現行品のレビュウと同じカテゴリも変なので、
【青レール4.5V】に関してはカテゴリ新設・整理することにしました。#182急行列車や#133小型蒸機の記事もこちらに移しています。
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#137 客車。1975年。 こんなヨーロピアンな客車のモデルが単品発売され、やはり普通に流通していました。あぁ良き時代!
この品は純正品ではなくパーツ集めての
再現品。とはいえ車輪付きのトレインプレートに「旧トレイン窓」と固有部品の要素が少なくありません。ここを抑えればなんとかなる感じです。
客車の造形自体は
#182の客車と同じで、まっとうに増結用。#182でも触れましたが2軸の客車であるにもかかわらず造形の良さゆえ、本線の急行列車用であるかのような雰囲気を纏います。
左は再現品の製作過程の代物(右は#182)。
窓は一時的にクリアブロックの二段重ねにしましたがやはり雰囲気が違うのです。窓下は赤いシールの代わりに赤いブロック使いましたがこれもなんか違う……。
初代トレイン窓が入手できましたので、差し替えで一番上の姿になった由。
Fish Transportのプリントドアはトレイン用の部品ではないですが、これは或る目的で購入したもの(古い割に良品で良かった!)。そのうち形にしてみます(多分違和感ないはず)。
#182に増結して。
フル編成?はやっぱり心地よい。
あとは自作シール頑張る必要ありますね。あと、テンダーのシールのズレは頭の痛い部分ですが、あまりに良品であったので文句の言えない部分です。どう割り切ろうかしら?
(なけりゃ自作で済ませるのですが。オリジナルが張り付いてると剥がすのに抵抗ありすぎです)
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たまたま安いのを手に入れたら
「箱入り中古」(ただし説なし)であった
#155(1967)。
クロスレール2本と直線レール8本のセット。このパッケージは明らかに初期・黎明期のものと思われます。箱は日焼けしてて、そのうえボロボロですが(触ると崩壊しかねないレベル)、オマケと考えれば悪くありません。
絵とも写真とも付かない独特のグラフィックが実に1960年代! 対象年齢アイコンが時代です。あと汽車シリーズもアイコン表示であったのがわかります。
「五族協和」マークはいつ頃まででしたっけ? 1970年代前半まであったような気がするのですが。
ちなみにbricklinkの画像。「LEGO」の旧ロゴ表記が違います。「LEGO System」と「LEGO The Building Toy」。さて、どっちが古いのか?
しかし、中身は至極ありふれたものとわかってても箱があると引っ張りだすのにちょっと抵抗がありますね(本末転倒)。
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先日の
#133をちょっといじってみました。赤トレインプレートにしたらどんな感じかなと?
赤トレインプレートはたまたま手許にものゆえ、後世の
灰レール世代のものなのはご愛嬌。飽く迄仮合わせということで。
黒さと渋さが特徴の#133。派手で悪い意味で玩具っぽくなるかと思うきや……これはこれであり!?
クラシックな感じがより強調される? 日本でも明治の昔は機関車の端梁を赤く塗ってたのに通じるのかも。
この仕様が気に入ってしまったので、青レール時代の赤トレインプレート(無論、赤/青の磁石付)を入手し、本格的に改装予定です。
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4.5Vの信号機は初期型の青と後期型の赤があります。確か1972年頃に後者に変わった由。
但し、
古い青のほうが人気無いのか相場は低め。そんなわけでつい手を出したら……届いたものが動きません! 内部は破損してはいないようなのですが、動作が重い。腕木を上げるカムのところが滑らない感じ。分解修理しようにも
一切の分解を許容しない作りです(分解は「破壊」しないと無理)。
「破壊」やむなし……と思ったところで、ダメ元で
注油。レバーの隙間からミシンオイルを一滴。
嘘のように機嫌が直りました。
青い信号機をお持ちの方は少ないと思いますが、不動なら試してみる価値はあると思います(無論、自己責任です)。あと油だれに注意!
余談ですが。
子供の頃はプラレールなどでもあんまり停止機能のあるレールは好きではありませんでした。リアルに停車することより、かっこよく走り続けて欲しい!と思ってたんでしょうか。
大人になってこの種の玩具で遊んでみると、
実物同様に「停止」させることの大事さがわかってきます。
それって9VやPowerFunction(或いはNゲージあたり)で自由にコントロールすることとは違う楽しさ。
駅だから止めよう。側線だから止めよう……。レゴ4.5Vの場合、
腕木信号機で「停止」ができるのは視覚的にも堪りません。 で、それを巧くやれば1本の線路で、(信号機と同じ数の)複数の列車をコントロールすることだってできてしまう。
本物同様に閉塞区間をつくってあげればいいのですから。
そんなわけで、
4.5Vのような地上からの列車のコントロールというのはある意味リアルなシステムです。ユーザーは運転士の立場ではなく、
転轍手……或いは運行司令の立場になるのでしょう。
ダメかと思った信号機が治ったところで、夢が広がるのでした。