン設備も備えています。1949年ころから十数両が用意され(主に北海道に配備)、代替わりも経て1986年の分割民営化で姿を消しました。
 
 もうひとつがこれも戦後。1946年ころから講和条約締結まで存在した連合軍専用客車に医療設備を持つものがやはり十数両存在。
 用途は2つあり、一つは日本の(良からぬ)衛生状態に対して、研究や治療を行うためのもの。感染症対策に機動力を発揮する動く防疫研究所です。
 もう一つは朝鮮戦争の傷病兵の為のもの。いずれも「赤十字」を描いた姿でした。病院列車として狭義のものはこの2例になります。
(なお連合軍のこうした客車を参考に、前述の保健車が整備された可能性はあります)

 なお、類例するもので病客車(1-3等 イヘ・ロへ・ハヘ)が戦前に存在しました。
 1等や2等の病客車は何らかの特殊な用途に使われたのでしょう。ちょっと想像できないのですが。自動車の用途で言う「寝台車」的な使われ方した可能性があります。

 3等病客車は戦時中に多数が改造され、これは傷病兵輸送に用いられています。やはり軍用にあたるため赤十字表記がありました。




 たるご様の作品はそうした歴史とは無縁に?制作された自由形です。

 設定は現代設定でありましょうね。50系客車の改造か、或いは50系ベースの事業用車という風情です。この側面の小さな窓は北海道向のオハ51か、はたまた現金輸送車マニ30形(これも50系ベース)を彷彿させます。

 デッキのステップ処理が薄くて綺麗。yamatai式?
 台車は強化された台車枠が印象的です。

 白い車体は言うまでもなく、医療のイメージです。

 屋上はすっきりタイルとカーブスロープの仕上げです。
 ただ、車両の性格上、空調装置は載っていたほうが良いかもしれません。


 見せ所は寧ろ車内でしょう。インテリアで魅せる作品です。
 



 医療機器などの表現が細かいですね。
 流石に緊急医療に対応した、鉄道版の高機能救急車としての性格が読み取れます。
(健康診断を行うための保健車という性格ではないですね。あちらはあちらでレントゲン機器が備わっていたりで大掛かりな設備が)




 反対のサイドには窓がありません。この種の車両は窓無しも様になるものです。

 さて、「赤十字」の表記があります。
 状況によってはこの車は軍用車として、前線に赴くことも想定されているのでしょうか。
 レゴ的には、ミリタリー作品とのコラボが似合いそうです。
 軍用列車にさらっと連結されていても、白い姿は気高く目立つはずです。

 国際法は、守りましょうね?
(余談ですが、欧州の病院客車では屋根に大きく赤十字描いたものさえありました。理由は言わずもがな……です)
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月07日

【作品紹介】魔王だーはら様のプロジェクト。瑞西クロコダイル(SBB Ce6/8 II)

 さて。
 7月発売のレゴ製品 #10277 クロコダイルエンジン(仮)が楽しみですよね




http://legotrain.seesaa.net/article/475358504.html
 こちら、既に記事にまとめておりますが。

 それとは全く関係なく、4月に予定されていたオフ会向けに魔王だーはら様が制作されていたのがこちらの瑞西クロコダイル。SBB Ce6/8 IIになります。


 製作中画像で申し訳なく…… だーはら様。
 しかし、件の#10277が発売というか公式発表される前に紹介しておきたい作品なのです。

 製品で有るための妥協を重ねている#10277との違いは明瞭です。
 まず、足回りの省略がありません。現地点では先輪がまだありませんが、実物の1C-C1
の車軸配置の再現になっています。#10277では製品としての妥協で、1B+B+B1になっていると思われますから。サイドロッドのみで斜めロッドは簡易表現ですが、これは可動してしまえば気にならないことでしょう。

 それよりは、実物どおりのリアルな関節部分に目が止まります。カーブで身をクネラす姿こそこの種の機関車の魅せどころ!

 さて、無粋なツッコミをしてしまいそうになりました。
 固定軸距が長すぎてカーブ走行無理があるじゃないかと?


 走行動画。論よりなんとやら。

 R40の走行可能です。もともとこの種の実物は機関車はカーブに強いんですよね。宜なるかな。

 先輪が取付困難との話ですが、第1・第6動輪のアタック角が大きいので、それに配慮する形で可動範囲を大きく(というか旋回半径を大きく)とった先輪なら走れそうに思えます(ステップは諦めるか、先輪側につけるか?)。
 或いは、先輪はダミー車輪にしてしまう割切もありかもしれません。不安よりは、安定して走れることのほうが大事ですからね。


 車体に話戻りましょう。
 動力系はどうやら前後のボンネット内にPF-MかPF-Lモータを収め、ギア駆動をしているのでしょうね。ボンネットは5幅。横組でグリル表現あり、そして手すりが良い精密感です。

 中間車体……キャブも好ましい造形です。
 屋根の前後端部分が丁寧ですね。

 パンタグラフも精密感すごいです。ただ、下枠部分がバランス損ねるほどに大きいので、下枠を小さくすることができたら良い造形になりそうです。
 

 製品が出てしまうからこそ、自作品の価値もより顕れることでありましょう。
 その完成、期待しております。ええ、できれば製品よりも前に(笑)。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月06日

【作品紹介】ねことり様のロシアの汽車「S」形。マニアックに、美しく。

 ロシアのS形(キリル文字ではС形)という蒸気機関車は1910年から1919年の間に製造された車軸配置1C1の、旅客列車用のテンダ機関車です。678両も造られ、きっと広大な国土全域に配備されたのでしょう。

 さて。製造途中に見事なまでに「ロシア革命」が入っていますね。
 帝政末期の機関車であり、そしてソビエト連邦の初期を走った機関車ということになります。


(wikipediaロシア語版より)

 スタイルはロシアの機関車によくみられる、アメリカンスタイルとヨーロピアンスタイルの合いの子ですね。これって日本の国産初期の機関車にも通じる特徴でありますから、案外と身近な存在なのかもしれません。

 よく見ると、日本人にも馴染みやすいスタイル? 8620形の時代に作られたプレーリー(1C1車軸配置)と思えなくもないのですよ? いや流石にずっと大きいですけど。

 デビウ当時は本線用であったのでしょうが、お約束どおり支線に転じてゆき、1960年頃まで多くが現役であったようです。最後の廃車は1972年でした。S.68(С.68)……68号機が1960年からボイラー代用になっていたものが「発見」され、復元されたものと云われています。現在はサンクトペテルブルクの鉄道博物館に所蔵されています。

