
<ぽん太様撮影>
Tamotu様のところのビルコン「ダータコランナー」向けに制作したものです。
投票開始の記事「ダータコランナー4幅車ビルコン全エントリーカー 投票お願いします!」
http://4widelegocars.blog.fc2.com/blog-entry-1283.html
結果発表の記事「ダータコランナー4幅車ビルコンのウィナー決定!」
http://4widelegocars.blog.fc2.com/blog-entry-1291.html
レギュレーションは、ダークターコイズの部品を使うこと。
この色は20年ほど前に部分的に使われたのみで、15年ほど前からほぼ使われていないものでした。使いにくい特殊部品などでなにかに使えるって状況では無かったのですが。
然し、近年のレゴのカラーパレットの爆発的増加によって2018年頃から復活。そして1幅のプレートやブロックなども豊富に供給されるようになってきたものです。
この色。ビビットな印象も有る一方で、アズール系(ミディアムアズール・ダークアズール)同様、
「昔の彩度が低かった時代の塗料」
の感じにも見えるのですね。
なので、昔のバスやタクシーと云った題材にも使えると踏みました。

バージョン1……というよりは形1?
締切直前に上がった状態です。
設計など無く(いつものことです)幾らか取り寄せたダークターコイズのパーツを張り合わせて手探りでバスを構成。ブロックを買ってなかったので(笑)、タイルで車体を構成します。タイルが足りないところはプレートで、ちょうどリベット表現に。
ボンネットバスとしては特定のタイプはなく、レゴで作りやすい形……です。
時代考証的には1930年代というにはやや新しく、1950年代にはしてはやや古く見える感じ。ちょうど1940年代のイメージにしました。戦争を挟んではおりますけど、流線形が当たり前のものになった時代でありますね。最後の華やかな時代か、はたまた復興の中か。どちらとも取れる雰囲気に。
一般の路線バスと言うよりは、やや豪華な観光バスを意識しています。

応募直後に小改良。形2。
ボンネットの上面をカーブに丸やかに。
前照灯をフェンダー端から独立型でよりレトロに。
バンパーの先端も尖らせて、流線形の一部にしています。
2x4のタイルも見つかったので、側面もややスマートに。
テールがかなり不格好だったので完全作り直ししました。


<ぽん太様撮影>
テールビュウ。小さな窓は昔の流線型らしく。
カブスロ多用で今どきのレゴは嘘のようにきれいなラインが出せるものです。1x2や2x2のカブスロは確実にビルドを変えてしまいましたよね。
戦前の業務用車ならナンバーは黄色……だと思うのですが、オレンジで代用。エクソフォース用の文字入タイルです


<ぽん太様撮影>
サイドビュウ。
側帯は濃赤の上にグリルタイルを貼って、二重帯の中に色が入ってる状態の再現にしています。わかりにくいですが。
側窓はバス窓以前の大きめの開閉窓。古き良き時代。

前よりから
前面窓は無理して角度は付けず平面的処理でも立体感を。
フロントグリルは頑張って微妙な傾斜を付けました。
ボンネットは一度膨らんで縮小して、また車体の膨らみがあるという形状です。
前部フェンダーは普通に丸形にするつもりが、たまたまパーツを乙形状に付けたらよい感じだったので採用。フェンダーからボディへのラインが流動感を帯びました。

堂々のアングル。
昔のバスのナロートレッド、かなり意識して再現しています。

裏面。車体前部は2幅に肉付け。車体後部は3幅に肉付けで構成です。
車体幅はジャスト5幅になっています。

内部。インテリアは作ってます。運転手の他 定員3名でバスとしての体裁あります(笑)。

<ぽん太様撮影>
さて……。
ビルドコンテストこそ破れましたが、気に入った一台です。
バリエーション展開して、夢見てたレトロなバスワールドを広げてゆきたいものですね。
あと自由形として特定の事業者やメーカーに寄らないのも、悪くないものです。

<ぽん太様撮影>
ちょっぴり、レーシー? 撮影者のご趣味が顕れるかのようなアングル。
……ぽん太様、撮影及び写真使用許可ありがとうございました。