
如何にもソ連・東欧系のリブの入ったやや古めの?寝台車です。車両限界的には西側諸国に直通しうるタイプですね。ロシア鉄道の歴代UIC形(西側直通車)にもちょっと似てます。
高い屋根なのは、3段寝台で3人個室の設定だからでしょうか? ワゴンリにルーツ持つ古典的な寝台車の様式ではありますが、近年は減ってるようです。2等寝台として考えると2段寝台4人部屋の方が快適性では上ですから。
特徴的なのはカラーリング。何時頃のものか分かりませんが、黄色と青のボカシ塗装に北斗星の飾り。これはなかなか素敵な車です。よくぞ目をつけた!

客車の造形としては、全長32ポッチ。製品的な雰囲気の客車はyonetaka様・mazta-k様の規格に合っておりますね。窓は建築用の角窓ですが、この客車の雰囲気にベストマッチでありましょう。トレイン窓の丸みも時に邪魔になります(笑)。大きめの窓はミニフィグがよく見えて楽しいんですよね。
高い屋根は試行錯誤あったようですが、下半分をカーブスロープで美しく仕上げてこられました。

肝心の塗り分けですが、北斗星の星部分を1x1プレート側面で再現し、繋いでる線を自作シールでの表現です。他にロゴマークもシール表現ですが何時もながら違和感ない仕上げで見事ですね。恐れちゃいけない自作シールです。yonetaka様のは「製品」的な節度が魅力なのですよ!

高めの屋根の上半部はポチスロと33度屋根スロープ頂点部での表現です。
車端部も魅力であります。

簡素ながら寝台車としてのインテリアあり! 仕切りは外からも目立つはずです。レゴの有るべき遊び方……を思い出させてくれるではありませんか。
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変わってmazta-k様のドイツ客車久々の増備。

やはり、製品的雰囲気を守ったドイツの1等座席車。TEEからの伝統を守った小窓が並ぶタイプの客車は編成中で品よく気品あり。ナロ20辺りの雰囲気にも通じるものがありますよね。小窓はパネルの上に上辺足したもの。無理なく雰囲気を出しています。

既存作と。違和感がほぼありません。高価な白トレイン窓を避けて増備できるのもメリットでありましょうか。1等車のほうがローコストですけども。
なお、先の写真に対して小改修版です。車高を1プレート下げて既存作に揃える。
それにしても、夜行列車にこうした「ロザ」(1等座席)が入ってると嬉しくなっちゃいますよね。いやユーレイルパスで乗り倒すような場合の話ですが(笑)。

簡素ながらインテリアあり。簡素でも、やはり欲しくなるものです。
(毎回手を抜く自分への反省込めて……)
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さて。yonetaka様の作品に戻って。先の寝台車の制作中版です。
屋根は66度スロープも検討された模様。完成版のほうがやはり良い感じ。

北斗星が南斗六星?になってるのは、このときからのアレンジですね。

極めて初期のバージョン。線部分もパーツ表現されようとしてたとか。
いや、シール表現は正義ですよ! 適材適所であります。

次回プロジェクトという、瑞西国鉄の簡易寝台車とか。なかなかビビットな塗り分けでこれも完成が楽しみです。

解像度荒いですが実物。ストライプが鮮烈ながら、でも落ち着きある欧州の客車! 編成中で程よく目立ってくれそうな感じですね。
欧州系客車は割と自由に編成できるのもメリットです。
(無論、厳密に実物再現編成もできますよ!)
1両持っていれば、mazta-k氏やyonetaka氏の世界観に入り込めちゃうんです。6幅で全長32って規格さえ?守れば、国籍や時代混ぜて、割と何でもあり?
(流石に長距離用と近郊用の混結はないですけども)
皆様も、先ずは1両造ってみませんか。