ナローゲージの蒸機作品。どんどん増えています。
拙作がコッペル。独逸(といっても日本で一番メジャーだった軽便蒸機)。
さくりん様が協三。日本製。今でも新車が買える筈です?
この世界の先達、wing様(べこねん様)が英国ナローの世界。
「きしゃの絵本」シリーズでお馴染みですよね。
そして。薬師山様はアメリカンスタイル。ポーターのサドルタンク機を造ってこられました。実に可愛らしい「亀の子」。

日本にもそこそこの両数がいた、あの機関車です。
アメロコは耐久性に劣ることが多かったようで現存個体はそれほど多くはないのですが。但し、模型などでもお馴染み。
大きめのキャブ。
細い缶胴
その上の跨り……サドルタンク。ユーモラスで可愛らしい造形。
サイズの極限感はナロー蒸機の共有であります(笑)。
全長13ポッチ。そして5幅です。プロポーションは最高。そしておそらく魔改造など無しの純正状態ですよ!
機関車にはモーターのみ搭載。PF機器は有蓋車への搭載です。
重心問題が起こりがちな蒸気機関車ですが、サドルタンク内にがっちり2x2x6のウエイトブロックを搭載しちゃってます。牽引力まで期待できそうですね。
丸棒のロッド。取り付け方法に無理がなくて良い感じ。真似したいところです。

ディテールも堪りません。
先が膨らんだ煙突(森林鉄道用ですかね?)
アメリカンな、鐘。
大仰なヘッドライト。
そして木製のエンドビーム。

真っ黒ではなく。しかしリアルを損ねない程度の「色気」も良い味なのです。
屋根は鉄板張りで、錆止めなのかなぁとか想像膨らませます。
相方の有蓋車は4幅+プレート2枚分という寸法です。5幅未満!なのですね。
車体側面を1x8タイル。縦目張りのかなり古風なタイプです。
屋根も真っ黒でなく、灰色にしているのが程よいバランス。
日本型なら真っ黒、って偏見は一度解いたほうがいいのかも……です(自戒ですよ)

足回りは拙作のコッペルに準じ、そしてさくりん様の協三と同じ作りです。動輪間のギアは古いタイプのベベルギアでギアの魔改造避けています。
(拙作では躊躇なく現行ベベルギアの裏面突起を削っちゃいましたけど)


有蓋車の中身です。PF機器の魔改造は避けておられますね。
ケーブルの長さがじゃまになるのですが、それは下半部に押し込み。
電池は上方に横向けに入れているようです。
ギリギリの薄板構造で、小さくしています。
実は走行テストが未だ……なのだそうですが(笑)、肝心の動力系は定番構造ですのできっちり走ることでありましょう(たぶん)。
ウエイトの分 牽引力は期待できますので、ボギー客車とか運材台車牽いて走る姿を楽しみに待ちたいものです。