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2018年11月01日

【作品紹介】クロック様の英国鉄道 373系電車「ユーロスター」。スキのない流麗さ。

 373系というと、まるでJR東海のようですが(笑)、こちらは英国の方の373系です。フランス由来の車両ですから、TGVの仲間でもあります。
 実際、編成の約半分はフランス国鉄・ベルギー国鉄の所有です。

 1993-96年に製造。1994年からサービスイン。
 もう24年も前の車両ですが、多くが現役です(JR東海やJR東日本の感覚に慣れてると物持ち良いですね)。
 残存車は更新と外装の変更が行われつつあるようです。


 クロック様の作品は更新前、原型の方ですね。
 制作過程の画像がときおり流れておりましたけれども、クロック様の作品の中でも特に流麗で美しいもの、完成が楽しみであったものです。

 前面はプレート組のお面貼り付け。但し、お面部分はヒンジで微妙に台形になっているのが分かります。
 前面側面は内部ヒンジで角度をもたせる。お面との接合部は1x2系ウエッジで。この部品はまた不可能を可能にした感じがありますが、ここはベストマッチ。隙間が感じられません。ここは英国の車両の「イエローフェイス」が功を奏してもおりましょう。 

 「顎」の部分の処理も見逃せません。全く隙間がありません。
 もっとも流麗かつ端正な、TGV作品ということもできるでしょう。


 実物のややブサイクに見える角度です(実物の話です。クロック様の作品ではなくて)。頬がコケてるというかなんというか。このブサイクさ?が再現できているのですね。

 「お面」の台形加減もよくわかります。


 サイドビュウ。

 側面はタイル表面組。大きなグリルがあるこの車両では必然的な組み方でありましょう。おかげで車体裾の絞りも自然な形で出来ています。

 白・紺・黄・そして赤の細帯が美しい。
 この品格は英国側の趣味な感じがしますが、さて?

 台車はシンプルなものですが、これはこれで違和感ありません。ただもう1ポッチホイルベース伸ばして、集電舟などの表現ができればと思うのですが如何でしょうか。


 両側先頭車ですがら当然2両の制作です。
 カーブスロープによる屋根が美しい。
 パンタはミニマムなパーツ数で、最大限の効果を出しておりますね。


 パンタのアップです。このムダのなさ。でも細密感。


 見逃せないのが連結面。省略されがちなディテールも。赤い機器(?)がちらりちらりと見えるのは華やかな感じがします。

 また、裾を絞り込んだ車体断面も分かります。1x2-2x2の上向きブラケットを使いこなす。


 中間車の製作中です。

 先頭車の隣に来る補助動力車です。大きなグリルがあります。
 側面の組み方は最下部5プレート分がタイル表面組で、先頭車と車体断面を揃えていますね。

 窓は部分的に横組み。窓まわりの紺色も再現と。


 中間車も出来上がって、試運転。


 中間車。連接台車部分が動力台車です。左の車両にPF機器を収容。
 パーツのつごうか、機器収容の都合か? 側窓は簡易バージョンです。ただ部分横組でも内部空間は確保できる窓配置ですから、いずれ改良されるものと思います。


 電池交換はラクラク。



 連越台車回り。インサイドフレーム台車のディテールが表現されておりますし、貫通幌も割愛なしです。カーブも美しく走る抜けることでしょう。

 クロック様は難度の高い、高速鉄道題材をさらっとこなされてきました。
 この編成の増結も楽しみですし、また次回題材も楽しみですね。このノウハウ生かされて他のTGV系か。はたまた、さらなる英国高速列車か……? ドーバー海峡が繋がってからの24年間で英国の鉄道事情も激変ですし。

 また、レゴの世界では「ユーロスター」と「ゴールデンアロウ/フレッシュ・ドール」と共演してもまた愉しいじゃありませんか。その日を楽しみにしております。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月31日

【作品紹介】もり様の旅客飛行艇! 6幅の丁寧な造形です。

 民間航空機の作品も少ないので、鉄道やバスに汽船と同じく公共交通の仲間として紹介させていただきましょう。


 特定モデルのない、自由形?の飛行艇です。水陸両用機ではなくて水上機ですね。
 時代考証はわかりにくいのですが、この種の旅客機の全盛期だった1920-30年代風でもあるようにもみえますし、第二次大戦後1950年代の機種にも見えます。尤も、WWII後は陸上機(普通の飛行機)の時代になってしまい、水上機の出番は軍民とも激減していくのですが。

 レシプロ串形の複葉機ですから、やはり1920年代の機種で、カラーリングは1950年代位の雰囲気で解釈するのがよさげ?

 6幅の民間機ですが、みんな大嫌い!な一体成型部品の類は一切使用せず。機種はパーツ組み立ての美しいものですs。

 翼断面はシンプルながらそれっぽいですね。3プレート分の厚みですが、おかげで強度もありそうです(拙作のDC-3では2プレート厚に拘り、強度がない)。




 水上にて。美しくもユーモラスでもあり。
 ハイマウントのエンジンが不思議ですが、でも水上機として合理的配置です。


 後ろから。上手く尾部を絞り込んでおりますね。
 タイルは斜め張りで尾部を形作ってます。

 水平舵が可動するのが嬉しいですね。

 尾翼のマーキングも印象的です。


 機内。旅客機らしく。
 操縦席と客席の間のバルクヘッドがあるとより旅客機らしいかもと思いました。


 民間輸送機や商船の作品はもっと増えてほしいなぁと。
 自分も去年冬のDC-3以降手付かずなので、そろそろ増備(やはりレシプロかターボプロップ?)図りたいと思ってます。
 
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2018年10月30日

【作品紹介】ジョージレモン様の旧型国電増備(2)渋き世界の拡大拡張。クハ79、クハ55。

 前回記事
 ジョージレモン様の旧型国電増備(1)渋き世界の拡大拡張。先ずはクモハ11
http://legotrain.seesaa.net/article/462742769.html

 引き続き、ジョージレモン様の旧型国電シリーズです。
 時代考証は1970年代なかばから1980年代前半の、いわば旧型国電の末期です。


 クハ79形。呉線および可部線仕様車。

 戦中戦後の4ドア通勤型のモハ72系列(モハ63系列)の制御車で、クモハ73・モハ72・サハ78と一緒に、はたまた3ドア車70系やクモハ40形なども交えてカオスな編成美を見せておりました。まぁ長距離運用に入って顰蹙を買ってたりもしましたけども(笑)。

 1970年ころの呉線投入時には茶色から鶯色に。そのうちに(1972年ころか)前面にオレンジの警戒色を加えた姿に。呉線からは1975年ころに撤退したものの、そのまま可部線に転じて1985年という、旧型国電としてはかなり末期の頃まで残ったのです。

 ジョージレモン様の作品は特定車番ではないようですが、でも、あの頃のロクサン形の味を出しきっておりますね。良い意味でのガタガタ感と言いますか。
 

 サイドビュウ。4ドアで全長は33ポチです。
 ドア凹みは4箇所ともなりますから大変でしょう。シルヘッダは割愛なのですが、なんと申しましょう違和感がありません。この割り切りもありと思うのです。タイル表現と色差表現もありえますけど、どれがベストなのでしょうね。

 また、側窓位置がクハ79にしては高いのは他車とのバランス上、ありでしょうか。前面に合わせると1プレート下げたほうが良さそうなのですが、幕板が広いと別の違和感も生じてしまいそうです。


 前面アップ。警戒色に合わせて上手く横組しています。
 実物のあの塗り分け、シルヘッダや雨樋や縦樋などで枠状に囲まれたところをオレンジに塗るという凝った?もので、結構かっこよいものであったのです。

