本線の高速運転から、支線までに対応した万能性。
動態保存機としてのニーズにマッチしているんでしょうか。
そのためか、レゴでの作品も過去から(と言ってもPF以降ですが……)多数です。
しかし、意外と難しい題材なのもまた事実。
タンク式故に、テンダドライブという安直な駆動が出来ません。自作動力が必須となります。
(ホイールベースに目を瞑ればトレインモーター仕様も不可能では無いですけども。そりゃ別の話)。
最低で、PF-Mモータ。そして単4の電池BOXと、受光ユニット。
これを以下に収め。駆動させて。車体に収めこむか。
ビルダーの腕が問われ、そして個性がにじみ出る、興味深い題材でもあるのですよね。

ひろどり様の、今年3月の作品です。九州レゴオフ合わせ。
一見した特徴は「車高が低め……?」
これはスケールどおりかどうか難しいところです。
しかし。タンク機関車に機器を収めようとするとどうしても車高が高めになってしまったのがこれまでの現実でした。
小は大を兼ねる! のですよ。
機器配置は推し図れましょう。
PF-Mが第一動輪の奥に見えます。第二動輪第三動輪の上に電池BOXが。その真後ろに受光ユニットでありましょうね。

裏より。

相当にトリッキーな機器配置なのがわかります。
第1動輪はロッドもギアもかからず空回りのみ。シャフトペグで左右独立です。
それによって、動輪の裏にモータが置けるのですね。
第2動輪。小さな8歯ギアでの駆動です。
第3動輪は、第2動輪からロッドで伝達されています。
先輪・従輪の取り付けもトリッキーです。
先輪は上下逆転で、モーターの奥に支点おいて取り付け。1x8タイルにはこんな使い方有りましたとは。
従輪は、2軸にすると電池BOXの裾と競合するので、片方をダミー軸にするというものすごい割り切りでありました。取り付け支点は電池BOXの底。つまり、電池BOXも機関車の強度メンバーなんですね。

バックビュウ。C11では寧ろ大事です。
受光ユニットがコールバンカの中に、横倒しで収められ。受光部は最後尾に面しています。よくぞ、この構造思いつかれたなぁ……と。
流石に、、ツッコミは入れておきましょう(笑)。
やはり「車高が低め……?」なのは気になります。
恐らくですが客車(拙作や、鱒寿司氏作品)よりもキャブが低くなるんじゃないでしょうか。
でも。これ、この作品のポテンシャルです。もし。
2プレートキャブが高くなること許容すれば……。。
1ポッチ全長を伸ばすことを前提とすれば……。
嘗て無い、美しいC11が生まれるかもしれないのですよ。また、C12への応用だって……?
(魔改造とかはこの際、考えないことにしましょう!)

駆動周りは補記がいりますね。
12歯ベベルギアと、8歯ピニオン(ただし旧型)が、この様に噛み合うという特性を生かしているのです。

こんな駆動になっているようです。
小型化と、駆動のシンプル化という意味で考えられた手法です。
ただ、耐久性とか。また大きなパワー入力に耐えうるかはちょっと定かではありません。
それでも、このギアの噛み合いの許容は、新たなビルドの可能性は示しているのでしょうね。
パワーの入出力の比較的小さなナローゲージ動力などに応用できないか? とか考えてしまうのでした。その意味でもポテンシャルな作品なのでした。


