1975年に新幹線の博多開業に合わせて用意された、2ドア転換クロスシートというユニークなものでした。
いや、そのスペックもいまでこそ珍しくないのですが、当時は画期的だったのです。急行から快速、普通列車にまで、主に筑豊地区で使われました。66−67はペア使用が必要ですが、それをまもれば他形式との混成も自在だったようです。
前面形状は高運転台で、そこはもうちょっと先の量産車、キハ40等のルーツもなっています。
1990年代に筑豊には新型車両が導入で、長崎地区に転属してきました。
近年に急激に廃車が進み、いよいよ退役です。青1色の塗装が長かったですが、国鉄急行色への復元塗装も人気集めておりましたね。
(代替車が通勤タイプなのが非常に残念です……)

2両編成化、実現です。
全長は44ポッチなので、6幅のフルスケールです。
おかげで、窓割りは省略有りません。

窓の2連になっているところも再現です。あの窓配置は117系にも繋がったのですよね。
ドア幅が狭く見えるのが惜しいです。2幅のままじゃないと窓配置が壊れますので、窓ガラス部分を大きくしたら(2-1-2)、両開き戸にみえそうに思うのですが。
でも、全体にバランスが良いです。

相方の車は仮完成で、窓の二連化ができていません。とりあえず違和感はないですね。

前面は微妙な後退角が表現されています。
国鉄気動車で純粋な切妻ってそれこそキハ35系程度で、キハ17あたりからキハ58系、最終的にはキハ40迄伝統的に「微妙な後退角」あるんですよね。
0.25ポッチ?の張り出しで表現です。この表情が実にいい感じ!
この顔で、キハ40各タイプも作れるかも知れません。
あと、表情を変えて(前面窓の位置1プレート降ろして)キハ58やキハ65も作れば、デビウ当時の急行運用も表現できるかも?
幌枠は割愛ですが、現状では気になりません。こだわると大変ですし。ただ、気動車は幌付きとホロ無しで顔の印象が変わっていますので……。

関連して、キハ126-127です。既存作ですが。


JR西日本 姫新線用の車でやはり2ドア転換クロスシートの優秀車です。その意味でキハ66-67の流れを汲む? 同種の車がえちごトキめき鉄道でも活躍中。

レゴ的には、キハ66・67とはやや規格がことなります。
車高の解釈が異なるのですね。

キハ66−67の方を1プレート下げて、キハ127の方を1プレート上げると、世界観も揃ってきそうですが……。

全長の解釈は同じくです。
キハ127は幕板に1プレート足せば痩せた感じが無くなりそうで、実車の逞しさが出てきそうです。
キハ66-67は逆に窓下の腰板を1プレートぶん削ると、スマートにみえてきそう?
(このあたりは飽くまで、関山の主観ですが)
気動車は楽しみやすい題材です。蒸機中心とも電車中心とも合うのはメリット大きいですし。
今の地方の気動車には個性的な車もすくなくありません。国鉄時代も量産車にみえて結構個体差が楽しかったものです。
今後も、楽しみにしております。