ここに関しては、正直妥協する気はありません。
作品が無償での公開であるうと、見てくださる鑑賞者にたいして傲慢になっちゃいけないと思うのです。
(同人誌など、何らかの有償ならば以ての外でしょうよ。商業は論外!)。
なお、作品に対して「似てる」がNGワードになってきたのってせいぜいこの10−15年程度の現象のような気がします。
自分も少しは知ってる、昔の同人界隈ではそんなこと言われなかった気がするのですけどね。
(作品を発表することの敷居が高かったのは事実でしょう。同人誌作って即売会に出す……しかなかったのですから!)
似てる……ということは作品の文脈を読み取ることであり、それはすなわち批評の基本でありましょう。
それが封じられることはまことに窮屈でありますよ。
自分は全く気にしません。
— 関山@浦賀☆海老名と信州お疲れ様でした! (@houmeisya) February 2, 2021
似ている…というのは作品の「文脈」を捉えてくれてるという評価だと思うのです。
オリジナルの車輌デザインは以前してましたけど、元ネタ分かって貰えるのは文脈わかって貰えるという意味で嬉しかったです
的外れなものでも、別視点くださってるので貴重な指摘ですし https://t.co/tXZfGxeNme
実物再現系でも同じく再現系の鉄道模型で先人の作品や、或いは有名なメーカの製品や規格を喩えにした批評は嬉しいですし。「昔のTOMIXみたい」「メルクリン的なライオネル的な」「3線式Oゲージ風の」って言葉は評価文脈であります。
— 関山@浦賀☆海老名と信州お疲れ様でした! (@houmeisya) February 2, 2021
「小林信夫的世界」や「原信太郎的な」はもう至上の言葉でしかなく
嫌われる方が少ないようなので、似ている系の表現は作品の紹介などでは控えておりますけどね。
— 関山@浦賀☆海老名と信州お疲れ様でした! (@houmeisya) February 2, 2021
あと最近の「すごい」作品は文脈が自分の貧弱な知識では読みくれないものが多くて(謙遜じゃなくて事実)、故に「すごい」「いい」としか言えなくなることも多いです
— 関山@浦賀☆海老名と信州お疲れ様でした! (@houmeisya) February 2, 2021
なので「にてる」が言えるのって(文脈が分かるのって)実は広いアンテナ持って情報を消化されてる評者さんなのかなと思ったりもしますね
古いタイプのオタク…というか、昔の大人のアニメや漫画や特撮ファンは評論家にならざるを得なかったんですよ。なので互いにその方向は理解しあってたと思うのです。
— 関山@浦賀☆海老名と信州お疲れ様でした! (@houmeisya) February 2, 2021
「似てる」が嫌だというのはここ10年か長くとも15年の話ではないでしょうか?
最初の話に戻りますけど
— 関山@浦賀☆海老名と信州お疲れ様でした! (@houmeisya) February 2, 2021
恐らく次元が違ってる(burihikoさんの話が多分そっち)
ただ、低い次元のことも想像して好意持って受け止めなきゃいけないって思うんですよね。
レゴトレインなんて展示してて「これ製品ですか」って言われることザラですが、そこでムカつかずに凹まずにオリジナル制作の良さ
を説かなきゃいけないように思うのです
— 関山@浦賀☆海老名と信州お疲れ様でした! (@houmeisya) February 2, 2021
あと鑑賞者だって最初は誰もが初心者ですよ。
初心者は「文脈」も、クリエイターが嫌うngワードだって知ってるわけない。その素朴な感想を拒むのは、鑑賞者の排除になるんじゃないかと思っているのです。
鑑賞者はお客様だし(無料の展示でも)鑑賞者が製作側に転じて後継者になるかもしれないのです。
— 関山@浦賀☆海老名と信州お疲れ様でした! (@houmeisya) February 2, 2021
だから
「似てると言われて嬉しくない」
は表現者制作者創作者が安直に言っちゃいけない言葉なんかじゃないと創作者の一人として(それ以上に鑑賞者で批評者として)思うのでした。