思えば、E235系が山手線を統一してしまってから数年経ってしまいました。
試作車の導入が2016年で、なかなか増えない……と思っていたら、あっという間に。
賛否分かれたデザインも、今は「慣れ」てしまいましたね。
(……E233系の実用本位のデザインの方が寧ろ味気なく思える始末?)
5udon様の作品も、6年分の重みが詰まっております?
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2016年の初代作。
まだ作品のスタイルが固まる前のものですね。
先頭車をミドルスケール、中間車をショーティというバランスがユニークでした。
2017年の二代目作。
かなり5udon様の作風が固まり、6.8幅ショートスケールという世界を確立されています。車体の裾丸みが表現できるスケールでもあり、今見ても精細感が凄いのですよね。
ただ、重量や強度の問題はあったようです。
三代目……ではありませんが、2020年に作られた横須賀線仕様です。
これを元に山手線用を作られたと。
そして最新作。
前面造形。入手しやすくなってきた1x2カーブスロープ(欠有)を前面が物凄く精細になっています。車体裾の絞りと、前面下部の逆テーパが巧く融合しているのですね。1−2代目では表現しきれなかった箇所でしょう。
グラデになってる部分も、濃い色をおくというシンプルな処理。でもそれが成功してますよね。
このアングルだと、更に程よい立体感が伝わってきます。
スクウェアな形状の電車なのに、立体感!
側面は6.8幅ではなくて7幅なのですね。
前面もブラケットで隙間なく微修正が入っている細やかさです。
側面もまた精細です。三幅横組のドア窓と、それとつじつま合わせる窓上の1幅分m処理が絶妙ですね。
いつもの3ドアアレンジも、7幅のこの作品の、ベストなバランス取りと言えましょう。
5連という編成も、程よい満腹感なボリュームなのですよね。4連だと物足りない。でもフル編成は手に余る……。プラス1、大事です。
(ラーメンに、半チャーハンですね?)
いや、もう1両増結されるなら、窓配置の違う編入中間車も面白いですかも?
屋根上のポッチ出しはアクセントとして効いておりますね。
本物も屋根はツルツルではないですから、この表現も意図的なもの?
何れにせよ、良い意味でのレゴらしさが好感持てるのです。
山手線という東京の顔。
今後の活躍が楽しみであります。
動画です。
記事中画像は、こちらからも使わせていただきました。