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2019年11月15日

【作品紹介】さくりん様のDE10。シャンティング・アクション!

 DE10形は日本で最も製造量数の多かったディーゼル機関車でした。

 メンテ性に優れた1機関。低軸重の低横圧。何処にでも入線できる65噸機は動力近代化の最前線に。大正の名機が8620と9600であるならば、その代替となったDE10もまた名機であったのでしょう。

 国鉄の末期には余剰が発生して数を減らしだし始めるのですが、しかし今なお活躍が続いています。JR貨物ではHD300・DD200という次世代電気式への置換えが進みつつありますが、もう暫くは頑張ってくれそうな万能機。

 当然、レゴでの作品も多いものです。
 9V時代はともかく、PF世代以降はいかに凸型車体に電池boxと受光ユニットを仕込むかが難しい題材でもあるのですが。


 その普通に造るだけでも難しい?DE10。
 しかし、さくりん様の新作はなんと、連結器の解放機能を内蔵。

 小型アクチュエータを使ったこの種の機構は過去に海外のアイディアを記事にしております。
【ヒント・アイディア】車載型デカップラ(アンカプラー)を台車内に![baard様] (2014年 2月4日付)
 これ、なかなか国内での実装例を聞かなかったのですが、5年越しに作品化されましたとは。



 動作動画です。磁石連結器が出たり引っ込んだりするのがわかります。連結器を引き込めることで磁石を外すという原理です。。


 先のbaard氏のアイディア同様、小型アクチュエータでの連結器の引込を行っています。黒いダブルベベルは上部で12歯ベベルギアに繋がっていて、動力を承けるようになっているのでしょう。

 元のアイディアとの違いですが、DE10の3軸台車におさめているため、3軸ないしインサイドフレーム化されています。これでDE10らしい足回りになります!


 連結解放台車と、その上のモータ部分です。
 モータから12歯ベベルギアで台車の旋回軸兼用の動力軸を下ろしてる由。


 台車内部、上から。ギアの合わせ方が分かります。


 4幅のボンネットに綺麗に収まったPF-Mモータ。
 高さ2の車ドアと高さ3のパネルで。後者は さくりん様の蒸機でモータの上に受光機乗せるような使い方でお馴染みですよね。Pf-MモータがΦ3であることのありがたさです。

 DE10の三軸側台車ですが、1x10のプレートで台車枠というかブレーキロッド類の表現にしているのも巧いです。車輪の外側になにもないような実物ですが、意外といろいろ付いてるんですよね。

 さて。Mモータから先さらに伸びているシャフトとギアは何のためかと言えば?

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2019年11月14日

【作品紹介】有澤様の土佐電鉄2000形。8幅ラージスケール・トラムへの転戦。

 有澤様。作風が前作までとガラリと変わりました。
 路面電車の8幅フルスケール路線です。1103spa氏やk.martworks様の方向性ですね。

 はっきり申せば、ラージスケールは難しいです。
 フォルムもディテールも一切の嘘がつけません。徹底したリアリズムの世界です。無論パーツの確保も大変ですし、強度の問題だって生まれます。
(6幅だと、逆にディフォルメ力の領域になってくるのですよね。小さく造るのもまた難しい……のでしょうか?)

 そこへさらっと飛び込まれ、そして障壁をさらっと乗り越えてきた……。
 精密で丁寧な作品です。


 とさでん交通(土佐電気鉄道)2000形は2000年に1両が、そして2004・5年に1両づつの計3両が導入されたもの。200形の更新車であり、近代的スタイルながらも吊掛駆動というミスマッチは今どきの電車としては珍しいものでしょう。尤も、非低床車での新車は今後は先ずありえないでしょうから、同種の更新車1000形とともに、このまま少数派で終わりそうです。

 有澤様の作品は全長44ポチです。
 車端部の絞り込みを表現して、ここだけ6幅になっているのはすごく丁寧です。バックミラーやワイパーのようなディテールも見逃せません。

 そしてラージスケール・トラムの最大のメリット。少し奥まった位置になってまた車体に対してサイズが小さく見える台車が印象的です。


 窓配置やドア配置にも省略がありません。
 二段の広窓が積分的表現で再現です。窓桟……というかピラーを省略しなくて済むのですよね。運転台と1つ目の窓の間はシールでピラー再現されてるようですが、たしかにここに白い分離線ないとデザインが破綻してしまうのですよね。必然性あるのです。

 あと前照灯の横もシール処理です。上手く見せてるので、違和感がありません。


 凝った屋上機器。屋根上が平滑処理なのはやはり丁寧です


 整ったサイドビュウです。<<続きを読む>>
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2019年11月13日

【作品紹介】mizuki様の日本形テンホイラー。ハリポタ蒸機が化けた!?

 2018年製品4代目(だったかな?)のホグワーツ急行75955はその最初の画像出たときから「黒くすりゃ日本形に化けそう」って印象でありました。


 まぁレゴの最近の汽車、概ねその傾向ですけど(笑)。
 有り難いことに明治大正期には日本も英米独から沢山機関車輸入していて、そのへんでできが良いやつ運が良いやつは昭和、それも戦後まで生き延びてたりしてるんですよね。
 故に、おもむろに英国系や米国系であっても、日本形っぽく見せるツボを抑えていたら結構化かすこと、できるんですよ。



 原型の75955です。

 GWRのホール級……に見えるか見えないか微妙な造形なれど、レゴのホグワーツ急行では初めて「大動輪」をそなえ、やっと蒸機らしい姿になったのでした。その意味で存在意義は大きな製品でありました。
 たださ。某ザらス限定なんて詰まんねぇ流通制限掛けやがった恨みは死ぬまで忘れませんが(苦笑)。
 売れるもの、売りにくくしてどうするよ六本木の無能共め!

