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2014年03月10日

【組換作品紹介】Azur様の#31012 x2の4階建てアパート。正しき「モダニズム」



  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=540576

 建築に関して難しく語るほどの知識はありません。
 でも、これは正しく「モダニズム」です。1930−1970年代的で、それも上質な。

 数々のモダニズム建築の傑作、それこそレゴだとArchitectureシリーズにラインナップされたりされなかったりするような雰囲気をこの作品から感じます。
 アーチ窓の繰り返しは過度に装飾的にならず。スリット状の細窓。全てが美しく調和している。
 3−4階の向きを変えることができるようですが、このユニット感覚・機能性も素晴らしい! 

 4階建てのアパートメントを想定しているそうですが、その用途・雰囲気って意味で言えば、あの「中銀カプセルタワービル」(あれぞモダニズムの極致!)に通じる雰囲気さえも感じます。

 ただ、よく作品を眺めてみると緑の多さや明るいテラス、大胆な階段回しなどまったく別の文脈も感じます。それでもなお、モダニズムの傑作って印象は変わらないのですが。
 階段の適度な装飾性や、おそらくウッドサッシであろう太めの窓枠などは、この建物が「冷たい」ものでないことを顕していましょう。

 こちらの組み方の方も捨てがたい雰囲気。繰り返される階段も、セットバックしていく上層階も実にリズミカル。

 驚くべきは、#31012を用いつつもスロープ部品を敢えて使用していないこと。
 こんな「禁欲」って自分には思いつきもしません。例えばこの建物でも、テラス部分であったり屋上であったりにスロープ使った赤の飾り屋根をつい加えてしまいたくなりますけど(勿体ないし)、それをやってたらこの雰囲気は出てくるまい。

  
  
 インテリアもまたモダンデザインの傑作という趣。
 レゴという素材とモダニズムの相性の良さを再確認させられます。1階は店舗(飲食)。2−4階は住居。セットバックのお陰で様々な面積の部屋が提供できるというわけですね。カラープランの統一感もまた見事。

 本気で#31012って「建築の教材」としても通じるんじゃないでしょうか……。
 少なくとも同じレゴの「Architecture Studio」よりも優れているように思えてならないのです(あちらのパーツ構成、お世辞にも魅力的ではありませんし)。


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 #31012、いい加減再入荷して欲しいです……。カタログモデルなのに長期の品切れ中って。実店舗でもクリブリやザらスなどでは品切れ多し。何とかしてくれ本気で。
 
 モダニズム建築の本としてはこの上下巻はお勧め。哲学的用語で煙に巻くような本ではなく、写真とイラスト(平面図が多い)が多く、「欲しい情報に的確にアクセスできる」本です。
 1950−70年代の妙に大胆な建築が好きな方にお薦め。普通の建物が好きな人とか、それ以前の装飾過多なのが好きな方にはお薦めしませんが(笑)。
 西日本編が絶版の模様。気になる方はお早めに?
 
posted by 関山 at 08:24| Comment(4) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月26日

【組換作品紹介】Azur様の#31025組換の山小屋2作目。羊付き!


http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=540455

 Azur様の、#31025マウンテンロッジの組換作、二作目です。
 片流れ屋根の山小屋という題材でありつつ、前作とは全く違う雰囲気!

 開閉式の「開」状態ですが、片方に木造の建物部分、片方に岩の部分と固めたデザインが強烈。
 この割り切り、ありましたとは!

 なによりインパクトありますのは「羊」でしょう。真っ白なんじゃなくて灰色や黒が混じってるのがすごくリアルですし、可愛い♪
 先に「氷河急行」の記事書いたばかりなのでつい、この作品も背景や前景にあわせてみたくなってしまうのでした。いや、山小屋で羊(ヤギ?)いりゃ瑞西って発想は安直といえば安直ですけども……。「ハイジ」の刷り込みは強いですよ(笑)。

 建物に戻れば、窓4x3も、窓2x2も縦に並べているのが独特の印象。特に小窓の方は間に小割りの窓に見立てたヘッドライトパーツ入れて表情つけているのがAzur流儀です。
 なお、ひっそり使いにくい黒2x8ブロックもここで処理されているんですね(笑)。

 内部。
 小さな小屋でも階段あってロフトがあって……というのがすごく嬉しい。正しい「生活感」があるってものです。暖炉の前のラグが暖かそう……。また、岩屋の方の内装処理が凝ってるのに注目。岩肌を生かした彫刻的なインテリアになってるわけですね。使いにくそうな鉱石部品も飾り棚の中ならばっちり似合っています。

 正直、岩部品に関してはこの使いこなしをされてしまうと……他にベターが思いつきません。
 パーツのパネル感(ペラペラ感)が全く感じられないのです。

  

 閉状態。これもどの角度から見ても変化があり、楽しい。
 岩屋側が一番の見所。壁一面が岩で出来てる。巨岩を柱に立てた小屋って惹かれるものです。
 また、小屋の裏手で羊が飼われてるって情景もまた良い感じであると。

  
 
 羊の世話。このセットの世界観がガラリと変わってきそうです。余りパーツで作られた?羊小屋もまた良い出来です。
 あぁ、これだけで小箱orポリバックにして欲しい雰囲気であるとも。

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 組換達人の手によって、#31025の魅力はいきなり150%以上に増強されちゃっていないでしょうか?
 絶対に、価格分以上のポテンシャルはありそうです(幸いにも現在34%off継続中です)。
 なお、旧製品#5766もまだ安く入手できます。出た頃は割高感酷くて組換とか盛り上がらなかった品ですが……今なら、39%off 3537円。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(3) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月24日

【組換作品紹介】Azur様の#31012組換「パーゴラのある家」

 特徴としては、地面用の緑大型プレート(プレートであって、基礎板に非ず)を自然に使いこなしていること。いや、これまでもAzur様の組換作品では多用されてきましたが、この作がもっとも洗練されているように感じられます。少なくとも管理人は好みです。



  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=540245
 開閉式のため、一見して全体の構成・特徴が掴みきれません。
 いや、それだけ様々な角度からの「見せ場のある」「深い」作品ってことでもあるのですが。

 このサムネは何れも「開」状態です。
 片流れ屋根にアーチのピロティ。外階段。裏返しに使った5連の小窓にレンガタイル装飾。そして肝心のパーゴラ(藤棚)が分かりましょう。
 パーゴラがこの作品のキモになりえているのは、建物側面に入る緑のラインを自然に見せる効果があるからでしょうね。ここがただのバルコニーだったら、緑のラインはちょっと色彩的に煩い感じになってしまったかも。


