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2015年03月13日

【ヒント・アイディア】固定クロスシート。問題は高コスト。

 151系の前に先こっち記事にすりゃ良かった? て話はともかく(笑)。



 固定クロスシート。シートピッチ1430-1550mmクラスの。いわゆる普通車の座席だったもの。
 適用範囲は非常に幅広い。


 スハ43系列以後はシートの肩部分に「頭もたせ 兼 掴み」があるのでポチスロで表現。これがあると無いとで居眠りの安楽さは段違いなのでした。

 サンプルは木製ニス塗りイメージですが、灰色で作ればそのまま鉄製の近代的タイプになります。


 構造。シンプル。アレンジはいろいろ可能でしょう。
 背もたれ部分を丸太パターンブロックにすると柔らかそうに見えますし、グリルブロックにすると段織モケット風に見えるかも。カラフルにするとE233系などの今風にも?

 さて。
 この快適そうだけど迫っ苦しいという、あの国鉄型クロスシートを再現した座席。
 問題点は言うまでもなく座面に使ってるレール付プレート。座席に使える「青」は激レア部品で超絶高価。三等車のほうが一等車より座席に金かかるなんで冗談にもなってない。
 サンプルに使った赤も割と高価な方です。たまたま手許にあったのでサンプルに使っちゃいましたが。

 割と現実的な価格なのは緑色。
 国鉄だと1959年ころまでは普通車(三等車)の座席モケットは緑だったので、その時代の再現なら有。
 ただ国鉄の1960−80年代というおおきなボリュームがNGなのは辛い。まぁ青いスハ43や青いオハ12でシートも青って芸の無い色ですから、時代考証無視で緑シートで良いのかも。

 茶色はやや高いけど不可能じゃない価格か。国鉄型車輌でも1980年代後半は茶色のも増えてきます。
 その意味でダークタンはあり(パーツそのものは寧ろ安い)。お洒落すぎて国鉄っぽく見えないのがなんですが。

 黒や白は安いけど座席には向かないですよね(笑)。灰色系はなんとか使えるかしら。

 ともあれ。
 先のリクライニングシートもそうですが、窓からシートバックが見えると「旅情」を誘うはず。
 そういう効果もインテリアの醍醐味と。


 膝を突き合わせる狭さもこの座席ゆえ。ミニフィグ詰めて賑やかなのもまた旅情也……。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月10日

【ヒント・アィディア】リクライニングシート。今風の作ってみた。

 今風のグリーン車や私鉄有料特急車用のリクライニングシート。
 ポイントは「コストをそれなりに削ること」「設置車輌を選ばぬ汎用性」。

 なにせ数が居るものですからあんまりコストは掛けられない。
 設置車両ごとのワンオフではなく、或る程度使いまわしたい。

 あと、気分だけでも「通路」への配慮も忘れたくないと。

 左から今時のグリーン車(欧州の一等車)的雰囲気。真ん中のは私鉄のちょっと豪華な特急車。
 右端は古めのグリーン車や一等車イメージ。敢えてプレーンな形状に。

 言うまでもなくカラーリングは「仮」。コレ次第でイメージも変えられましょう。
 写真とってから気が付きましたが、座面と前席ボールジョイントの間にポチスロor1x1タイルを貼るとレッグレスト付きにも出来るかも。

 ミクセルボールジョイント付のプレートは上面ポッチが「穴あき」なのがポイント。それにより、座面を中央に固定することができます。同じ事は旧規格のヒンジでも可能。
 但しカチカチヒンジやクリップ系だと上面ポッチに穴がないのでそのままでは使えません。

 床材は一箇所ミクセルボールジョイント用の「穴」を開けるだけ。通路側に関しては長材が使えますので強度やコストで有利。
 座面高さは極力低くなるようにしています。車輌の天井高さとかに制約がないように。拙作にはえらく天井が低いものもありますので……。

 コストが掛かりそうなのは1x2or2x2のカーブスロープかも知れませんが、これは現在飛躍的に供給量増えていますので問題にならなくなってくるでしょう。無論作例に示したよう、2x2のタイルでもデザインは成立します。
 ポチスロによる包み込むような枕部分の効果はお気に入りです。コレがあると豪華に見えますし。

 シートバックはタンテ上部を使うことで薄く。あんまり重苦しくするのも何ですので。ここは題材による使い分けでしょうね。球面逆タイルも有りか。

 着座状態。肘掛の表現が薄味なのは気になっているのですが、昨今の新型ブラケット類使うとコストが上がるのと通路幅が犠牲になる問題有り。妥協点です。
 
 設置ピッチは4ポッチ。特急普通車も理想主義的には1050mm位のピッチは欲しいところですから(昔のグリーン車……特別2等は1160mm)、普通車にこのシート使うのもありかな?

 一方で新快速などの転換クロスは3ポッチのピッチで、今までどおりタウンシート使うやり方で大丈夫か。肘掛つけると見栄えしますしね。

 さて。
 実は難儀してるのは固定クロスシート。あれは未だに納得行く表現にたどり着いてないのです(苦笑)。
 

posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月24日

【ヒント・アイディア】分散電源[ライトブロック]でヘッドライト点灯。無限の可能性?