 それはさておき。
 これ、第一印象でホール級というよりは、8800形っぽいなぁ。でした。
 

 8800形(wikipe)。大正時代に輸入された、当時としては大型の機関車です。
 残念ながらイギリス製ではなく、ドイツはベルリーナ製です。

 詰まった感じというか、缶胴がギリギリまで前方に突き出し、それにつられて煙突がシリンダ中心よりも前進した姿です。重心高めで優雅さよりは力強さ。

 車軸配置は2C形。アメリカ流儀に言えばテンホイラー。日本では同時期の8700形(英)・8850形(独)しか仲間は居ませんが。しかし8700や8850は国産コピーも造られて1960年代まで生き延びた個体もあったのです。

 8800形に関しては戦前で活躍は終わっているのですが、「もしも」があれば。北海道の炭鉱あたりで活躍していたのかも知れません。


 mizuki様は特に大正のテンホイラー3形式に関してご存じなかった様ですが、偶然にしても「それっぽさ」が堪りません。

 いや、必然なのかも知れません。

 外国形の機関車に、如何にもな、見慣れし国鉄蒸機の記号を付加していくと……輸入古典機が日本に馴染んだ姿になるのですよね。
 日本人よりも日本文化に染まっちまった西欧人……なんてネタが浮かんできますが、まさにそんな感じなのです。


 真っ黒にして装飾性を抑え。
 パイピングの追加。そして矩形のナンバープレート。

 重心高めなのも8800らしく。
 惜しいのは端梁回りが半端な印象ってことでしょうか。大正なら未だバッファとねじ式連結器ですからレゴの連結器部品で行けるはずです。あと真空ブレーキの管とかあるとアクセントに。昭和設定だと、自動連結器化されて(ダミーカプラー?)、空気制動化されてる由。まぁ素体が良いと細部にもこだわりたくなるじゃないですか。


 バックビュウ。
 小さいままのテンダも、却って古典機らしいのです。

 キャブ内がちらりと見えるのが嬉しいですね。


 こちらが本命か。デフレクタ付。

 8800形でデフレクタ付は勿論ありませんが、同期の8700形で雄別鉄道払下げのは、デフレクタ付きの姿でありましたね(今の保存機では撤去されておりますが)。

 良い意味で国鉄型らしさ、日本形らしさが<<続きを読む>>
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2019年11月09日

【作品紹介】ナローの泉様のB6(2100形他)の再挑戦。

 B6というのは明治時代の機関車の形式名。イギリス系のC1車軸配置の中型タンク機が名乗ったもので、相当数……533両がイギリスのみならずドイツやアメリカのメーカーでも製造、輸入されたものです。後に2100・2120・2400・2500形などの形式名乗りましたが、愛好者の間ではB6の旧形式名で長く親しまれたもの。

 全長は凡そ10m 重量は45噸。
 使いやすいサイズであったことからかなり後世まで残り、私鉄や専用線払下げのものでは1970年頃まで現役のものも居りました。

 貨物用とはいえ、英国流儀のスタイルはエレガントなものでしたね。


 意外とレゴでは造られておらず、2016年ころに同じくナローの泉様が手がけられた位でしょうか。
(6幅だと、動力系が難しい題材なのです)

 今作も、前作同様の8幅です。
 今は2016年当時よりも8幅ラージスケール作品も増えてきましたので、この機関車の居場所も多くなりそうです。

 外装に関しては手堅くガッチリ。でも、それがB6って機関車の印象と重なって良い効果を出しておりましょう。コンプレッサや安全弁の磨きだし。またエンドビームの赤が嬉しいアクセントです。

 動輪は純正大動輪。8幅だと凄く適切なバランスになるのですね。
 ただ、煙突やドームが8幅文脈だとやや小ぶりかも知れません。もう少しボリューミーにしたらバランス良くなりそうなのですが。


 サイドビュウ。のびのびと。
 B6は本物も模型も「急曲線は曲がれない」のですが(苦笑)、この作品では第2動輪のみフランジあり、あとは従輪のフランジのみで支持。これで車輪の動きなどは排除した堅実な、そしてR40でも曲がれそうな?足回りです。


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2019年11月08日

【作品紹介】レゴ5udon様の常磐線中電 E531系電車。実物もレゴもドラスティック!?

 E531系電車。常磐線の主力……というか常磐線の中距離電車は全てこの車!というほどの一大形式ですが、2005-2007年に掛けての導入は誠にドラスティックなものでありました。

 何しろ、老朽化してたままの415系を一気に、短期間に置換えてしまった! 高価と言われる交直両用電車の置き換えは遅々とするものなのですが。ここを大量導入してしまいました。

 で、この種の新型車はえてして接客設備面で劣化を伴うものですが(苦笑)、E531系では編成中の約半数がセミクロスシート(415系では運が悪いと全ロング編成も有りましたからねぇ)。そのうえでグリーン車も導入ですから不満のつけようもありません(笑)。
 座席もE231系の途中からと同じく改良されたSバネ入りのものですし。

 で、E231系との関連ですが。
 いろいろな部分でE231系と、これまたドラスティックな導入劇を行ったE233系の中間的なところも多々見られる系列のようで。

 なにより、前面形状が両者の中間的な感じなのですよね。
 実は、今回の作品見るまでE233系の交直両用バージョン位の認識であったのですが、実は奥が深い?系列なのでありました。

 先方の記事です。
https://5udon.blogspot.com/2019/10/e531.html


 先ず、先頭車の試作段階のコメント引用します。

「E233とE231の中間みたいな感じなんですが、どちらの手法も当てはまらないので苦戦してます。(まだ製作途中。)側面の帯は今までより低い位置にしているので、こっちの方が実車に近いかもしれません。」

「最初はいつもと同じようにいけるだろう、とナメてました。ところが、正面と側面のラインがうまくつながらない。 腰回りを根本的に見直して、なんとか見られるかんじになってきました」

 根本的な、5udon様の電車造りの根源に迫るような題材になってしまったのですね。
 確かに、前面の帯位置はE231系・E233系とはぜんぜん違う文脈のデザインです。流用ができそうでできない。
 さらに言えば前面帯と側面帯のつながりがあるので、側面もそのままじゃ駄目なのです。


 これが既存作のE233系(左)との比較です。
 E233系の帯位置では、E531系は破綻しますよね。

 車体断面・車体構体からの見直しが必要であったことが分かります。


 然し、見直しの効果は大きいものでした。
 帯位置が下がったことでぐっと引き締まり、車体高も下がったことで車体の広幅感も感じられます。側面ドアがドア下の車体が表現できるようになり、リアルになってもいます。
 既に完成の域と思っておりましたところの、5udonスタイルと言うべき7幅の通勤電車でありましたが、新たな大革命は起こっても良いのかも。
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2019年11月07日

【作品紹介】広島電鉄1904号……みどりちゃん電車の8幅ラージトラム文脈。mizuki様の作品。

 路面電車は8幅で造る文脈があります。
 1103s.p.a様の札幌市電作品群や、有澤様のとさでん(今度紹介します)、またK.martworks様の札幌市電旧型とか。

 実はメリット多い。全体に大きくなりますから、通常の車輪やトレインモータ使っても違和感ないバランスになります。
 ディテールのリアル感や全体の質感は良いものになりますし。また8幅のデメリットの規模が大きくなりすぎとか予算掛かり過ぎとか保管や輸送に関わる問題も「1両で完結」の路面電車なら緩和されましょう。


