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2013年07月08日

【アイディア】大半径カーブとカントの威力!(mazta-k様)

 詳細はリンク先を御覧ください。
「緩曲線の実践 カント付きの大カーブ!」


 直線32本による緩カーブによる巨大エンドレス。
 直線による緩カーブ自体は9V時代から知られていましたが、ここまで大規模なエンドレスは初めて見るものです。


 

 大カーブには、大きなカント(カーブの傾斜)。
 プレート2枚分ですが、効果は絶大です。まず、見た目が格好良い。格好良すぎる! 市販のままの#7939新カーゴトレインがここまでリアルに見えてきますとは。インフラの効果って絶大です。
 先方には特に記されておりませんが、走行抵抗も少ないはずで、カーブでも殆ど直線同様の速度・牽引力で走行できてしまうのではないでしょうか?


「スカイライナー8両フル編成を試運転。フルスピードで走っても全く問題ありませんでした。高速列車には最高の環境です。」とのこと。元来、PowerFunctionってこれくらいの規格を前提にしているのかな……と思ってしまいました。レゴトレインがOゲージくらいの大きな鉄道模型と考えると、この大半径カーブはそれほどぶっ飛んだものには見えないのです。

 そして……。

 先の直線32本からなる緩曲線の外に、更に「直線40本の緩曲線」をおいて複線にした図。
 急曲線を無理して曲がっていくという、レゴトレインの既成概念がぶっ飛びます。

 空間は……大学の教室でしょうか?
 学生活動として大学設備が使える場合、或いは公共施設などで大きめの会場をトレインメインで借り切った場合なら、それほど非現実的には見えないのも印象的です。
(無論、個人の自宅などで考えるのは無茶ですが)

 実際、これほどの規模のものを行うとしたら「何らかの公開の催し」が理想ですから、そうなると何らかの公共施設利用(或いは大学の催事に合わせる)は必然になってしまうでしょう。


 PFによるテンダー機(エメラルドナイト改か?)と、客車3両(taizoon氏)。
 通常カーブだとこの程度の編成でも既に迫っ苦しく見えるのですが、40本緩カーブだと実に悠然・優雅にさえ見えてくるから不思議です。

 あらゆる意味で革命的な緩カーブ。レゴトレイン……もといLゲージ鉄道模型が狭い枠から開放されることの実験に、実践。
 2013年はこの意味でも大きな一歩でしょうか?

 とはいえ。
 何か禁断の果実でも齧ってしまったような印象も否めません(笑)。場所も資材も個人でそろうかというとちょっと難しい。JAMのような大型イベントでさえも、「今年は」流石に無理!
 まぁ「禁断の果実」も、皆が体感できる公的な場所で皆で分け合えれば(公開展示されれば)問題ないでしょう。趣味にだって「ハレとケ」は必要ですよね?
 「ハレ」は華やかに楽しみたいじゃないですか。
 

 で、蛇足。
 レゴ社は「フレキシブルレール」の配合を変えて欲しいです……。現行で直線8+フレキシ16個のセットですが、これを直線11、フレキシ4個にしてくれないものか(苦笑)。
 フレキシは飽くまで「調整用」だと思うのですが。わかってないというか。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(9) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月19日

【ヒント・アイディア】Ryokuchakuma様の小半径カーブレール。急カーブから広がる世界。

 レゴトレインの標準カーブは実は1966年以来変更のないもので、よく「急カーブすぎる」とか云われます。緩カーブの開発が世界的に進んでいる?のはご承知の通り。
(ただ、カスタムメーカーさんの製品は遅れまくってますね……)

 しかし、路面電車や小型車両中心に愉しむ分には「まだまだ余裕ありすぎる」とか、「設置に場所とり過ぎる」という声もある筈です。

 既にトロッコ用のナローカーブレールは存在し、そちらはかなりの急カーブ。しかし、ナローゲージには動力の実用化が難しい問題が残りますし汎用性もありません。


 最近は路面電車作品を幾つもアップされているRyokuchakuma様が、この問題を解決されてきました。
 
 先方の記事「急カーブの実験&富山ライトレール 改造 」

 ナローカーブレールの内側に、標準軌間用のレールを増設した三線軌という方法。
 増設レールに、縦にした1×4タイルを使っています。今は実験段階ですが、最終的に色は黒に統一できたら雰囲気も良くなりましょうね。
 走行はガタガタしそうですが、それもまた味がありそうです。低床電車ではわかりませんけど、古典単車とかだと却ってリアル?

 走行テスト。通常のトレインモータのホイールベースなら問題なくクリアするようです。低床連接車の場合はホロを諦める必要はあるようですが。

 構造。テスト用。ちょっと強度的に不安?

 構造。支持を二箇所に。若干のコストは掛かりますが、確かにこの安定性は必要になりそうです。

 なんであれ、路面電車や小型車両に関しては急カーブは魅力を加える要素でしょう。入線車両は限定されますが(ホイールベースの長い2軸車は確実にダメ。低床連接車でも拙作のようなホロで連結してるのは多分ダメ)、急曲線って元来そんなものですし(笑)。

 それよりも、本棚の棚一段分であったり、サイドボードやオーディオボードのような家具の上で運転できるメリットは計り知れません。緩カーブ同様に、急カーブもトレインの世界を広げる力を持っていると思うのです。
 
posted by 関山 at 16:23| Comment(3) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月15日

【ヒント・アイディア】dugmence氏の、RC/PF用の90度クロスレール

 以前もbrickshelfで同種のアイディアを見た記憶があるのですが、もう探せず。
 幸いにも、dugmence氏が新たにアップされていましたので紹介する次第です。


  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=526168

 ごく普通のプレート・タイル・ジャンパプレートパーツのみで構成された90度クロスレール。
 制作上特に難しい要素は無さそうです。基本は直線ですから走行性能への影響も無さそう。色彩は分かりやすいよう派手にされてるのだと思いますが、気になるなら黒と濃灰だけで組めば良いのでしょう。
 前後の長さの調整は、それこそフレキシブルレールを使えば良いわけです。