 それを再現。良い感じじゃありませんか。


 連結面です。屋根は先のクモハ11と同仕様で、雨樋っぽい雰囲気。


 側面アップ。特徴的な三段窓は鶯色には似合いません。呉線可部線の車は2段のアルミサッシ化されていましたから。普通にクリアブロックの横組で、あの電車らしさは伝わってくるのでした。
 モハ63系列(モハ72系列)が作れると、事業用車も含めてかなりバリエーションは狙えるのですよね。


 クモハ11と。
 クモハ11の記事でも記しましたけども、1975−76年ころの置換端境時にはあり得た並びです。




 さて。この完成車に至るまでの検討中のモデルです。
 側面の総横組まで検討されていたのですね。

 でも、完成版がベストでしょうか。



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 クハ55形。20m級で3ドアロングシートの制御車はひとまずクハ55! というほどに種々様々なルーツから成り立つ形式です。基本的に戦前製の車両ですが。

 ジョージレモン様の作品は、以前制作のクモハ42の相方として各部の寸法や仕様などをあわせたもの。もちろん小野田線設定です。
 この辺の車は1981年の105系投入で引退しています。

 前面は水平雨樋の車ですね。運転台上の通風孔が良い雰囲気。
 


 サイドビュウ。全長34ポッチ。
 側窓は2x2パネルの横組で、広窓風? 本物より優雅?な印象もありますけども、これはこれで味のあるスタイルです。

 シルヘッダは完全省略ですが、クハ55にはノーシル・ノーヘッダーの車もありましたので、良きバリエーションでありましょう。


 車体構成。使いにくいパーツも無駄なく、活用されています。



 4両揃ったところで。楽しき、4連。
 クモハ42・クハ55・クモハ12・クハ79。
 瀬戸内の片隅で、あり得たんじゃないかという感じがします。嘘とは言い切れまい。

 1975−76年ころのイメージとすると、その頃の山陽本線は未だ80系が普通列車の主力でありましたね。本線も支線も吊掛だらけ。


 小野田線のスター。クモハ42を先頭に!
 こんな編成が80系に伍して広島と下関を結んだら楽しそうではありますが、よくみたら便所付きの車が1両もないわ、クロスシートなのはクモハ42のみ。やはり無理が有りそうです(笑)。でも、入出場の回送なら?

 繰り返しますけども旧型国電は繋げば走っちゃいますから(笑)、どんな編成も成立します。なので、1両づつ揃えていくような楽しみもあるのですね。固定編成の新性能電車、はたまたJR世代の新型電車よりも模型向けと言われる所以です。
 
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月29日

【作品紹介】ジョージレモン様の旧型国電増備(1)渋き世界の拡大拡張。先ずはクモハ11


 3両の同時紹介となります。
 旧型気動車を連発されてきたジョージレモン様の久々の?電車作品。

 既存作のクモハ42。
 今回改良のクハ55。
 新作のクハ79。
 新作のクモハ11。





 先ずはクモハ11形から。

 元はモハ30形で、1926-1928年に作られた最初の鋼製国電で17M級。当初はダブルルーフ。これが1950年代に丸屋根改造と改番が行われ、クモハ11形となった由。

 モハ30時代は首都圏で、そして1950年代以降は地方の電化区間に転じてゆきます。山陽地区の電化区間(可部線・福塩線・小野田線など)にも多数が入りました。


 作品は、ジョージレモン様の基本フォーマットに則った造形です。
 太めのシルヘッダ。横組の側窓。側面上下の寸法非は窓位置を高めにすることで、モハ30形の小さめの側窓の表現になっていましょう。窓位置高いと、窓は心なし小さめに見えるものなのです。
 ドア凹みありなのは嬉しいですね。その中できちんとPF動力まで組み込みです。

 前面は下半分横組。上半分順組の凝ったものですが、おかげで独特の表情が上手く再現されています。絶妙なさじ加減!なのですね。方向板挿しをプレート裏面表現も芸が細かいです。

 屋根はカーブスロープ・ポチスロではなくて段付表現ですが、これはこれで雨樋っぽい雰囲気を出しておりましょうね。


 サイドビュウ。
 全長32ポッチです。20m級を33-34ポッチで作られているようなので、なんとか整合性ありますね。

 2+2の側窓配置が、如何にも17m級旧型国電らしいのです。


 連結面も手を抜かず、です。


 実物。モデルになったクモハ11117は、1976年に広島配置で廃車されています。その後は長期間の保管がなされ、今も幡生工場に残っているとか。出来れば京都鉄道博物館などでの保存公開を望みたいものですが……。


 車内。というか機器の収容状況です。
 電池BOXは単3用を使用です。上手く収めたものですね。

 立体的なシルヘッダとドアの凹みが印象的。存在感があります。


 大胆な分割による電池交換。二次電池使用ですからアルカリ電池よりは底力は有りそうですね。


 バージョン違い。小野田線仕様をイメージした黄色警戒色版です。
 これはこれで、末期の旧型国電らしい味わいがあります。クモハ11でこの警戒色をおびた車があったかどうかはわからないのですけども、でも、違和感ありません。17m級がもう少し使われ続けていたらあり得たでしょうね。




 クハ79をお供に。可部線での17m級から20m級への置換え過度期にあったかも知れませんね。旧型国電はどれもこれも「繋げば動いた」ものですから、17m20mの混成は珍しくはなかったのでした。というか戦前は木造鋼製の混結さえ。





 実物とレゴの対比。
 幡生の保管車。クモハ42とクモハ11。

 程よい模型的ディフォルメで、実物の魅力が上手く抽出されている感じでしょうか。
 ただ、ジョージレモン様の作品はどこか「生きた」感じがありますので、やはり保管車(保存車)というよりは、広島か宇部辺りの現役時代の光景に見えてしまいますね。


 そんなわけで、2018年現在でも可能な編成ですね。
 クモハ42は2000年ころまでは現役だったのですから、構内だけでも走行可能に出来ないものかしら。尤も無理させるよりは、京都鉄道博物館入りが望ましいのかも知れません。

<続>
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2018年10月28日

【作品紹介】ながに様の「パシナ」設計中/yamatai様のC53流線型も設計中

 流線形蒸機(LNER A4 鱒寿司氏及び三木氏)を紹介したところで。
 少し前の話題(9月15日頃)ですが、ながに様が満鉄「パシナ」を設計中です。




 あまりに有名な流線型蒸機です。レゴでも国内外に何作品かありますね。

 1934年の営業投入ですから、時系列から言えばLNERのA4よりも、JNRのC53やC55よりも早いのですよ! 客車の冷房も南海電車やら燕の食堂車よりも早かったのです。
 現存は知られる限り3両で、3両とも流線型への復元がなされています。動態復元は叶わなかったようですけども。

 最初の検討案のようで、エメラルドナイトと寸法比較されています。
 大きめのカーブパーツの使い方が大胆。色はミディアムアズールのようでなかなかに美しいのですが、主要部品がこの色で揃うかどうか……ですね。ダークアズールなら大型カーブ部品はあるのですが。




 もう少し設計進んだ状態。
 缶胴部分はテクニックパネル。
 
 寸法は動輪回りで9幅でしょうか。8幅世界観の作品なら許容されましょう? いや、エメラルドナイトと比べて特に横幅が膨らんでる印象もない?
 ただ、先輪は無事旋回できるかの懸念はあります。

 張り出し部分のステップ表現が印象的ですね。ここはステップでもあり、流線型の――アールデコ的流線型のフィン表現でもありましたから。


<追記>


 11月14日現在の状態の画像をいただきましたので追記いたします。

 右が新バージョンのようです。
 飽くまで個人的好みではありますが、側面のポッチは隠したほうが良いかしら?


