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2022年09月05日

【作品紹介ナロー】ぬぬつき様の「蒙古の戦車」と客車/小型駅舎


 静岡鉄道駿遠線。掛川と袋井を海沿いにえらく遠回りして結んでいた、軽便鉄道としては日本最長級の路線でした。1970年までに全線廃止されてしまったのですが。

 そこには蒸気機関車を改造(足回りを再利用)の自社製の怪しげなディーゼル機関車がごろごろ。当時のファンからつけられた渾名が「蒙古の戦車」。
 
 この戦車がチャリオットの方なのか(蒙古は馬車文化はないぞ!)、はたまた日本軍が満蒙に持ち込んでいたタンク(チハとか?)の方なのか分かりませんが、まぁどちらとも取れる造形でありました(笑)
 

 5幅で全長14ポッチの小さなモデルです。
 そこに、あの独自のフォルムを巧く再現する。ボンネット曲面が堪りません。そしてどことなくとぼけた表情も。ここは実物より可愛いかも?

 ミニフィグ比でサイズ感伝わってきます。


 サイドビュウ。

 機関車には受光ユニットとPf-Mモータを搭載しています。単4電池boxのみを付帯の有蓋車側に持たせているのですね。

 ボンネットはモータでいっぱい
 キャブの後ろは受光ユニットがはみ出てますが、この割り切りは気になりません。純正のみ魔改造なしでもここまでできるんでんすね。


 貨車が小柄に収まってます。4幅プラスアルファ。妻面の斜め補強が良い味です。足回りも巧く隠してる。


 客車1両引いて。この世界観が堪りませんね。

 背景も含めて、コダクロームな色合いなのも。<<続きを読む>>


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2022年07月07日

追加有【作品紹介ナロー】MIZUKI様の草軽電鉄デキ12形。伝説の軽便!

 草軽電気鉄道。軽井沢と草津の間、55kmを結んでいた伝説の軽便鉄道です。

 ここが惜しまれるのは、避暑地と温泉場、著名観光地同士を結ぶ絶好の路線であり、国鉄線通した回遊性。そのうえ東急の資本さえ入っていたのに。

 その観光資源的価値に全く気が付かれないまま、1960-1962年に廃止されてしまったのでした。

 とはいえ。
 観光鉄道として再生していても、あの雰囲気は維持できなかったでしょうが。
 失われたからこそ、伝説になっているのかも知れません。

 
 主力の電気機関車が有名な珍品。
 米ジェフリー社製の、工事用電気機関車。1920年製で中津川発電所の工事用に使われたものが、工事完了で1924年に草軽電鉄に払い下げられたもの。長大路線ゆえ所要両数も多く、13両に及びました。

 工事用で重量は僅か11トン。写真で762mmの線路幅と比較しても、はたまた曳いてる客車と比較しても「凄く小さい」のでした。

 ただ、この種の機関車として特異な形状というわけではありません。
 同種の工事用機関車や、それを転じた黎明期の電気鉄道の記録は他にもありますから(ただ、資料が恐ろしく少ない)。

 1両が軽井沢駅までにて保存されています。
 ただ、上屋の形状が適切とはいい難いのが難ですね……。


 MIZUKI様の作品。

 もちろん、動力なしのダミーです。自走させようなんて考えちゃいけません(笑)。

 4幅の極小機関車ですが、機関士が乗ってます(笑)。そして、1B1という後付先輪のある車軸配置も再現されてます。

 印象的な重力式パンタグラフはキモですから。無論丁寧な再現。

 足回りは本体部分を上手くカバーしています。全軸小径軸ですね。


 ユーモラスなプロポーション

 精細なパンタグラフ。機関士は史実通りに、横向き着席?でしょうか。前照灯が大きめなのは、相対的に機関車をより小さく見せる作戦として機能しておりましょう。

 さて。
 走行させようとしたらユーレイの動力付き客車が必須でしょうね。
 幸いにも草軽電気鉄道の客車は比較的大柄な鋼製客車でしたから、自走動力客車は多少のPF系魔改造で収まりそうです。

 いや、ダミーの動力客車は今までは「(軽便客車にしては)大きすぎる車輪」への違和感で避けていたのですが、BBB-XSホイールのお陰で違和感なく実現できそうです。

 或いは。
 機関車にCADAのPFマイクロモータを搭載。機関車を駆動させて、バッテリや制御基板を客車に搭載するのも有りでしょうか。

 展開を想像するのもまた楽しい作品なのでした。

 おっと。リアル志向のラージナローという方向性もこの題材には似合うのかもしれません?
 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 追記:2022 7月14日

 mizuki様より、画像を追加でいただきました。



 工事用鉱山用の雰囲気でトロッコ曳く姿。
 この機関車のむしろ元来の用途であります。草軽でも無蓋車に硫黄載せて運んでたとか言わてますね。


 新作の鉱山ジオラマでしょうか?
 前後の車輪、ギリギリ、ローラーコースターカーブが曲がれるようです。

 この雰囲気、寧ろ明延あたりを思わせるものが……。
 明延は間に合わなかったんですが(悔!)ただ、保存車の多い産業軌道ゆえ、いつか訪問したいです。


 カーブでは、こんな感じ。
 何らかの方法で動かすことできたら、この1B1の車軸配置は実に楽しそうであります。
 

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2022年05月27日

【作品紹介ナロー】5udon様の下津井電鉄 2000系 メリーベル号

 下津井電鉄も最後の最後で飛躍しようとして、頑張れなかった軽便鉄道でした。

 2000系電車は1988年製。瀬戸大橋開通効果で観光鉄道として盛り上がろうとするも、うまくいかずに早期の損切り。
 1990年の末に全線廃止されてしまったのでした。