 半開き状態もまた様になっているものです。1/2階が完全に独立してて外階段故に、床面に階段穴を考慮する必要がないのですね。
 インテリアは1階がパーラーと称されているので何らかのお店でしょうか。
 二階は台所と寝室が見えます。

  
 閉じた状態。
 大きな片流れ屋根の大胆さ。そしてインパクトのある窓まわり。反対側にステンドグラスが見えるのもAzur作品らしいところ。開状態以上に、角度によって違う建物に見える感じが強いです。
(地面の色で、パーゴラ側が緑、ピロティ側が灰色と区別しているのも効いていましょう)
 でも、開いても閉じても、上から見れば実はL形。

 整ってるけど、大胆。適度なモダン感はオリジナルメインモデルに共通。
 #31012はまだまだ魅力を引き出す余地があるってことなのでしょう……。


 一つ残念なのは、肝心の使用セットの#31012ファミリーホームは大手どころ(amazon.co.jp・クリックブリック店頭・トイザらス店頭……ただしお台場店で確認しただけなので他は違うかも?)はしつこく品切れ中。
 この種の品が1年足らずで絶版になるわけもないので、再入荷を待ちましょう。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月19日

【組換作品】#31025マウンテンロッジ組換の小さな機関庫


 先に断っておけば
「※ レール及び車両はセットに含まれません」
 まぁ昔のストラクチャーキットの箱絵や箱写真なんてこんなもんですよね?
 でも、公式組換コンテストはダメ(笑)。


 イメージしたのはローカル私鉄の終点とかにありそうな、小規模な車庫。収容するのは小型の機関車か保線用機材みたいな感じ。
 これに小さなホームを加えて。

 建屋はこのセット組換の定番になりそうな「岩を2つ取り込んだ」形で。ですので、この車庫があるのは山岳地帯……登山電車の終点って感じかも。駅名票のイラストが海で船なのはご愛嬌(笑)。

 屋根は、このセットのパーツ構成的にこれまた誰もが考えそうなマンサード屋根で。最大の床面積を得られる形で使っています(先に屋根から組み始めました)
 最大の床面積といっても案外鉄道車両は大きなものなので、収まるのは「銚子電鉄デキ3」だけというオチはつきました。まぁあの種の小型凸電は欧州こそ場ですから、問題はありますまい。

 余りまくったパーツで、線路脇の小川とか鳥(猛禽系と水鳥系)とか遊んでます。

 機関庫の扉は最初は省略してしまうつもりでしたが、ロック用の「ハンドル+クリップ」付ブロックが使えそうだったので頑張って取り付けてみました。
 軒のアーチは気に入ってる部分です。#31025はアーチはこの1個のみなので、使い所が難しいですね。




 こんな題材ですが開閉式?です。いやまぁ機関庫とミニホームの位置関係が変わるだけですけど。
 中間ポジションだと、保線機材用の横取車庫のイメージになりますかね?


 裏面。通り抜け形の車庫にしたら随分パーツも節約できるのですが、パーツ数的に余裕はあるので頑張って裏面も造ってみた由。
 電車は路面電車に毛が生えたような小型電車がトレーラ(客車・付随車)1両連れて。
 この雰囲気に似合うと思うのです。

 トレーラーの入換風景イメージして。ちなみにトレーラも車庫に収まりますが、扉が閉まりません(苦笑)。

 その他画像はこちらへ(検閲済)。
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=540116
 
 造ったらすぐ次の組換題材に移行したいところですが、妙に愛着湧いてしまうのは困ったもの。さてどうしたものか……。
 
posted by 関山 at 20:30| Comment(5) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月16日

【組換作品紹介】azur様の#31025組換作「二階建ての山小屋」。セットの魅力を引き出す。

 #31025マウンテンロッジの組換作、まずは拙作あげようかと思っていたら(仕込済!)、もっと凄いのが「いつものお方」から出てきました。



  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=539979

 #31025はパーツ構成・物量的に「二階家」も可能だとは思っていました。特に地形用の灰色ブロックで一階を構成すればまとまりも良くなる筈……この狙い、見事に実現しています。
(あぁ、先越された……ちなみに仕込中のはぜんぜん違う題材なので被りはないですが)

 また、開閉式というギミックも最大限に生かしています。
 閉じた状態でも開いた状態でも、建物として成立するデザイン。
 あわせて、ガチな山小屋や山荘としても、都市部や郊外の山小屋風小住宅としても成立する雰囲気。
 この中立感は「1980年代のレゴの家」っぽくもありましょう!

 広げた状態のボリューム感は、どこか「お得感」がありますね(笑)。左右の厚さが極端に違うので奥行感が強いのもポイント。大きめの窓が敢えて奥行方向にある抑制感も良い感じ。

 #31025の組換ではキモになりそうな、大型「岩パーツ」もうち一つを「暖炉」の外側に見立てる上手さ。内側も上手く処理してて、この種のパーツにありがちなハリボテ感を回避しています。

 インテリアといえば、一階のテーブルと椅子の処理が如何にもAZUR様っぽい。お馴染みのチェックが可愛い。 Azur様らしさといえば、クリアブロック使ったステンドグラス表現も好ましい。6個しかない透明水色のブロックを最大限に生かしています。
 2階に目を移すと、本家ではなぜか作られないベッドがあるのが嬉しい。階段が敢えて奥に作られてるのも深みにつながっていましょう。

 なにより、開きかけ状態でのドールハウス感も快いものです。

 閉じた状態。片流れ屋根で雰囲気も変わる。
 もう一つの「岩パーツ」が合わさって、自然な感じに見えます。2x2x3という大きめの灰色部品も煙突としてさらりと消化されています。
 2x2窓も、この建物だと裏面に使ったほうが似合います。窓まわりの装飾も丁寧。

 車も荷物が少しながら積めるものに。
 小型農機(所謂「小型特殊」)っぽい雰囲気になってて、実用感が高まってます。遊びだけの車じゃなくて、作業にも使える車のほうがレゴの車としては好ましいですよね(80年代的に)。

 結論としては。
「#31025 ポテンシャル高すぎ!」
「Azur様、組換に慣れすぎ……」。……国立駅舎に始まる中央線沿線文化的なものの流れもまた感じられるのは気のせいでしょうか? スカ色の115系とか歴代オレンジの電車とかが似合いすぎるといいますか、作者として一貫するものが感じられるのですね。
 Mugen氏でもそうなのですが、「組換」って制限制約があるからこそ作家性が顕れ易いのかもしれません。

 
 ともあれ、これが作れるって地点で#31025の価格分の値打ちはあるってもの。
 元の組換インストが何れもボリューム感は切り捨ててますので、この方向性が可能であるってことの立証は意義あることです。
 
posted by 関山 at 12:18| Comment(5) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月24日

【組換作品】Mugen様の#10224組換「Town Hotel」王道!

