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2019年03月14日

【作品紹介】hiro様のC51。8幅の大物(2)。デフなしや水槽車。

 前回記事。
「hiro様のC51。8幅の大物(1)。標準デフと門デフ。白ラインの有無。すべて良し!」
http://legotrain.seesaa.net/article/464683927.html

 前回記事よりは、「古い」バージョンの写真となります。
 そのため、「完成」形と異なることはご承知くださいませ。ただ、数々のバリエーションや試行錯誤も記録に値するものです。



 真の原型である、デフレクタなし。

 C51のデフレクタ装備は1930年代には終わってるようで、戦後の写真は何らかのデフレクタ付きになっています。
 日本で初のデフレクタ付きの蒸機はC54で、8620や9600の大部分とC51やC53に遡及装備された由です。

 当時のhiro様のコメントには「イマイチ」とか記されてたと記憶しますが。
 しかしなかなかどうして! 原初の魅力というか、C53やはたまたC52にも通じるエキゾチックなカッコよさに繋がっています。


 機関車元来の良さを引き出す「ネイキッド」ですね。


 正面より。手すりや解放テコの表現がこれまでのレゴ蒸機とは根源的に異なるのが分かります。手すりはハリポタの杖。解放テコは複雑な形状を再現してますから。ダミーカプラーも丁寧な印象です。


 デフなし原型の圧巻はこれ。
 「燕」牽引の再現で水槽車(当時は形式なしで機関車の一部扱い。後にミキ20形)を増結した姿です。「燕」の歴史、日本の鉄道高速化の歴史として暫し模型やイラストなどで観るあの勇ましい姿!




 水槽車。当時の石油系タンク車と類似する低重心のカマボコ型タンクが特徴でした。タンク体の表現はやや手間取られた模様。理想を申すならカーブスロープでありましょうね。

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2019年03月12日

【作品紹介】hiro様のC51。8幅の大物(1)。標準デフと門デフ。白ラインの有無。すべて良し!

 紹介がかなり遅れてしまいました。お詫びいたします。

 かなり制作過程での画像も上がってますが、なるべく最近のものから見てまいりましょう。


 C51形は1920年に製造の急行旅客列車用の機関車。無論、当時最大最速の機関車であり、特急牽引機でもありました。1920年というと客車はすべて木造車の時代ですが。

 その後、C53が特急用の本命になりましたが、然し列車によってはC51がまだ一線級で活躍し、戦前の良き時代を過ごします。
 流石にC59が登場すると二線級に降りてゆきますが、ちょうどC55やC57が類似するクラスとなり、うまく共存しておりました。

 戦後ともなると段々と引退してゆきます。DF50などが新造されるとC57が捻出されて押し出される感じでの引退でした。全機の退役は1965年。早いような気もしますが、大正生まれの機関車としては妥当でしょうか。
 
 静態保存機は4両残されています。

 スタイルは、今の目で見ると近代化され尽くされていないところが目立ちます。8620あたりを大型化した感じでもありましょうか? 近代性の強いC57それも4次形と並べるとより古典的に見えるのでした。無論、その古さと典雅な印象こそが魅力なのです。形状的にもC55やC57ほど線も細く見えないため、バランスも良いのですね(ついでに言えばC54はやや畸形的な印象は否めないです。カッコいいけど!)。

 さて、hiro様の作品。
 8幅ゆえのバランスの良さと精細感。巧いまとまりです。


 サイドビュウ。

 ランボードの白線もベクトルを何度も変え破綻なく。
 動輪は純正品なのですが、然し、小さくも見えません。動輪上のディテール空気関係がうまく処理されておりますね。

 8幅の大型モデルですが、間延びした感じが皆無なのも印象的です。
 今回記事書くまで、7幅だったかな? と思い込んでたほど。それほどに引き締まり、狭軌の蒸機らしさに繋がってるのですね。


 煙突周り。給水暖め機やパイピングが凄く細かい。
 缶胴はポチスロやカーブスロープの組み合わせです。

 ドームは普通のΦ2ではあまりに小さすぎるため、タイルと丸タイルでの構成ですが、サイズが適切ゆえ、角ばってるのはデメリットに見えません。


 列車牽いて。鋼製の2等寝台車と1等寝台車。
 木造客車の時代の機関車なのですが、鋼製初期の客車ももちろん似合うのです。

 余談ついで。末期は軽量客車だって牽いてたはずです。


 上から。この地点では白線なしですね。何度か仕様を製作中に変えておられた模様です。

 キャブはやや大きめのアレンジですが、この時代の機関車らしい優雅さに繋がっておりましょう。タイルの庇が良い感じです。

 それにしても8幅の狭軌感。このアングルだと強調されますね。


 これは展示台上の姿。やはりラインなし。これはこれで良いものです。基本造形が白ラインでごまかしたものではないのが分かります(装飾などで誤魔化すのも腕のウチですが、頼らないに越したことはなく)。


 展示台ですが、展示台にモーター内蔵。静止展示でも<<続きを読む>>
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2019年03月10日

【作品紹介】超豆茸様のN700系と700系レールスター。ディジタルとアナログ? そしてフル編成。

 
 ハイペースで作品のスクラップアンドビルドされている(そして作品ごとに確実にレベル上げてこられてる!)超豆茸様も、ついに新幹線への参戦です。


 東海道の主力、N700系。700系をN700系で置換え、更に700系Aが……というサイクル。
 0系に次ぐ完成された車両であり、名車として捉えても良いでしょう。

 レゴでも作品は多く。然し、けっして造形は平易な題材ではありません。
 そして答えが一つではないお題でもあります。良い意味で、作者ごとの個性が際立つのですね(……実車は没個性的だとか言われたりしますけども)。

 超豆茸様の作品では前頭部の鼻筋感を出し、此処は一部に奇数幅併用されてるのが印象的ですね。また左右に垂れていくラインをカーブスロープの組み合わせで適切に再現されています。
 トリッキーな組み方は避けつつ……避けているのですよ! 微妙なアナログな角度つけなどは避けてディジタルに徹しており、それが良い意味のレゴらしさに繋がっているのではないでしょうか。かと言って、積分モデル的な難解さもなく。誰もが納得できる新幹線の造形なのでありましょう!
 スカート部分への処理は超豆茸様らしいスムーズさです。

 側面は比較的シンプルな組み方ですが、今どきの新幹線の特徴たる小さな側窓をポチスロで表現してるのが印象的です。ここも解釈がいろいろと分かれてくるところですが、車体とのバランスでポチスロも正解の一つに思えます。


 やや惜しいのは屋根が平滑仕上げではないことでしょうか。
 ただし、16両のフル編成考えますとクオリティコントロールを現実に寄せる必要はあり、その意味では適切な表現でもありますね。


 ばーんと16両。フル編成です。
 過去にはエース氏しかたどり着けなかった、あの世界!

 このボリューム感は写真だと伝わりにくのがまた惜しいのです。




 試運転動画です。

 動力系は2箇所。PU動力車x2ですね。流石にややパワー不足気味だとか。理想はPFで3Mか4Mくらいなのでしょう?


 中間車のパンタ周りです。パンタグラフもまた精細なものになっています。

 即スカートと台車はちょっとシンプルに寄せていますが、全体のバランスは良好ですね。新幹線に関してはレゴ標準連結器のバッファが「本物同様」になるのが面白いところでもあります。


 そして、おなじみの動画コンテンツです。
 今回は(今回も!)力作ですよ。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 そしてもう1作が。700系の中の異端児7000番台。「ひかりレールスター」
 一線を退き現在は山陽区間の「こだま」用でありますが、なおも個性と人気集める存在であります。かなり古くなってきましたが……。何時までも元気であって欲しいものです。
 それにしても。山陽区間は輸送事情が異なり、個性豊かな編成が多いのですよね。

 過去作皆無……ではなくて、2017年のryokuchakuma氏作品があります。
http://legotrain.seesaa.net/article/450935174.html

 2010年には中国の方の作品がありました。
http://legotrain.seesaa.net/article/138113482.html

 それから、700系自体の造形としては2015年の薬師山様の試作品も忘れてはなりません(これは後日、923形として実っておりますね)。
http://legotrain.seesaa.net/article/416881319.html


 超豆茸様作品、見てまいりましょう。

 非常にクセの強い700系の造形は観る角度によっては「醜く」さえもあるのですが(その意味でN700以降はかなり改善されているのですよね)、然し、この作品では実物のカッコよく見える角度切り取る形でうまく造形されています。

 同じ超豆茸様作でも、ディジタルなN700系とは対照的です。アナログと言うか、斜めの角度つけで全体を構成されているのですね。そして、黒い運転台周りの下部ではグリルスロープ同士の合わせと、良い意味での「無理」があります。良し悪しではなくて、題材に併せて造形スタイル変えておられるんですよ!