 90度クロスレールは青レール時代に4.5V/12Vとも・灰レール時代にも4.5V/12V用が供給され、9Vにも当初ラインナップにはなかったものの後日追加された歴史があります。RC/PFになってからは商品化されていませんが、今のレゴのパーツ事情なら、こうして「自作」するのもありでしょうね。

 まぁ、問題は意外と90度クロスって使いにくいってことですが。
 また、日本だと実物が身近じゃなくて馴染みがないのもありますね。管理人は大昔の阪急沿線に住んでて、親戚も阪急沿線にいましたので西宮北口のクロッシングを当たり前のものとして認知してましたが、あれが日本随一のものと知ったのは後日のことでした(笑)。まぁ今も伊予鉄道・土佐電鉄にはありますね。
 ちなみに、アメリカだと割と当たり前にあります(アムトラックの長距離列車に乗ってると一度は通るくらい。最後のインタアーバン、サウスショア線にもあり)。欧州ではどうなのでしょう。
 
 でも、運転に組み込んでみると意外と楽しいのです。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(4) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月26日

大幅追記【ヒント・アイディア】デカップラ続報・Doug72氏の改良/関山のテストレポ

<写真追加および追記あり>

 先の記事「シンプルなデカップラ(camelboy68氏)」の続報。


 まず、Doug72氏により、よりスマートにまとめた作品も出てきました。

 レール下の空間が1プレート分で済む「薄型」です。外見もスマートで使用パーツ数も少なめ。但し、設置は平面な机や床に限られます(畳はNG。但し紙やプラ板などで処理すれば可?)
 左上が完成品。右は組立中を示したもの。

 元投稿はこちら(Eurobricks)


◆◇◆◇◆◇◆      ◆◇◆◇◆◇◆



 さて、Doug72式は簡単にできるので、実際に制作のうえ、テストしてみました。
<写真追加しました> 

 いくつかわかったこと。

・開放には若干の慣れが必要。動力車を勢い良く加速させる必要あり。
 PF動力車でも9V動力車でもOKですが、9Vでの超小型の軽すぎる動力車(拙作で言えば三井三池15噸電機など)では失敗しやすいです。PFでは小型でも電池の重さあるので概ね大丈夫。
 つまりは、動力車はある程度の大きさ・重さが望ましいと。

・連結器は2006年までの磁石が分離できる「旧型」と、それ以降の一体構造の「新型」がありますが、このデカップラはどちらも開放可能(素晴らしい)。実は「旧型」の方が磁力弱めなので、開放はしやすいです。また、旧型の場合、連結器自体に引っ掛かりがないので車軸などに引っ掛けて外すことになります。

・「新型」は磁力強すぎで、動力車の条件によって開放しにくい場合もあります。その場合、連結器の下部ポッチにφ1丸プレートなどをつけると、引っ掛かり易く、確実に開放されるようになります。
 ポッチは片方のみ付けます。すべての車両に付けるのも「現実的」でしょうか?

こんな感じ。

・灰レール4.5V/12V時代の開放ピン付きですが、両方が開放ピン付きだとストッパーが入り込む隙間なくダメです。車軸など他の部分にストッパーを引っ掛ければ大丈夫。

これはダメ。まぁ12V同士なら純正デカップラありますが……。
これならOK。

・青レール時代の赤青磁石連結器も引っ掛かりがないので、これまたストッパーを車軸などに引っ掛ければOK。
こんな感じ。要はどこかに引っかかってればいいのです。


・開放位置の列車停止精度は誤差1cm位でしょうか。但し、車軸に引っ掛ける場合、多少は停止位置精度がゆるやかになります。
 また、ボギー車の場合は更に停止位置精度が甘くなります。要は台車中心間ならどこでもOK。但し床下機器に引っ掛けると破損の可能性はあり、要注意ですが。


 というわけで、簡易デカップラは楽しい♪
 手動とはいえ「神の手」に頼らず連結器が外せるのは画期的に過ぎます(一般の鉄道模型では半世紀前に一般化していることではありますけど……)。

 「貨車同士」「機関車+貨車」という組み合わせも良いですが。「機関車+客車」も勿論あり。途中駅での機関車交換なども叶う。
 9Vならギャップ切って編成の前後で電力供給区分ければ(PFなら双方の動力車でch変えていれば)、「電車+電車」「本務機+補機」もできる? 基本編成+付属編成とかが再現できるわけですね。

 簡便かつローコストのデカップラは「運転」を変える力を持っていましょう。
 
<追記>
 構造、この写真ならわかりますでしょうか?
動作状態。

分解図。上に見えるタイル1×6の裏に張り付いているのは、45度逆スロープ1×2です。

 なお、「Decoupler」という言い方は、情報源のEurobricksのフォーラムに習いました。
 また、12V時代の#7862も「Remote Controlled Decoupling」。12Vに敬意を示し、レゴ的にはデカップラで良いと思います。

 一方、日本での鉄道模型一般では「アンカプラー」の方が定着していますね(関水金属カタログなど)。ただ、英語としてはどちらも素直に「連結器開放装置」という意味には取れないようです(或る種の業界用語?)。
 「Uncoupler Marklin」も「Decoupler Marklin」もそこそこ検索ではかかりますので、やはり混用はされてる模様です。
(まぁ「スピードレギュレータ」か「トランス」か「パワーパック」位の差異かもしれません)
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(3) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月18日

【ヒント・アイディア】引越とレゴ。レジ袋大活躍

 小さめの作品や組立済製品は、「スーパーのレジ袋」に入れてから箱詰め。
 破損の可能性はありますが、袋の中で散乱した部品ならば後日にテレビでも見ながらでも復元できましょう。移転先「ホーム」での復元は、イベント・オフ会などアウェイでの復元よりはずっと楽です。
 