 新バージョンとエメラルドナイトの比較。


 新バージョンとエメラルドナイトの比較。上から。
 車体幅の抑制は課題のようですが、上手く解決すること願っております。



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 変わって、yamatai様のC53 43。これも9月ころの情報か。

 これまた有名なC53の流線形です。
 C53は戦前のうちに殆ど引退状態なのですが、43号機は流線型まま廃車されたのかどうかは気になるところです。
 C53自体も45号機 1両しか残されていないのが惜しいですよね。

 サイドビュウでわかることですが、先輪のうち前1軸は割愛かダミー?にして、先輪とスカートの干渉問題を避けています。なるほどです。
 テンダも2軸に割り切られています。スカートで深々と覆われていますから、見た目で気がつかれにくいことでしょう。

 あとは、比較的シンプルな流線造形ゆえ、卒なくまとまりそうな感じでしょうか。


 リアビュウ。凝ってますね。
 意外と後ろ姿が絵になる?機関車でもあります。

 テンダ7幅想定のようです。6幅の足回りとのバランスが良さそうです。

 難しそうな題材ありつつ、意外と?現実味は帯びているのかも知れませんね。
 

 レゴトレインは案ずるより産むが易し、の典型ですから、不可能と思ってた題材も意外とあっさりそして見事に叶っちゃうのかもしれません。それがまた愉しいのですけども。 
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2018年10月25日

【作品紹介】ふたつのA4パシフィック その2 三木様の作品から「流麗なる銀」nnnwnnn

 前回記事
ふたつのA4パシフィック その1 鱒寿司様の作品から「躍動の緑」
http://legotrain.seesaa.net/article/462514466.html
ふたつのA4パシフィック その1.5 鱒寿司様のプルマン客車
http://legotrain.seesaa.net/article/462514703.html



 「シルバージュビリー」なる流線型列車は意外と日本語の資料がありません。A4パシフィックの曳く華麗な流線型列車でありましたのに。断片的な伝説しか出てこない。

 というか、戦前の外国形客車に関しては資料が根源的に少ないんですよね。この辺の事情は英独米どこも共通してる感があります。鉄道模型のカタログや紹介が有力資料になるなんて本末転倒さえも。
 残念ながら、wikipedia(英語)の記述もあっさりしたものです……。
https://en.wikipedia.org/wiki/Silver_Jubilee_(train)
 
 1935年から、ロンドン〜ニューカッスル間をむすんだ列車。客車は7両編成で部分連接車。華やかな銀色塗装でした。
 なお、英国では第二次大戦の影響で1939年にはほぼすべての特急列車が運行停止されています。連合国、そして戦勝国に於いても戦時の影響は多大なものであったのでした。

 僅か4年のみ活躍した客車に関しては、その後の資料などがありません。
 戦時輸送下でもありますので廃車されたりはしないでしょう? 戦後は国有化前の雑型車のような扱いになったのでしょうか? 謎が多いです。
 




 西側の且つ鉄道趣味大国においてさえもミステリアスな列車自体は兎も角。資料少ない中でよく作られたと思うのが三木様の作品です。
 機関車に客車7両、フル編成です。


 先ずは肝心のA4から。
 さきにも触れましたが、多くの方が手がけられてきた題材です。それを最もスマートで流麗に仕上げてこられました。
 それもほぼ6幅に納めています。キャブやテンダも6幅です。

 動輪回りのカバーは流石にプレート2枚分の張り出しですが、観てわかるよう、違和感なく抑えられています。メインロッドの省略サイドロッドのみなのは動輪カバー考えたら致し方ないことでありましょう。動輪はBBB-XLではなく、純正大動輪です。動輪の小ささよりも寧ろ、全体を引き締める印象に繋がってる感はありますね。

 いつも申すことですが、英国機は、小さいのですから。


 流線型の造形が良い意味でカーブスロープに依っており、とても美しい。コストや技法面で無理を感じさせないのも安心感につながっておりましょう。

 ベストバランスのA4と言えるかも知れません。
 メインロッドの取り付けとか、動輪回りのカバーなしなどの考えてみたくなりますが、<<続きを読む>>
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2018年10月22日

【作品紹介】ふたつのA4パシフィック その1.5 鱒寿司様のプルマン客車

 三木様のA4の前に、鱒寿司様の客車も紹介しておかねばなりません。
 英国の象徴たる豪華な「プルマン客車」です。

 あの国の1950年代、鉄道国有化された頃の鉄道等級は1等と3等があり(2等は時事上消滅)、それぞれにプルマンカーがあり特別料金が必要でした。
 注目すべきは、3等にもプルマンカーが存在していたこと。英国は貴族の国でもある一方、中流階級創出の国でもありました……?

 それにしても料金表など無いので実態が分かりかねますが、通常の1等とプルマンの3等は何方が「上」だったのでしょうね。

 なお、プルマンカーのサービスそのものは1980年代初頭に終わっていますが、今もLNER(今の!)では「プルマンダイニング」と称した上質な食事サービス行ってるようです。贅沢旅行のイメージで残っているのですね。あぁ何時か利用してみたいものです。

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 尤も鉄道模型的にはプルマンやワゴンリは、引っ張る機関車を選ばない便利な客車です。現代の最新型の機関車でさえも保存運転等でありえる組み合わせですし。



 それはさておき。先ずは1等車から。

 ドアは楕円窓。楕円窓は透過を割愛して白タイルです。こうした非透過処理はブラックアウトが定番ですが、どちらが良いのでしょうね。
 金の手すりはなかなか印象的です。

 側の楕円窓はポチスロ合わせです。意外とはまり込んで固定されます。
 側窓は3x4の建築用窓がイングリッシュプルマンだとしっくり来るんですよね。

 床下で嬉しいのが台枠のトラス棒表現でありましょう。シルエットが引き締まります。


 屋根は浅めの解釈です。実物でも色々なタイプはあります。また、角度によって印象も変わってくるのですよね。
 

 インテリアとミニフィグ。
 この大きな窓の客車では大事な要素でありましょう。

 新聞読んでいたり、食事中であったり。クロワッサンは大陸からのお客さんでしょうか?


 窓割りに合わせて座席とテーブルがあります。
 1等車設定なら定員4人に割り切って、椅子やテーブルをより豪華に。真ん中の窓は座席とテーブルなしにしてしまうのもありかなとか思いました。3等車設定ならこのくらいでもよいかもですが。




 厨房付1等車。窓なし部分が印象的です。

 プルマンカー編成だと3両に1両ほどの割で厨房車が入る感じみたいですね。
 すべての座席が食堂車となる感じです。

 関係ない話ですが、2000年に乗った中国の列車(東北地方)では、軟座車だと食堂車から食事の注文を取りに来て、料理届けてくれたこととか思い出します。大きなテーブルの向い合せの席に、プルマンカーを偲んだものでした(まぁ随分リーズナブルな話ですが)。


 インテリア。厨房は側通路省略はやむなしですね。そのかわり、楽しげな演出が。


 広義の食堂車になりますが、やはり楽しげな車種になります。



 
 1等荷物合造車。これも昔の列車には必ず含まれてます。
 荷物室部分が茶色なので、やはり、程よく目立つ車種です。

 確か英国だと最後尾か、はたまた機関車と客車の間に荷物車挟まないといけないのでしたっけ? 何かしらの規制規則があったような。

 
 張り出し部分はベイウインドウでしょうか? 
 荷物車は「ブレーキ車」(緩急車)でもありました。



 
 インテリア。シンプルながら荷物室が表現されています。

<続。次は三木様のA4です>
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2018年10月21日

【作品紹介】ふたつのA4パシフィック その1 鱒寿司様の作品から「躍動の緑」

 LNER A4パシフィックは世界で一番速い蒸気機関車であり、そして世界で一番有名な蒸気機関車のひとつです。1935-1938年に35両が製造。

 最高速度記録は「マラード」の203km/h。1938年の記録ですが、この時代は既に電気車や内燃車の時代に入りかけておりました。
 故に、その後の蒸気機関車の最高速度記録更新はなく永遠の記録です。

 A4は速度記録で華を残し、そして戦線戦後にかけてLNER→BRの急客機として活躍続けます。1966年にあのクラス55 デルティックに置換えられて引退しました。
 特記すべきはこの種の流線型機関車としては珍しく、全機が流線型ケージングを纏ったままの引退であったこと。ライバルLMSのコロネーションは流線型と標準型が並行して製造され、また流線型から標準型への改造も少なくなかったですから。

 英国の素晴らしさ、動態保存機は6両に及びます。


 さて。
 世界一有名な機関車ともなれば、国内外のレゴ作品には恵まれています。
 然し、そこに2018年の最新解釈でのニューモデルが競作されたのでした。流線型は決して難度の低い形状ではないのですが……。近年のレゴトレイン界隈の英国型ブームも後押しですね?