 思えば、モジュールビルシリーズでは、初代の#10182以来「ホテル」という題材はありません。
 その隙間を埋めてくる……すなわち、王道に挑戦する組み換え作品です。



  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=539095

 ベースは#10224 タウンホール。モジュールシリーズの中でも一回り大きな題材ですが、その物量はパーツ数喰いそうなホテルに変身させるに十分。
 また、平面形から角地物件への変身というのも、いつものMugen氏作品の魅せ方です。

 結果として、ボリューム感のあるコーナーモジュールが生まれました。
 何より、平板な印象が否めなかった#10224のデザイン上の欠点も是正されていましょう。立体的で陰影ある建物に大化けしています。

 左方にはオープンカフェ表現有り。ホテル+カフェという意味で、あの#10182カフェコーナーへのレスペクトも含まれているのですね。

 窓は2-3階は同じパターン並べることで、建物の大きさが強調されていましょうか。
 1階はパターン変えているのが効果的。2×2系の窓を3列というのはインパクトがありますから。
 タイル貼りやフラワーポットもお約束ながら美しい。

 今や遠くなってしまった、あのご先祖との比較は無理があります。
 しかし、カラーリングの上品さではこちらが寧ろ上回ってはいないでしょうか?
 
 あのご先祖と一線を画すのは、今のモジュールビルの標準。インテリア完備ってこと!
 先に明かしておけば、2階にシングル2室。3階はダブル1室。レゴの建物としては十分な規模でしょう。ましてや、制約の多い「組み換え」モデルです。

 1階のフロントとカフェ。地球儀やクレスト、時計という小物の使い方が巧い。カウンター角にあるのは呼び出しベル? カウンター奥の電話も注目です。ありふれた部品がこんな表情ありますとは。
 階段も明るい、見栄えのするもの。変な話でが、#10182よりも高そうなホテルですね(笑)。
 見えない手前にはソファがあります。

 2階。シングル×2。元セットにエレベータの関係でドアが多めだったのが、この組み換えではプラスになっていましょう。水回りは省略ですが、パーツ追加が許されるなら増設スペースは十分にありそう。角に面した部屋は「煩い」のと「狭い」ので少し安そう? でも自分ならこれで十分かな……? いろいろ想像膨らみますよ。

 3階。ダブル。かなり立派な客室です。長櫃とソファが良い効果出しています。壁の絵も。階段ホールも奥に窓があることと、手前のグリーンのお陰で明るい感じがします。

  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=527023
 Mugen氏で#10224というと、先の「東京駅風」組み換えもびっくりさせられたものですが、今度は全く違う方向で攻めて来られ、そして元セットのポテンシャルを更に引き出しきった感があります。
 #10224を見送ってきた方にこそ、注目して欲しいと思う次第。

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 モジュール系が入手難しくなったり値上がり傾向にあるので、この20543円はお得感あります。組み換えは失敗しても元の市役所に戻せば良い。ローリスクでハイリターンな挑戦でもあります(時間とか労力はともかく)。
 
posted by 関山 at 12:34| Comment(6) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月18日

【組換作品】和洋折衷モダニズム! Azur様の#10232+31012の「郵便局」

 大正の末くらいから昭和初期、洋風のビルに和風・東洋風要素を取り入れた様式が流行ったようです。 学校や役場、駅舎など公共性の強い建築で。

 まさに、そんな感じの建物。日本の「お城」的な瓦屋根が堪りません。



  


 その他画像(brickshelf)

 この雰囲気だとセンターの尖頭アーチ部分さえ、回教的なものではなく仏教寺院的に見えてくるのですね。
 全体にエスニックな雰囲気が漂うのですが、日本もまたアジアの一部、という感を強く意識させられましょう。

 裏面も味があるのです。無愛想な壁面を逓信省マークが飾る(ペイントじゃなくてタイルか何かでしょうね)1階もそれなりに雰囲気あるもの。
 また、裏面2階はアールデコが炸裂! こちらを前に持ってきたパターンも十分に主役が張れる貫禄あり

 また、2階部分と屋根部分は180度反転できるので
 1A+2A+3A、1A+2B+3A、1A+2B+3B
 1B+2A+3A、1B+2B+3A、1B+2B+3B
 1A+3A、1A+3B、1B+3B、1B+3A
 と10通りにも楽しめるのも特徴。なかには強引に感じさせられるパターンもありますが、十分に主役が張れそうな組み合わせもあります。造ったあとでも、飽きない。

  
 2階を抜いたバージョンも悪くないのです。

 もちろん、インテリアも作りこまれています。
 1階のカウンター廻り。やっぱりアーチは効果的。照明もまた良い感じです。
 
 2階にはラウンジ。屋上はなんと宴会場だそうですが、この建物が地域の集会場としても使われ、愛されているなら素敵な話です。それほど突飛な設定でもないでしょうし。

 あと、和風のモジュールはモジュールビル群に並べると、他のモジュールまで日本的に見えてきそう。ガチで欧風なものを置いても、全体として日本の何処かの風景に魅せてしまう。

 この前に路面電車の軌道を敷けば、走らせたいのは昔の市電とか都電? いや、欧州系モダンな低床電車であってもしっかり日本型に見えてしまうでしょうね。
 それほど、周辺へのインパクトまで与えてしまいそうな作品なのです。
 
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 関連セット。マッシュアップは「組換」を更に加速させるターボのようなもの?
 で、建築の文脈は若干異なりますが、フランク・ロイド・ライトの帝国ホテル旧館も思い起こされるところです(何故か1万円切っていますし)。
posted by 関山 at 22:25| Comment(6) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月10日

【組換作品】「テラスレストラン」 31012組換。1セットでもここまでボリューミー(Azur様)

 Azur様の#31012ファミリーハウス組換作品ですが、そのバリエーションはとどまるところを知りません。
 今度は1セットのみを使っての「テラスレストラン」です。