 製品の空き箱とか菓子缶やトレーなど、蓋のない箱に入れてある未整理のまま部品なども、「スーパーのレジ袋」に入れてから元の箱に入れる。
 引越先で展開するときは袋を開けて箱にぶちまけるだけ。

 そんなわけで、貯めといたスーパー袋大活躍です。メリットは安い・タダ・若干は緩衝性があること。
 最近の透明度が高いタイプはゴミ袋には使いにくいのですが、こういう用途には向いてます。

 引越は飽くまで「輸送」にすぎませんから、この機会に整理しようとか環境小奇麗にしようとかの「邪念雑念」禁止。それ考えてると片付くものが片付かなくなりますから!
 あと部品類がどうしても混ざる可能性はありますが、「絶対に混ざらないようにする努力」と「後日混ざったものを整理する労力」を天秤にかける必要はありましょう。意外と後者が楽?
 勿論、整理されてるものをわざわざ混ぜる必要派ありませんけど。
 
 トレイン限定ですが、車両輸送はamazon.co.jpダンボール(平箱)最強。

 というわけで、引越控えておられる皆様の役に立てるかどうか分からぬ、ただ自戒的なエントリでした。
 
posted by 関山 at 18:17| Comment(2) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月12日

【ヒント・アイディア】この発想はなかった! シンプルなデカップラ(camelboy68氏)

 多くの鉄道模型では実装され、また灰レール12Vには存在したデカップラ(連結器切り離し装置)
 しかし、9V化以降レゴトレインでは実装・対応がありません。

 対して、ユーザーではいろいろなアイディアが試されてきました。
●側面から、楔をバッファー同士の間に割り込むもの。

●同じく側面から連結器同士に首を振らせて、連結器を外すもの(12Vのデカップラを側面から動かす感じ)。

●機関車にリモコン操作のデカップリング装置をつけたもの。これも連結器を上に上げるものあり、機関車から棒を突き出して貨車などを押し離すものもあり。
 ただ、どれも仕掛けが大掛かりになる問題がありました。見た目も線路脇に巨大な装置があったりでやや無理があり。
 また、機関車への搭載も魅力的ですが、入換できるのが特定の機関車に限られてしまいます。

 しかし、camelboy68氏のデカップラは凄くシンプルです。これは非作動状態。
 ほぼ線路間に収まるルックスにも優れます(写真は構成・原理がわかりやすいよう、意図的に派手なパーツで組んでいるのでしょう)。

 情報源のスレッド・レスはこちら(Eurobricks)。

 こちらは作動状態。
 薄く作られ、また特殊なパーツなど一切使用されていないのが瞭然です。

 動作原理は「連結器そのものを外す」のではなく、「貨車(等)の車輪を動かないようにストッパをかけ、機関車の牽引力で連結を外す」というもの。
 この発想は今まで見たことがありません。でも、レールの上で何かが引っかかって客貨車の走行抵抗が異常に大きくなった時、機関車が客貨車を切り離して走って行ってしまう……なんて事例は多々あります。そうした事故的事例をプラスに転じているのが素晴らしいですね。

 また、トレイン車輪の車軸部分を引っ掛けてるようですから、対象車両を選ばないのもメリットでしょう。


 動画。完璧な動作と言わずしてなんといえば良いのやら。
 運転が楽しくなるのは云う迄もありません。

 このデカップラ。シンプルなものですから、こうして各側線に設置するなんてこともできます。
 構造的に電動化も可能でしょう(シンプルではなくなりますが)。

 これは試してみたいです。
 
posted by 関山 at 22:01| Comment(4) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月11日

【ヒント・アイディア】意外と現実的? 直線レールでの緩曲線(mazta-k氏)

 直線レールを微妙な嵌め方をして、大半径の曲線を作るというアイディア自体は5-6年前にアメリカ?で生まれたものだと思います(初出判明せず)。
 しかし、どれほどの直線レールが必要かわからず、今ひとつ現実味の沸かないものでした。


 しかし、maztta-k様が確認してくださりました。

 先方の記事
http://maztak.blog.fc2.com/blog-entry-50.html

 半円で32本、とのことです。思っていたよりは「現実的な」数値といえましょう。一人では苦しいですが、みんなでレール持ち寄れば……? 或いは、レイアウト4角のうち、1角か2角だけこの大カーブにするのもありかもしれません。
 半径はレール11.5本分とのことです。直径だと22本。32ポッチ全長の車両換算で11両分。
 うーん、個人宅では難しいですね(苦笑)。

 無論、何らかのイベント会場なら不可能ではなさそうです。


 カーブ状態の保持は1×2プレートのみ。これで大丈夫だとか。ただ、9Vの場合に通電できるかどうかは不明です。
 それにしても、カーブが美しい! フルスケールはむろんのこと、ショートスケールでも長大編成が様になりそうです。


 もう一つ。
 シーサスクロッシング×3の駅構内。実用性はともかく、こうして並んでみると美しい。

 このレールは2007年の発売当時は未だまだ9V現役であり、システムとして出来は良くなかったRCへの抵抗もあったこと(PowerFunction以前!)、また開通方向の選択が致命的に不便であったことで注目されないままに絶版。そして今はプレミアが付いてしまいました……。
 今となっては開通方向の問題を解消した上での再販が望まれましょう。あと、片渡り線も欲しいかも(笑)。
 

posted by 関山 at 23:59| Comment(6) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月08日

【ヒント・アイディア】Oゲージ鉄道模型の車輪で9V集電車輪という試み(alainneke氏)

 Eurobricksより。
http://www.eurobricks.com/forum/index.php?showtopic=79145

 先に三線式Oゲージの記事を記しましたが、あれはアメリカでは未だまだ一般的な鉄道模型の規格。レールや車両はもちろん、各種部品類もリリースされています。

 スケールが近い?レゴトレインに部品の転用が出来ないか? という発想は出てきて然り。
 「NWSL /210 33" 0-scale」という規格の金属車輪を9Vの集電用に使う試みがベルギーのalainneke様によって為されています。
(「NWSL /210 33" 0-scale」はハイフランジのトイ・トレイン用で直径がレゴの純正車輪に近いもの、のようです)

 使用されている部品。車輪そのものと、集電に使うバネなど。

 組み込まれたところ。通常のトレイン車輪が金属製のものに変えられ、バネなどを組み合わせた集電装置が車輪裏側に密着して集電しています。
 車軸は金属製の様ですが(レゴ純正のプレーン軸か?)、車輪との間はワッシャで絶縁されているようです。
 炭水車に集電車輪を仕込み。エメラルドナイトが9VでXLモータ使って走る!

