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さて。お供の三重交通の客車も2両造ってます。思いっきり古いやつと思いっきり新しいやつ。
(新しいと言っても1960年代基準ですよ)

先ずは古いの。サニ421形。1914年製の北勢鉄道の客車が松坂線に転じたもの。
木造ダブルルーフ。そして優雅な弧を描いた妻面を持つ古典客車でした。1964年に廃線により廃車。
北勢線に残った車も居た由ですが。こちらも1964年までに全廃ですが。

荷物室持つ客車です。ドア間の窓は7個を4個に縮めてます。
ちっちゃいけどボギー車。いっちょ前の格好してるんですよね。
その分、制作も手間取りパーツ消費も大きく頭抱えましたけど(笑)。1x1ブロック並べることでの木造表現行ってます。
台車はアーチバー。床下のトラス棒も忘れずに。

優雅な妻面。丸みが出せました。
足回りと車体のバランスも(アンバランスも)良好です。この危うさがナローの味。

新しい方はサ361形です。
1954年に三重交通三重線(→湯の山線)に導入された付随車(客車?)。
当時の電車らしく丸っこい車体にHゴムのバス窓という姿です。でもシルヘッダはのこるという暫定的な。
ナニワ工機製ですが、ほんとあの時代のあのメーカーの電車に似てたんですよ。
さて、付随車ながら乗務員扉がありました。将来の制御車(ク)改造を見込んだものだったそうです。
三重線の改軌後は北勢線および内部・八王子線に転属し。近鉄時代を経て2020年現在、製造された8両中の7両が健在という。大きく姿こそ変わって、また制御車になったり完全な中間車になったり……ですけども。

Hゴム窓の表現はとりあえず断念。でもリベンジ計画中です。
まぁ、あのツルツル感が表現できてればいいかなと(笑)。
台車は(あの時代なりの)新型台車です。

妻面は2枚窓なんですが、やや無理あり。素直に2x2の窓並べときゃよかったかしら(笑)。

北勢線であり得たんかしら? デ61形(62号)に引かれるアンバランスな姿。古い機関車と新しい客車ですね。

そして、もっと古い客車。楽しい軽便世界。
つるつる張り上げ屋根とダブルルーフの好対照です。

こんな不揃い編成。でも不揃いだから絵になるんですよ! 色も揃ってます。
伝統は衰えず。
今の北勢線や内部・八王子線も新旧混結の上で、色は揃えた電車が走ってるんですよねぇ。

話を1960年代前半に戻しましょう。
三重交通時代のツートンカラーは趣味の良いものでした。他にも志摩線(1067mm軌間)の電車や神都線の路面電車もこの色でした。尤も、濃緑とクリームのツートンカラーは奈良電鉄他 関西私鉄では数社でみられたものでしたけども。
今も、三岐の200形連接車がこのツートンカラーに復元されておりますよね。半ば名物になっていますが。
さて、こうなると次に狙うべき題材は……(笑)。過去に6幅で造ろうとした題材のリベンジいなりましょう。
尤も、通常のボギー電車群にも惹かれているのですけどね。四角いの丸いの色々いましたから。