  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=535927

 前回が難解?な建物でしたが、今回は素直な?印象です。
 されど、1セットで最大限にボリューミーなデザインにしているのは技術的に興味深いところ。床面に地面用のプレート使うことで大規模な2階やテラスを可能にしているのですね。こうなると内部に階段作れませんが、ここは外階段でフォロー。
 何より、片流れ屋根とテラス部分のバランスが素敵です。

  

 大アーチ及び先頭アーチの使い方も好ましい。テラス部分を小気味いい空間に。
(個人的には、ここにライティングがあると好ましい夜の情景が作れそうな?)
 また、テラス部分は限られた部品からテーブルと椅子を揃えています。

 開閉式ではなく、重箱式ですから大胆に形を変えたりはしませんが、4面違う角度から見た時の差異は十分に魅力的です(開閉式よりも、自然な形状になるのは重箱式の良い所です)。
 敷地いっぱい建蔽率いっぱいのボリューム感を1セットで出したというコストパフォーマンス?も魅力と云えましょうか。やはり、限られた部品で最大のボリュームというのは挑んでみたくなるもので、これまた、セット内組換のプリミティヴな要求だと思うのです。
 無論、Azur様の作品はスタイルとのバランスも取れ、インテリア・エクステリアも作りこまれた上ですものね。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(4) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月31日

【組換作品】ヒンジの魔法! 13変化のパズルのような美術館(Azur様。#31012×2)


http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=535661

 なんと紹介して良いのか……。どれがメインの状態と認識すれば良いのか(笑)。
 とても楽しく、自由な作品であると申しておきましょう。このアイディアが出てきて、また実際に制作されてしまうことには驚きを禁じえません。
 13変化のパズルのような建物。美術館という設定は納得ですね。
 建物そのものが「作品」なのですから。現実の建築では無論不可能な構造ですが、概念としては十分にアートになっておりましょう。

 無論、アートといっても多くの人を突き放す前衛的なものではなく、幾つかのフォーメーションは「何処か落ち着く」定番と古典を再現しているのですね。
 しかし、時折見せる牙も……。油断はできません。

 作品の「順路」がわかりにくいのですが、これはフォーメーション1から順に見るのが正しいのでしょうね?

 取り敢えず、フォーメーション1から。「メインモデル」と認識して良いのでしょうか?
 オープンな部分のない、閉じた建物として成立しているモデルですし。
 
 三面の小さな庭に、三方向の張り出しを持つT字型の建物。縦長の窓などであったり、狭いながら作りこまれた庭であったり。これはこれでで十分魅力的なモデルです。

 フォーメーション2。F1の一角を90度広げた状態。ドールハウス的内部空間も生まれています。建物内部はアーチも効果的に使われています。折れた部分は「離れ」になっているのですね。

 フォーメーション3。南欧的な、回廊状の建物に。この地点で最初の印象からガラっと変わってきます。回廊構造はこれまで試されて来なかったですが、#31012のパーツ構成的に十分可能なのですね。

 フォーメーション4。F3を更に広げた状態。再び「離れ」が生まれました。内部は美術館の順路を思わせる感じ。ついに姿を表すのは4連のアーチ。

 フォーメーション5。内部空間を大きくとった曲げ方。囲まれた空間の安心感、左右対称の落ち着きがあります。

 フォーメーション6。左右に広げた状態で無論シンメトリーの回廊建築。凹型の、この状態は収まりが良いですね。南欧系のお屋敷のようにも見えますし。或いは「平等院鳳凰堂」の欧風版?
 個人的には第二のメインモデル?と認識したいところです。中庭でもミニフィグ遊べましょう。
 広々とした内部も遊べそうです。

 但し、内部(一番下の写真)で真ん中のぶっといタン色の縦帯が気になります。まだ、何かギミックがあるのでしょうか?

 フォーメーション7。落ち着きを見せていた(或いは、おとなしかった)F6とは打って変わって攻撃的に! 大胆に。
 でも、ラウンドに広げたところもまた様になるのです。円形の建物のようにも見えますし、小さな建物が連棟になっているようにも見えます。

 さて、F6で記したぶっといタン色の帯は今まで隠れていた大型窓でした。ついに牙が剥かれた?<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:18| Comment(5) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月26日

【組換作品】AZUR様の#31012×2の「クリスマスホーム」。ウインターシリーズに負けず!




http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=535351
 どちらの面から見ても、シンボリックなフォルム!
 片方はストイックなまでに窓を減らし、反対側は大胆なまでな窓の並べ方(この並び方って有機的な感じがします。アール・ヌーヴォー的というか)。
 シンメトリーにこだわっているのも、シンボリックな感を強調していましょうか。なにより作品としてメリハリがあります。そして、元モデルへのレスペクトも。

 大きな窓からインテリアがチラリチラリと見えるのも魅力です。


 展開状態。正統派ドールハウス!
 三方を囲まれた空間は正しく人形で遊ぶべき空間でしょう。それに足りるインテリアもまた完備。カウンターやカウチ、暖炉の前のラグ、作者の良い意味でのなれと安定感がありましょう。階段が剥き出しではなくハーフアーチ使って仕上げてるのも丁寧ですよね。

  
 左から。如何にもな小物も楽しいです。公式のクリスマスセット並のことはお手のもの。
 やはり真ん中の大きな空間はパーティ用。ごちそうたっぷり。1×1ブロック使った角型のグラスが1970年代ホームメーカー思わせて懐かしい!
 あと、十分にクリスマスツリーも造れるパーツ構成なのも思い出しました。ここはウインターシリーズに負けず劣らず。

 いや、予想外の#31012×2セットシリーズの8作目にはビックリさせられました。
 定番のウインターシリーズとは違った意味で、クリスマスパーティの主役を張れそうなレゴじゃないでしょうか。
 
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 人気商品#31012はクリスマス商戦の花形になりましょうか? つまりあの前後には品薄も予想されます。で、品薄は年明けまで引っ張られるのが例年のパターンです……。
 プレゼント用に考えておられる方はお早めの確保お薦めします。
 
posted by 関山 at 08:07| Comment(3) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月21日

【組換作品紹介】Mugen様の#10232パレスシネマ組換「ブランドストア」。変化球をストレートに!