 それにしても、鼻先から運転台までの部分の角度を一定に解釈されている造形は「なるほど!」です。確かに真横から見た印象そのまま。即ち700系が一番かっこよく見える角度!

 サイドの絞りの処理はちょっぴりディジタルであり、ここは超豆茸様らしい部分になっています。グリルで軽快感出してるのがいいですね。乗務員ドア窓を1x1パネルで表現しているのも巧いのです。

 さて、流石に700系では前部台車の側スカートも再現されてきました。
 平面タイルだとややゴツめに見えてしまうので、巾が1プレート分(つまり左右で2プレート分)膨らむこと犠牲にしても、カーブスロープで仕上げられたほうが(mugen氏作品のように)全体に調和して観えるような気がするのですが、如何なものでしょうか?


 側面。側窓はポチスロか、あるいは1x1プレートの2枚分です。やはり小窓感が強調されており、引き締まる感じ。ryokuchakuma氏作品のときも触れましたけども、灰色のボディは新幹線らしくなく……。このシックな感じがレールスターの魅力。

 シンプルな構成のやはりクオリティコントロールされた車体造形ですが、床下機器カバーがタイル張りなのが印象的です。此処が精細に見えて、全体を引き締めておりましょう。車体巾からオフセットしているので軽快な感じでもあります。


 実物だと……あまり良くない角度ブサイクに見える角度なのですが(笑)、然し、この作品ではなかなか美形ではありませんか!


 そして、8両のフル編成です。
 ロゴマークや窓割の再現もなされてるようで、魅力ある作品と言えましょうか。

 動画は未だ上がっていないようですが、公開が楽しみですね。
 

 レールスターの動画です。かっこいいシーンいっぱい!
 
 


 
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2019年03月07日

【作品紹介】yonenaga様の近作より。7938ベース電車の改良/Regio Jetの増結

 yone(yonenaga)様は、製品ベースの改良で主に大陸欧州系の作品を造られています。欧州大陸系……レゴの鉄道システム元来の世界観でもあり、灰レール12V時代(1980-1990頃)が全盛期でもありました。

 その伝統を継承するかの如く作品群。


 先ずは大傑作、#7938(2010)改造のドイツ鉄道の近郊電車。

 右がこれまでの作品ですが、真ん中に注目。
 前照灯の位置を変え、よりスムーズな外見になっています。

 これまで前照灯があった場所にはダミーカプラー。僅かな加工で凄い効果です。

 一体前頭パーツではない電車の製品、7938の路線、復活願いたいものですよね。


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 以前紹介の、フランス国鉄の電機BB27000形も改良が続いています。
 
 前回記事:yonenaga様のSNCF BB27000形


 灯火類がスッキリしました。よりモダンな印象に。
 側面は2x2窓の乗務員ドア窓が車体色と揃い、よりすっきりとしています。

 運転士のミニフィグ、色とか雰囲気がこの機関車に似合ってます。でもニッコリ顔!

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 力をいれておられる、チェコ共和国の鉄道事業者「REGIO JET」の方も客車を2両増結! 黄色い車体にトレイン窓。古典的に見えて、2x2系のカーブスロープも随所に使われた「あってほしかった現代のレゴ汽車セット」な雰囲気濃厚に。

 今度の増結車は屋根が赤のタイプ。
 適度な派手さと言うか、華やかさです。


 この客車は特別塗色か何らかのキャンペーンでしょうか?

 裾のラインが華やかでいいですね。ここに1x1プレート?並べた丁寧さです。


 編成。黒屋根の客車と赤屋根の客車が混じり、程よい鮮やかさ。そして客車5両というのも嬉しいボリューム感です。製品ベースの軽めの客車ですから、1M動力車でも5両曳けてしまうのもメリットでありましょう。


 牽引のドイツ製電機「ベクトロン」が似合ってるの言うまでもありません。改良重ねてかっこよくなった作品ですよね。

 それにしても、欧州のオープンアクセスによるこの種の列車への羨望は禁じえません。「REGIO JET」は低廉な運賃と良質な客車で運行されており評判も良いようです。各種レールパスユーザへの配慮があるのも嬉しいことですね。何時か乗ってみたいものです。
 
 
 閑話休題。大陸系欧州形の魅力はレゴとの愛称の良さもありますし、作品や国籍や時代を或る程度混ぜて自由に楽しめること! 国籍超えた乗り入れや混結は昔とは(TEE全盛期とかとは)違った形で盛んになってますし。また時代区分が違う題材だって動態保存や復活運転と割り切れば何でもあり。また、盛んになってほしいジャンルだと思うのです。
(無論、英国型も楽しいし。日本でいまいちマイナーな北米型も大好きですよ!)
 


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2019年03月06日

【作品紹介】sato様のトワイライトエクスプレス。A寝台車(スロネフ25形)の内装完成!


 何度か紹介してきましたSATO様のトワイライトエクスプレス編成、少しづつ客車増結して内装も既に食堂車・サロンカーは完成しています。

 今度はA寝台車も内装完成です。



 スロネフ25形。個室数と定員を実物同様にしているそうです。
 ロイヤルx4室。スイート1室。

 内装のカラープランは2001年ころのリニューアル後のもの(即ち現在の保存車のもの)となっています。トワイライトエクスプレスはリニュ後の重厚なインテリアの方が個人的には好みです。


 ロイヤル部分。


 8幅フルスケールゆえ、十分な面積が確保されておりますね。


 側廊下は省略する大胆さ?ですが、1ポッチ巾のダミーの通路なら割愛するという割り切りは正解にも思えます。寧ろ、6幅世界観に使える手法かもしれません。

 側廊下は割愛ですが、仕切壁のドアや窓の再現があります。


 寝台はダブルベッド仕様への切り替えも可能です。寝台柵や小テーブルも芸が細かいところです。




 スイート部分です。

 ダブルベッドと向き合ったソファ。
 壁面の装飾や片持灯も見逃せません。

 展望窓部分には液晶テレビまであります。

 平成の豪華客車らしさ。十分です。


 こうして「内装見せ」もできます。
 博物館模型的な重みがあります。




 客車外見も。スイート部分のカーテンは車外からでも目立つ部分ですね。



 真ん中のスハネフも何時か内装工事の対象になるのか、気になるところです。


 右端のオハネ(B個室)も大変かもしれませんが、インテリア映えしそうな題材でしょうか……?

 この路線は大変な手数とコスト掛かるものでありますが、この方向での「北斗星」「トワイライト」も夢見るのも有りかも知れません。また好みも分かれる題材ではありますけども、「ななつ星」以降の豪華観光列車もあり得る題材ではないでしょうか。
(外国形は言うに及ばず……でありましょう)
 
 可能性は多々拓かれてるように思います。
 また、6幅や7幅サイズへのフィードバックもできそうです。
 
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2019年03月04日

【作品紹介】エース様の D51 200。7幅D51のバランスと「締まった」感。

 D51はレゴトレインでも定番中の定番題材。
 ちょっと思い出すのも難しいほどに各スケールのモデルが造られ続けています。

 

 エース様の受験上がりの新作2弾として制作されたもの。ペースが全開ですね……。然し速成ゆえの粗さが皆無なモデルです。

 7幅の、精細感有るモデル。
 バランス感も実に良い感じ。

 この角度から見ると、7幅ゆえの「狭軌感・ファインスケール感」も十分にありましょう……。7幅故に6幅の客貨車と合わせられるメリットは他の作品と共通します。

 動態保存機らしい華やかなディテールも見応え。白や金のパイピングなどが程よく。煙室扉上部のハンドレールは特にこのモデルの印象を決めてるような気がします。


 反対側から。
 このアングルは汽笛や二連のタービン発電機が目立つます。

 動力系はMモータによるエンジンドライブ。ややパワー不足かも知れませんが、そこは実物同様に重連で乗り切る方策なのでしょう。先のC61や、既存作のC57とペア組めそうですね。(細かいところに目をつぶれば)西でも東でも出来る組み合わせですし。

