
先方の記事
https://ameblo.jp/ainchan2019/entry-12625668759.html
https://ameblo.jp/ainchan2019/entry-12626716024.html
注記:弊ブログの更新停止中の作品です。記事の執筆は2022年7月ですが、投稿日は2020年9月に設定しております
E751系。製造が6両編成が3本のみ。
また、2000年のデビュウ以来青森地区でしか運用されていないため影の薄い車です。
2000年から2002年までは特急「スーパーはつかり」として盛岡−青森連絡。一番華のあった時代でした。
しかし、何故か青函トンネル対応されず、函館までは足を延ばさないまま。
2002年の新幹線八戸延長では、特急「つがる」として八戸−青森−弘前の運用へ。
大きな変化は2010年の新幹線 新青森開業。これによって「つがる」は青森−秋田間に。E751系は4両編成化されてしまいました。余剰の中間車は早期廃車に……。
しかし、2022年もなお、E751系は青森−秋田間を走り続けています。
もはや新幹線の補完のような役割ですが、適任ではありましょうか。
代替車両の話もないですから、この状況は当面は続くのでしょうね。
(青函トンネル対応は見送られましたけど、北海道新幹線開通が見えてくる中ではそれで正解だったのでしょう?)

アイン様撮影。
車輛としては結構精悍な印象であります。明るく、またカラフルでもある。
意外と、その良さに気が付かれてない形式かもしれません。
スカートは2006年に改修され、原型の透けた長めのものから、現状の短めかつ不透明なものに。改修後も雪国らしい重厚さが有り、これはこれで悪くありません。

アイン様の作品。初期バージョン。

同じく。こちらは決定稿です。
前頭部側面の処理を変更しているようです。改修後のほうがスムーズなのはもちろん、ボリューミーで、E751らしい感じです。
当記事では改修後を扱いましょう。

前頭部は結構、難度の高いものです。まろやかな流線型。
下半分は丸ブロックで造形。ショートなスカートにつなげています。
上半分はホワイトを側面・上面に巧く流す。ボリューム感も必要です。
ブラック部分はスロープブロックによる処理です。隙間はそれほど気になりません。
ツリ目のヘッドライトポチスロ。
その下の横長の表示器部分はトランスネオン系の色でうまく雰囲気出していますね。ただ、表示機とライトの間は白プレート入れてみては如何でしょうか?(実車も薄く白が入っておりますよね) メリハリ出て、また車体幅を視覚的に広く見せる効果は期待できるかも……です?

クハE751。
赤い車体と、窓上の黄色帯が実に鮮やかです。
細い帯は濃青らしいのですが、前頭部に使ってる丸プレートの関係で青解釈とのこと。実車写真だと黒にも見えますので、思いきって黒にしたら引き締まって見えるかも知れません。
前ドアと、乗務員扉廻りが良いバランスですね。
屋上機器の黒も、締まって見えます!

モハE750。レゴ的には動力車です。
側窓はシンプルなパネルですが、これも違和感はありません。

モハE751。
パンタグラフは交流電気車の魅せ所。精細に作り込まれています。
あっさりしがちなワンアームパンタもパンタ台の作り込みで存在感を増しておりましょう。
屋根の平滑仕上げも大事ですね。
シンプル……ではなく、丁寧な作品という印象なのです。

クロハE750。半室グリーン車。
特徴的な窓配置、再現されています。仕切り部分の窓無しやら、グリーンマークがアクセント。

駅に憩う。
こうしてみると、青帯の派手さも悪くありません。黒解釈で引き締めるか、迷いのあるところでしょうね。理想は濃青なのかもですが。。

この並びは、あたかも701系に見えます。
いや、205系なのですけども。秋田に改造工事などの関係で205系が出入りすることはなくもなかったんでしょうか。

E531系との並びは、意外となさそうですね。
登場時期とかは近い車両なのですけども。
ただ、何故か似合うとりあわせなのです。E751系が仙台地区で臨時運用……とかあれば?(E531系もめったに仙台には顔出しませんが)

叶わざる、夢。
青函トンネル運用は、当時多くのファンが期待していたのですが、叶う前に北海道新幹線開通で在来線車輛が追い出されてしまいました。

しかし、北の車輛との取り合わせもまた似合うのですね。
秋田−青森の地味な運用でありますが、頑張ってほしい、そしてファンから再評価されて欲しい車輛であります。