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2020年06月02日

【作品紹介】MIZUKI様のEF55形電気機関車。不可能を可能に!

「不可能を可能に」というのは自分なりの、よく使ってしまう作品への賛辞です。

 しかしEF55は一般の鉄道模型もそうですが、難度が恐ろしく高い。
 人気の割に敬遠される題材であるのはいうまでもありません。

 難度上げる要因。

 カバーされた先輪の可動。どうすりゃいいのか。
 前頭部の造形はともかく、サイドの曲線3本に前頭部のV形のライン、どうしろと?

 でも、そこを「割り切り、綺麗にしあげて」来られたらどうでしょうか。


 今年の2月半ばに上がってきたMIZUKI様の作品です。

 サイドの曲線3本、そして前面のVライン。シールでの割り切りは大正解。
 いや、きちんとパーツで組まないと……という考えは当然尊重されて然りでしょう。でも拘り悩んで答えを先送りするなら、先に形にしたものの、勝ちです。
(無論、巻き返しのチャンスは有るのですよ!)

 自作シールの不文律?
「レゴ社の製品がシール使っちまいそうなところはシールでも許容される」
 も守られてるのですね。

 そして、流線型の造形は完璧です。
 前頭形状は66度のスロープ横組にカーブスロープの複合です。サイドの曲線を何らかのパーツ表現しようとしたら、この造形が犠牲になる虞れもあるわけですからね。

 前面窓周りの斜め取り付けと隙間埋めもまた巧く、です。


 サイドビュウ。シール使っているのは曲線部分のみで、他は白のプレートによるライン表現です。ここは灰色か白か悩むところでありますが、銀色表現として白もありでしょう。華やかさが増します。

 側窓とルーバーは無理のない順組ですが、バランスは最良のものでありましょう。運転台ドアの表現があるとちょっと嬉しいかも……ですが、蛇足よりは省略するのも手であります。

 側スカートは割愛というか、旧型電機では有効な車体の裾上げを(例えば拙作のEF58やEf57では2プレート裾上げしてます)割愛してしまえば十分にそれらしく見えるんですね。

 屋上機器、ここをカーブスロープでまろやかに仕上げてるのは注目されましょう。


 バックビュウ。独特の平妻です。実物の微妙な丸みは割愛されていますがこれも気になりません。それよりは手すりやステップの表現が嬉しいです。
 こっちを前に列車曳かせるのも時代によってはありです。


 前頭部の角度が綺麗。尾灯(標識灯)は敢えて赤表現ですが、透明赤とは違う雰囲気出せるものです。屋上の平坦処理は美しい。


 この機関車の美しい角度です。


 サイドビュウもう一度。

 現状で動力は考慮されていません。但し、何らかの方法での動力化は平易なのは読み取れましょう。

 車内がスカスカに見えるのは惜しいですね。ディスプレイモデルならサンドグリーンのブロックで車内を埋めると機関車らしく見えます。無論、PFやPUで可動化されるのなら、そっちで埋まってしまうのでしょうけども。

 先輪と従輪は軸穴車輪で差別化しています。


 カーブ通過。

 ここで種明かししてしまうと、先輪は飾りです。走行時は取り外す必要があるとのこと。

 でも、その大胆な割り切りがあるからこそこの題材が実現し、走行が可能になるのですよ! 鉄道玩具・鉄道模型として何が大事か。走ってなんぼ、完成してなんぼです。そのうえ、この美しさ。

 さて。それでも少しだけツッコミさせていただきますと。
 台車のセンターピン位置は前後台車とも外寄りにしたほうが良さそうです。カーブでのオーバーハングのでっぱりを減らせるはずですから。


 同じくmizuki様の流線型蒸気機関車と。世界観が揃いますね。
 架空国家に乗り入れたJGR(JNR)といった風情です。


 MIZUKI様の水辺ジオラマの上で。

 このフルサイズのF級電機にはやや小さく見えつつ。しかし、東海道は浜名湖を渡る姿に見えるのは私だけではありますまい。

 なお、本線の電化区間の場合は、架線は直線状のほうがリアルです。


 前頭部の連結器カバーを使用した形状にもできます。

 完全閉鎖は登場当時の全盛期のイメージでありますね。
 レゴ的に、4幅分空けていると戦後……1950年代くらいのイメージ。
 2幅分のみ最低限の開口部になると、1986年以降動態保存機の雰囲気になり、そのへんの使い分けは面白そうです。


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 EF55形電気機関車は、1936年に3両のみが製造された流線型の電気機関車。
 両運転台にするか片運転台にするか議論の末で後者になったそうですが、この地点で運用の為難さは運命付けられておりました。転車台での転向が必要だったのです。

 戦後、1950年代には反対側の運転台も或る程度整備され、本線走行に耐えるようになったとはされておりますが、然しそっち側先頭の列車写真も見かけませんので、律儀に方向転換続けてた可能性が高そうです

 1952年には東海道線を追われ高崎線に転属。そして1964年までに3両とも廃車されてしまうのです。同世代のEF53やEF56は重用され、より古いEF52だってより後世まで使われたのに廃車が早かったのはやはり不便さのゆえ。

 1号機のみは教習用として解体は逃れました。

 さて。国鉄の末期に機関区の公開イベントが増え、高崎にあったEF55 1も引っ張り出されるようになります。最初は塗装などのお化粧直しに留まっていたのが、展示のたびに人気者になり、ついには動態復元が実現してしまいました。国鉄末期という特殊な時期だからこその快挙でもあったのでしょう。

 1986年に本線復帰。そしてJR東日本に継承。2000年ころまでは高崎線などで登板も多かったのです。しかし流石に老化も著しく2009年には再度廃車。静態保存機になり今に至っています。
 

 列車曳かせるなら。
 戦前設定なら特急「燕」「富士」「櫻」の東京〜沼津間でしょう。当時の華やかな客車が似合いそうです。
 戦後だともう少し格が落ちます。上野〜高崎間の急行か普通。やや地味な感じ。なお、SGは搭載してませんから冬は暖房車が必要になります。

 1986年以降なら。主に組合わされたのは12系や14系。あとは同じく高崎の動態保存の茶色の旧型客車(スハ43他)ですね。何らかのジョイフルトレインもJR東の編成なら組み合わせ有りえます。

 活躍した時期がブランクはさみつつ長いので、自然にどんな列車でも似合ってしまうのですね。

 実物はもう本線走行は無理なのでしょうけども、でもこのMIZUKI様作品の出番は正にこれからです。
 また、「不可能が可能になった」わけですから、新たなEF55のモデルが生まれることに期待したいと思うのです。もちろん、関山も手掛けてみたくなりましたよ!
 
posted by 関山 at 22:58| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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