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2021年02月26日

【鉄道作品日本形】国鉄EF62形電気機関車。幸薄な?



 EF62形は1962年から1967年にかけて54両が製造。
 碓氷峠専用機EF63との組み合わせで信越本線の近代化を図ったもの。未だ客車列車・貨物列車も多かった時代ゆえそれなりの両数が要されたのです。
 
 特徴は徹底した軽量化を行ったことで、日本では極めて稀な先従輪なしC-C車軸配置もそれが理由。
 ただ、横圧がどうしても大きかったようです。
 素人目には旧型電機や蒸機の方が固定軸感長そうで線路への影響大きそうなのですが、先輪がアタック角を軽減してくれてたのですね。以前も以後も電機や電気式ディーゼル機関車ではB-B-B車軸配置が日本では標準です。

 スタイルはEF63と揃えられつつ。角張ってたEF63に対して全体に丸みが強調されています。車体裾も下がり気味で客車と揃うのは欧州的処理?
 此処をエレガントと見るか、鈍重に見えるかは難しいところでありますが……。


 ただ。
 EF62。正直言えば、決して好きな機関車ではありませんでした。

 上野口の急行列車群で、東北線や上越線方面はEF58なのに、信越線方面はEF62なのは格落ち感が否めなかったですし。
 そのうえ、信越本線での運用が激減で(碓氷線の貨物全廃などで)1984年から東海道・山陽筋に転用。荷物列車のEF58まで置き換えてしまいました。
 自分だけでなく、当時の鉄道趣味者全般から「嫌われてしまった」感があります。
(また、運転側の評判まで良くなかったようです。足の速いEF58に対して、EF62は山岳用かつ貨物列車も考慮ですから速度が延びなかったと)

 しかし。東海道・山陽筋は1986年11月の荷物輸送全廃と運命をともに。僅か2年余の活躍に終わってしまいます。

 皮肉にも、EF62の信越本線残留組の方は碓氷線廃止まで残りました。
 また、淘汰されるべきEF58も一時は稼働機が61号機・89号機の2両まで減ったものの(1986年11月)、その後122海・150西・157海が復帰してたりします(これも今は昔の話ですが……)。

 今思えば、不当な扱いされてしまった幸薄な機関車だったのかも知れません。

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 EF62。作品としてはyamatai様による、2019年のものがありました。


 極めて短時間で速成されたものなので、クオリティとやかく言うのなしです。今のyamatai氏ならもっと凄いもの造られてくるでしょう。
 それよりは、雰囲気の掴み方や割り切りというか思い切りが快い作品でした。


 拙作のEF63に合わせて作ってくださったもの。似合ってます。

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 今回は、yamatai作品のリメイクを狙いました。側面ルーバーの処理や明かり窓など、多くの部分で参考にさせていただいています。


 前面はEF63より柔和な印象になるよう意識。
 1プレートフェイスリフトして、前面窓も大きめに。
 貫通型ながら傾斜のついた前面窓はEF63同様です。隙間上等でポチスロとプレートの組み合わせで構成。

 足回り、スカートとスノウプラウは簡素ながら頑張ってみました。
 連結器は……バッファ切り取り改造品です。高めのニッパー(といってもタミヤの定番品)使えばバリバリ切れます。とはいえ、敢えてスノウプラウ付きバッファ連結器を組み合わせて欧州的ムード強調するのもありかもしれません。

 動力系はPUトレインモータx2。大パワー機!
 中間軸は例によってダミーですが、台車造形は頑張ってみました。凝った、他に類を見ない形状でありますからね。台車と台車の間の機器が表現できるのはC-C車軸配置ならではです。


 側面。電気暖房表示灯は或る意味アイデンティティ。
 変化の少ないすらっとした側面であるがゆえ、メーカーズプレート・ナンバープレートは目立つものです。
 ルーバーはやや上下方向に高さが物足りないのは自覚しています。1プレート分足せないか検討はしています。
 
 屋根上、機器カバーが2つ。白い方は本物では半透明のFRP製で天窓も兼ねてたそうです。PU機は屋根に穴開けずに済むのは楽!
 ついでに言えば、PUハブは各動力車間での使い回しも極めて平易なのはメリットです。

 妹分のEF63と並べて。厳つさと軟らかさ。


 前面も側面も雰囲気の違う機関車ですが、この組み合わせで「システム」として完成されてた由。


 EF63は2019年作品。こちらも今回小改修かけています。

 手すりのクリップを車体色に合わせる程度ですが。また、動力(9V)を抜いてしまいました。EF63は単独運行は無く(あっても単機回送のみ)、営業列車ではEF62乃至、何らかの電車や気動車がペアになりますから。

 今回はダミー化したEF63もPU化も可能ではあります。
 本気で勾配レイアウト作って(6.67%の勾配ですよ、勿論)、全列車にEF63かED42を付けること義務付けなんて考えられなくもないですね。6Mのパワー!?
 

 既に信越本線設定で、EF63との組み合わせで急行列車用に活躍させています。
 PUで2Mのパワーは、EF63ぶら下げて客車7両程度合わせてもなお余裕!

 全盛期のEF62は上野にまで入ってきましたから、東北本線のEF57や高崎・上越線へのEF58との共演もありでしょう。
 上野−大宮間はそれはそれは賑やかであったでしょうね。
 
 また、なるべく荷物車を多く揃え、東海道筋の荷物列車も「今となっては」楽しめそうな気もします。幸薄なEF62にも華を持たせて上げたい! EF58とは違う魅力に気がつくこと、やっとできた感じ。
 
posted by 関山 at 13:01| Comment(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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