 スライドバー周りは省略のないものです。モーションプレートもちらりと見えますね。
 動輪はBBBラージ。7幅車体とのバランスは取れておりましょう。
 スポーク動輪なのは寧ろ理想の美形化にも見えます。


 サイドビュウ。
 今回は「長さをギリギリまで詰められた」と伺っておりますが、それ故の引き締まった感じが伝わってきます。

 体感サイズとして、日本形蒸機はそれほど大きくなく(これは異論反論ありそうですが)、有るのは引き締まった魅力だと思うのですよ。それを踏まえると7幅の中で極力小さくという思想は正しく思えるのです。
(8幅やそれ以上のラージスケール批判ではなくて、ラージスケールにはラージスケールの中での「引き締め」はあると思います。6幅でも間の抜けたモデルは有りえますし)

 従輪が通常の車輪ではなくて、台車枠表現が有るのが嬉しいですね。
 テンダに妥協がなくなるのはエンジンドライブのメリットです。


 斜め上から。ここからも引き締めの良さと、フォルムやディテールのバランスの良さが伝わって来ましょう。

 これからも蒸機作品、期待しております。
 D51でも1号機であったり、また蒸機現役時代ならではの「味付け」とかも楽しめますよね。
 
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2019年03月01日

【作品紹介】超豆茸様の名鉄4000系電車。瀬戸線のステンレスカー。

 瀬戸線は名鉄の孤立路線です。

 孤立線といっても1978年から栄の地下に直通していますので、廃止されそうな支線とかではありません。とはいえ、4連の電車が20kmを行き来するのは微妙なローカル感がある路線でしょう。

 瀬戸線は歴史ある線区ですが(創業時はなんと蒸気動車!)、何度かの全面的車両刷新が行われています。

 1960年代に、古い電車のままで特急運転開始。白帯にミュージックホーン装備……でも1920年代の古豪というアンバランス。この時代好きな方も多いことでしょう。

 1978年の栄直通にともなう、全面車両更新。
 ここで新車の6660系が入り、他の車両も車体更新済のHL車(本線系からの転属)に揃えられました。
 その後もHL車の置き換えに1980年代末に新車(でも吊掛更新のAL車)が入ったりしてました。実は面白い瀬戸線! 尤も、クロスシートカーはこの時代に姿を消してしまうのですけど……。

 然し、新車が冷房なしだったり(後に改造)や、吊掛式だったりとワンランク落ちる瀬戸線。その大きな転換になったのが2008年導入の4000系でした。18本導入で全車両の置き換えを行ったのです。

 4000系は本線の新車と同じ日本車両製のステンレスカー。
 本線系との違いは前面スタイルで、丸み帯びた5000系IIなどに対して、スクウェアな形状です。これは、コストダウン……ではなくてデザインの個性化と見るべきなのでしょうね。

 一人前になった瀬戸線ですが、孤立線ということは変わらず。
 終日4連の運転。ただし急行・準急があります。


 ドア部分の色分けが嬉しいですね。精細感がぐっと上がる。
 最近のステンレス車は部材ごとの仕上げの差があり、ドア部分など目立たせたデザインがありますけども、それを汲んでいます。

 18mの4連というのも、どこか落ち着きと言うか安定感があります。
 それにしても、瀬戸線という題材選定がマニアックではありますね。
(かく言う私は、何時かは900形+2300形の白帯特急とか、ガントレットとか考えてたりするのではありますが)


 前面は微妙な傾斜がありますが、それも再現されています。
 上半に微妙な折れ角つけてます。

 銀色のハンドレールは実車でも目立ちますが、ここを強調してるのも巧いのですね。

 一方で、前面窓が小さめなのはやや惜しい感です。
 0.5プレート分の整合性が難しいかも知れませんが窓は横組3ブロック分でも良いんじゃないかと思うのですが。


 スカートやアンチクライマーの表現が嬉しいですね。
 スカート周りは毎度、超豆茸様作品の見せ所になってます。


 中間車。
 中間車は共用で、本線系の3300系IIIなど造ってみるのはありでしょうか?
 4000系に揃えられた瀬戸線にも、予備車として1本3300系IIIが転属してきてるのですね。

 シンプルな造形が、実物のイメージ的確に捉えておりましょう。
 
 今後も名鉄シリーズ続くかどうか、気になるところです。本線系だと鋼製車とステンレス車の混結とかあるんですよね……? 昔の(社長の理想主義が過ぎてた時代の)名鉄も惹かれますけども、今の普通の私鉄になった名鉄の意外な魅力も発見されてほしいとおもうのでした。
 
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2019年02月26日

【作品紹介】9850様の自由形除雪車/9850形マレーの改良

 まず、自由形のロータリー除雪車です。
 特定モデルはないみたいですが、日本形の、それも比較的最近のタイプでしょうか。ちょっぴりJR西日本のキヤ143を思わせる雰囲気もあります。

 ただし、自走形ではなくて、機関車に推されるタイプにも見えます。
 ロータリー除雪車がディーゼル機関車への一体化ではなくて、独立した車両という進化をしていたら有り得そうなデザインでもあります。


 8巾のスッキリしたスタイル。屋根はツルツルで丁寧。もちろんロータリーの羽根車もあります。回転ギミックなどは流石になさそうですが……?

 車体後半は絞り込まれていますが、ここに左右のウイングとかあると更に雰囲気よくなるかもですね。


 推してるのは先に制作されたマレー、9850形です。

 日本型としてみると、流石に時代は合わないですが、でも何処か外国形と思うと違和感がありません。メインのディーゼル機関車が本線仕業に使われており、除雪は予備機のマレーが力に任せてという雰囲気がありましょう。



 その、9850も前回記事に比べて改良されています。

 先ず、前後のシリンダが凄く綺麗に。カーブスロープで丸みをつけて。またマレーの特徴である(シンプルマレーに対する)前後のシリンダ形状違いも再現されてます。

 前部ユニットのシリンダが美しく力強い。これは別アングルも見たいものです。

 キャブ長も締まった感じです。


 全長もC+Cのマレーとして成立するギリギリ迄詰められておりましょうか? 足回りの大きさ的にちょうどいっぱい。現実的なサイズになると同時に、極めてバランスが良くなってます。赤の差し色は良い感じです。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月25日

【作品紹介】超豆茸様の都営5500系電車、浅草線の新型をいち早く。

 都営5500形電車は最新型のPCCカー。上野品川間の1系統に導入されています……。

 ……冗談です。
 今の5500形は二代目ですね。軌間は1372mmではなくて1435mmで、1系統ではなくて1号線(浅草線)に投入。でも、都電1系統も地下鉄1号線もルートは近いんですよね。飽くまで偶然らしいですが。

 2018年から投入され、5300形を置換えつつあります。
 もちろん成田空港から三崎口迄幅広く運用されてる由ですね。


 先頭車1両目。
 なかなか難しい造形(斜めライン!)ですが、階段状の割り切りでも上手く行くものですね。前頭部の斜めラインは最近の通勤型のトレンドですが、この処理はいろいろ応用ができそうです。

 ピンクの帯……ラインカラーは赤に見立てています。マゼンタやダークピンクも選択肢としては有りえますが、赤でも違和感はありません。

 階段造形ですが、車体の裾側では絞り込みもあり、真四角な電車でありながらも流動感があります。これは実物のデザインも同じです。

 特に凝ってるのはスカート周り。スカート迄続く斜めラインがスムーズに表現されています。

 真ん中の黒い部分。肝心の前面窓と貫通扉。ここはあっさりめの表現ですが、それはそれでスッキリした印象です。可能なアクセントとして前面窓下のハンドレールと、また窓上の車番・都営マークが有ると良かったかなとも思いますが、無論蛇足になるリスクもありましょうね。