 その象徴的存在であった「メリーベル号」2000系電車の活動は実質3年未満でしたし、早期に編成から外されたサハ2201はどれほど活躍したのか?

 積極策を応援したいところと。
 なにか半端で駄目だったところ。難しいなと思わされるのです。
(今思えば、せっかくの児島駅がJRに接続できなかったのが残念なことでした)


 5udon様のは、6幅のナロー作品です。

 軽便としては大柄ですから、6幅も正解でしょう。
 ダミーデッキのある前面、良い雰囲気です。「ベル」もあります。
 カウキャッチャ迄付いていたんですね。グリルタイルで精細な出来。

 側面は2x2窓による表現です。近代的電車ですから正解でしょう。
 台車枠も精密なものです。ナローのメリット顕れる。


 3両編成。左からモハ2001 サハ2201 クハ2101。
 

 ダミーのダブルルーフなど、丁寧な造形ですね。


 モハ2001
 ドア凹みの表現あり。また後ろ寄りの解放部分の手すりが丁寧な表現です。クリップとバーの密度が「濃い!」

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2022年04月09日

【作品紹介 ナロー】yamatai様のナローゲージ作品 純正品規格での「味噌汁軽便」(CAD)


 思えば。2019年暮が思えば創始期だったレゴのナローゲージ。

 3年目になれば作品やアイディアもまた豊かになってきます。世界が、できてきます。



 yamatai様のコッペルと客車。

 所謂「味噌汁軽便」と言われる世界。日本型の762mmの軽便鉄道という、王道。
 客車がツートンカラーですので、戦後設定かしら。少し明るくなってく世相を思わせます。

 コッペルは拙作を参考にしてくださったものです。
 動力をあえて割愛することで、無理のない造形となり、バック運転も可能になっているのですね。


 客車。動力入。
 6幅解釈することで、改造無しで動力系を収めます。

 軽便で苦戦するのは腰回りを如何に低く見せるか……ということですが、この作品では車体裾を2x4のタイル張りにして、その中で台車旋回させることで解決しています。<<続きを読む>>
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2022年04月08日

【作品紹介ナローゲージ】5udon様の「坊っちゃん列車」、精細で、大胆!




 伊予鉄道の「坊ちゃん列車」も、すっかり名物として定着しましたね。
 無理せずディーゼル動力としたのも正解だったと思うのです。

 というより。
 ディーゼル機関車牽引の客車列車の定期的運行という意味での価値もあるように思います。21年間運行継続もまた凄い。

https://twitter.com/5udon1/status/1510137037562646533
 こちらより。


 とはいえ。最初の画像は客車から。

 いや、ポール乗せた小さな客車はまるで古典電車の趣ですよ?

 サイズは6x14ですから、写真の印象よりは大きい?筈です。

 例によっての、日本形路面電車をナローゲージ解釈です。松山の電車は1067mm狭軌ですから違和感はないはずですね。

 また、元来は坊ちゃん列車も762mmの軽便でしたからその意味ではナローゲージ解釈はベストなものなのですね。


 濃緑の客車。窓上の装飾?ベンチレータ?は色差で表現しています。
 好ましい軽便客車です。

 恐らくですが、この二両で走ってしまいそうですね。
 軽便電車に見立てるのも、また楽しそう?

 車輪は見えませんが、通常の軸穴車輪でしょうか?


 いよいよ機関車も着手? のようです。
 当初6幅を試行されたようです。

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2021年12月17日

【作品紹介ナロー】さくりん様の独逸系Cテンダ機。アウトサイドフレーム。





https://twitter.com/saku_rin/status/1471083231546318852
 より。

 軽便機関車では「アウトサイドフレーム」は意外と多く見られます。
(自分が知る限り、英国系・米国系・独系すべてで)
 文字通りに、車輪の外側にフレームのある台枠のことで。車輪の半分から大部分が隠れてしまうのです。
 で、そこに蒸気機関車ならではのロッドやクランクが外についてて、くるくるがちゃがあちゃ可動する。奥ゆかしく、そして、楽しいのですね。


 さくりん様の作品。魔改造なし! PU動力です。

 やや大柄ながらしっかり軽便サイズのCテンダ。エンジンもテンダも5幅なのです。
 みての通り、黒い車体に赤い動輪の独逸系!

