
さて。
東洋様の「西武」続きますよ!

西武系企業、伊豆箱根鉄道のバス(伊豆箱根バス)。
車種特定ではないですが、ノンステになる前の少し前の(と言っても20年くらい前の)バスのイメージでしょうか。
西武バスの本体こそはライオンズカラーになりませんでしたが、傍系企業の路線バスはほとんどがライオンズカラーになっていますよね。1980年代なかばからでしょうか。
それは、今も継続しているようです。
本家の貸切車・長距離車から消えてるライオンズカラー・レオマークが地方で残っているのは、植民地で本国の古い文化が残ってるが、如く?
でも、明るく良い色ではあります。

実制作。早く。概ねLDDどおりですね。2x2の窓で、後部のドアの暗示しているのが効果的です。
ホイルは小さめなのですが、しかし、角型のオーバーフェンダーが凄く効いており、別文脈のバスビルドの可能性、感じさせるんですよ。
シンプルながら、見劣りしない造形になってるのですね。
あぁ、普通のちょっと古めの路線バス。大事な存在ではありませんか。

非公式側。非常口表現があるとなおベターでしょうか。
窓は1x2ブロックにしたら、より古い感じになるかもしれません。トランスクリアでもトランスブラックでも違う味がでてくることでしょう。
ディテール。エンジングリルと、あと屋根上にクーラーはほしいでしょうか。大化けしそうです。
広告の表現をプリントタイルで追加するのも楽しそうですよ。

そして。ライオンズカラーの電車です。
本家には4000系がおりますが。これは近江鉄道の220形。1991年から1996年にかけて「魔改造」というか、いろんな部品から「錬成」されたような電車です。彦根の自社工場製。
車体は西武701系を切り継ぎ。台車も西武のお古。制御器やモータは旧型国電由来……。平成生まれのゲテモノ電車として一部で語り伝えられる存在でした。それでも近江鉄道初の冷房電車であったのですが。
後に、まともな西武からの譲渡車が増えてくるとだんだん稼働しなくなり、2015年に退役しています。

まぁ、本物が鉄道模型の改造か、それこそレゴのような?電車です。
なので、レゴでの再現もしっくり来るのは当然でしょうか。
ライオンズカラーは6幅作品にはやや太すぎるかと思いきやさに非ず。程よいバランスです。側窓は戸袋窓と合わせて程よいリズミ感。銀色ドアも良いですね。
前面は縁取り顔です。ここはタイル張っての処理。黒窓枠は普通に黒窓枠です。
側面は凄く良いので、前面、6幅ジャストに作れたら大化けしそうですね。
それほど難しくないパターンなので横組でそれっぽく行けそうに思うのですが、如何でしょうか?
それにしても。
こんな小さな単行電車が、平成に錬成されたのは愉快でありますし、こんな電車が走る小型レイアウトは楽しそうなのですよ。
今は1両が残されており、時折保線用の貨車を牽いてるっておまけもあります。

貨車ではないもの、曳いてますね?

こちらは近江鉄道のレールバスLE10形。短期間の活躍に終わりました(1986−1996)。
シンプルながら、特徴よく捉えた作品です。
実物はあっさり引退しているのですが、先の220形電車のトレーラーとしてラッシュ時の造結なんて使われかたしていたら、楽しそうでありますね。