 S形、引退が比較的早期だったため、製造両数の割に保存機が1両しか無いのは惜しまれますね。社会主義の国というのは機関車や鉄道車両はかなり大事に保存する傾向があるのですけども……。それでも1両しか残せなかった。いや1両が奇跡なのでしょう。



 ねことり様としては初の蒸気機関車作品です。

 何より、この題材選ばれるマニアックさが嬉しいですね。

 作品は初回作と思えぬほど、この機関車の特徴的造形やディテールを抑えています。ペルペア火室であったり、缶胴裾のランボードとの間の埋め板部分、割愛されながらもロシア機らしいランボード手すりも印象的です。

 鮮やかな緑色は、レゴの標準緑のラチチュードに委ねるのが正解でしょう。赤いエンドビームが映えますし。連環連結器のダミー表現も嬉しい。

 動輪は公式大動輪です。
 保存機では赤い動輪ですが、黒でも違和感は皆無ですね。
 メインロッドサイドロッドは未だ慣れておられないのか簡易的表現ですが、

 なお、先輪は固定のダミーですね。安定走行のための割切としてありだと思います。外見上は優れておりますし。
 
 さて。幾つかご意見申しておきましょう。
 缶胴とランボードは1プレート上げてしまった方がより速そう、力強そうに見えると思います。キャブの高さとのバランスも良くなりましょうし。動輪とランボードのクリアランスもあと1プレートあると軽快に見えそうです。
 煙室扉はこのままでも良いのですが、実物は円錐形(そう、あのバイエルンのS3/6などのように!)ですから、Φ2やΦ3のレーダディッシュを重ねることで表現できそうです。
 煙突は細めに。前照灯は大きめに。実物ですが、煙突は品良い細めのものですし、対して前照灯は大きめのが付いてますから。ここらはやはりアメリカの西部開拓の汽車に通じる部分なのでしょうね。ロシアでは西ではなく、東部が開拓の対象であったのですけども。


 斜め上より。缶胴はやや古典的なスロープ表現ですがこれも気になりません。全体のバランスが秀逸であるからでしょうね。

 炭水車の赤い縁取りがすごく素敵です。


 サイドビュウ。美しく、力強い。
 ロシアの汽車だからといって田舎臭くはないんですよ。

 一方キャブはテンダに及ぶ密閉部があり、ここが如何にもな極寒の地の機関車という雰囲気です。ねことり様は巧く再現されています。

 動力はテンダドライブ、PFのようですね。
 トレインモータの前後にダミー車輪を設けてボギーのテンダーに見せる方法は正直「やられた!」と思わされるものでした。何らかの台車枠表現があるとなお良くなることでしょう。

 ところでランボード、上下逆転の結構凝った組み方ですよね。
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2020年06月05日

【作品紹介】ぬぬつき様の自由形片ボギー気動車 推進軸駆動!

 先方の記事:片ボギー気動車:庚ロ80型/81型
https://ameblo.jp/type-n2/entry-12593475074.html

 気動車。今度はおもいっきり昔の片ボギー式気動車です。

 片ボギー気動車はボギー台車への複雑なユニバーサルジョイントなどの推進軸などを避けるために生まれたもの。また、3軸車として2軸車とボギー車の中間程度のサイズにできるメリットもあったはず。

 但し、ジョイントの進化でボギー台車の問題がなくなったこと。気動車そのものの大型化により、戦前既に1940年代には廃れていますが。

 戦後も運用に使われたものは少数あり、加悦鉄道のキハ101は1980年頃まで予備車としては使われていたそうです。
 同車はその後も動態保存され、今に至っています。現存最後の片ボギー式気動車でもあります。今後も動態保存が維持されること願っています。




 この作品、生まれたコンセプトが興味深いです。

 製作者のぬぬつき様、2019年は長期のオフ会遠征が多く、そこに持ち歩きやすい車両を作る必要があり、「頑丈・持続・小型」を狙ったとのこと。ここは先方の記事が詳しく面白いです。こんな遊ばれ方もあるのだ……ということですね。


 なお、架空鉄道的には「 ローカル線を走る気動車(ガソリン車)として開発が行われた。ガソリン車は、蒸気機関車よりもコストが低く整備性・運用性にも長けるため、需要が低い地方路線にはうってつけの存在であった。」とのことです。
 時代考証的に、1930年代のことなのでありましょう。

 ここの設定も面白いので、やはり先方の記事参照されたし……です。


 本線用と思しき、青い客車背景に。よき対照ですね。



 作品としては、全長22ポッチ(バケット部分除く)のモデルです。7幅なのでより小型感が強調されておりましょう。

 参考にされたのはやはり加悦鉄道のキハ101だそうで、オレンジと白のツートンカラーがそれっぽいのですね。旧型車両につきもののシルヘッダは割愛ですが違和感はありません。全体に程よくまとまった、可愛らしいモデルです。

 プリントタイルのマーキングも似合ってます。

 なお、写真によりバケット(荷台)は有無があります。
 時期によってついたり外したりされたのでしょう。実物でも設置や撤去の改造歴重ねた車も多いですし。
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2020年06月04日

【作品紹介】レゴ5udon様のキハ391。ガスタービン試作車。

 先方の記事:
 https://5udon.blogspot.com/2020/04/391.html

 キハ391形は1972年に1ユニットが試作されたガスタービン動車。キハ07 901に次ぐ日本で2番目の、そして最初の本格的試作車です。

 然し、試作した直後にオイルショックです。騒音などの問題もありました。
 そのうえ、1980年代は電化も進めていましたし、「従来の」ディーゼルエンジンも飛躍的な性能向上が進んでいたのでした。
 居場所ないよ?