 真正面。好ましいラインが分かります。


 旧型の……もとい既存作の5300形と。
 デザインが対照的ですね。

 5300形も、5000形からのデザインの大きなチェンジに驚かされましたものです。
 時代は巡ってくる。


 さて。フル編成。8両編成の完成です。

 ローアングル、格好良い!
 また、ライト点灯も実現されています。


 いつものアングルで。


 側面ですが、ドアの色やドア脇の模様も再現されています。
 理想を申せばドアの下部曲線があると嬉しいのですが、でも十分に雰囲気が。

 嬉しいのは前面から側面へのつなぎ目上部で、盛り上がったラインが1x2タイルで表現されているのですね。


 2パンの中間車。窓は横組で雰囲気捉えてます。



 走行動画です。
 これが或る意味、メインコンテンツでありましょう。


 こちらは先の5300形の動画です。
 
 5300形に関しては前回記事を参照ください。
http://legotrain.seesaa.net/article/463990446.html

 
 蛇足ですが。
 都営5000形及び都営(都電)5500形PCCはいつか個人的に作ってみたいお題ですね。
 超豆茸様が現代題材やってくださってるので、自分は趣味に走れる(笑)ってものです。

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2019年02月23日

【作品紹介】エース様のC61 2は「究極」。そして扇形庫も。

 高校受験無事に終えられたエース様、おめでとうございます。
 復帰後の本格作です。


 梅小路蒸気機関車館(京都鉄道博物館)に保存中のC61 2号機。

 C61形は1947-1948年。戦後生まれのハドソンです。D51と同じ釜でC57の足回り……。そこに従台車を2軸化したというとわかりやすい。国鉄近代機の最終形態としての良さ味がありますよね。
 近代機ゆえの扱い易さか、蒸機末期の1974年迄活躍。
 また東北や九州では結構特急運用にも充てられ、20系牽いてる写真も多々残されてたりします。
 
 梅小路の2号機は構内運転できますし、JR東日本の20号機は動態保存の一角なす存在です。


 さて。エース様の作品。

 元から蒸機系のクオリティは高かった(中2の頃から一気に腕上げた感)作者ですが、もう年齢差なんて感じさせないクオリティになってしまいました。レゴトレインには「高校生部門」なんて要らないのかもしれません。それが第一印象です。

 7幅ベースであり。缶胴の表現がボリューム感含めて完璧。
 シリンダ廻りが特に見どころ。丸みの円筒の完璧なシリンダ。そして確実に動作するであろうスケルトンのスライドバー。この構造なら動作が「詰まる」ことも無さそうです。

 動輪は純正動輪。小ささは気になりません。
 動力はMモータ搭載のエンジンドライブです。

 動態保存機らしい華やかなディテールも堪らないものがあります。
 先輪が「9V時代のトレイン車輪」の中身を使ってスポークレスにしているのもC61らしさを強調しておりますね。解放テコや排障器も細かい……。

 究極、って言葉使いたくなっちゃいました。


 リアビュウも美しい。

 舟形テンダ、上下逆転組で再現です。
 エンジンドライブ故にテンダ台車が犠牲にならないのは成る程としか申せません。関山はテンダドライブ派ですけども、

 テンダ台車の軸バネ表現も見逃せません。貨車台車などにも応用できそうですね。


 サイドビュウ。
 流石に真横だと動輪径にやや物足りなさを感じますが、然し純正品使用の中でベストは尽くされておりましょう。

 2C2のハドソンで有るがゆえの従台車廻りの締まった感じ、重量感。


 真正面。煙室扉前の「函」の装飾帯表現が巧いのです。ブラケット使って、なるほどと。


 足回りアップ。
 
 シリンダの下に収まる先台車も注目です。

 パイピングも細かいですね。


 缶胴上部。

 タービン発電機からの配管が再現されています。
 基本造形が良いところに、ディテールのダメ押し。鬼に金棒。
 また、各部のポッチ隠しタイル処理も徹底しています。


 テンダ。上手く上下接合してますね。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 以下、おまけ紹介としては失礼ですが。


 梅小路ベースの扇形庫です。

 シンプルな造形の中に、梅小路と一発で判る造形を抑える。
 屋上はタイル仕上げ。あらゆる意味で、「やられたー」な作品です。


 接合部もアラが分かりません。一体どんな構造に……?


 背面も。4線規模の大きさが分かりますね……。


 照明入り。ライトアップ可能です。

 ここにお気に入りの機関車、並べたくなるものです。


 梅小路らしさのアクセサリ。休憩室のオハフ50。
 極普通にできの良い50系ですね。シンプルながらスジが良いです。ただ屋根は張り上げではなくて屋根肩も新濃灰にしてるとなお嬉しいのですが。


 B20とセットで。この機関車も梅小路のマスコットでありますね。


 さて、3月3日(日)の「第3回レゴブロック展示会in梅小路 後祭り」に、この扇形庫、エース様の新作群とともに展示されます。






 関西の方は、ぜひ見学にいらしてくださいませ……!
 
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2019年02月20日

【作品紹介】ジョージ・レモン様の75955改造の日本形蒸機8850形風味。75955の素性の良さ!


 せっかくの好製品でありながら流通限定のがっかりだった75955 ホグワーツ特急(四代目)。でも、昨年の秋口にはよくセール対象になってて入手できた方も多いでしょう。
 関山は2セット買ってまだ空けてないダメっぷりですが……。

 このセット、英国形のデザインよりは寧ろ寸詰まりのドイツ系のイメージがありまして。黒にしたら化けるんじゃないかとか言われてましたが、実施例です。





 既に極限設計の蒸機作品を造ってるジョージ・レモン様ですので、軽い気晴らし的な、 いや、実験的作品でもありましょうか?
 自分も開けたら動力化と「日本形化」は考えると思います。

 全体に、色を黒に揃えた以外大きくては加えてないようです。
 でも、案外、素体の良さが判るじゃありませんか。

 画像の初出時に予想はしてましたが、

 国鉄8850形(ドイツ ベルリーナ製 1911年導入で1950年最終廃車)を思わせる姿になりました。前方に突き出た煙室で、煙突もかなり前よりです。そして全体に小柄で寸づまりな印象。良く言えば引き締まった良さがあります。
 英国機だともうちょっと伸びやかな印象になりますからね。

 いや、既存製品の色変えという情報なければ、8850良いですねぇ。日本形テンホイラーの魅力は……なんて話になったと思うのですよ。

 日本形のテンホイラー(2C車軸配置)は8700・8800・8850の3形式が知られますが、8700及び8800は私鉄払い下げで1960年代まで生き延びましたから、案外「馴染み深い」存在だったりします。
(8700 雄別 や 8850 奈井江 で検索されたし!)


 さて。先に8850とか記しましたけどこのアングルから見ると更に小型感? でも小さく見えるのは日本形に見立てるなら悪いことではありません。

 明治の末から大正初期に輸入もしくは輸入機のコピーで造られた機関車という雰囲気で、小型ならば最初から私鉄向け……なんて想像ができてしまいますから。


 前言撤回。小さく見せているのはテンダがえらくちんちくりんだからですね。
 テンダドライブによる動力化も考慮すれば、テンダの全長2ポッチ伸ばしてあげればかなり悠然とした姿になりそうな?

 あと、足回りを赤にして本場ドイツの汽車に見せるのも面白そうです。赤い車輪は純正品だと入手難しいかも知れませんが。

 なんであれ、元セットが想像以上に素性の良いモデルです。
 トレイン系は全然だめなレゴ社も此処まで製品を造るポテンシャルはあるんですよね。

 正しく、生かしてほしいと思う次第です。

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2019年02月13日

【作品紹介】hiro様の戦前「富士」編成 7幅フルスケール(3) スシ37740とスニ36650

前回記事(1) スイテ37000
http://legotrain.seesaa.net/article/464116899.html
前回記事(2) マイネ37130とマロネ37350
http://legotrain.seesaa.net/article/464134403.html

 20mの鋼製客車はざらっと分類しますと。
 I.1927年の最初の鋼製車群。窓の上下寸法が小さめ。魚腹台枠。イコライザ台車。ダブルルーフ。
 II.1929年ころからの、窓の上下寸法を拡大。平型台枠。軸バネ台車。ダブルルーフ。
 III.1930年代の、上記をシングルルーフ化したもの。
 IV.1936年以降の、上記を広窓にしたもの(いわゆるオハ35系)。
 
 という進化があり、食堂車や1・2等の寝台車にはそれぞれに該当形式があります。このhiro様の「富士」編成は上記の「III」基本的に窓の上下拡大したものの、ダブルルーフで揃った編成を意識されているのが分かりますね。


 食堂車。スシ37740形。
 1930-31年に19両が製造されたものです。形状的には先にスイテ37000やマイネ37130と揃う車です。大きめの窓にダブルルーフ、TR78台車。