 この雰囲気こそ、4.5V以前のレゴにとっての故郷であります!


 好ましいフォルム。全長はエンジン16ポッチ。やっぱり小さい!

 アウトサイドフレームの表現は、車輪の外にテクニック穴あきプレートを配して、車軸で留めています。

 クランクとロッドは割愛です。余りにはみ出してしまうからとの事。そこがアウトサイドフレームの難しさ……。でも、これでも違和感が有りません。軽便蒸機らしさは強調されておりましょう。


 動力系はキャブ部分にPu-Mモータ縦置きです。
 缶胴やサイドタンクには機器を置いていないことに注目です。ルックス上有利ですよね。

 テンダはPUハブを置くギリギリサイズです。全長8で、幅は4+プレート2枚分。
 上手く小さく収められたものです。増炭覆いの部分にケーブルの余りを押し込んでいるんですね。


 動力系。縦置きモータからベベルギアでの伝動です。全軸駆動。

 なお、ナローだと3軸連ねた作りはカーブで苦しいため、第二動輪(真ん中の軸)は後日ダミー化された模様。

 テクニックブロックの裏は、基礎板切った補強です。


 ギア伝動廻り。さくりん様が「見つけた」14歯ベベル 4143。
 全く注目されていなかったのにトレイン界隈で、ちょっと熱い?
(……なお、現状では低廉で入手可能です。不人気部品ですから)




 まだトラブル解決中……? のもようですが、素敵な機関車ですから今後の活躍が楽しみでありますね!
 
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2021年09月15日

【作品紹介ナローゲージ】アイン様の根室拓殖鉄道「銀龍号」。日本一有名な?


 「白樺の並木を背景に……」


 根室拓殖鉄道は根室から更に東へ歯舞まで。15kmの軽便鉄道、そして日本最東端の鉄道でした。
 1959年に道路事情の好転で廃止されていますが。

 動力車即ち気動車が3両居て。1両はマトモなのですが(戦前の日本車輌製)。
 あとの2両が1949年の道内メーカー田井自動車製。

 あれは、日本でいちばん有名なゲテモノかもしれません。
 で、ゲテモノであるがゆえにファンのカメラにも多々納まり、雑誌にも写真が載る。
 そして多くのモデラーさんが模型を造る。大きの人の記憶に残る。実は恵まれた車輛だった?

 
 先方の記事です
https://ameblo.jp/ainchan2019/entry-12694781705.html
https://ameblo.jp/ainchan2019/entry-12696033168.html



 実物の可愛らしさ? きっちり表現。ほんとに可愛い。
(不気味さよりも、可愛らしさですね!)

 キャブ部分4幅、後付の車体が5幅です。きちんと、小さい!
 ボンネットに繋がる車体の絞り込みがキュートですし。前面窓の角度付けも成功されてますね。構造上の問題か?赤帯は割愛ですがこれは些細な問題でありましょう。
 あと、実物のガタガタ感というか、建付けの悪そうなところも伝わってきます。小綺麗すぎちゃいけない題材なんですよね。


 で。いきなりですが失礼な勘違いを。

 アイン様のこの作品、この記事を書こうと思うまで(2022年の5月末です)、<<続きを読む>>
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2021年06月27日

【作品紹介ナロー】ひろどり様の軽便電車。ミニマムサイズ!


 ! 6月19日に突如お披露目。皆を驚かせました。


 モデルは羽後交通のデハ3だそうです。
 1067mm軌間用のそこそこ大きめの木造単車ですが、ナローゲージの電車としての解釈です。
(762mmの電車ってボギー車ばかりで、意外と単車少ないのですよね)


 極小サイズ。床面の下げ方も限界レベルでありましょう。

 無論、電源系は自車未搭載です。電池を牽引する貨車に搭載前提とのこと。

 木造車の表現と丸窓が良いデザインです。
 腰板部分はウエッジプレートの上にタイル貼ることで、裾上がりの表現も出来ているのですよね。


 前面も美しい。丸形形状です。ハンドル付きタイルは有能な部品です。

 ダブルルーフの大仰さもたまりません。


 気になる中身。

 マイクロモータの駆動です。
 将来的には? 魔改造のPF受光機と3.7vバッテリーは収まるかも知れません? リモコン制御なしの直結式ならば直ぐに単独自走に出来てしまうかも知れないですよね?

 また、PF-M化(Pu-M化)も可能ですかも。パワーとスピードが全然違いますから。
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2021年06月26日

【作品紹介ナローゲージ】5udon様の「独活山(うどやま)鉄道」の世界



 ナローゲージイコール「心象鉄道」という発想は古いのでしょうか?