 先ずは鱒寿司様の作品です。JAMでの活躍シーンから参りましょう。


 観ての通り、一番ノーマルなブリティッシュグリーンの姿です。
 動輪回りの覆いはありませんが、これがない姿も力強くて良いものですね。


 腕木信号。妙に似合います。
 

 プルマン急行を曳いて。
 はるか向こうにはドーバーの連絡船か?
(そこはSRのカマの仕事だろとか突っ込んじゃいけません)


 高速運転・高速回転が似合うます。
 動力系はテンダドライブで安定したものでした。


 SRの「マーチャントネイビー」との並走です。どちらもプルマン編成。
 1960年代まではロンドン近郊で、こんな姿が観られたのでありましょう。


 並走。
 マーチャントネイビーは関山作。動輪がBBB-XLで、テンダドライブなのが共通します。ただ、関山はBBB-XLはフランジレス-フランジ-フランジレスの変速配置ですが。


 もちろん、重連も。
 

 実物はほぼ同じ大きさなのですが、
<<続きを読む>>
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2018年10月12日

【作品紹介】なし様のビックなプロジェクト。大型蒸機(8幅)対応のターンテーブルと扇形庫。

 製作途中ですが、関連ツイートを一度まとめさせていただきます。
 完成後に、製作中の記事を追うのも難しくなりますし。

 規格はターンテーブルのみで48x48基礎板x4です。
 対応はどうやら、8幅フルスケール機の模様。よくぞ1ヶ月でここまで漕ぎ着かれたものとおもいませんか。完成が楽しみなのです。

















<<続きを読む>>
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【作品紹介】超豆茸様のメトロ1000系。動画も。黄色にオレンジ帯の地下鉄電車。

 超豆茸様の製作ペースはかなり早い。その上、ほぼ毎回動画も撮影されてきます。
 こまめに紹介しないと追いつけません。然し、動画はキャプチャはらないと良さもわからないのですよね。



 今度は、銀座線の今の電車、1000系の動画です。


 先ず、実物のシーンから。

 青山一丁目駅、東京高速鉄道時代からの古い柱が残ってたりします。80余年の歴史の重みが銀座線の魅力。


 同じアングルで、レゴに。


 1000系のメインカット。


 ホームドアのある駅です。


 ホームドアの開閉を実装しています。


 踏切。銀座線の踏切(浅草)は有名ですよね。
 ただ、欲を申せばあの浅草の踏切の仰々しさ(柵とか)も表現されてるとインパクト大きいでしょうか。


 ホームドアのみならず。線路間の柱も地下鉄やるなら重要な表現ポイントでしょう。無論、この柱のない駅も最近は多いのです。


 再び、決め打ち。
 簡素なものでもトンネルを出てきたところはインパクトあります。




 あとは作品について。
 いつもの超豆茸様の、意図持って解像度をコントロールされた作品。
 精密に寡作である方向も、クオリティコントロールを行いつつ多作という方向も、両方あってしかりでしょう。フル編成のボリュームも必要ですし。

 なお、メトロ1000系という題材はこれまでもRyokuchakuma氏、5udon氏らが手がけられてきましたけども、前面はみな違う仕様なのが興味深い。でも、、どれも1000系に見えるのですね。
 超豆茸様作品だと、前面窓を2;4に割って左右非対称の顔表現に。
 アンチクライマー、また連結器胴受廻りが細い感じ。


 車体バランス良好です。腰板を低めに幕板を高めに。こうして側窓位置を下げ目にすると、電車は良い意味で可愛さ分を増すのです。

 黄色にオレンジ帯、茶色の屋根。鮮やかだけど上品。




 今回6両編成での落成。実物どおり、フル編成です。

 ところで。
 銀座線の1000系に続いて、丸ノ内線も復古デザインが登場して話題になっていますね。 あの顔やラインは簡単じゃ無さそうですけども、どなたか再現されませんかしら? アンチクライマは外し難いポイントでしょうねぇ。
 
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2018年10月11日

【作品紹介】みずき様の鉱山用電気機関車。「一円電車」風? ぶさいくが可愛い!

 明延の一円電車は有名ですね。
 鉱山の軌道で、1円の運賃を取っていてそれが値上げされないまま1986年の廃坑廃線まで続いたからとか言われておりましたが、実際には便乗者は無償だったそうです。
(1円でも有償だと法規制が掛かるみたいなんですよね)

 自分は間に合わなかった、行けなかった悔しい鉄道(軌道)でありましたが、幸いにも個性的な車両の殆どは保存されています。

 それにしてもみずき様、目の付け所が渋すぎですよ……!






 バーション1と2があります。
 まずは前者から。

 バージョン1はスタンダードゲージ用です。即ちレゴの通常軌道用。
 車輪は外にはみ出してしまうのですが、意外と違和感ありません。それよりもフォルムの良さ、ディテールの楽しさ。そして4幅内にミニフィグ搭乗させてしまう(まぁ自動車では当たり前のことですが……)技術とセンスですね。

 斜めについたヘッドライトはとても怪しい。正直、ブサイクです。でもそれが可愛い!この辺は産業用鉄道に割と共通することではありましょうね。
 パンタグラフも独自形状です。

 新濃灰に黄色の警戒色も良いですね。


 鉱山風のヴィネットです。
 機関車と、小さな機関庫の雰囲気がベストマッチ。簡素ながら、良い味です。



 そして、バージョン2。

 ナローゲージ用として、車輪はみ出しを解消しています。
 なおも、フィグ乗りは維持しています。


 やはり、こっちのほうがいいですね。凄く鉄道車両らしくなりましたから。

 なお、更に理想を申せば足回りにタイル貼って完全に覆うと更にそれっぽくできるんじゃないでしょうか。

 ボンネット形状は良い意味で独自性があります。カマボコとかのあだ名が現場や、はたまた我らが鉄道愛好者の間でツイちゃいそうな感じじゃありませんか。




 屋根無し版も。
 マイニングロコ(坑内用機関車)は屋根なしのものが少なくないのですが、ナローゲージマニアの間でも好みが分かれる、或る意味上級者向けの題材かも知れません。

 ナローゲージはジオラマ的世界観を展開することも平易ですから、今後の展開に期待しております。
 
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2018年10月10日

【作品紹介】FBI様の9600形。特定番号機! 49671。7幅ゆえの優れたフォルム。

 FBI様が先日の函館での催事、カネモリトレインフェスティバル向けに作られた作品です。エンジンドライブの9600。

 9600形という「定番にして王道」も結構揃ってきた感がありますね。
 こうなると、特定番号機のような方向性も帯びてきましょう。個体差は大きかったですから。

 FBI様が選択されたのは49671号機。右側運転台に動力逆転機付きという特異な形状ですが、それゆえに、青函連絡船の入換機として使われてきた歴史があります。


 とはいえ、パッと見たところはスタンダードなスタイルの9600ですね。

 作品は7幅。動輪はBBBミドル。フランジとフランジレスの交互組み合わせです。幸いにもスケール的に軸間が微妙に空きますので、フランジレスの方の削り加工はありません。
 先輪もBBBミニの使用でスポークが抜けておりますね。