 戦時中に三等車格下げなど行われるも戦後も12両が食堂車として再起。設備の差異でスシ28形5両・スシ47形3両・マシ29形0代4両となりました。1960年代初頭に引退していく中、冷房付のマシ29形は1968年迄残ったそうですが……? 軽量客車の中に交じるダブルルーフの食堂車は奇異な眺めであったことでしょうね。

 さて。
 食堂車は……どの時代や系列であっても、客車の中でも特に重厚さが際立つものです。厨房や側廊の不思議な窓まわり。煙を吐く煙突。床下には大きな大きな水槽。
 そして窓に目をやれば、食堂にはテーブルに飾られた花がちらりと見える。ダブルルーフとなれば、尚更!
 
 hiro様の作品でも、厨房部分の窓配置がそれっぽく。
 塞がれたデッキ扉窓も印象的です。


 通路側より。左手が厨房(の側廊)、右手が食堂です。

 食堂車は等級帯がなく、茶色1色で有るのも重厚さの所以かもしれません。ウインドシルヘッダーの割愛も7幅フルスケールの質感の前には気になりません。

 実に、格好いい客車です。


 もちろん、インテリア完備です。
 
 左から車掌室・食堂・配膳台・厨房です。
 壁面の時計がうれしい。


 食堂と配膳台。厨房。
 配膳台は実物からアレンジしてカウンター状にしたとのこと。

 細かいことではありますけど男性の給仕なのがこの時代の食堂車らしいですね。ウエイトレスの登場は戦前ではありますが、もう少し時代が下りますので。

 食堂は何時か欄間の装飾などもお願いしたいものです。片持灯なども。


 これは検討中の? の食堂インテリア

 配膳台の形状が実物を意識したもの。食堂と通路の仕切りがステンドグラス入なのが華やかなアレンジです。これはこれで良いものですね。


 別角度より。側廊の窓も面白いアレンジです。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 「富士」の現地点でのトリは荷物車。スニ36650。
 やはり同じ時代(1929-1932年製造)の荷物車。荷物車は木造車や雑形車の使い回しが当たり前ですから、17m級といえど新造の鋼製車はエリートであったことでしょう。もっとも直ぐに20m級の荷物車が登場しているのですが。
 17m級でダブルルーフの荷物車は1961年ころまでに救援車などに転用されていますが、それゆえ1980年代までその姿を残すものもおりましたね。


 17m級を意識した やや短めの車体です。

 窓はジャンパプレートを重ねて、曇で且つ保護棒付きの窓の再現狙って居るのですね。
 ドアの凹みはもちろん。荷物車のドアが裾からやや高めの位置なのも再現です。




 この車の目的は、ダミー動力車。
 Powered Up二組搭載でパワフルに走る筈……です。

 ただ、ケーブル取り回しが難しいこと。公式に逆転スイッチがないことなどで、2M化はそれなりに高難度なものでもあり。「大規模イベント会場が苦手」というPUの欠点もあり、PF化も検討されてるとか。


 「富士」としての客車の紹介は一段落。
 しかし、それに至る前のボツ作品も捨てがたき魅力があります。次回以降まとめていきましょう。
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2019年02月12日

【作品紹介】ジョージレモン様の新潟交通モワ51形電動貨車。可愛く、力強く。

 新潟交通鉄道線は1999年の廃止時まで、電動貨車を持っておりました。

 1933年製のモワ51形で全長10mほどの可愛いものです。こんな車が1982年の貨物営業廃止までは貨物列車牽いて活躍していたのです。
 そして、冬期にはラッセル車キ100(国鉄払い下げ。制御器付きで実際にはクキかクヤ)を付けて除雪用に。なお、除雪車繋がない方には路面区間の除雪用に大きなスノウプラウを付けていたものです。

 この車、鉄道模型の世界では人気者であり、鉄コレなどになっておりますね。
 またキ116と一緒に旧 月潟駅で静態保存されています。新潟交通は廃止前に訪問してますが、庫内に居たモワ51には逢えてません。何時か見に行きたいものです。


 ジョージレモン様の作品。
 
 先ず、小さく可愛い! そして力強い印象も。
 造り方としてはこの種の旧型車のスタンダードなもの。窓まわり横組みです。ウインドシルヘッダーの割愛はありますけど、ツートンカラーだと気にならないのですよね。

 小さいながらに密度感が濃いのは、ドアの凹みと、標識灯の張り出しの表現ゆえでしょうか。

 新潟交通鉄道線の緑色はレゴ的には通常緑か濃緑か迷う色ではありますが、或る程度使われて褪色した感じが通常緑、塗りたてが濃緑という感じで有りましょうか? この作品は濃緑で成功されてる感じです。


 スノウプラウの有る側です。パーツそのものの利用ではありますが、全体の雰囲気的に気になりません。使えるものは使うべし……でありましょう。


 可愛さが伝わるのはサイドビュウかもしれません。僅か18ポッチの全長は二軸車並です。ここは実物の印象を伝えるのですね。
 シンメトリーな安心感も。模型ファンに愛されてきた美形電動貨車の所以です。

 動力は流石に割愛。もし片方の台車を軸距の大きなトレインモーターしてしまったら大きく印象は変わってしまうことでしょう……。
 もし動力化を考えるのであれば、1+B+1方式でしょうか。正確なボギー車でなくなるというトレードオフですが、軸距の印象とかシンメトリーは保てますので難しいところです。

 尤も、ユーレイ方式が落としどころかも?
 PUか9Vで自走できるワム90000かワラ1等造っておけば汎用にも使えましょう。
 ……はたまた、除雪車キ100をユーレイにしちゃうのも有りかも知れません。小型蒸機の排雪列車であったり、あるいは弘南電鉄(本線及び大鰐線)の小型古典電機の推す排雪列車って可能性も生まれますから。
 
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2019年02月11日

【作品紹介】薬師山様の100系新幹線。飛行機前頭部利用の試案(CAD)

 先日紹介の、Mieshin氏の8幅航空機前頭利用の高速列車モデルの「返歌」的作品です。


 6幅用の飛行機前頭部品を使った100系のアイディア。
 飽くまで仮のもの故、窓配置などは突っ込まないでとのこと(笑)。

 アイディアとして、見立てとして凄く秀逸。

 無論、100系に見えます。一体前頭と自作下半部とのつながりも良好。100系の造形はかなり難しいものであり、未だに結論は出ておりません。案外、これがモアベター……? (拙作の100系は薬師山様の0系の応用なのですが、あれはあれで欠点も多いので)
 
 前頭部以外も見てまいりましょう。
 小窓の先行量産車9000番台というマニアック。窓サイズのバランス良いですね。案外この解釈だと量産車の大窓のほうが難しいのかも知れません(窓幅を3幅にするのは難しそうです)。屋根肩は丸みで綺麗。

 そして、二階グリーン。この車も処理の柔らかさに惚れ惚れ。この流れで大窓の食堂車も期待したくなるじゃありませんか!


 レンダリングバージョン。

 ひょっとしたら、こちらがより実制作の印象に近くなるのかも知れません。一体パーツゆえのスムーズさは魅力にもなり得ます。


 それでも。一体前頭ゆえの欠点もあります。鼻先が100系にしては高い位置になること、前面窓が3枚窓なのも苦しいかも……? 