 ……その文脈とは関係なく(?)、mizuki様が「ケムリクサ」のみどりちゃん電車こと広島電鉄1900形1904号(の半分)を造って来られました。


 広島電鉄1900形は広電の実は主力車で、古めの「単車」は概ね、この車です。

 京都市電の1900形を市電廃止の1978年にどかんと大量譲渡承けたもので、もう広島時代の方が長くなってしまいました。然し京都時代の塗装を守り、京都に因んだ愛称名も表示してる由。

 「京都市電スタイル」の半流線型のスマートな形状と、ワンマン化の際に外付けされた飛び出た前照灯が特徴です。
 
 muziki様の作品は前面の丸みを横組で再現。微妙な傾斜は前面窓のオフセットでの表現にしています。嬉しいのは左右窓上の換気グリル表現ですね。これがあるとぐっと京都市電らしさが増すのです。増設の前照灯、愛嬌たっぷり飛び出してるのが嬉しい表現です。
 ドア凹みは半ポッチ分で違和感ないですね。
 側窓は3x4の大きめの窓並べてちょうどよいサイズに。窓の選択肢が増えるのもラージスケールトラムのメリットでありましょうか……。

 台車は走行前提としていものですが、ボギー車として首振る必要はないので9Vモータに差し替えたら走っちゃいそうです。足回りのルックス、やはりラージスケールのメリット享受しています。


 こんな姿で走っても絵になります?
 排障器回りも細かい。やはり良い意味で8幅ラージトラム文脈です。
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2019年11月06日

【作品紹介】福井の交通新時代。エース様のえちぜん鉄道L形電車「ki-bo」

 L形って形式名あるのですね。愛称の「ki-bo」の方が広く知られます



<実物写真は、エース様撮影>

 えちぜん鉄道が福井鉄道市内線との直通のために用意した低床電車で、2016年に2編成が導入されたもの。
 拡幅車体など福井鉄道の3車体連接車F1000形と仕様を揃えていますが、2車体であること、また前面デザインの変更がインパクト大きいですね。
 F1000形がカッコいい凛々しい……のに対して、L形の方は「かわいいっ!」ですから。

 専らえちぜん鉄道三国芦原線から、福井市内への直通に使われています。


 ドイツ流儀の、新潟トランシス製路面電車の作品も随分増えてきましたが、今作は特にスマート。塗装が黄色1色というシンプルさは難度を下げ、そして上げる要素です。塗り分けがないので単純化できる反面、「一切の誤魔化しができない」ですからね。

 その中でスマートさの追求を叶えてる作品です。

 前面窓は曲面キャノピなども検討されたのでしょうが、敢えて3x4パネルにして電車らしさ狙ってるのでしょうか。
 横組み造形で整えられた前面下部見事。

 難度高い、前面と側面のつなぎも成功されてますね。

 ワンアームパンタ。アンテナ使った補助アームで精細感強化!理想的形状でしょう。


 真正面。不思議な、そして可愛い顔です。愛嬌の塊のような。
 2編成にとどまってるのが残念なほど。

 なお、この種の電車の作品では側面下部がやや膨らんでしまうものなのですが(動力とか車輪避けることと、車体断面にメリハリつけるため)、この作品ではフラッシュサーフェス実現しています。


 サイドビュウ。
 2両連接で、左の車にモータ、右の車にPUハブ搭載です。
 
 実物は2軸車の2連ですが(かなり荒っぽい言い方ですが)、この作品では、左の動力車が1軸。右の付随車が2軸です。ええと、逆じゃないんですよ!

 側窓は3x4パネル。大窓感が気持ち良い<<続きを読む>>
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2019年11月05日

【作品紹介】さくりん様のC11、006P電池でスマートフォルムを。

 レゴトレインでの蒸気機関車、特にタンク機の製作難度をあげるのは、動力どうするか……に尽きます。

 9Vは事実上不可ですから(例外あり)、どうにかして「大振りな」PFの機器一式を収めなきゃいけません。
 Mモータ、受光ユニット、単4電池用電池box。
 それを6幅のミニマムサイズに押し込む! 難度高いです。その上できちんと走らねばなりません。

 まぁ……それ故に工夫する楽しさに溢れる楽しいジャンルでもあるのですが。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 工夫には「ちょっとした加工」も肯定されましょう。

 嘗ての006P電池box(9V用)を、PFで使う手法は過去に公開されています。



 要点をもうせば、PF受光ユニットへの給電部分を内側線・外側線をそれぞれ短絡して上げればよいわけです。ぶった切ってコネクタ付け替える魔改造もありですが、アルミ片(アルミ箔などでOK)を挟み込む可逆的な方法もあります。

 これで、最大容積の電池box単4用をかなり小さくすることができる!



 これが実現の第一歩です。


 そして、完成です。
 定番のC11は真岡鐵道の325号機仕様とのこと。特定番号機ですね。

「ボイラーを小さく見せるためにデフレクターをできるだけ細くしたり、実車で見てきたものを詰め込んでみました♪」
 とのことです。フラッグ使ったデフレクタは薄く見せる効果がありますね。付け根がちょっと気になりますが……。

 全体のプロポーションは勿論良好です。ディテールも精細仕様といえるものでありましょう。全部盛り?なのですけど、均整とれてます。

 地味に効果が絶大なのは、タイルでサイドタンク裾を延長していること。サイドタンクに段が付くデメリット差し引いても、C11のサイドタンクの大きさや重み、少し隠れる足回りの上品さ……が表現できているのですよね。


 バックビュウにこそ、この種の機関車は、何かが宿ります……。

 背が低いこと。
 車輪の間隙が正確であること。
 露出したプレート車輪に台車枠表現が正確な従台車。

 そしてディテール。梯子や架線注意警告板。
 3枚窓を表現したキャブ。無論キャブ庇も。

 こちらを前にして走らせてみたいものです。


 サイドビュウ。

 もう何も申すまい。完璧なスタイル。<<続きを読む>>
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2019年11月03日

【作品紹介】bikkubo様のユニオン・パシフィック鉄道4000形。ビッグボーイ。

 bikkubo様のビッグボーイ。というと出来の悪い洒落のようですが。
 流石にハンドル名からこの題材に至ったわけではないそうですよ?