 とはいえ、この辺りの事情は後知恵です。
 当時は小型軽量で大出力の未来のエンジンと期待されており、連接車ユニット形以外にも、穏健堅実な単車タイプ、はたまた電車の制御車(クハ455形)にガスタービン発電機搭載して非電化区間への直通、同目的の単独版ターボ電源車などあらゆる可能性が模索されていたのでした。
 研究は1980年頃までは続いてたとか。

 試作車のキハ391は1975年ころまでは山陰?などで試作していたようですが、その後は鉄道技術研究所に取り込まれ。1977年ころまではエンジン動かすこともあったと言われています。その後も保管され1986年に除籍。大宮に移動して保管。
 保存されるかと思われてましたが、2015年に解体されてしまいました。残すほどの意義もなかったといえばそれまでですが。

 なお、同時代・同種の試作車としては1970年のクモハ591形も知られます。振り子式の3車体の連接車というのも共通します。こちらは1971年には早くもボギー車x2に改造され、1979年には廃車解体。しかし、381系等の礎となり成功作ではありました。
 
 ガスタービン車の余談です。
 キハ391のような機械式直結ではなく、電気式にすることでガスタービンの高速・定速度の運転での低燃費メリットを得ることは出来ます。世界的には1990年代以降も試作検討が続けられています。スジの悪い技術ではない?
 豊富に天然ガス産出するロシアではガスタービン機関車は使用継続されておりますし。
 何よりも、「空の乗りもの」ではほぼ例外なくガスタービンは最高のものであり、レシプロ機関の方が少数派になって久しいのですから。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 前置きが長くなってしまいました。
 この題材は2006年、awazo氏が手掛けております。


http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=175692
 もう14年も前の作品ですね。小ブログも始めた頃で紹介記事があります(笑)。古く見えるかと思いきや、当時としてのベストが尽くされた作品なのですよ。振り返りも無駄ではありますまい。

http://legotrain.seesaa.net/article/101713957.html


◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 そして、全く違うコンセプトで生まれたのが5udon様作品。

 すらりと絞り込まれたボディは実物同様の、徹底した低重心化です。車輪上の1プレートを省くことで実現しているのですね。車体裾は1幅タイルの横張構造。サイドスカートが絞られているのが鮮烈ですね。

 窓サイズも上下を控えめの寸法に。横組だと5プレート分になってしまうところを4プレート高に押さえてます。これが如何にもな試作車感を醸し出す。


 前頭部の丸みが美しい。ここは7段分の完全横組で構成されています。前面窓はブラックアウト処理ですが、曲面ガラス感を優先されたのですね。
 
 テールライト・タイフォンケージングの1x2の丸プレート巧く使っています。蛍光オレンジのバー?差してるのも効果的ですし。

 帯の斜めの切れ上がりは1/4円タイル。特急マークも同様。新パーツの使いこなしで魅せる前頭部でしょう。

 幌枠は凹表現です。車体自体は7幅で、半ポッチの間隙を幌枠に見立てるデザインです。


 内部。小さなファイアの部品ですね。

 また先頭台車と車体の隙間のないことも注目です。


 編成全体。3両の連接車。ツルンツルン、何も載っていない屋上がまさしく391。7幅なのも相対的に車体を低く見せる効果がありそうなのですね。


 サイドビュウ。7幅フルスケールと言ってよいのでしょう。
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2020年06月03日

【作品紹介】アイン様のED30形電気機関車。キワモノ? 否。名役者!

 昨日のmizuki様のEF55の続きというわけではありません(笑)。ED30はEF55 3号機から主要機器を流用して製造されたと言われてますよね。
(転用されたのは主電動機のみの筈ですが)

 さて、ED30という機関車。1962年に1両のみが試作されたもの。
 高価になってしまう交直両用電気機関車を少しでもローコストにするため、合理的な凸型車体を採用したものです。恐らくはフランス国鉄のBB12000等の交流電機が凸型なのを意識もしているのでしょう。
 用途は米原〜田村間の交直切換点での短距離用なので、入換にも便利な凸型にしたのかもしれません。

 元来の導入線区では巧く活用されず(DD50やDE10といったディーゼル機関車使用に)、鉄道技術研究所に転じて実験用に使われ、1976年に廃車されてしまいました。

 昔の図鑑では電気機関車の一覧で、同じく凸型のEF13と共に目立っていたもの。
 尤も電気機関車で凸型は私鉄機では寧ろ当たり前でしたし、国鉄機でも私鉄買収機に凸型機は少なからず。実はED30には初代もあります。これは1944年製造で豊川鉄道からの買収機で、やはり凸型。二代目のED30よりはずっと長生きして、伊豆急行払い下げから東急の長津田工場の入換機になり、2009年迄残っていました。

 閑話休題。この種の合理化凸型交直両用電気機関車はもう数形式考えられてたとか言われ、EH30(単車体でBBBB)なんてシロモノの想像図もあったとか。
(でも、ショートリリーフならディーゼル機関車の方が廉価で合理的なのでした)


 アイン様の5月末の作品です。
https://ameblo.jp/ainchan2019/entry-12599198735.html?frm=theme


 特徴を余すこと無く、そしてややショート寄りに可愛く再現されています。

 真四角の大きなボンネットはサイドのタイル張りで微妙な幅に。4幅+プレート1枚分と思しき。
 ボンネットとスペース食い合う?手すりは1x2丸プレートのポッチ穴を使ってデッキに生やす手法です。

 こちらのエンドは、ダミーカプラーとスカート。灰色のスカートがこの機関車が新式機であることを主張しています。

 赤いボディに黄のライン。お世辞にもスマートではない車体なのですが、何かしらの「粋」は感じさせるのですよね。


 サイドビュウ。全長を24ポッチに抑え込んでいます。実物も全長15mと小柄ですから、「大柄になりすぎないよう」にするのは大事でしょう。

 近代感と古風な要素が全身に共存しているのが分かります。
 特徴的な突き出た庇。全長に対する比率が凄く良い感じ。少しでも機器搭載スペースを稼ぐための合理性。日本初とか言われた交差式パンタと高圧機器が乗っかります。

 キャブ窓は横組で精細感出す。手すりの効果効能は言うまでもありません。

 足回り。非動力台車と動力台車。床下機器を割愛してしまうのなら、前者を後者と大きさ揃えられたほうが凸型のしての前後対称性は良くなりそうですね。

 動力は流石に9V仕様です。PFでは機器収納が困難。PUならギリギリ成立するか……なので、9Vのありがたみを活かすのはありでしょう。


 動力台車側です。
 こちらは列車牽引用にバッファ付標準連結器。欧州的な雰囲気?の凸型機ですからこれはこれで似合ってます。

 キャブの窓は細い細い。アイン様の記事でも記されておりましたが、視界は実に悪そうです(笑)。なおキャブ先端に細い幅の乗務員ドアがあった由。太った機関士は乗務できなかったんじゃないでしょうか?(いやDE10とかと大差はなかったんでしょうけど)


 交流・交直両用電気車の見せ場は屋根上。

 機器とタイル張りのきれいな屋上は惚れぼれさせられます。ボンネット上面も当然タイル張り。2x4の大型タイルが実物のパーツ割のようです。



 列車牽引の様子などはまだ上がっていないのですが、北陸線の米原口で長く活躍した設定で青い急行客車や、はたまた寝台特急合わせて絵になりそうです。
 無論、茶色の旧型客車が一番似合うことでしょう。或いは黒貨車か。そして。

 米原では東海道線の青や茶色、黒の電機たち。
 田村では、北陸線の赤い電機。ED70やED74、EF70と。
 そして同僚はE10にD51、DD50。

 この異色の凸電。あの界隈に欠かせない名役者でありましょう。
 実物は幸薄でありましたが、この作品は華やかに活躍できるものと思います。
 
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2020年06月02日

【作品紹介】MIZUKI様のEF55形電気機関車。不可能を可能に!