 そんなわけで、飛行機前頭使わない薬師山様本来の100系も拝見したい気がします。0系や923形、500系で傑作ものにされておられるのですから。
 
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2019年02月09日

【作品紹介】hiro様の戦前「富士」編成 7幅フルスケール(2) マイネ37130とマロネ37350

前回記事 スイテ37000
http://legotrain.seesaa.net/article/464116899.html
 
 hiro様の記載だとマイネ37100でしたが、形状の特徴と「富士」のレギュラーであることからマイネ37130として紹介させて頂きます。

 1930年に5両が製造されたもので、「富士」の性格上一般の1等寝台個室(2/4人用)の他に、2人用特別室まで設けられる。特別室は寝台とソファが別れ、専用のトイレ付です。要人貴賓用であり一般販売されなかったとか(尤も汽車の1等自体が雲の上の存在ではありましたけども)。

 外形は窓の上下寸法の大きな1930年からの鋼製客車のグループに属します。つまりスイテ37000(マイテ39)と揃うのですね。まだリベットの目立つ車体でダブルルーフですが、それ故重厚さも際立つものでありました。形式図はたまた形式写真や模型などで見ると惚れ惚れさせられる客車でありました。

 この車の余談です。
 戦後は進駐軍接収時代を経て、マイネ38→マロネ49として一般の急行に使われていたそうです。「十和田」→「銀河」→「彗星」と1959年迄。
 ロネとしては2等A扱。即ちマロネ40やナロネ20等の個室と同扱いで、「特別室」も同じ料金だったとか。乗ってみたかった……。そして保存されなかったのが残念に過ぎます。

 それにしても。
 国鉄/JRの車両として、1959年のマロネ49の引退から此処まで豪華な寝台個室は1989年のスロネフ25 500/スロネ25 500を待たねばなりません。
 尤も、時代の推移であちらはかなり庶民的なもの。いい時代が(ついこないだまで)あったものですよね。


 寝台側より。
 レゴではリベットとまでは表現できません。然し、7幅フルスケールはそのフォルムと、そしてかなり正確な窓配置を再現します。左の窓が3つ並んでいる部分が特別室。
 2x2の窓を使った順組ですが、トイレなどの窓は白いガラス嵌めてるのが効果的です。

 TR78の重厚さは先のスイテと同様です。


 通路側より。
 右手が特別室となります。不規則に並んだ窓が独特の風情で、特別な車両であること物語る。


 恰も黒岩保美氏の客車イラストを彷彿させるかのような、インテリアとその魅せ方。

 左手から特別室。1等個室。1等個室。右手に車掌室。
 これを7幅に実装されてしまいますとは。そして窓配置も両立されているのです。

 内装がタン色で、これはニスの薄塗のイメージですね。
 特別室には専用のトイレ、ソファ、ソファの上には書棚まで。
 1等室も装飾や寝台灯があります。

 車掌室の折りたたみテーブルと、卓上灯。良い見せ場です。


 アップで。客車の内張りもあるのは見逃せません。


 通路側の内装です。左手から車掌室。通路のドアも再現し、そこから寝台の側廊に入ります。1等個室x2があって、その右が特別室です。


 製作中画像より。個室の設備の作り方、いろいろ検討されていた模様です。


 これはスイテの方かも知れませんが、個室内のソファ表現です。
 7幅客車用ですが、6幅なら思い切って通路を割愛すれば応用できるかも知れません。真似してみたいです。


 他車種にも共通しますが、ダブルルーフの作り方です。ベンチレータはジャンパプレート新型の挟み込み表現です。クリアの下地に白を入れているので、欄間窓が映えます。


 これも他車種共通ですが、開閉可能なドアギミック。停車中にドア開けておくと雰囲気がよいのです。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 二等寝台車。マロネ37350

 1929-1931年に49両が製造されたもの。やはり、窓の上下寸法の大きなグループでダブルルーフ。この前身である窓が小さい初期鋼製車がマロネ37300。また同設備でシングルルーフがマロネ37400で後進に。
 戦後はこの辺りを纏めてマロネ29となり、1960年代まで特急・急行に運用されておりました。

 車内は戦前の二等寝台の標準であったロングシート形の2段寝台です。今の基準で言うと?な設備ですが、昼間状態は3人ごとに仕切りのある重厚なソファそのものであり、優等車としての雰囲気あるものだった事でしょう。そもそも、明治から大正に掛けては1/2等車のほうがソファ状のロングシート?であったのです。

 なお、この種のシートは靴脱いで横に座るお客さんも居たとか。お行儀は兎も角、それはそれで快適であった事でしょうね。
(但し寝台長は1700mmしか有りませんが。こればかりは今の基準では辛いでしょう)


 反対サイドより。車端部が形状違いです。

 やはりTR78を履く重厚な車体。美しいものです。
 戦後もこのままの姿で初期の「あさかぜ」やら、1960年代までの「銀河」などに使えてしまうので、実は汎用性が高い客車でもあります。やはり現存しないのが惜しまれますね。

 余談ですが、戦後1956−60年代の2等寝台はABCがあり、Aが個室。Bがマロネ41やオロネ10等のプルマン式。Cがこの種のロングシート式でした(但し例外あり。スロネ30の4人室やナロハネ10等)。
 なので客車ファン同士の会話でB寝台、などの表現で話が混同することがあったりします(笑)。とはいえ、オハネ25以降の「B寝台」は嘗ての2等寝台同等の設備であったのですけども(スロネ30辺りの復活でもありましょうな)。


 車内(製作中版)。窓ピッチと寝台を合わせております。
 仕切り板をパネルとすることで実現、流石に寝台は固定に割り切りですね。
 座席状態では、青帯が座席の背を兼ねる表現です。


 同じく、こちらは完成版。
 仕切り板も茶色に揃うと雰囲気良く。


 車内全景。車掌室やトイレ、洗面台なども区切られています。

 屋根には全車共通ですが、照明の表現まであります。可能であれば、社外品のライトブロック仕込んだらさぞかし見栄えがすることでありましょうね。


 次回は、食堂車スシ37740と荷物車スニ36650を紹介します。
 
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2019年02月08日

【作品紹介】hiro様の戦前「富士」編成 7幅フルスケール、内装付!(1) スイテ37000


 紹介が遅れてしまったことを先ずお詫び致します。
 大物にすぎると、記事一つ書くのも大変なことになりますので。

 また、複数回に分けることもご容赦願います。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 さて。
 特急「富士」は過去のものになってしまいました。

 多くの方の印象に有るのは、東京から九州日豊方面の寝台列車でありましょう。これが1964年から2009年迄運行されておりました。20系→24系・24系25形・14系ですね。

 その前は、1960-1964年運行の特急電車。151系の時代です。
 
 更にその前は……。
 「富士」の歴史は日本の特急列車の歴史!

 1906年に運行開始の「最大急行」は東海道本線の1/2列車。この日本を代表した速達・特別な列車に愛称がついたのが1929年。1/2列車が「富士」。1923年から運行の3/4列車が「櫻」と。
 戦前の特急はまさに特別な列車であり、「富士」「櫻」、そして後に加わる「燕」「鴎」がその全てでありました。いずれも東海道・山陽本線です。

 機関車はC51からC53そしてC59へ。
 客車も木造車から初期鋼製車、広窓鋼製車に変わってゆき、また運行区間が下関まで延伸もされましたが、1944年に戦争のために廃止されてしまいました。
 
 余談幾つか。
 「富士」は1/2等専用。「櫻」は3等車のみ。とはいえ「櫻」の3等車は一方向け座席の特別な特急用客車でした。後に富士にも特急用3等車が加わります。
 廃止は富士が1944年。よくぞ戦時下まで残していたと言うべきですね。ドイツでは1940年には特急は全廃。連合国でも英国では相当早くに特急は運行停止されていますから。



 hiro様の作品ですが、1930年代初頭設定でしょう。


 鋼製客車で、1/2等のみの編成です。7幅で、ほぼフルスケールです。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆




 先ずは1等展望車 スイテ37000より

 鋼製展望車として最初のもので1930年に3両が製造されたもの。ほぼ同時期にスイテ37010も2両製造されておりますが、スイテ37000は洋式内装(アールデコ調 白木屋式とも)、スイテ37010はかの「桃山式」です。

 戦後営業用で残った3両は両者を纏めてマイテ39形(1・11・21)となり、マイテ39 21には1960年の廃車時までスイテ37000由来のアールデコの内装が残されておりました。鉄道博物館保存のマイテ39 11がスイテ37010由来の桃山式です。
 
 初期の鋼製客車でダブルルーフの重厚なものですが、窓サイズはやや大きくなり明るい印象になっておりました。


 hiro様の作品。露台周りの繊細さ。手すりのメッシュ。隅柱。細部への配慮が行き届く。展望車……というより古い客電車の必然、アンチクライマーもしっかりと。
 もちろん、富士のテールマークも表現されています。


 内装。左が展望室。右が1等客室。
 「富士」では個室の1等寝台車も連結ですから、展望車はすべて開放室でした。

 白いカバーの掛かったソファが並びます。この白カバー、大事な表現ですね。
 7幅なので、内装も自然に作られています。


 左が1等室。右が展望室。1等室には網棚の表現が。


 展望室。窓カーテンが効果的です。右手にはキャビネット。
 外装の白帯がちょうど、座席の背になっているのですね。

 流石に白木屋式の装飾表現まではありません。頑張って造るとすると幕板部分を側面ポッチ付きブロックにして、1x1やΦ1のタイルで模様を造る……?