 ヘッドライト点灯が現実的なものになったのはPowerFunction時代のメリット。9v時代はライト配線してもマックススピードじゃないとライトが効果的に光らないという半ば欠陥仕様でした(苦笑)。

 無論、独立電源という対策は有りましたが。純正で006p角型用電池BOXは存在しましたから。

 ただ、PowerFunctionであれ9vであれ(いや4.5vや12vも)、ライト点灯は配線が長く複雑になり、それがコストアップにもなってしまう問題があります。それ以前に構造複雑
 あと、ヘッドライトはいいけどテールライトは? 編成の後ろまで配線通すのは非現実的。独立電源でも006p電池の重量は馬鹿になりませんし。

 答えはより小さな独立電源。


 おなじみライトブロックを使ったヘッドライトのアイディア。無論テールライトにも使えましょう。
 プリズムとそのホルダは9v時代のものですが、供給は割合多くて廉価です。

 ライトブロックは周辺に光拡散するイメージ有りましたが(故に室内灯向け)、こうして見るとヘッドライトにも十分使えそうです。

 9v車輌にも組み込み容易。
 あと、純正の光ファイバー(バーと同じ太さ。ヘッドライトブロックに差しこみも可)を使うとかなり柔軟な配線もできてしまうかもしれません。

 可能性が大きく広がります。
 問題はライトブロックの供給状態でもありますが(苦笑)。バラ売り希望ですね……。
 

 

 
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2015年01月14日

【ヒント・アイディア】レゴモーター各種の比較サイト「LEGO(R) 9V Technic Motors compared characteristics」(Philo氏)



 taizoon様から教えてもらいました
「LEGO(R) 9V Technic Motors compared characteristics」
 Philo様作成。

 レゴの電気系が9Vになって以来のモーター各種の性能比較。小はマイクロモーターから大はNXT用モータまで。マイナーどころでは教育用のみのPF-Eモーターまで!
 気になるトルクに回転数(等)を計測しています。

 トレインに限らず、テクニック等電気系を触る方は必見の内容ですが、ここではトレイン的に興味深い部分を観ていきます。


 以前も指摘されていましたが、9V/RC/PFの各トレインモータは属性が異なります。
 トルクではPF>9V>RCの順であり、2006-2009年規格のRCトレインのダメさが際立っていましょうか。

 また、ホライゾンエクスプレス用いての比較画像で、同じ編成を9VとPowerFunctionで両方走らせて比較した場合、PowerFunctionのほうが明らかにパワー的余裕あった事例を裏付けています。、

 トレイン自作動力で使われることの多いPF-Mモータとその後に出てきたPF-Lモータですが、そのトルク差は 1.7倍にも及びます。寸法差異が少ないがためPF-Lモータの実力って量りかねる部分がありましたが、実際に測定してみると違いは明らかなのですね。
 自作動力車輌で牽引力が欲しい場合、Lモータを選ぶべきなのでしょう。

 なお、XLモータのトルクはとてつもないことになってます(Mモータの4倍!)。大きすぎて使いにくい印象はありますが、一度あの大トルクは使いこなしてみたい……と思わされますね。

 細かいところは……正直、わかりません。
 でも、知っている方が読んだら興味深い資料と思うのです。
 
posted by 関山 at 21:21| Comment(1) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月21日

【ヒント・アイディア】1モーターで全軸駆動。Adiemus様のアイディア

 ツイッターより。


 
 全軸駆動の動力ユニット。恰もNゲージの動力ユニットの如し。
 どこにPowerFunctionの機器類(電池ボックス及び、PF受光器)を置くのかという疑問が生じますが、上面処理次第でドライブシャフト上にも置けますね。

 全軸駆動のメリットは、牽引力の確保
 同じ出力でも、駆動軸数が増えると牽引力は増します(何か公式とかありそうな気がするのですが……)。Mモータ1基でも、2軸駆動よりは4軸駆動の方が当然パワーは期待できる。

 無論、ボギーの鉄道車両なら「Mモータ2基使用」とか「トレインモータ2基使用」とかの「力」でゴリ押ししちゃう手もあります。しかし、モータ個数を変えずに駆動軸数を増やすという「技」ってすごく新鮮です。無論、複雑なギアトレーンには効率を下げる懸念もあります。しかし、レゴテクニック系の精度的にはこの程度のメカなら機械効率は許容範囲……?

 上手くいくかどうかは分かりませんが、PFならではの技術的チャレンジは非常に興味深いものです。

 あと、このアイディアは電車だけではなく、電気機関車や(箱型の)ディーゼル機関車にも使えましょうね。どこまで全長を詰められるかも、検討課題になりそうです。
 
posted by 関山 at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月17日

【ヒント・アイディア】魔改造じゃない、90度じゃないクロスレール(djm様)

 レゴのクロスレールは青4.5V時代から一律90度のみ。
 現実にはあんまり存在しない(※)、90度クロス。

 ※:アメリカでは本線鉄道にも多々ありますが。あと、欧州では専用線や路面電車では珍しくないようです。日本でも多くは専用線内か、片方が路面電車の場合。片方本線・片方路面の90度クロスは伊予鉄道には残ってますね。

 そこで画期的な? 90度じゃないクロスレールです。
 Eurobricksより。 djm様の作品。

 魔改造で作ったものも過去に見た記憶があるのですが、こちらは魔改造なし。純正部品のみ。





 未だ荒削りな印象は受けますが、実用には足るようです。テクニック系でガチガチに?固められていますから強度・耐久性はありそう。
 レールそのものはナローゲージ用の自作ポイントなどで使われる「立てたタイル」ですね。