「不可能を可能に」というのは自分なりの、よく使ってしまう作品への賛辞です。

 しかしEF55は一般の鉄道模型もそうですが、難度が恐ろしく高い。
 人気の割に敬遠される題材であるのはいうまでもありません。

 難度上げる要因。

 カバーされた先輪の可動。どうすりゃいいのか。
 前頭部の造形はともかく、サイドの曲線3本に前頭部のV形のライン、どうしろと?

 でも、そこを「割り切り、綺麗にしあげて」来られたらどうでしょうか。


 今年の2月半ばに上がってきたMIZUKI様の作品です。

 サイドの曲線3本、そして前面のVライン。シールでの割り切りは大正解。
 いや、きちんとパーツで組まないと……という考えは当然尊重されて然りでしょう。でも拘り悩んで答えを先送りするなら、先に形にしたものの、勝ちです。
(無論、巻き返しのチャンスは有るのですよ!)

 自作シールの不文律?
「レゴ社の製品がシール使っちまいそうなところはシールでも許容される」
 も守られてるのですね。

 そして、流線型の造形は完璧です。
 前頭形状は66度のスロープ横組にカーブスロープの複合です。サイドの曲線を何らかのパーツ表現しようとしたら、この造形が犠牲になる虞れもあるわけですからね。

 前面窓周りの斜め取り付けと隙間埋めもまた巧く、です。


 サイドビュウ。シール使っているのは曲線部分のみで、他は白のプレートによるライン表現です。ここは灰色か白か悩むところでありますが、銀色表現として白もありでしょう。華やかさが増します。

 側窓とルーバーは無理のない順組ですが、バランスは最良のものでありましょう。運転台ドアの表現があるとちょっと嬉しいかも……ですが、蛇足よりは省略するのも手であります。

 側スカートは割愛というか、旧型電機では有効な車体の裾上げを(例えば拙作のEF58やEf57では2プレート裾上げしてます)割愛してしまえば十分にそれらしく見えるんですね。

 屋上機器、ここをカーブスロープでまろやかに仕上げてるのは注目されましょう。


 バックビュウ。独特の平妻です。実物の微妙な丸みは割愛されていますがこれも気になりません。それよりは手すりやステップの表現が嬉しいです。
 こっちを前に列車曳かせるのも時代によってはありです。


 前頭部の角度が綺麗。尾灯(標識灯)は敢えて赤表現ですが、透明赤とは違う雰囲気出せるものです。屋上の平坦処理は美しい。

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posted by 関山 at 22:58| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月26日

【作品紹介】yonetaka様の欧州系客車 チェコ国鉄の寝台車/mazta-k様のドイツ1等座席車

 チェコ鉄道公社(CD)の寝台車WLABee形というタイプ。


 如何にもソ連・東欧系のリブの入ったやや古めの?寝台車です。車両限界的には西側諸国に直通しうるタイプですね。ロシア鉄道の歴代UIC形(西側直通車)にもちょっと似てます。

 高い屋根なのは、3段寝台で3人個室の設定だからでしょうか? ワゴンリにルーツ持つ古典的な寝台車の様式ではありますが、近年は減ってるようです。2等寝台として考えると2段寝台4人部屋の方が快適性では上ですから。

 特徴的なのはカラーリング。何時頃のものか分かりませんが、黄色と青のボカシ塗装に北斗星の飾り。これはなかなか素敵な車です。よくぞ目をつけた!


 客車の造形としては、全長32ポッチ。製品的な雰囲気の客車はyonetaka様・mazta-k様の規格に合っておりますね。窓は建築用の角窓ですが、この客車の雰囲気にベストマッチでありましょう。トレイン窓の丸みも時に邪魔になります(笑)。大きめの窓はミニフィグがよく見えて楽しいんですよね。

 高い屋根は試行錯誤あったようですが、下半分をカーブスロープで美しく仕上げてこられました。


 肝心の塗り分けですが、北斗星の星部分を1x1プレート側面で再現し、繋いでる線を自作シールでの表現です。他にロゴマークもシール表現ですが何時もながら違和感ない仕上げで見事ですね。恐れちゃいけない自作シールです。yonetaka様のは「製品」的な節度が魅力なのですよ!


 高めの屋根の上半部はポチスロと33度屋根スロープ頂点部での表現です。
 車端部も魅力であります。


 簡素ながら寝台車としてのインテリアあり! 仕切りは外からも目立つはずです。レゴの有るべき遊び方……を思い出させてくれるではありませんか。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 変わってmazta-k様のドイツ客車久々の増備。


 やはり、製品的雰囲気を守ったドイツの1等座席車。TEEからの伝統を守った小窓が並ぶタイプの客車は編成中で品よく気品あり。ナロ20辺りの雰囲気にも通じるものがありますよね。小窓はパネルの上に上辺足したもの。無理なく雰囲気を出しています。


 既存作と。違和感がほぼありません。高価な白トレイン窓を避けて増備できるのもメリットでありましょうか。1等車のほうがローコストですけども。
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posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月25日

【作品紹介】アオリ戸の大胆なアイディア。ジョージレモン様のトラ45000形無蓋車(配給車仕様)

 10年ほど前には未だ広島車両所に居たという配給車代用のトラ45000形(……平凡な無蓋車の一つ)は、イメージアップ狙ってか緑塗りになっておりました。

 その再現というか、パーツの都合上緑で造ったら上手く行った! 作品です。


 アイディア自体は海外の作品からだそうです。貨車ではなくトラック荷台との事ですが。
 でも、可動する貨車のアオリ戸として凄く秀逸な表現であります! 薄くて軽量(貨車では大事)、そしてローコスト(貨車ではとても大事!)。

 アオリ戸に使ってる部品はシャッター部品60800a(60800)です。
https://www.bricklink.com/v2/catalog/catalogitem.page?P=60800a

 難点申し上げると、60800a(60800)で如何にも貨車に使えそうな新濃灰やら新茶が比較的高価……ってことでありましょうか。無論、一番欲しくなる黒もありません。

 この部品の黒が大量供給されたらなぁ……と夢見てしまうのです。

 妄想は兎も角。


 内部構造。床面プレート(4幅なのに注意!)の下に2連タイプのクリップレートを取り付けてるようですね。シャッターの幅とポッチの間隔がそのままでは揃いませんから、それなりに高度なビルドではあります。それにしてもツライチのサイドが美しい。

 クリップ系は10年前のこと思えば種類も増えましたから、昔は出来なかった或いはコスト面で無理だった表現も今はお手軽になってる可能性もあります。無蓋車を数揃えるのも不可能では無いかも……?


