
固定クロスシート。シートピッチ1430-1550mmクラスの。いわゆる普通車の座席だったもの。
適用範囲は非常に幅広い。

スハ43系列以後はシートの肩部分に「頭もたせ 兼 掴み」があるのでポチスロで表現。これがあると無いとで居眠りの安楽さは段違いなのでした。
サンプルは木製ニス塗りイメージですが、灰色で作ればそのまま鉄製の近代的タイプになります。

構造。シンプル。アレンジはいろいろ可能でしょう。
背もたれ部分を丸太パターンブロックにすると柔らかそうに見えますし、グリルブロックにすると段織モケット風に見えるかも。カラフルにするとE233系などの今風にも?
さて。
この快適そうだけど迫っ苦しいという、あの国鉄型クロスシートを再現した座席。
問題点は言うまでもなく座面に使ってるレール付プレート。座席に使える「青」は激レア部品で超絶高価。三等車のほうが一等車より座席に金かかるなんで冗談にもなってない。
サンプルに使った赤も割と高価な方です。たまたま手許にあったのでサンプルに使っちゃいましたが。
割と現実的な価格なのは緑色。
国鉄だと1959年ころまでは普通車(三等車)の座席モケットは緑だったので、その時代の再現なら有。
ただ国鉄の1960−80年代というおおきなボリュームがNGなのは辛い。まぁ青いスハ43や青いオハ12でシートも青って芸の無い色ですから、時代考証無視で緑シートで良いのかも。
茶色はやや高いけど不可能じゃない価格か。国鉄型車輌でも1980年代後半は茶色のも増えてきます。
その意味でダークタンはあり(パーツそのものは寧ろ安い)。お洒落すぎて国鉄っぽく見えないのがなんですが。
黒や白は安いけど座席には向かないですよね(笑)。灰色系はなんとか使えるかしら。
ともあれ。
先のリクライニングシートもそうですが、窓からシートバックが見えると「旅情」を誘うはず。
そういう効果もインテリアの醍醐味と。

膝を突き合わせる狭さもこの座席ゆえ。ミニフィグ詰めて賑やかなのもまた旅情也……。