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2019年09月22日

【作品紹介】独自スケール? 独自の機構? ながに様の満鉄パシナ(CAD)

 南満州鉄道の特急用流線型蒸機、パシナ(パシフィックの7番目の意味)は意外と作品が多いです。

 ただ、「あじあ」号の客車まで込の企画はまだ見たことがありません。
 その意味で、ながに様作品の実現は楽しみにしていたりです。期待込めてLDDながら紹介いたします。


 第一図。これが出てきたときは軽く驚愕しました。
 完成度、高いのです。


 前回企画版との比較です。
 右が前回版。9-10幅前提だったのです。

 左が今回版。ほぼ6幅と大幅にダウンサイジングされています。併せてポッチも殆どが隠されるようになり、凄くスマートスムーズに。

 チャームポイントにして流線型のデザインの一部でもあった、ランボードへ上がるステップの表現に横方向のハンドル付きブロック使っているのは共通しますね。これによって ながに様のパシナ、というアイデンティティが保たれてるのが凄いです。

 実物でもよく議論される(未だ正確な色味が特定できてない……)色味は、ミディアムブルーかダークアズールか? 後者のほうが最近はパーツの供給は良いです。
 ダークアズールは「戦前」の青ペンキの色に近く(例として大阪地下鉄100形復元車)、その意味でパシナに塗られていても自然かもと? 憶測ですけども。


 顔のアップです。
 否の付け所がなく。


 サイドビュウ。
 スマート!

 さて、ここで気が付かれた読者諸兄も多かろうと思いますが、スケールは独自?です。
 車高を一般の鉄道系作品より抑えることによって、フォルムを正確に魅せるという方向性のようです。実際、動輪は純正大動輪ながらより大きく見えますし。先輪も小径車輪使うことで相対的に動輪を大きく見せています(流線型との干渉を避けてもいます)

 賛否は割れるところかもしれません。
 他の車両と並べるとスケールが揃わないこと、ミニフィグをおいたときに大きなはずの大陸の機関車が寧ろ小柄に見えてしまうのはデメリットでもありましょう。迫力やマッチョ感も当然スポイルされてしまいますし。

 もし、自分が造ると仮定するなら。
 この設計元に、1ブロック分の車高上げを考えそうです。動輪はBBB-XLで。


 内部案。モータ横置き仕様。
 Mサイズ1モータでのエンジンドライブ前提です。なおテンダもモーター仕込める様になっていますが、エンジンドライブとの速度は合わないかもしれません。どちらかに絞った方がよいかもと。


 斜め前より。一番かっこよく見えるアングルですよね。


 客車合わせで。この客車の設計もまた秀逸なのです。

 高さが合わないので、客車の方を今後修正予定と聞いてますが、やはり機関車の方を車高上げされたほうが……。




 客車の色も解釈の幅有るようですが、通常緑の解釈です。
(レゴの濃緑、ちょっと濃すぎるんですよね……)

 展望車のデザイン再現が実に美しい!

 各客車の扉は実物通り扉横の凹みが再現されています。床下および台車のスカートも。
 展望車と食堂車の窓はパネル横組み、2等車の窓は2x2窓枠ですが。コスト及び見栄えの面で前者に統一されたほうが良いかなとは思いました。


 編成斜め上からです。



 編成サイドビュウ。客車は全長42ポッチで考えられているようで、窓配置の省略も最低限。いわゆる6幅フルスケール前提のようです。

 ここまででも十分に驚愕に値する、この企画なのですが……。さらに。


 動力系の改修版です。
 
 Mモータ2基をなんと斜め搭載。低めの車高の中にMモータ2機搭載でパワー稼ぐため……とのこと。
 2基搭載はともかく、モータの斜め配置は鉄道模型や鉄道玩具では稀に見られますよね(一例としてスーパーレールの動力車)。レゴトレインとしては特異な印象ですが。


 断面図。良い意味で最適化されてるのが分かります。
 もちろん強度面はまだ未知数ですし、テクニック系動力系は「組んでみないとわからない」のですけども。


 横置き1基案との比較です。


 複数案が検討されています。前意のモーターのシャフトが長いタイプ。








 分かりやすい概念図です。


 動力系のアップ。角度保持はコネクタです。


 この独創的にして整った外見のパシナ、いつか実現が楽しみですね。
(政治的に気になるなら、中国鉄道部仕様にするのもあり? 客車は「和平」号で……)

 最後に余談。
 満鉄機はパシナ以外のもろにアメリカンスタイルむき出しの大型機が長く好きになれなかったのですが、最近は抵抗感もかなり薄れました。
 南満州鉄道という世界観を造るのには、パシナとあじあ号以外も肝要なのかもしれません? なお、客車などはかなり魅力的です。

 「鉄道ファン」連載だった、「大陸の鉄輪」もネット閲覧サービス「鉄道ファン図書館」(月400円程度)でかなり記事が読めるようになってきました(各自検索のこと)。高額な資料に頼らずとも(満鉄関係の本は得てしてクソ高いのよねぇ。定価も古書価も)身近に感じられるのかもしれません。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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