 サイドビュウ。
 このスケールゆえ、帯幅は2プレート分。バランスが良いのです。

 展望室の2+2の広窓はマイテの象徴でありましたね。
 そして、1等室部分は小窓が並びます。メリハリのある側面でありましょう。

 三軸の台車(TR78)はイコライザをタイル表現です。
 そのかわり、固定軸で3軸(軸距空け)であり、走行抵抗は大きいかもしれません。全長32-34ポッチ程度のモデルなら、拙作のマイテ39 21のように軸距なしで車輪くっつけてしまっても良いのですが、この大きさではそうもいかないですよね。難しい問題です。

 でも、ルックスは抜群です。

 なお、ウインドシルヘッダーの表現は割愛です。正直なところ、無くても気にならないです。全体のバランスが良いので、ディテールの割愛が許される感じなのでしょうか?


 製作中画像より。床下機器の装着前ですね。


 実車には無かったものですが、1等室に備えられたオルガン。文字タイルによる鍵盤表現です。

 余談ですが。オルガン(ピアノ)常備した鉄道車両は日本では数える程しかなく。明治期の私鉄食堂車と、あとはサロンカーなにわのスロフ14 703程度でしょうか。あとオリエント急行'88ではピアノバー車の演奏があったそうです。夢のある装備ですね。


 これも製作中画像より。1等室にまだカーテンがありません。


 製作中画像より。ダブルルーフの造形が分かります。
 カーブスロープの充実で、ダブルルーフ表現が進化しているのが分かりますよね。

 先にも触れましたが、スイテ37000は現存しませんが、内装が異なるスイテ37010(マイテ39 11)は鉄道博物館で保存されています。その雰囲気を十分に伝える作品なのです。


【続く。次回は1等寝台車マイネ37100と2等寝台車マロネ37350です】
 
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2019年02月07日

【作品紹介】9850様のマレー式蒸機。おそらく9850形。華麗なる初陣!

 日本形……と思しきマレー式蒸機のモデルです。

 マレー式は開発者の名に由来するもので、前後二組の走り装置をもつ4シリンダ複式の凝った機関車。
 当然、それなりの大型機になりました。

 1913年に米 アルコ製の9750形が24両。同じく米 ボールドウィン製の9800形が18両。独ヘンシェル製の9850形が12両。結構まとまった数が輸入されたのですね。

 マレーは良く知られる東海道線勾配区間(箱根越え、要は御殿場線区間)以外にも、大津京都間、東北の黒磯白河間、信越の長野直江津間、関西本線の亀山加茂間と各勾配区間幹線用に広く投入。貨物列車用であり、旅客列車の補機にも。

 然し、使い難い機関車ではあったようで、御殿場線区間以外では定着せず。そこでも、丹那トンネルの開通も待たずに(D50が投入されたため)、1933年までに全廃されてしまいます。僅か20年足らずの活躍でありました。

 ドイツ製の9850形の1両が鉄道博物館開館時からの展示物となり、長く万世橋にあり、今は大宮に移動しています。日本で唯一のマレー式保存機であり、また唯一のドイツ製大型蒸機の保存機でもあります。これはおなじみの方も多いことでしょう。

 なお、日本以外ではマレー式は結構重用されておりますね。
 日本の鉄道車両史が複雑なもの特殊なもの、そして輸入品を嫌う傾向が極端であり(標準化や国産化は正しいのですが)、もう少し可能性を見出すことは出来たかも知れないとか思うのですけども。



 そのマレー式は日本で馴染みが薄く、活躍期間が限られることからあまり作例がありません。
 なにより、動輪という貴重部品を大量消費する題材でもあります。ゆえに、9850様が作られてきたときには驚きました。

 このモデル。黒い車体に赤いエンドビーム、真空ブレーキの立ち上げなど、如何にもな大正期の日本の機関車ですね。明治ほど派手でなく、昭和ほど禁欲的ではない、程よい鮮やかさではありませんか!

 9850形と特定して良いのか自信はないのですけども、全体にアメリカ機的なマッチョ感はありませんので、やはり交通博物館・鉄道博物館で見慣れたあの9850形で宜しいのでしょう。

 缶銅はカーブスロープ表現です。ゴツ目の煙室扉が嬉しい。

 肝心の足回りは、純正動輪のC形x2です。
 これだけで迫力十分ですね。惜しいのはマレーの魅力たるシリンダ部分の造形が平面的であることと、メインロッドの割愛でしょうか。前者は何らかの丸ブロック等の造形できたら素敵になりますし、後者はbikkubo式の簡易動作なら実装可能に見受けられますが如何でしょうか?


 サイドビュウ。
 缶胴と足回りの間のパイピングが効果的です。

 マレーでは後ろの走り装置は固定なのですけど、模型で作るなら前後とも旋回するように造るのは正解でしょうね。自分も造るならそうしますし。

 日本形らしくするのであれば、全長はもう少し……ギリギリまで詰めたほうが締まった感じに見えるかも知れません。後ろの走り装置一組を2プレート前進させる事ができたらかっこよさそうです。

 煙突はΦ1ではなくΦ2に。
 難しいかも知れませんがスチームドームや砂箱もΦ3な表現が出来たらより魅力を増しそうです。

 キャブは大きめ?かと思いましたが、実物写真観ると大きめで正解ですね。
 先の全長詰めしたらバランス良くなりそうに思えるのです。


 真上より。金色の汽笛や安全弁が綺麗です。


 この角度が、格好良い!
 
 6幅スケールの作品ですが、7-8巾の世界観にもしっくり来るバランスでありましょう。

 キャブ内。機関士と機関助手の二人乗務対応です。

 なお、窓枠は赤いパーツに黒塗装を一部行っています。いずれは黒の2x2窓に変更でしょうか?


 キャブインテリア。メータや弁、焚口がそれらしい。


 足回りアップ。


 スノウプラウも取付可能です。

 雪の中をこの機関車がやってくる情景はワクワクしますね。御殿場線区間では雪もありそうですし、信越線なら活躍の舞台が雪景色です。






 動力系はテンダドライブです、Powered UPのシステムを組込。
 実物同様の三軸の炭水車。機関車と炭水車の全長バランスも良好ですね。

 なお、PUならもう少し背を低くして、古典機らしさを狙えるかも知れません。2ブロック分ほど背を低くして、はみ出す電池boxは増炭枠で覆う手もあります。また、機炭間隔も2ポッチ分ほど詰められるかもしれないと思いました。


 8850様の8850形。
 初の蒸機作品……だと思うのですが、初にして抑えるべきところは抑えた良作です。幾つかご意見してしまったのは恐縮ですが、少しの改良で大きく伸びる作品と思うのです。今後の改良、または新作などに大きく期待しております。

 そして。
 可能ならば、hiro氏の戦前「富士」編成の補機として活躍してほしいものですね。
 7幅フルスケールは模型的に似合いそうです。また、初期鋼製客車は時代的にもマレーとギリギリ合致致しますし。
 
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2019年02月06日

【作品紹介】mieshin様の新幹線? City航空機部品の転身。

 Cityの一体成形品の旅客機も好き嫌いが分かれる製品です。
 個人的にはものすごく苦手なのですけども、対象年齢の、元来のユーザーが遊ぶことを考えると致し方ない作りではあるのでしょうね。

 その部品を使った高速列車のアイディアは幾つもあるのですが、しかし、このmieshin様のはなかなか魅力的なのでした。


 カラーリング。見事にE5/H5ですね。
 もちろん、E5/H5のあの複雑な造形ではなく、もっとシンプルなライン。然し、200系から100系の流れで理解できる「新幹線らしい」造形です。

 整って見えるのは、前頭部下半の造形でありましょう。
 汎用部品で一体成形部に上手く合わせるのは難しいのですが、見事に解決。

 ニクル目のヘッドライトも格好良いのです。

 スカートも凄く綺麗な形で、鉄道車両らしい造形です。

 雰囲気は最高速度260km/h以上の新幹線……というよりは、最高速度160km/h程度の「在来線の中ではむちゃくちゃ速い方」かもしれません。その解釈ならスカート前端に連結器や連結器カバー、あるいはジャンパ栓などあっても良いかも知れませんね。