 軽便だから自分の鉄道を模型で再現してみる……というのは1970年代に流行ったムーブなのです(当時の趣味誌にその片鱗を窺えたりします)。

 1980年代後半にはなぜか廃れてしまう文化なのですが。

 でも、21世紀入ってからの架空鉄道文化が復興。
 そして、商業的にも「猫屋線」は心象鉄道の流れを正当に汲んでいる……のでありますね。

 そんなことを語らせてしまうような、作品世界が顕れました。



突然ですが、昭和96年(2021)6月20日、架空の軽便鉄道会社を設立します。

名称: 独活山(うどやま)鉄道
鉱業、林業、観光を経営の三本柱としています。
社訓
設定、歴史は都合よく改変します
展開はマイペースで適当
第一段として主力のUD1形機関車を紹介いたします。PUで自走します。
 とのこと。


 UD1形 素敵なゲテモノ機関車です。
 ボンネット突出のディーゼル機関車と気動車を融合させたような形状は、幾つかのプロトタイプに思い当たります。然し、自由形としてうまく消化されているのですね。つまりはオリジナルティ!
 
 時代考証とかが思いつかないのも、これはこれで巧いとおもうのです。
 遠い昔なのか、今現在のことなのか? ミステリアスも味付けです。


 スタイル・フォルムはPUを魔改造無しで組み込むための必然でありましょうか。

 一種のラージナローというべきなのかも知れません。テクニックフィグがスケール感を暗示しておりますね。


 ボンネット開ギミック。ライトも純正品点灯。
 小さいながらに、詰め込まれています。


 小さなトンネル? も合わせて。車庫も兼ねてる感じですね。
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2021年04月16日

【作品紹介ナローゲージ】5udon様の レーティッシュ鉄道 ABe 8/12 3501-3515電車 "アレグラ" 見事な前面造形。

  先方の記事
https://5udon.blogspot.com/2021/03/abe-812-2501-3515.html


 瑞西ナローの新作です。

 アレグラは同じ名前の電車が箱根登山鉄道にも居りますね。姉妹鉄道故に。

 ABe 8/12形は2009−2010年に15編成が導入された3車体の連接車です。ベルリナ急行他、普通列車等広範に運用されるもの。電気機関車の牽引列車と電車を巧く共存させるのが瑞西の伝統ですが、これも引き継がれる。客車や貨車を牽くこともあります。

 前面スタイルは、レゴで作ることを拒むようなもの。
 斜めのラインの入った流線型ですよ……!

 それを、大型カーブスロープで大胆に再現されてきました。
 前面下部は2x2の角取りプレートです。この部品は想像以上に便利そう? スカートのラインも美しく。そして、エンブレムのインパクト。
 ここ、良いパターンのプリントタイル得られたら差し替えもいいかもです。
 
 車体幅は7です。
 線路幅は4。瑞西メーター軌間はナローゲージ解釈の文脈であります。


 中間車。ポチスロ横組み二段重ねの屋根造形が目を引きます。コストは掛かりますが美しい処理になります。


 全体に、すっきり美しく。

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2021年04月07日

【作品紹介ナローゲージ】5udon様の低床路面電車 長崎電気軌道5000形と、富山ライトレールTLR0600形

 先方の記事(富山ライトレールTLR0600形)
https://t.co/voWTecJK6o?amp=1

 動画 長崎電気軌道5000形
https://www.youtube.com/watch?v=U5FobY8tt0k

5udon様の、路面電車をナローゲージ6幅で制作される文脈の作品です。
 
 日本の路面電車は1067mm軌間(札幌・富山・高知など)と、1435mm軌間(広島・長崎など)になりますけども。
 しかし、ナローゲージで解釈したほうが、足回りと車体のバランス取りは平易になり、台車が小さくなる分床面を下げやすくなるメリットがあります。


 まずは最新作の長崎電気軌道 5000形電車より。
 2011年から3編成が導入されている、リトルダンサーシリーズの一つ。長崎には先行して同構成の3000形がありますが、大きくデザインを変えてきました。また、他都市の姉妹たちともまるで違う個性的なデザインです。

 露出した台車部分や前面デザインに、低床式に従来の路面電車の雰囲気を織り込んだようにも見えます。


 四角く見えて、実は繊細な丸み帯びた姿です。
 前面はカーブスロープの使い方が丁寧でありますね。シンプルなライン故に誤魔化しも効きません。

 バー用いたライトの処理も巧いです。


 台車枠の表現が丁寧です。
 ナローである必然性が高いんだうよね。通常幅で作ると、台車枠の表現ができなくなってしまいますから(台車枠部品使うと、かなり床面高くて不格好に見えてしまうでしょう)。

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2020年12月06日

【ナロー作品紹介】ぬで様の、花巻電鉄の馬面電車。遂に登場4幅トレイン……。



 ナローゲージ作品は、小さくても5幅と思っておりました。

 実際。5幅でも難しいのです。モーターはPF-M前提で3幅あります。そこに車体を無理なく載せようとすると5幅が事実上のミニマムと。

 しかし、2020年4月くらいにこのLDDが出てきたときは衝撃的でありました。


 4幅車体の、花巻電鉄の馬面電車(デハ3)。
 4幅の車体で、前後の絞り込まれた部分はなんと3幅です。

 実物の幅は1500mmとかですから軽自動車よりも狭い。4幅は寧ろ正確なスケール……!

 足回りの2軸化は寧ろ当然必然のアレンジです。それでもなお、3幅のMモータを内蔵するために腰板部分は「頑張った」構造に。レールプレートの張り出しでもって車体裾にする処理の巧さ。

 流石に、モータ以外の電機品は別車体に分割の方向ですね。それも致し方なし……の題材なのですよ。


 2020年6月くらい?

 一次試作品です。このサイズに収まるかどうかの確認モデル。
 車体高は流石に1プレート上がってしまいました。こうしないと車輪が収まらないのです……。


 外部の動力つけての走行テストのようです。
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2020年12月05日

【ナロー作品紹介】ユウユウ様の、花巻電鉄の馬面電車。ラージナロー版


 リアルティと雰囲気を優先すると、小型車両を大きく作るのも、正解になりましょう。
(上の写真ですが、スケールを函館市電ハイカラ號と合わせられたそうです。1372mmの単車と、762mmのボギー車の好対照になっておりますね!)

 花巻電鉄の馬面電車。軌道線デハ1(1−5)はその車体幅の狭さで有名な車両です。
 1926−1931年ころに導入された木造・鋼製入り混じったグループでした。車体幅はわずかに1550mm。一般的な軽便鉄道・路面電車の車両でも2mはあります。

 なお車内の内寸は1360mmとか。向かい合わせのロングシートなんですが。
 ええと、普通の国鉄型車両のボックスシートがピッチ1470mm程度です。あれが更に狭くなって1360mmで、横向きに走り出したところ、想像してみてくださいね(笑)。

 流石に1960年代以降は道路改良でこの幅の電車の必然もなくなり、もう少しまともな電車が使われるようになるも、同線の廃止まで予備車として残存してた由。
 1972年に廃止されてしまいました。デハ3は地元で保存されています。


 デハ3がモチーフでしょうか。
 スタイルの省略ほぼ無し。窓数もほぼ正確です。
 足回りも、板台枠のボギー台車が再現されてるのですね

 前面の絞り込みは6幅を5幅にすることで実現。
 ライトの周り、タイヤ使った処理がいい感じですね。

 側窓は最近出回りだした3x3の窓部品です。この題材にぴったりな選択です。
 屋根上は魅せ場になっています。ランボードやポールの表現の精細さ!

 でも、惜しいところも指摘させてください。
 ドア表現が平板なのが残念。スケール生かして凹凸表現は入れれれたと思うのです。

 車体全体も平板な印象が惜しいです。シルヘッダをダークタンにするだけでぐぐっと渋い印象になってきそうに思うのです。
 腰板部分にリベット表現(意図的なポッチ出し)……は大げさかもしれません。


 台車の分かるアングルで。板台枠感が良い感じ。
 この作り込みできるのがラージナローの良さです。


 ぬっとカーブ曲がってくる。これが路面軽便の醍醐味?
 R36なのでナローゲージのカーブでは純正よりも緩いほうですが。


 この不安定な感じ、なかなか壮絶ではありませんか!

 レゴのナローは線路幅4ですから、車体幅が6で十分に馬面電車のスタイルと言うか、バランスになるのですね。

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2020年08月11日

【作品紹介ナローゲージ】薬師山様の、阿里山18噸シェイ。限界サイズの機械的魅力。

 歴史上初の? ナローゲージの自走するシェイ式蒸気機関車でしょうか?
 2020年の7月末に発表され、大変に驚かれた作品です。

(記事は便宜上 発表日前後の日付にしております。記事投稿は2021年の6月9日となります。前後することご容赦ください)


 シェイ式蒸気機関車はギアードロコの中では最も成功したもの。
 アメリカのライマ社でン百両と製造されています。大きめのボギー機関車ですが、ボギーであるがゆえにカーブに強い。森林鉄道のような低規格の鉄道で重宝されたのでした。小さいものは10噸前後、大きなものは40噸や55噸など。必ずしも軽便用に限られず、標準軌のものも少なくなく、です。

 日本国内(内地)では数両しか、それも目立たないところでしか稼働しなかったものですが、台湾の阿里山森林鉄道での活躍は知られるところです。1970年代まで現役機でありましたし、動態保存機が何両もあります。
(アメリカでは、産業用軌道そのものの衰退はやかったこと、残ったところも早期に内燃化されてしまったため、WWII後は保存鉄道くらいでしか残れなかったようです)

 レゴでは、何度か通常軌間用の可動モデルが作られてきました。
 もりりん氏の作品が有名でしょうか。2017年ですね
http://legotrain.seesaa.net/article/445649273.html

 さて。
 レゴ的にはとても難しい題材です。
 動力電伝達自体はユニバーサルジョイントに優秀なものがありますから難しくないのですが、それを動輪横の限られたスペースに実装してしまうこと。
 そして、シャフトは車体の外側ゆえ、折れ曲がる位置が素直ではないのですね。cvジョイントという前後方向の動きを吸収できる実物どおりの?ジョイントもありますが、しかし小さな機関車に組みこむにはちと長過ぎる。

 通常軌間でも難しい題材です。
 それを、より小さなナローゲージへ!


 5幅ナローの枠で実現されています。
 偏った缶胴が3、その横のエアタンクが2。

 それよりも足回りですね。「Railbricksのコンテストで優勝したStephen Pakbazさんのを参考に。できるだけ短くなるようにがんばった」とのことですが、その小さくするのが難しいのです。
 ユニバーサルジョイントの曲がる部分と、台車と車体の接合ピンの位置を揃えているのが分かりますね。こうじゃないと、シェイは曲がれません。

 強度が不安になる足回りですが、テクニック系でガチガチに固めておりますね。上記の接合ピンも含め、不安がありません。

 想定ミニマムカーブはR36とのこと。
 レゴ社の純正ナローカーブはR24なのですが、幸いにも今はtrix-brixにR36カーブレールが存在します。同社のポイント類もR36前提ですよね。


 正面から。
 本当に、5幅です。

 足回りの飛び出しなども気になりません。

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2020年06月18日

【作品紹介ナローゲージ】可愛く凛々しい。薬師山様のポーターサドルタンク機。

 薬師山様のツイートより。



 ナローゲージの蒸機作品。どんどん増えています。

 拙作がコッペル。独逸(といっても日本で一番メジャーだった軽便蒸機)。
 さくりん様が協三。日本製。今でも新車が買える筈です?

 この世界の先達、wing様(べこねん様)が英国ナローの世界。
「きしゃの絵本」シリーズでお馴染みですよね。
 
 そして。薬師山様はアメリカンスタイル。ポーターのサドルタンク機を造ってこられました。実に可愛らしい「亀の子」。


 日本にもそこそこの両数がいた、あの機関車です。
 アメロコは耐久性に劣ることが多かったようで現存個体はそれほど多くはないのですが。但し、模型などでもお馴染み。

 大きめのキャブ。
 細い缶胴
 その上の跨り……サドルタンク。ユーモラスで可愛らしい造形。


 サイズの極限感はナロー蒸機の共有であります(笑)。
 全長13ポッチ。そして5幅です。プロポーションは最高。そしておそらく魔改造など無しの純正状態ですよ!

 機関車にはモーターのみ搭載。PF機器は有蓋車への搭載です。
 重心問題が起こりがちな蒸気機関車ですが、サドルタンク内にがっちり2x2x6のウエイトブロックを搭載しちゃってます。牽引力まで期待できそうですね。

 丸棒のロッド。取り付け方法に無理がなくて良い感じ。真似したいところです。


 ディテールも堪りません。
 先が膨らんだ煙突(森林鉄道用ですかね?)
 アメリカンな、鐘。
 大仰なヘッドライト。
 そして木製のエンドビーム。


 真っ黒ではなく。しかしリアルを損ねない程度の「色気」も良い味なのです。
 屋根は鉄板張りで、錆止めなのかなぁとか想像膨らませます。

 相方の有蓋車は4幅+プレート2枚分という寸法です。5幅未満!なのですね。
 車体側面を1x8タイル。縦目張りのかなり古風なタイプです。

 屋根も真っ黒でなく、灰色にしているのが程よいバランス。
 日本型なら真っ黒、って偏見は一度解いたほうがいいのかも……です(自戒ですよ)


 足回りは拙作のコッペルに準じ、そしてさくりん様の協三と同じ作りです。動輪間のギアは古いタイプのベベルギアでギアの魔改造避けています。
(拙作では躊躇なく現行ベベルギアの裏面突起を削っちゃいましたけど)




 有蓋車の中身です。PF機器の魔改造は避けておられますね。
 ケーブルの長さがじゃまになるのですが、それは下半部に押し込み。
 電池は上方に横向けに入れているようです。

 ギリギリの薄板構造で、小さくしています。


 実は走行テストが未だ……なのだそうですが(笑)、肝心の動力系は定番構造ですのできっちり走ることでありましょう(たぶん)。
 ウエイトの分 牽引力は期待できますので、ボギー客車とか運材台車牽いて走る姿を楽しみに待ちたいものです。
 
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2020年05月31日

【作品紹介】さくりん様のナローゲージ。協三B形軽便蒸機!

 協三工業は日本で最後の蒸気機関車を新造出来るメーカーです(※)。
 ※:但し、今は「事実上の新造できる」会社や組織が他にもありますが。

 ここの機関車で有名なところで東洋活性白土の2号機があります。
 自重5トンのBタンク軽便蒸機としても最小型クラスですね。1950年代の仕掛品で、売れなかったものが1956年になって納入されたものだとか。このスタイルはメーカーの標準で、後世の観光向け機関車にも同型のものがあります。



 さくりん様の作品は、このメーカー標準形をモデルにされています。

 小型蒸機の実用品としての需要は1950年代には終わっておりますが、しかし1974-2013年に何度かのブランクはさみつつも、ほぼ同型の6-10トン機が観光用に何両も納入されている由。

 観光用途といっても元が産業用ですから、良い意味で真面目な本物感のあるスタイルですよね。
(一方、ディズニーランドの汽車も協三工業ですからユーザの要望次第でスタイルは変えられるのでしょう)

 ナローゲージのお約束?5幅で全長は13ポッチ。
 これ、レゴ的には「大きめの乗用車」サイズですね。小さいです!

 機関車本体にはモータのみ搭載です。一般の鉄道模型のレール集電ならそれで済むところですが、レゴのプラスチックのレールと車輪ですから、PFの受光機と電池は別搭載になります。
 それでもエンジンドライブ。機関車が自走することの意義は大きく。

 スタイルは良い感じですね。サイドタンクの造作が協三工業の形ですし。
 フロントエプロンの形状もなかなか好ましいです。そして、小さいながら備わる煙突・スチームドームといった道具立て。


 サイドビュウ。
 縦置きのモータをキャブ内に。この配置だとどうしてもリアヘビーになりがちですが、前方にダミーとなる磁石連結器張り出し、また缶胴部分の造形で極力パーツ詰め込み前方に荷重が掛かるようになっています。

 ロッドは簡易メインロッドです。軽便蒸機ならこれだけでも楽しいんですよね。


 内部。

 動力機構は拙作の標準蒸機用の改良のようです。
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2020年01月05日

【作品紹介 ナローゲージ?】たむちん様の、4幅モノレール試作中。レールは1幅!

 正直、やられました。
 魔改造で5幅のナローゲージシリーズでイキってた私をガツンと50Tレール(ロッキード式のアレ)でぶん殴ってくださるような作品です。



「いろいろと試行錯誤ちう。 短い試験線では、トルクもスピードも十分な感じ!」
 ツイートでは2枚の写真とこのコメントのみなのですが、情報量が濃厚です。

 先ず、車体が4幅ジャスト! わずかに足回りだけが0.5プレート分はみ出してますが。
 繰り返しますが、4幅ジャストです。

 そして、軌道が1幅。
 足回りや動力車をみると所謂「ひだか式」準拠のようでありますが、軌道の1幅化で程よい華奢さを演出出来ますし、資材面でも有利で有りましょうね。曲げる方法は……4.5Vレールでも使われるのでしょうか?

 尤も、走行安定性は気がかりです。左右のガードローラーでどこまで抑えきれるか……でしょうね。

 動力系が無改造なのは言うまでもありません(笑)。


 拡大、動力部です。PUモーターは3x4パネルの中に収まってしまうのですから、4幅ジャストに支障にはならないのです。駆動系はベベルギアで下方に落とす王道な感じでしょうか? 支持ローラーはやはりひだか式でしょう。


 3両編成を想定されているようです。

 車体形状が程よくレトロヒューチャーで可愛いものですが、これは東山動植物園の「スカイビュートレイン」を意識されたものだとか。遊戯施設としてのモノレールシステムではありますけど、中量輸送機関としての妙な魅力があります。
 小型であればインフラも小さくて済みますから、レゴの街への導入も難度低くなるのですよね。

 それにしても、1x2のウエッジカーブスロープで締めた、足回りの絞り込みがキュート……!

 さて。
 12月9日のツイートから続報が無いのが残念なのですが、小型車両モデルの世界に革命を起こしてくださってきた たむちん様ですのでいろいろ、期待しております。
 

 追記:続報いただきました! かなり完成度上げて居られます。



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2019年12月29日

【作品紹介 ナロー】Yesterday様のナロー動力車。赤いディーゼル機関車は欧州風?

 一度のツイートのみで続報など無いので、実際の性能などは不明です。
 でも、設計のスジはなかなか良さそうなのですよ。

 写真2枚だけなので憶測語りも多いのはご容赦を。
 でも、捨てがたい作品ですし、いろいろ参考にもなりましょう!


 構成は 機関車(モーター車)+受光ユニット車+電池車となるようです。
 PF機器は魔改造なし。

 車体幅は4幅+プレート4枚分で、5幅以上6幅未満に見受けられます。いや、実質5幅のようですね。


 赤いディーゼル機関車。

 キャブ内にモーター搭載。動力をベベルギアで上下方向に落としこむ安定した手法です。注目したいのは、長さ5Lのハーフハイトアームでモーター軸と下方の推進軸を結びつけて、モータの浮き上がりを抑えていることでしょう! また、モータからはベベルギアの大小できちんと減速しています。

 このギア配置、ナローゲージ以外の蒸機作品などでも応用できそうです。

 機関車の造形は欧州系の香りがします。

 気がかりなのはホイルベースがやや長いことで、これだとナローカーブレールの走行は難しいかもしれません。急カーブに対してアタック角大きすぎ?

 推進軸の固定位置を変えれば、ホイルベースを短縮することは出来そうです。
 この種の機関車はホイルベース短め、オーバーハングはたっぷりの方が可愛らしさも出てきますので、直せるなら直されては如何でしょうか?