 積載状態。配給車ですから車両部品が似合いますね。


 踏ブレーキの表現にも注目です。余り凝ったものだと普及させにくいのですけど、この表現ならローコストで簡便。強度も不安ありません。


 現状で色の問題で量産は難しい?この作り方ですが、無蓋車を考えてみるよいキッカケになりそうです。
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2020年01月24日

【作品紹介】さくりん様のマヌ34 暖房車/EF510の大規模改修


 2019年夏頃? の作品。暖房車マヌ34形。

 紹介のタイミングを逃しておりましたが……。

 暖房車は電気機関車の初期(大正期)に、蒸気暖房を客車に供給するために生まれた車種で、電化がなければ生まれ得なかったという皮肉な蒸気車両。
(蒸機では走行用の蒸気がそのまま使えます)

 マヌ34形は戦後 昭和20年代の電化進展(高崎線や東海道線)の中で大量に改造(事実上新造)されたもの。最後の、そして最大の暖房車でした。
 なお、ボイラは古い蒸機2120形(所謂B6)の再利用。

 暖房車の最盛期は1950年代で、以後は直流電気機関車のSG設置標準化、また交流電気機関車による電気暖房の普及で年々減ってゆきます。ディーゼル機関車もDF50以降はSG標準化されました。
 最後の活躍が中央東線であり、箱型化されたEF13に従えられ1969年頃まで続きました。
(余談。韓国では1998年頃まで暖房車は現役でした。あれは世界的にも最後のものと思われます。というか暖房車という車種は世界的には多くなかったりしますが)

 作品は凄く丁寧。
 独特の造形が伝わってきます。水槽部分の蓋とか細かいですね。煙突や安全弁といった蒸機のお約束が乗っかっているのも嬉しいことです。
 きっと、この時期の旅客列車を引き締め暖めてくれることでしょう……。

 惜しむらくは。今のさくりん様の作品で暖房車要する機関車が居なくて使いづらい?ことでありましょうか?
 マヌ34が似合いそうな機関車といいますと、旅客列車曳きそうな機関車で且つ直流機(或いは黎明期の交流機)、機関車にSGやEGを積んでいないこと……となってしまいますから。
 所謂箱型デッキつきの電機で、EF56やEF57以外ですね。メジャーどころでEF52・EF53・EF55辺りでしょうか。あと中央東線のEF13。それから輸入のD形電機群(ED50-ED57)。
 交流機だとED44・ED45。多分ED46も。
 ディーゼル機関車だとDF40・DF90が暖房車従えた写真が残ってます。DD50にDD13との組合せもありました。しかし、量産形式のDF50やDE10、DD51はSG搭載が標準なのでありました。

 意外と使い難い? (拙作でも合わせるのがED54とED46、DF90しかありません)
 でも、ツボ抑えたらとても楽しい車両です。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 さて。こちらもやや古めの紹介ですが。

 さくりん様のEF510といえば同氏の、初トレイン作品でありますね。2019年5月のことですから未だ1年も経ってないのですよ!

 こちら旧バーションです。これでも驚きでしたが。



 改良重ねられた決定校バージョンです。2019年夏頃でありましょうか。

 前面窓を2x2x6の枠ありキャノピーに。この部品は黒もありますが今となっては希少部品です。故に未だ入手製の良い濃青で割り切ってますが、却って軽快さがでてると思うのは贔屓目でありましょうか? 似合ってます。
(黒だと多分、悪い意味で重苦しくなってしまうでしょう?)

 スカートとダミーカプラー、窄まった処理が美しい。スノウプラウも無理のなくかつ精細な表現です。車体が四角くなるのを、スカートの丸みで緩和する造形が良いのですね。
 ただ、自動連結器(ダミー)はもう少し存在感が欲しいところでしょうか。

 意外と目立つ手すりの表現も嬉しいです。堅実な取り付け方法です。

 そして。灯火は全灯 点灯対応!


 サイドビュウ。JRFロゴもサイズを修正されています。実物では消されつつ有るようですが、やはり、あのロゴは新世代機には欠かせません。

 レッドサンダーロゴは今回からですね。ロゴは3幅分の横組駆使で入れられています。

 全長は32ポッチ。F級電機としては事実上のミニマムサイズです。


 機器もびっちり。内部にアクセスしやすい作り。<<続きを読む>>
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2020年01月23日

【作品紹介】紹介漏れ!? 薬師山様の新幹線300系と700系(先頭車のみ試作)

 古い?題材で申し訳ないです。確か2019年夏頃の保存画像から。
 記事にしようと思って保存して、続報がないまま……って流れでありましょうか。し

 しかし、埋もれさすにはあまりにもったいない!


 300系のLDD。大型ウエッジの大胆な斜め使いが特徴。やや隙間が気になりますが? それよりも全体の滑らかさと前端のシャープさ。あぁ、300系ってこんなにカッコよかった???



 レンダリング版。あんまり気にならないですね、隙間。
 側面造形は無理なくシンプルに。薬師山様の作品は「抽象化」が凄く秀逸であります。適切な解像度にコントロールしているんですよ。


 そして実制作試作版です。
 
 大型ウエッジから、カーブスロープの組合せに変更されています。斜め部分が縮小されたことで、合わせ目はほとんどわからなくなりました。側面含めた全体との調和感も堪りません。
 これは編成版を期待したくなります。辛いのは300系は16連以外が無いことでしょうか? 歴代東海道新幹線は0系100系は4連や6連組んでましたし、500系も8連で現役ですが、300系は16両固定だったのですよね……。無論、縮小版でも良い雰囲気は出せると思いますので、6連くらいで実現してくれたらと思うのでした(システム的には3M+3M+1Tの7連がリアルかしら?)。

 そしてもう一つ縮小編成が組めないらしいのが700系。

 先に制作された923の援用でありますね。実物の微妙なブサイクさをうまく緩和。あの電車が絶妙にカッコよく見えるアングル?の印象を上手く捉えております。あの時代なりの空力設計たる、側面のぎゅっと絞り込んだラインが堪りません。こちらも何時かは……?