 使うか使わないかとか、実用的な否かは別問題として、可能性の追求として大きな一歩。レールというのは車輌よりも「鉄道のプリミティヴな原点」なわけで、そこを自作する行為というのは楽しいものです。ましてや公式に供給されるレールの種類の極度に限られるLゲージならば……。
 また、ナローゲージでのレール自作文化?がスタンダードゲージにフィードバックされつつある……という見方もできるかもしれません。
 この種の試みは純正も魔改造も、更に盛り上がってほしいものです。
 

 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月16日

【ヒント・アイディア】片渡り線、作ってみました【魔改造 AndyGlascott様の】

 自分のアイディアではなく、AndyGlascott様の模倣です。念のため。

 詳細は今年1月8日に記事にしています。
「コレなら現実的か。魔改造な片渡り線(AndyGlascott様) 」

 片渡り線ほど「案ずるより切るが易し」な題材は無いかも知れません。

 「同じ向き」のポイントを「2基」用意する。
 100均で売ってる金ノコで、たった一箇所を「切る」。

 切ったところ。多少の隙間は構わないので、精度は要りません。
(余ると厄介です。心短めに切ったほうがよいかも?)

 「繋ぐ」。4x4のプレートで繋ぐのみです。接着剤さえ不要。
 9V用だから電気的に繋がってなきゃいけない? 無論、ハンダでレール同士を繋ぐのも吝かではありません。
 しかし、こうした渡り線ポイントの使い道といえば基本は複線間の渡り。両方の線路に別系統の給電がなされてるわけで、こういう場合は電気的には切断されてるほうが無難・安全でもあります。両側のポイントが分岐側(渡り側)に転換されていれば問題なく走行します。

 以上、所要10分。
 コストは……聞かないでください。絶版久しい9Vポイントを切るのは抵抗ないわけじゃないので。でも、省スペースの渡り線。「両側直進/両側渡り」という当たり前のことの出来る渡り線ポイントが得られるメリットはとてつもなく大きい、と考えたいのです。
 無論、PF専用ならこんな面倒なこと考える必要もないでしょう。
 電気的な問題もなく、切るのだってL形カッターで頑張りゃなんとかなります。

 右渡り線と左渡り線の両方を作っておけば、高くて使えない、あの欠陥シーサスクロッシングの代わりに一家に一組! ですよ。


 渡り線の生み出す、都会的な情景。渡り線があると街っぽく見えます。


 こんな可能性も。曲線レールを1本切れば90度に分岐する側線も作れる?
 

 更にこんな可能性も……シーサスクロッシング(両渡り)?
 流石に9Vで試す度胸(というか技術も)はないので、PF用で作ってみるのは面白いかもしれません。真ん中の菱形部分はそれなりに工夫が要りそうですが。あと、ポイント二つはレバーの向きを反対側に移植する必要も。 でも、安全で使えるシーサスがPF用なら4000円強で手に入るのですよね……。


 最後に。
 この改造して思うは、レゴ社が1991年に9Vポイント開発した時に最初から根元の部分でセパレートにしておいてくれりゃよかったのにと。ポイントが左右1種づつしか供給出来ない環境だからこそ、渡り線も90度方向への分岐も考慮した作りにしておいて欲しかったもんですが(苦笑)。

 今からでも遅くないんですよ?
 ポイント、分岐部分をセパレートにするという僅かな改良ですごく使い勝手良くなるんですから。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(6) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月29日

【ヒント・アイディア】貨車ドアの電動開閉(ひだか様)


 まず、ひだか様から頂いたコメントです。
「タイヤを回転させてドアを開閉させており、この位置関係の調整が少々難しいのですが、位置が決まると、これまた "ぎこちない" ドアの動きが個人的には気に入っています。」
 とのこと、微妙なぎこちなさも「仕様」のようですね。無論、この種の貨車のドアのような「風情」があり、いうことはありません。

 以下、動画からのキャプチャーです。
 小さな貨物列車がやってきて、ドアがするする。
 そして、するする。ばたん。

 貨車外見。ケーブルの引き通し以外は何の変哲もない有蓋貨車。いや、ケーブルの引き通しがあっても「バッテリーカー?」と思ってしまうでしょう。
 なお、電動の動力は隣のPowerFunctionの機関車から貰います。無論、走行とは別の空チャンネルを使用。
 PowerFunctionの機関車なら、この種のアクションをモータ1個の追加だけで仕込めるってことです。
 貨車床下。縦置きのモータが見えます。

 貨車内部。ゴムタイヤを回してドアを開けてる……ときくだけなら簡単そうなのですが、微妙なテンションや回転速度が必要なようで、結構複雑なベルトの張り方です。
 回転速度もそのままでは不適なようで、やや増速されてるのが印象的。

 で、これが外から見えにくいように収まっていると。

 動力系詳細。
 モーターユニットがバーを介してクリップ留めなのは、ドアとの摩擦を最大に得るための「調整用」でしょう。

 小さい作品ですが、アイディア・ノウハウ・経験が詰まっています。
 大きな貨車ドアのリモコン開閉は、やっぱり魅力的ですし、イベントなどでは目を惹くことでしょう。

 最後に余談ですが、ボギーの電動貨車(荷物電車)なら、動力・電池BOX・ドアオープンを1両に収めてしまうことも出来るかもしれませんね。
 
posted by 関山 at 23:16| Comment(4) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月16日

【ヒント・アイディア】zephyr1934様による、自作曲線レールとその問題点

 先にbrickshelfで画像を見た時には、どんな仕掛けか分かりませんでした。
 実に理想的な大曲線レールではあるのですが。


http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=540936

http://www.eurobricks.com/forum/index.php?showtopic=93476
 Eurobricksのフォーラムでのやりとりを読んで、ようやく構造が理解できました。

 レールそのものは、建築模型・鉄道模型ストラクチャ用として市販されている(らしい)IビームABS材を使用している。
 枕木には1x8タイルを使用している。
 取り付けはABSボンドによる接着。正確な作業のためには治具が居る

 少なくとも、3Dプリンタやその出力のような、コスト高になる技術は使っていないそうです(治具を3Dプリントはありえましょうが)。

 未だ理解できなかったのは「レールの曲げ方」でしょう。
 ABS樹脂のIビームを曲げて、またその状態で安定させる方法がちょっと想像できません。それも極めて正確な曲率で。

 外見・機能は理想的には見えるのですが、それなりに手間掛かりそうにも見えます。


◆◇◆◇◆◇◆


 大曲線カーブのサードパーティーによる製品化は「BBB」も事実上断念(3Dプリンタ用データの提供のみ)、「Me-models」もまったく進展がない状態。

 直線連ねる大カーブは最近のアメリカの大規模イベントでは実用されているようですが、余りにも大規模かつコスト面での問題があります(特に9V環境では)。個人環境で気軽に導入は未だ難しい。

 あと、管理人が行ったフレキシブルレールの固定化(+9V化)は技術的には簡単・かつ低コストではありますが、外見面で問題残ります(それでも、実用していくつもりですが)。


 突破口、どうにか開かれないものでしょうか。
 レゴのトレインシステムがもっと大きな世界的市場になれば、鉄道模型のレールメーカーが参入してくれる(というか、レゴファン側のほうから製造依頼しても採算の取れるコストになる)可能性はありましょうかね……。
 
 但し、現状で鉄道模型的な発展がレゴ社の「無策」で阻害されている感もあります。
 (日本の環境が最悪なばかりではなく、欧米においてさえも)

 いや、#10233の出来は素晴らしいですが、TGV嫌いって人も少なくはないのも事実です。また、Cityトレインからの発展が全く用意されていないのも問題のまま。

 大きな市場とまではいいませんが、或る程度の市場は開けるはず。それなのに敢えてそこに気が付かないままの悪循環、ちょっと気が重くなるのでした。
 いつもいつもの愚痴の繰り返しになってしまいますけれど、レゴ社はマテルやバンダイよりも、brioやMarklinや「トミー」(敢えて旧社名)を意識して欲しいのです。
 

posted by 関山 at 18:56| Comment(2) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月04日

【ヒント・アイディア】車載型デカップラ(アンカプラー)を台車内に![baard様]

 Eurobricks「Decoupler bogie」より。

 baard様が考案された、車載型デカップラ(アンカプラー)装置。
 
 機関車の連結器の方を引っ込めて、連結器の自動解放を行うこの種の装置はいくつか考案されてきました。この作例は、これまでみてきたなかでは最も小さく収まっているものです
 装置自体は完全に台車に収まっています。

 以下画像はこちらより
http://www.flickr.com/photos/115097068@N03/
 動作動画などもあります。

 この写真で、概ねの動作原理は理解できましょう。核になってるのは小型アクチュエータ「92693c01」です。これが連結器を引き込めることで、遠隔操作での解放を可能にしています。
 アクチュエータは真ん中に少し見える、12歯ベベルギア(タン色)が駆動させています。
 駆動軸は台車の旋回軸と兼ねる。これはPowerFunction自作動力ではよく使われる手法。

 車軸は左側は通常ですが、右側はアクチュエータのために左右独立になっています。
 台車枠は通常タイプのものが使えます。「互換性」と言う意味で重要でしょう。また台車枠も車軸の保持で役に立っているはず? 

 連結器を引き込めた状態。特殊な自作車両でもなければレゴトレインには「バッファ」ありますので、連結器引き込めるだけで解放はできる(はず)。
 機関車側で踏ん張るのは何もバッファでなくてもよいので、日本形車両などではスカート等でも大丈夫でしょうか。

 車体への取り付け。モーターは横置きになっていますが、搭載車両が箱型なら縦置きのほうがシンプルになるでしょう。
 やや気がかりなのは、アクチュエータのストロークの関係でオーバーハングが短く出来ないこと。ここは改良の余地があるのかもしれません。
 それでも、このサイズに収められたデカップラは魅力的です。PowerFunction動力機なら、通常使わないサブチャンネルに小型モータ加えるだけなので、コスト的にも現実的?

 使用部品の一覧。飽くまで一例でしょうから必然性があるのは「アクチュエータ」と「旧タイプ(〜2006)の連結器」だけでしょうか?

 デカップラには地上設置という思想もあります。これは車両を選びません。
 一方、車上搭載……特定の機関車に搭載だとインフラを整える必要がないメリットはあります。その意味でも手軽なのは車上搭載の方かもしれません。貨車の入れ替えの他、電車同士の解結や、補助機関車(EF67やEF63 etc)の解放にも使えるかもしれませんし。

 で、早速テストしてみたいところですが、この記事書くために手許にあったはずの92693c01探しまわるも見つからず……。買い直します。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(4) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月08日

【ヒント・アイディア】コレなら現実的か。魔改造な片渡り線(AndyGlascott様)

 brickshelfより。AndyGlascott様の作品です。
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=538237


 改造しやすいよう、どこを切るべきかマーキングしてあります。
 一箇所切って、それをつなぎ合わせるだけ。これなら技術的にも実現可能かな……と思う次第。また、PowerFunction用レールなら金属部分を切らなくて良い分、難度も下がりましょう(金銭的負担も、ミスった時の精神的ショックも)。

 賛否の沸かれる魔改造ではありますが、レールに関しては純正にまるでヤル気がないからこそ(種類増やす気、全然無いですよねぇ)、魔改造は肯定されて然るべき、と思うのです。

 また、PowerFunction用(RC用)シーサスクロッシング(両渡り線)がプレミア高価だわ、それ以前に機能的に「使えない!」以上、魔改造の片渡り線でも見直されるべきなのでしょう。

 運転が楽しくなるのは云うまでもありません。
 というより、大きなレゴトレインにとっては運転スペースが少しでも縮小できること、カーブに弱いレゴトレインにとっては座屈しそうな箇所を少しでも減らせることって重要な問題ですよね。
 
posted by 関山 at 11:10| Comment(2) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月06日

【ヒント・アイディア】この発想はなかった! ドア%4131を使った荷物ドア(Steve様)


 Flickrより。Steve様の作品です。

 大変に美しい古典アメリカ形客車のモデル。
 この作品だけで注目に値すべきものですが、荷物ドアの表現は「この手があったか!」という感じ。

 まず、ドアの%4131という部品は余り認知されていないようです。

 bricklink「%4131 Door 1 x 4 x 5」より。

 1981年登場で、2008年まで使われた、専用の枠(%4130 Door Frame 2 x 4 x 5)にはめて使う部品です。その枠が厚さ2ポッチあるタイプのため使いにくい部品と認識されているのか、マニアの作品などで使われてるケースを殆ど見かけません。

 また、製品としても低年齢向けのセットのみに採用です。街シリーズ・Cityなどでの採用例はありません。

 然し、ルックスは大変に優れていましょう。古典的というか良い意味でオーソドックスなドアですから。
 カラバリも黄色のほか、「黒」「白」「赤」と、青以外の基本色が揃っています。
(あと、「ミディアムダークピンク」)

 Steve様の作品では、この不遇の?ドアを枠なしでスライドドア……貨車用の扉として使っているところが画期的です。貨車用スライドドアに関してはバリエーションやカラーリングに悩まれてる方は多いと思うのですが、よもや、こんな手がありましたとは。
(このドア、ヒンジ部分は上下に張り出しがありますので要注意。Steve様の作品では両開きにすることで回避できているようです。削ってる可能性も否定できませんが)

 さて。
 このドアの「赤」「黒」を試験的に調達してみるつもりです。幸いにも「凄く、安い」部品!
 届き次第、テストレポートも上げてみたいと思います。日本形にも使えそうですから。ストラクチャーに使っても楽しそうですし。
 

posted by 関山 at 23:57| Comment(2) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月10日

【ヒント・アイディア】貫通幌は片側か、両側か?

 実物の貫通幌は、連結される車両の両方からつなぐものと、片方の車両からつなぐもののの2種類があります。

 前者の「片幌」は国鉄の客車の殆ど。客車は方向転換も多いので、幌が両方に付いてないと繋げないなんてことも起こります。実際に国鉄客車の写真を見れば分かりますが、事業用車などを除けば必ず幌がついてるはず。

 オハフ33(wikipediaより)。国鉄の尋常な客車で「幌なし」ってものはまず見つからないはず。オハ35も、スハ43も、或いは12系・14系・24系も。ただ、事業用車とかジョイフルトレイン改造車で例外もあります(貫通路使わないのが前提)。

 後者の「両幌」は国鉄の電車・気動車のほとんど。
 電車は機器配置や配線の都合で原則、方向が決まっていますから(転車台でえいや、では済まない)、方向転換はあり得ず、幌は片方の車両に付けておけば大丈夫です。
 気動車は原則的に方向転換自由ですが、何故か電車にならってか片幌です。あと20系固定編成客車も片幌でした(この形式は方向転換不可)。12系と併結する1000/2000番代は両幌に改造されてます。
 電車の中間車を切り離した写真では、幌なしで幌枠のみ、なんて姿も見つけられるでしょう。

 電車では適切な例が見つからなかったので気動車で。同じキハ26でも幌付きと幌なしがあるのは、気動車が「片幌」だから(wikipediaより)。

 私鉄は会社によって方針が異なるようです。解結の多い鉄道では両幌(京阪・南海など)、その機会の少ないところ(阪急や多くの関東私鉄)では片幌の印象はありますが。

 海外は原則、両幌ですね。幌じゃなくてゴムチューブであったり(西欧各国)、幌が緩衝器も兼ねたゴツイものであるケースもありますが(アメリカや中国や韓国など)、これも両幌が前提です。

 中国鉄道部の18系客車。国際列車としてモスクワまで乗り入れ。緩衝器付きの幌は、万事がアメリカ流儀であった満鉄の忘れ形見? 下方の変形は、西欧流儀のバッファ付き客車(ロシア鉄道の客車など)と繋ぐため。なんであれ、「両幌」でないとあり得ない機構。

 

 さて。レゴの列車はどうでしょう。
 製品ベースは例外なく両幌です。欧州やアメリカの列車モチーフなのですから当然ですが。

 いっぽう、個人の作品……日本形作品でも、あまり拘られていない印象があります。
 実は、国鉄の電車や気動車の作品でも「両幌」で造られてるケースが多いのですね(先輩方の作品含めて)。無論、バッファ付の連結器同様「レゴトレインの記号」として両幌にする作風は有りだと思いますが、連結面間を考えると片幌にできる題材は片幌にしたほうが良いと考えるのです。

 両幌の場合の連結面間(京阪1900形)

 片幌の場合の連結面間(国鉄80系)

 どちらがより「リアル」でしょうか?
 両幌の場合、玩具と割りきってもちょっと連結面感が開きすぎてる気がします。京阪が両幌であることと、後述する「遊びやすさ」から両幌にしている由ですが……。

 片幌であっても、カーブで当たりそうで当たらない、ギリギリの連結面間距離。これでもレゴトレインの急カーブはクリアします。その上で外見・機能とも実物通りというのも気持ち良いですし。幌の向きはわかりやすい連結基準にもなります(意外と間違えるんですよ。自分で造った電車でも)。わずかながら資材節約になっています。

 とはいえ、両幌にもメリットはあります。
 上の京阪電車ですが、方向変換して編成に変化を付けてみるなんて玩具(模型)ならではの遊びをする際、両幌ならどの先頭車も中間車も組み合わせが自由自在に。片幌ではこの辺は不自由。特に1900形(1810形)は実物も固定編成ではなく、どんなパターンも対応できる方がリアルでもあります。前頭造形自体が幌付き前提ですから、幌なしの先頭車は見られた姿じゃないですしね。
(でも、京阪でもほぼ固定編成の3000形や8000形だと片幌アレンジにしてしまいそうです)

 両幌なら先頭車同士や、先頭車+中間車という連結も柔軟にこなせます。


 この意味では、特に向きが限定されず、ほぼ全車が運転台付きでどんな編成パターンも対応できたほうが楽しくリアルな国鉄気動車の作品もまた、「両幌アレンジ」でもいいのかもしれません。

 ありふれた結論ですが、適材適所ということで。
 実物に倣うか、編成中に運転台が多く編成替えも頻繁な気動車や旧型電車は両幌。固定編成的な題材は片幌にすると良いのかなと思う次第です。
 

 
posted by 関山 at 23:58| Comment(4) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月08日

【アイデイア】トレイン窓いらずの国鉄電車な窓を作ってみた(G@ひたひた氏考案)


 先日のG@ひたひた氏のサロ110-501……強いて言えばサハ165のCADモデルは日本形(国鉄形)制作において、いろいろ可能性を広げるのものでした。
 あの「トレイン窓」とほぼ同サイズ電車窓を汎用的な部品だけで作り出す。これならトレイン窓のないオレンジ色でも、高騰しちゃって使いにくい黄色やタンもなんとでもなる。可能性とか希望を拓くものであったのです。
 
 で、問題は窓幅を3スタッドにするのにクリアブロックを「2+1」で使わなければならないこと。ここでクリアブロの境目が気になるようだったらこのアイディアもオシャカです。

 これは実際に現物テストしてみるのが手っ取り早い。

 こんな感じに。
 「2+1」の境目は、予想以上に目立ちませんでした。1両まるごとならもっと気にならないでしょうしょうし、ましてや編成とかにしてみたら「気が付かれない」ってレベルかもしれません。

 東海顔のイメージと合わせてみる。471系試作は「緑+オレンジ」に脳内変換お願いします>読者諸兄。
 うーん「違和感仕事しろ」って言葉が第一印象です。つまりは、現物でも問題なくこの手法は使える?

 トレイン窓との比較。もし、トレイン窓の各色(無論オレンジも)が潤沢に供給されてて買える値段なら、「好みが分かれる」って感じですね。隅の丸みのスマートさとかシステムとしての整合性を考えるとトレイン窓。国電的リアルティを求めるなら、この新技法って感じでしょうか。四角いこと、窓桟のあるべき位置とか。
 つまりは代替表現ってことではなく、意図的に「これもあり」ってこと。

 まぁ現実には選択の余地はないわけで、直流電車のオレンジなら「新技法」でしょうし、交直両用電車のタンも量産考えるなら「新技法」なのでしょう。
 
 というわけで、G@ひたひた様の「165系CAD」の方も一気に現実に近づいた感がありますね。
(あちらはあちらで、別途紹介記事上げます。取り急ぎ、リンクのみ)
 
posted by 関山 at 17:09| Comment(5) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月28日

【ヒント・アイディア】小ネタ、横組設計時の略記法

 ほんとに小ネタです。というかなんで今まで気が付かなかったんでしょ。

 設計(メモ書きレベルの。含む脳内)するとき、寸法は横方向には29ポッチ「29P」とか、縦方向には5プレート「5P」とか記したりします。で、問題になるのはどっちも略すると「P」ってこと!
 順組オンリーなら問題にもなりませんが、トレインビルドでは横組は必須です。今時、というかもう10年以上前からずっと。「2ポッチ=5プレート」の公式は基本中の基本! 
 でも、これも略すると「2P=5P」……。
 縦横で「P」が入り組んで脳内までごちゃごちゃになります。

 さて。ポッチというのは日本固有の言い方で、国際標準?だと「スタッド」ですね。
 略すりゃ「S」。つまり、横方向には「29S」とか記しゃいいんじゃ……? 件の公式も「2S=5P」で、あらすっきり!