 動力系はLモータによる自作動力、エンジンドライブ。ロッドはbikkubo式の簡易可動です。





 恰も図面をそのまま立体に起こしたようなフォルムの良さ。当たり前に見えて実は簡単じゃないんですよね。6幅と8幅の中間的サイズです。7幅メリット生かされてますね
 缶胴は無論丸表現です。

 少し前の超絶表現が、今は当たり前になりつつあります。

 なお、太めのスチームドーム・サンドドームの表現も特徴でしょう。Φ3のディシュを重ねているのですね。


 寸づまりな9600らしさ、良く顕れています。


 9600や8620などに見られる、主台枠の先端部がうまい感じです。


 非公式側。こちらに動力逆転機があります。




 バックビュウ。炭水車は程よい大きさです。3軸で、中間軸は簡易ながら左右遷動可能です。


 裏面。車輪配置がわかりましょう。
 ギアが繋がっており、ロッドドライブと併用されています。

 先輪はボールジョイントとロングアーム。
 また、先輪の可動範囲をとるがためのシリンダの削られ方も印象的なのですが。然し、外見では違和感がないのは巧いのですね。


 機器配置。キャブ内にLモータを縦置きです


 さて、別バージョン。デフレクタ……それも北海道型の切り取りデフです。

 デフレクタ付くとイメージも変わりますね。お好みは、どちら?
 9600や8620からC53あたりまでだと、両方を選んでオプション化できる楽しさです。


 動力逆転機と空制機器周りです
 タービン発電機も良い主張しております。


 内部構造です。
 Lモーターを水平置き。ピニオン代わりのベベルギアで駆動です。
 良くみると、このギア配列だと、ギア比は1:1になるのですね。
 
 12歯ベベルダブルは入手性がよく、且つ、2幅のスペース内に収めることのできる数少ない歯車の一つです。

 この作品は、予定通り函館で連絡船入れ替え用に大活躍しました。
 自作動力系の問題は未だ抱えてられるようですが、それでもトレイン制作されだしてから1年で蒸機のエンジンドライブ完成された技術はすごいですね。

 今後も、期待しております……。
(でも、海洋インフラや、大きめの艦船も期待しております)
 
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2018年10月08日

【作品紹介】lime様のJR北海道 733系。今度はスッキリ? いや、大胆にして精細!


 前評判と違い、乗ってみると意外と上質で悪くない電車が733系です。

 ただ、なんで721系の全転換クロスから全ロングシートという脳が短絡してるのか? という極端な接客設備への思想は疑問はありますが。
(1両の半分や、編成の半分で設備を分けるような思想が出てこないのは疑問でありますね。その意味で最近のJR東はかなりまともになりましたが)

 愚痴話はともかく。731・733・735系は作品としては過去に幾つか上がっておりますね。その、決定版になりますでしょうか。


 Lime様の作品は鉄道車両も自動車も……かなりトリッキーと言うか大胆な組み方をされてきました。今回も、同じく……ですね(笑)。

 車体断面形状の再現に妥協がありません。
 最近は6幅でもカーブスロープ等で車体断面形状の再現を目指す流れはありますが、lime様のは帯の途中で絞りを入れています。そして、ドアの凹みも両立しています。

 そこから醸し出される、質感!
 模型的に相当なディフォルメがされているのですが、実物の強調方向なので、質感に繋がっちゃてるのですね。


 複雑な前頭部ですが、かなりの立体感ある表現です。ポチスロやブラケットの駆使はともかく、前面窓下のヒンジで支えられたポチスロは尋常には思いつかない形状でしょう。
 下部ライトケースが横組みになってて、挟み込まれてるのも印象的です。

 スカートも複雑な形状なのですね。


 車体断面の支持方法が分かります。
 なお、今回はかなり強度への配慮もあるとのことです。

 ドア窓は支持方法がひと目ではわかりませんね。

 側窓は2x5のブロック横組でしょうか? すっきり美しい。


 交流電車のアイデンティティたるパンタと碍子。
 ブライトグリーンのΦ1プレートが近年は出回りだして、ようやく使えるようになってきました。一番碍子らしい色ですよね。

 パンタは摺板に、チェーンリンク使ってます。トレインファンの定形表現以上……に満ちたモデルでもありましょう。


 pf機器系が収まってます。見た目無理している割に(笑)、電池交換への配慮があるのは嬉しいですね。車内には上下逆転組のプレート裏面が見えてて、やや剣呑な気配はありますけれども(笑)。

 でも、過去作よりは強度への配慮はありそうです。
 その上で、造形への妥協がない!


 721系電車と。こちらも衝撃的作品でありましたね。

 両者勝るとも劣らず? いや、今度の733系のほうがすっきり感があり、全体の質は向上しているのが分かりますよ。


 何れ、721系もアップデートなるか……?

 それにしても、札幌でまたトレインオフとかあれば711系もって駆けつけたいものですねぇ。この作品に見合うものになるかどうかはわかりませんけども。


 この新作、或る大学学祭で展示されたそうです。

 静止展示への割り切りですが、おかげでミニマムな資材ながらリアルな情景が造られています。高架・築堤になってるのは折りたたみコンテナですが、一部を開放することで陸橋になるスグレモノ(ちょっと欲しいです)。


 立体交差です。
 都市部の、而して内地よりは土地に余裕がある雰囲気が伝わってきます。

 自動車もlime様の作品。ハスラーやジムニー、かっこいい。


 フレキシ使った、緩やかなカーブがいいですね。キハ40も良い取り合わせでしょう。
 
 架線柱や信号機があれば、小ジオラマとして更にかっこよくなりそう。道路には青看とかも。この展示はいろいろ示唆してくれますね。
 
 閑話休題。
 733系も今後の活躍、願っております。
(ただ、旅行で乗るなら721系のほうが良いですね。やっぱり(笑))
 
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2018年10月07日

【作品紹介】1103.s.p,a様の、札幌市交通局 1100形電車。最新型の同時デビウ。

 札幌市交通局1100形。実物はこの9月にお披露目されたばかりの、最新型。
 A1200形連接車と同じくアルナ車両製の低床車で今度は単車形(通常のボギー車)。
 これでもってスタイルをA1200形に揃えてきて、皆をびっくりさせました。
 アルナ車両のデザインの中でも、特に秀逸なものではないでしょうか。

 札幌市電の各車を造ってこられた1103.s.p.a様が、さっそく実物のお披露目に合わせて造ってこられました。同時デビウなのです。


 いつもの、精細な。鉄道模型というよりはミュージアムモデルという雰囲気の作品です。第一印象は、レゴに見えない……。但し、写真の明度をあげさせていただき、やっと見慣れたあの部品の組み合わせで構成されてることが分かり、「レゴだ……!」という安心感に繋がる。そんな作品なのですね。

 後ろに並ぶA1200形とは、外形や寸法、仕様など揃えられてるので、整合性があります。ここは特に拘られたとか。おかげで並べても極めて自然ですね。

 さて。前頭形状こそそっくりなA1200と1100ですが、メカ的にはかなり違う電車です。A1200が「2軸車」−「車輪なし」-「2軸車」の連接車なのに対して、1100は2軸ボギー車ですから。車体の割付も、そして模型としては実物よりも過酷な?足回りが別物になってしまうのです。


 足回り、台車の旋回のための配慮があります。スカート部分台車側に持たせて旋回できるようにしています。隙間が埋まってて綺麗。それにしても運転台やドア部分とのバランスがギリギリですね。うまく納められたものです。

 側面の大部分はブロックとパネルの順組ですが、シンプルさこそ精密感と質感に繋がることを再認識させられましょう。

 正直、羨望と言うか嫉妬を抱かせる作品なのですよ!
(6幅で1100かA1200造るか、はたまた、この寸法規格で他形式を手がけるか、戦略を考えてしまいました)


