https://5udon.blogspot.com/2021/01/1112.html
最近、電動貨車の話題が目立つます。
現役最古の福井のデキ11が除雪に大活躍したこと。
そしてJR東日本が電気式気動車及び電車の牽引車を、電機の代用として導入すること。
一時期は絶滅危惧種ではありましたが、電車と電気機関車の中間的存在としての意義は今後も発揮し、活躍の場が続くことでしょう。
さて。既存の電動貨車が元気な私鉄もあり、京浜急行もその一つです。
1988年製造のデト11・12の2両編成が週に二度、定期的に神奈川新町−金沢文庫−久里浜と資材輸送を行ってる由。程よいレア感のゆえか「幸せの黄色い電車」ともいわれているのだとか。
他に救援車のデト15・16 及び デト17・18の2両x2があります。
(こちらは用途上、めったに稼働しませんが……)

黄色い車体に赤帯。先代のデト30から引き継がれたもの。
前面はエッジの立った折妻ですが、これを0.25ポッチずらしで表現しています。
前面窓は2x2窓などではなくて飛行機窓の側面を使い、ベストな形状・寸法にする手法です。ガラス入れられませんが、この形状はいい雰囲気。

2両編成。PU機器は短い車体内におさめてしまってます。無蓋電動貨車の自走も可能にしてしまうのですね。
パンタグラフはワンアームに換装後の、今の姿です。
車体幅は5udon様の標準で6幅+2プレート分です。
さて、6幅プラス2プレートという寸法ゆえ前面の両端で赤帯が切れています。ただ、全く気になりません。寧ろ、幅広感がこの車両の顔らしく。

荷台部分はテクニックブロックに、ジャンパプレートをはめ込み、ジャンパプレートの裏面を煽り戸のディテールとして利用しています。なかなか好ましい形状でしょう。煽り戸が分厚くなるというデメリットはあります。

手すりや作業灯に精細感ありますね。

作業灯アップ。荷台は程よくツルツル。
車体部分、窓は位置や形状も良い解釈に思います。

新町、或いは文庫での日常。通常の電車との並びです。

1000形と2100形にならんで。

お家で「京急ファミリー鉄道フェスタ」ですね。
次回こそは電動貨車も並んでほしいものです。

既存の電車と寸法・スケールが揃うのは嬉しいことです。

デト11形は2連1本なので同型車の並びは無いですが、こうしてみると片方がデト17-18かデト15-16……に見えなくもなく。
あちらは救援資材箱を荷台に載せているのが楽しい姿ですよね。