 受光ユニットを隠す 有蓋貨車。
 電池は更に別の車という割り切りにより、ゆとり保った車内配置です。

 4幅にタイル貼った車体構成が見えますね。上手く行けば、4幅+プレート2枚厚? 5幅未満???
 車輪は通常の軸穴ですから、走行性能も期待できそうです。

 電池車の画像はありませんが、この受光ユニット車と同じ作りで行けそうに思えます。


 現状で走行試験の結果などは伺っておりませんが(注:2020年2月でも)、しかし、この編成・構成は出来とスジが良いものと言えましょう。
 何らかの続きがあること、願っております。

 
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2019年12月08日

【作品紹介】mizuki様の「うらぶれ鉱山」2019年版。立体交差と本線鉄道

 前回記事
mizuki様の「うらぶれ鉱山」2018年版 その1
http://legotrain.seesaa.net/article/472849506.html

mizuki様の「うらぶれ鉱山」2018年版 その2
http://legotrain.seesaa.net/article/472849579.html


 聞けばご趣味の一つに廃墟(というよりは産業文化財趣味?)もあるというmizuki様のジオラマ作品「うらぶれ鉱山」。

 2018年版は早くも解体されてしまったとのことですが、2019年の9月ころに、2019年版として蘇りました!


 順を追って。先ずは製作検討から。

 コンセプトが立体交差です。高低差を造る検討から始まったようです。


 本線の気動車が通れるクリアランスを確保……。
 但し、この配置は採用されていません。


 決定稿のレイアウト。基礎板二枚分です。


 ホッパーの櫓が中心となります。高低差が初期検討より更に強調されているのですね。高低差は、この種の施設に欠かせません!


 一気にここまで製作が進んだようです。
 前回の再生品も多いのでしょうか。それにしてもホッパー櫓のインパクトよ。

 そして、線路は三段配置に。


 「うらぶれ鉱山」2020年版 完成です。

 2020年版と申しましたが、世界観的には1970-80年代ころの日本の何処かの鉱山でありますね。国内の各種鉱業の、ほぼ末期です。

 上、左から
 ナローゲージの上部軌道 非電化
 ナローゲージの下部軌道 複線電化
 地平レベルのホッパー線。デュアルゲージ
 そして、普通軌間の本線。

 とても賑やかな情景です。
 大量の情報が、破綻なく纏められています。

 信号。架線といった「機能」も効いています。信号機の存在感がなんて大きいことか! 産業軌道には欠かせないのですよね!

 植生も良い感じです。日本の鉱山はどこか草生してるほうがリアルですから。
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2019年11月28日

【作品紹介】もう一つのナローゲージ、ruokuchakuma様の黒部峡谷鉄道EDV形。

 積年の課題であった? 安定動作のナローゲージ動力車。
 関山拙作的には「魔改造PF」という最終手段で実現にこぎつけたのが2019年10-11月の流れでありました。

 ですが、当然ながら別の流れもあります(ラージナロー系はその最右翼でしょう)。

 というか、魔改造なぞしなくて済むなら避けるべきだとは、切り刻んでる自分でも思うことですから(苦笑)。


 モデルはEDV形電気機関車。
 黒部峡谷鉄道では久々の新造電機で2012年に34・35の2両が製造されたもの。VはVVVFの略です。以後の増備は為されておりませんが……。

 作品は、6幅の足回り(即ちナローレールではなくて通常レール)に5幅の車体を載せたものですが、5幅にPF機器を収めてしまうコンパクトさです。

 車体幅とレール幅のバランスですが、762mm軌間の鉄道としても特に車両限界の小さなあの鉄道の車両らしく見えるのですよね。このバランスも「あり」に思えます。もし急カーブを走らせたいなら、TRIX-BRIXにはR24が有るのですし。

 全長も22ポッチと、ほぼミニマムです。


 密度感いっぱい!

 4幅の機器に対して、プレート2枚分とタイル2枚分。5ポッチ分に1.5プレートの張出しで抑え込む設計です。なんとか5幅といえるでしょう。

 全長方向もギリギリですね。意外とケーブルの取り回しが面倒なんですよねぇ。

 なお、動力が通常のトレインモーターですから制御系をPU化したらさらに小型化の余地はあるのかもしれません。9Vは最後の手段でありましょうか?


 電池boxを外した状態です。やはり、ぎりぎり。

 しかし、ギリギリの密度感というのは黒部峡谷鉄道の機関車の魅力でもあります。

 この鉄道をどのスケールで造るべきか難しい部分ではありますけど、可能性は挑戦されてしかりでしょうね。というか魔改造でガチに狭軌にするのも難しいほどに車両が小さな鉄道でもあるのです(笑)。何かしらの割り切りが必要になるのですよね。

 でもまずは、この作品に合わせた5幅の客貨車も見てみたいなぁと。
 小径車輪で低床化するのも、シリコンスプレーやグリスなどで回転抵抗の問題が克服されてはおりますし……!
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介・ナロー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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