 紹介が遅れてしまい恐縮です。
 Mugen様のいつもの流儀?で、「平面→角地」「角地→平面」への組換になっています。

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=535006

 それ以上に、クセの強さ故に賛否の別れた#10232なのに、この安定の「王道」感!
 モジュールビルシリーズの中の変化球であった#10232があたかもパリジャンレストラン級の超速ストレートになった感じといってよいのでしょうか。

 云われなきゃ組換と分からない雰囲気でもあり。その意味でも嘗ての箱裏モデル的サプライズ感はありましょう。「1931」の文字もまた、他のモジュールシリーズ想起させて嬉しくなります。

  

 裏面への配慮も印象的。モジュールのお約束の裏庭……ではなくて、裏通りです。巴里(歩いたことないけど)とか、銀座とかを思わせます。

  

 インテリアも魅せどころなのは云うまでもありません。
 如何にも! な感じの豪華な商品や、そのディスプレイ。ここは映画館という派手な要素のある素材が、ブランドショップの華やかさにつながってる感がありましょうかね。
 なお、重箱構造で2階が造られているのも組換モデルとして、元モデル並みの機能の維持として注目されましょう。
 シャンデリアはΦ1プレートを重ねまくっただけなのに雰囲気が出ています。階段周りも魅せるデザイン。

 化けっぷりが凄いこの作品、#10232の意外な可能性を引き出しているのは云うまでもありません。
 グランドデパートメントやパリジャンレストランとの並びもまた様になりそうなんですよね。
 
posted by 関山 at 22:35| Comment(5) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月15日

【組換作品紹介】#31012組換。ピロティのある診療所(Azur様)。2010年代と70-80年代の素敵な融合

 Azur様の#31012×2セットシリーズが続きましたが、今度は久々の#31012 1セットのみでの組換作品です。
 2セット分の豪快な作品を拝見したあとだけに、1セット分だと可愛く、そして締まった作品になるのだと再認識させられます。無論、2セット分のリッチ感も捨てがたく、甲乙つけがたいのですが。
(1+2で3セット買えば幸せになれるかも……? でも、後日に余る部品は無いセットです)



  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=535030
 惚れ惚れする、美しさ! もう「公式モデルにしてくれ」と言わんばかり。左右非対称の屋根に、屋根に接する階段状の窓はメインモデルのレスペクトでもありますがより洗練されています。大きなピロティは三方をアーチに囲まれる。

 裏面からの見た目も印象的です。一部に陸屋根(平屋根)持ち込むことで建物の形状が適度に、複雑に。
 階段周りのレンガブロック使った処理も良好です。

 赤十字の表現はタイルによるもの。限られるパーツの中で「横組」されています。3×3では難しいので、4×4にしているのですね。お陰で壁面とツライチに。
 
 あと、医療施設らしい設備や薬瓶などが窓からも見えるのはポイント高いです。

 2010年代のレゴの完成度と、1970-80年代の何処か温もりのあるモダニズムだったレゴの、両方の味のある作品ではありませんか。

 この上に、開閉式です。
  


 広げた状態は鳥が翼を広げたような……。どこか象徴性のある形状です。陸屋根部分がまるで鳥の首のように見えるのです。慎まやかな閉状態との対比がまた素晴らしい。

 お馴染みの内装もまた完璧。診察室とベッド。2階の調剤室。狭いながらも密度感いっぱいに設備が充実。吹き抜けも狭いからこそ、開放感出すために必要でしょう。要所要所のグリーンは作者の佳き作風ですよね。
 あぁこれが1セットからの組換とは……。

 完璧なこの作品なのですが、ちょっと惜しいのは照明が仕込まれてないこと。
 ピロティ部分にライトがあればと思いますが、やはり難しかったのでしょうか。そのかわり、広げた時にピロティ部分の天井が処理されている(内部構造剥き出しじゃない)のは印象的ですね。

◆◇◆◇◆◇◆         ◆◇◆◇◆◇◆

 

 2013年のベストレゴセットと言っていいでしょうし、これまでの歴代クリエイターハウスの最高峰でもありましょう。少なくとも、ここまで組換の可能性が呈示されたのもこのセットだけでしょう……。
 
posted by 関山 at 22:21| Comment(2) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月10日

【組換作品紹介】31012×2で新作モジュール10243を再現する(Azur様)

 Azur様の#31012組換シリーズですが、今度は果敢にも新作モジュール「#10243 パリジャンレストラン」の再現に挑戦されています。



  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=534913

 驚きましたのは、建物の寸法・ボリュームという意味で#10243に追いついてしまっていること。無論、コンセプトの異なる製品ベースであることや使用パーツ数はぜんぜん異なります。
(#31012は756ピース。それが2セットで1512ピース。#10243は2469ピース)
 そのため、床・地面のタイル処理であったり建物の装飾は大幅に割愛されてしまっているのは致し方ないことでしょう。でも、サムネイル一発で「あ、アレの再現だ!」と分かる造形になっています。

 正面では、1階の小分けな窓とかカラフルなテーブル。藤棚に照明。
 入り口の小屋根も見逃せません。床面のタイル装飾やら、レンガブロックも効果をあげていましょう。セットのパーツを使いこなしきっています。
 2階は尖頭アーチで差をつけて。3階の破風もシンプルながら再現。

 裏面もまた良い雰囲気です。大窓をアトリエに使ったのは好ましいアレンジ。


 開閉式であり、ここは差別化されています。
 開いた状態で別の表情を見られることも。これはこれで楽しい。裏面の階段がデコラティブなゆえに、建物の表情をより豊かにしていましょう。


 断面図的に建物の中を見られる楽しさも開閉式のメリット。
 元ネタ同様、1階はレストランと厨房。
 2階は独立した居室。
 3階は、アトリエ。窓やドア・バルコニーの位置も極力合わされています。

  

 ゴミ箱、2階には収容ベッド、アトリエの抽象画……こんな細部まで再現。
 
 モジュールビルとクリエイターハウスのコンセプト差は感じますが、それでも制限の多い「組換」でここまで迫れるのは凄いことです。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月07日

【組換作品】Azur様の#31012×2の組換作品。跨線橋のある駅と、図書館。あたたかき、モダン。

 タイミング逸して紹介が遅れてしまいました。申し訳ございません。
 引き続き、「#31012ファミリーホーム」を二組使った組換作品例です。



  
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=534598

 レゴの駅セットで「跨線橋」というのも、実はお約束の一つです。過去の製品では#148(1975年)#7822(1980年)がありました。

 現行の#7937(2010−)も同じ流れです。

 実物の駅でもそうなのですが、跨線橋は案外大きな建築です。地方の小駅だと、駅本屋よりも目立つことも珍しくありません。でも列車本数の多い幹線(○○本線、とつくような路線)とか、大手私鉄沿線の駅では必須な要素でもあります。