 ユニオン・パシフィック鉄道4000形は1941年から1944年に25両が製造されたもの。
 時期的には第二次大戦の真っ只中です。そして、蒸気機関車の末期でもありました。
 2DD2の車軸配置を持つシンプルマレー(単式マレー。デュプレクスとも)であり、世界最大級の機関車の一つです。重量は350噸に及びますから125噸のD51の約3両分です……。

 この種の巨人機は蒸機の末期(WWIIの前後)には幾つか製造されているのですが、あまり成功作は多くありません。機関車自体の出来もありますし、運用上の問題もあったでしょうが。
 UPの4000形は全25両が1959年というアメリカでの蒸機の実用最終期まで揃って活躍した成功作であり、それゆえ有名にもなったのでした。
 8両が静態保存され、うち1両……4014号機が動態保存に復帰、今年夏の大陸横断鉄道150周年の催事で大活躍しました。

 なお、ビッグボーイの代替が8500馬力のガスタービン機関車でありました。こちらは余り活躍できずに終わってしまいましたが。ディーゼル機関車の汎用性には敵わないようです。

 ビッグボーイは大柄では有るものの最高速度は130km/hに達します。貨物用機関車でありますが脚は速い。高速の旅客列車も多々走っていた幹線では高速運転の必要も高かったのでしょうね(ここは今の旅客輸送がほぼ壊滅しているアメリカの鉄道との違いでしょう)。
 動態保存機はもちろん客車牽引しているようです。

 さて。
 レゴ的には……アメリカでは既に作品が多々ありそうです。検索したこと無いので実態が分かりませんが。
 国内ではSUU氏が過去に挑戦されています。


 bikkubo様の作品は、10月14日の札幌での催事向けに制作されたものです。
 関東では10月27日の磯子が初お披露目です。

 アメリカの貨物機ですからそのスタイルはパワーとマッチョ感の塊のはずなのですが、不思議とスマートさも感じられるのはアメロコのシンプルさと、そして余りに長いこともあるからかも知れません。

 サイズは概ね9幅でしょうか。キャブが9幅で、缶が8幅ですね。
 全長はレール6本分くらい……96ポッチほど?
 大きすぎ、って感じが全くしないのは、実物のサイズに対して「適切・的確」であるからでしょう。

 そして、この作品はディテールの繊細さも目を惹きます。
 手すりや配管。そして缶胴上のディテールの数々。特徴だった二本煙突。


 繊細な足回り(配管が堪りません!)。とても目立つ鐘にナンバープレート。

 カウキャッチャの造形も丁寧です。<<続きを読む>>
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2019年10月31日

【作品紹介】隼様の24系25形「夢空間」。歴史的な……!

 24系25形「夢空間」は。1989年に製造されたもの。

 24系としては最後の製造車になります。寝台車・ラウンジ車・食堂車の各車1両づつ。
 当初は博覧会の展示物として製造され、モックアップ程度のつもりであったのが、実際の車両新造になってしまったのが如何にもなあの時代。同年にはトワイライトエクスプレスも運行開始、さらにその前年にはオリエント急行の来日も有り、華やかな時代ではあったのです。

 展示後は1990年ころから本線運行開始。
 一般のB寝台も併結した「夢空間北斗星」が半レギュラーでありましたね。バスタブのあるA個室寝台は当時の最高級寝台車でしたが、寝台料金がツイン6万円であったのは、まだ庶民的良心的な設定であったと見るべきでしょうか。


 2008年に退役し、食堂車・ラウンジ車の2両と、寝台車の1両がそれぞれ保存されています。
 夢空間自体は試作車に終わってしまいましたが、その試みが結実した量産車が「カシオペア」と思えば、無念の車ではなかったでしょう。、

 レゴでの作品は、それこそレゴトレインの黎明期2002年ころにawazo氏が制作されています。それ以降音沙汰なかったのですが。


 隼様が6幅フルスケールで再挑戦です。
 思えば17年ぶりです。この世界も歴史語れるようになってきましたね。

 左から。オシ25 901。食堂車
 オハフ25 901。ラウンジ車
 オロネ25 901。A寝台車。

 塗装の再現度が昔とは大きく違い、金帯部分はダークタンでの表現になリます。
 食堂車の端面も、大きく丸みを強調したものとなっています。


 反対サイド。寝台車とラウンジ車の側窓は横組です。ここは隼様の24系・14系客車と揃う所です。

 オロネ25 901の窓周り。縁形の塗り分け再現が凝っています。屋上にはBS受信アンテナも。当時では数少ない、テレビ受信機のある車両だったのです。
(他は京阪電車と、御料車くらいじゃなかったでしょうか?)


 製作中画像です。
 オハフ25 901の凝った塗り分けが綺麗ですね。
 楕円窓はポチスロ詰込による表現です。これでびっしり詰まるのですよ。今は半ば定番になってきましたけども。


 3両揃いで。3両で色違いでしたが、<<続きを読む>>
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2019年10月28日

【作品紹介】エース様の近鉄16000系 ちょっぴりスリム? 現役最古の特急車。

 エース様にしては珍しい? 特急車作品。
 また1067mm軌間の南大阪線系の作品です。



 近鉄16000系は1965年から製造された吉野・南大阪線系用の特急車両です。同線は1067mm軌間で他の近鉄線とは線路幅が異なります。尤も孤立してるわけっではなく、橿原神宮前駅で線路もダイヤも接続しているのですが。

 狭軌用といっても車体サイズは本線系の車両と変わりません。当然1500V。
(寧ろ京都線用の680・18000・18200・18400系の方が小柄で600V対応でしたね)

 ただ、どうしたわけか屋根高さが同時期の本線系車両11400系などより低く、やや華奢な印象はありましたが。

 1977年までの長期に渡って増備されています。
 また、原則2両編成。1編成だけ4コテも造られましたが、2両単位の解結できないと不便なようですね……。

 1997年に初の廃車が出て、3編成が大井川鐵道に譲渡。他にも廃車出ていますが、2019年現在でも2両x2。4両x1が健在。そして1編成除き新塗装化された由。

 残存車は相当に手が入っており、喫煙室設置等行われています。

 余談ですが、当然近鉄なので新旧車両の混結は可能であり、どうやら日常的光景の模様(笑)。趣味的には楽しく、然し特急料金払うお客さん的にはやきもきさせられる情景でしょう……。
 



 モ16000形。 

 車体高さを低めにして、実物の華奢な印象を伝えています。
 
 特急車にしてはおとなしい印象だった前面は、上品という見方もできましょう。貫通路部分は横組です。

 スカートはステー部分を黒にして、近鉄特有のハーフスカートを上手く表現しています。


 床下も見せ所です。

 惜しいのが乗務員扉窓。ここに2x2パネルクリアを横向きに入れると、平易に乗務員扉窓が表現できそうに思いますが……如何でしょう?