 台車の旋回状態です。動力は意外にも?9Vのようなのですね。


 真上より。
 全長比率はA1200と揃えられてるそうです。

 A1200が短い車体の3連。1100が長めの単車体。その違いが面白いのですね。

 屋上機器のクオリティはいつもどおりです。模型は上から見下ろすことが多い、とても大事でありましょう。




 3300形も含めて。好ましい3並びです。

 電車はどちらからというと古いのが好きな……な私でも、1100形・A1200形のスタイルには惚れ込んでしまうのですね。次の札幌行では敢えて新型狙いで乗ってみましょうか……。
 
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2018年10月06日

【作品紹介】とげやん様の自由形路面電車。楽しく、エレガントに。


 自由形の、やや古典的形状の路面電車です。
 前後絞りの形状がきちんと路面電車しておりますね。都電4000形や京王23形辺りを思いっきり近代化したものにも、或いは欧州の何処かの電車という風にもみえます。好ましくエレガントな雰囲気です。

 カラーリングもダークブルーと白のツートン。大変に上品です。


 サイドビュウ。路面電車の大きさに収まってるのが良いですね。
 集電装置はZパンタで、これは今どきの現役車らしい。ここはちょっと精密で嬉しいです。
 床下を隠してるのも正解でありましょう。全体が低く見えますから。

 動力系は自作です。電池ボックスは単3電池用の大型。Mモーターの縦置き。PFでコントロールです。初トレインだそうですが、うまく納められたものですね。

 自作動力のスロー感は、路面電車には実は最適です……。ただトレインモーターよりもスペース食うのは欠点なのですが。


 街並みと合わせて。

 背景は自作モジュールビルですね。絵になります。


 動力系。Mモータが縦方向に収まります。自作動力では縦置きはメジャーな感じですよね。トラブルが比較的少ないのです。


 足回り。8歯ピニオンと、16歯平歯車を傘歯車的に、90度で使っています。この使い方ができるのは知りませんでした。

 ただ、16歯平歯車はレール面への接触の可能性があります。
 理想を申せば、12歯傘歯車x2で伝達したほうが無難かもしれません。

 車輪は大きな1軸動軸と、従軸2軸というユニークなものです。路面電車の車輪配置は過去も現在も、意外とユニークなものはありますから、ここに違和感はありません。

 今後の活躍と改良、期待しております。
 



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2018年10月05日

【作品紹介】yamatai様の旧型客車コレクション。スハ44・スハフ45・スハネ16・スロ62・オユ10・オユ12・マニ36。

 扱いやすい寸法である(故に拙作もこの寸法!)、全長32ポッチのyamatai様の旧型客車群です。
 夏のjam用にお見えし、9月の函館でも大活躍しました。

 1970年ころの「ニセコ」前提の編成で、今回は北海道仕様車です。


 基本形式のスハ45形。スハ43の北海道向で二重窓装備。
 戦後1952-54年の製造です。但し、スハが53両でスハフ44が27両のみ。道内の客車需給考えると余りに少ないので、おそらくは急行などの優等列車専用であったのでしょう。
 後年スハ43からスハ45への改造車17両も有りましたが、それも1970年代のことなので蒸機時代には間に合うか間に合わないか? といったところです。

 無論、急行が14系などに置換えられてからはスハ45やスハフ44は普通列車転用され、旧客の最後、1986年改正まで使われたはずです。


 作品ですが、ベーシックな作りでありつつ、以前のスハ43から大きく手が入っています。

 窓は1プレート嵩上げ。旧型客車(スハ43やオハ35等)の腰板と幕板の比率は難しい問題です。

 屋根は45度ブロックから、2x2カーブスロープ+1プレート分に。これは三木氏の進駐軍客車(即ち、元は普通の旧型客車)の作りに合わせたものです。
 国鉄旧型客車の屋根厚さの解釈もまた難しい問題です。カーブスロープ使うと理想的な処理ができるかと思うと、屋根の深さが確保できない(3プレート厚が限界)という問題に当たりますから。

 つまり、なにかしらの、思い切りが必要。
 しかし、この作品では、成功しています。屋根の深さの不足は、ベンチレータを2プレート厚にすることで調整もできるのですね。

 なお、この種の客車の関山のフォーマットはこちら参照ください。
http://legotrain.seesaa.net/article/429558325.html 
 宗旨や宗派を変えられるかと言うと、難しい問題です(笑)。



 車端部の屋根処理はカーブスロープのメリットですね。何れこのフォーマットでオハ35なども手がけられるのならもっと面白いことになってきそうです。

 台車はよく見ると車軸発電機の表現が見えますね。スハ45などでは歯車式の車軸発電機が意外と目立ったものです。


 ステップ部分は黒と青、作り分け。
 また洗面所部分の窓も個体差を表現しています。


 緩急車。スハフ44。スハフ42の北海道向け。
 これもスハ45などからの編入車があります。

 妻面窓が小気味よく表現。
 車掌室がデッキの外側にあるのは、スハフ42では画期的設計でした。


 車端部。車掌室のない側にも尾灯はあります。
 逆向け連結も多かったのは言うまでもありません。

 この車の洗面所窓は原型の木枠ですね。


 スハネ16形。B寝台車。
 こちらはほぼ改修無しとのことです。軽量構造のB寝台車(ナハネ10以降の)として既に完成度高い作品でしたよね。


 北海道向けらしく、車軸発電機は追加されています。

 この種のB寝台車は1982年11月改正で普通車が14系になった後も暫定的に使用が継続され、混結編成が1983年春頃まで見られたそうです。以後14系の寝台車に置換えられました。


 スロ62。グリーン車。
 木造客車鋼体化のオハ61からグリーン車への大格上げされた形式。元から特別二等車のスロ54と併用されておりました。等級制廃止の1969年以降なら冷房付の低屋根姿となりましょうね。
 
 窓ピッチはオハ61時代と同じです。やや詰まった感じ。オハ61としては狭いのですが、定員を半分以下にしたスロ62では快適な車となったのでした。


 デッキ側より。優等車らしい堂々とした印象。

 スロ62は1982年11月でほぼ全車引退したものの、お座敷車スロ81・スロフ81に改造されたものはJR化後、1990年まで現役でありました。木造車時代も含めて長く生き延びたものですね……。
 また、お座敷車以前、団体用にグリーン車だけの5-6両編成なんてものが各鉄道管理局に配置されてたそうです。ジョイフルトレインの先祖かも知れません(つまり、意外な機関車と合わせても違和感なく使えます)。

 余談ついで。B寝台車が故障で代車が必要なときもスロ54等は使われたようです。


 屋根上と冷房装置。AU12の角キセ。AU13より少し小柄でした。


 マニ37形。北海道とは無縁ですが、今回改修されているので。
 窓を1段上げて、屋根のカーブスロープ化です。


 ロールパレット積みの荷物車で、旧型車体でも青い荷物車はマニ37形のみ。
 急行列車併結も有り、急行荷物列車に交じること有り。荷物輸送の最後まで活躍したのでした。


 郵便車。オユ10形。
 取扱便(車内で仕分けを伴うもの)用の郵便車で主力形式。

 作品は今回の新作です。既に制作された軽量客車スハネ16に全体を合わせてますね。
 「〒」マークの処理が実に秀逸です。グリルタイル使うとは。

 明かり窓の表現は難しいですね。未だに出ざる結論です。

 なお、郵便車は作業環境が過酷なため(窓が開けられない!)、早期に冷房化が図られています。オユ10形も多くは冷房化されていますが、この時代は未だ非冷房。


 青い車体に赤い「〒」マークがよく目立ちます。編成全体でも、色を添えます。
 荷物車もですが、保護棒付きの窓はプレート積分表現です。


 余談ですが、中古のやや年季入った青ブロック。旧型客車らしさの表現になっておりましょう。意図的に中古品使うのも表現として有りに思えます。
(この青の1x4、ひょっとしてオユ10が現役だった時代の部品かも知れませんよ?)