 
<追記 重要修正です>



 大変に申し訳なくです。

 300系は正直なところ言うと923の元になった2015年版が好きです。しかしご指摘あるように、灯火の上辺りがやや重苦しい印象……?
その意味で大型ウエッジ版はこの辺がスマートになっているのですね。またボンネットのボリューム感も魅力であります。

 大型ウエッジ版は現物テスト、楽しみにしております。新幹線は難しく、そして深いです。
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2020年01月21日

【作品紹介】ぬぬつき様の自由形 双合機関車。1Bタンクの発展型として?

 自由形といいますと、双合機関車も紹介しておきましょう。

 この種の機関車は日本陸軍 鉄道連隊のものがそうであったように、小さい動輪径の小型機関車が前提です。軌間も軽便軌間でしょうか。

 しかし、何ごとにも例外はあり。
 日本でも、もうひとつ双合機関車とか言われてる形式があって。国鉄190形蒸気機関車で鉄道開業時の機関車の一つ、つまり有名な1号機関車150形の仲間です。

 車軸配置も150形同様の1Bタンク。1Bタンクは動輪が実は大きめでパワーよりはスピード優先の機関車です。これを背中合わせに、間にブレーキバンを挟んで使うという目論見だったとか言われてる機関車ですよね。

※:1Bタンクが導入されたのは京浜間や京阪神のような、後世に「電車化」されたような区間です。汽車と云っても短距離運行かつ高速という、或る意味特殊な性能が要されたのでした。長距離で高速……だと2Bテンダ機の世界になります。力を求めるならCタンク乃至C1タンクに……。


 ぬぬつき様の作品は、鉄道連隊双合機関車と、190形その両方のイメージの融合でしょうか。

 軍用機関車として本線用の、ある程度の高速出せる機関車が要された。
 軍用機関車として双合式のノウハウはある。

 そんな状況で生み出された機関車という感じがします。はたまた、元来の190形がそうであったように、1Bタンク使用してた都市近郊の高速区間での輸送力増強用……という仮説もできましょうね※※。重連で合理的な機関車です。

 ※※:奇天烈に思えますが、昔の電気機関車の2B+B2や2C+C2という日米ともに多かった車軸配置の機関車は、或る意味蒸機の2Bや2Cを双合重連にしてしまったものという見方もできます。

 なんであれ、動輪の大きな、軽快な1Bタンクが生まれました。

 一見して炭庫がありませんが、サイドタンクの後方が炭庫と思えば納得できましょう。サイドタンク前方は曲線が優美です。

 足回りは1Bタンク造るときの定番? 片方フランジレスです。

 スタイルに口出しあえてしますと、サイドタンクは190形原型のように側面下方に張り出してても良かったかもしれません(笑)。ここだけ8幅にすれば、工夫次第でサイドロッドを避けること、できたかもしれませんよ?
 あとメインロッド、そろそろ頑張ってみましょう(笑)。


 戦場にかける橋……? チィンバートレッスル渡る姿がまた絵になります。


 対ベ◯ビ◯国との戦争……ではなくて、フレンズ国との紛争勃発?
 こういう演出がうまいのが、ぬぬつき様の真骨頂!

 しかし、フレンズ国は敵なのか味方なのかw


 双合機関車はばらして、2両の機関車として使うこともできたそうです。この雰囲気もまた良いものです。また、同じ形の機関車が2両居るって状況そのものが「鉄道事業者として(いや鉄道連隊?)、なんかリアル」なんですよね。
 
 可能性ある、楽しい自由形なのであります。
 
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2020年01月20日

【作品紹介】超豆茸様の京阪13000系と9000系、これからの京阪?

 超豆茸様の京阪全形式再現計画も、これで締めとなります。


 9000系電車は1997年に導入された「准特急車」。当然8両編成です。
 京急600III形辺りとも共通しますが、2扉の特急車両を補完するような3ドアセミクロスシート車でありました。

 しかし3000系IIIの登場で准特急車の役目を譲り、2000年代後半には通常のロングシート車になりました。塗装も通常色+薄青帯(2等車?)から、現行塗色に。

 前面スタイルは7200系と共通します。7000系べースに丸みの強くなったもので7200・9000・10000系と続きました。側面は6000系以来のドア間2つ窓のスタイルです。


 前面は他形式との差別化に苦労?されてるようです。スマートでスッキリしたスタイルであるのですが。窓上もアークラインですから、屋根をカーブスロープにして窓まわりを真ん中4プレートだけ大きめに表現しても良かったかもしれませんが……誇張に過ぎるでしょうか?


 8両フル編成です。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 そして最新形式の13000系。
 2012年に支線用として4連口から導入されました。このあたり6000系辺りを踏襲してますね。支線に先ず新型入れる……。

 4両口を7編成作り支線用4連を10000系・13000系のみに揃える。
 その後、7両編成も導入が始まり本線でも運用されるようになりました。ただし4連の7連化などはなく、支線本線の使用は分離されてる由。なお、7連を組み替えて4連と8連にする使用もあるようです。




 スタイルは6000系以来の2枚窓をやめ、3枚窓中央貫通扉となりました。通勤車では2400以来です。3000III系に共通するアークラインがとても現代的! 新しい京阪のイメージ造るものでありましょう。


 超豆茸様の作品は7連口。本線の準急・普通用です。
 前面はアークラインをカーフェンダーの薄型で表現しています。そして曲線描く標識灯はスロープとの隙間での表現。mazta-k氏デザインの3000III系に通じる処理ですね。
 で、よく見るとトランスレッドのタイル(恐らく1x2)が埋め込まれてます!


 支線用のイメージで。4連でまったり?


 特急車8000系と並んで。
 
 カッコいい一般車にして最新型。今後も増備続くのでしょうか? 8両固定とか期待したいところです。
 

 ところで。
 超豆茸様の京阪在籍全形式が実現しましたが……。白・緑の資材使って大津線(京津線及び石山坂本線)は如何でしょうか?
 800系初めとして色は現行標準色に揃いつつあります。2連から4連。登山電車にして路面電車にして地下鉄です。沿線情景再現も含めて、面白そうに思うのですが。
 
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2020年01月18日

【作品紹介】ぬぬつき様の自由形気動車はキハ55準急色風 ……広がる「心象鉄道」?

