24系としては最後の製造車になります。寝台車・ラウンジ車・食堂車の各車1両づつ。
当初は博覧会の展示物として製造され、モックアップ程度のつもりであったのが、実際の車両新造になってしまったのが如何にもなあの時代。同年にはトワイライトエクスプレスも運行開始、さらにその前年にはオリエント急行の来日も有り、華やかな時代ではあったのです。
展示後は1990年ころから本線運行開始。
一般のB寝台も併結した「夢空間北斗星」が半レギュラーでありましたね。バスタブのあるA個室寝台は当時の最高級寝台車でしたが、寝台料金がツイン6万円であったのは、まだ庶民的良心的な設定であったと見るべきでしょうか。
2008年に退役し、食堂車・ラウンジ車の2両と、寝台車の1両がそれぞれ保存されています。
夢空間自体は試作車に終わってしまいましたが、その試みが結実した量産車が「カシオペア」と思えば、無念の車ではなかったでしょう。、
レゴでの作品は、それこそレゴトレインの黎明期2002年ころにawazo氏が制作されています。それ以降音沙汰なかったのですが。

隼様が6幅フルスケールで再挑戦です。
思えば17年ぶりです。この世界も歴史語れるようになってきましたね。
左から。オシ25 901。食堂車
オハフ25 901。ラウンジ車
オロネ25 901。A寝台車。
塗装の再現度が昔とは大きく違い、金帯部分はダークタンでの表現になリます。
食堂車の端面も、大きく丸みを強調したものとなっています。

反対サイド。寝台車とラウンジ車の側窓は横組です。ここは隼様の24系・14系客車と揃う所です。
オロネ25 901の窓周り。縁形の塗り分け再現が凝っています。屋上にはBS受信アンテナも。当時では数少ない、テレビ受信機のある車両だったのです。
(他は京阪電車と、御料車くらいじゃなかったでしょうか?)

製作中画像です。
オハフ25 901の凝った塗り分けが綺麗ですね。
楕円窓はポチスロ詰込による表現です。これでびっしり詰まるのですよ。今は半ば定番になってきましたけども。

3両揃いで。3両で色違いでしたが、実物大の色見本として次世代寝台客車のイメージを探ってた……のでありましょうか?
食堂車は通路側です。小窓が並んだ通路部が印象的でした。

「北斗星夢空間」本州内での編成イメージして。EF81のカシオペアカラーとの組み合わせ。

道内編成イメージ。青で揃う編成に夢空間は、如何にもな特別車両という感じで程よく目立っておりましたね。揃わない編成も様になってたのでした。

DD51の道内での活躍も既に昔話です。


関連して、カニ24 500も整備された由。
機器更新でグリルも一部埋められた末期の姿です。
24系25形ブルトレの電源車の基本であり、後に改良型の100番台も造られつつ、末期まで残ったのは0代とその改造の500代車でありましたね。3面折妻とヒゲ装飾帯がエキゾチックでありました。
側面には大きなJRマーク。


やや短いものの、レギュラーの北斗星イメージで。
金帯客車は派手かなと当初思ったものの、上手く定着してブルートレインのラストを飾ることできたのでした。

カシ釜もイレギュラーでしょうが、似合うものでしたね。
「北斗星」も昔話でありますが、各種編成を再現する楽しみはまさにこれから! 歴史という意味では面白さが生まれるように思うのです。20系であったり、旧型客車や木造客車に連なるような、歴史の。