何でも扱っています。4.5Vトレインからスター・ウォーズにバイオニクルも!
教材用等の大量調達もお任せください

◆◇◆◇◆◇◆
レゴの「全て」を世界から。日本語日本円・品切れなしのパーツ調達!
絶版パーツ、絶版セットもOK。廉価な中古も扱。


絶版になった特殊部品が欲しい、基本ブロックや特定色の大量の調達がしたい、
とにかく「安く」レゴが欲しい……というビルダーの声にお答えします。
注文を受けてから調達を行うため、即納体制は取れません。
しかし、当店に在庫切れはございません!

カンザンブリックは、日本のレゴビルドを変えてみせます!


◆◇◆◇◆◇◆
カスタムパーツ(BBB他)・カスタムキット(ME Models)の取寄せも

2021年04月08日

【レゴ製品?】trix-brixの勾配用車輪用ゴムを試してみる。……魔法はないよ? 物理あるのみ!

 3月11日の記事「 trix-brixの新提案? レゴトレインも勾配を登れるように?」の続きです。


 こういうアイディアなのです。
 モータのパワーあげるのではなくて、摩擦係数をあげる感じですね。

 その部品が届きましたのでテストしてみました。

 結論から言えば、空転はしなくなります。
 但し、夢のように登坂力が上がるかというとちょっと違うかな…なのですね。

 空転はしないけど、モータの力が試される感じになります。

 それは何らかのラック式鉄道などと同じなのでしょう。
 例えば 歯車で粘着力に制限のないはずのED42がなんで4重連で、それでもキハ82の6両(360噸)押し上げるのが精一杯だったかという事実に目を背けてはなりますまい?

 補足します。
 レール1本に付き1プレートの勾配は実物では25‰
 レール1本に付き2プレートの勾配は実物では50‰
 レール1本に付き3プレートの勾配は実物では75‰
 あの「碓氷峠」が66.7‰ですよ!
 玩具的補正考えたら、レール1本で1ブロック持ち上げるのは碓氷峠同格と見ていいでしょう。
 実物、どんだけ無理してるの!

 なお、箱根登山鉄道は80‰です……。
 玩具的誇張を含めたらレール1本で4プレートあげても良さそうですよね。実物通り登れるのならば(笑)。

 ※:‰(パーミル)。
 鉄道の勾配くらいでしか使わないですが、1m(1000mm)で何ミリ登るかという意味です。66.7‰だと、1mで6cm7mm上がります。たった6cmではなくて、6cmも登るのは実際に坂道登ってみると体験できるでしょう。自動車でも6.7%の坂道はきついんじゃないでしょうか?


 なんと! 意外と力持ちなPowered Up!



 そんなわけで、件のゴムには「空転しない効果」はあります。
 しかし、モータのパワーは変わりません。

 故に、どんな動力車でも登れるわけではない! 実用的な編成には制約ありそうです。
 1Mの機関車なら客車2両がギリギリか? 或いは電車の1M2T。思えば公式のトレインセット(City)も考えてみたらそんな編成ですよねぇ。

 2M動力車になると何とも言えません。
 例えば、EF59やEF63、EF71のような補助機関車を作り、必要に応じて重連。そしてパワー全開させたら? 

 極端に入線可能車両を絞るのもありえます。
 要は箱根の登山電車(とか京阪大津線とか)。1M1Tか、全Mの2−3両編成の小型電車専用のレイアウト。


 そんなのじゃやだ?
 どんな列車でも登れるような勾配を含めたいのなら?

 勾配を1レール1プレート程度に緩めるか、はたまた勾配を直線ないしR104程度の緩曲線を使うか、カーブの走行抵抗は大きいですから。
 何れにしても設置場所は大きなものになります。大イベントでないと難しそうです。

 それでも、このゴムで空転しなくなるのは事実です。
 純粋に、平坦線での牽引力アップに使う手はあるかもしれません。

 そういうわけで。
 「魔法」というよりは、「物理」の限界を露骨に突きつけてくるゴムリングなのです(笑)。こいつは管理局の白い悪魔か?


 ……使い方次第で面白いとは思います。空転しないということはモータの実力をフル発揮できるって事ですから。

 最後に。
 モータに負荷強いてるのは事実なので、自己責任です。
 「空転」するのは過負荷から守るためかもしれず、過熱での劣化や寿命低下、最悪出火とかないとは言い切れません。そこはお気をつけて!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 あと蛇足。
 BB0129というモーターがあります。トレインモータではなくて、ほぼサイズが同じの、昔の(1990年代の)年少者向けセットに入っていたパックモーターで、低速大トルクです。ウチではED41とED42に使っています。

 この登坂力もテストの必要はありそうですね……? 


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 更に蛇足。
 過去にラック式はテストしています。コスト掛かるのと汎用性に余りに欠けるので断念していますが。
 ラック式を否定するわけではないのですが、粘着性能あげるだけなので空転防止の車輪のゴムと変わらないわけです。やっぱり、魔法ではありません。

 ……ただ、ロマンはありますよね?
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | レゴ製品:トレイン関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。