
発表が遅れてしまった作品です。
実制作が2021年9月末位。初お披露目が10月4日でした。
https://twitter.com/houmeisya/status/1446106988098686977
その後も微調整などは行ってるうちに、Twitterでも発表タイミング逃してしまった感じです。

狙いは一言。
「単車で前後にアンカプラーを内蔵して、自由に入れ替え遊びの出来る電動貨車。」
形状のモチーフはこの種の電動貨車(デワ)の定番、静鉄デワ1やら東急デワ3001辺りです。
完全に真四角じゃなくて全面に折妻が付いてたりと可愛い感じのやつですね。
再現モデルと言い切れないのは、ややサイズが大きめになってしまったこと。
北陸鉄道辺りの電動貨車(電気機関車)がやや大柄でしたから、そっちの雰囲気かもしれません。
小さく出来ないのは、無論、ギミックのため。

サイドビュウ。
とはいえ、乗務員室と木造の車体部分、貨物扉でこれ以上どうやって小さくしろという感じではあります(笑)。
単台車っぽい足回りもお気に入りですよ。

おすまし。
解結バーはなんとか許容範囲でしょうか?

上から見ると機器や電池が隠しきれないのは……気にしないお約束です。

肝心の中身。
まずは魔改造は避けてみたくて(というか、「貴重になりゆく」純正PF機器を切り刻む度胸がないです……)、006P変換ケーブル以外は未加工です。よくぞ収まったもんだ。
中央のMモータからZリンク機構で、前後の解放バーを出し入れします。

アップ。
トレインモータのピンが例によって邪魔なんですが(笑)、このピンを解放用モータ軸と一致させ、少しは強度面で貢献させてます。
リンクは単純明快。
力技で解放ですから、強度の問題は微妙ですが、現状で「なんとか」収まってます。
試行錯誤の過程ではモーターが過度に回転して自壊が多かったんですけどねぇ。
あと、それなりにパワーが要ります。
電源の3.7V電池化出来るといろいろ便利なのですが、3.7Vだと解放ができません!
電動貨車アンカプラーの動作と原理です
— 関山@浦賀☆次は1月29日佐倉です/2月11日横浜レゴオフ5/2末 なごレゴ (@houmeisya) January 24, 2022
Zリンクで力技
なお006pのコネクタ以外ほぼ魔改造なし pic.twitter.com/P08cqNIMl3
動作動画です。
これで原理も分かりますかと。

ワフを1両ぶら下げて。
この種の電動貨車は、国鉄のまっとうな鋼製貨車(ワムなど)よりは一回り小さいんですよね。まぁ言い出すとキリはないので。
電動貨車アンカプラー
— 関山@浦賀☆次は1月29日佐倉です/2月11日横浜レゴオフ5/2末 なごレゴ (@houmeisya) January 24, 2022
ワフを繋いだり離したり(突き飛ばす?)
突放とも言いますし(意味違! pic.twitter.com/6D5NjZOZ4H
ワフを連結したり切り離したり。貨車を突き飛ばすような動作なのはご愛嬌?
アンカプラー(デカップラ)機構に関しては、まだ解答は幾つもあると思います。もっと穏やかなやつとか(笑)。
理想は内燃機関車やタンク蒸機への組み込みですが、製作も運用もストレスになるようなものは避けたいので、難しいところではありますね。
ところで。
2021年末現在、中国cada製のPFマイクロモータが出回り出しております。
そこらも含めて新しい可能性はあるのかもしれません。
前に実物を見せて頂きましたが、このサイズの車両に両面デカップラ(アンカプラー)というのは羨望しかありません(笑)。
動画を見ると、純正のS字カーブ上でも解結できるのですね。
機構もさることながら、側面・屋根上のディテールが素敵です。質感も、いかにも木で出来てる、というのが伝わってきます。
デカップラについては今後も発展が期待できる分野ですよね。刺激になる作品をありがとうございました。
コメント感謝です。
コメントも返していきたいなぁ。
作品ですが、魔改造殆どなしというのもポイントではあります。なので、真似してくださる方がいると嬉しいです。
木造質感のご評価が嬉しい。
アンカプラーはいろいろな機構がありえますよね。まだまだ可能性はある分野だと思います。
あと、のんびり入換で遊べるような環境作りも必要でありますよね(運転会などより、ホームレイアウトが理想ですけども)。