 なお、このオユ10形は補助動力車です。Powered UPのユニットを内蔵しています。
 郵便車は急行列車などに自然に組み込めるので、補助動力車としては大変に使い勝手は良い。良いアイディアですね。


 郵便車が2両……!!
 郵便車は明治に歴史が始まってから1986年の終焉まで、ほぼ全車が郵政省の私有車でした。日本の私有客車は郵便車と現金輸送車のみで、後者は日本銀行私有です。どちらの組織も、日本国有鉄道よりも「官」なのですが、それでも制度的には「私」有車です。

 なお、クモユニやオハユニ等の合造車は国鉄の車でした。


 オユ12形(若しくはスユ13形)。護送便用郵便車。
 郵便車は「取扱便」「護送便」「締切便」があり、取扱便は車内で捺印・仕分けを行うもの。護送便は地上の局で仕分け済の郵便物を運ぶもので、郵袋単位での積卸は有り。締切便は起点から終点まで積卸を行わないものです。

 オユ10と同じ時代の車で軽量客車です。
 ただ、此方の方が茶色塗装が後年まで残ったようです。それでも1970年代には青になってたはず。

 車内での作業はないので(添乗のみ)、冷房などはありません。


 作品は窓配置の省略を避けて、細かめの窓を並べた仕様です。
 〒マークは簡略バーション。でも、これでも雰囲気は出るものですね。

 今後スユ42等、軽量客車以前の郵便車造るときはこの表現でも良さそうです。



 再び荷物車。マニ36形。
 オハ35・スハ32系列の荷物車で、多くは3等車(普通車)から改造されたものです。形状は種々様々でしたが、丸屋根でサイドビュウがシンメトリ。実に美しい荷物車ですね。 流石に荷物輸送の末期までは残らず、1970年代末にマニ50等の新造車に代替されていった由です。


 作品は比較的平均的なタイプ?を選ばれているようですね。

 茶色客車の場合、シルヘッダは焦げ茶の色差表現は一つの結論のような気がします。


 丸屋根表現が美しい!

 スハ32等に始まる丸屋根の作り、レゴ的にはいろいろな表現が考えられるところですが、これは現状のベストとも言えるものでしょう。無論、正解は一つではありません。


 マニ37とマニ36。
 マニ37にも丸屋根はいましたし、マニ36の切妻屋根の車もまた然り。

 (昔の)鉄道模型では塗り替えることでバリエーションを増やすこととか推奨されてましたねぇ。


 最後に。
 今回の作品一覧です。郵便車と荷物車だけで4両もあるので、これでもって「急行荷物列車」ができちゃうのですね(笑)。

 北海道向けテーマは終わり、現在は一部が改修や、はたまた別作品への組換に入っている模様です。次の展開にも期待しましょう。

 それにしても。
 自分も旧型客車つくりてぇ……!!
 
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2018年10月04日

【作品紹介】隼様のC11 207。2つ目玉。今は東武の「大樹」。

 C11は実物の動態保存機も多く、またレゴ作品も多々造られてます。
 古くはawazo氏の自走作品(2008年ころですね)。最近では
てりやき氏の自走作品(2018)
 また、
エース君(2017)
たいが氏(2017)の自走作品が知られるところです。

 隼様も今夏のJAM合わせに造られてます(厳密には2016年の過去作リメイク。ただほぼ「新製」です)
 如何にも「北海道」な2つ目玉の207号機です。

 C11 207は2000年9月に動態復活した後、先輩のC11 171とともに「SLニセコ」「SL冬の湿原号」「SL函館大沼号」などに充当。ときに札幌駅にまで顔出すこともあったようです。然し、状態不良機であることとJR北海道の情勢により、動態は引退。
 然し、2016年に東武鉄道が手を上げて再度の復活。
 2017年より「SL大樹」として運行されている由です。もちろん、2つ目玉の特徴的スタイルもそのままに!
 大手私鉄ゆえの整備・運行体制に期待はできるところなのですが……。

 

 動力系はオミットした、推進用動力車を前提とした作品です。
 それゆえ、スタイルに関しては妥協のないものですね。
(妥協なく動力化はできるのですが、安定走行は未だ難しいようです)

 全長も適度に抑えられています。足回りから観ると、ギリギリの長さに抑えておりますね。タンク機としては大柄でしたけども、それでも引き締まったスタイルがC11の良さです。

 缶胴4幅。ポチスロ組。
 ランボードとキャブは7幅です。

 この組み方も、この1-2年ほどで完全にスタンダード化した印象なのですね。
 部分7幅故に、動輪やロッドが過度に飛び出しては見えません。
(余談ですが、ここで頑固に6幅を守ってる拙作も、ランボードやキャブ裾にはレールプレート入れて実質7幅にしてたりします)

 また、「指輪」使って煙室扉やシリンダにアクセント入れるやり方も。隼様が元祖でしょうか? 白線入りでは無いものの空気管や汽笛などは磨きだし処理風で、このへんは如何にもな動態保存機ですね。或いは出場したてか。

 ロッド回りはbikkubo式です。これがメインロッドの問題を解消して久しい。

 デフレクタ。理想的な形状目指されてます。最近のウエッジプレート類の充実が、この辺の印象は変えておりましょう。

 肝心の二つ目玉。ステーに取り付けて細めに。位置とかのバランスが難しい装備でありましょう。違和感なく収まっています。


 バックビュウ。
 キャブ窓割りは妻面窓も含めて良い感じですね。コールバンカ下のエアタンクも見逃せませんし。7幅のバランスの良さは言うまでもなく。

 無論。妻面ディテールが如何にもな特定番号機感に繋がってます。ただ、灯火類は4070使っためり込んでる感じの表現よりも寧ろ87087等使った、外付け感のある表現のほうが理想に思うのですが如何でしょうか?

 惜しいともうしますと、キャブサイドがあっさりしてるのも。手すりがあるだけで精細感がぐっと高まると思うのです。


 正面から。
 やはり7幅のバランスですね。
 でもって、6幅の客車合わせて違和感もありません。


 既存作のC57と。
 格段に今回のC11の方がクオリティアップされているのが分かります。C57のアップデートも楽しみにしております!

 なお、隼様の最新作はC62 2ですね。こちらは別記事で……。


 作品を一同に。
 隼様の作品群はほぼスケール揃ってるので安心感があります。
 
 C62とC57は、実物はそれほど大きさの差異があるわけではありませんから。全長や全高は同じ車両限界の中で差が出にくいのです。
 ただ、C57は痩せ型で、C62は凄くマッチョなのですけども。重量は結構違うはずです。


 扇形庫に並んでる風。

 C11とC62とC57のバランス、スケール感覚が絶妙です。


 「大樹」な編成です。
 常に連結のヨ8000形。そして14系客車。

 東武電車の作品……スペーシアや6050系などと共演させたくなりますね。

 また、最後尾ではありますが、DE10と14系の組み合わせは嘗ての天北線を思わせるものも有りましょう。


 14系と車掌車と、C11。

 東武ではC11の増備も考えられてるとか。ますます賑わう東武の蒸機。この勢いで「大樹」の運行区間伸ばしたり、はたまた会津方面での蒸機運行に繋がればなぁ……と思ったりするのでした。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】ぬぬつき様のBタンクロコ。明治の香り?

 ぬぬつき様はミリタリメイン。小柄な戦車作品などが印象的です。実際問題、戦車は小さく造る方が難しい題材でありますからね。

 その方の、小型蒸機作品です。モデルはA3形……即ち、鉄道創業時の5種類10両あった機関車の中の一つ、ですね。
 A3形は1901年に台湾向けに転用されましたが、うち1両が保存されてる由です。


 A3形。台湾譲渡後の姿のようですね。

 何れの機関車ももはや「文化財級」故に難しいでしょうけども、A1=150形(大宮)、A2=110形(青梅)、A6=160形(犬山)、A4=120形(加悦)と、このA3(台湾)を一同に会させたら凄い状況になることでしょうね。遠からぬ鉄道150周年に実現しないものかしら?