 また、近年の新幹線ほど極端なスタイルにしなくても問題は無さそうです。
 カラーリングは「新幹線に合わせた!」で納得できそうです。新幹線に合わせたカラーリングの在来線車両の例は少なくありませんし。接続するフィーダー輸送用と思えば自然に思えるのです。

 側面は大きめの側窓の連続窓です。新幹線ほどシビアな条件が課されなければ、やはりこのデザインが納得できましょう。窓まわり黒く処理して連続窓風は定番のデザイン手法でsありますね。最近は廃れつつありますけども……。でも、それが平成初期らしい「味」でもあります。

 ……とか記しましたが、在来線用とすると床下スカート・台車スカートはオーバースペック? でも、格好いい。カラープランへの配慮で、ロングスカート有っても重苦しい印象になることは逃れています。


 3面より。
 どの角度から見ても破綻がありません。

 飛行機(旅客機)の屋根部品、案外8幅の鉄道作品に使えるかもしれませんね。大量の入手ができればですが。あと灰色・新濃灰などは確かなかったと思います。白なら入手性良いでしょうけども。


 8巾のメリット。運転席もゆったりしたものです。客席は作られていないようですが、左右に1列づつとか出来そうですね。

 この作品、一応は試作? 編成化の予定は未定?
 でも、面白いし美しい。3-4両編成程度でも実現したらと思わされるのでした。
 
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2019年02月02日

【作品紹介】超豆茸様の都営5300形。麗しき流線型。/京成3050形 スカイアクセス

 東京都交通局 都営地下鉄浅草線の5300形は1991年デビウ。
 今思えばバブル期の通勤電車であり……。アルミボディはホワイトに塗装。前面は流線型。華やかなインテリア。理想主義が開花したような電車でありました。
 京成の成田空港直通で盛り上がる90年代初頭、一気に5000形を置換えてしまいました。全車8両固定です。

 運用範囲は成田空港から三崎口/新逗子まで。1号線規格の全域です。
 以前は京成上野にも入る運用ありました。

 但し、京急線/スカイアクセス線の120km/hのスジに乗れないのが欠点のようです。
 
 それから……京急沿線で乗る分には実はハズレ車です。京急車のセミクロスや、はたまた全ロング車であっても柔らかい座席に慣れていると、都営は硬いなぁ(見栄えはいいけど)になってしまいますので……。あ、5500形は座席よくなってるんですよ。

 現在、5500形の導入が急ぎ進んでいるようです。5300形観られなくなる日は案外近いのかも知れません。
 ハズレ車とか言って避けてる場合じゃないかもですね。


 それにしても、地方譲渡とかないのかしら?
 デザイン次第で凄く丸く、可愛い電車に化けそうな気がするのですけども。
(尤も標準軌なのは不利ですが)


 さて。超豆茸様の作品。前面の構成が素晴らしいです。

 きちんと、流線型の丸みが顕れてる。前面窓を小分け横組み表現してピラーなど表現してるのも「正解」でありましょう。トランスブラックに新濃灰のピラー・非常口枠は正解してる表現です。この種のデザインの電車表現の、革命になるかも知れません。

 前面下部も良い雰囲気です。連結器廻りの張り出しはパネルで表現。あの肉薄感が分かります。逆テーパもこの電車だと大事ですね。

 ダミーカプラーも良い造形です。

 惜しまれるとしたら、都営マークが1/4円タイルでありましたら! あの部品は都営交通のマーク表現にベストでしょうから(普通の緑はあったと。ライムはあったかな?)。


 側面はスタンダードな組み方です。
 資材の関係で難しいとは思うのですが、然し屋根肩をポチスロで仕上げるか、思い切って45度の白スロープで仕上げたら張り上げ屋根の感じが出せたかも知れません。

 それでも、5300形のニュースタイルの可能性、感じさせます。


 さて。こちらは試作バージョンでライト点灯。
 やや構成に無理があったのか、上記の完成版に改造されたそうです。

 完成版の方がライト位置1プレート下がり、実物の印象に近くかつスマートになっておりますね。この改修は成功でありましょう。


 完成版に戻って。
 
 左が初期車のショートスカート。右が後期車のロングスカートです。
 どちらがお好み? どちらも良いですね!


 編成で。


 そして、もちろんフル編成なのでした!



 当然ですが、京成全形式・京急全形式と世界観が揃う電車です。
 造っておけば活躍の場は無限大でありますね。

 ところで、次回作が有るとしたら、やはり5500形でしょうか?
 一方で、5000・5200形も懐かしかったりします。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆




 もう一つ。京成の3050形。

 3000形のバリエーションの一つで、スカイアクセス線開通に合わせた特別仕様車。塗装や内装などで差をつけた。運用の区分区別があるのかどうか分かりませんが。

 もちろん、先に作られた3000形ノーマルの応用です。


 でも、側面の青帯で印象が大きく変わってくるものです。
 窓まわりの青処理は、嘗ての箔d車、北総7000形を彷彿させるものありますね。赤の印象の京成に対して、青の北総でしたから。


 中間車。ワンアームの、2パンタです。

 
 もちろん、フル編成です。このボリュームに慣らされてしまいつつありますが、8両造るのってやはり大変なことです。資材も、労力も。




 おなじみの動画です。やはり構成・編集が巧いのですね。


 ところで。
 超豆茸様は京成前形式と都営現形式。あと京急もほぼ全形式を作られております。この流れでは……次は北総鉄道? C-Flyerあたり、凄く気になるのですが、如何なものでしょうか?
 
 自分も京急再開したいと思いつつ。
 北総7000形や都営5000形(旧塗装)あたりも何時かは……です。
 
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2019年01月31日

【作品紹介】気になるLDDから。il様のJR東日本特急車。E259系とE353系。究極から得られるもの。

 iL様の作品もまた、究極です。
 8幅のフルスケール。Nゲージに対するHOゲージ。Oゲージに対する1番ゲージ的な重みのある世界。

 その究極の方向で捉えると、おなじみのJR東日本の特急形をこんな造形にします。


 JR東日本 E259系。おなじみの二代目「成田エクスプレス」。

 運転台は丸みを持ったキャノピーでスマートな造形。
 貫通路カバーはロゴを省略抜きでの表現です。「NEX」と。ここはプレート10枚分の幅で。

 絞り込み造形もスムーズで美しい。アクセント持たせた灯火(前照灯)も良いのですね。あと、きゅっと絞られたスカート廻り。近年の新パーツによる表現力の恩恵……いや新パーツの使いこなしもまた技術なのです。

 側面は、車体断面形状の表現が全くの省略なし。
 JRE特急車の台枠の上から膨らみの形状、実物通りです。
 屋根への丸みも美しく。


 こちらはJR東日本 E353系。
 中央本線特急の主力となりつつあります。

 実は複雑な造形のあの前頭部。il様解釈だと……。あの、実物よりもカッコよくないですか!?
 絞り込みはテクニックパネル。ベストチョイス!
 紫のラインはウエッジと1/4丸プレートです。

 膨らみもたせた貫通扉カバーは意外な解釈ですが、而してボリューミーにもエレガントにも、そしてスマートに見せるのですから。ここから運転台へのラインが綺麗です。

 運転台のそのものはカーキャノピーと車屋根の安心感? 見慣れた部品の安心感ですね。レゴの面白さであります。


 真正面より。
 
 心地よい、押し出し感。
 スカート廻りも凝ってるのはもちろんですが、此処にも紫のライン入り!


 運転台後部。
 信号炎管?やJRアンテナなど、ラインを乱す部分もリアルティとして再現されています。でも電車らしさってそういうところに宿ったりするのですよね。

 紫の部分がポチスロで、これがブラケット支持であるのが分かります。実制作ではパーツ数で大変かもしれませんが、然し美しいものになることでしょう。


 サイドビュウ。
 完璧なフォルム。台車の大きさなども。

 側窓廻りのヘキサゴンパターンも再現。3幅分ですね。微小な隙間は気になりません。

 なお、このサイズだと車側灯の表現も必要になってくるのですね。



 さて。
 個人的にはレゴトレインは6幅ショート(32長)派です。しかし、こうした「究極」から得られるものは沢山あります。
 細かい技や表現、なんとか移入できないか、つい考えてしまうのです。
 
 どのスケール、どの作品でも学べるところ、倣えるところはあるのですよね。
 
posted by 関山 at 23:42| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする