
ナローゲージイコール「心象鉄道」という発想は古いのでしょうか?
軽便だから自分の鉄道を模型で再現してみる……というのは1970年代に流行ったムーブなのです(当時の趣味誌にその片鱗を窺えたりします)。
1980年代後半にはなぜか廃れてしまう文化なのですが。
でも、21世紀入ってからの架空鉄道文化が復興。
そして、商業的にも「猫屋線」は心象鉄道の流れを正当に汲んでいる……のでありますね。
そんなことを語らせてしまうような、作品世界が顕れました。

突然ですが、昭和96年(2021)6月20日、架空の軽便鉄道会社を設立します。とのこと。
名称: 独活山(うどやま)鉄道
鉱業、林業、観光を経営の三本柱としています。
社訓
設定、歴史は都合よく改変します
展開はマイペースで適当
第一段として主力のUD1形機関車を紹介いたします。PUで自走します。

UD1形 素敵なゲテモノ機関車です。
ボンネット突出のディーゼル機関車と気動車を融合させたような形状は、幾つかのプロトタイプに思い当たります。然し、自由形としてうまく消化されているのですね。つまりはオリジナルティ!
時代考証とかが思いつかないのも、これはこれで巧いとおもうのです。
遠い昔なのか、今現在のことなのか? ミステリアスも味付けです。

スタイル・フォルムはPUを魔改造無しで組み込むための必然でありましょうか。
一種のラージナローというべきなのかも知れません。テクニックフィグがスケール感を暗示しておりますね。

ボンネット開ギミック。ライトも純正品点灯。
小さいながらに、詰め込まれています。

小さなトンネル? も合わせて。車庫も兼ねてる感じですね。
独活山の機関車が動くところをご覧ください pic.twitter.com/riPYJbjrmo
— 5udon (@5udon1) June 20, 2021
プロモーションビデオつくったよ。
— 5udon (@5udon1) June 21, 2021
いつもとテイストが違うのは、撮ってる場所も機材も編集ソフトウェアも違うからです。たまたまなんすけど。
カメラDJI pocket2 編集ソフト iMovie
音関係は全く加工してないので、後で確認してヤバかったら消去します pic.twitter.com/aq3BuYPL6V

ターンテーブルも。軽便用のミニマムサイズ。16x16に収まってしまう。

件のUD1がぎりぎり乗ります。ショートなホイルベース故に可能なこと。
単端式気動車載せてたような、味噌汁軽便のターンテーブルとかが思い出されるところですね。
手押しならぬ指押し(笑)のミニターンテーブルはナロー世界を楽しくしそうです。


鉱山軌道なのでしょう。
グランピー鉱車です。きっちり可動するもの。ルックスも良いですね。

牽引。不思議なバランスが反って楽しく、リアルティに繋がる……。
グランビー鉱車のテスト
— 5udon (@5udon1) June 26, 2021
3号機、蓋に石が挟まって閉まりません… pic.twitter.com/1zvpDB0dVL
ちょいとした動作不良もまた、楽しげな演出に見えてくるのですよね。
この先の展開も、楽しみにしております。