 この記事、最初に読んだ時は「Oゲージの車輪はどうやって入手するのか?」という問題が解決されていませんしたが、記事を追っていくと入手先も記されていました。
http://www.shop.osorail.com/category.sc?categoryId=206
 
 車輪は4個で17.95ドル。高いか、安いか?
 最近は中古の9Vモーターの価格もかなり上がってしまったので、そう考えると高くない? まぁ或る程度まとめて買わないと送料がバカにならないのはお約束ですが……。

 なお、車輪そのものはともかく、集電機構はもう少しシンプルにできそうな気がするのですが……?
 ワンオフなら真鍮線、量産なら真鍮板のエッチングで作れそうな気がします。まぁ前者にしても「云うほどは簡単じゃない」のは分かっておりますが。

 9Vの延命は、古いトレインファンに取っては重要な課題。
 金属車輪に入手できるものがあり、それが使える、というのは朗報でしょう。
 
 
posted by 関山 at 21:54| Comment(2) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月04日

【ヒント・アイディア】mazta-k様の「ライトブリックによる、室内灯」


 ライトブリック%54930c02という部品はお持ちの方も多いでしょう。2008年からの部品で、主にウインタービレッジシリーズなどに使われています。
 オレンジのLED点灯で、白熱灯っぽい雰囲気があり。ブロック自体がレフレクタにもなっていますので、光の拡散効果も或る程度はあります。

 さて。この部品のポイントは電池交換が可能なこと。LR41電池を2個使用。
 ゲームウォッチ世代の管理人にはボタン電池は高価なイメージがありましたが、今は1個数十円のものです。つまりは、電池消耗恐れずにLEDを光らせっぱなしにだってできる!


 つまりは、こうした使い方も可能ってこと!
 MAZTA-K様の681系電車7両編成に、1両1個でライトブリックを入れての室内灯点灯。

 メリットは以下。

・当然、常点灯:スイッチを適当なブロック等で押さえつけるだけ。
・電源不要:分散電源方式?ですね。
・配線不要:これは大きい。配線は邪魔で、且つコストも高い。ましてや車両間またがる配線はとても厄介。
・ポン付け可能:手持ちの全車両に装備する必要はなく、今日運転する予定の車両にだけくっつけるだけ。最低限のライトを使いまわせます。

 物凄くお手軽かつローコストに室内灯フル点灯が実現できてしまう……。
 問題があるとしたら、白熱灯照明の古めの題材か、さもなければ白熱灯色蛍光灯orLEDの今風の(しかもおもいっきり今風の)題材しか使えないこと。683系は後者なので違和感皆無。普通車も白熱灯色蛍光灯って東の感覚からすれば贅沢ですよ?

 あとは、編成が長いと点灯作業がやや面倒なこと。これだけの個数だと電池交換の手数もそれなりに掛かりそうってことでしょうか。


 それでも、静止画でこのインパクト! ましてや走行しているところときたら……感動モノです。
 実はMazta-k様に見せられるまで、自分も効果に関しちゃ「半信半疑」。
 この手は試して見ないとダメってこと痛感させられたのでした。

 
posted by 関山 at 20:21| Comment(6) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月01日

【ヒント・アイディア】日車ロマンスカーな、窓表現

 基本はAP様の試作品の応用です(感謝してます。あれがなければ、この発想出て来ませんでしたから)。





 色から、あのお題を作ると決めたわけではありませんので、勘違いされませんように(笑)。
 たまたまタン色の窓枠が都合よく手許にあったからですよ?

 ちなみに日本車輌製ロマンスカーというのは、1950年代末から1970年代に製造された日本車輌製造レディメイドの地方私鉄※向けの2つドア転換クロスの電車のこと。前面は湘南スタイル2枚窓のものも、貫通型のも存在した由。
 そして側面はあの時代の電車らしく、窓まわりに丸みの付いた、今から見ると優美なデザインの2段・2連の窓が並んでいました。

 ※:名鉄・富山地鉄・長電・北陸鉄道が発注社でした。ほとんど引退済ですが、富山地鉄では少数が健在。

 試作品に話戻せば、トレイン窓使ったお陰で「窓の丸み」が表現でき、1960年代らしさ?が強調できたかと。窓柱がぶっとくなるのはご愛嬌で。

 この手法で作れそうな電車は2−3連の手軽な編成で楽しめそうなのばかりなので、やっぱり何かは作ってみるつもりです。
 
posted by 関山 at 11:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月01日

【ヒント・アイディア】yone様の「#7938 超特急列車」の小改良。「DB」表示で灰レール時代風?

 「#7938 超特急列車」というと、既に何度も取り上げたようにセット内の組換最強でありますし、各種PFユニット類の部品取りにもコストパフォーマンス最強なセットです。
 ですが、列車のしての造形は今時のCityと思えぬほど優れたものであるのも忘れてはいけません。
 素直にその形状のまま楽しみ、かつ最低限のディテール補強を行ったらどうなるでしょう?