 たったこれだけのことで、横組も捗るってものです。
 ちなみに、現在も横組だらけの題材を考えてるところです。全長30ポッチ……じゃなかった30スタッドは75プレートな感じで。
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月26日

【ヒント・アイディア】カーブホーム(mazta-k氏)と、直線的なトンネル(niaconis氏)


 カーブ対応のプラットホームです。まぁ実物でもまっすぐとは限らないというか、設置場所の関係で実は曲がってるほうがリアルといえばリアルです。

 先方の記事「曲がるプラットホーム」

 写真見てお分かりのよう、曲がる芯には「要らない子」のフレキシブルレールを使っています。
 対応は直線連続の「緩カーブ」。緩カーブのレイアウトでは相対的に直線区間が短くなってしまう問題があるため、その対策としては有用でしょう。
 また、カーブホームの厄介な点である、「車体ハミ出し対策」による、ホームと車体の間の隙間も緩カーブならそれほど気にせずにも済むでしょうね。

 標準レゴカーブ用カーブホーム……カーブでの車体の「はみ出し」は如何ともし難い。欧州大陸・アメリカ的な低ホームに割り切るのは手かもしれません。


◆◇◆◇◆◇◆          ◆◇◆◇◆◇◆


 レゴトレインではトンネルというのはあまり多くは造られてきていません。肝心の列車を見せないのはデメリットではありますけれど、トンネルを出てくる列車の格好良さと云ったら鉄道写真撮ってる方ならご存知でしょうね。見せないからこその「見せ場」でもあるのです。
 無論、理由は何より大量の物量を要すること。山などの地形を作るのが難しいことにあるのでしょう。

 でも、これなら如何でしょうか?


http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=535444

 niaconis氏による、直線的な構成に割り切られたトンネルです。緑の山の部分は「基礎板」を使って大幅な資材節約・軽量化(持ち運びを考えると凄く重要!)を図っています。「物量」を感じるのはグレーの「縁」部分程度でしょうか?
 なお、直線的構成ではありますが、内部で90度のカーブをしています。

 外見に関してはいろいろな見方ができると思いますが、少なくとも自分は何ら無理を感じません。下手に山を作るよりもスマートかもしれませんし。

 左手の延長部分は大きく開口部を設けて、トンネルというよりロックシェッド・スノーシェッドにアレンジする手もありましょうね。

 このアイディア、難しく考えられがちな「トンネル」を現実的なものにしていましょう?
 

 
posted by 関山 at 23:59| Comment(3) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月16日

【ヒント・アイディア】<写真追加>フレキシ転用の大半径カーブの試験

 今日はイグ氏オフ会で或るテストをしてきました。
 写真は明日上げますが、関山考案の大半径カーブです。使うのは以下の素材。

・余りがちな、フレキシブルレール
ABS接着剤(液状)
アルミテープ

 要はフレキを適切な角度で接着剤で固定しちゃえばいいわけです。
 で、そこにアルミテープ貼れば9V通電だってできる。


 取り敢えず制作したのは標準カーブの2倍の半径カーブを半円分。
 これで通電は全く問題ないことが確認できました。また、或る程度の速度を出しても脱線しないことも確認。フレキシは護輪軌条ついてる分有利でもありますし。

 ただ、別の問題点もわかってしまったのは痛恨でした。
 要はフレキのガタガタ走行感はそのまんま。いや、ほんとに走行が「ガタガタ」してる。これを改善しようとすると隙間へのパテ盛りが要されましょう。そうなると制作手数が洒落にならないことは予想できてしまうのです。

 まぁ、余りがちなフレキを極めてローコストで再利用できることが価値かなぁと。少なくとも貴重な9V直線を大量使用で緩カーブ作るよりは経済的ですし。
 あと、ガタガタにしても貨物列車だと違和感がない!(断言)。今のコンテナ貨物はともかく、昔の二軸車中心の貨物列車で牽引が旧型電機とかだと全体が振動の塊でしたものねぇ。
 
<追記>
 こんな感じ。フレキシ8本1単位としました。普通のレール2本分です。これが8本で半円分。半径は通常カーブの丁度2倍。

 使用例。通常カーブとの曲率差異がわかりましょうか。
 直線連続カーブほどの劇的な効果ではないのですが、これくらいなら使いやすいという判断です。

 フルスケールの貨車でも、少しは悠然と見える? ただし、騒音振動はあります。jamのようにカーペット敷にすると若干和らぐ可能性はありますが。

 なお、この長さでアルミテープ貼り簡易9Vレール使っても(ジョイント8箇所!)、特に通電性能に影響が無かったことは「朗報」かもしれません。
 フレキシは忘れて、通常の直線レールの簡易9V化は広範に使っても問題は無さそうです。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(7) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月04日

【アイディア】隼様の車体傾斜装置の解説。シンプルながら、効果的!

 車体傾斜装置(振り子式)で実際に作動するものを作ろうとすると、どうしても大げさに考えてしまいがちです。でも、これなら……?


 #7938改のJR北海道風の特急車に組み込まれた車体傾斜装置。
 大胆に傾斜し、なかなか効果的じゃありませんか!


