より。
今までトレイン文脈ででてこられなかった方の作品は、ワクワクします。
jana様の作品は無論初紹介です。

東急5080系電車は、東急5000系二代目の中の目黒線バージョン。3000系二代目が主力の目黒線では少数派です。
田園都市線用・また東横線用も含めて新型……という印象のあった5000二代ももう20年を経てるわけで、ベテランではあるのですよね。その後のデザインポリシーの変動が著しいのもありますけども。
作品は、3両編成です。
かつての「目蒲線」のイメージもあって違和感がありません。
サイズは6幅+タイル2枚分です。このスケールで前面の額縁表現を行って、側面はタイル張りになっています。
前面は垂直への割り切りですが(実物は微妙な傾斜があります)、違和感ないです。寸法比率や灯火の加減が5000系二代の顔! 非常口に2x3の窓を使うことで、線の細さが表現できています。0.5プレート分。
細いというと赤帯も。ここも0.5プレート!
控えめなスカート表現も良い感じです。流麗な形状ですし。

サイド。側窓と扉窓は3段分横組です。奇数幅の横組は整合性が壊れるので難度上がるのですが、でも、大きめの窓になって明朗な印象!
タイル張りの側面もステンレス車らしく。
全長27ポッチに4ドアを割り付けているのも巧い設計です。
斜めのラインは5000系二代目の難しいところですが、ディジタルな処理で上手く収めています。無理するよりもこの表現は好みです。
前面と側面のつなぎを乗務員ドアに見立てています。

楽しげな3連。

屋根部分は無理せず6幅なのですね。ツルツルの仕上げが嬉しい。
東急目黒線は、目蒲線からの変身が20数年まえの大変化でありました。埼玉高速やメトロ・都営の電車が入ってくるにぎやかな路線に。
そして来年、2023年の春からは相鉄の紺色の電車まで加わります。路線の端は相鉄線二俣川(海老名?)迄伸びる。
面白い路線の面白い電車になりそうですし、そこで作品つくられたjana様の今後も期待しております。他の東急の電車か? はたまた乗り入れ会社の車か……?