 あたかも1980年代、灰レール時代の列車のような「DB」の表示。
 灰レール時代は「DB」でもドイツ国鉄……ドイツ連邦鉄道のロゴマークでしたが、この作例では民営化された「DB」……ドイツ鉄道株式会社のロゴマーク。時代考証的にはこれで正解!
 あとは欧州の車両では未だにお馴染みの「1」「2」の等級表示。一等区画上には黄帯表示も。

 追加したのは「自作シール」のみ(クリアステッカーではなく、通常紙への印刷だとか)。黄帯はセット内からの捻出です。

 これだけのことで大きくイメージが変わってくるもの。リアルでもありますし、1980年代的志向でもあります。今のリアルな列車モデルの中でも、1980年代の灰レール4.5V・12Vの中でも溶け込めそうな雰囲気です。

(それにしてもトレインの「DB」シール。公式にも復活しないものですかねぇ。「DB」以外は似合わないので(暴言!)他はなくてもいいですが。「OeBB」「SBB」とかのドイツ語圏はあってもいいかな?)

◆◇◆◇◆◇◆  ◆◇◆◇◆◇◆


 丁度ただいま#7938が「最安値」をつけています。マケプレ品送料込で10180円! ほぼ10000円!
 いじり倒すなら、今? amazon.co.jp扱いの10363円も神価格ですが、何時までも続くものでもなさそうです……。

 ちなみに本物の「超特急」#10233が予告されてしまい、#10000代とCityの間のデザイン格差が問題になってきそうですが。でも、#10233っては1970年代末のまだゴチャッとした時代の電車がモデル、#7938は21世紀入ってからのシンプル・すっきりしたデザインの電車がモチーフ。これって#10000代とCityの間の壁っていうよりは、時代の壁って感じなんですよね。
 思えば、車や飛行機だと1970年代と2000年代ってかなりデザインの「すっきりさ」が違う。フラッシュサーフェスが当たり前になったのがあの30年間だったのかもしれません。無論、電車もまた然りと。
 
 
posted by 関山 at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月29日

【ヒント・アイディア】新型PF-Lサイズモーターが使いやすそうなこと

 情報源はEurobricksのSelander氏の投稿より。
http://www.eurobricks.com/forum/index.php?showtopic=73529


 

 
 「#9398 4WDクローラー」に2ケ入っている新モーター、サイズがこれまでのMサイズより大きめなためトレイン的には使いにくいかと思いきや、そんなことはありませんでした???

 テクニックな取り付け穴などが多くなっているため、こういうモーター自体を台車の強度メンバーにしてしまうようなシンプルかつ大胆な使い方が出来てしまうようです。


 その気になれば、超高速?の動力車を作ることだって可能。どんな走りか興味津々?

 従来のPF-Mサイズモーターは速度やトルクは非常に優秀でしたが、こうして見るとテクニック用の穴が少なく取り付け方法が限られる問題があったことがわかります。トレインビルドに限らず、Mサイズモーターの取付強度に悩んでいた方にも朗報になりそうです。
(但し、この使い方だと背が若干に高くなるのは覚悟必要ですが。モーターやケーブルの飛び出しも機能・デザインとして看做す必要ありそうです)

 ちなみにLサイズモーター 「bb571c01」は現状バラ売りは無いものの、bricklinkでは出回り始めています。
http://www.bricklink.com/catalogItem.asp?P=bb571c01
 Mザイズよりは割高ですが、この使い方見るとちょっと試してみたくなります。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(4) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月23日

【ヒント・アイディア】サポート付きパネルの表情(お題は関西のあの電車?)


 2010年ころからレゴのパネル部品が「サイドサポート付」に移行しているのはご承知のことだと思います。窓部品として多用されるクリア系も例外ではなく、最近は各サイズでサイドサポート付きの流通も増えてきました。
 今のところサイドサポート付きの新型%87552も、サイドサポート無しの旧型%4864bも相場や流通量は均衡しています。将来的にはサポート無しの旧型は希少化してくるのでしょうが……。

 さて、この両者。
 窓に使うと当然見た目だって大きく変わってきます。ちょっとテストしてみました。

 関西の方ならお馴染みの「あの電車」の側面の一部。
 1960年ころからずーっと同じ側面意匠を続けてきましたよね。窓3つ。そして窓の周りで目立つはアルミの窓枠と。マルーンにこだわる車体色や木目調のインテリアと相まって、車両デザインの傑作。「電車でD」でも有名ですよね?

 左がサイドサポート無し。右が有り。さぁどっちがあの電車っぽく見える?



 これも「あの電車」の亜種。同じ顔つきで側面違い・クロスシート車という渋さが魅力♪ 2連下降
窓は元祖でこそ無いですが、洗練されたデザインであることに間違いはありません。

 これも左がサイドサポート無し。右が有り。
 

 最後に蛇足というか念のため。
 「あの電車」は製作予定に考えてはいますが、すぐ着手する予定はありません(苦笑)。かつて沿線に在住+今も親戚がいる以上、思い出深い電車ではあるんですけどね。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月05日

【ヒント・アイディア】9Vトレインモーターを修理してみました。ゴム輪の欠落。

 中古で購入した9Vトレインモーターの中に、ほぼジャンクの1台が混ざっていました……。
 通電・動作はするのですが、集電性能が最悪のレベルです。


 よく見ると、車輪のゴム輪が喪われていました。
(bricklinkの東欧系セラー恐るまじ。まぁ爪破損により相場より安かったのでとんとんですが)


 こちらは正常品。ゴム輪があります。関係無いですが端部の爪も健在。

 さて。クレーム(凄く、めんどくさい……)する前に気を取り直して。
 9Vトレインモーターの車輪は「プラ製の輪心部」「金属製のフランジ」「ゴム輪」の3パーツで構成されています。金属製のフランジが集電を受持、ゴム輪が走行時に粘着性能を稼ぐわけです。