 もちろん動力なしです。この大きさですから。
 足回りは固定ロッドです。この動輪系だと何らかの妥協は必要ですよね。

 程よく創業時の小型機関車に収まっています。金色のアクセントもまた効いていましょう。キャブ屋根が7幅なのもバランス良いのです。

 惜しいのが2点で、スチームドームが省略されてしまってることと、ボイラ中心がやや高すぎかなということ。後者を落とすと(少しランボードにのめり込むくらいに)、缶を細く魅せることができます。

 端梁のディテールが良い感じですね。バッファは丸タイルのほうが良さそうですが。

 キャブは明治期の機関車ならもっと開放的な方が良いかも知れません。丸窓は良い感じです。


 バックビュウ。
 背面にも窓が欲しいところですね。手すりや赤標識円盤が嬉しい。
 炭水車は補助的なものでしょうか。寧ろ無蓋貨車に改造したほうが運用の幅は広くなるかも知れません。タンク蒸機に補助炭水車……は無いわけではないのですけども。


 多少気になるところも残る作品なのですが、然し、運用情景は魅力的です。

 農村をゆく「陸蒸気」。
 鉄道創業時の風情、感じさせてくれるじゃありませんか。

 線路脇の勾配標も魅力的です。ジオラマには必須でしょうね。


 街をゆく。
 低めの石組み高架が如何にもな古典的港湾情景でありましょう。

 機関車としては未熟なところ無いわけではないのですが、魅せ方とかディテールとか魅力はいっぱいです。改良で化けてくる作品だと思いますので、今後に期待しております。 
posted by 関山 at 22:58| Comment(1) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月03日

【作品紹介】超豆茸様の京急800形(続)。動画中心に。魅せ方も!

 超豆茸様も追いかけられないほどに、製作ペースの早い若手のお一人です。
 また、作品を動画で発表されており、ファンも多い。

 先の800形も動画にされてきました。実物とのからみや、また実録サウンドとの編集が巧いのですよ。

前回記事こちらです。
http://legotrain.seesaa.net/article/461927507.html





 先ずは実物映像から。
 800形はまだギリギリ、狙わなくても撮れるほどには運用に入っていますが。然し先に全滅した2000形は減りだしたら完全引退まであっという間でした。油断なさるなと




 車庫脇を走る、金沢八景〜金沢文庫間を思わせるシーンです。よくぞ、ここを納めてくださりました。


 本線終点の浦賀駅。
 此処には未だ結構800形やってきます。


 浦賀駅、到着。トンネル抜けて、シーサス渡ってく所は撮影してみたいですね。




 並び撮影はロマンです。1000形II。1500形。800形。

 個人的な印象ですが、1000形II→1500形→800形とだんだんクオリティが上がっているのですよね。
 京急シリーズはとりあえず、これで一段落でしょうか? お疲れ様でした!
(次の東京メトロ編も楽しみです)



 そして京浜急行の起点であり本拠。品川へ。

 この踏切とカーブと鉄橋の配置が、最高に品川駅してるのですよね。
 ここで自分の作品も撮ってみたい! なのです。


 品川再び。
 こと、標準軌の京急に関してはレール幅の広さと車体のバランスが不自然には見えないのですね。ガニマタ感が寧ろリアルに。


 このアングルも最強でしょう。
 カーブにフレキシ使って微調整。リアルな複線間隔。

 程よい長さの鉄橋。
 そして小物たち。


 シメ、ここから実物に戻って終わる構成です。

 今回はBGMなしでの構成ですが、映像と走行音だけで十分に成功されております。
 思わずキャプチャで記事を作りたくなる、魅力的な動画なのでした。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月02日

【作品紹介】FBI様の上毛電気鉄道 デハ101。今尚現役の古典電車は貨車も曳きます。

 考えてみると、FBI様の方向性はものすごく、渋い。
 思えば去年の9月にキハ07を造られたのが初作品であり、以後はキハ700形(片上鉄道)、明治村9号と古典客車、そして自作動力の9600形蒸機という。

 若いミリタリ系の方が鉄道の、それも一番濃ゆいところにハマッてる。実に爽快なのですよ。でもって、ペースもそこそこ速いんですよね(笑)。

 無論、(自分の苦手な)新型車両などが得意な若い方の存在も嬉しいのです。
 今の(日本の)レゴトレイン界隈の豊かさ・幅の広さは3-4年前に比べてさえも充足が凄いのかもしれません。
 おかげでなかなか記事が追いつかないままなのですけども。こればかりは申し訳ないです。

 あと余談ですが、海外事情に疎くなってます……。Flickr苦手なのですよ(苦笑。外国形は大好きなんですけどね。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 閑話休題、上毛電鉄のデハ101です。

 1928年製造の、現存最古級の電車。1段の広窓という個性的な姿は1950年代の更新によるものですが、昔の電車という雰囲気は実に濃厚。
 101号はなおも車籍を有し工事列車曳いたり、貸切列車に使われてる由。
(また静態保存の104号も居ますね)

 上毛電鉄では何度か車両の総入れ替えを行っており、1979年には全部が元西武の電車に、1990年ころに全部が東武の電車に。そして21世紀入って全部が京王(井の頭)の電車に置換えられてるのですが、そのカタストロフ乗り越えての現役。

 生き残りの故は、1970年代には既に両運転台を生かしての貨物列車牽引用に廻っていたこと。なんと1990年ころまでは定期運用で貨車牽引してたのですよ。その合間に客扱いも行っておりました。貨物列車廃止後はお名残的に? 1997年まで運用に入ってた由。
 以後は事業用兼、動態保存的扱いです。何時までも元気で居てほしいものですね。
 
 

 作品は、古典電車の王道踏まえた作りです。側窓は横組。シルヘッダは色差表現。

 前面は実物どおりの「真四角」。寸法比が絶妙なので、真四角感が伝わってくるのですよ。

 シルヘッダは下側のみの表現ですが、実車も上の帯は非常に細いものですから割愛も正解でありましょう。

 側ドアの凹みは乗務員扉にも及び、構造を複雑にしています。
 でも、こうした電車だと必然性は高いのですよね。良い陰影を与えております。


 屋根はポチスロ表現です。ポチスロの下に1プレート入れる。この表現でも古典電車らしさは出せるものですね。
 


 台車は前後ともレゴ標準の動力台車+ダミー動力台車ですが、スポークの入った車輪がいい味出すものですよね。

 抵抗器表現も嬉しいです。白い碍子が精密感です。
 
 茶色のシンプルな姿であるゆえに、白の車番と社紋が良い効果なのです。


 反対側側面。床下機器がこちらは空気系です。ひと目で分かる記号性。

 全長は28ポチです。実物の17mという小ささが伝わってくるのです。


 良く知られていることですが、この電車は前後で顔が違います。
 こちらは非貫通側です。平板になりそうなところを胴受でアクセントにしてるのですね。


 背後には、8620(鱒寿司様作)。


 上毛地区にもC50や8620は沢山いて、貨物輸送元気だった頃は貨車の受け渡しなどしてたのでしょうね。世界が揃う、世界が生まれる。


 蒸機と旧型電車の共存する世界も良いものです。
 

 上毛電鉄という意味では、1970年代以前の個性的な面々も面白いでしょうし、101号と一緒に今も残る104号も有りかも知れませんね。
 あと、貨物列車としては、タキを2両ほど牽くのが定番だったようです。

 骨は折れるかも知れませんが、西武351形やら東武3000系、はたまた京王3000系の払い下げ車も揃えば楽しいでしょう。

 でも先ずは、実物と並び撮影の機会あること、願っております。

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