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2019年10月25日

【作品紹介】FBI様の弘南鉄道大鰐線 ED221とキ105。可愛い古典電機と除雪車。

 9月14-16日 函館で催された「カネモリトレインフェスティバル」向けの作品です。
 北国に相応しいラッセル車と、その相方の古典電気機関車。

 青森県は弘前近郊の郊外電車、弘南鉄道は弘南線と大鰐線の2線を持ちます。
 旅客輸送は東急からのお下がり電車ですが、除雪用に各線に1両づつの除雪車と電気機関車を保持している由。

 大鰐線のキ105は、元国鉄キ100形157。1937年の製造です。1975年に入線。
 線路の繋がってない弘南線のキ104とは各部形状が違うとか。



 ラッセル車キ100形は既にbikkubo氏作品があり、それを参考にしたとのこと。
 
 前頭部はウエッジプレートでの構成です。絶妙な角度での組み合わせ。
 サイドのウイング部分は実物同様、可変可能です。

 車体部分も実に精細。
 前半部は7幅。そこには絶妙な角度のついた前面窓。
 横組の側窓。

 車体後半部は6幅で、各種表記類が嬉しい。
 そして大きなエアタンク。ウイングの動力は圧搾空気ですからエアタンク重要です。


 堂々たる姿!

 言わずと知れた特徴的な姿ゆえ、構内の隅に置いとくだけでも味が出ますね。


 バックビュウ。妻面……連結面も抜かりなしです。
 
 この種の除雪車、国鉄では基本的に蒸機が推進し(9600形等)、それが後にDE10やDD16に置き換えられたりしました。
 私鉄払下げだと、非電化私鉄では当然ディーゼル機関車が使われますが、弘南鉄道だと電機が、あと嘗ての新潟交通では電車(電動貨車)が推したりしてましたね。

 

 その相方のED22 1。1926年のアメリカ製。ウエスチングハウスの電機品とボールドウィンの車体の組み合わせです。これは弘南線のED33 3と共通しますが、こちらのほうが一回り小型です。

 この機関車の経歴は複雑で、信濃鉄道(初代 現大糸線)の1-3として製造されたものが、国鉄に買収、戦後まもなく西武鉄道払下げ、そこから近江鉄道、一畑電鉄と転々。1974年に大鰐線にやってきたもの。

 この信濃鉄道1-3は強運な機関車であり、輸入された3両が全機現存。三岐のED22 2、松本電鉄のED22 3。この両者は既に引退済で静態保存ではありますが。

 さて。同じウエスチングハウスの電機でも弘南線の方は貨物輸送がありましたが(1984年廃止)、大鰐線の方は貨物輸送あったんでしょうか?
 基本的には冬期の除雪用です。

 全長9mで自重28噸という小柄な車体。
 出力は僅かに68kwx4ですから、ぶっちゃけて言えば東急から来た電車のほうが力持ちなのですが、でも除雪はこの機関車の仕事で残ってる由。除雪機械に置換えられること無く現役・健在です。尤も稼働は多くないようですけども……。


 FBI様の作品は完全にオリジナル。
 全長は22ポッチ。動力を考慮したらギリギリの小ささですね。当初PFかPU考えたそうですが、流石に9Vになったようです。大きめに見えるキャブはやはり小さく全長8ポチじゃ機器は収まりませんものね。
 内部に機器がないおかげで、キャブの造形はベスト尽くす。側面の小窓表現が唸らされます。また、3幅分の横組で前面側面が構成されてるのも注目です。

 凝ってるのは屋根で、キャブ長8に対して屋根は9ポッチ長。半ずらしで庇状の部分を表現してるのですね

 ボンネットも小さなもの。この時代のアメリカ製凸型電機に多々みられた左右非対称の形状です。斜めの角度つけで微妙な角度表現です。


 実に、愛くるしい姿です。
 擬人化するならアメリカンなロリババアですね(何じゃそれ?)。色はレゴで言うなら濃赤が正解なのですけども、赤でも違和感はありません。台枠に手すりの白が実に粋じゃありませんか。


 除雪車と電機。もう50年近くのペアを組んでの、活躍です。


 キ100は9600との組み合わせも当然、似合います。

 一方で電機の方は大鰐線に来る前(一畑など)は当然貨物列車を牽いていたことでしょう。
 それぞれでも楽しめるという、模型的には美味しいペアなのでありました。
 
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2019年10月24日

【作品紹介】ぬぬつき様の台湾鉄路管理局CK50形蒸機と客貨車。レトロミリタリの名脇役?

 台湾鉄路管理局CK50形は、戦前は台湾総督府鉄道50形。1905-1912年に12両が日本の汽車製造で造られたものです。1C1のタンク機ですが、自重は51噸もあり、やや大柄な部類でしょう。ちなみにC12(これも台湾にいますよね)も50噸ですが、印象は随分違うものです。CK50のほうがかなり古典的です。

 戦後は1961年迄活躍し、現在1両が静態保存されている由。


 ぬぬつき様の作品です。2019年9月完成。
 
 なんというか、凄く可愛い。そして古典的フォルムです。
 7幅でやや大柄に作ることで、6幅中心の世界観でも8幅中心の世界観でも共存できる雰囲気に仕上げています。車輪はBBBラージ(純正大動輪と同径。というか純正が真似したんですよね!)です。機関車の大きさにあっており、また大きめな分軽快な感じもします。

 赤いロッドがなんともオシャレ。台湾機の良いところでありましょう。ロッドそのものはプレート式。あまり強度がないのが難のようです。動輪同士を内部ギアで結べばロッドへの負荷減らせてプレートロッドでも保つかも知れません(確約できませんが)
 メインロッド割愛です。ランボード低めなので実装難しかったのかも知れませんが、これもいつか……。

 動力はなく、ユーレイ方式です。
 サイドタンクが大きめなので、なんとか自走化も可能かもしれませんが、プロポーションが壊れる可能性あるのですよね。現状では正解でしょうか。

 時代考証?としては現在の保存機の姿……末期の姿なのでしょうね。空気制動用機器の増設が賑やかです。その一方で曲線入ったランボードや、丸みの強いサイドタンクが実にエレガントなのですよねぇ。この辺り、下手な輸入機(欧米からの)よりもエキゾチックな魅力を放ちます。サイドタンクをランボードから半ポッチ凹ませたのも大正解でありましょう。
 
 素敵な題材、選ばれたものだと思います。

 
 貨物列車牽いて。サイズ感が適切。また、大きめの動輪が実に軽快な印象です。

 この角度だと、動輪フランジとランボードの余裕が絶無なのが分かります。
 絶妙に、避けてる!?


 なかなかのどかな風景。


 客車牽いて、田舎の駅へと。
 青に白帯の台湾客車の組み合わせも末期にならあったかもしれませんね。


 素敵な、加工画像です。
 実にドラマチック。この種の魅せ方の上手さも、ぬぬ氏作品の良さでありましょうね。


 関連して、客車です。
 特定形式モデルでは無さそうですが、台湾の普通列車用客車。
 今も南廻線普快車として<<続きを読む>>
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2019年10月21日

【作品紹介】さくりん様の300系新幹線。インテリア付、遊んで楽しい新幹線!

