
動力系改良後の姿です。
変わったというよりは「変えずに済んだ」ですね。妥協ですから。
ギアードロコ、シェイ式蒸気機関車は既に発表しました。
阿里山18噸 ナロー
http://legotrain.seesaa.net/article/481934442.html
海軍 呉建築部 42噸
http://legotrain.seesaa.net/article/481934578.html
正直なところを告白すれば。
いずれも「限られた条件での試運転」なら、「なんとかなる」ような走行性能でありました。
レゴトレインのカーブは特殊な足回りの機関車には不利極まりなく。
阿里山18噸は
「R24はぎりぎり。S字カーブ不可。前進後退は可能。負荷かけても大丈夫だが……安定はしていない」
海軍42噸は
「R40は可能。S字カーブも可能 但し後退不可で前進専用。負荷をかけると(貨車等牽引すると)破損」
という成績でした。
これでは。意味が有りません。
列車を引いてこその機関車ですし、ナローの機関車なら急カーブのS字をくねくね走って欲しい。入換機が後退もできないのは楽しく有りません。
思い切って、走行性能重視にしてしまいました。
トラブルの多い前部台車への、ユニバーサルジョイントによる動力伝達を断念。
前部台車はギア付けての空回しに割り切りです。

前部台車へのユニバーサルジョイントがなく、前部台車がシリンダと繋がってないのが分かってしまいますよね?

サイド、これならわかりにくい?
でも、これで成功!
動力の伝達が垂直のモーターから後部台車、そして縦型シリンダで行き止まりに。極めて機械的負荷の大きな前部台車への伝達を諦めることで、安定動作に繋げる。
無論、S字カーブも、牽引も負荷も、そして逆行も怖く有りません。
自由に走れる、魔改造なしの(笑)、3シリンダタンク機関車として遊べるのです。

縦型シリンダは今まで通り前後スライド許容で、ユニバーサルジョイントで繋がった後部台車から動かされます。

前部台車は尋常に、2x2ターンテーブルで固定されるだけです。
ジョイントがないので、抵抗なくカーブで動いてくれます。ギアが廻ってると、それっぽくみえてくれるのですよね。

バックビュウ。こっちを前にして遊ぶことも出来ます。

シェイの「サマにならない側」。

インカーブ走行の様子です。
一番、前部台車への動力伝達諦めたことがわからないアングルです(笑)。

アウトカーブ。軸の切断がわかりやすいですが。まぁ走ってこそ。です。