 で、ゴム輪は走行性能稼ぐだけではなく、微妙に金属製フランジの位置決めの役も担ってます。これがないとフランジが適切な角度でレール面に押し付けられず、集電性能もガタ落ちになってしまうと。

 要は、適切なゴム輪が手に入ればいいわけで。
 そんな都合のよいものがあるかというと……あるんですね。しかもレゴの純正品!


http://www.bricklink.com/catalogItem.asp?P=x71
 %x71というゴム輪部品(Φ2で丸断面)。ダメ元で他の部品のついでに取り寄せてみたら、プラ輪心がちょうどΦ2なのでジャストサイズ。色が白なのは……供給と価格の都合で致し方なし。


 これで機能回復。ばっちり集電し、ばっちり牽引します。
 長期の耐久性は未テストですが、まぁ天下のレゴの純正部品なので……まぁ何とかはなるでしょう。


 さて……。
 手許にはなお、輪心が微妙に壊れたトレインモーター1個と、肝心のモーター部が死んでるトレインモーターが1個づつあります。答えはニコイチ。そのうち手術手がけるつもりですが、こういうこともあるので壊れたトレインモーターにも存在意義はあるのです。

 ただ、自分のトレインモーターの購入数(数えた事無いですが、怖くて……)から言うと「不良」はこの3個のみで不良率低いのも事実で、おもちゃにしては頑丈と云うべき。ここは「レゴ」のクオリティです。
 とはいえ、古い個体では、もう21年前のものもあるはず(年代特定できませんけど、bricklinkで中古買うと古いものの可能性もありえる)。今後の劣化の可能性も含め、9Vトレインモーターはこうしたメンテの機会、増えて行きそうです。
 なるべく長持ちしてくれるといいのですが。

補足:カンザンブリック扱いでの9Vモーター中古は、動作確認(+1ヶ月保証)の上で納品させていただいております。ご安心ください。
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2012年03月26日

【ヒント・アイディア???】Φ3mm系の硬質パイプを切るのはあり、なし?

 先日SUU氏に教えてもらったネタで。

 「純正」でのビルドにこだわる向きにとって難しい問題に、Φ3mm系の硬質パイプを必要な長さに切るのは有りや無しや……というのがあります。
(その辺割と外道というかアバウトな管理人は何の躊躇もなく切ったりしてますが)

 で、SUU氏いわく「公式のインストで行ってる製品があるはず。昔のと、あと最近ので」と。

 昔のは見つけられなかったので、最近の事例を貼っておきます。


 「#21003 スペースニードル」より。
 ハサミの図が明示してあり、切るように指示しています。
 理由はわかりませんが、このセットのために純正でのカットが出来なかったからでしょうか?
 
 これで「純正」にこだわる方も安心してΦ3mm系硬質パイプ「なら」切っても大丈夫ということになりましょう(笑)。


 少し前の製品ですが、未だ入手できます。初期のこのシリーズの中でも真四角なビルじゃないので見栄えはする? 展望台部分に大きなギア使っているんですね。
 
posted by 関山 at 21:31| Comment(2) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月17日

【ヒント・アイディア】ホコリ取りは重要な問題

 レゴやってて、製品や作品をそこそこ飾ってると問題になるのは「ホコリ」。特に冬は乾燥の上発生源も増えるので大変です。
 基本、100均一のナイロンブラシ(当然105円)で落としていました。静電気で落とすので安っぽい割にはよく落ちるのです。ブラシにホコリが溜まってきたら水洗いと。しかし、予備でも買っておこうと思って近所の100均2軒回ったら、2軒とも扱いが無くなってました。原価的に105円で売るのが無理そうなブツでもないので困ったものです。

 

 で、おなじみamazon.co.jpで探すと、「ホーム・キッチン」ではなく「パソコン周辺機器」として当該品がみつかりました。291円(送料込)もしますが(笑)、100均のよりは一回り大きく価格分の価値はありそうです。

 解説・スペックは以下。
静電気でホコリを吸着するブラシOA・AV機器周りのお掃除に便利なロングタイプのブラシです。人工的に静電気を発生して、ホコリを吸着します。柔らかな穂先で傷つきやすいディスプレイ画面等にも安心してお使いいただけます。● 握りやすいスリムグリップ握りやすさを追求したスリムグリップです。ペン感覚でブラッシングできます。● フック受け穴付穂先にくせがつきにくいように、吊り下げて保管することができます。

全長 : 300mm /
材質:柄:ポリ塩化ビニル、ポリエチレン 毛材:ポリプロピレン、ポリエチレン
原産国:台湾
 レビュー平均は☆★★★★(星4つ)で25件も。細かく読むほどのものでも無いですが、でもお手入れ方法は参考になるかもしれません(笑)。

 

 小型のタイプ。こっちのほうが100均でよく見かけたサイズですね、というか100均商品そのものですが(笑)。でも近くの100均で売ってないならありがたい限り。164円送料込ですので送料59円と考えると申し訳ない位。
 サイズ的には上のと合わせて使い分けしたいもの? よって両方買うのが吉。

 さて、このジャンルにも高級品があります。

 こちらのカテゴリはホーム・キッチンではなく「ホビー」。
 タミヤの「モデルクリーニングブラシ 静電気防止タイプ 74078」という品で、33%offで価格は1050円也。

 メーカーページこちら。
http://www.tamiya.com/japan/products/74078brush/index.htm

 効能を引用しておきます。
【 専用ツールならではの高性能 】 スケールモデルの表面に付いたホコリやゴミを取り除く専用ブラシです。静電気を取り除いてホコリなどの再付着を防ぐ除電ブラシと、彫刻線などの細い溝のクリーニングに便利なミニブラシを装備。静電気をためにくい、クロムメッキされた金属軸を採用しました。スケールモデルはもちろん、家電製品やOA製品にも使えます。

