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2021年04月18日

【追記あり】【作品紹介】ジョージレモン様の1060形。アメリカンスタイルのタンクロコ

 皆さん忘れがちですが。

 タンク機関車を自走させるのって、以前はとてもとても難しいことでした。
(PFが出てきた10年くらい前の話ですね。それ以前は不可能という次元でありましたから)

 そして。今も、難しいことには代わり有りません。

 PFのユニットのサイズが変わらない以上特効薬なんか、ない。PUも意外と使いにくい……。
(切り刻む外科手術というか荒療治も、万能ではありません)

 スタイルの両立は、今もなお難しいままなのですよ!



 みよ、このカッコよさ。

 アメリカンスタイルの大動輪の堂々たる!

 1060形は6120形(スケネクタディ製造 山陽鉄道。1900年)を1924年にタンク機に改造したもの。車軸配置の2B2も唯一です。
 この種の、老朽化した長距離旅客列車用テンダ機関車を、短距離露客用高速タンク機関車に改造する事例は英国系には多いのですが、アメロコでは珍しくやはりこの形式のみ。

 片町線やら、鷹取・姫路などの入換に使われ1936年までに廃車ですから殆ど写真も残されてはおりませんが……。しかし、それが惜しまれる軽快な機関車でした。

 系譜としてはアメリカ製の1B1タンクで大動輪の持ち主だった900・950形の流れなのでしょうね。
 (用途的に)後継機があのC10やC11などになるのですよ。


 ジョージレモン様の作品はスタイルに破綻なく、1060形の良さを表現しています。アメロコならではの軽快さとタンク機の自己完結性のバランスなのですよね。
 全長もレール2本未満に収め、大きすぎないのが嬉しい所です。

 自作動力機ゆえの動輪下のスカッとしたヌケ方も堪りません。
 大きな動輪は上端部をサイドタンクが覆う。そんなところも再現。これ、大事なことで、重心が低く見えて機関車自体が落ち着いて見えるのですよ。


 空気制動関係の機器配管などにぎやかで良いです。
 煙突はやや細い感じが残念。1060の写真見ると、パイプ煙突でもフランジくらいはついてるようですよ……?
https://tanken.com/steamlocomotive/?p=152


 サイドビュウ。キャブ内に受光機。サイドタンクの中にPF-Mモータを配置しています。 モータから後ろ向きに動力取り出し、ベベルギアで下げ、12歯ベベルで第2動輪駆動ですね。

 電池boxは? キャブ後半とコールバンカ内に、純正の006P用が格納されています。変換ケーブルが要るのでキャブがケーブルでいっぱい。取り回しは大変かもしれません。でも魔改造なしです。

 動輪は赤表現。これはこれでエキゾチックでかっこよいものです。
 
 さて。
 サイドビュウで大事なことが。後部台車周りなんですよ。ここは普通に作ったら可動のために車輪をむき出しの、あんまりかっこよくない状態になってしまいます。しかし、この作品ではステップやエアタンクが車輪の外側に! これでカーブ曲がれないよ?


 心配ご無用。後部台車はコールバンカ部分の台枠ごと首振りさせるという大胆さ。これ、よく思いつかれたものです。

 前部台車は左右の車輪遷動も対応ですが、これよりは本体と2点接続にするほうがずっと走行性能は上がりそうに思うのですが……? 


 バックビュウ。この種の機関車ではこっちが前になることも多い。大事です。故にヘッドライトも9V電球で点灯です。006P電池box、後端に来ているのがわかりますね。

 台枠が首振る部分は、直線時だと如何にも台枠という感じが強調され悪くありません。

 既存作の英国系4-4-0を改造したタンク機関車 恐らく1070形と並びます。

 

 1070形。記事書く機会がなかった作品ですが。

 6200形をタンク機関車に改造したもので、こちらは長く活躍して現存機もあります(日鉄羽鶴→京都鉄道博物館)。

 傾斜した煙室扉やシリンダ、ちらりと見える台枠前端。6200の魅力をきちんと残すタンクロコなのですね。

 作品ですが、動力はPU、Mモータの自作動力でしょうか。機器配置にはやや余裕がありそうです。

 この辺りのタンク機関車、昭和初期設定くらいで雑形木造客車を連れた大都市近郊の短距離列車牽かせたら絵になりそうです。

 無論、蒸機の末期の設定で専用鉄道の小貨物も素敵な情景でありましょう。
 



 




◆◇◆◇◆◇◆◇◆


<追記:2021 5月14日>

 改良版の画像が上がってきましたので、追記いたします。


 シリンダの位置を下げてきました。この改良はかなり難しいはずなんですが……。もはや別の作品です。無論、良い方で!

 シリンダには最近出回りだしたΦ2円筒の穴あき黒を使っているようですね。アメロコファン待望の部品で有りましょうか。スライド部分もシンプルに。

 シリンダと先台車のクリアランスがギリギリですね。
 恐らくですが、先台車を2点接続にして、事実上の左右遷動にすることで可動域確保してるのだと思います。この攻めた結果が最良でしょう。
(2点接続化で、カーブ通過性能も大幅に向上してると思われます)

 空制機器も整理されてより精密に。


 改良後のサイドビュウ。

 缶胴下のスカッと開けた空間が堪りません。まさにアメロコの真骨頂ではないででしょうか! 英国機だとぎっちり埋まってるんですよね。並べると違いがわかりますよ。

 サイドタンクは1プレート揚げて、キャブと裾を揃えてきました。
 前回のフランジに掛かる処理も良かったので、ここはやや難しいところですね。


 「ヌケ感」が鮮烈です。


 ここからも前半部の軽快さがわかりますね。


 バックビュウ。リアウインドウに9V用ヘッドライト枠使ってるのになるほどと。程よい「窓」感です。台枠ごと首振りの仕様はそのまま。この作品の唸らされる所です。

<追記終了>
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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