 9月半ばの完成ですが、先ず8月の製作中の様子から見てまいりましょう。


 前頭部の試作です。完成バージョンとは色々違いますが、でもこの地点で造形把握は出来ておりましたね。300系の表現として、かなりソリッドな。しかして雰囲気を掴んだもので注目しておりました。大形のカーブスロープの見立てが実に良い感じです。最近は使われないヘッドライト・パトライト部品も凄く300系の表情らしく。


 側面合わせて。先頭車の落成。
 飛行機窓が凄く、300系には似合います。


 前頭部を小改良されています。ノーズの位置をおろしてよりスマートに。前面下部の印象も横組1段分削られ、幾分かマイルドになりました。


 動力車も完成。
 この作品のキモは「RCトレインの再利用」です。

 あの使いにくい規格をなんとか使い切るための300系とのこと? いやしかし、造形に愛があります。東海道山陽新幹線の華が300系「のぞみ」だった時代が確かにあったはずで、その思いいれを感じさせるのですね。

 閑話休題。あの使いにくい一体台枠、見事に300系に化けさせてます。
 屋根の丸みも美しい。無論タイルで平滑。パンタカバーの表現も適切なパーツ選択です。
 近年のJR東海車両らしい、大きめの号車番号表示も。


 幌。連結面もこだわり。パンタカバー内の碍子が泣かせます。


 そして、完成です。
 4両編成でのお披露目。

 ライト点灯です。


 編成。程よいバランス感です。
 台車にややレアな新灰パーツ奢ってるのも注目されましょう。やはり。新幹線には似合うのです。


 後尾もライト点灯です。平滑な屋根が美しいですね。
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2019年10月18日

【作品紹介】作者不詳の黒部峡谷鉄道車両たち。箱電(EDR33?)と凸電(EDS13)。各種客車群。

 作者は不詳(匿名)で、黒部峡谷鉄道(株)が最近寄贈を受けた作品……とのことです。所有者は黒部峡谷鉄道さん、ってことで宜しいのでしょうか?

 撮影は10月14日、嵯峨様です。


 凸型の電気機関車。箱型の電気機関車が1両づつ。
 客車が密閉型とリラックス車、開放型と、ハ形密閉の1両づつ。あと貨車が1両。
 計7両の陣容です。

 スケールはこれまでの嵯峨氏作品などと同じく、一種のラージナロー。
 通常鉄道を762mmに見立てたスケールです。もし、通常鉄道線(例えば宇奈月で接続してる富山地方鉄道線)を合わせるなら8-9幅くらいになるようなスケールですね。

 そんなわけでスケールも揃った、嵯峨氏の箱電凸電1両づつに開放客車2両。
 同スケールの拙作(嵯峨氏預け)のL電1両に ハ形客車2両 貨車1両。


 以上を合わせて、15両という大勢力になっています。
 宇奈月駅のような、ちょっとしたヤードが作れます。


 手前が今回の新作。密閉形客車とリラックス車。

 奥を走っているのが嵯峨氏の凸電と開放客車ですね。



 箱型電機。EDR形でしょうか。EDR33のような、運転台窓の突出がないタイプがモチーフのようです。

 ミニマムなフォルム。PF機器を搭載しつつ運転台を造った機関車として最小限でしょうか。背も相当に低いですよね。
 外釣りの乗務員扉、レールプレートで再現しています。側面の点検扉表現のため、側は2x2ブロックで車体を構成しているのも特徴です。
 茶色の屋根、良いアクセントですよね。Zパンタの表現も精細です。
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2019年10月16日

【作品紹介】番翁様のJR東海キハ82と、JR西日本キハ127/122形。渋き、若き、新戦力?

 今年9月上旬に突如発表され、みなを驚かせた作品です。

 番翁様は高校生のようですが、題材の渋さも驚かせてくださりましたね。新たなチャレンジ、嬉しい限りです。


 キハ82系 特急型気動車。1961年から量産、旭川から鹿児島まで全国で活躍した国鉄を象徴する車の一つでした。
 JR化後もJR東海には引き継がれ、高山線や紀勢線で1990年頃まで活躍しておりましたね。

 番翁様作品は「南紀」イメージとのことなので、その時代の姿でしょうか?

 キハ82自体は古くはawazo氏作が(未だタンがレアカラーだった時代ですよ!)、また拙作及び鱒寿司氏作があり、今もJAMなどのイベントで大活躍です。

 しかし、この作品は別文脈を採り入れておりますよね。
 側窓は横組みではなくて順組。国鉄特急形の上下寸法が狭かった窓の雰囲気伝わってきます。
 
 前面は立体感を強調され、キハ82形の流麗なデザインが伝わってきます。


 斜め上より。全長40ポッチで6幅ながらフルスケールよりの解釈です。
 また、小さめの窓は、全長をこころなしか伸ばして見える効果もあります。

 人によって表現が違う(笑) AU12キノコ型キセのクーラーも小柄な解釈で、全体とのバランス良好です。

 ただ、惜しまれるのは前照灯後ろの角型部分でしょうか。ここもポチスロにして車体と揃えられるんじゃないでしょうか?


◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 こちらは第二作目、姫新線向けの気動車キハ127及びキハ122形。
 
 地方線区に新快速ばりのサービス持ち込んだ、偉大なそして戦略的な形式です。地方交通線に限らず公共交通は「乗ってみたい……!」と思わせること、大事なのですよね。  丸みの強い車体と、明るい帯色で(そして奇をてらわぬシンプルな塗り分けで!)ステンレスながら柔和な印象も備えています。

 片運転台がキハ127、両運転台車はキハ122。無論、姫新線の主力です。

 こちらも全長40のフルスケール6幅です。
 側面は先の82系とは打って変わって、側窓横組です。いろいろな組み方、模索されているのか、窓サイズなど意識して使い分けされているのか。いずれにしろ熟慮あります。


 前頭部。スマートな半流線型貫通型。
 2x2の角取りのプレートを使いこなして、丸みをうまく表現されています。前照灯・標識灯が二段に見えるところもそれっぽいのですね。

 スカートや連結器周りもなかなか精細です。


 キハ122形のアップ。窓サイズはやはり、ベストなものでしょう。側面のマーキングも再現されています。

 全体がリアル志向な中でただ惜しまれるのは台車ですね。車輪並べただけなのは仮かも知れませんが、惜しい(全長24ポッチ級ならこの表現でも良いのですが。しかしこの作品は40ポッチのセミ・フルスケール)。
 リアルなホイルベースに伸ばし、枕バネなどの表現があれば全体も格が上がってみえると思うのです。

 最後に余談ですが。2扉両開き。広窓で転換クロスシートというキハ122のフォーマットは新潟トランシスの標準型の一つか、えちごトキめき鉄道などにも同型車が導入されていたりします。
 ローカル線だからこそ、或るレベルのサービスが必要という思想は素晴らしいものでありましょう。