有機導電性繊維(銀色のやや短い毛)がモデル表面の静電気を取り除いてホコリを落としやすくし、PBT樹脂毛(白色のやや長い毛)がホコリをやさしく払い落とします。

毛先が長く絡みにくいので、入り組んだ部分にも使えます

PBT樹脂毛を使用したミニブラシは適度にコシが強いので、細い溝につまった削りカスなどをかき出すのに便利です。金属製キャップ付き。
 静電気を取り除く効果が期待でき、再付着も防止できる……みたいです。ちょっぴりお高いですが。
 それ以前に細かいところ用という感じなので、やはり使い分けは必要になるのでしょう。
 
posted by 関山 at 23:55| Comment(3) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月11日

【ヒント・アイディア】とっても簡単なガーダー橋(高架区間)

 先に勾配の作り方について触れました。

 でも、普通にやるとレールが空中にむき出し。おもちゃ的にはこれでも十分なのですが、ルックス面では難があります。あんまり、格好良くない。

 かといって、本格的に高架橋作るのは大変。
 それこそ大変なパーツ量と手間と時間を喰う。大規模展示でのジオラマなら、或いは小規模なビィネット(クリブリのコンテストサイズの作品とか)ならともかく、普通の運転には無理な話です。直線はともかく、曲線つくろうとしたらそれこそオオゴトですし。


http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=474076
 さて。
 以前ターンテーブル作った際、「中路式」を採用しました。上路式が機関車の見栄えから理想なのですが、路盤とのクリアランスの関係で中路式にした次第。

 この中路式は非常に作りもシンプル。レールの耳というか枕木部分を、2幅のプレートに挟んだだけ。ポッチの間にプレートを挟むという手法※の流れです。

※この組み方は今はあまり使われませんが、1970年代、今ほどベクトルチェンジ系(ヘッドライトブロックやら、各種ブラケットなど)がなかった頃は多用されていました。

 で、実物もそうですが、ターンテーブルの桁というのはガーダー橋と構造的に何ら差異がありません。そうなれば答えは見えてきましょう。



http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=485925
(検閲解除済)

 こんなのを試作してみました。
 「2×4」のプレートをレールの「ミミ」にハメ、中路式ガーダー橋らしきものにしてみる。勿論、曲線だってOK!


 必要なのは2幅のプレートだけ。鉄橋に使いそうな「赤」や「黒」は大量に購入しても安いものですから、こんな使い方しても大丈夫です(とはいえ、規模により2×4プレート数百枚単位の手配が必要ですが……パーツ代より送料が怖い世界)。
 手間も完成した高架にペタペタはめてくだけ。

 無論、ルックスに関しては本格的な高架橋には到底かないません(というか本格的に作ってる方に対して失礼ってもんですコレは)。
 飽くまで「手軽に」「シンプルに」「金も手間もかけずに」がコンセプト。

 え、見慣れたコンクリの高架橋と雰囲気違いすぎるって?
 シカゴの「L」(高架鉄道)と思えば如何……?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%AB%E3%82%B4%E3%83%BBL
 街中をガラゴロ、ガーダー橋(デッキトラスも多々ですが)で一回りする電車でし。今は通勤電車だけですけど、大昔は食堂車付きのインタアーバンも乗り入れてたそうな。
 
 ですから、その辺のアメリカンインタアーバンの末裔たる、日本の私鉄電車(京阪とか京急のような、元「軌道法」適用の電車)が走っても違和感はないんですよ、多分(笑)。
(でも、エレクトロライナーは何時か作りたいですけどね)


 (未公開の)赤い電車に関しては「次回のお楽しみに」と。
 写真は撮ってあるので(何時もながら、面倒くさい!)遠からず記事書きます。


 最後に補足。
 この簡単ガーダーも「灰色のプレート」でコンクリっぽく、柱もアングルではなくただの角柱にすればコンクリっぽくみえるかもしれません。どっちも黒やアングル柱よりコストは掛かりそうですけど。



posted by 関山 at 23:58| Comment(4) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月09日

【ヒント・アイディア】電化区間には、架線柱!



 架線柱を作ってみました。



 あるとなしでは大違い。電車や電機をぐっと魅力的に引き立てます。
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=485721
<その他の画像はこちら[検閲中]>

 イメージは欧州系の鉄製のアングル組んだ柱のもの。古い……1950年代までに電化された区間に使われていそうな古典的タイプ。
 直流電化区間でも、低周波数の交流電化(西欧に多い)でも見立てができます。商用周波数交流電化区間(下のロシアの例が該当)でも、なんとか。
 一応欧州形用ですが、アメリカの古い電化区間も写真見る限りこんなのですし、日本の大手私鉄(京急や京阪など軌道由来の会社)では鉄製アングルの架線柱はさほど珍しくありませんでした。

 一方で、日本国有鉄道の電化区間にはちょっと似合わないですね(苦笑)。


 参考写真(管理人撮影)。シベリア鉄道の古い電化区間(1955年頃の電化)。バイカル湖付近。
http://seihoukaisya.seesaa.net/article/124261741.html
 より抜粋。


 この架線柱のキモは、「%48002a Boat Mast 2 x 2 x 20 with Holes」という部品。良い感じに先がすぼまり、良い感じにアングル材のモールドが付いている。その上、良い感じの長さで、良い感じに穴が開いてる。

 勿論、用途が用途ですから同じ部品が大量に入手でき、かつ安くないと困ります。
 で、この部品の元来の用途は帆船のマストですから高価とか供給が少ないかとおもいきや、さにあらず。
 POCとかで帆船が連発されたお陰か、2011年現在非常に廉価かつ大量に供給されちゃってる部品なんですよ。数十本の程度の購入でもフトコロ痛まないでしょう。
(とはいえ、世界中のトレインファンがこの部品に殺到したら恐ろしいことになりますけど。その意味では禁断のテクニックかもしれません)

