
「部屋を整理してたら新作の覚書を発掘。
自分は作品作りの際、必ず【ラフ絵→設計→(高い壁)→製作】の流れを踏んでいる。敢えて最初に資料を見ないで絵を描いて、自分の中の実物のイメージを取り出す。」
yamatai様が必ず?作成されるものだとか。
絵で形を表現。そこからコンセプトを詰められてく。
なお、実制作の前にLDDが入ります。限られたパーツ資源を有効に使う意味でLDDによる検討は意義があります。
絵が柔らかい。実物のようで、しかしレゴのパーツでも有るのですね。この感覚が自然なものであるのに羨望を禁じえませんが。
しかし。
自分もよく考えたら「あえて資料を見ずに自分のイメージ」固めてから制作に入ることあるのでした!
無論、こんなイラストに中間出力することは出来ず、とても人には晒せないような手書き図面的なものに落とし込んですが。そこからLDDなど介さずに実制作の試行錯誤に突っ込んじゃうんですよ(苦笑)。
なお、製作中にはあまり実物写真は観ません。
自分なりのイメージを脳内に固めておきます。その出力が作品なわけで!
あらかたが出来てから、改めて実物写真を観て修正とか入れるわけです。
yamatai様と関山のは相違点も共通点もありますが、大きな共通点は
「実物のイメージを、自分なりに再構築する」(のを重んじる)
「実物のリアルティには過度にとらわれない」
ことなのかもしれません。イメージ、大事。のような。

このアートの結実。より純度は高く!

また、コンセプトペーパーでは忘れがたいのが「上野駅」。
忘れさせるには勿体なすぎます!
これは2019年のJAM「上野駅」の計画が出てくる1年ほど前のものだったと思うのですが、これが念頭にあって、あの「上野駅」プランが実現したのでありました。
(壁画の再現とかよりパワーアップもしちまいましたが)
見上げるアングルは正にフィグ目線。
並ぶ車両も味があります。高架ホームの荷電、良いですよねぇ……。
車両がリアルに見えて、実はレゴトレインの表現文脈に則ってるのも面白い。
コンセプトペーパー……もとい、コンセプトアートの同人誌など、意外と需要も有るんじゃないかと思ったりするのです。それだけで苦しいならLDDもあれば最高でありましょう……!



実制作版は鱒寿司様と関山合作です。
元イメージあってこその上野駅でありました……!
画像はJAMレポ2019年3日目(上)より