
前回記事。
【作品紹介】超豆茸様の東急大井町線・田園都市線の電車たち 1 8500系と9000系(9020系)
http://legotrain.seesaa.net/article/488107083.html
思えば、東急が電車のイメージを大きく変えてきたのが5000系二代目でした。2001年のこと。
3000系という例外あったにせよ、実用的な切妻をやめて流線型の前面。
大胆で斬新なラインの入れ方。投入線区ごとの差別化区別化。
嘗てのアオガエル5000系初代も、東京急行のイメージを変えて。そして東急全線で活躍したように。
5000系二代目もイメージチェンジャーであったのですね。5000の名前に負けない系列!
もう20年も前の電車なのは驚かされるのですが、編成単位での製造は2015年まで断続的に続いています。
さらに、事故補充や編成変更用には今もなお製造中……(目黒線の8連化があります)。
思えば、長く製造されたイメージのあの8500系が1976−1987年の11年ですから。とうの昔の追い抜いてる!
無論、長期増備での形状変更仕様変更も多いのです。内装は特に個性が豊かですよね。初期車は簡素な内装が批判されましたけども最新車は上質というか豪華といいますか。

基本形が、田園都市線用。10連固定ですが、途中で6扉車を挟んだり。
そして後に6扉車廃止したり。なかなかカオスな歴史です。

特徴の流線型 決して古く見えない顔です。
超豆茸様の作品も良い造形ですね
傾斜があって、鋭角感があって。細い赤帯が芸コマであります。車番も良いアクセントに。
側面への繋ぎもグリルスロープで隙間をきれいに埋めてます。
そして、斜めのラインも1プレート単位でディジタルに再現されています。

都市景観がよく似合うのです。

すずかけ台のトンネルとか。
未だ、田園都市……な雰囲気も残されているのですよね。
東武伊勢崎線にも乗り入れますので、いろんな景色があることでしょう。

中央林間? でしょうか。ここも地下駅です。

変わって、東横線用の10連。
東横線では8連も10連もあります。
8連のほうがサスティナ試作車とか、緑編成とか変態度が高い。ただ、優等用ではないので地味な存在でもあり。
華は、10連の方なのでしょうね。あ、10連でもヒカリエ号が!

先頭車側面。側面はやや無愛想ですが、それがこの世代の味でもあります。

この急カーブは多摩川付近かしら?

地下駅は多々ありますけど、このブルーは日吉の雰囲気……?
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さて。6000系II。
大井町線「急行」用車輛です。2008年のデビュウ時は、沿線をわっと驚かせました。
田園都市線分離後の大井町線は支線扱いで、お古の電車ばかり。新車なんて入ってこなくなってしまいました。
(8500系が主力だったのが、いきなり5000系Iが主力になった1979年n変貌はわすられません……子供心にはアオガエル好きだったので嬉しかったですけども)
そこに新車。5000系IIのアレンジですが、前面は独自のもの。
そして大胆な側面パターン。屋根まで真っ赤な塗り分け。
大井町線急行の爆誕と、急行の田園都市線長津田直通をアピールしたのでありました。

5000系IIとも違う顔。
より角度の付いた流線型。細いライト。3幅にした中央部の処理とか上手いのです。
スカートの微妙な角度付けも良い感じです。

7両編成です。大井町線の規格的にギリギリで、急行停車駅は制約されています。
(それまでは全部5連だったのですよ大井町線)

後に組み込まれたQシート車。全編成組み込みでないのが残念ですが(データイムのロングモードでも快適な車ですからね!)。。
東急での一部指定席が、一般列車への組み込みで実現したのも皆を驚かせました。
編成全てを優等車にする他社と違い、「グリーン車的」存在かもしれません。
なお、嘗ての5200系電車、1両5000系Iを入れた編成で走っており、グリーン車と揶揄されてたのを思い出します。歴史は巡る?

高津か、二子新地か。田園都市線を急行として駆け抜ける。

自由が丘。
さて。
この画期的だった6000系も増備されず、次期新系列が登場しています。まぁ、東急は5000系IIや3000系IIも増結や差替用に並行増備する柔軟さではあるのですけども。
(記事 続)
5000系II田園都市線の動画です。
こちらは、5000系II東横線。
6000系IIの動画です。
やはり、東急は面白いですよね。
通勤形ばかりの地味な鉄道……ではないんですよ。