 姫新線、乗ってみたくなりました。

 閑話休題。番翁様の次回作も期待しております。 
 
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2019年10月15日

【作品紹介】けん・たっきい様の、駅ジオラマ。24x24の奇跡。

 意外なところからでてきた、意外な作品です。




 けん・たっきい様は、私よりもレゴ歴が長い相当なベテランの方のお一人。それ故に、小規模なジオラマにこの濃さを持ってこられました。

 24x24という寸法の引き締まり方!
 いいですか? 現在の標準基礎板は32x32ですよ? それよりも狭い面積に作り込まれているのです。

 ああ、大昔のレゴ基礎板が24x32であったこと思い出しました。
 それでも当時の子供には「十分広かった」んですよね。


 マンサード屋根の木造駅舎。
 地域の代表として、小さいながらも格を感じさせる建物です。

 屋根はプレートとタイルでがっちり構成。屋根縁の処理も大事です。鬼瓦?もいい表情ですよね。

 密度いっぱいに立木と郵便ポスト。
 そして「丹頂鶴」の電話ボックス。

 引き締まったベースで有るがゆえの空間構成も、スキの無いものです。


 ホーム側です。ミニマムな面積への作り込み。
 駅自体は奥の方に広がってる……と仮定できましょうね。
 また、手前方向には反対側ホームへの渡り通路があり、そこから広がりが想定できるのです。全体像を妄想すると、対抗式ホームのある交換駅、ホームは気動車3-4両程度分というかんじになるのでしょうか?

 上手く、その情景を切り取った自然な感じがします。


 ホーム屋根の柱、精細ですねぇ。木造感堪りません。
 
 車両ですが、全長32-38ポッチ程度のものを切り取った感じでしょうか。
 如何にもな「国鉄!」な気動車です。キハ58のように見えますが、外吊り扉にはキハ110系辺りの印象もあります。上手く、印象の良いとこ取りしておりましょう。ローカル線らしい記号は十分に備わっております。

 軌間は(軌道は)通常のレゴレール使わず、ナローにして狭軌感を出しているのも注目です。静止的なジオラマでは、6幅車両に対してナローゲージ使って狭軌感の演出するのって十分使える表現ではないでしょうか。
 この作品でも、通常のトレインレール・規格使ってたら、この国鉄感・狭軌感は出せなかったかも知れませんね。

 
 さて。人形も居なければ、駅前の自動車もおりません。
(この両者はジオラマにおける、とても便利な小道具です)
 しかし、それらを廃した24x24であってもここまで想像力を刺激するものができる!

 大きく、参考になる作品でありましょう。
 
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2019年10月13日

【作品紹介】はぐるま様のタトラ T603。美しく妖しげで不思議な自動車の、2019年解釈。

 タトラ T603は戦後チェコスロバキアのタトラ社が製造した高級乗用車。

 東側のこの種の車は得てして「技術もスタイルも詰まらない」ものになりがちですが、タトラ社はWWII以前からの優秀な技術そして秀逸なデザインセンスをもっており、V8をリアに搭載したセダンは西側輸出も叶うほどの名車になったのでした。

 ただ、寄り目の前面スタイルは強烈に好みが割れるところですよね。

 その妖しげな姿に、関山は惹きつけられたほうです。ゆえに過去に制作済。
http://legotrain.seesaa.net/article/308964428.html

(写真は2011年版)



 さて。
 レゴ(よく考えたら今のチェコ共和国は主要産地の一つでありますな)のパーツ事情はこの数年で大きく、良い方向に変わってきました。ビルドも表現も変わって来るべきでありましょう。そんな作品が、はぐるま様のT603です。


 前頭部のファーストインプレッション。カーブスロープ、そしてかまぼこ断面形1x1タイルがこの柔和にして妖怪めいた顔を円やかに再現可能に。
 まとめ上げたのは、無論はぐるま様の技量です。


 製作中バージョン。リアは当初大型の一体キャノピー(スピチャキャノピー)を考えられてた模様です。これでも綺麗にラインは流れ、個人的にはありだと思ってたりします。 後部のフィン(垂直尾翼的部品)が鮮烈ですが、それをルーフで表現して、後部にイメージさせるセンスもなかなか。

 縦目のテールライトも嬉しい。


 このバージョンの前からみたところ。
 なかなか整っておりますね。サイドのカーブスロープ処理は2018年ころから4幅車を変えてしまった表現でありましょう。流麗さとボリューム感。もはや1x3ドアのカラバリの少なさを嘆くのは時代錯誤なのかもしれません……?




 テールフィンをつけるための検討の様子です。


 そして、完成車。

 テールフィンではなくて、盛り上がったリアウインドウの表現を行う方向で纏められています。リアのサイドスカート周りがボリューミーなのが如何にもなリアエンジン車らしい重みに見えて好ましい表現ですね。

 かまぼこ断面形タイルによる装飾性もこの車には必然でありましょう。


 美しいテールです。


 前から。整った、究極的作品ですね。
(うちの子も、大改修したくなりましたよ!)


 スタイル優先なので、ミニフィグの着座姿勢はやや犠牲になっています。ここは割切致し方ない所でしょうか。

 ともあれ。
 4幅車という進化著しいジャンルの最新デザインを、レトロな東欧車で観ることできるのは僥倖であります。制作意欲を掻き立てられる作品なのです。
(やはり、うちの子も、大改修ですね……!)
 
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2019年10月12日

【作品紹介】超豆茸様のJR東日本 E257系電車。現実的妥協か実用的魅力か?

 超豆茸様の首都圏・千葉地区シリーズ。半ば集中連載させていただきましたが今年(2019年)7-9月の作品。
 その締めに、現行最新特急型 E257系を持ってこようと思います。


 E257系は183系置換用の特急車で2001年から中央東線に、2004年から千葉地区に導入されているものです。

 個人的評価で申し訳ないのですが。
 中央東線用はともかく、千葉地区の導入車は「デザインの放棄」と言われても仕方ないものでしょう。仮にも特別料金取る車両としてエクステリアデザインは最低最悪。貫通型が必然にしても他社の例を見ればもっとかっこよくできるでしょうに。せめてホロを埋込にするだけで、もうちょっと後退角つけるだけで印象は変わったでしょう。通勤電車でさえ今や半流線型がスタンダードな流れの中で、なぜ特急車がこんな形状なの、と
 それだけ世の中不景気であった……ってことでもあるんでしょうけど、それにしてもなぁ。

