何気なく「BigBenBricks」のHPを覗いたらXXLスポーク動輪が出てた!!
— K7A4 (@_K7A4) 2019年12月6日
Shuppiluliumas氏の3Dプリントスポーク&ボックスポック動輪に対抗したと思う。
利点はABSプラスチック出来ていることですが欠点は空転防止のためのゴム用の溝が無いのとスポークしか無い事でしょうか…https://t.co/NdagP8zzvs pic.twitter.com/H9u0z78e5h
そのBBBホイールはカスタム部品では、「老舗」です。
http://www.bigbenbricks.com/products/products.html
最初のオリジナルサイズ(現行 Lサイズ)は2004年のリリース。もう15年も前になるのですね。レゴ社純正の大動輪パーツに5年も先駆けていたのですよ。
そして、15年余。
スモールにミドル、XLとバリエーション増やしつつ、ずっと安定供給を続けてくださったことも感謝なのです。そう、安定供給は大事ですよこの上なく。

そこに待望の新製品です。
XLでもなお物足りないという文脈のための、XXLサイズの動輪です。
お値段はお高いかと思いきや、据え置きの1個3ドル(8個セットは8ドル)。無論3DプリントではなくてABSのインジェクション品。
色は定番の赤・黒・濃灰・灰。そして最近は他サイズでもリリースされている濃赤です。

並べた写真。ええと、XLが随分小さく見えるのですが(苦笑)。
L(オリジナルサイズ 純正と同じ)がミドルサイズのごとく(笑)。

アップ。XLとの比較。
恐らくですが。
欧米では日本以上にラージスケールへの志向が強く、それに合わせるとこのサイズが必要になるのでありましょうね。8幅フルスケールの大型蒸機モデルでは、XLでも短足に見えてしまうのは事実でしたから。
(余談ですが、TRIX-BRIXのレールもR104系の大カーブや大ポイントが売れ線でありますよね)
日本でも無論、ラージスケール傾向はあり。XXLサイズつかった8幅のC51やC53、或いはC55なんて題材が期待されるところですね。でもまぁスポーク動輪なのは、国際標準考えたら致し方ありますまい。日本以外ではスポーク動輪の方が当たり前であり続けたのですから。C59やC62では何処か割り切る必要がありましょう……。
で……。
6幅文脈だと流石にXXLは凄く使いにくそうです。
なので、個人的なサンプル取寄も未だ行っていません(苦笑)。
もし、6幅で使いうるとしたら。
バイエルン王立鉄道のS2/6とか。
ミルウォーキー鉄道のA形(ハイアワサの牽引機。最大にして最後の「アトランティック」)とか。
シティオブトゥルーロのような古典的な英国機あたりでしょうか。
英国ならシングルドライバー系もこの動輪が使えそうです。
要は動輪数が2軸か1軸の途轍もない高速機関車向けなのでありましょう?
とまぁ、6幅だと使える題材がかなり限られてしまいます。
故に、やはり「ラージスケール専用」と見るべきなのでしょう。ラージ派の皆様の製作が捗ること、そして、あっと言わせる作品が出てくることに期待しております。

もう一つ。情報が遅れてて恐縮ですが、ゴム巻きタイプのミドルホイールが供給されています(黒と赤のみ)。1個6ドルです。自分でゴムシール巻き等の空転対策してる向きには不要かもしれませんが……。

各サイズ(スモール・M・L・XL・XXL)のダークレッドバージョン。写真はXL。
ドイツ系の機関車をより渋い雰囲気で作る用。或いは、一部の英国機向けでしょうか(LMSとか)。選択の幅が増えたのは大変望ましいことであります!
最後に。BBBホイール各種はカンザンブリック扱いで輸入できます。
(商品代+国際送料10ドル 当方手数料12%+900円です)
お問い合わせ、お待ちしております!