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2021年06月13日

【鉄道作品ナロー】レーティシュ鉄道のプルマンカー。「惚れた客車」へ、17年ぶりの再生。



 過去と現役、東西を問わずで世界一美しい客車と思ってやまないのが、瑞西のレーティシュ鉄道のプルマンサロンカー。



<鉄道ファン 1979年6月号「グリーン車」特集より>

 雑誌の写真で一目惚れでした。最大の特徴は出窓になった側窓。こんな側窓の客車、他にちょっとありますまい?
 そのため1区画に3分割されているのですがピラーが煩いなんてことはなさそうです。寧ろ、このピラーが景色のフレームになりうる。そして、美しい角度。上下方向の大きさもたっぷり。

 車端部の絞り込みもまた優雅です。両開きの扉や、細い窓の嵌った妻面もたまりません。
 そしてプルマンのアイデンティティ。楕円の窓。

 すべてが上品に調和しているではありませんか。

 幸いにも……現役の車だそうです。
 流石に料金はお高いのでしょうけども。それはさておき外部装飾が「如何にも、プルマン」な華美なものになってしまってるのはちょっと残念。尤も、そうでもしないと生き残れないのでしょうけど。

 この写真の撮られた1970年代はどんな使い方だったのでしょうね(一般の1等扱いならいいなぁ……)。
 外装はおとなしく、気品あるものでした。



 さて。
 この客車はレゴに戻って間もない2004年8月に一度制作しています。
 瑞西米軌のスケールモデルではなく、飽くまで自由形客車として、ですが。

 側窓の作り方が偶然思いつき、当時は入手が平易だった旧ヒンジのヒンジ台とガラスで表面組したものです。内装も作り込んだ上で。


 車端部も絞り込んでいます。

 この当時、決まった牽引機はなくて同じカラーリングの自由形の客車同士で編成組んで、自由形の機関車に曳かせて遊んでいたのでした。

 ただ、当時はレゴの催しなんて年に一度のミリオフがあるかどうかの頃。期待してたEjltcは急に活動しなくなりましたし。せっかく作ったこの車も余り活躍しないまま。作るものも自由形離れて欧州の1435mmや日本形メインになっていきましたし。

 さて。
 そんな日々が続いてましたが。なも様が2011年にこの題材を綺麗に作ってくださりました。
https://brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=485348
 自分が省略してしまったような部分も丁寧に作り込まれた作品です。
 側窓の作りは拙作レスペクト、有り難いものでした。

 それももう、10年が経ってしまっています。

 無論、恋が終わったわけではありません。
 なんとかして二両分作るためのパーツ集めを少しづつ。そして牽引機のGe6/6iを作ったのが2020年6月。
 この地点で、今やるのなら、きちんとナローゲージにすることとか決めていたのでした。



 亡骸。
 いや、17年経てよくこの状態で残っていたものです(苦笑)。少しつづ部品取りされてもいつかの復活夢見ての、姿。


 そして、新たな命が生まれます。


 まずは1両を完全新規に制作しました。

 それで方針を固め。
 17年前の亡骸を葬り。そこからの再生で2両目を生み出す。


 形状は脳内に完全に入っている客車です。
 そして各種技法やパーツは17年の進化があります。進化がないのは窓まわり。ポチスロ利用なども検討したのですが、結局、旧ヒンジガラスの多用となりました。
 
 レゴに落とし込む上でのスケール感も迷いなく。側窓はなも氏作の4組も未練ありましたが、徒に全長伸びないように元と同じく3組で。


 色は、惚れた姿の清楚な姿(1060−1970年代?)。これも迷わずに。

 丸窓部分はポチスロ嵌め込みも直前まで考えてたものの、1x4アーチ合わせると程よい楕円になるの気づき、採用。
 デッキ周りはパーツ数贅沢に作り込んでいます。

 ナローゲージの客車では軽量化も大事なのですが、床板は6x24のトレインプレートで軽量化と強度確保とコストダウン、そして欧州系車両では大事な車体裾の張り下げにしています。


 サイドビュウ。

 全長は30ポッチ。6x24のトレインプレートの延長では必然性ある寸法。そして3組の出窓と1対の丸窓が巧く収まるのでした。

 1435mmの本線客車32ポッチ全長で作るスケールよりはやや大きいのですが、そこを厳密にこだわると窮屈なだけでしょう!

 鋼製車のはずですが、車体構造のゆえかトラス棒あります。再現。

 台車は小径車輪使ったナロー用です。ステップの下段は台車持ちです。


 車端部。真鍮の手すり、いいですねぇ。

 丸窓部分も角度つけて、斜めに絞り込んでいます。そんなに難しいことはしていないのですが。5幅+4幅に絞むデッキは試行錯誤の上、合理的なパーツ取り出来ました。見た目の割に強度はあるのですよ!


 2両ペアでの制作です。タン色の旧ヒンジが尽きました(笑)。
 無論、予算度外視ならガラスも含めて入手は不可能ではないのですけども。


 窓の大きな車両ゆえ、最低限なインテリア付けてます。
 タウンシートも肘掛付けるとソファに見える? 1−2−1の定員4名。窓ピッチとボックスを合わせました。

 実車は1−2配置のボックスシートのようですね。


 車端部の作りです。合理化された構造。ドアはゼロポッチ接続です。


 丸窓部分の内部構造です。屋根の6x4プレートのチューブ部分に斜めに嵌めた4070ヘッドライトで角度つけしています。

 丸窓は1x4アーチ。1x2プレートで相互にくっつきます。この組み方は便利ですよ。ラージスケールで豪華客車作る方とか如何でしょうか?


 機関車と、揃えて。
 素敵なセットではありませんか!


 がちな鉄道模型よりもお得ですよ……と記そうと思いましたが、タン色の旧ヒンジが死ぬほど高い……(涙)。

 一時期(1980年代)の赤白ツートンとか、1990年代以降のプルマンブルー(紺白)なら現実味もありましょうか? そうなると高いのはヒンジガラスのみですから(1両12枚)。


 こんな編成になります。

 R24標準のナロー規格だと、ギリギリ感が凄いですね。


 ミニクロコダイルがカーブでは絵になります。


 客車1両の合わせ。これはこれで悪くないもの。


 R24走りますから、見栄えのするテーブルやサイドボードの上で走らせてあげたいものですね。無論、作り込んだレイアウトが理想でありますけども。


 RhBシリーズ、というか瑞西メーター軌の編成はこれが初めてとなります。

 機関車も客車も電車も貨車も、全てが楽しい世界ですから味噌汁軽便(日本形の762mm等)とも並行して楽しんでいこうと思ってます。ただ、個人的好みは古いものに偏りますから、1960-70年代の資料を少しずつ集めないと……ですが。

 瑞西メーター軌を6幅でナローゲージで解釈すると、「魔改造」無しで動力車が作れます。PFでもPUでも! サイズの余裕の分、難度だって低め。既に5udon様の「アレグラ」(ABe 8/12)が近い規格ですね。
http://legotrain.seesaa.net/article/481436114.html

 皆様の参入、楽しみにしております。
 ロッドガチャガチャの旧型電機、優雅な旧型電車とスマートな現代風電車、標準軌電機のスケールダウン加減が良い意味で玩具的風情の現代電機たち。無論、「氷河急行」に「パノラマ急行」も。

 TRIX-BRIXのナローレールという素晴らしきインフラ、みんなで活かしましょうよ!
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 鉄道作品ナローゲージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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