 仕掛けは既に「定番」とも言える、台車の旋回を利用して車体を傾けるもの。一種の「強制振り子式」と云えましょうか。既に先例はいくつかある、しかして確実に動作するシステムです。
 

 台車のアップ。車体を傾ける傾斜面(ポチスロ)が分かります。なおエアサス風のゴムタイヤは傾きすぎたときの「振れ止め」とのことです。
 車内への「装置」の張り出しはもっと小さく作ることも可能でしょうね。


 直線通過時の台車と、カーブでの台車の状態。


 PowerFunction動力車への実装状態。もちろん電池BOXはこんなところには置かず(外見上はともかく、これじゃ重心高すぎ!)、隣の車に置くのです。


 先方の記事はこちら「車体傾斜装置の仕組み」(割と文章量があります)

 さて。
 部品は特殊なものを避けておられますし、市販車両に組み込まれてるところも「敷居の低さ」で評価されるところでしょう。

 これは試してみたいものですね。
 先方でも記されていますが、振り子式(或いは何らかの車体傾斜装置)の題材は内外に結構あるものです。
 運転の楽しさは確実に増しそうですし、ひょっとするとカーブ通過速度の向上……? のような実益もあるかもしれません。
 
posted by 関山 at 09:28| Comment(6) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月22日

【ヒント・アイディア】連結器の「非連結」対策は?


(画像はbricklinkより

 時折、「現行(2007年ころからの)トレイン連結器(バッファ一体型)はハズレ易い」という声を聞きます。管理人も、先日のJAMで何度か緩くしか連結されない事象に出くわしました。

 磁力そのものは、以前の磁石がむき出しのタイプよりは上がっているのです。
 但し、強力な磁石がケース内に収まり回転するという構造上、磁石のポジションによって磁力が極端に弱くなることがあります。

 対策は二つ。
「連結器を何度か指で弾く」
「何度もぶつける(強めに連結する)」。後者が意外と効果的です。とにかく、諦めない?こと。
 繰り返すうちにがっちり繋がるようになります。

 旧型に比べて……という話もありそうですが、旧型でも運が悪いと磁石が横向きに繋がってしまうことがありました。

 旧型といえば、まぁアメリカ形向けにでも、バッファ部分のない連結器パーツは出して欲しいなぁとは思いますね。毎年ここまで大量の新規金型起こしてるんですから何とかならないでしょうか。
 
posted by 関山 at 23:38| Comment(5) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月11日

【ヒント・アイディア】続:大半径カーブとカント(動画編)

 既にリンク先(mazta-k様のブログ)でご覧になった方も多いと思いますが、こちらにも貼らせて頂きます。

 動画1 LEGO train Keisei Skyliner/京成スカイライナー

 動画2 LEGO train Front & Back View/レゴトレイン 前面・後ろ向き展望


 動画3 LEGO train Full Speed Operation/レゴトレイン フルスピード運転

 特におすすめするのが動画3。フルスピードで#7939の黄色い機関車の重連がありったけの貨車の長大編成を引いて突っ走ってく情景は「なにか違うもの」を見ている気分!
 はっきり言ってしまえば、ガチな鉄道模型、それもOゲージや1番ゲージ的なものを感じさせる……。

 音がすごい・振動がすごい。
 長大編成ゆえの迫力は云うに及ばず。

 実はこの動画見てからタイミングよく「原鉄道模型博物館」に行って、かの1番ゲージレイアウトを観て感激したところだったのですが、帰宅後にこの動画見なおして「うん、頑張りゃイケてるよ!」と思ったのでした。
(大型模型やってる方申し訳ございません……かなり厚かましい妄想ですので)

 そして、Mazta-k氏も既に原鉄道模型博物館は見学済で、その強烈な印象から緩カーブによる長大編成運転という方向をより強く求められるようになったのかな……と思った次第です。

 当然ですが、あちらの1番ゲージレイアウトは無理のない緩カーブ。そこを悠然と大きな列車が走ってくる。あの感激を手近に再現しようとするとこの方向性になってきましょう。
(厚かましさついでに記せば、長大編成ってことに関しては1番ゲージよりは有利なポジションでもあるんですよね)


 #7938の黄色電機の重連。赤いコンテナ車が群れになって迫ってきます。その後に白いタンク車、フラットカーと続いてゆく。
 PowerFunction元来のスペックを見せつける瞬間。


 同じく。緩カーブを速度低下も牽引力の無理もなくクリアしてゆく。
 緩カーブは必然的にレール間が少し開くのでジョイント音が強調されるメリット?もあります。飽くまでプラ同士の接触音ではありますけど。


 貨車、一体何両あるのでしょうか?

 余談ですが、貨物列車の高速・長大編成はロシア行った時を思い出しました。
 シベリア横断する貨物列車は重連形電機の長大編成高速運転! そのうえ10分に一度の高頻度でばんばんやってくるんです。
(……退屈する暇はないです)


 スカイライナー。本物も相当な高速運転しますからね。フル編成なのにあっという間に行き過ぎるのも感動です。
 ところで後方に見える683系が甲種回送なのか、赤円盤提出した姿なのが良い雰囲気。

◆◇◆◇◆◇◆       ◆◇◆◇◆◇◆
 

 今年のJAMが間に合わないのは残念であり申し訳ないところですが(それでも長大編成対応な、トリッキーな要素は避けたレイアウトですが)、まずは秋の?関西運転会が楽しみになってきました。
 そして、関東でもこれが定期的に出来る場所は考えねばなりますまい。
 
posted by 関山 at 19:05| Comment(2) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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