
その意味で、zumi様の地元題材の「SL人吉」は皆をあっと言わせたものでありました。
その続編も、またご地元の名車、熊本電鉄5000形です。

言わずとしれた東急5000系「アオガエル」の譲渡車であり、最後の現役車でもありました。
引退して久しいのですけども、しかし構内運転可能な状態で残されているのも嬉しいことです。
緑の、丸っこく、可愛い電車。
マスコットにはピッタリと言えるでしょう。
前頭部、結構面倒な形状ですのに、ヒンジとクリップでベストな表現です。

一番かわいく見える角度。つるん。ころん。
窓が4つの全長も絶妙ではないでしょうか。
電車が可愛く見えるバランス抑えてます。

4幅のマスコットながら、乗車できるのは嬉しいですね。
足回りはボギー台車ですから、カーブレールの手転がし走行だってできちゃいます。
フィグのりのために、4幅といえども、車内高さの確保は苦労されたようです。車体の絞り込はカーブスロープですね。側面まで丸い電車でしたから。

フィグのりは横向けですが。でも本物もロングシートですからね(笑)。
強度確保部材と、運転台と客席仕切りを兼ねてるのが巧いです。

おしり。貫通扉と妻面窓が堪りません。
熊本電鉄の現存車は両運転台ですが、東急の原型は無論片運転台ですし、また熊本電鉄への初期譲渡車も片運転台のままだったのですよね。
色も、当初は緑のままでした。ライン入れたり全然別の色になったりと変遷の末、末期は緑に戻っておりました。
やはり「アオガエル」には緑が似合うのです。

熊本名物同士が並びました。
ナローレールを手転がしでも走行できるって楽しいことです。
次回作が5000系の増備か? 他の熊本電鉄車輛か……?(楽しい車多いですよね)
或いは熊本市電も面白いかも知れませんね。
期待しております。