 自由形? の作品です。

 しかし、この雰囲気。正に「準急色」の気動車!
 クリームに赤帯。キハ55系の1955-1965年ころまでの色であったり、はたまた小田急のキハ5000形・キハ5100形の1960〜1967年の色であったり。
(他に南海や島鉄のキハ55同系車もこの色でありましたよね)

 気動車が未だ大きな可能性をもち、そして地方の準急用という適切な任務についてた頃、まさに気動車の青春時代?の色でありました。
(DMH17系列の機関の気動車、準急には良かったんですが急行用・特急用だと無理がありすぎたんですよねぇ……)


 手持部品の問題か、解釈の問題か? 黄色に赤帯なのですが、昔のキハ55などのカラー写真見ててもクリームの地色が濃く、黄色に解釈した方が良さげ……なこともあります。これはこれでそれっぽい! と。
(況してや、自由形です)
 
 前面は7幅に対して3幅分の貫通路が良いバランスです。窓ガラスはキハ58のように隅まで寄った形状なのかな? とか思いたくなりますね。低運転台であの形状はなかなかエキゾチックな味を出すんじゃないでしょうか。
(私鉄車が、国鉄車とちょっと違った色気を出そう、という雰囲気ですよ?)

 側面は1段窓で、此処はキハ55の後期車に準じてるのでしょうね。

 屋根の表現は6幅だと重そう……ですが、7幅だとバランス良く見えます。

 床下機器、灰色の存在感。未だこの車が、かの世界観では若い新車であること物語るかのようです。


 今回は動力なし。その代わりインテリア完備です。ドアは貫通扉や、車内のトイレ扉も含めすべて開閉!しますが、外開きではなくて内開きです。こだわりですね。


 雪国をゆく……の如く。

 単行の気動車が人々の生活載せて走ってく……姿は心を打つものです。
(ぬぬ氏の、限界旅行の成果顕れておりましょうか?)

 ぬぬつき様の方向性、架空鉄道というよりは「心象鉄道」を<<続きを読む>>
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2020年01月11日

【作品紹介】地味なる改良の効果は大。 ジョージレモン様の8620 2両目!

 8620は9600と共に、名機です。

 サイズ的な使い勝手の良さが、大正の機関車を蒸機のほぼ終末期まで延命させたのでした。お陰で作例も多いですよね。

 ジョージレモン様の前作はタイルを巻きつけた缶胴の表現で皆を驚かせたもの。その綺麗な丸みよ!
 ただ、動力系はやや無理があり、PFトレインモータに大きめの動輪を直挿ししたものでありました。
 
 これ、欠点多いのです。
 速度が理論上は2倍出ます。その代わり、トルクがガタ落ちになります。
 前者は……それほど速すぎにならずに済みます。理由は分かりませんが。
 後者は重篤な問題でして。蒸機の場合はメインロッドやサイドロッドがもろに機械抵抗になってしまうので、トルク不足はとても辛いのです。

 無論、Mモータなど用いた自作動力も万能ではありません。然し、大動輪との組合せではMモータ(あるいはLモータ)に対してギア比1:1はそこそこ実用的という認識で間違いはありますまい?


 その方向で改良というよりは「新造」されたのが、ジョージレモン様の2両目の8620です。

 8620が2両……。左が新造機です。
 外見的特徴としては1プレート分ボイラ中心高さが即ち缶胴が上がりました。

 これによって、8620だと意外と目立つ、缶胴と第一動輪スプラッシャ上の間隙が目立つようになっています。写真だとわかりやすいですよね。ここが8620らしく。

 力強さが増したのは言うまでもありません。
 8620はスマートですが貧弱な機関車ではありませんし、また古典機というカテゴライズには入らないでしょう。寧ろ制式機です。
 ですから、そこそこのパワー感は必要と思うのです。

 で、その意味で右の旧作はやや線が細く、8620に至る前の試作的な形式の一つ? という印象でしょうか。
 良い意味で古典機的風情で、それはそれで嫌いではありませんけども。


 よりわかりやすく。左が新作、右が旧作です。
(写真はオリジナルを左右反転しております)

 サイドから見ると、缶胴の上がった左のほうが8620らしいのです。
 缶胴上端とキャブの高さ差異が適切印象です。

 右の旧作、キャブと缶胴の落差が大きく、違和感になっていますし、やはり貧弱な印象にも繋がっています。
(線の細い美しさと、貧弱さは別物でありましょう。スレンダーとやせっぽちは別物ですよ)



 さて。新8620を見てまいりましょう。

 特徴的な缶胴。缶胴と台枠の間の隙間の表現。全長バランスも程よい感じです。まずまず整ったモデルであります。

 改良希望点幾つかです。
 フロントデッキ上の主題枠と、シリンダ上部のカバーは、缶胴に合わせて1プレートづつ嵩上げしてはどうでしょうか。
(あるいは、ランボード全般をタイル張りにして2プレート分の厚みにしてしまうのは有りかもしれません)
 空気制動仕様だと思いますが、後部ランボードの下にエアタンク表現は欲しいですね。動輪の露出も抑えられて品も良くなりますし。タンク無理でもせめて配管だけでも?
 

 サイドビュウ。向こうが抜けてる第一動輪! 第二動輪の上も半分くらい抜けてる。すごく軽快です。
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2020年01月08日

【作品紹介】薬師山様の福井鉄道880形。今の主役の連接車。/京福バス2題

 2006年に福井鉄道は大型車から路面電車タイプの小型車両への全面シフトを行いましたが、その際に大量導入されたのが名鉄岐阜市内線からの中古車でした。

 名鉄モ880は、美濃町線用として1980年から製造されたもの。この頃、アルナ工機の軽快電車とともに、久々に路面電車の新車が導入されるようになったのは明るい話題として受け取れていたものです。

 冷房こそは見送られたものの(後に搭載改造)、明るい車体近代的スタイルの連接車は名鉄が岐阜市内線へも積極的な投資を行う姿勢の証! 後に揖斐線用のモ770形、モ780形にも繋がってゆくのです。

 しかし。投資と努力も虚しく。
 2006年には岐阜の電車は全廃され、単車は豊橋へ、連節車は福井へと譲渡されたのでした。

 福井鉄道880形は2006年の譲渡以来、同郷の770形とともに同線の主力車両になっています。路面電車としては比較的新しい車ゆえ、まだまだ活躍しそうです。余談ですが、コカコーラの広告電車も見られ(あれは広告というよりは、地元ボトラーの、公共交通への支援なのでしょうね……)、赤一色の姿は名鉄時代を思わせるものに。

 福井鉄道の大型車の引退は残念ですが、こうしてみると名鉄岐阜地区の名残を今に伝えてくれているのかもしれません。沿線の雰囲気も心なし似てるように思うのです。


 LDDによる検討。複雑な現行塗色の再現です。ドアの凹みもあります。


 実制作版。リアルはやはり解像度が違います!

 アルミ板の装飾が特徴の前面は、塗色と絞り込みの複雑な形状を両立させています。惜しげもなく導入されている2x2ウエッジプレート。

 前面窓は苦心が窺えます。もうちょっと窓が大きいほうが「らしい」かしら? 方向幕部分をガラスの内側に解釈して、つまり、センターのパネルを2x3にしてみたらどんな感じでしょうか? 実車の明朗さ、近代感が伝わってきそうなのですが。
 一方で傾斜角の割愛は適切なアレンジでありましょうね。

 バンパー周りも良い造形です。救助網、1x4フェンスが古典的部品ながら良い表情です。
 集電装置の細密さが嬉しい。櫓部分も含めて作品全体をぐっと引き締めます。


 側面。窓表現はこれがベストでありましょう。
(770形の固定窓もバリエーション展開として面白そうです)
 ドア凹みはLDD版より洗練されたものに。裾をグリルにすることで間延びを防ぐ配慮。カマボコブロック使った屋根がすごく丁寧な感じです。ポチスロだとゴツくなっちゃうんですよねぇ。この電車は優しい印象が似合います。


 サイドビュウ。連結面間が空いているのが惜しい。片方のホロを割愛したらもう2ポッチ詰めて、締まった印象にすることができそうです。
(編成全長が2ポッチ変わったら、電車作品の印象は激変します……)

 PF動力系は右側……パンタなしの車両に統合されているようです。当然、連接台車が動力台車なのですね。受光部は貫通幌という薬師山スタイルです。


 さて。完成度高く上手くディフォルメされてる作品なのですが……。
 惜しいのは路面電車としての低床感が足りないことでしょうか。
 無論、そのへんをガチでやると特殊な構造も必要になり、シンプルな良さがスポイルされる懸念もあります(車輪配置の省略とか賛否分かれますし)。

 然し、このままでも両端台車を軸穴車輪にして、1プレートの床面下げは出来るかも……? 連節部分はなんとか逃げるとして。1プレートでも床面下がると、かなりスマートに。軽快に見えるかもと思うのですが、どんなものでしょうか?
 
 ともあれ、実車の魅力を引き出してる作品です。
 福井鉄道の現行車両も、それはそれで魅力あるってことを再認識させられますし、また赤で作って岐阜時代を偲ぶのも面白そうですね。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 関連して。福井のバス。

 京都バスとの兼用を狙って造られたようで、京都としても福井としても合わせられるのがキモです。京福電鉄は福井からは撤退しておりますが(まぁ、あの事故では)、バス事業は未だ継続しています。


 上品な塗色は、嘗ての京福電車と同様です。金のエンブレムが嬉しい。

 左はやや古めのツーステ車でしょうか(福井だと未だ現役?)。
 右はワンステエルガでしょうね。これもやや古めの車です。<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月06日

【作品紹介】il様のDE15形除雪ディーゼル機関車 美しいプロポーション。そして……フル装備?

 思えば、DE10系列のディーゼル機関車の作品は多いです。
 実際、汎用機万能機として日本で最も多く製造された系列でもあります。入換にローカル線から、急行や特急旅客牽引まで。

 但し、そのスタイリングは意外とデリケート。ボンネットの幅に、上すぼまりのキャブ形状。……真面目に突き詰めると難度は跳ね上がる。奥の深い機関車なのでしょうね。


 一つの答えかもしれません。
 IL様の作品、DE10ではなくて、除雪用のDE15です。でも本体部分を見てまいりましょう。8幅車体に対して6幅のボンネットは「太すぎ?」と思ってしまいますが、キャブ部分の絞り込み形状が良いので、違和感がなく寧ろ適切寸法な。また、特に効果を上げてるのはボンネットとキャブの間の微妙な「くびれ」も表現していることでしょう。これがあるかないかでDE10系列のイメージは大きく変わります。6幅では難しくとも、ラージスケールならば必須かもしれません。

 キャブの形状も美しく。
 8幅車体に対して、キャブ上部を7幅に絞り込んだ形状です。実物の寸法比もこんな感じなんでありますよね。ここもラージモデルの必然であります。いや6幅で5幅に絞るとか、7幅で6幅に絞るという可能性も模索されてほしいのです。

 キャブそのものが機関車全体に対する大きさもベストなものでしょう。
 ここは1ポッチ、1プレートの差異で印象が激変するデリケートな部分です。

 ボンネットのディテールは寧ろ控えめですが全体のバランスが良いので適度に思えます。手すりというディーゼル機関車の意外と目立つ部分は押さえておりますね。前部手すりの処理はなるほどと。
 ボンネット前端の角度つけも好ましく。そしてDE15ならではのラッセルヘッド結合部のディテールもまた楽しいのです」。

 なお、動力系は不詳ですが、推進軸駆動でしょうか? 凸型車体への実装は困難が予想されます。


「DE15は台枠のみで車体重量を支持する構造を採用。 レゴは圧縮に強いので、上部のプレートで圧縮応力を負担。
プレートはポッチに対して上下方向には撓みやすいが、左右方向には撓みにくいことを利用して、横に向けて取り付けた下部のプレートで引張応力を負担。」
 コンセプトでありましょうか。
 複合構造で強度を出しているようです。強度はラージモデルでは忘れてはならない重要な問題です。


 そして、DE15ならではのフル装備。未だLDD、将来計画のようでありますが。

 ラッセルヘッドの作りが勇ましい。そして妙な可愛らしさ。
 小ぶりな車体のユーモラスさ、回転機能を有したという更に小ぶりな足回りとのバランスが絶妙であります。

 こちらはディテールを「盛ってる、誇張してる」方向ゆえ、機関車本体とのメリハリも明瞭でありますね。


 補助ライトのカバーは、消防士のヘルメット……?
 意外と目立つ連結部の表現もあります。そして、ウイングは可動式。

 白い基礎板・白いプレートで固めたジオラマで走らせてみたいものです。
 あるいは、実物の雪景色の中を。


 真正面より。1幅+6幅+1幅という解釈が緊張感を与えています。
 三角部分はプレートに対するタイル張り表現でしょうか。裾をウエッジプレートで処理してるのがスマート・スムーズですね。これ、他のラッセル車にも応用できそうです。

 
 現状のDE15単独でも魅力的な、そして学ぶべき点の多い作品です。
(自分のスケール、6とか7とかに落とし込んでみたいと思いませんか?)

 これがラッセルヘッド備えたら、正に鬼に金棒ならぬ雪かきスコップ?でありましょう。
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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