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2021年05月30日

【ヒント・アイディア】「3.7vトレイン爆誕?」3.7Vのドローン用電池でPF機器を動かしてみる。



 2019年秋に思いつき手をつけてしまった、PF機器の魔改造。
 受光ユニットは下のL形の張り出し部分を切り取ってしまう。これで2ポッチx4ポッチx高さ3ブロック位の大きさに縮められる。
 電池は006P角型9V電池化。無論、リチウムイオン二次電池。

 これが今までのメニュウです。

 これによって。今までは諦めていたような小型鉄道車両題材なども走行可能になってきた。……「思い切り」大事ですよ?

 さて。
 魔改造してなお体積が大きいなぁと思わされるのが、電池。
 006P角電池って、レゴのポッチで言えば2ポッチちょっと余x3ポッチちょっと余、高さ5ブロック分でしたから。
 贅沢言うな?
 でも、やっぱりデカいんですよ。ナローとか蒸機とかには!

 そこで目をつけたのが、昨今多種多様に出回ってる、模型クワッドコプター(ドローン)用のバッテリーです。大容量さえ求めなければかなり小さなもの、あるのですよ?



 こんなの。寸法がすごい。28mmx17mmx8mm。
 レゴ換算しましょう。3.5ポッチx2ポッチ強x1ポッチ厚……ですよ。


 そのうえ、充電器と電池4個で1699円という低価格(笑)。

 PFの電池box 単4用で1個2000円以上しますよね……?


 問題は、容量が220mAhしか無いことではありません。
(出始めのころ、10年前の006Pリチウムイオン電池は400mAhでしたねぇ。今のは800mAhとかですが)
 出力が3.7Vなんですよ。PFの受光ユニット(魔改造済♪)動かすのに7.4V欲しいのに。

 でも。単純に考えれば直列に2本繋げば7.4Vは得られます。
(それでもなお小さい、安い)
 そもそも、ナローゲージの車両をR16カーブ(ローラーコースターカーブ)のエンドレスをくるくるさせるような用途なら、受光ユニット介さずにモータ直結も有りかなとか目論見もありました。低速でまったり走って(走り続けて)欲しいですからね。

 そんな心つもりで購入に至り。1699円ですし!


 電池と、他に揃えたブツです。
  


 絶縁用収縮チューブはひろどり様に存在教えてもらいました。

 2ピンプラグコネクタは配線を必要に応じて付けたり外したりして、機器に汎用性持たせるために購入です。なお、有り難いことにドローン用電池もこの2ピンの規格なのでした。商品届いて気が付きましたよ。ラッキー。

 商品届いて途方に暮れたのはプラグコネクタのオスはケーブル付きなのに、メス側が基盤実装用の部品?でどないせい? と、しかしメスのコネクタ、よく見ると穴が反対側も空いててオス−メス−オスとつなぐことが出来たのでした。つまりこのセットだけでケーブル同士繋げるのですね。良かった。


 肝心のバッテリーは「思ってたよりも小さい」
 粒ガムと間違えて食べてしまいそうです。猛毒ですが。

 閑話休題。まずは充電(すぐ終わる)。
 バッテリと、受光ユニットを仮配線してみます。あれ、3.7Vしか無いのに、受光ユニットのLEDが点灯しているではありませんか?

 「レゴPFは3.7Vでも動いてくれる?」と。

 そして、モータ(PF-Mモータ)も配線です。
 

 動きました。

 そしてリモコン操作もできました。
 
 4.5V・12V・9V(含むPF/PU)と進化してきたレゴの電気系に「3.7V」が爆誕した瞬間ですよ(えー)。

 写真左の小さな銀色のがバッテリーです。220mAhもあります。
 このまま30分ほど放置。しっかり回り続けてくれたのでした。

 速度は当然、9V接続時より落ちます。
 でも、これで十分です。余談ですが、乾電池の場合は電圧が当然低下してくるわけで、9Vって言っても最後は4V以下ですよね? 
 3.7Vで駆動させるのは、その最後の状態みたいなもんかもしれません。

 違うとしたら、二次電池の3.7Vはある程度持続するってことでしょう。


 そして、本配線です。
 
 収縮チューブは便利、もうビニールテープでの絶縁には戻れません。
 件のコネクタも、オス−メス−オスで繋がってます。

 やや解りにくいですが、モータの右端、シャフトは廻ってます。

 大げさかもしれません。でも、なにかが変わった瞬間でありました。


 これまで諦めていたような小型題材が自在に動かせる! のですから。アイディアがとめどなく流れ込んでくるのです。自走できるナローゲージ。本線用ならBタンクとか。リモコンの4幅車だって平易に実現かも?

 いや、今までのやり方や、或いは純正品でも可能なことはありますよ?

 でも、複雑にギリギリにケーブルやら機器を押し込むと、汎用性が下がってしまいます。
 頑張って無理矢理に埋め込んだ作品からだと、機器の脱着が非常に億劫になってしまうんですよね。
 主要部分が極小型で済めば、脱着と使いまわしが平易になり、より多くの作品を低コストに動かすこと、叶うではありませんか……!
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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