 そんな跨線橋を組み込んだ駅モデルです。まず、全体のレイアウトが#148を意識されてるっぽいのが嬉しいですね(笑)。駅本屋、プラットフォーム、ベンチなどの配置にレスペクトを感じます。

 でも、直線的にモダンな(今の目で見れば1960年代なモダニズムですね)#148に対して、こちらはもっと暖かい、より古い時代の感じがします。1930年代か、それを意識して作られた最近の建築といった感じでしょうか。
 セットの素性故に、アーチの多用や窓桟の組み方に「良き時代」を感じさせられます。この跨線橋はランドマークとして機能するようなものになっているのでしょうね。

 なお、#148と記しましたが、駅本屋から小さな駅前広場への90度の角度のついた「動線」はAzur様のオリジナルです。このおかけで、日本の郊外の駅っぽいリアルティが強調されていましょう。
 作例では#7938が写ってますが、ショートスケールのE233系やら201系とか101系、或いは黄色い西武電車辺りが似合いそう。何処か「武蔵野」って空気を感じたのでした。


 見所! 駅本屋内。券売機と待合室部分。券売機や改札口がかなり古いタイプですが、これが味。
 床面装飾はAzur様の得意とされるところですが、鮮やかなれど、派手ではありません。落ち着いた基本色+アルファの世界です。

 なお、駅務室がないなぁ……と思ってしまいますが、しっかり跨線橋の下が駅務室になっています。


◆◇◆◇◆◇◆       ◆◇◆◇◆◇◆


http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=534862
 こちらは「図書館」
 まず、この正面側ですが細かい桟の窓が美しい。どこか和風というか、和洋折衷的な雰囲気をだしています。この面は敢えて直線で構成した辺りのストイックさもコダワリでしょうか。真ん中に2本通した柱も建築としての説得力を与えていましょう。
 入口前のタイル装飾も忘れていません。1×1の枚数は限られているのに、この処理だと全面1×1に見えるのが効果的です。

 屋根は#7938のパーツ構成(角スロープ入ってない!)で、寄棟にチャレンジされています。しかし、違和感はありません。角でエッジが立っているのは「そういうデザイン」と割り切れる説得力があります。

 

 サイドと裏面は無機的な感じ。でも、これが正面の印象を際立たせるメリハリ的効果はあります(そこは#31012元来のメインモデルと共通していましょう)。
 そして、建物を広げた状態では地味だった側面がフロントに来ることで、印象がガラリと変わります。「変身」と言わんばかりに!

 和洋折衷的だった印象が、純欧風に変わってくる。柱と窓の建築が、壁とアーチの建築に大変身。この視覚的インパクトは大きすぎます。開閉式レゴ建築モデルの威力、発揮していましょう。


 内装もまた圧巻です。
 セット内のタイルパーツを動員した書架はインパクト充分。この製品からこのインテリアが作り出せるとは。1階のカウンター廻りであったり、アーチ重ねた仕切りなどのモダニズムも、こうした公共建築のお約束と云えましょう。
 なお、三階がダミーではなくて倉庫(閉架書庫?)なのも印象的です。図書館には広大なバックヤードが必要ですものね。

◆◇◆◇◆◇◆       ◆◇◆◇◆◇◆

 
 さて。今回の2作の記事を記してて思ったのですが、良い意味で「国立駅旧駅舎」や「レトロレゴ」の印象を感じました。そこが既に、Azur様の作風という感じ。作家性といえば良いのでしょうね。
 そこには、何処かあたたかくも懐かしい時代を感じさせられます。

 「組換」という制限のあるビルドと作家性の両立というのも興味深いこと。逆に制限があるからこそ、作家性が際立つのかもしれませんが。やはり組換ビルドは奥が深いのです。

 未だ「検閲中」ですが、次回作もbrickshelfに上がってるようです。期待して待ちましょう。
 
◆◇◆◇◆◇◆       ◆◇◆◇◆◇◆

 #31012×2も良いのですが、#31012+#7937という作品も見てみたい気がします。#7938の寂しさ?を#31012が大いにサポートして、相互作用が得られそうな気がするのですね。
 
posted by 関山 at 21:33| Comment(5) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月25日

【組換作品紹介】Azur様の#31012×2組換作品。開閉式の駅舎はプレイアビリティ高し!

  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=534525

 Azur様の「#31012ファミリーホーム×2」組換作品シリーズの第四作目は「駅舎」。
 あの「国立駅旧駅舎」を思わせる、何処か温かみのある木造駅舎。レゴという素材にもかかわらず、何処か日本的な雰囲気を醸し出しているのは作者のセンスか、観察眼の成す技でしょうか……。作者の意図と外れていたら申し訳ないのですが、この駅に似合うのは国鉄でもJRでも、或いは私鉄(どちらかというと大手私鉄)でも日本形車両にほかならないでしょう。それも機関車+客車や気動車よりは「電車」がしっくりきそうです。良い意味での日常感。

 で、車両が半鋼製のゴツい旧型電車やらツルツル丸型の黎明期軽量電車ならば昭和30年代的情景、角ばった量産角型電車なら昭和40−50年代。
 無論、今様な銀色電車なら現代の情景として通じる時代的な幅の広さはある作品なのです。

 また、「組換」でありつつ駅前広場の舗装部分やら、小さなロータリの噴水まで表現されていますとは。あのセットのポテンシャルを更に一段格上げした感が。もうロードプレート要りませんね?

 あと、屋根は先の「幼稚園」同様、合わせ面(凹)の処理を特殊部品なしでこなしています。これが出来ると組換の幅も広がるのですよね。

 裏面、というよりはホーム側。表面の良い意味での地味さ堅実さに対し、大胆なアーチ大窓がインパクト充分。ここに大正から昭和初期くらいの良きモダニズムを感じるのです。駅舎内の天井の高さもあの時代の建物らしさと云えましょう。
 改札ゲートの造形も好ましいもの。このシンプルさは自動改札普及前の雰囲気か? 思えば1990年代までは私鉄の駅だと「入札省略。改札は自由にお通りください」というスタイルが東急や小田急クラスでも当たり前だったものです。

 この駅舎は開閉式。出札口やら待合室。そして床面モザイクの作りこみが分かります。この華やかさが派手さよりは「あたたかさ」に繋がってるように。

  
 開閉式ですから、こんな3態が取れる由。
 
 左は閉状態。スタンダード。
 中は開いた状態で、小規模な終端駅(或いは折り返し用の側線のある駅)の雰囲気を狙った配置。面白いムードです。
 右は90度開き。駅舎が線路と直角に配置された駅。これも何処かに有りそうな雰囲気。レイアウトにおけるレイアウトフリーは使い勝手もよく、遊んで楽しいとも。

 4幅の小型トラック(軽四輪?)は色違いの揃い。形が揃ってるのが堪りません。

 そんなわけで、長々と紹介してしまいました。
 しかし、数でてきた#31012組換作品の中でも究極的な一作と云えましょう。この駅があればお馴染みの電車でも運転が楽しくなるはず……。皆様もおひとつ(おふたつ?)如何?

