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2020年01月06日

【作品紹介】il様のDE15形除雪ディーゼル機関車 美しいプロポーション。そして……フル装備?

 思えば、DE10系列のディーゼル機関車の作品は多いです。
 実際、汎用機万能機として日本で最も多く製造された系列でもあります。入換にローカル線から、急行や特急旅客牽引まで。

 但し、そのスタイリングは意外とデリケート。ボンネットの幅に、上すぼまりのキャブ形状。……真面目に突き詰めると難度は跳ね上がる。奥の深い機関車なのでしょうね。


 一つの答えかもしれません。
 IL様の作品、DE10ではなくて、除雪用のDE15です。でも本体部分を見てまいりましょう。8幅車体に対して6幅のボンネットは「太すぎ?」と思ってしまいますが、キャブ部分の絞り込み形状が良いので、違和感がなく寧ろ適切寸法な。また、特に効果を上げてるのはボンネットとキャブの間の微妙な「くびれ」も表現していることでしょう。これがあるかないかでDE10系列のイメージは大きく変わります。6幅では難しくとも、ラージスケールならば必須かもしれません。

 キャブの形状も美しく。
 8幅車体に対して、キャブ上部を7幅に絞り込んだ形状です。実物の寸法比もこんな感じなんでありますよね。ここもラージモデルの必然であります。いや6幅で5幅に絞るとか、7幅で6幅に絞るという可能性も模索されてほしいのです。

 キャブそのものが機関車全体に対する大きさもベストなものでしょう。
 ここは1ポッチ、1プレートの差異で印象が激変するデリケートな部分です。

 ボンネットのディテールは寧ろ控えめですが全体のバランスが良いので適度に思えます。手すりというディーゼル機関車の意外と目立つ部分は押さえておりますね。前部手すりの処理はなるほどと。
 ボンネット前端の角度つけも好ましく。そしてDE15ならではのラッセルヘッド結合部のディテールもまた楽しいのです」。

 なお、動力系は不詳ですが、推進軸駆動でしょうか? 凸型車体への実装は困難が予想されます。


「DE15は台枠のみで車体重量を支持する構造を採用。 レゴは圧縮に強いので、上部のプレートで圧縮応力を負担。
プレートはポッチに対して上下方向には撓みやすいが、左右方向には撓みにくいことを利用して、横に向けて取り付けた下部のプレートで引張応力を負担。」
 コンセプトでありましょうか。
 複合構造で強度を出しているようです。強度はラージモデルでは忘れてはならない重要な問題です。


 そして、DE15ならではのフル装備。未だLDD、将来計画のようでありますが。

 ラッセルヘッドの作りが勇ましい。そして妙な可愛らしさ。
 小ぶりな車体のユーモラスさ、回転機能を有したという更に小ぶりな足回りとのバランスが絶妙であります。

 こちらはディテールを「盛ってる、誇張してる」方向ゆえ、機関車本体とのメリハリも明瞭でありますね。


 補助ライトのカバーは、消防士のヘルメット……?
 意外と目立つ連結部の表現もあります。そして、ウイングは可動式。

 白い基礎板・白いプレートで固めたジオラマで走らせてみたいものです。
 あるいは、実物の雪景色の中を。


 真正面より。1幅+6幅+1幅という解釈が緊張感を与えています。
 三角部分はプレートに対するタイル張り表現でしょうか。裾をウエッジプレートで処理してるのがスマート・スムーズですね。これ、他のラッセル車にも応用できそうです。

 
 現状のDE15単独でも魅力的な、そして学ぶべき点の多い作品です。
(自分のスケール、6とか7とかに落とし込んでみたいと思いませんか?)

 これがラッセルヘッド備えたら、正に鬼に金棒ならぬ雪かきスコップ?でありましょう。
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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