 顔が祟ったせいではないでしょうが、房総特急はその後衰退の一途を。
(主に高速バスとの競合に屈したとか言われてますが、快速格下げとか何らかの大胆な手は打てたことでしょうよ。寝台特急の如く無為無策の安楽死政策と言われても仕方あるまい!)
 また中央東線導入車も、E353系への置換が完了したところです。E353系が貫通型ながら「かっこいい」のとはなんとも対象的なのですよね。いや、世の中が良い方向に向かってるってことだとは思うのですが。

 E257系、主には今後「踊り子」の185系置換に東海道線東京口へ転出です(あんまりデザインが良くないのは相変わらず)。また何だかんだで残っている波動輸送向けにも。然し2両増結用など一部転用先が不詳の車もあるようで……。

 この辺の混迷、中央線だとE351系が有終の美を飾りましたし、また千葉でもE255系が大きく姿を変えずに健在であるのとは対照的といえましょうか。


 さて。ここまで貶しましたが。
 実用に徹した、デザイン性を放棄したあの姿は趣味的には「悪くありません」。

 所謂戦時型とか応急復旧車的な、或いは魔改造車など。何かに徹したがゆえの趣味的魅力は無くもないのですよね。
 優等生にはない魅力といいますか……。



 超豆茸様の作品。実物の特徴上手く捉えた顔です。黄色い縁取り部分の表現が車体幅とツライチな辺り、繊細なビルドと言っても良いんじゃないでしょうか。

 ライトの表現、スロープの隙間からLED点灯です。ここの表現が良い感じなんですよね。

 貫通幌が突き出た電車は個人的には好きです。この作品の表現も好きです。
 ただ、21世紀の有料特急車で行うべきデザインではありませんが。


 5両編成x2の製造です。
 千葉のどこかの駅での停車中という雰囲気でしょうか。

 作品ですが、側面のブロックパターンの塗り分けはレゴ的には高難度になってしまいます。ドア部分が黄色いのも製作難度高めておりましょう。

 そこの辺り、やはり繊細に丁寧に再現されているのが伝わってきます。
 実物は雑な印象なのですけど、作品は「丁寧」なのですね。


 5x2の10連で京葉線をゆく!


 1両ごとに手間かかる車両ゆえ、フル編成は大変じゃなかったでしょうか。


 千葉の何処かで。
 普通列車の209系との並びです。


 この並びが嘗ては183系と115系であり。その前はキハ58とキハ35等であり……。
 e257貫通型のお顔、よくよく見るとキハ58の近代化版……に見えなくもありません?
(キハ58は不器量ではないし、あの時代の要請に基づきゃ頑張ったデザインなので一緒にしたくはないですけども)


 良く言えば質実剛健な、実用本位の電車並び。
 それゆえの、長閑な情景は伝わってきます。

 華のありすぎる車両だとこの長閑さにならないんですよね。

 まぁ、JR東日本も悪評あったものを改良できる柔軟さはあります。
 その意味で、E257系が郷愁の対象になるのも悪くないと思うのです。
 

 動画。凝ったものですよ! 必見です。
 
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2019年10月09日

【作品紹介】超豆茸様のJR東日本 255系特急電車。9連フル編成/シンプルフォルムのDD51はハイポテンシャル?

 255系電車。製造は1993年。思えば、まだ房総特急の良き時代でありました。
 成田エクスプレス用の251系のボディ断面を生かした、房総地区向けの特急形車両です。グリーン車も含む9両固定編成で5編成が製造されたものです。

 251系・253系とも通じる美しい流線型デザイン。
 尤も側面の細い窓は流石に評判悪かったのか、二次車では若干上下寸法広げられたというのも今思えば微笑ましいエピソードです。6cmとか言いますので、レゴなら1プレートに足るか足りないか、ですが。

 決して古びて見えない255系も、デビウからもう26年になります。機器や車体の更新はされているのですが。
 しかし、後続のE257系は余剰になり他線に転属していく中、255系は最後まで房総特急として活躍を続けるのでしょうか。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 レゴではかなり前……2013年に気分屋氏の作品がありました。
http://legotrain.seesaa.net/article/368474591.html
 これは今見ても精細な作品ですが、3両編成に留まりました。


 今度の超豆茸様作品はコンセプトが違います。フル編成の迫力を狙うという方向性ですから。

 それでも、相当なクオリティは備えています。シンプルな組み方なのですが、最大に効果を上げていると申しますか。実物が相当に複雑な形状ゆえ(この辺ほんとに「バブル期の電車」だったのですよね……)、割切も肝要でありましょう。
 何より、カーブスロープによる前頭部、実物同様なめらかで、美しいですね。抑えるべきポイントを抑えた作品であり、そこが超豆茸様らしいとも。

 ビビットなカラーリングの魅力も鮮烈です。


 フル編成で、京葉線の高架をゆく。


 前頭部の黒ライン、ウエッジプレートを上手く挟み込んでの表現です。ここが凄い丁寧さ。前面窓白部分の、半プレートのブラケット使った薄い表現も綺麗です。


 これはどこかの駅表現でありましょうか?
 
 動画作品も楽しみにしております。上がれば追記いたしましょう。
 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 ついでで恐縮ですが、超豆茸様のDD51です。
 佐倉など、千葉地区にも長く居た機関車ですから関連はありましょうね?


 足回りは中間台車割愛ですが、違和感はありません。
 それよりも、PF機器搭載でこのフォルムを実現したことに価値があります。


 全長は34ポッチです。32ポッチ長の客車合わせたら様になりそうですね。
 車体全高もギリギリに抑えられている感じがします。

 機器収容ですが、ボンネット前端部にPF受光機置き、グリル表現のシャッターで側面を隠す。この表現はDD51やDE10等で違和感なく使えそうに思えます。

 動力は2Mのようで、どこかに逆転機が入っているのでしょう。


 電池BOXはトレイン派はどうしても余らせがちな単3用です。電池持ちが凄く良く、かつ重量があるので動力車のウエイトになるというメリットもありますが、これを敢えて凸型機にもってくるのは良きチャレンジ?
 キャブ寸法的には単4電池box使えばB-2-Bの中間台車含む車軸配置の再現も可能に見えます。

 方向性はシンプルなのですが、しかし、見どころの多い参考になる点の多いDD51です。中間台車であったり、また手すりなどのディテール強化で大きく化けるポテンシャル持った作品でもあります。

 敢えて申します。「シンプルだからこそ、フォルムが大事」!

 この地点で既に器量よしな赤鬼の小娘といった印象なのですけど、ディテール追加で金棒を持っちゃいそうな感じがするのですよ。金棒持った彼女の姿、拝んでみたいとも思うのでした。
(正直、DD51は好きじゃない関山ですが、この作品ベースに1両造ってみたいなぁ……と思っちゃいましたよ。無論、走行環境を選ばないPF機で、可能なら2M機で!)
 
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posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする