うらぶれ鉱山(2018)の記事こちら
2018 ver1
2018 ver2

さて。
左端の謎車両を見て、思わずつぶやくは「弾丸列車」!
然し。
弾丸列車……は全く違う意味で、弾丸のように速いから弾丸列車なのです。
新幹線の前身になったあの計画に限らず、単に格別に速い列車の意味で1960年代までは使われていた言葉のようです。
で、この謎めいた流線型車両は何者でありましょうか?

仕様によっては、後方に武装は見えるので装甲車・軍用列車の類……?

しかし、前半は余りに非武装に過ぎます。装飾性の高い流線型に大きな窓。あまりにアンバランス。
民間からの徴用車に武装を施したものか?
軍事素人の誰かが造って、軍に寄進した装甲車モドキか?

アンバランスで或るがゆえに、それがミステリアスな魅力を放つ作品なのでした。余りに、捨てがたく。

造形は自由形車両として凄く魅力的なものです。
良い感じで黎明期のストリームライナーのデザインを取り込んでおりますね。ボンネットセンターの合わせも素敵ではありませんか。
武装よりは、特急列車の先頭が似合いそうなのです。戦時下かなにかで徴用されたとしたら悲しい話にもなりますが。

不思議な並びであります。
何かしらプロパガンダなポスターとかが似合うそうな雰囲気でしょうか。銃後の産業と前線の直結を訴えるような、扇情的とも言えるような。
然し、それが魅力的なものでないとは言い切れますまい?

平和な、しかして昏い平和な世界の姿でありましょうか?
武装のない、特急の牽引機関車のような姿です。動力は黎明期の内燃機関であるか、はたまた蒸気タービンでしょうか? 試作機としての悲哀も漂わせるのです。

バックビュウ。両運転台の様です。

2018年の作品で既に解体済とは思われますが、この雰囲気の「リメイク」にも期待しております。
最後に、アドバイスというか余計なことを申せば。
◆武装は諦め、機関車に徹する。
◆この種の機関車は片運転台のほうがリアルです。
◆前頭部の造形はこのままが良いです。
◆カラーリングは灰色系のほうが妖しげ……。
◆揃いの客車なども欲しくなるのですね。
<未完。うらぶれ鉱山 2019年版に続きます>


