(ロマンスカー群も気になるところですが、これは先に記事にさせてくださいね!)

帝都高速度交通営団 05系電車は1988年から2004年迄導入された東西線用車両。
前面形状・ドア幅・もちろん機器と導入年ごとに仕様が少しづつ変わるカオスっぷり。尤も営団の車両では実は「よくあること」だったりしますが(6000系あたりも編成の個体差が大きいですよね)。
一番おとなしい仕様は極初期の導入車ですが、2009−2011年には早々引退。
大多数はインドネシア(ジャカルタ)に譲渡されましたが、4編成は編成短縮の上で千代田線の北綾瀬支線に転用されました。ここはもとより5000系が使われており、東西線車両の最後に行き着くところで有りましたが、それを継承した感じ。

地下と高架のみの走行の建前ゆえの、スカートなしの軽快な形状。
1990年代までの営団、スカートレスに関しては独特のこだわりもっておりましたよね。もっとも、おもむろに踏切だらけの小田急に乗り入れてた6000系やら、今なお東横線(踏切だらけ)に乗り入れ続ける7000系とか……首かしげる部分もあるのですけど。
でも、北綾瀬支線は全線高架ゆえ、この姿でも問題ないのですよ。
さて。わざわざ1本の記事にした理由は、前面表現の美しさ・滑らかさのゆえ。
思えば80年代末から90年代の営団デザイン、01・02・03・05・9000……温和な表情が特徴。
よく言えばエレガント。悪しく言えば地味子ちゃん? でも、地味子なのが良いんですよ。地味だけど実は育ちの良いお嬢様な電車。あの時代の営団のセンスってそんな感じでしたし、実際営団の車は作りが丁寧で、乗り心地も良かったのでした!
(相互乗り入れだとくっきり分かるんですよね。国電は言うまでもなく安普請。大手私鉄でも駄目なとこは駄目でしたよ……)
そんな顔を、3幅の横組・グリルスロープによる角度つけと側面埋め・ポチスロによる角度つけ、で再現。隙間なく仕上がっています。
東西線の青帯も見たいところですが、この千代田線の緑濃淡帯はなおのこと優雅ですね。
サイドは横組み窓の、アルミ車体表現。
レゴとアルミ車体は相性良いように思います。肉厚素材だからでしょうか?
スカートレスの前面は実はレゴでは難しいのですけど、ダミーカプラーと胴受の処理が巧いのですね。

北綾瀬支線は綾瀬と車両基地を結ぶ短距離の支線。回送線を1979年に営業線にしたもの。以後、3両編成の電車がまったり往復。
(方南町支線に性格が似ています)
高架線を走って、終点は車両基地の片隅。

綾瀬駅ホームの再現ですね。
こちらも片隅、切り欠きホームから発着します。
さて。
この企画は小田急線再現の流れのようですが、東京メトロ各線再現という方向も面白いでしょうね。東西線仕様の05系はこのままいけますし、05系の後期車(顔は好み分かれます)も応用で行けるかも?
他線車両も個性に富んでて楽しいのは言うまでもありません。