 勿論、カンブリでも取り寄せできます(10本〜100本程度可能)。


 ディテール部分はデコラティブ、かつ、ちょっと玩具的な雰囲気を意識しました(だからリアルってわけじゃないです)。白い碍子はお気に入り。
 他にもあれこれ追加する余地はあるかもしれませんが、今はこれで満足。



 設置間隔はレール2〜3本に1本程度でよさそう。
 運転用と云うより、撮影用や展示用に3〜4本程度あってもいいかもしれないですね。
 
 
posted by 関山 at 16:49| Comment(3) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月29日

【ヒント・アイディア】フレキシブルレールを9Vで使う

 RC/PFトレイン用のフレキシブルレールは、もちろん9V環境でも使えます。


http://www.bricklink.com/catalogItem.asp?P=88492c00


●そのまま使う
 4ポッチ分の長さは、9Vトレインモーターのホイールベースぎりぎりの長さ。つまり、フレキシ1本なら9Vモーターは通過可能です。
 これを使うと、意図的に「ギャップ」「電気的セクション」を設けることができます。

 ギャップを切ると、1本の線路での複数列車運転、1本の側線への複数列車留置、リバース線などが可能になります。ただ、電気的に切られている部分にそれぞれ通電させる方法も併せて必要になりますので(フィーダ線とかスイッチとか、或いは別のスピードレギュレータなど)そんなに便利・万能というわけではありませんが……。
 取り敢えず、純正品の範囲で可能性が広がるということで。


●魔改造(可逆的かつ、簡単)
 家庭修繕用のアルミテープ(5cm幅くらいのよくあるやつ)は通電します。
 これを貼れば、あら、4ポッチ長さの1/4直線レールに早変わり。
 また、曲げた状態でテープを貼れば、4ポッチ長さの1/4曲線レールにもなります。流石にフレキシブルに曲げ直しは出来ませんけど、ぎりぎり実用にはなります。

 上記は言うまでもなくテスト済。先日の17回運転会のコースで数カ所使いましたが、電気的トラブルは皆無です。長期的に見ると9Vレールのステンレスとアルミの接触による障害は予想されますが、まぁその時はその時です(笑。アルミの方は交換すりゃいいのですし)。
 耐久性というと、ジョイント部分の通電性の長期的な確保も定かではありません(貼ってるだけなので、抜き差しをこまめにする用途には向きません)。

 余談ですが。
 アルミテープ貼った通電レールを何本も繋げて長く使う用途はまだ未知数です。
 Me-modelsのアルミ無垢直線レールはルックス最高であるものの、やや高価なので(レールそのものと言うよりはアメリカからの送料が……)、プラ製レールのアルミテープによる通電化は長期的にテストしなければいけない課題ではあります。
(まぁ9V環境でも、RC/PFレールは側線用。或いは展示や撮影用などいろいろ使い道あるのですけど)


 アルミテープ、amazon.co.jpのリンク貼ろうかと思いましたが、送料のほうが高そうなのでやめときました。近所のホームセンター等、どこでも売ってると思います。
 「フレキシブルレール」amazon.co.jpのリンク貼ろうかと思いましたが、現在品切れで高いマケプレ品しかありません。でも、少量のお試しとかギャップ用なら#7938や#7939に入ってる分で十分ですよね?

posted by 関山 at 18:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月26日

【ヒント・アイディア】レゴトレインでの勾配区間の作り方


(先日の第17回運転会より


 これまであんまり記されたのを見たことがないので、メモ書きのつもりで。

 昔(2000年ころで、大人のレゴファンの活動黎明期)から云われているのが
「レール1本(16ポッチ長)に対して、プレート2枚高」
 という原則。

 この原則の根拠とかは自分も見たことはないのですが、経験則から云って間違いではないです。
 レール1本に1ブロック高(=3プレート分)では、9Vトレインモーターの登攀能力を超えてしまい、動力車単行ならともかく「列車」としてはかなり苦しくなります※。

※専用の強力列車。それこそ箱根の登山電車みたいなのをオールM編成でというなら可能性は拓けそうですが。

 かといってレール1本に1プレートでは、あまりに高度を確保するのに苦労することでしょう。相当大規模なイベントじゃないと無理です(昔のEJLTC総会で行なってましたが……)。
 レール1本に対して、プレート2枚高、というのは経験則と現実との狭間で生まれたのでしょう……たぶん。これくらいなら、「機関車(モーター1台)+客車4両」位はぎりぎり運転できますから。

 で。この数値でもって、立体交差を可能にする14ブロック分の高さを稼ぐのにはレール21本分。登って下っては42本分……。
 「え、こんなに!」と思う本数ですが、曲線レールなら1周分16本が必要なのがレゴの規格。ループ線想定すれば1周+4本で取り敢えず登らせることはできます。これが二組と考えれば、如何?
 もちろん、勾配区間と曲線が重なるのは望ましくありませんので、直線だけで勾配作るのが望ましいです。まぁ、いろいろな意味で難事業になるでしょうが。
 ここも妥協点として、直線曲線を1:1くらいで混ぜるのがいいのでしょう。これでも6畳間には収まります。勾配区間は「一方通行」にして、上り線は直線を多めに、下り線は曲線のみで構成するのも手です。

 なお、登攀能力に関しては哀しいかな、9V以降のRCやPFでも改善されていません(苦笑)。ほぼ同じ原則が当てはまるはずです。


 あと、余談。
 橋脚は必ずしもレール1本に1基必要というわけではありません。
 レールそのものを補強すれば「多少」の間引きも可能で、レール2本に1基でも、まぁなんとかは。
 但し、間引きが連続すると流石に安定性がよくないので、「2−1−2−1−2」みたいなのが無難でしょうか。

 もう一つ、余談。
 橋脚とレールの固定は普通にくっつけるだけで大丈夫です。勾配の分、わずかに斜めになるはずですが、それくらいはABSのたわみの許容範囲ですから。ルックスにこだわるなら、何らかの「首振り」で角度つけるのもありかもしれませんけど。
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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