 

 それにしても、このセットのプロダクツデザイナーさんの顔、一度拝んでみたいものですね……。
 どうやったら1セットにここまでのポテンシャルを詰め込めるのでしょうか。
 
posted by 関山 at 22:45| Comment(3) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月17日

【組換作品】AZUR様の「#31012×2」の組換続編。マウンテンロッヂと幼稚園

 1セットで、建物ならなんでも作れる。現代の「上級基本セット」と言わんばかりの#31012ファミリーホームですが、2セット使うと、更にいろいろ可能性が見えてくるものです。

 Azur様の組換作品の続編です。



  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=533700

 マウンテンロッジ、三階建。建物サイズもモジュールビルに近いもの。
 特徴は建物裏表の表情を大きく変えている片流れ屋根と、ピロティ部を構成する大きなアーチ。

 インテリアも作りこまれており、一階は厨房とカウンター(カフェテリア風)。ピロティ挟んでダイニング。 二階は客室ですが、それぞれがメゾネットタイプになっているのに注目です。


 細かいところですが、こんな意匠がそれっぽい雰囲気を出しているのですよね。山荘にモダニズムはちょっと「レトロ」な感じで似合うものです。




  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=534074
 こちらは「幼稚園」。予想もつかない題材です。でも、巧い。
 開閉式の建物デザインは、「2セット」シリーズの中では一番好みです。アーチ使った破風の処理と、専用部品がないのに違和感のない屋根の角処理が印象的。開閉によって発生するスペースもピロティとして処理しているのも巧みではないでしょうか。

 広げて正面から見たときは、破風の4連窓と二階の小窓の並び方が揃ってて美しい。1セットでの通常組換モデルでもこのデザインは参考になりますね。

 幼稚園バスも標準装備。制約多い中できっちりバスらしい造形になっていましょう。パネル窓や飛行機窓がこのセットに入ってたらより完璧なものになったでしょうが……。


 広げた内側。このモデルでも、元来は地面用の大型プレートが上手く二階で使われていることが分かります。回廊と吹き抜けが開放的。右手の「車庫」が仕切られ、またその仕切がどこか華やかなのもこの題材にふさわしいと云えましょう。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月06日

【組み換え作品】Mugen様の#10224 タウンホール組み換えの駅舎。インスト公開!


 Mugen様による、#10224組み換えの東京駅風駅舎組み換えモデルのインストが公開されています。
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=533795

 数えきれないほどの写真を駆使した力作です。昨晩深夜の公開だったのですが、早くもそこそこアクセスカウントが上がっている(一晩足らずで300以上!)のは「オリジナルインスト」「組み換えインスト」への需要が世界的にあるためでしょうか?

 あとに続け……ともうしたいところですが、インストばかりは簡単に書けない(或いは撮れない)。
 でも、クリエイター組み換えなどの比較的小さな題材ならなんとかなるかも。需要あるなら考えてみます。


 この駅舎が、以下のセット買うだけで「誰でも」出来る意義は大きいものでしょう。
 インスト公開というのは、組み換えの「第二段階」なのかもしれません。


 「タウンホール」は現在34%off 20725円です。最安値ではありませんが、許容範囲でしょうか?
 
posted by 関山 at 23:53| Comment(6) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月27日

【組換作品紹介】#31012組換続編。legomaneitaliano様のモジューラーサイズ。Azur様のフレンチレストラン

 #31012ファミリーホームはamazon.co.jpのランキング信じる限り、定番商品として常時10位内に入ってますね。青バケツとかと同じポジションを日本では得てしまったようで、正しく「上級基本セット」として機能しているのでしょう。

 とはいえ、brickshelfに上がってくる組換作品は結構久々です。
 しかし、どちらも新鮮味があり、まだまだ#31012の組換アイディアは無限であることが分かりましょう。


◆legomaneitaliano様のモジューラーサイズの家



  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=532549
 初の? 国外からの作品です。
 モジュールビルサイズへのアレンジは少なくないのですが、これはえらくすっきりと、良く言えばストイックな印象です。屋根は普通の形状で、側面はフラット。

 表面はドア上の、レンガブロックの使い方が文字通りのワンポイント。
 
 でも、パーツ数のあまり具合とかちょっと気になります。
 まぁアーチとか入ってるから目立つように使いきらなきゃいけない、ってわけでもないんですが。


◆Azur様のフレンチレストラン



  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=533235

 Azur様の久々の組換作品です。それも#31012を2セット使用。
 おそらく次期モジュールの「パリジャンレストラン」に刺激を受けたものか……? それはともかく、サムネイルの第一印象は「言われなきゃ#31012の組換に、見えない」の一言。

 大胆な陸屋根。最大限にボリューミーな容積。この面で一つの究極を目指しておりましょうね。組換モデルでは持て余しがちなベース用の大型プレートを生かしています。

 それ故に、大きな内部容積が確保でき、大きな吹き抜けのあるエレガントな空間が実現と。
 回廊に床のモザイク、ステンドグラス。ポイントを抑えています。緑色の部分は植栽というよりはモダンな装飾ボードという趣でしょうか。
 
 外見では大きな出窓、そして並んだアーチが目を惹きます。
 お馴染みのライトアップもダブル仕様。明るさ華やかさも増すってものです。

 それにしても、2セット使用はまだまだ可能性が広がりそうですね。
 不足しがちな屋根スロープもたくさん使えるわけで、そちらからのアプローチも楽しそうです。
 

 
posted by 関山 at 23:59| Comment(3) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月24日

【組換作品】Azur様の#31012ファミリーハウス組換7弾。風車小屋。羽根が綺麗!

