2019年2月制作のスイス国鉄Ae4/7。
http://legotrain.seesaa.net/article/464180092.html
この記事の地点では、PUトレインモータへのBBBラージ(純正大動輪とサイズ同じ)直挿し駆動でありました。
で、思う通りの牽引力が得られず。速度こそ出るものの、トルク不足? で実用にならず。
2020年の7月くらいに、この種の機関車向けに自作動力の試行を行ったのでした。
契機は、10277クロコダイルが市販され、Pu-Lモータ使ったスマホ用制御アプリもリリースされたこと。
ただ、欧州系の旧型電気機関車は出番なんて殆どありません。
テストの機会もなく放置していたのですが。
一応、記録として記事にしておきます。
Pu-Mモータを搭載。モータ左の空間はPUハブ搭載スペースです。
大胆?にも、ギア比は24:12で増速です。
足回り自体は平凡?なものです。フランジとフランジレスの組み合わせ。
フランジ車輪はゴムシール(薄膜ゴムシール 日本エラスター製)を貼ってます。
1軸の先輪はボールジョイント接続。
裏面。一応、3軸に駆動。ベベルギア組み合わせ。
さて。動力から落としこむ12歯は……。そのままだと微妙に噛み合わないので、ここにもゴムシール貼って擬似的に直径を大きくする作戦でした。
モータを外したところ。
24歯と12歯がゴムを介して駆動します。
それ以上に問題なのは……。
Pu-Lモータって、取り付け用のポッチが殆どない。悪い意味でテクニック規格専用モータなんですよね。トレインというテクニックの先住民には優しくないです。
取り付け、4ポッチのみ。
強度でのギリギリ不安です。
それでも、なんとか駆動は出来ました。
R40曲線で客車3両の牽引テストは行い、速度も牽引力も一応合格点です。速度はこの種の本線高速旅客用機関車では大事なので、そこで満足できたのはありがたかった。
(動画撮影失念しておりましたが)
でも。没になった理由。
一つは、2022年1月ころ、Puトレインモータ使用でも、トルク出せる方法が判明したため。トルクというよりは駆動軸を空転させない方法ですが。これは別記事に(ED54に採用している由 凄く快調!)。
もう一つは。スマホを制御機器として専有されることの不便。
専用リモコンに比べて「物凄く、イライラします」。使用中はスマホが使えないわけですし。スマホのバッテリ消費だって大きい。
また、自作動力ならではの耐久性不足だってあります。4ポッチでしか接続できないのはどうしても強度の不足あるのですよね。無理もさせられません。
飽く迄私感ですが。
自作動力は極力避けたいなぁと思うのです。出来る限りトレインモータやパックモーター(bb0129)使ってしまいたいなぁと。
自作動力が必要な状況、生きる状況はこんなところでしょうか。
・ナローゲージ
ナローは自作動力しか選択肢がありません。ただし、掛かる力が小さいので、設計製作は平易と思います。大きな力を「躱す」設計でごまかせます。
同じ意味で、非ナローでも小型動力車も。
・ラージスケール等?
トレインモータよりも更にパワーが必要な場合。スピードよりもパワーな状況。
掛かる力が大きいので、相当な補強などが必要になります。10194エメラルドナイトの純正動力もその方向の設計なのですよね。
ただ、「自分には無理」です。ナローで培った?「躱す」設計でもどうにもなりませんから。
だからこそ、自作動力で大パワーのモデル作る方は凄いなぁと思うのでした。