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2020年07月12日

【鉄道作品欧州形】「シティ・オブ・トゥルーロ」GWR 3700形。世界最速。

 制作 2020年7月9日
 改修 2021年6月下旬

 記事掲載 2021年7月ですが、便宜上制作時期の日付とします。



 世界で初めて時速100マイル(160km/h)を超過した機関車です。1904年5月9日。

 当時。自動車は開発途上、飛行機は1903年にやっとあの兄弟が飛ばしたばかり。
 つまり、人類最速?

 尤も自動車(内燃機関)は同じ1904年7月にフランスで時速103マイルに達していますが。
 飛行機は1912年にやっと時速100マイル超え。

 その一方、電気鉄道では。
 ドイツの三相交流電車(ジーメンス・AEG共)が、1903年に時速210km/hという記録を出していたり。
 あぁ、これが本当の人類最速でした。電車、速い……。

 とはいえ、まだまだ蒸気機関車の栄光は30年以上も続くのです。
 蒸気機関車の速度向上は、まだ実用的意義を持っていたのでした。



 かの「汽車のえほん」でも有名で、『ダックとディーゼル機関車』でサイドビュウを魅せてくれますね。
 明らかに主要登場人物たちよりも世代の古い、老紳士的な機関車としての描かれ方でありました。
 人形劇などでは「セレブリティ」と。


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 GWR(英 グレートウエスタン鉄道)3700形「シティ」級は1902−1903年に11両が新造。
 1910年までに同じ足回りの他の機関車から9両が改造編入されたものです。

 機関車としては、内側シリンダー、外側台枠という姿でキャブも小さなもの。
 同じ時代の日本に来た英国製の4-4-0(一例として、5500が1893年)たちよりも、更に古典的な姿でありました。
 しかし、ボイラは当時の最新式。それが高速性能に繋がる。

 残念ながら引退は早く、1931年までに廃車。
 3717「シティ・オブ・トゥルーロ」が動態保存機として残され、今に至ります。おかげで戦後の客車(Mk1等)との組み合わせも多々記録されているわけですね。



 有名な機関車ゆえ、レゴでも幾つか海外作品があった記憶。
 ただ、どうにも納得出来ないものでした。ロッド可動は割愛してしまってるような。

 というのは、レゴトレインの極端なガニマタ故、外側台枠でロッドを動かすのは困難なのです。車体幅が8幅になってもいいのなら話は変わってきますが。

 解決のヒントになったのは、ながに氏の「ダブサ」でした。
 流線形スカートの中を、ダミーの動輪を別モーターで動かすというアイディアは、GWRシティ級にも活かせると。

 動輪部分5幅台枠7幅と、動輪部分4幅台枠6幅を試作検討した結果、後者採用。
 BBB-XLをダミー動輪としてこの機関車が実現したのです。

 駆動用動力は飽くまでテンダドライブ。それとは別に、機関車にPF-Mモータ1個を搭載してダミー動輪を回させています。
(当初ゴムベルトドライブでしたが調整の至難があるため、2021年6月にギアドライブ化。外見に変化有りません。
 ゴムベルトは滑るのでクラッチになる反面、力での無理押しが効かず、微調整が必要になってしまいますので。ギアならモーターの力押しが利くのです)



 サイドビュウ。

 大好きな、英国系4-4-0の究極!
 大きなスプラッシャとその上のネームプレート。これは明らかに外輪船の文脈です。
 前後の板バネは如何にも「走るぞ」と!

 赤い足回りに黒い車輪も上品な取り合わせ。

 缶胴は、ボイラ部分でぶっとい角形になるペルペア式ボイラ。これがただの古い機関車では無いこと物語る。

 装飾ラインの表現。キャブやテンダを作る時間がなんと楽しかったことか。


 バックビュウ。

 英国の本線機ゆえ、テンダは大きめです。PFの電池boxも受光機もあっさり収まりました。柵に1x4フェンス使えるのは洋モノのいいとこですね。

 アングルによっては、動輪が「宙に浮いてる」のが分かってしまいます。
 ただ、ほとんどの角度からは違和感は「休暇を取っている」のですよ。



 足回り(2021年の改修後)。

 基本的にはシンプルな? 4-4-0です。
 件の動輪は動輪の間で縦方向にギアを降ろし、前後にベベルギア駆動。
 
 エンジンがテンダにぶら下がる形で重量を掛けているので、牽引力でのメリットも多分あるはず……?

 走行性能は極めて優秀です。


 ダミー動輪用モータ。キャブは平易に外せるように。


 16歯・16歯・12歯ベベルで伝動します。やや増速。無論トレインモータとは連動していませんが(電気的には並列繋ぎですが)、違和感は休暇つづけてますよ?


 スタイルもさることながら。
 
 濃緑の機関車という、カラーリング的なインパクトもあったようです。
 ある程度のムーブメント、起こすことが出来たのでした。きっと、これからも。
 


 製作時のツイート。


 (改修前の)ゴムベルト駆動のダミー動輪。
 


posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 鉄道作品(欧州形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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