 組換作品って「この発想はなかった!」という意外性を愉しむ性格もあります。

 思えば風車小屋ってレゴでは古典的テーマの1つですし、現行の#31009コテージでは3rdモデルになっています。ですから意外と言うよりは必然? でもやっぱりびっくりしました。



  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=531699
 
 この部品構成でよくぞまとめたものだ……という驚きが強いですね(笑)。
 手前の三角屋根の母屋はスタンダードな、クセのないデザインが却って新鮮です。窓とドアの並びが綺麗にシンメトリーであったり、また軒の「四色飾り」とか結構印象的な要素も多いのですが。

 肝心の風車羽根はなかなか綺麗なデザインです。ヒンジを上手く使って卍形のパターンを造っているのですね。#31009見て風車……と思っても、このデザインにはなかなか行き着かれないのでは? 緑のスロープの組み合わせも又、美しい(緩やかな曲線の如く)。

 背面は真四角な要素が強く、それが如何にも産業設備的なかっちり感、そしてリアルを感じさせます。
 9枚並んだ小窓の真ん中が件の「四色飾り」というのも、なにか組合とか企業とかのロゴマーク的雰囲気。
 そのうえ、外階段。あの製品の階段ってこんなに長くないのになぁ……と思ったら、下方に延長されているんですね。

 無論、開閉式です。

 流石に風車元来の粉挽きとか発電とかの機能は再現されていないですが(二階にあるって設定でしょうね)、山荘?としての機能を備えています。注目したいのは逆階段状の片アーチの使い方。ここがとっても不思議なウネウネ感と申しますか……面白いラインです。

 広げた状態の二棟並びも魅力的なのは云うまでもありません。個性の違う建物に同じロゴマークついて並んでるって情景は素敵です。1セットでお子までボリューム感も出せるのですね。

 Azur様、7作もお疲れ様でした。
 Mugen様とともに#31012ファミリーホームの魅力を数百%引出されたんじゃないでしょうか? やっぱり無限の可能性を秘めた製品だと思うのですね。数世代あとも名作とか語り継がれそうな気がします(まだ気が早いですけど……)

◆◇◆◇◆◇◆    ◆◇◆◇◆◇◆


 おまけ。


http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=530625

 管理人が「#4554黄駅/#2150赤駅」風として#31012から「白駅」組み替えた時、元来の#4554とか#2150とか箱裏の組換例はどうなってるのかなぁと気になって仕方ありませんでした。しかし、なかなか箱裏の画像は出回らない……。

 で、たまたまbrickshelfに上がってた#2150の箱裏こちら。

 legotrainfan氏が上げて下さったもの。

 残念! 裏から見た建物内部のみで組換作例など一切なし!
 #4554/#2150の二つは、1990年代という時代にしては古典的建物を精細に仕上げるという時代を先取りしたようなコンセプトの製品でした……が、よもや1996年で箱裏組換なしってとこまで先取りしてたとは思いませんでした(苦笑)。#4554はどうだったかのか、未だ不明のままですが。
 
posted by 関山 at 20:33| Comment(3) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月21日

【組換作品紹介】Azur様の#31012組換作品 第5弾「パティスリー」と第6段「ホリディホーム」

 Azur様の#31012ファミリーホーム組換作品、第5弾「パティスリー」と第6段「ホリディホーム」がbrickshelfに上がっています。
 お一人で6作も! 幾らでもバリエーションが増やせるモデルなのですね。パーツの使い方、見立て方もより進化していましょう。
 「#7938 超特急列車」以来の使い倒せる名作・神作なのかもしれません。



◆第5弾「パティスリー」モジュールサイズ



  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=531336

 第5作はモジュールビルサイズのケーキ屋さん。若干奥行きが足りませんが気にはなりません。
 正面は大アーチを上下二段に配置。二階はアーチ内に尖頭アーチを2つ並べた作りで華やか!
 また、二階のフラワーボックス部分にレンガブロックを効果的に使われています。窓枠も裏表の太さ・奥行強調の仕様です。

 水色・灰色のラインも単調に見せないアクセントとして効いていましょう。
 看板?の「4つ丸」は穏やかながら優しげなマーク。門灯や歩道も凝っています。歩道では丸タイルが「4つ丸」になっていて、統一感のあるデザイン。

 裏面は大きな窓が強調された仕様。この窓も裏表技法ですね。小さめの建物だと映えます。
 植物の使い方の上手さはAzur氏ならでは。手すりのアーチも様になっていますし。
 あと、ガーデン部分のテーブルに1×1タイルを温存されますとは。

 インテリアでは、商品陳列棚として「クリアの傘」部品を使われています。このアイディアも斬新。細かいプレート多いので、Friends風のケーキも楽勝ですね。


 モジュールビルとの並びもこなします。小さいけど、違和感なし。
 ごく自然な、そして理想的な町並みなのです。件の「国立旧駅舎」にこんな通りが連なっていたら素敵だろうなぁと思うのでした。

 

◆第6弾「ホリディホーム」 開閉式のお屋敷。噴水!



  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=531513

 第6作はまた開閉式に戻っています。開閉どの状態でも様になる、というのは#31012組換のお約束になってきた感はありましょうね。

 この作品では大胆にも、16×8の基礎板的プレート緑を二階の床に使っています。おかげで2階部分にゆとりのある、良い意味で大仰な感じが得られていましょう。
 
 他にも見所が多いです。
 広げた状態で左右テラス・二階窓の意匠が揃っていること。韻を踏んでいるかのようなデザイン。
 大胆な切り取り部分。薄いほうが、厚い方の屋根の下に収まるのです。
 豪華な庭園。件の傘は水盤に。そしてクリアパーツを使いこなした噴水。こんな可能性がこのセットには未だ潜んでいたのですね。
 テラス下のテーブル・ランプも芸が細かい部分です。テラス上のデッキチェアも豪華。

 閉じた状態でも各サイドに個性も統一感もあります。


 インテリア。1階は広めのダイニング・リビング。長椅子とランプがお洒落。
 二階は更にワンフロア上がったロフトベットという凝り方。予想外の作りですので、開いてみてびっくりって感じです。
 
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 先週からですが、【セット内組換作品】は過去作品も含めて、カテゴリを分離させて頂きました。
 今のところ、「紹介(国内外)」も「拙作」も同一カテゴリとしております。

 読者諸兄の皆様の、何かの参考になれば幸いです。
 お金掛けずにできる、ビルドの基礎体力を上げるトレーニングになるのですから。
 
posted by 関山 at 20:05| Comment(2) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする